自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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さらば 今岡誠
 べつになんということはないんだけど、「今シーズン」のプロ野球関連ニュースをまだなんとなく遠ざけておきたい私だった。
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Posted by torao at 10:26 | comments(11)
[退団者]今岡誠
じわじわ来たね
 クラシカルなデザインに身を包んだ両チーム。ライオンズもタイガースもこれで借金5。去年若手が勇躍した日本チャンピオンも苦しんでいるんだね。
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Posted by torao at 08:59 | comments(12)
[退団者]今岡誠
今岡のズレ
 イベントに参加した際の今岡のコメント。
「これまでと立場が違う。もうレギュラーを保証されてはいないから“実戦初戦はいつから行きます”とか言えないし、結果を出していかなければいけないと思っている」(スポニチ)
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Posted by torao at 10:18 | comments(9)
[退団者]今岡誠
偉かった!
<#1994>
王さん感動のフィナーレ、ライオンズ優勝寸前の足踏み&乱闘騒ぎ、G大連勝、セパ3位争い超白熱、そしてもちろんTG譲らぬ優勝争い…。
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Posted by torao at 08:02 | comments(9)
[退団者]今岡誠
一歩一歩
滑稽だな。新日本石油田沢投手問題(スポニチ)
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Posted by torao at 08:38 | comments(21)
[退団者]今岡誠
マコトノニコマドリ
そりゃいつだって勝ったら嬉しい。でもとりわけ今季は勝ちっぷりが良いというか、スッキリするような勝ち方が多いような気がする。
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Posted by torao at 08:54 | comments(28)
[退団者]今岡誠
ツキもなかった
一昔前の会話。「今日は阪神勝ったか?」「今日は負けた」「また負けたか。それにしても弱いな」「弱いな」
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Posted by torao at 08:50 | comments(27)
[退団者]今岡誠
08型今岡事始め
キャンプイン初日は今年もおだやかに、ゆるゆると過ぎ去ったようで何より。
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Posted by torao at 09:35 | comments(6)
[退団者]今岡誠
「信」「待」
世の中、星野ジャパンの北京チャレンジに関心が向かって…いるのかな?だんだん最近、野球好きである自分が世の中のどういうポジションにいるんだか、自信がなくなってきたんだよね(笑)。
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Posted by torao at 08:15 | comments(11)
[退団者]今岡誠
意味
小宮山と筒井が遠征に帯同しているという報道があったが、10/1は二人とも登録されず。練習パートナー?
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Posted by torao at 08:54 | comments(17)
[退団者]今岡誠
不細工試合でスッキリw
C−M戦ではTから移籍の喜田がライトで先発。プロ入り1号HRを打つ(サンスポ)
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Posted by torao at 08:47 | comments(6)
[退団者]今岡誠
普通
E期待のルーキー田中がホークス相手に完投で初勝利、立派なもんだ。
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Posted by torao at 08:42 | comments(12)
[退団者]今岡誠
意識高位安定
いよいよ公式戦が開幕!
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Posted by torao at 09:49 | comments(7)
[退団者]今岡誠
He'll be back!
G阿部新主将、よう言った。特に、「日曜鳴り物なし案」と、「試合前シートノックで魅せる」は大賛成だ。
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Posted by torao at 08:57 | comments(10)
[退団者]今岡誠
至福
一晩たっても興奮が冷めない。
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Posted by torao at 09:17 | comments(17)
[退団者]今岡誠
獅子の牙 虎の意地(後)
前編からの続き>
出す?出すの?出すよな、しょうがない(笑)。9回表、久保田登場。
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Posted by torao at 08:54 | comments(20)
[退団者]今岡誠
リラックスと言われても
雨、負け、雨。またもせっかく完売していた試合が流れる。振り替えの月曜はガララーガになりそうなので、みんな甲子園に行こう!
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Posted by torao at 08:35 | comments(5)
[退団者]今岡誠
タイガースが8人で守っている件について
まだまだ若いセ・リーグの現役審判員、上本孝一氏が急逝
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Posted by torao at 10:09 | comments(15)
[退団者]今岡誠
悩んだ末の笑顔
甲子園での交流戦で、各試合1万人に選手のフィギュアが当たるんだって!
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Posted by torao at 08:51 | comments(11)
[退団者]今岡誠
着火完了
金本、世界出ずっぱり男タイ記録達成。祝賀ムードが盛り上がってきた。
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Posted by torao at 08:55 | comments(10)
[退団者]今岡誠
ぼくらの夢をのせて
E田尾監督が解任される。田尾監督に成績不振の責任がないことは明確で、3年契約を(おそらく違約金を払って)破棄するに至ったからには、すでに相応の後任人事が進んでいるのだろう。野村元T監督の名が決定事項のように上がっているがどうなんだろう。こういう時、現場と経営を繋げる、亡き根本睦夫氏のような人物が必要なのだろうが、後継者はいないのかな。

M3。D負けない、いやG勝てない。悲願の甲子園胴上げのためには、D3試合、T2試合の計5試合のうち、3つが思い通りにならないといけない。Dの相手は3位浮上で意気上がるベイ。Tが試合のない9/27に一つ減っていると楽なのだが。さあ、いずれ今週のことだ。準備は良い?

前回ボコボコの杉山、この日も良くない。だが直球に力がないと見て、徹底的に変化球を低めに揃える方針。特に100km/h台のスローカーブを有効に使って、だましだまし回を重ねた。生きの良さを売り物にして欲しい投手で、本来まだ不要な投球術かもしれないが、肉体的にも精神的にも夏の疲れがどっと出始めるこの時期、「えいやあ」と行かずに、悪いなりに試合を作ることが出来たことは収穫として良いと思う。3回ウラ、二死満塁で4番新井と勝負、1−3としながらも最後は空振り三振を取った。春先なら、同じ場面、間違いなく押し出しになっていた。

4回ウラ、一死一二塁で倉の当たりはレフト前への低いライナー。金本前進して地上スレスレでキャッチ。すばやく二塁へ送球、ややそれたが、二塁藤本頭から突っ込んでグラブでベースタッチ、二塁走者戻りきれず併殺完成、あっという間にチェンジ!ではスローでもう一度…ワンバンしとるがな(笑)。飛び出した二塁走者にタッチアウト、同時にベースタッチで一塁走者フォースアウトなら併殺もつじつまが合うが…。その間、打球を見ていた三塁塁審はなんのジャッジもしていなかったらしい(笑)。

6回表、ヒットと四球二つで一死満塁の好機をもらう。ここでここまで好投のC先発大島に代わり横山。生きの良い球でグイグイ攻められ、スペンサー、矢野連続三振。流れは一気にカープへ。
6回ウラ、連打、捕逸、四球で杉山は一死満塁のピンチを招く。ここで当たっている7番森笠にタイムリー二塁打、杉山ついに先制を許す。2点取って、なお一死二三塁。次打者、倉の初球、矢野はスクイズを警戒してウェスト。冷静だ。だが2−2からの5球目、山本監督は忘れかけた頃、絶妙のスクイズを仕掛けた。ところがこれが「スライダーの引っかけ」でワンバウンドになるようなボール球、倉さすがに当てるのが精一杯で、スリーバント失敗、三振となってしまった。たぶんバントに行かなければ、捕逸になって三塁走者は生還していただろう。このあたり流れがあっちへ行ったり、こっちへ行ったりで面白かった。

直後7回表、またも一死満塁が今度はタイガースに。ここで代打桧山が強い当たりの1塁ゴロ、正面だったがバウンドが変わったらしく、新井止められず。記録はエラーだったが、微妙なところ。2−2の同点になって、なお一死一三塁。
金本が調子悪い。右膝、右肩の開きが早く、振りが鈍い。インローはきれいに当たるが、タイミングが早いのでファールになる。他は弱い打球しか行かない。今季の金本には珍しいプチスランプだ。ここも平凡な二塁ゴロ。前進守備の松本高併殺を狙いに行った!それは甘い。こういう時の金本は速いのだ。一塁セーフで逆転、3−2。回は終盤7回、TにはJQKがいる。若い松本高、バックホームだったな。

