自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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キャンプイン直前メモ(野手編)
首脳陣、今岡、井川も沖縄入り。あとはキャンプインを待つばかり。今年は例年にも増して準備万端な選手が多く、序盤から気の抜けない競争が展開されそうだ。では昨日の続きを。

《内野手》
一塁シーツ、三塁今岡のレギュラーは確定。関本・片岡がサブ。大注目が二遊間。練習の虫・鳥谷の元気さが連日伝えられる。2年目の大ブレークに期待大。岡田監督方針はショート鳥谷、二塁藤本で固定したいという。ただし藤本は鳥谷と勝負してのショートを希望、関本も二塁での定位置取りに勝負を賭けるという。現在の阪神タイガース、最大の課題とも言える「首脳陣と選手の関係」がどう変化するか。それを占うのが、このキャンプにおける二遊間とも言えそうだ。沖原・秀太・久慈(安芸)はベンチ入り1(〜2)枠を争う。決め手は実践での打撃だろう。上坂・筒井壮(安芸)は内外野をこなす便利さが売り。長いシーズン必ずチャンスが来る。特に上坂は名誉挽回のチャンスを与えられた沖縄で何を見せることができるか。期待の俊足、萱島(安芸)は代走要員からベンチを狙うが、新人赤松との取捨になり苦戦。キャンプ後半には喜田(安芸)にもチャンスが与えられるだろう。自信がつけば化ける強打者だ。

《外野》
レフト金本、センター赤星は不動。ただし危機管理として特にセンターの控えは守りの良い選手が欲しい。上坂、赤松、中村豊(安芸)、庄田(安芸)から1名はベンチ入りが必要だ。特に赤松の俊足が注目で、特殊兵器として期待大。今年もライト桧山には強敵がマッチアップ。スペンサーとの勝負は、下位評価からのスタートを強いられる。どう劣勢を跳ね返すのか見物(また今年も新外国人が勝手にコケるのだろうか)。両翼の控え葛城、町田、的場らは代打としての役割も大きく、実績のある町田が上位評価だろう。的場はキャンプで思いっきり弾けるかどうかだ。桜井・林(ともに安芸)の回復具合が順調なら、キャンプ後半にチャンスがあるかも。濱中はリハビリに徹する。

《DH》
パ・リーグ主催の交流試合ではDHが採用される。18試合という試合数は多くもないが、侮ることもできない。キャンプではその適正なども考えていく必要があるだろう。関本、桧山、スペンサー、片岡、町田らの内、投手の左右などを見ながら、守備位置を失った者が務めることになる。

Posted by torao at 07:13 | comments(5)
[阪神]メンバー構成
キャンプイン直前メモ(バッテリー編)
プロ野球の正月、2/1のキャンプインを控え、外国人選手も勢揃い。ウィリアムス、シーツ、スペンサー、ブラウンが来日。キャンプ初日から意欲満々で全員集合だ。全員…、たぶん一応…。

キャンプの注目点をメモ。正月気分を煽りましょう(笑)。

《先発投手》
井川問題は頭が痛い。今季の構想として井川・福原・ブラウン・安藤・下柳までは確定だろう。ただし登板間隔を空けた方が良い(といわれている)下柳を「計画的谷間要員」とする可能性もあり、その場合若手から最低もう一人抜擢されることになる。
不安要素を挙げれば限りなくネガティブにもなれるが(笑)、確定のベテランについてはある程度計算が立つ。特に安藤とブラウンの活躍次第では、相当強いローテになる。また激しい競争に勝ち残ってくるであろう若手が一気に次代のエース候補として旋風を巻き起こす予感もある。最右翼、昨年5勝の三東、ローテ復活を目指す太陽がともに安芸(リハビリ組)スタートだが、いずれ追いついてくる。それまでに杉山、江草、筒井和、金澤、前川がどれだけリードを奪えるかが注目。そして遅れてきた新人、能見による「全員抜き」もあり得る。

《救援投手》
開幕では、先発争いの中から、ロングリリーフにも対応できるタイプが1〜2人控えることになるだろう。久保田、ウィリアムス、桟原、藤川が構想の内。是が非でも欲しい吉野の復活が見極め所。不調を引きずるようなら、その役割を中村泰、三東、佐久本(安芸)あたりに求めなければならない。使ってみたいダーウィンは開幕すれば枠がない。消耗の激しいポジションなので牧野・石毛(安芸)あたりに頼る場面がきっとある。課題のモチベーション維持を、首脳陣がどう立て直すかにも注目。

《捕手》
矢野・野口は今年も健在。特に野口の起用方法はFA残留を経て変化が予想される。三番手は新人岡崎になりそうだ。ここまでの報道から、新人とは思えない存在感があり積極的な姿勢が目を引いている。プロでもトップクラスといわれる送球動作の速さに注目したい。キャンプ、オープン戦を上手く乗り越えれば公式戦でもたびたび登場しそうな勢いだ。浅井・狩野(安芸)・中谷(安芸)も、黙って抜かされるわけにはいかない。どこに存在感を出せるか出せないか、先輩の意地に期待。

(野手編は明日に)

Posted by torao at 08:32 | comments(3)
[阪神]メンバー構成
ダーウィンが“魔球”『ナックルチェンジ』をアピール
唐突にクイズ。この30日間で、検索エンジン経由でこのブログにやって来た方のキーワードの内、個人名ナンバーワンはだ〜れだ?井川?赤星?ノー。岡田?星野?ノー。
答えは…
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Posted by torao at 07:36 | comments(5)
[退団者]ダーウィン・クビアン
私的井川問題解決方法
井川問題は実際の交渉内容が分からないので、どのような最終決着となるのか予想も出来ない。ひょっとしたら公表しないという条件で、将来に向けての条件調整が行われているかも知れない。ただ言えそうなことは、阪神ファンが信じて疑わなかったあと4〜5年は井川投手が阪神のエースを張ってくれそうだという予想図が音を立てて崩れたと言うこと。本人にその気持ちがないのだからこればかりは仕方ない。

悲嘆に暮れていてもつまらないので、建設的に考えてみる練習(笑)。ヤクルトなんて毎年のようにエースがいなくなっていたけど立派にやって来たじゃないの。ウチだってできるできる!

井川といえばタフ。ローテを守って200イニング投げる。これはおいそれと真似できるもんじゃない。しかし頭数で補うことはできるかもしれない。投票コーナーに居並ぶ面々、三東・杉山・筒井和・太陽・江草・金澤・前川・能見…まだまだ後続グループもいる。みな勢いのある若手だ。
だれか一人や二人出てくるんちゃう?

そして井川といえばウチのエース。今年は3つ止まりだったが、一人で貯金をどっさり作ってくれるのが仕事。しかしこれとて打撃とのかねあいで、去年の藪投手のように好投しても勝ち星がつかないことだってあるのだし、たいした投球をしていなくても打線爆発で白星ごっつぁんてこともある。
打ちまくればなんとかなるんちゃう?

まぁ世の中そんなに甘くない。エースの穴は急に埋まらないかもしれない。その結果、チームは優勝を逃すかも知れない。Aクラスも逃すかも知れない。
そしたら監督代えて出直せばええんちゃう?

