2005.08.22 Monday
金本、幻のHR。フジテレビの一塁側からのカメラでは、ポールを横切るボールの姿が確認できた。小林塁審、お見事。岡田監督も謝ったそうだ(笑)。
濱中が二度目の先発起用。守備機会もなく、打っても良いところがなかった。そういえば最近濱中らしい打撃が見られない。
片岡が代打で三振。代打連続安打記録は6で止まる。3-0でリードの8回では、アドレナリンが足りなかったかな(笑)。
やはり今岡の体調は万全に程遠いらしい。手首に問題があり(だから言うなっちゅうに…)、この日打撃練習を休んだという。それでもこの日も先制は今岡の打点。素直に評価したい。
3回表、鳥谷は超ラッキーな「こすり」内野安打。シーツがクリーンヒットで繋いで、金本は追い込まれながら進塁打に等しい一ゴロ併殺崩れ。一死一三塁の好機で、今岡はライト前狙いのスイング。打ち損ねたが、結果はラッキーなポテン。チームの勢いでかすめ取った先制点だった。
先発の谷間。出てきたのは中2日前回KOの安藤だった。この日の安藤はスライダーが絶好調。ベルト付近の高さから、ワンバウンドになるくらい鋭く曲がり落ちていた。キレの良い直球も狙ったところに決まっていて楽に組み立てられた。さらにフォークやカーブも織り交ぜて、的を絞らせない矢野のリードも良かった。
らしかったのは初回の守備。青木の内野安打でいきなりプレッシャーのかかる場面。イヤな走者にイヤな打者。だが続く宮本をポンポンと追い込み、インサイドのシュートで3球三振。続く岩村へは、走者を警戒しすぎて0-3とするものの、外角低めへ直球を集め、遊併殺に切る。この遊ゴロは、普通ならセンターに抜けるコースへの強い当たりだったが、アウトローへの配球をもとに、鳥谷はあらかじめ二塁ベース寄りに守備位置を取っていた。安藤の制球の良さが生んだ併殺だった。
連投連投の日々から、2日の休みをもらって、JQKもパワー満タン(Jはちょっとやられたが)。6回から2イニングの藤川は6人でピシャリ4三振。各打者が、低めの直球を呆然と見送り、球のはるか下を空振りするのが楽しかった。なんか、当てられたのが悔しくなっちゃうような、ストライク取るたび「たあっ」と声が出てしまうような、三振取るたび「どぅわあ」と叫んでしまうような投球だった。計測Max155km/h。いや、あれは175km/hは出ていた(笑)。
実はかなり危なかった8回ウラのピンチ。先頭リグスの打球は、ウィリアムスのつま先に当たって高く跳ね上がる。カバーした関本がやや握り直して、丁寧に一塁送球するも俊足リグスが勝り内野安打。記録はそうでも、関本のエラーに近いプレーだった。続く城石は3球三振に仕留めるものの、好調小野に左中間を破られ二三塁、さらに代打畠山にはセンター前に弾き返され、1点失ってなお一死一三塁、打者青木となる。青木の足を考えれば、良いシナリオでも内野ゴロの間にもう1点失って、一塁に青木が残るという展開が想像される。鉄壁の楽勝ムードにヒビが入ると、一気に瓦解する恐れがある…。だが、結果は誰も予想できなかった二ゴロ併殺、球を捕った関本の前にいた一塁走者にタッチして、一塁送球というもの。まさにこれしかないという打球が飛んできたのも、チームの勢いと言うことだろうか。
この日スワローズの先発は藤井。6回表、すでに球数は100を越えている。次の回には打席が回る…この回でお役御免だ。防御率は2点台前半をキープ、セ1位。だが勝ち数は7勝と伸びない。今季各チームに目立つ「援護をもらえない投手」の一人だ。この日も5回までタイガース打線を1点に抑えていた。今日も勝ちがつかないのか…マウンド上で虚しい疲労を感じていただろう。
直球が甘くなったところを矢野に痛打され、一死一塁。打者は8番関本。藤井にとってこれほどイヤな打者はいないだろう。最近ではすっかりコンパクトなスイングで、どんなコースにも対応するようなおっつける打撃をこころがけているのがわかる。
初球、セーフティバントを試みる。わずかにファール。マウンドを駆け下りる藤井が大きく息をつく。不用意に内に行けば、レフト線を破る長打もあるし、かといって踏み込まれれば右方向に強い当たりも打てる。藤井-小野のバッテリーはたっぷり時間を使い、慎重に組み立てた。3球で2-1と追い込んだが、関本はここから粘る。手元まで引きつけて、右へのおっつけでファールを重ねる。ストレート、スライダー、チェンジアップ…上手く目先を変えているのに、関本は食らいついた。一瞬たりとも気を抜けないという緊張感が藤井を苦しめる。そして9球目、スライダーがやや甘く入った所を、関本は完璧にとらえた…だが、痛烈な打球は二塁城石の正面へ。慌てて一塁に戻る走者矢野。バッテリーはどんなにほっとしただろう。関本が打席に入り、凡退するまで7分間もかかった。
二死一塁。安藤の打順で代打スペンサー。藤井から2本HRを打っている「天敵」を岡田監督はあえて先発から外していた。藤井は、ほっとした気持ちをもう一度締め直し、丁寧に慎重に組み立てる。2-2から決め球のチェンジアップはうまく低めに沈めたが、難なく見切られ、2-3。もう一つ続けたチェンジアップが真ん中高めに浮く…スペンサーこの失投を見逃さずレフトスタンドに放り込む。気づけば藤井の127球目だった。