ところがそのウラ、ウィリアムスが大乱調。連打と四球でまたしても一死満塁を作ってしまう。だが前田を三振に切って二死。ここで藤川登場、気合十分、渾身の直球5つを放り込む。栗原は、かすることさえできず空振り三振。球児は今日も拳を握りながらマウンドでくるっと回った。矢野はガッツポーズだ。まだ7回なのに(笑)。

8回表も先頭スペンサーが「スペンサー的四球」で出塁、矢野の送りバントで好機を作るが後続なし。で8回ウラ、球児がそのままマウンドに向かう。当たり前なのかも知れない。しかし球児は前の回、矢野がガッツポーズをする程の投球をしたのだ。いくら頭でわかっていても、心と体はもう試合終了してしまったのだ。この一度完結してしまったものを、もう一度巻き直すという作業がどれほど難しいことか。森笠ヒット、倉の送りバントは好守備で二塁封殺。代打野村に技ありの二塁打で一死二三塁とされると、松本高への3球目フォークが抜けず暴投、矢野が弾いたボールを拾った藤川は慌てて本塁へ送球するが、これまた悪送球、なんと二塁走者まで生還して3−4と再逆転。もともとビハインドで杉山を降ろした展開、橋本の用意はできていたはず。自信を再構築中の藤川、7回ウラその藤川の「完結感」を見れば、たとえ今季例がなかったとしてもスイッチが定石。藤川の頭と心と体がバラバラになっていく様子を見るのは辛かった。

で、まあ負ける試合だったのだ、普通は。ところがそんな球児のしょんぼりした顔を見て、どうにかしてなぐさめてやりたいと考えていた選手がたくさんいたわけだ。なんて良いチームなんだ(泣)。そういえば泣きそうなエラーをして助けてもらったのは赤星だったっけ。9回表、抑えのベイル登場。先頭打者赤星は、フォアボールを取りに行った。インフィールドに打つ気など毛頭ない。打ったファール8本。13球目の直球が外れてついに一塁へ。今季何度もバントを失敗してきた鳥谷が、初球バントを決める。絶対打つというオーラを発した濱中がストレートの四球を取る。
一死一二塁。金本はなんとかしたかっただろう。今の調子から行けば、できれば一二塁間を抜ける当たりを打ちたい、ダメでも三塁に走者を置いて今岡に回したい。一塁ゴロ、二死一三塁。今岡頼む。金本の声が聞こえるようだ。
今岡は皆の願いを集めるような場面になると、冷静に集中していく。初球、2球目、ボールを見る目が鋭い。3球目直球を空振り。タイミングが遅れている。4球目直球、ファール、まだ遅い。だがもう次は合う。5球目直球、高めボール球、普通の人は空振りする高さ、今岡は軽く振った。久しぶりに今岡が軽く振るのを見たような気がする。打った瞬間わかった。また、今岡が「ぼくらの夢をのせた」ホームランを打ったと。私が横浜スタジアムで見た時と同じホームランだった。

Posted by torao at 08:48 | comments(15)
[退団者]今岡誠
100得点三人を生んだ二人
さあ、オランダで行われているIBAFワールドカップ、日本は予選1位で決勝トーナメントに進出だ!準々決勝の相手は韓国!3Aクラスを集めたデーブ・ジョンソン(元読売G)監督率いるアメリカにも勝っているし、期待出来るそ!…虚しい(苦笑)。各報道、もうちょっとちゃんと伝えても良さそうに思う。

いや、君んとこや君んとこは来なくても…とは言えないよな(笑)。日本シリーズ会議に「進出見込み」の8球団が出席。ああ、ドキドキして来た(笑)。

Dはナゴヤでベイ3連戦か。斎藤・三浦・門倉が相手。Aクラス入り、最優秀防御率、最多勝…ベイにはベイのモチベーションがある。♪おーお〜うお〜お横浜ベイスタ〜ズ(笑)。

岡田監督空港での囲み取材
「―― それにしても中日との差は一気に広がりましたね
『その逆もある、ということを忘れんようにせないかんな』」
そのとおり。イージーカム・イージーゴー。ゆるゆるの印象がある岡田監督のコメントがピリッとしてきた。

下柳は長崎に帯同せず。ローテは、井川、下柳、Sに福原、安藤、Dに杉山、井川、下柳で決まりのようだ。だが気になるのは天気。ここまで来たら、だーっと行ってしまいたい。

すでに越えている赤星、金本に続き、シーツも100得点まであと6だという。同一チームで3人以上が100得点越えするのは、プロ野球でも珍しく20年ぶり、そうタイガースが日本一になった時以来だそうだ。その時は1番真弓、3番バース、4番掛布が到達、奇しくも今回と同じ打順の3人だ。そして、ここに名は出ないが、そのために大きく貢献したのが5番岡田の活躍だった。いくら本人が否定しようとも、今季のチーム作りに、この20年前のチームが影響していたのは間違いない。おそらく打点王への道をひた走る今岡を、20年前の自身と重ね合わせて見ることも度々なのではないだろうか。
ドラフト1位で大きな期待を受けて入団し、その1年目、起用をめぐってすったもんだ。覇気がないなどと言われやすいのも似ている二人。相性の問題なのだろうが、今岡が野村監督に冷や飯を食わされている頃、当時の岡田二軍監督が「腐るな」と励まし続けたという。おそらく、同じように辛い目を見ていた自身への言葉でもあったのではないか。そこで見た天才的打撃センスと勝負強さ。そこで見た選手を見る目の確かさと将としての器の大きさ。お互いが「この人物に賭けよう」と決めた時だったのかも知れない。
投手力を考えれば、20年前よりずっとしっかりしたチームのように思う。5番打者は全打順のど真ん中。岡田監督は、その中心に今岡を据えて、20年ぶりの日本一を目指せるチームを作ってきた。

Posted by torao at 08:06 | comments(13)
[退団者]今岡誠
目撃談 満塁弾
夕方、突然ハマスタに行かなきゃと思いたつ。日程の都合で、もうこれがハマスタ最終戦。移動途中から、このページの愛読者であり、虎ネタの話相手でもある会社の後輩に、出先からハマスタ直行することを告げると、「じゃよろしくお願いします」と言われる。よろしくはこっちなんだけど(笑)。
関内駅からスタジアムに向かう途中で、崎陽軒のシウマイ弁当とお茶を買って、当日券売り場へ。ちょっと迷ったけど、ええい、せっかく一人で来たんだ、S席5,500円(涙)にて入場。試合開始直前。
ライトスタメンは報道の通り濱中。取り急ぎ写メールでエントリー(笑)。キーボードからなら「書くより遙かに速く」打てるが、携帯からだとカタコトの外国人のようにしか言葉が出てこない(笑)。

すぐさま弁当を食い始め、以後は一切席も立たず、じとーっと試合を見ては、チェンジの度に携帯でこのコメントを打つという変態客ぶり(笑)。近くにいた関西から来た「虎おっかけ夫婦(これとてかなり変態客だと思うがw)」からもの珍しそうな視線を感じる(苦笑)。ではそのコメントとともにこの一戦を振り返り。


序盤はBペース。先発土肥は、「何故か打てない130km/h台の直球」を駆使してT打線から三者三振の立ち上がり。緩急はないのだがシュート、スライダーを交えてくると押し込まれてしまう。
対する安藤の方は丁寧な投球だが、ベイ打線当たっている。自信満々に振ってくる姿はTと対照的。これは安藤もここしばらくのような勢いに任せた投球はできない。1回ウラは一死一二塁を切り抜ける。
二回表、一死から初安打は今岡。そして打席に濱中。ああハマちゃんのスタメン復帰に立ち会えて嬉しいが、とにかく「あんなこと」にだけはならないで欲しい、「そんな場面」の目撃者にだけはなりたくないと思う。一人で目頭に熱いものを感じている内に三振(笑)。