もう本日は「評論家」を自称することすらやめときますワ(苦笑)…

Posted by torao at 07:29 | comments(9)
[野球全般]ペナント展望
阪神・井川“急転”なんじゃ〜こりゃ!?やっぱり今季メジャー
http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200501/27/base175758.html

井川側蒸し返し。さすがに交渉のプロはやることがえげつない。FA以外の移籍は認めないという球団の方針で決着すると思わせて、安心させておいてコレだ。巨人・上原投手の動きと連携しているのか気になるところではあるが、とにもかくにも、あとは球団側さえ少しでも譲歩すれば、すぐにでも解決する用意があるという形を作りあげて、ボールは球団側に手渡された。
井川サイドは、すべてのカードを切った。もうファンやチームメイトから、ワガママと言われようが、チームの士気を低下させる馬鹿野郎と言われようがかまわない。3/1までのキャンプ費用を負担してもかまわないと居直った。もはや「無敵状態」だ。
こうなってしまうと、あとは球団が解決させるか、させないかを選択するしかない。解決させる方法は、ポスティングの条件について話し合いに乗ること。解決して得られるものは、(1)戦力としての井川、(2)一見平穏な空気。失うものは、(1)スジと道理、(2)ポスティングは認めないという方針。
もう一つの選択肢は解決させないこと。方法としては、井川側が言っている3/1までまったく譲歩しないということになるか。この場合は、毅然とした態度に対し世間から喝采を受けることがあるかも知れないが、一部からは個人の希望を無視する集団管理主義的な思想と非難されることもあるだろう。また、望みを失った井川が戦力にならなくなる可能性もかなりある。

井川側の選択したこの交渉方法は、キャンプイン寸前のチームの士気を「人質」にとった極論すれば卑劣な「テロリズム」だ。率直な感情を言えば、怒り意外の何も感じない。
だがその一方で、井川は他に何の手段も持ち得ない(と本人が思い込む程)追いつめられていたということにも考えをめぐらせるべきかも知れない。なぜ自分だけは、なぜ阪神だけは、ポスティングを一切認めてくれないのか?条件すら与えてもらえないのか…。制度の曖昧さ、不公平さに対して、球団の言い分だけを黙って受け入れることがどうしてもできないのだろう。事実、もし譲歩を一歩でも引き出そうとしたら、この方法しかなかったかも知れない。

お互いの立場を尊重し合う交渉ができず、双方、加えて他の選手やファンなど周囲がダメージを受けるような事態になってしまった。これは不幸としか言いようがない。今後どのような結論が出ようとも、円満な解決とはならないだろう。繰り返しの主張になるが、ポスティングという制度の周辺を解決しなければ、各球団の熱心なファンが冷めていくことになるだろう。

Posted by torao at 07:57 | comments(15)
[野球全般]球界
前川『ニューボディー』で復活!10キロ以上の減量に成功
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200501/tig2005012602.html

プロ野球の構造改革協議会の第1回会合が開かれた。伝えられるところでは、「ドラフトのあり方」の時点で議論百出ということらしい。予想されたこととは言え、なぜこういう場を設けているのか、その目的と目指すべき理念についてコンセンサスを作るところから始めて欲しい。球団間の利害の話に終始しているようでは志とレベルが低すぎると言わざるを得ない。ことここに及んで危機意識がないことに腹が立つ。阪神野崎氏、「実のある話をしないと。ファンもこの会議を見ていますから、責任を感じます」。あなたなら、これからどういう行動を取らなければいけないかわかるはずだ。

また、実行委員会では永久追放処分の解除についても検討され、コミッショナー事務局より野球協約の改正案が示されたという。私にとって「黒い霧事件」というのは歴史上の出来事でしかないため、正直ピンと来ないが、時の西鉄のメンバーたちが、ねばり強く各方面に働きかけてきたのは知っていたので、何かほっとしたような気にはなる。

そろそろ沖縄に移動する選手も出てきて、キャンプモードに切り替わりつつある。
発表された沖縄キャンプ参加メンバーの中に何人かは、意外な人選と感じさせる選手がいたように思う。ただこれは必ずしも優遇されたとは言えないだろう。キャンプインの瞬間から「最終テスト」を受けさせられる立場の者もいるはずだ。ひょっとするとこの前川投手などは、そういう位置づけかも知れない。
徹底したトレーニングと節制で、10kg以上も減量し、見た目にも変化がわかる。それによりシャープな投球ができるようになったのか、制球力が向上したのか、虚弱な下半身が改善されたのか、そこらあたりをいきなり見極められることになるだろう。なんと言っても左の先発候補なら掃いて捨てるほどいて、さらに下から田村らが突き上げて来る。前川にとっての沖縄行きは、大チャンスとばかりは言えない。

Posted by torao at 07:37 | comments(6)
[退団者]前川勝彦
Q.いえね、もし物凄い結果を残したとしてですよ、井川はいつならメジャーに行って良い?(「評論家たちの声」投票結果)
05終了後(19%)
06終了後(14%)
07終了後(14%)
08終了後(3%)
09後FAで(47%)

Total: 156 votes

※最後来年が急進したけど、井川投手本人が投票してたわけじゃないよね?(笑)

Posted by torao at 23:31 | comments(2)
[管理人より]投票結果
春季沖縄キャンプ参加メンバーについて
http://www.hanshintigers.jp/topics/news/info_0530.html

ホークス王監督が岡田監督にダメ出し?どういう経緯でこういう話になったのだろう。でも気にかけてくれるというのはありがたい。今年はどうしてもホークスに借りを返したいものだ。

1/24コーチ会議が開かれ、沖縄キャンプ参加者39人が発表された。注目はなんといってもルーキーから能見投手、岡崎捕手、赤松外野手の三選手が選ばれたこと。いずれも楽しみな存在になりそうだ。そして、若手投手陣の激しい競争にも焦点が集まりそうだ。全体の印象としては、まぁ「岡田色(嗜好)」をまじえつつ手堅くまとめたという感じか。
さて逆に選に漏れた選手を見ていこう。
三東、太陽、濱中、桜井、林は、焦らずリハビリ優先ということだろう。
当初沖縄行き内定と伝えられた中林・田村には残念な結果だった。今年は二軍戦のローテ投手として育成の方針であろうし、「見てみたい」だけなら安芸の合同キャンプの時で良いという判断になったのだろう。
相変わらず牧野投手は冷や飯を食わされる。オフの間、まったく話題が伝えられていないことも気になる。戦力だと思うのだが…。佐久本、石毛も辛いスタートとなった。
捕手は、浅井合格で、狩野、中谷は落選。ただし、このへんはキャンプ中の入れ替えもあるか。
野手では移籍加入の中堅&ベテラン、久慈、筒井壮、中村豊、立川が二軍スタート、厳しいシーズンを予感せざるを得ないか。リハビリ中のメンバーもそうだが、沖縄行きに喜田・庄田・萱島ら期待の若手の名前がないのが淋しい。
それでも全員で阪神タイガース。長いシーズン、安芸スタート組の力で勝つ試合もいくつかあるはず。さあ、それぞれの思いを胸にキャンプだ。

Posted by torao at 07:49 | comments(10)
[阪神]メンバー構成
岡田監督、前言撤回!?“二遊間は白紙”
http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200501/24/base175632.html

