自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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阪神・星野SD、将来性にホレた「15歳辻本はオレが育てる」
http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200411/19/base172895.html
阪神はドラフトで新人9人を選択した。社会人3人、大学生1人、高校生4人、15歳1人。現在の各ポジション別に手薄な年齢層をうまく埋めていると思う。それぞれの選手については、追って触れていくとして、全体的には「大満足!おなかいっぱい!」(笑)という感想だ。正直に言えば、私はアマチュア球界の知識がまったく無いので、それぞれの選手の能力については報道で知るものしかない。ただ、そんなものはどうだって良い。プロのスカウトをうならせたその素質を、自分の心がけでどう磨くか、伸ばすか、羽ばたくか、それが問題なのだ。今年選ばれた選手たちは、それぞれ応援をしたくなるようなストーリーを持っているのが良い!そして単純に若い選手が増えることそのものが嬉しい。

終わってみれば、ダルビッシュら他球団上位指名者をさしおいて、阪神8巡目・辻本賢人投手(15)が一気に話題の中心人物になった。初めに指名の可能性が伝えられた時、あまり良い印象を持たなかった。「争奪戦の低年齢化」なんてイヤだし、何より高校生の年齢には、それ相応の人生経験を積むことが人格形成に大切だと思った。おお、自分はなんて器の小さい人間なのだろう…他者を自分と同じ尺度でしか見られないなんて(笑)。
実際の辻本投手は、中1の年齢で単身アメリカ留学し、すでに大学受験資格を持つほど勉学優秀で、堂々と自分の考え方を人に話せる「大人」だった。そう、人間には個体差があるのだ。15歳でも18歳以上に身体が発達している人もいる。勉強も3〜4年分先に終わらせる能力のある人もいる。そして、私が40年近くかかって身につけてきたような人生の機微(知識や知恵や感覚や哲学や…)など、15年で十分体得する能力を持った人がいたって何も不思議ではない。
最年少・辻本投手の加入は、すでに桧山がお手本宣言をしているように、チームになにがしかの化学反応をもたらすかも知れない。「釜の底」に強烈な個性が加わることで、停滞気味のまん中が活性化し、意外な底上げ効果があるかも知れない。
なるほど星野SDを初め、関係者がどうしても他球団には渡せないと思う選手だ。まず今日のところは、自分の不明を恥じるしかない。そして辻本投手には人間として大いなる関心を持たざるを得ない。マスコミに踊らされている訳じゃなく、いや踊らされたってかまいやしない、いや、すすんで踊る!(笑)

Posted by torao at 08:01 | comments(6)
[退団者]辻本賢人
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