 今日も三振が多いなあ。| torao携帯 | 2005/08/04 6:29 PM |

二回ウラ相川の二塁打などで一死二三塁のピンチ。本当にB打線は甘い球を逃さない。しかし安藤は、土肥、石井を連続三振にしとめ先制を許さず。一塁が空いているということを十分に意識した良いリードと、安藤の落ち着き。

 安藤なんとか踏ん張っている。| torao携帯 | 2005/08/04 6:41 PM |

三回表、二死から赤星がレフト前。初球セイフティの構えを見せて、サードを2歩前進させて、狙い通りの一打。当然走る場面だが、土肥は牽制が上手い。2球目は打者に投球しているのに塁に戻ってしまった。それでも3球目にスタート、さすがの判断、さすがのスピード、さすがのスライディング。二死二塁、だが鳥谷はあえなく三振。

 赤星盗塁見たー。鳥谷残念。| torao携帯 | 2005/08/04 6:52 PM |

三回ウラ、赤星の復調気配に勇気をもらったか、安藤がリズムに乗る。ぽんぽんぽんと三者凡退。次はクリーンナップの攻撃だ。さすが勝っている投手は、こういうところのメリハリが上手い。わかった?福原投手!…「うぎゃあああ(以下略)」。

 3ウラ三者凡退。得点の予感。| torao携帯 | 2005/08/04 6:57 PM |

4回表、そういうもんだ!シーツ四球。これは先取点イタダキの流れ。ところが、アニキの詰まった打球はおあつらえ向きの二ゴロ併殺打。ガッカリなんだけど、この時の種田のバックトス!かっこいい!種田のこと、カッコ悪いと思っている人、それは間違い!打って良し、守って良し、走って良し、センス良し。で、次の今岡はレフト前ヒット。ええ、ええ、わかっていましたとも(苦笑)。期待の濱中の角度良く上がった打球はどん詰まり、レフト定位置へのフライ。

 予感空振り…。| torao携帯 | 2005/08/04 7:07 PM |

そして掴み損ねた流れは相手側へ。多村ヒット、種田の三塁強襲ヒットは、上手いサードなら併殺を獲れた。安藤気落ちしたか、投手ゴロをさばけず遊内野安打に。無死満塁である。集まる内野陣。一三塁がバックホーム、二遊間は1点やってでも併殺を狙う陣形を敷く。
ところで、やはり鳥谷の守備位置は石井に比べて深い。フットワークと強肩は鳥谷の方が上。ただし打球処理の判断や、逆シングルでの処理はさすがに経験がものを言う。
さて無死満塁、安藤勝負所である。渾身の直球、詰まった打球は、ライト前方への浅いフライ。これなら三塁走者は帰れない。あっ…ライトはハマちゃんだ…。この時、ほんの短い時間しかなかったのにもかかわらず、私の脳裏には「最悪のシナリオ」と、「濱中との思い出」が走馬燈のようにフラッシュバックした…。と、思う間もなく、前進する濱中のスピードが緩んだかと思うと、センター方向からとてつもない速度で小さい人が走ってきた。赤星は、難なくこの「ライトフライ」を捕ると、中継に返球した。濱中が捕るのならと身構えていた三塁走者は塁に戻るしかなかった。私は泣きそうだった(笑)。
安藤だってそうだと思う。絶対抑えてやる!という気迫が出ていた。土肥を三振、石井を投ゴロ。ピンチを脱出した。今日は絶対に勝つと思った。

 ライトフライを赤星が取った。| torao携帯 | 2005/08/04 7:16 PM |

5回表、先頭矢野、追い込まれてからの膝元の直球に、素早く体を回転させた。レフトスタンドに飛び込む先制ソロHR。このあたりから、一人でS席に見に来ているクールな野球好きを演じているのがアホくさくなる(笑)。二死から赤星、セイフティを試みるが、村田が無駄なくさばいてアウト。それでも間一髪なんだからやっぱり赤星ってスゴイっ!

 矢野きたーー| torao携帯 | 2005/08/04 7:24 PM |

5回ウラ、さあ安藤、暑くて苦しいけれどあと2回頑張れ!本当に暑かった。風もあまりなく、湿度が高い。上着は脱いで、ネクタイは外していたけれど、会社帰りの姿はヨレヨレ(笑)。
この回、安藤しんどかったんだなあ。一死から金城にど真ん中をセンター前。続く佐伯にはファールで粘られ、ど真ん中に入ったスライダーをジャストミート、ライトへ逆転2ランHR…。矢野にもらった1点が、逆にしんどさを倍増させてしまったようだ。続く二人を空振り三振に切って取れるだけの球があったんだから…。

 佐伯…| torao携帯 | 2005/08/04 7:38 PM |

連敗中の重い空気が球場を包む。矢野の一打で吹っ切れたような、弾けたような雰囲気が来るのものと思っていたのに…。6回表、二死から金本四球で出るも、今岡三塁ゴロ。

 重苦しいなあ。| torao携帯 | 2005/08/04 7:53 PM |

6回ウラ土肥に代打・古木。リードしているベイが先に動いた。なぜか打てない土肥に苦しんでいただけに、何か流れが変わるかも知れない。木塚、ホルツ、川村、クルーン。今日はなんとかできるような気がする!

 投手交代、木塚。チャンス来い!| torao携帯 | 2005/08/04 8:00 PM |

そう、今日はハマちゃんの日なんだから。ああ、三振。二死から関本に代えて桧山。初球を見事にセンター前ヒット。あなたはこれから必ずファーストストライクを打つこと!ああ、片岡ピーゴロ…。投手交代、ウィリアムス。負けられない、そうだせっかく5,500円も払ったんだから、球児が見たい(笑)!

 ジェフ登場。せっかくなので球児がみたい。| torao携帯 | 2005/08/04 8:11 PM |

ジェフ、石井にインチキ死球。イヤな予感が走ったが大丈夫。今日は「ヨシオ・ジェフ(by ichikenさん)だった。後続をピシャッと絶つ。残すは8,9回。赤星からの好打順。この回だ。

 頼むー| torao携帯 | 2005/08/04 8:20 PM |

当然、B側もこの回がヤマ場と読む。投手は川村。Bのリリーフの中で、もっとも怖くない、私は(笑)。赤星レフト前、よしキター。さあどうする。Bはバントと決めつけた陣形、しかし転がされればどんなあたりでも赤星は刺せまい。鳥谷に失敗させるプレッシャーだ。1球目見逃しのあと、送りバント。捕手前、普通なら失敗バント、併殺になっても不思議ではないが、赤星だから大丈夫。一死二塁。シーツの三遊間ゴロ、石井追いつくも一塁セーフ。赤星なら、送球後三塁も獲れただろうがここは自重。それで良い。
川村汗まみれ。打者金本。おそらく川村はホームランを打たれるイメージしか湧いてこなかったのだろう。厳しいところをついたが四球。一死満塁で今岡。
ここでどんな結果を想像したか。私は今岡が満塁HRを打つと思った。もちろん希望の延長だけど(笑)。初球の直球を見逃し。四球で満塁、その初球である直球ど真ん中を悠然と見逃し。もうこれは今岡のペースだ。4球目の落ちないフォーク、上体は前にのめって完全に泳ぎながら、バットはボールを芯でとらえる。shuさんがいるレフトスタンドに満塁HRが飛び込んだ。「僕らの夢を乗せて」という小学生のような言葉が頭に浮かんだ。いや小学生はそんなこと言わない。子供に戻りたい大人の言葉だ。何か世界の景色が一変したような気がした。
あとのスペンサーの二塁打や矢野のタイムリーはもう、サービス(笑)。

 これで優勝だ!| torao携帯 | 2005/08/04 8:36 PM |

ああ、もう夢のよう。球児がリリーフカーに乗ってやって来た時は、エレクトリカルパレードでミッキーがやって来た時のように感激して泣きそうになった(笑)。ビュンビュン152km/hの速球を見られて嬉しかった。

 もう最高!| torao携帯 | 2005/08/04 8:47 PM |

で9回はもうどうでもいいや、あ金本も一二塁間を鋭く破るヒット。次の試合では久々の一発が出そうだ。4点差あってもきっと久保田も見られるんだろうな。ホント、最高だぜ!