前日の続き(笑)。「藤本が遊撃にこだわる姿勢はいいこと?そらそうよ。まだ何にも決まってへんのやから。新聞がいろいろ書くからや」と岡田監督。珍しく記事に文句をつけた。そうそう、自分の意図と違う書き方をされた時は、反論しないといけない。そしてマスコミ取材の受け方、自分が関西スポーツ紙の中でどういう扱いを受けているのかをよく考えた方が良い。
憶測だが、星野監督時代、スポーツ紙は最高潮に売れただろう。ファン同様、いや経済的事情が絡むだけに、ファン以上に、マスコミの中には「星野復活」を望む声は大きいに違いない。阪神の監督を生かすも殺すも新聞次第という鉄則は今も厳然として生きているのだ。そして現在の関西スポーツ各紙は、岡田監督の味方と言い難いのは確かだ。
もちろん岡田監督にも問題がある。最大の欠点はその語り口ではないだろうか。「そらそうよ」「そんなん、○○よ」「わかっていること」…。何か、傲慢に決めつけているという印象が残る。でも本当にそうなのだろうか。去年、言動や行動がブレたことしばしば。口調とは裏腹に、自信もなく、悩みも多いに違いない。(余談)対極は長嶋氏だろうか。「どうでしょう…○○ではないでしょうか?」字にすれば自信なさそうだが、本人の中ではすべて揺るぎない結論として決まっているに違いない(笑)。伝えたいことをストレートに受け取ってもらうためには、どういう態度で、どういう語り口が効果的なのか。これを考えて徹底させることだって監督の重要な職務だと思う。
今年、戦力面、コーチングスタッフとも昨年より上積みが見込める中で、監督のマスコミ対策も重要課題であることをお忘れなく。

Posted by torao at 08:29 | comments(9)
[退団者]岡田彰布
藤本「オレはやっぱりショートがやりたいんや」
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200501/tig2005012305.html

節制し身体を絞り、身体の使い方を考えながら質の高い打撃を意識する…。片岡選手が変わろうとしている。今年のように期待が薄くなった時にドカンと弾ける予感だ。もっともこの予感、あまり当たった試しがないのだが(笑)。

仰木オリックスがキャンプに臨時コーチとして、中西太氏、稲尾氏を招聘するとか。え〜、太さんは先約済みだぞ!(笑)。まぁ、ちょっとならいいけどね。
そう言えば去年の暮れにNHK制作の「プロ野球70年 みんな野球が好きだった field of dreams」シリーズの再放送をしていて、この西鉄黄金時代の面々のことも取り上げられていた。この番組は面白かったなぁ。おそらくいずれDVDやビデオが発売されるだろうが、是非とも全編欲しい。巨人のV9時代の前に存在した西鉄黄金時代。私が野球を見始めた時より、もっと昔のお話。まだプロ野球がどうなっていくのかわからなかったころ。日本プロ野球が最高に輝いていた時なのだろうと思う。そしてその幻影と呪縛から逃れ、新しい輝きを放たなければいけない。

藤本の言葉、「まだキャンプも始まってない状態でレギュラーが決まっているというのは、僕らにとってはどうしたらいいのか、と思います。遊撃というこだわりもあるし、守れるうちは遊撃でやりたい」。良く言った。キャンプインしたら、直訴もしたら良い。そして言ったらやる。とことん勝負しろ。所詮まだまだ机上の空論、グラウンドで力を見せるだけだ。
岡田監督もひるむな。自分のやり方でやったら良いし、今後も方針をどんどん出したら良い。選手に好かれるのが監督の仕事ではない。やる気にさせればそれで良い。「ここは決まっていないから競争しなさい」と言って競争が生まれるなら、こんなに楽なことはない。「ここは決まっているからオマエは無理だ」と言われて、始まる競争だってある。要は選手個々の特性を活用して奮起させることだ。
岡田監督ひょっとするとそのあたりを意識しているのかな?それともその場その場のリップサービスに過ぎないのかな?いずれわかるだろう。

Posted by torao at 08:19 | comments(7)
[退団者]岡田彰布
金本 キャンプ中も“鉄人トレ”
http://www.daily.co.jp/baseball/2005/01/21/158551.shtml

吉野投手が、アリゾナ直輸入の最新流行「ライス・エクササイズ」で手を鍛えるそうだ。へえ〜これ懐かしいなぁ、子供の時少年野球の監督に教わったよ。お米に手を突っ込んで、握ったり、ぐるぐる回したりって。まさに逆輸入だなぁ。
確か吉野の去年は、指先の異変がケチの付き始めだった。しっかり鍛えろ。

若手投手陣はキャンプイン前から熱い感じ。もはやブルペンの取り合いだ。期待の投手が余りまくっている。こっそりヒントだが、先発の枠は、井川・福原・下柳・ブラウン・安藤まで事実上決定済みで、残りは1または1と半分。強い球を持っている投手は、クイックや牽制、仕上がりの速さや、従順さなどの「コンビニエンス」をアピールして、中継ぎを狙った方が良いぞ。

ケガの回復にことのほか時間がかかっていたようだが、金本選手が急ピッチで仕上げているという。ことトレーニングについては、「鬼」以外の何者でもない。
今年、4番金本の後は今岡が控えるという。そうなれば相手投手は、びびりながらも金本と勝負せざるを得なくなり、そのパワーの餌食になることも増えるだろう。
85年の優勝の後、天から地へと転がり落ちた時と、現在のチーム状況を比較する向きもあるが、私はこの男の存在がある限り、チームの緊張が緩み、切れてしまうことはないと信じる。それほど周囲のテンションに影響を与える人物だと思う。
鋭さとセンスはあっても、清原のような天才少年ではなかった。そんな技もパワーもない若者が、東北福祉大と広島カープに見いだされ、鍛えられ、意地と努力で実力を築き上げた。そして、今や彼の力を借りて、強豪チームを目指そうという阪神タイガースで、大輪の花を咲かせようとしている。中堅、若手の選手たちは、一緒に練習ができる幸せを認識して、一歩でも近づこうと日々精進せよ。

Posted by torao at 08:51 | comments(4)
[野手]金本
前中日・林光中渉外担当と21日に正式契約
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200501/tig2005012104.html

田村に続き、安藤、佐久本、中林、桟原もブルペン入り。久保田は、先乗り自主トレ組(1/26沖縄入り)より先に沖縄に入ると言うし、皆意欲的でよろしい。チャンスが目の前にぶら下がっているんだから当然か。
先発転向の安藤投手が取り組んでいるのが、カーブとシュートだという。速球とペアになるカーブ、スライダーとペアになるシュート。ノムさんも言っていたとおり、それらが使えるとなれば、かなり幻惑できるだろう。新球種に取り組むことは少なからぬリスクも孕むが、先発となればやはり多球種が有利、吉と出て欲しい。