濱中が二度目の先発起用。守備機会もなく、打っても良いところがなかった。そういえば最近濱中らしい打撃が見られない。
片岡が代打で三振。代打連続安打記録は6で止まる。3-0でリードの8回では、アドレナリンが足りなかったかな(笑)。
やはり今岡の体調は万全に程遠いらしい。手首に問題があり(だから言うなっちゅうに…)、この日打撃練習を休んだという。それでもこの日も先制は今岡の打点。素直に評価したい。
3回表、鳥谷は超ラッキーな「こすり」内野安打。シーツがクリーンヒットで繋いで、金本は追い込まれながら進塁打に等しい一ゴロ併殺崩れ。一死一三塁の好機で、今岡はライト前狙いのスイング。打ち損ねたが、結果はラッキーなポテン。チームの勢いでかすめ取った先制点だった。
先発の谷間。出てきたのは中2日前回KOの安藤だった。この日の安藤はスライダーが絶好調。ベルト付近の高さから、ワンバウンドになるくらい鋭く曲がり落ちていた。キレの良い直球も狙ったところに決まっていて楽に組み立てられた。さらにフォークやカーブも織り交ぜて、的を絞らせない矢野のリードも良かった。
らしかったのは初回の守備。青木の内野安打でいきなりプレッシャーのかかる場面。イヤな走者にイヤな打者。だが続く宮本をポンポンと追い込み、インサイドのシュートで3球三振。続く岩村へは、走者を警戒しすぎて0-3とするものの、外角低めへ直球を集め、遊併殺に切る。この遊ゴロは、普通ならセンターに抜けるコースへの強い当たりだったが、アウトローへの配球をもとに、鳥谷はあらかじめ二塁ベース寄りに守備位置を取っていた。安藤の制球の良さが生んだ併殺だった。
連投連投の日々から、2日の休みをもらって、JQKもパワー満タン(Jはちょっとやられたが)。6回から2イニングの藤川は6人でピシャリ4三振。各打者が、低めの直球を呆然と見送り、球のはるか下を空振りするのが楽しかった。なんか、当てられたのが悔しくなっちゃうような、ストライク取るたび「たあっ」と声が出てしまうような、三振取るたび「どぅわあ」と叫んでしまうような投球だった。計測Max155km/h。いや、あれは175km/hは出ていた(笑)。
実はかなり危なかった8回ウラのピンチ。先頭リグスの打球は、ウィリアムスのつま先に当たって高く跳ね上がる。カバーした関本がやや握り直して、丁寧に一塁送球するも俊足リグスが勝り内野安打。記録はそうでも、関本のエラーに近いプレーだった。続く城石は3球三振に仕留めるものの、好調小野に左中間を破られ二三塁、さらに代打畠山にはセンター前に弾き返され、1点失ってなお一死一三塁、打者青木となる。青木の足を考えれば、良いシナリオでも内野ゴロの間にもう1点失って、一塁に青木が残るという展開が想像される。鉄壁の楽勝ムードにヒビが入ると、一気に瓦解する恐れがある…。だが、結果は誰も予想できなかった二ゴロ併殺、球を捕った関本の前にいた一塁走者にタッチして、一塁送球というもの。まさにこれしかないという打球が飛んできたのも、チームの勢いと言うことだろうか。
この日スワローズの先発は藤井。6回表、すでに球数は100を越えている。次の回には打席が回る…この回でお役御免だ。防御率は2点台前半をキープ、セ1位。だが勝ち数は7勝と伸びない。今季各チームに目立つ「援護をもらえない投手」の一人だ。この日も5回までタイガース打線を1点に抑えていた。今日も勝ちがつかないのか…マウンド上で虚しい疲労を感じていただろう。
直球が甘くなったところを矢野に痛打され、一死一塁。打者は8番関本。藤井にとってこれほどイヤな打者はいないだろう。最近ではすっかりコンパクトなスイングで、どんなコースにも対応するようなおっつける打撃をこころがけているのがわかる。
初球、セーフティバントを試みる。わずかにファール。マウンドを駆け下りる藤井が大きく息をつく。不用意に内に行けば、レフト線を破る長打もあるし、かといって踏み込まれれば右方向に強い当たりも打てる。藤井-小野のバッテリーはたっぷり時間を使い、慎重に組み立てた。3球で2-1と追い込んだが、関本はここから粘る。手元まで引きつけて、右へのおっつけでファールを重ねる。ストレート、スライダー、チェンジアップ…上手く目先を変えているのに、関本は食らいついた。一瞬たりとも気を抜けないという緊張感が藤井を苦しめる。そして9球目、スライダーがやや甘く入った所を、関本は完璧にとらえた…だが、痛烈な打球は二塁城石の正面へ。慌てて一塁に戻る走者矢野。バッテリーはどんなにほっとしただろう。関本が打席に入り、凡退するまで7分間もかかった。
二死一塁。安藤の打順で代打スペンサー。藤井から2本HRを打っている「天敵」を岡田監督はあえて先発から外していた。藤井は、ほっとした気持ちをもう一度締め直し、丁寧に慎重に組み立てる。2-2から決め球のチェンジアップはうまく低めに沈めたが、難なく見切られ、2-3。もう一つ続けたチェンジアップが真ん中高めに浮く…スペンサーこの失投を見逃さずレフトスタンドに放り込む。気づけば藤井の127球目だった。