 余裕しゃくしゃく。| torao携帯 | 2005/08/04 8:59 PM |

久保田登場、あっという間にあと一人。ファーストゴロで試合終了。嬉しそうに手を合わせる阪神タイガースのみんな、最高の試合ありがとう!

 勝ったよ!| torao携帯 | 2005/08/04 9:13 PM |


和田コーチのいうとおり
、あの瞬間は我を忘れて両手を上げたよ。
この日がちょうど100試合目。これで57勝。少なくとも私にとっては単なる1勝ではなかった。

Posted by torao at 08:25 | comments(26)
[退団者]今岡誠
会長怪走スペシャル満載
G戦の中継は延長なしになっていくのだそうだ。そして次は中継なしのカードがぽろぽろ出てきて、その次はドームの主催試合以外は時々放送する程度になって、ついに見たい方はCSでどうぞ…こうなってしまうのか。しかし関西のT戦、九州のH戦、中国のC戦、北海道のF戦、東北のE戦など、地域密着型球団は、地方局で地上波放送できる。G戦はMXテレビ(ほとんど誰も見ていない東京U局)で放送されるようになるのだろうか…。そうなった方が健全だとも言える。その時初めて機構側による放映権の分配や、全国放送する中継カードの管理という意識が生まれるだろうし。喜ぶべき方向なのかな。

SHINJOさん、やるねぇ。故障は残念だが、母校に、マイクロバスを寄贈。どんな派手なバスなのか見てみたい(笑)。

7/29からは遠征前最後の甲子園スワローズ戦。鳥谷の同級生・青木がノリノリなので要注意。首位打者を金本と争い、最多安打を赤星と争い、近い将来、盗塁王をも奪おうという存在。投手陣よ、封じ込めろ!

8回から濱中がライト守備に着く。2つのフライを無難にさばく。

安藤安定。内角直球で詰まらせポップフライ量産、外角スライダーで泳がせゴロ量産。経験の乏しい若手やブンブン系打者からはフォークで三振量産。教科書通りの配球で抑えられるのは、ジャイアンツ打線が弱いからだけではない。テンポの良さ、そして何よりコントロール。思った球を思った回転で思った場所に投げられればピッチングなんて簡単だ。「ぎゃあああ!あんでイガーん時も、アンドーん時も9点なのにオレん時は2点きりなんじゃああ!ええオイ!コラ、関本!答えんかい!」と福原が切れたかどうかは知らないが(笑)、そういうことだよ、福原投手。
ただ十川にプロ1号を献上するあたりがまたおちゃめな安藤らしい。先日は延長10回、自らの完封勝利をフイにしてでもカープ東出に今季1号をプレゼント。今回は6年目28歳の苦労人にだ。優也は優しい男なり(笑)。

和田コーチは、「今日の出発前、宿舎でのミーティングでは今までにない重い雰囲気があった」と書いている。球宴明けの3連戦、もし負け越しスタートしたら、ブレークによって流れが変わったようなイメージが生まれてしまう。勝ち越しさえすれば、交流戦最後からずっと続いている「カード負け越しなし」の気分のままで押していける。誰もがわかっていただけに重苦しさ、固さになっていたのかも知れない。それぞれの選手は、「思いっきり、リラックスして、やるべきことをやれば負けるわけない」そう言い聞かせていたのではないか。
2回表、先頭の金本がファーストストライクを逃さずセンター前ヒット。コントロールの良いマレンに対し、好球必打の指示が徹底していた。結局流れを生んでしまったのがこの時、阿部が犯したパスボール。無死二塁となり、今岡は楽になった。センター方向より右に転がせば良い、ヘッドを残すミート打法でセンター前へ、金本を迎え入れる。本塁返球の間に今岡二塁へ…当たり前のプレー…だが、捕手から二塁に送球される頃、当然二塁に滑り込んでいるはずの今岡が来ない…えっちらおっちら…楽々アウト。なんとも言えない照れ笑いの今岡。だが結果的にこのプレーがタイガースの固さを解いたように思えた。今岡の足を考えたら、あのタイミングでも二塁に行かせるべきではなかったのだろうが、それではいかにも消極的すぎる。当然狙うべき塁を、思いっきり獲りに行って憤死した。いいじゃないか、それで。ナイスバッティング!ナイスラン!ナインからそんな声が掛かったはずだ。一気にリラックスした瞬間だったと思う。
スペンサー三振で二死となったが、矢野が思い切りよくHR。関本は「安藤までつなげば、アウトになっても次の回は1番から始まる」と集中した。そう、自分のやるべきことをきっちりと、ヒットで続く。安藤は気楽に打ってライト前。これで走者一二塁、二回二死2点差、この状況ではGベンチも投手交代など考えていなかっただろう。赤星よく見て四球、満塁。実は鳥谷、満塁で強い。この男、本能で打てるような打席になると突然勝負強くなる(笑)。レフト前ヒットで1点追加、3−0。なんとかあと一人切ってくれと願うようなGベンチ、それをあざ笑うシーツの打球がセンターの前に落ちる。2点タイムリーで5−0。すでに勝負あり。呆けるG首脳陣。代えるに代えられないマレンを金本が再びとらえる。センターの頭上を襲った打球はその頂点を越えたあたりでスタンドに届いていた。久々「アニキ・スペシャル」の弾丸ライナーで8−0。タイガースファン以外、時が止まってしまったような東京ドーム。そのレフトスタンドに、今岡が美しいアーチを掛ける。これまた久々の「今岡スペシャル」で9−0。ジ・エンド(笑)。ああ久々の二死からの集中打、二死からのビッグイニング。これぞ「05タイガース・スペシャル」!

その攻撃が終わった後で東京ドームに着いた人は、0−1の完封負けを見ることになるのだが(笑)、ここは和田コーチの言うとおり、2回の集中力を褒めよう。その後もデータの少ない内海、ミアディッチの球筋を見極めようという姿勢は見られたし、それぞれ課題を持って「フリーバッティング」に望んでいたようだから。反省点があった方が、次が締まる今季のチームだ。むやみやたらと点を取るより、「9点」という数字に意味があったとしたい。

Posted by torao at 08:33 | comments(12)
[退団者]今岡誠
最高の繋がり
なにわWEBで「マジっく」33点灯。好きにせい(笑)。

春、タイガースは好調に滑り出した。投打が噛み合って、毎試合のように終わってみれば9点取っていた。そしてその打線を見事につないでいたのが3番シーツだった。
終盤を迎える第3回開幕戦は、その頃を思い出させるような会心のゲーム。
赤星はヒットと盗塁、鳥谷はチーム初安打・初得点と進塁打、シーツ驚異の3発、金本2安打を含む4出塁と2得点、今岡つなぎの進塁打とヒット、桧山は価値ある一発含む2安打3打点、矢野2点二塁打でトドメ、藤本ゴロ打って1安打、代走豊は任務遂行の生還と好守。代打ハマちゃんだけは残念だったが、出てきた全員が持ち味を発揮した。よくやった!