前中日・台湾出身の林光中渉外担当(35)と21日に正式契約。林光中氏は93年、阪神・郭李の通訳を担当。00年から中日で同職、日本語、英語、中国語を駆使し、アレックスやウッズとの交渉に関与し、外国人側の代理人と、中日とのブリッジ役として機能してきたという。
正直に言うとまったく知らない人だった。で、詳しいことが分からないので、これまたまったくの憶測であることをお断りしてから…。
中日が4年も5年も契約してきたことを見れば、林光中氏が有能な人材であることはあきらか。ではなぜ中日が契約を解除したか。
阪神などとのマネーゲームの結果、2年10億円とも言われる巨額契約で中日入りしたウッズだが、この秋に右ひじ内側の骨の除去手術を受けた。中日側はその事実を知らされておらず、相当不信感をもっていたフシがある。単純な阪神による「引き抜き」かも知れないが、ひょっとしたらここらあたりのウッズ側との交渉内容を問題視したのかも。林光中氏にとっても、その件は大きな失点になっているのではないだろうか。
とはいえ牧田社長「渉外担当として契約します。今後は米国ほか、アジア、中南米にも目を向けて我々の独自のルートを築いていきたい」という発言はまさしくその通り。若く有能な人材であれば、大切に育てて欲しい。各国の球界事情に精通した裏方的人材など、そうたくさんいるもんではないのだから。

Posted by torao at 08:25 | comments(10)
[球団スタッフ]球団スタッフ
虎助っ人スペンサーにメッツ松井が太鼓判
http://osaka.nikkansports.com/otr/p-ot-tp1-050119-0005.html

FA残留の野口捕手が甲子園で自主トレ。去年のハイライトはなんといっても井川と組んでのノーヒットゲーム、10/4の消化試合、あれが昨年初先発マスクだった。ミットを真ん中に構え、受けたらすぐに返球。矢野との違いが井川を乗せていったと誰もが認める好リードだった。当然野口としては、そのインパクトから今年の活躍機会拡大につなげていきたいところだ。また今年導入の交流試合も野口にとってはプラス材料。首脳陣ももっともっと上手く使って欲しい。

需要と供給のバランスということなのだろう。ネット上で選手個々の情報(どんな行動をして、どんな発言をしたか)を得ようとしたら、今や巨人ネタより阪神ネタの方がはるかに豊富だ。それだけ阪神ファンは、「知りたがり」なのだろう。本当に阪神ファンは、阪神のことをよく知っていて、ほとんど情報を共有している状況だ。考えたらちょっと恐ろしい(笑)。だって出所はいわゆる「虎番記者」からのものでしかないのだから。私などついついスポーツ紙2紙で報じられれば「事実」として受け止めてしまうが、もっともっと疑ってかからなくてはいけないと思う。
例えば新外国人スペンサーは、下手したら「素行不良の酔っぱらい」「バッティングも粗く、トラブル起こして早期帰国」というのが、早くも阪神ファンの間では共通の記号となっているが(苦笑)、本人とともにプレーしたリトル松井選手によれば、まったく違うお見立てだ。
もし松井選手の言うとおり、日本向きの性格で、阪神ファン受けのするプレースタイルなら、これは面白いことになる。突如としてエライ期待感(笑)。もしも「やっぱりダメ」なら、将来指導者となった時、松井(稼)の見る目を疑おう(笑)。
とにもかくにも、何事も自分の目で見るまでは、先入観は持たないことにしよう。

Posted by torao at 07:32 | comments(4)
[退団者]スペンサー/シェーン
ア軍入りの藪に、阪神上層部は「指導者で戻ってきて」
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200501/tig2005011903.html

今度は巨人・上原投手がポスティング懇願態勢に入ったという。というより、懇願していることを公表し、事態の変化を狙ったというのが正確だろう。「あんなに謝ってるのだから許してやったら?」とか「あんなにお願いしてるんだから、聞いてあげれば?」という世論の後押し効果を求めているというわけだ。やっぱり「お願いベース」の制度なんておかしいよ。

藪退団正式決定を受けて、保留だった新背番号が正式決定。他に関本(44→3)、藤原(2→44)、野口(27→2)が決まっている。

田村投手が鳴尾浜のブルペン第一号。なにごとも目立って吉。キャンプの初日にピークを持って行く気構えが見える。ケガするなよ。

藪投手が球団事務所を訪れ挨拶。持ち味である球筋の美しさの如く、終始一貫綺麗に球団を去っていった。気負うこともなく、浮つくこともなく、常に慎重に気を配りながら。
今年、投手陣の支柱であった藪の穴はなかなか埋まらないかも知れない。そういえば、昨オフ、井川投手の契約更改時に、球団から投手陣のリーダーとしての成長を期待されていたことを思い出す。気がつけば若手投手が多いチーム編成の中で、井川投手の活動はまだまだ十分とは言えなかっただろう。そんな中での「夢」発言だっただけに、皆に多くの違和感を与えたのだのだと思う。チームスポーツをやる限りは、個人の実力がついた者が、自分のことは当たり前にこなしながら、いかにチーム全体への具体的な行動がとれるかというのが重要になると思う。コーチングスタッフからではなく、選手たちの自発による、活性化こそ、チームワーク向上には不可欠なものだ。
個人的な夢を実現させる手段は数々あるのかも知れないが、その時その時で周囲から期待されていることに逃げずに取り組みつづけることが、大切なのかも知れない。たとえ遠回りでも、その夢をもっとも大きくした上で掴む最善手かも知れない。藪と井川を見ていてそんなことを思った。

Posted by torao at 07:38 | comments(11)
[退団者]井川慶
Q.将来、星野仙一氏に監督復帰して欲しい?そして、復帰はあると思う?(「評論家たちの声」投票結果)
欲しい&ある(28%)
欲しい&ない(49%)
欲しくない&ある(1%)
欲しくない&ない(20%)

Total: 109 votes

※ふむふむ、復帰希望が8割か。そして7割は復帰なしと見ているわけですね。面白い結果でした。

Posted by torao at 13:02 | comments(4)
[管理人より]投票結果
仰木監督が決意新た…震災から10年「期待に応える」
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200501/bt2005011808.html

1/17で阪神・淡路大震災から10年。「被害に遭われた方の様々な傷は、決して癒えていない」、定期巡回しているブログでも地震の経験談を読ませてもらい、考えさせられた。

悪夢の惨状の中から「がんばろう神戸」を合言葉にブルーウェーブが優勝を遂げた、あの感動からもう10年が経つ。不思議なことに、プロ野球の勝敗は「世の中の空気」から影響を受けることがよくある。それだけ応援のパワーは決して侮れない勝負のファクターなのだ。今年はどんな風が吹くのだろうか。
個人的意見だが、弱小地域密着型地方球団に良いことがあってほしいと思う。セなら広島、パなら北海道、東北だ。これらのチームが中盤まで優勝争いに絡み、地元の応援が盛り上がって欲しい。「地域密着型経営への移行」、時代はまさに転換期だが、言うは易しされど…だ。NPBは読売が動かなければ何も変わらないという点では相変わらずだ。幸いにして読売の改革派フロントは、比較的良識があるようで、「巨人さえ強ければ」というエゴをひっこめている。世の中的に、パ・リーグを含め、すべての球団に元気になって欲しいという空気がもっともっと満ちて来たら良いと思う。どうかそれを後押しするようなペナント争いになってくれ!

それにもまして、とにかく両リーグとも、白熱の優勝争いになってもらいたい。3チーム、4チームがダンゴ状態で夏場まで。少しずつ失われてきた日本プロ野球への「熱」を取り戻すには、なによりそれが必要だ。そして熾烈なダンゴレースを経て、最終的にタイガースが日本一になるなら仕方ない、健全な球界の発展を願う皆様、お許し下さい(笑)。

Posted by torao at 08:17 | comments(2)
[野球全般]ペナント展望
辻本“あいたた…”リタイア 腰の張りで別メニュー
http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200501/17/base175349.html

あちこちから本格的な自主トレの報告が入ってきた。ポジションが安泰な者はフルシーズンの活躍を目的に、一方、キャンプインから戦争になる者は、スタートダッシュで差をつけるために、強い決意を胸に動き始める。

八木氏、初インタビューを岡田監督に。岡田構想の二塁が藤本であることが判明。鳥谷の無条件起用もにおわせる。…これは自分だけ思っていれば良いことで、発言すべきことではないだろう。ただしこの時期に、このような発言をするウラは、「腐らない関本」と「腐りやすい藤本」の性質を考えてのことかも知れない(ということにしておかない限り理解不能)。まぁポジション争いは、やっていく中で自然と決まるものなので、そんなに心配しなくても良いか。

辻本少年の育成に関係者が神経を使っている様子が連日報じられる。おっかなびっくり接しているのを伝えられると、やっぱりこの指名はおかしかったのではないかと思ってしまう。辻本の側に、プロとして耐えられるかが問われているのではなく、球団の側に、有望な少年を育成する能力があるのかを問われているように感じる。
話は飛躍するが、去年の球界ゴタゴタのさなか、どうして球団の経営が苦しいのかという議論の中で、必ず出てくるのがファームのあり方だった。
二軍戦を興業しても収入はほとんどなし。遠征費用はかかるし、ものになるかどうかわからない選手をたくさん抱え、寮に入れ、メシを食わせて、十分な給料を払い…。確かにアメリカのマイナーとは決定的に違う部分ではある。
今後、球界の方向性として、NPBのあり方とは無関係に、独立リーグやクラブチームなど、地域密着&多球団化が進んでいきそうな機運がある。当然、NPBが抱え込んでいる「育成」について、社会人やクラブチーム、独立リーグに「委託」する方向性も出てくるだろう。球団経営改善のために出てこなければおかしいアイディアのはずだ。
とすれば、「辻本育成」のようなことは経営状態の良い阪神だからこそできることであり、球界全体にとっては、不均衡の助長にもなり、あまり良い事ではないようにも思う。有望な若者は、早い段階で金持ち球団に刈り取られ、アマで大きく育った新人も金持ち球団に高値で持って行かれる。これではこれまたドラフトの矛盾になりかねないと思うのだ(もちろん辻本には何の罪もなく、大きく育って欲しいと願っている)。

Posted by torao at 08:08 | comments(12)
[野球全般]球界
若虎パワーで完全V!中林、田村が1軍C招集へ
http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200501/16/base175298.html

大阪市内のホテルでスタッフ会議が行われ、牧田新球団社長らフロント、岡田監督ら現場首脳陣が正式に始動した。春季キャンプについて日程などを正式決定するとともに、一二軍の振り分けについてもあらかた決めたようだ。ポイントは(1)ベテランを含め主力は全員沖縄、(2)新人では岡崎・能見・赤松が沖縄内定、(3)中林・田村が沖縄内定ということだ。もちろんこのウラには「まさかの落選者」もいるかも知れない。もう半月で勝負のキャンプが始まる。
四年目の左腕・中林佑輔、三年目の左腕・田村領平にとっては、大きなチャンスだ。ともに高卒以来「井川の通った道」を参考にしながら、大切に育成されてきた。田村はこれまで何度も大注目を浴びてきた。強い筋力から力のある球を放り込む剛球タイプなので、目を引くのだろう。しかし安定感に欠け、昨年は二軍でも16試合24 1/3回を投げ、防御率7.77と実績を残せなかった。しかし昨年終盤の教育リーグ、秋季キャンプで急上昇しており、キャンプではかなり注目される予感。ただどうだろう、今年前半は二軍ローテの柱として実戦の経験値を上げるのが常識的な育成方法だと思う。
一方の中林は、これまであまり目立たない存在だった。昨年二軍で23試合、78 1/3回を投げ、防御率4.25。与四死球34、奪三振53、どれをとっても中途半端な数字だ。やはり二軍から飛び出してくる投手としては、物足りない数字という評価になる。
それでも6勝5敗は、勝ち負けともチーム最多で、先発投手の軸として通年投げ切ったことを物語る。ウェートトレーニングの成果も出て、華奢だった身体も大きくなったことが大きい。この一年間、二軍のエースとして登板を重ねたことは大きな自信になっただろう。
186cmの長身から投げおろす微妙に動く直球と、チェンジアップが投球の軸。とにかくこの投手は、毎年毎年少しずつ上昇している。コツコツと努力を重ねて、「次の下柳」の座、「球が速いわけでも、変化球が切れるわけでもないのになぜか打てない」というタイプを目指せ。

Posted by torao at 08:20 | comments(2)
[退団者]中林佑輔
筒井壮が“プチ闘将”襲名…ベンチのムードメーカーに
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200501/tig2005011507.html

藪投手がオークランドで大歓迎を受けた。本拠地球場で入団会見の後は、球場内で日系人を招いてレセプション。日本語が書かれた舞台セットを背に、法被をまとって鏡割り。いやいやよく研究されました(笑)。球団のCM撮影もやって、終わったら地元の子供たちを招いて質疑応答…。夢のような一日だっただろう。
オークランドは大都市サンフランシスコのすぐ近く。ダウンタウンから地下鉄で約20分のところにある港町。「桑港」の日系、アジア系のコミュニティへの集客効果も見込んでいることがよくわかる。それもこれも藪が活躍してこそだ。がんばれ。

「井川問題2004〜5」は収束の方向へ。「続きはまた次のオフ」というところだろうか。とりあえずのところ落ち着きを取り戻して行くだろう。
井川が橋岡弁護士に契約交渉の代理人を依頼するのはこれが3度目になるだろうか。登板試合をすべて見て、資料にまとめた上で交渉するとうことで、球団側も、損得は別にしてそのプロフェッショナルな姿勢を評価するコメントを発していた記憶がある。ただし今回は、井川投手の国内での商品価値に傷をつけてまで条件闘争に持ち込んでしまった点で、戦略ミスがあったと思う。井川をいさめるべきであったし、条件の引き出しも水面下でやるべきだった。
阪神ファンは、比較的「モノを言う」集団で、なおかつたいへんまとまりが良い。人気商売で生きていくなら、絶対に敵に回さない方が得なのだ。

筒井壮が名古屋での自主トレを終了。今後は練習場所を鳴尾浜に移すという。昨年暮れ近くなってからの解雇で、バタバタもしただろうが、いよいよタイガースの一員としての活動が始まる。
二軍で首位打者を獲ったこともある打撃が武器。また守備は内外野をすべてそつなくこなすという。でもどうやら各紙の言わんとするところは、その明るく、元気なキャラクターが魅力らしいということが分かる。ネット上で、中日ファンの方の声などを見てみても、出番のすくなかった昨年、筒井は二軍のキャプテン的存在でチームの活性化に貢献していた様子が伝わって来る。
ただし、大阪府出身、明大卒、右投右打…そう、中村豊とキャラがかぶりまくりなのだ。年も近く、とにかく「星野系」(笑)。どちらかがベンチに入れるか、どちらも外れるか…だろう。
チームが変わり、気分一新。そのキャラクターはきっと必要とされるものだけに、キャンプ、オープン戦で目立つ活躍をするのみ。