12安打9点の口火を切ったのは、鳥谷の一二塁間を破るヒットから。最年少レギュラーのひたむきさをチームメイトすべてが知っている。だから鳥谷がヒットを打てば、それだけでチームに勢いと繋がりが生まれる。

とにかく凄かったシーツ。3本のHRはいずれもコンパクトなミート打法。トータルで考えると、シーツの確実性は本当に大きい。また絶好調期に入るのか?楽しみだ。

実はシーツにも勝るとも劣らない効果的な打撃だったのが桧山。反撃ムードの相手を萎えさせる2ランHRと、二死から4,5番が作ったチャンスをものにするタイムリーヒット。東京ドームのG戦になると輝き方が違う。

井川は良くもないが、悪くもない今年の井川。7回を投げ、長打3本による3失点。よくやったと言わなきゃいけないのが少し寂しいが、負けない投球はできていた。インサイドを多用する矢野のリードにも開き直りを感じ、好感を持った。

結果的に大差がついたが、藤川・久保田で「絶対負けないリレー」。異論もありそうだが、とにかく気持ちよかったことだけは間違いない(笑)。

ちょうどちゃれんじさんの「ちゃれとら」で、徒然草にある「双六必勝法」を読んだ後で、まさにその通り、タイガースは負けない試合運びをしたように思う。ちなみにこの双六とはバックギャモンのことで、奈良時代には日本に伝わっていたとか。確かにあれは、野球に通じる「流れ」を体感できるゲームだ。
話を戻して、Gが勝つとするなら、打線が早い回に井川からリードを奪い、過密ローテーションの上原をスイスイ6回まで投げさせて、シコースキー、林、久保あたりでしのぐしかない。上原が早くマウンドを降りることになると、最大の弱点であるダメ中継ぎ陣を晒さねばならなくなる。だからタイガースとしては、上原を打ち崩そうと早打ちをするより、球数を投げさせれば、ローリスクで「負ける可能性」を低くできる。3回終了時、2−1のリードだったが、上原の投球数はなんと64。わずか1点差だったが、まったく負ける気がしなかった。

…と、そこまで強気になれないのが古いタイガースファン(笑)。引き離しても引き離しても、小刻みに反撃してくるG打線。2-0→2-1→4-1→4-2→5-2→5-3。負けるわけがないと思いながらも不気味な空気があった。遠く山形ではドラゴンズが0−4から逆転したという途中経過も入ってくる。…限りなく不気味だ(笑)。
だがそんな気弱を打ち消す打線の繋がりだった。疑って悪かった(笑)。
この日解説の掛布氏が強調した4回無死、二塁打の金本を進めた今岡の二塁ゴロ。ずっとタイガース戦をウォッチして来たファンなら、この一打が生まれる歴史的背景を知っている。
7/10金本が三盗を決めた日、その直前、今岡は無死二塁の金本を進められなかった。「走者が二塁にいるのと、三塁にいるのとどっちが楽か」試合後、その三盗について金本は多くを語らなかったが、それで十分だった。
よく進塁打を最低限の仕事という。確かに打球方向はそのままに、ヒットになった方がもっと良い。だが、自己犠牲を伴う進塁打は、チームにもっと大きな効果をもたらすというのも事実だ。最低限の仕事というのはあたらない。グッジョブ!今岡!

Posted by torao at 08:35 | comments(14)
[退団者]今岡誠
無言の叱責に応える
タイガースには貯金を持つ余裕、盤石のリリーフを持つ余裕があり、対するドラゴンズには、もう負けられないという焦り、早くリードを奪わなければという焦りがあった。
一回ウラ、荒木の二塁打、井端の犠打。安藤は、わずか3球で一死三塁のピンチを迎えたが、リードする矢野は冷静に状況を分析できていた。
前回の安藤は、フォームを変え、テンポを良くすることで見違えるような好投をしている。その時の配球は、初球に低めのストレートを多く持って来ていた。当然ドラゴンズの先乗りスコアラーも、この投球をチェックし、「初球から直球を狙え」という指示だったに違いない。矢野は、荒木の初球打ちと、打席の福留から発せられる打ち気から、すでに相手方の「攻略法」を看破していたように思った。
「低め直球をおっつけてレフトに犠飛狙い」だった福留は、予想外の初球フォークに泳ぎ、浅すぎるレフトフライ。このチャンスを失ったドラゴンズは、以降安藤のリズミカルな投球に封じ込められ、二塁にすら走者を送り込めなかった。

D先発野口も素晴らしい投球だった。とくに右打者の内をつく速球のコントロールが良く、また逃げながら沈むフォークも有効だった。しかし数少ない失投をすべて痛打され沈んだ。

先発安藤快投。ローテーションの柱に完全参入。これは本当に大きい。

「鉄壁三人衆」はこの日も盤石。毎試合、誰かが三者三振やってるような印象(笑)。
この日はジェフ。3人の打者すべてに対し、直球2球で2ナッシングに追い込む。まったくつけいるスキなし!ヒョ〜っ!と思わず奇声を発してしまった(笑)。

スペンサーがいい感じ。先制タイムリーを含むマルチヒット。さらに無死二塁の走者を進める右打ち、頭上を越えようかという飛球を好捕。しゃべっても「目をつぶってグラブを出したんだ。谷繁さんはガッカリしただろうけどね」。OK、戻った(笑)。

前日から全4得点は金本が記録。1〜3番に当たりがないと、突破口にもなれちゃう。金本ってやっぱりスゴイ!


今岡にとっては前日から続いている試合のようだったろう。「無死二塁の呪縛」。前日は走者を動かせなかったことで、攻撃に勢いをつけられなかった。この日も二回表の第一打席に、無死二塁で空振り三振。しかしスペンサーのタイムリーで救われる思いがしただろう。いやそれ以上にその前の金本の盗塁で目が覚める思い、あるいは、いたたまれぬ思いだったか。

今岡はわかっているはずだ。本来走力のある金本が盗塁を企図しないのは、足に不安を抱えながらプレーをしているからだと。そんな金本が走った。無死二塁で今岡が三振した直後、スペンサーへの初球に三盗した。もちろん勝算はあっただろう。暴投で二進した今岡の打席から、二塁手、ショートの守備位置を入念に確認し、また、野口の投球動作のクセも、走者金本を警戒していないことも見抜いていた。そして、久々に見た金本のスライディングは、スピードが落ちない美しいものだった。
しかし、単なる意表をつく盗塁ではなかった。今岡が当たり前のプレーをできなかったことをフォローするために行った、尋常ならざるプレー。金本が今岡に送った静かで、激しいメッセージ。
これで一死三塁。負けられないと焦るドラゴンズが、極端な前進守備を敷く。その井端の上をあざ笑うかのようにスペンサーのどん詰まりのライナーが越えていく。この一部始終を見ていた今岡は、いったい何を思ったか。

今岡の次の打席、4回二死走者なしで、三遊間を抜けようかという打球を井端が好捕、正直、今岡の足では楽にアウトだと思った。しかし全力疾走の今岡は一塁にヘッドスライディング、内野安打にした。これが今岡から金本へ、今岡からチームの皆への回答だった。

そして7回表、先頭金本が二塁打。またしても今岡に「発言」の場を与える。野口−谷繁もわかっている。この日絶好調の内角直球で、おっつける今岡を責め立てる。しかし最後の最後、勝負球のスライダーが高く真ん中へ。今岡はこれを逃さず、ライト線への二塁打で、「無死二塁の呪縛」にケリをつけた。

Posted by torao at 08:14 | comments(17)
[退団者]今岡誠
今岡の物理科学的打法
祝日本サッカー代表、W杯出場決定。とかなんとか言って、結局野球中心に見ていたヤツ(笑)。

前川に代えて吉野を一軍登録。抹消中の先発枠を「万一のため」の中継ぎにあてる。橋本、江草に信頼をおいたところまでは良し。他のベンチ入り投手の活用イメージもふくらませよ。

先発野手がそれぞれ持ち味を発揮した。積極的なスイングが戻りつつある。ファースト・ストライクを強振し、追い込まれればピッチャー返しという打球が目立つ。その意識が好結果を生んでいる。

「金本との誓い」と、今岡が打点王をひた走るが、2年前に同じ立場にいたのが濱中だった。復帰後待望の1号が大阪ドーム右中間に飛び込んだ。
まともに通年活躍したことがないのに、その打撃は「格違い」であると誰もが認める。DHで出られる試合も残り少なくなり、交流試合後は代打として起用しながら肩を治していくことになるだろう。送球はしなくとも、一塁守備はきっちり練習しておいて欲しい。

先発杉山が7回途中まで点を与えぬ好投(残したランナーが生還し記録は1失点)。高めに伸びる直球、低めに沈む変化球。ストライクゾーンを上下に広く使えていた。オリックス打線も序盤から直球狙いで振って来たが、ことごとく球威で抑え込んだ。制球に不安がなくなり、リラックスして投げられている。
少なくとも8回までは投げる予定だっただろうが、手の皮がむけて、急遽降板。救援陣にスクランブルを強いてしまい、結局まさかの「幻の勝利投手」。自分が悪いと受け止めて、次回登板は「絶対完投」の強い意志で望んで欲しい。それでもチーム内での信頼感がさらに上昇したのは間違いない。