Posted by torao at 08:25 | comments(5)
[コーチ]筒井
藪、約1億円でアスレチックスと契約!「先発もあるぞ!」
http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200501/14/base175210.html

新人の合同自主トレがスタート。予想通り赤松がダッシュのスピードで注目を集めた。長距離走ナンバーワンは、高校生の玉置が獲得。一方、久保田・桟原とその年の出世頭を輩出した、栄えある長距離走最下位は、水落が獲得した。おめでとう(笑)。

藪がアスレチックスと契約。これをもって名実ともに「阪神の藪」ではなくなった。日本シリーズで投げている藪を見られなかったことだけが心残りだ。
「旬の時期にメジャーへ」と言ったのは井川だが、藪は今年37歳になる今がまさに旬。直球は若さを失っていないし、制球力も向上、なによりも精神面の落ち着きが投球に現れるようになった。「成長カーブ」は人それぞれ違う。今までは助走に過ぎなかったのかという活躍を見せるかも知れない。
阪神が弱かった理由は、ドラフト戦略にあるという意見がある。特にいわゆる逆指名が導入されて以降は、その弱さ、ゴタゴタの多さ、シブチン傾向により、「行きたくない球団」と称された。そんな中で阪神を逆指名し、長きに渡り、ねばり強く活躍したのは藪投手だけと言っても良い。94年新人王のデビューを飾るも、その後の野球人生は順風満帆とは言えず、通算84勝106敗。よくもまあ負けたものだ。
しかし、今では多くの阪神ファンはそんな藪投手を誇りに思っているだろう。弱かった阪神を支え続けたエースに感謝し、拍手をもって送る気持ちだ。1/14注目の英語スピーチ、日本に帰ってきての会見が楽しみ。

Posted by torao at 07:59 | comments(8)
[退団者]藪恵壹
オマリー氏が春季キャンプで新外国人とのつなぎ役に
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200501/tig2005011307.html

交流試合の統一ルールについて、セパ両リーグの審判部長らが協議し、1/25の実行委員会、1/27の監督会議交流戦のを経て決定するという。危険球、投球間隔など取扱に差のある部分を統一するのは良いことだ。DHは主催者側のルールを適用することになるのだろうが、予告先発はどうするのだろう。先日、落合監督が絶対反対を表明していたが…。ところで予告先発という制度は、観客動員に寄与しているのだろうか。私は先発投手を読み合うのもまた一興と思っているだけに、この制度にはあまり感心していない。パ・リーグファンのご意見なども伺ってみたい。

オマリー・ライブドア監督じゃなくて阪神編成部駐米担当が、春季キャンプに参加することになったという。この人の「場の雰囲気を作る能力」が相当評価されているということなのだろう。
02年星野阪神元年に「特命コーチ」に就任。キャンプでの「活躍」はなかなか見事で、マイナーの指導者経験を生かし、坪井ら居残り特打組の打撃投手を務めながら、遊びを取り入れた練習を上手くやらせていた。レギュラーシーズンも通年(正式にはスコアラーとして)ベンチ入りした。この年もアリアスら外国人選手のケアを期待されての起用だったが、各選手の成績にどう影響があったのかは評価が難しいところ。今にして思えば、アリアス、ムーア、バルデスがそこそこの成績を残したとも言える。しかし、かつてのスタープレーヤーをわざわざ日本に住まわせるとなると、それなりの出費もあるのだろう、03〜04年はコーチとしてではなく、駐米スカウトとして契約している。
今年、オマリー氏をキャンプに招く背景は、昨年のアリアスと首脳陣の冷めっぷりを踏まえてのことだろう。外国人選手の年俸を抑えて、そのフォローに必要な経費を高く見積もったということかも知れない。
とにかく陽気な人柄で、選手からもファンからも愛される存在。今の阪神に必要なキャラクターかも知れない。「一年の成果はキャンプで決まる」というのは格言。島野、和田、オマリーが帰ってくるキャンプで、愉快に滑り出したい。

Posted by torao at 08:07 | comments(7)
[球団スタッフ]球団スタッフ
村田氏、森氏、志村氏が殿堂入り
http://www.sponichi.co.jp/baseball/kiji/2005/01/12/06.html

巨人・堀内監督が初期がん(大腸)だったことを明かした。早く見つかって良かった。若い時の「悪太郎」のままのわけはないが、かなり抑えているのだろうなぁ。この人も決して侮ってはいけない実力の持ち主だと思っている。今年はフロントのバックアップも正常になり恐いと思う。

鳴尾浜に新人選手が続々入寮。話題の辻本選手もやってきた。「長期滞在」記録を作ることになるのかな(笑)。

一部に井川軟化の報道がある。駆け引きでなく、その方向性でことが進んでくれればなぁと思う。ネット上で見る限り、阪神ファンの反応は「怒り」「冷ややか」というものが多く、またチームの士気低下を懸念する声が多い。年末年始を挟み、問題発生からかなりの時間が経過していることも雰囲気を悪くしている。ただ、井川自身の言動としては、たった一度の会見とバカな自身のHPから発したものだけで、まだそれほど傷は深くないと思う。「今オフ」というのは、初めから無理な話。そんなことは井川サイドだって百も承知。解決のためにはまず今季の契約を決着させ、来期以降の方針を双方確認する作業は必要となる。しかしポスティングは、「なぜダメなのか」を子供でも納得できるような言葉で説明できない制度である。そうである限りは、形を変えながら駆け引きが続いていくのだろう。

今年の野球殿堂入りが発表。村田兆治氏、森祇晶氏(ともに競技者表彰)と、元NHKアナウンサーの志村正順氏(特別表彰)がその栄誉に浴した。とても良い選考だと思う。
ところで、こちらが野球殿堂こと(財)野球体育博物館のHP。なかなか行くことの出来ない遠方の方にとっては面白いページだと思う。
しかし眺めていると、なにかイヤな感じもしてきた。野球殿堂は、東京ドームに隣接する場所にある。そしてロゴマークも日テレ系の野球中継のそれと見まがうばかり。まさに「読売による支配」という、日本プロ野球界の「歴史と伝統」を見せつけている(笑)。
そういえば豊田泰光氏の著書「サムライたちのプロ野球」によれば、コミッショナー事務局長や事務局内の要職も伝統的に読売出身者によって固められてきたのだという。
球界構造改革のためには、コツコツと目の前の問題を解決していく努力と同時に、この根っこの問題、「私企業による機構支配」を排除しなければならない。しかし、球界内部にはその手立てがないだろう。やはり球界を変えていく力は顧客たる野球ファンにしかないと思うのだ。

Posted by torao at 07:34 | comments(7)
[野球全般]球界
Q.ズバリ予言するわよ!パ・リーグ優勝は?(「評論家たちの声」投票結果)
L(19%)
H(56%)
F(12%)
M(2%)
B(3%)
E(6%)

Total: 94 votes

※こんなん出ました。それでもプレイオフだからわかりませんよ〜!

Posted by torao at 21:05 | comments(1)
[管理人より]投票結果
ショートは俺!藤本が岡田構想に待った
http://osaka.nikkansports.com/otr/p-ot-tp1-050110-0005.html

矢野と福原がイベントに参加。矢野は去年多かった三振を減らすため、足を上げる形に打撃フォーム改造中とのこと。福原は200イニングス投球を目標の一つに掲げ、「右の」が付かないエースの座を獲りに行く気構えだ。さぁ、純粋なオフも残りわずか。もうすぐ大競争のキャンプがスタートだ。

藪がアスレチックスと正式契約のため渡米。年俸も現在と同レベル(約1億円)らしい。現地では、外国人選手とのコミュニケーションで身につけた独学の英語力を駆使してスピーチをするとか。他のメジャー希望者が苦戦する中、藪が楽勝でメジャー行きを決めたのは、代理人の力か、慢性的な投手不足からか、日本の人気球団の人気選手だからか。野球人生の集大成を楽しんで欲しい。

藤本と秀太が和歌山で1週間の自主トレを開始。注目は藤本の巻き返しだ。
去年は111試合出場で、打率.257。開幕後、鳥谷起用でベンチを温める。鳥谷の打撃不振で回ってきたチャンスにそれなりの結果を出してレギュラー再奪取。ところが今度は自分も乗り切れず、五輪遠征を経てまたポジションを明け渡す。シーズン終盤は、脚付け根の炎症、それによる腰痛にも悩まされた。まったく不本意な一年だったろう。
藤本の打撃は、良く言えば「気持ちで打つ」悪く言えば「ムラっ気」。得点圏打率は、.287と3分もはね上がる。詳細なデータで有名なTigers DATA Lab.によれば、甲子園球場での打率は.322と高率だ。確かに昨年はチャンスを与えられない藤本選手に、甲子園の阪神ファンは心からの大声援で励ました。その気持ちに応えたのはエライ。
岡田監督構想を予想すれば、二塁関本、ショート鳥谷が本線だろうと思う。左右のバランス、鳥谷の将来性、関本の打撃を上に見ていることだろう。藤本としては、両「専属」に対し、両睨みで勝負することになる。鳥谷も二年目で、おそらく契約時の起用方法「シバリ」もなくなり(憶測)、島野コーチの眼も光り、去年よりはまともな勝負となるだろう。関本も対右投手に大きな課題があり、大きな差などまったくない。守備力ではいずれも藤本が上位なのだから、最終的には三人の内、単純に打てない者が外れるということになるのだろう。
また、小技が下手というイメージ(というか実際下手)が、自分の活躍場所を狭めていることも重要視すべきだと思う。二番打者の座が、適任者を求めて待っているのだから。

Posted by torao at 07:38 | comments(8)
[退団者]藤本敦士
新守護神・久保田、連投OK宣言「短いイニングなら…」
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200501/tig2005011003.html

今年3年目の久保田と杉山が渡米、アリゾナで自主トレを行うという。一昔前の、「12球団一、選手に向上心の見られないチーム」と比べれば、こういうことが当たり前に行われるようになってきただけでうれしく思ってしまう。結果は知らんけど(苦笑)。
久保田投手に期待しているファンは特に多いと思う。私も大好きな選手。まず球が速いというだけで好き、そして大口叩きのキャラも好き(笑)。ちょっと昔のパ・リーグにいた感じかな?そういえば「佐藤コーチの最後っ屁」の中に、若い投手でもベテランのような顔をして云々という件があって、久保田の顔を思い浮かべたが(笑)、耐え難く思うような若者の行動ってのは、だいたいが自分が若い頃の姿だったりするもんよ(笑)。プロなんだから、そういうギラギラしたものを出す選手もいた方が良いと思う。そんな選手ばかりではダメだけど。
高校までは捕手だったこともあり、見かけによらず器用なところがある。打撃はスイッチヒッター。投手キャリアが浅いわりには変化球も巧みに投げるし、急激な進歩も見られる。フィールディングはもうちょっと練習した方が良いかも(笑)。そんな器用さも、故障もあって、この投手の起用方法は実に場当たり的だった。中継ぎでデビュー→緊迫した場面で好投→先発起用→先発&中継ぎ大車輪→故障→先発専念→不調・故障→中継ぎ→成功→クローザー起用。どうか今後はチームを背負う投手として、方針を持って使って欲しい。
本人としては、安藤と同様に先発志向がある。なんだかんだ言ったって査定が低くなりがちな中継ぎだけは勘弁!というのが本音で、クローザーなら話は別というのも久保田らしい。(1)1年間一軍、(2)50試合登板、(3)40セーブでタイトル奪取、(4)防御率2点台以内という目標が実現できれば、優勝争いは間違いないし、来オフに目指す年俸1億円ゲットもあるかも。やれよな!(笑)
とにかく心配なのは故障。一年目はヒジじん帯で日本シリーズを棒に振り、去年も出遅れ、さらに夏場に肩のハリで離脱した。素人がぐだぐだ言っても仕方ない、コーチもトレーナーもプロだ。信用してまっせ!

Posted by torao at 08:33 | comments(4)
[投手]久保田
阪神矢野、井川に熱烈な残留ラブコール
http://osaka.nikkansports.com/otr/p-ot-tp1-050108-0005.html

「善悪が同居するのが人間」「+と−、一人の中で収支のバランスが取れている」などと言う。一方で善行を施しながら、人知れず悪事をはたらく者もあれば、世に知れた大悪人が、人知れず善行を積んでいたりする。恐ろしい殺人を犯した少年の近所の人々は必ず「あいさつもしっかりできる良い子で、信じられない」という。ものの例えとしてはあまり良くないかも知れないが、井川投手にも、そんな「収支バランス」を感じる。一昨年は、ストイックな練習を開花させた「寮の優等生」「良い子」。昨年からは「言うことを聞かない頑固者」「自分の事しか考えていないワガママ」。
その絶対値が大きいだけに、正負の向きが変わった時の影響は甚大だ。最終的には、そのパーソナリティに行き着くだけなのか…。

女房というより兄貴分、矢野捕手も黙っていられなくなったようだ。当たり前に考えれば、井川が期待通りの働きをしてこそ、優勝の可能性も見えてくる。すべてのチームメートが同じ思いだろう。マスコミとも球団とも指導者とも違う、同じ立場の同僚として、井川の視野を広げてやって欲しい。
昨年、フル出場を果たした矢野捕手だが、私にはそれによって城島、古田ら「超一流」とは、身体の強さに絶対的な違いが見えたような気がする。矢野自身、フル出場の結果得たものはなんだったのだろう。今年は野口と岡崎(狩野)との捕手三人制が濃厚だが、その答えを見せてくれるだろうか。
守備の要としての役割にも、弱さを感じざるを得ない。投手のタイプによっては、熱心に励ましてやるだけではなく、挑発して火を付けてやる必要もあるだろう。「逃げるな弱虫」と横っ面を張るようなリードがないのが物足りなく感じる。嫌われることを恐れていては、若手投手陣を引っ張っていけないだろう。優勝に必要な要素だと思う。

Posted by torao at 08:41 | comments(10)
[捕手]矢野
井川、HPで決意更新「自分の夢を…間違ってないと確信」
http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200501/08/base174947.html

鳴尾浜がグラウンド開き。正月気分ももう終わり、自主トレ便りが届く頃になる。
今春やってくる新人たちも各所で始動。赤松高橋両外野手が揃ってスイッチヒッター挑戦の話題。特に高橋は内野守備の練習も行っているという。俊足・強肩、超一流アスリートの両名には、本当に期待している。近い将来必ずやって来る、次世代による外野戦争が楽しみだ。