ヒーローインタビューで同じ事ばかりいう今岡もどうかと思うが、同じような事ばかり書いている私もどうかと(苦笑)。同点に追いつかれた9回表に満塁HRを打った今岡のバッティングだ。初球の速球を強振して空振り。しかしこのスイングで加藤のボールはすべてスキャニングされたかのようだった。3球目をこともなげにスタンドイン。
スイング自体にはまったく力感がない。やや内よりの直球だが身体は開かず、軸もブレない。ただ左手のグリップを支点にバットの先端がくるりと回るだけ。まるで野球盤の銀色のバットがなんのムダもなく支点を中心に円を描くように。打球はまさに「ポーン」と飛んでいく。「グシャ」でも「グイーン」でも「シュルル」でもなく。ポール際に飛んでもまったくドライブしない。ただまっすぐに「ポーン」と。他にこんな打撃をする人いるだろうか。あえて言えば昔の田淵か。
確かに興奮もしたのだが、打つだろうなとは思っていた。しかししばらく「ぽかん」としてしまうような今岡のバッティングだった。

Posted by torao at 08:40 | comments(19)
[退団者]今岡誠
まず振れ!話はそれからだ
金本選手がHPで死球について語っている。まだの方はぜひ一読を。
06/04デッドボールは大丈夫ですよ

マリンブルーの風の薫友さまによると、試合後にファンの交流戦もあったとか。レフトスタンドの飛び跳ねる歌のうまいタフな黒い一団に近づきたい気持ちはよくわかる(笑)。
アウェーのマリサポで、肉声をフィーチャーした応援の素晴らしさを再認識。

前日に失点したウィリアムスと藤川を1点ビハインドで使った。良いことだ。計画性がない、使いすぎのそしりもあろうが、連投してナンボのセットアッパー、いかに毎日気分良くいられるか、精神的コンディショニングも重要。くさくさした時間が長ければ、次回登板に尾を引きかねない。もちろん身体のチェック&ケアはしっかり頼む。

阪神−ロッテ。同じようなチームが同じような攻防で接戦を演じたが、ほんの少しの違いが勝ちと負けを分ける。井川がズレータに言われたのと同じ「アグレッシブさが足りない」という言葉が重くのしかかる。

阪神先発ブラウンはセラフィニより悪かっただろうか。制球が悪くボール先行はお互い様だが、阪神の方がより崩されたのは、膝元・胸元に飛んでくる「恐い球」があったから。恐いセラフィニ対恐くないブラウン。けんかをする上でこの差はデカい。コントロールが良いと言ったって、球1個分の勝負ができるレベルでもなし、もっと厳しい駆け引きをしていかないと抑えられない。バッテリー優しすぎないか?

「振らねばならぬこの一球」を見逃す…そんな消極的では勝てないとタメ息が出ることしばしば。
取られても取り返すといういいムードで来ていたが、結局決勝点となってしまった4回だけは返せなかった。二死二塁には暴投で進んだ赤星。関本のカウントは0−3。当然打てのサインだろう。しかし関本はど真ん中直球を見逃す。この1球で負けだ。次を振り遅れてファール、その次で空振りだ。例え空振りしても振るべき球を振っておけば、投手心理に攻撃を与えられる。結果はガラリと変わっていただろう。

もちろん7回ウラの二死満塁で3球目を見逃し三振したスペンサーは論外。相手の助っ人ベニー、フランコの果敢なスイングとの差がスコアボードの差になった。
しかしこの日に限っては、その前の今岡の打席にあった「この1球」こそ悔やまれるものだった。
この回からリリーフした薮田投手はかなり精神的に追い込まれていた。二死からシーツの巧打、金本にはビビってストライクが入らず。結果として前日と同じように「金本との勝負を避け」打者・今岡。薮田の心中はすくみ上がらんばかりだったろう。逃げるような球は外へ低く外れカウントは0−3。ここで今岡は前日ほど強い気持ちだっただろうか。前日から続くこの流れ、次打者は当たりのないスペンサー(または「少なくとも今岡よりは」あてにならない代打)。四球ででることよりも、ストライクゾーンを通過する球を振ることが今岡には求められていた。しかしほぼど真ん中に入るスライダーに今岡は手を出さなかった…。結果、次球で四球、前述のスペンサーの三球三振となる。
この1球に現在のタイガースの「優しさ」を感じてしまう。真っ向勝負には綺麗に勝っても、逃げている相手の首根っこを掴むような苛烈さが足りない。

Posted by torao at 08:51 | comments(15)
[退団者]今岡誠
職人今岡 兄貴との義理
中日が楽天に歴史的大敗で3タテを喰らう。落合監督は必死に暗示を繰り出すが、苦しいのは間違いない。

巨人はロッテに。ロッテはタイムリーを連ねHRなしで10得点。楽勝ムードだったが、ドカンドカンと一発攻勢の巨人に追い上げられ1点差逃げ切り。気がつけばものすごく感情移入していた。小林雅投手が久保田投手に見えた(笑)。

甲子園の入りは、前日より減って36,252人。今季、平日ナイターのチケット販売は苦戦しているようだ。無敵の人気を誇るタイガースだが、現在の入場者の最大の目的が「応援を楽しむこと」であり、人気の正体が「ファンによるファンの人気」であることを認識して、巨大な観客席の隅々にまで楽しみを供給することを意識しなければ、「天下」は続かないだろう。

危険な3連戦を●△○で乗り切る。選手もファンも弛緩しきったムードの中、試合を壊さなかった初戦杉山投手の投球によるところが大きい。毎日試合に出ている野手やリリーフ投手は、「勢い」「流れ」「疲れ」という連続性の影響を受けやすいが、それを断ち切ったり、リフレッシュしたりできるのが、たまに出てくる先発投手。ピリっとすれば良いことがある。

間隔をたっぷり空けて福原投手が登場。「ミニミニキャンプ」の成果か、見違えるような投球を見せた。技術、体力、精神すべてに、わずか数日の余裕が良い影響を与えたようだ。リズムよく投げる、意図どおりの球を投げる、立ち上がりに力を発揮できる準備をするといった基本的なことに格段の進歩が見られた。1回表、スムーズな投球で三者凡退とした時点で、この日の勝ちを確信したファンも多かったのではないか。福原は連敗から一転して連勝モードに入りそうだ(頼む!)。

今岡(神)49、金本(神)46、多村(横)39、ラミレス(ヤ)36、前田(広)35。セの打点王争いは、同一チームの4番、5番がハイレベルで争っている。今岡は右手指の故障に苦しみながらの出場だというが、それもまた集中を高める要因にしているのかも知れない。
特殊な選手だ。こと打撃に関してはどんなことでもできるだけに、5番という打順については賛否両論あったように思う。しかし、金本、今岡と並べたことではじき出されたこの数字の前では、他の選択肢は霞んで見えるだろう。

類い希な集中力。自分で決めたことは曲げない。完璧にやってのけるまで曲げない。ただし自分で決めたことでなければ、その集中力は一切使われることがない。「頑固職人」今岡の本質だと思う。「義理のある親方」「世話になった兄弟子」への忠誠も重要なファクターだ。
「いい場面で打てて嬉しいです。打点? 金本さんの後で打たせてもらっているんで。とにかく金本さんが出たら打つ。それしかない。ボクの打点はすべて、金本さんのおかげですから」ああ、なんて「今岡な」コメントだろう!素晴らしい。
3番今岡4番金本で、昨季は金本が初タイトルを獲得した。ここらあたりの二人の感謝と信頼の関係についてはサンスポの記事に詳しい。
「今季は打点王を取れ。歩かされた時は頼む」シーズン前、昨季の打点王金本が、後を打つことになった今岡に言ったという。この言葉を意気に感じ、心に決め、集中力を高め、技に託す。

Posted by torao at 08:28 | comments(16)
[退団者]今岡誠
不思議系スラッガー今岡
中日が連夜のサヨナラHR?しめしめ(にやり)、シナリオ通り。
ただ横浜は痛かったねぇ。大魔神が、直球走らず、フォーク落ちずでは厳しい。怖いもの知らずの若手を起用した方が良いかも…。

巨人がつまずいている。この日も「誤審」にやられたということだが、二岡、清原、ローズ、キャプラーら主軸にヒットが出ていない状況は、まったくの相手ペース。想定の範囲を超えた状況に抗議する気も起きないというところか。
ところで東京ドームの観衆は43,450人(開幕戦は43,684人)。ようやく消防法に基づき届出されている46,314人を下回る発表となっている。こうやって少しずつでも正直な姿勢を出していくのは大切なこと。満員の甲子園球場は何人と発表されるのか楽しみだ。

快勝、大勝、初勝利。福原投手が頭から飛ばして良い流れを作った。変化球の制球は決して良くなかったが、序盤の速球の残像を上手く利用した。ひょっとしたら近々「エース福原」「左のエース井川」と呼称変更の予感。

Sky-A解説の工藤一彦氏は不満だったようだが、誰のアイディアか安藤投手の調整登板は良かったと思う。大量得点差のゲーム、福原に「完投」「完封」を狙わせろということだが、球数もいっていたし、初登板で初回から飛ばしていたのだから、無理させることもない。今季は特に、安定したリリーフ陣で勝つチームなのだから。
で、その安藤投手は、いきなり代打ユウイチに一発を浴びる。儀式は済んだ。これでスッキリと次の先発に望めるだろう(笑)。
ただ突然の安藤登板には私も驚いた。先発が余っている中なので、ひょっとして安藤を江草の代わりにロングリリーフ要員に回すのか?などといろいろと勘ぐった。
予想外の安藤登板について聞かれた岡田監督、「今後いろいろあるんで、それは言えないけどな」…。なるほど、こうすれば「安藤中継ぎ説」も加わって相手にも先発投手が読みにくくなる…、岡田監督もなかなかしたたかな駆け引きをするようになったもんだなぁ…と思ったら、「それは全然ない。安藤は先発よ」って…。言えなかったことは何なのだろう?その秘密が明かされる時は来るのか?今年も岡田監督は謎だ(笑)。

さて、ウソでも景気の良い言葉を並べようと思って書いてみた「戦力評価」が、早くも現実になって大笑い。しかしいつもいつもこうだと思ってはいけない。「相手投手の出来が悪ければ、こんなこともあり得る」程度の認識でいよう(笑)。
スペンサーはちょっと出来すぎ(笑)。かなりラッキーではあるが、カンの良いヤツであることもまた確かだ。追い込まれるまでは自分の都合の良いように振り、追い込まれてからは球の見極めが良くなり、臭いコースをカットする技術もある。外の球に対しヘッドを遅らせながらヒットにするのは、キャンプからずっと取り組んでいた。んー、侮れない(笑)。
金本(祝1500安打)の後に今岡、これは本当に効果的。誰だってあの金本アニキにガーっと睨み付けられた後に、優しそうな今岡が来たらちょっとはホッとしてしまうだろう。本当はこっちも怖いヒトなのに(笑)。何が怖いって、普通、好打者は失投を逃さないのだけれども、今岡の場合は自信を持って思い通りのところに投げた球をヒットにしてしまう。この日の先制タイムリー二塁打にしても、犠牲フライにしても、この高さなら大丈夫という程の低い球だった。集中している時の今岡は、厳しいコースであるほど弾き返す。不思議な打者だ。

Posted by torao at 07:55 | comments(7)
[退団者]今岡誠
来季5番今岡の目標は…「打率3割以上」「30本突破」
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200411/tig2004112901.html
大阪ドームで行われた社会人野球日本選手権決勝戦は大変な熱戦だった。前日に巨人自由枠・野間口(シダックス)相手に完投勝利した、阪神の自由枠・能見投手(大阪ガス)は、延長10回二死から緊急登板、結局5回1/3を投げ切った。惜しくも敗れたがデビュー前から強烈なインパクトを与えてくれた。さすがにこの日は疲れからか制球に苦しんでいたが、それでも右打者のインローに切れ込む直球には球速以上の威力を感じた。二年連続で決勝の負け投手となってしまったが、日本一はタイガースで取れば良い。

リンクは、イベントに参加した今岡選手の話題。
全試合に出場し、打率.306、HR28本、打点83、得点圏打率.331。立派な成績とするか、物足りないとするかは評価の分かれるところだろう。与えられた任務に対し、自分の気持ちを納得させ、打席に集中するタイプだけに、1番、3番を行き来したこと、金本の打点王をアシストしたいと考えたことが個人成績にとってはマイナスに働いたかも知れない。
選手会長を務めたこの一年。これまでともすれば自己中心的な部分が感じられた今岡選手に、多少の変化があったと思う。口数(新聞記事への登場数)もほんの少し増えたかな。常に岡田監督の意向を尊重する態度を貫いていることは、当たり前のことながら成長を感じさせる。来季は、一軍野手にも若手が食い込んでくるかもしれないが、無理をせず、「行動で引っ張る」という自分なりのリーダーシップを発揮して、チームをまとめていって欲しい。
で、結局今岡は何番を打つべきなのか?1番は赤星が定着見込み、やはりクリーンアップが良いだろう。
今季つくづく感じたのは「金本の後ろ」の重要性。これによって相手投手に与えるプレッシャーが変わってくる。今季、金本は「歩かせても良い」と開き直って厳しいコースを攻められる場面が目立った。もし後ろに今岡が控えているということになれば、金本への攻め方も変わってくるだろう。技術的に優れているため、どの打順でもこなせる今岡だが、4番、5番で、金本の後を打つのがもっとも楽しみな打順だと思う。

Posted by torao at 08:02 | comments(6)
[退団者]今岡誠
セカンド・今岡、サード転向の声も高まっているが…
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200408/tig2004081704.html
巨人・工藤が200勝、丈夫で長持ちだからこその大記録だ。
五輪代表は、予選でキューバを撃破。この日も藤本が活躍。7回にはバント安打、9回はダメ押しのタイムリー安打。守備でのエラーはご愛嬌、今や日本代表には欠かせない「幸せのちっこい猿」になった。さらに修羅場を経験して成長して帰ってこい。
さて名古屋でも何かあったらしい(泣)。下柳、高めに球が集まるのを修正できなかった。5回の連打があまりにも痛い。ここのところ、代えずに打たれ、代えても打たれと、継投・続投の判断で悪い結果が続く。「勝負の8月」、安藤とウィリアムスがいない8月に、結果として何も備えられなかったという事実が連日重くのしかかる。
鳥谷、追撃ののろしを上げる二塁打。変化球に上手く反応した。しかしその後は内角を衝かれ2三振。それを打ってからだ。
三東、ワンポイントで立浪を三振に。良い仕事が続く。先発させてみたい。
壊れた試合だったが、打撃陣が粘りを見せた。進歩ととらえて、明るく前向きにやって欲しい。幸いなことに誰も見ていないんだから…(苦)。
今岡の低空飛行が続く。気分屋さんとは言わないが、類い希な集中力でボールに反応する打の職人さん。阪神入団までは、常勝チームでしかプレーしたことながない。優勝争いから脱落するような展開になると持ち味が発揮できなくなる傾向がある。今季からは、選手会長として、プレーでチームを引っ張ると言う。しかしチーム状態が悪くなると、その意識がさらに打席での集中力をそぐ方向に働いているように感じる。エース井川と同じように、今岡も本当のチームリーダーになるステップで、もがき苦しんでいる。

Posted by torao at 07:35 | comments(0)
[退団者]今岡誠
阪神逆襲ロードや!“5割復帰”4発3連勝2年連続G粉砕
http://www.sponichi.com/base/200408/07/base165154.html
ダイエー本体再建を目指す銀行団が、産業再生機構の活用を求める方針を明確化。これによりダイエーが球団を持ち続ける道は事実上絶たれる。これまでも間接的に相当注ぎ込んでいるが、今回は直接的に多額の税金が投入される訳だから、ロッテとの合併などでなく、できるだけ高く売却する手段を探らなければ、野球好きはもちろん、野球好き以外の人たちも黙っていない。黙っているな!売却時の障壁撤廃など、野球協約の改訂が間に合わないなら、一時的に産業再生機構で球団を所有してしまえ。歴史的にも「国鉄スワローズ」があったんだから、一時的に国有化しても問題あるまい。より高く売れる条件が整うまでは、「福岡産再ホークス」で良し。
終わってみれば完勝で、早々に2年連続巨人戦勝ち越し決定。失点は先発井川が立ち上がりに奪われた4点のみ、藤川、吉野、マイヤーズがゼロで繋いだ。特筆は吉野。今季初めて「自分本来の仕事」、ペタを併殺に斬った。もう今年は、「吉野はいないもの」と思っていたところ。一歩一歩上昇して「去年の吉野」に戻って来て欲しい。
金本、死球以来初の一発。軽いバットで軽く振って、そこまで飛ぶか?痛くて大変だろうが、完治しない方が良いかも…(笑)。
桧山、頭部死球の影響を感じさせない精神力の強さを見せた。ここにも「アニキ効果」が見える。欲しいところでのタイムリー2本は桧山本来の勝負強さを発揮した。もう得点圏打率最低などと非難された時の影もない。
関本、赤星は好調持続。それぞれ打点、盗塁&得点を稼ぎ、自分の役割を果たしている。アリアスは二度寝(笑)、起きろ!矢野は…リードに専念。ちょっと休もうよ、ケガする前に。
井川に足りないもの。バックを信頼し、打たせて取るという考え方。三振でしかアウトが取れないのでは守っている者も、なにより本人がしんどいだろう。
今岡に足りないもの。リスク承知で勝負するということ。2本のHRは本当に効果的だったが、二度のタッチアップ機にスタートの素振りすら見せないのは零点。無難なプレーだけでは物足りない。どんなに鈍足でも目一杯のプレーをしていかないと本当の球際の強さなど身に付かない。もっともっと失敗しろ。失敗して悔しがる姿をもっとさらして欲しい。阪神ファンは意外とあたたかいよ。

Posted by torao at 07:13 | comments(0)
[退団者]今岡誠
ハマの番長やっつけた
http://www.sponichi.com/base/200407/20/base163179.html
「自信づくし」まいりまする。
吉野が二軍へ。もう今季は捨てるというくらいに頭をすぱっと切り換えて、自信回復して欲しい。
代わりは三東。下では先発ローテで結果を出しているので、6人目先発としての起用も面白い。いずれにしてももらったチャンスで自信を持って攻めていけ。
9回代打鳥谷が初球をライト前に引っ張った。さらにプロ入り初盗塁も記録。思い切りの良さ、積極性は、積んできた練習から得た自信の表れだろう。
前日の下柳−野口に続き見事な投手戦だった。この日も三浦は要所を締める投球。「阪神には負けない、負けるはずがない」という自信に溢れ、140キロ台後半の速球、カットボール、フォークが決まる。対する福原も3回の連続二塁打による1失点で踏ん張る。特に連打を浴びた6回無死一三塁から、この日一番自信があったというスライダーを連投し、後続を3者連続三振に切って取る。この力投が打線の奮起を呼んだ。
このまま行けば9回は佐々木、8回表は事実上のラストチャンス。今岡は集中していた。7回裏、こともあろうに四球で出塁してくれた三浦の制球が微妙に乱れる。1−2からど真ん中に来た直球を「集中力の鬼」と化した今岡が見逃すはずもなく、レフトスタンド上段まで運んだ。この一打で流れは大きく変わり、終わってみれば12安打5点で快勝。その内4安打と4点を8回に集めた。今岡の集中が後続に見事に伝わった結果だ。
連日接戦をものにした。切れず、諦めず、ほんの少しのスキに集中して襲いかかる。チームに大きな自信を与える1勝になった。

Posted by torao at 07:55 | comments(0)
[退団者]今岡誠
SANSPO.com 5/1 新選手会長吠えた!3番今岡、雄叫びを上げる猛打賞&4打点
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200404/tig2004050101.html
大幅な打順の変更が功を奏した。特に中軸3番に配転され、即結果を出した今岡を絶賛したい。記事から、今岡が「変化」にチャレンジしようとしている様子が久々に感じられ嬉しかった。今岡が中軸を打たない理由はただ一つ、「1番で最高の結果が出ているから」である。だが今季は「今岡にとって」最高の結果であっても、チームにとっての最高の結果とは言えない状況だった。昨季のように、下位からチャンスがつながってくることも少なく、またクリーンアップの打点が極端に少ない状況では、チームにとって今岡を1番に置くメリットは少ない。赤星、藤本の1、2番は相手投手にはかなりイヤな配列。出せば走られ、勝負強い今岡、金本、関本で返されるというイメージが湧いてくるだろう。今岡の精神的成長が、チームを成長させる。

Posted by torao at 06:45 | comments(0)
[退団者]今岡誠
デイリースポーツonline 4/26 矢野いまだ沈黙…2試合無安打
http://www.daily.co.jp/baseball/2004/04/26/125476.shtml
チーム状態が上がってきたが、個別に見ると調子の上がってこない選手も多い。キンケード、金本、桧山、記事の矢野…。不振の選手はみな良い球を見逃し、ボール球を振っている。子供の頃から言われ続けていることを、ベテランになってもできなくなる時があるのだから野球は難しい。対照的に今岡は好調を維持している。例えば金本の力感みなぎる振りと比較すると、今岡のスイングは円弧が小さく、ゆったり振っているように見える。タイミングの取り方も静的で、投手が何をやっても合わせることができるように思わせる。打席内で足踏みを繰り返すキンケードとは好対照。桧山の打球は「いい当たり」と思っても最後に失速していくが、今岡の打球はボールが自分から喜んで飛んでいっているような感じだ。今岡を見ていると、バッティングなんて簡単そうに見える。

Posted by torao at 07:11 | comments(0)
[退団者]今岡誠
スポニチOSAKA 2/26「一番・鳥谷、三番・今岡」阪神御前試合で“開幕リハ”
http://www.sponichi.com/base/200402/26/base147826.html
今岡新選手会長就任は吉と出るか。これまでは良くも悪くも「こだわり」の今岡だった。いつのまにか「腐らせないように」「気持ちよくプレーさせよう」と周囲に気を遣わせるような地位を築き上げてしまった。首位打者を獲った選手なら、打順1番、3番、どっちでも良い。どちらでも結果を出して当然なのだが、「1番で良い結果が出たから」と気を遣わせるよう存在なのだ。だがこれからは自分にだけこだわっている立場ではない。選手会長という立場が今岡を変わらせるだろう。チームへの貢献をより意識した行動や言動が増えるだろう。打順の変更にも対応できると思う。もっともノムさんは、人はそう簡単に変わらないと言っていたが…(いちばん変わらないのがアナタです)。

Posted by torao at 15:19 | comments(0)
[退団者]今岡誠
スポニチOsaka 1/14 阪神・今岡、“岡田監督”になる「クリーンアップOK!!」
これまでどちらかというと頑なな発言が多かった今岡だが、選手会長に就任した今年は柔軟さも見える。岡田監督は去年と同じ1番二塁に固定と明言しているが、本人としてはクリーンアップへの進出もできるとのことだ。去年の優勝オーダーを大きくいじることはないという考えもあるが、あの打線のつながりは一過性のものと考えた方が良いかも知れない。そうだとするなら、長い野球の歴史が作ってきたセオリー、「1番打者は俊足と選球眼、好機に強い打者は3〜5番打者」に立ち帰るのも悪くないだろう。冷静に考えて浜中が抜けた後のクリーンアップは頼りなかった。また下位打線からの攻撃で点を取っていた現実を忘れてはならない。

Posted by torao at 23:13 | comments(0)
[退団者]今岡誠
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