サンスポに藪のアスレチック入りが近日決定の報。アスレチックスといえば、最近では選手年俸の抑制に成功しながら安定して好成績を残す「奇跡の球団」として定評がある。打者に関しては、徹底的に出塁率重視らしい。特別オーナー補佐に元阪神のキーオ、監督は元中日のモッカ。家族の生活環境を重視していた藪にとっても申し分ない。年間通して活躍はできなかったものの、ここ2年間の藪は「ついに」一皮むけた印象がある。どうか負け越しを作らないで、中4日のローテを守っていって欲しい。

ああ、それに比べて…(苦笑)。井川は1/7自身のHPにて勝手な論理展開。「自分を応援してくれる人がいる→だから自分は間違っていない」。マスコミも関係者も無関係者も「予想通り」やかましくなってきた。次はチームメートがやきもきしてくる頃だ。これは本当に良くないこと。
それにしても、揉める権利すら持たぬ者が、なぜ揉め事を引き起こそうとしているのか。制度の不備を言いたいのなら、しかるべき行動があり、他者に迷惑をかけてまで協力を仰ぎたいのなら、とるべき態度があるだろう。今の井川が持っている権利は、非公式に打診・お願いすることまでだ。
問題解決のために、私が次回交渉の時に井川が言うべき言葉を考えてあげることにする(笑)。なんども暗唱して、心を込めて言えるように練習すること!
「私のわがままでご迷惑をかけてしまい申し訳ござません。夢として将来的にメジャーでプレーしたい、希望としては一年でも早くとは心の底から思っていますが、チームに迷惑をかけることは本意ではありません。今後も精一杯チームに貢献できるよう努力します。どうか私の希望についてもご考慮いただきますようにお願いいたします、ゴン(テーブルにおでこをぶつける音)」

Posted by torao at 07:52 | comments(14)
[退団者]井川慶
2年契約・ウィリアムスはまだいけるか
なにやら新生ホークスが、「大物」外国人を相場よりかなり高く買っているとか。どうしても欲しいのなら仕方ないが、あまり世界から笑われないように注意してほしい。

高年俸の「バリバリ・メジャー」に裏切られることなど、いちいち悲しんでいられない程珍しいことでもないが、安く連れてきた外国人が予想以上の働きをしてくれること程うれしいことはない。ジェフ・ウィリアムスなどはその典型だ。03年に新加入した時、クローザー候補は同期入団のルー・ポートの方だったが、日本でチャンスを掴むという気迫が違った。来日初年度は、ほぼ完璧に相手打者を抑え込んだ印象がある(03年は1勝1敗25S防御率1.54)。
特長は、睨みでマウンド上から「ケンカ」する闘志と、右打者・左打者ともぶつかりそうに思えるほど曲がりの大きいスライダーだ。しかし去年はいささか慣れられたのか、ボールを見極められ、重要な場面の四球でピンチを拡げられ、痛打をされる場面が目立った。気持ちと集中力を重視するタイプだけに、シーズン序盤の起用方法がいかにもまずかった。安藤、リガン、ウィリアムスの役割分担・登場順を決められなかったことで、なかなか集中力を高められなかったと思う。調子に乗れず、最終成績も2勝4敗14S防御率3.28に終わった。昨年のハイライトはむしろ公式戦外、金メダルに貢献したオリンピックだった。が、これとて左右が異様に広かったストライクゾーンのおかげとも言える。
それでも五輪で抜けながら51試合に登板、他にこれだけの安心感をもって送り出せる投手もなく、外国人としては球団初、異例の複数年契約延長となった。これがまた阪神ファンのネガティブ心を微妙にくすぐる(苦笑)。「もう完全に球筋は慣れられてしまったのでは」「ハングリー精神がなくなってしまうのでは」大変心配ではある。ただ、遅いスライダーでタイミングを外し、直球をインサイドのボールゾーンに、大きなスライダーをストライクゾーンに出し入れする制球力があれば、たとえ球筋に慣れたとしてもそう打たれる投手ではない。ウィリアムス→久保田というリリーフ構想が機能するかどうかも05シーズンの大きなポイントとなる。

Posted by torao at 08:09 | comments(8)
[退団者]ウィリアムス/ジェフ
片岡“10時間トレ”…悲壮な決意を胸にグアムへ
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200501/tig2005010604.html

片岡が、今岡らとともにPL学園OBによる野球教室に参加、元気なところを見せた。12日からは恒例となっている同級生・立浪とのグアム自主トレを予定しているという。
今年の片岡には、レギュラーは期待されていない。一塁手、三塁手の控え、代打、交流戦時のDH候補、これが現状片岡に対して想定されている仕事場である。本人もそれは十分承知していて、この日の「今岡は三塁のレギュラー。でも自分もまだ試合に出たい。万全の状態でキャンプに挑んでアピールする」という発言になったのだろう。こだわりのある三塁のポジションを直系の後輩に「どうぞ」とばかり譲り渡さねばならない情けなさを感じているに違いない。
高禄を食むベテランとして、今年こそ最低限成し遂げなければならないことは、戦線を離脱しないこと、これに尽きる。先程述べた、片岡に果たされた仕事は、片岡にとっては不満でも、チームにとっては大変重要なものである。今岡、シーツ二人ともが年間フル出場できる可能性は決して高くない。ケガだけでなく、不調もあれば、疲労蓄積もある。左の代打としての役割もそう。八木の引退で、「顔と名前でびびらせる」駒が不足している。DHとしても、選球眼が良く、長打を期待できる片岡の打撃に期待するところは大だ。そのチームの期待に応えるためには、なにがなんでも常に気迫満々で待機していて欲しい。
厳しい言い方になるが、チームで活躍している金本、矢野、桧山、下柳ら同年代の選手に比べ、肉体的にも精神的にも「老け込んでいる」ような気がしてならないのだ。今オフ、徹底して摂生に努めていると伝えられていた。若い頃と違う調整方法に切り替える時期が遅すぎたのかも知れない。生涯安泰とも言える長期契約に気が緩んだのかも知れない。人間だ、そうであっても不思議はない。いずれにせよ、片岡は今年意地を見せるしかないのだ。

Posted by torao at 08:23 | comments(3)
[コーチ]片岡
【聞いてえな】キーマンはやはり赤星ちゃうか
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200501/tig2005010502.html

正月5日ともなると大半の方は「通常営業」。そろそろ自主トレの近況報告なども欲しくなる。依存症やね(笑)。

岡田監督によるキーマンご指名は赤星選手。なるほど。
今年はポイントをやや前に置く打撃改造にも取り組み、本人や周囲から「200安打」「首位打者」などと威勢の良い言葉が飛び出している。それも良いが、赤星選手にはもっと大切な役割がある。
私の持っている強豪球団のイメージは、「あたりまえのように抑え、あたりまえのように点を取る」というもの。別の言い方をすれば、「ソツがないチーム」だ。これは小技が上手いとか、機動力があるというだけの話ではなく、相手から自分がどう思われているかを認識した上で、それぞれが自分の役割を淡々と果たしていくことを言っている。細工はなしで、「こうやられたらイヤだな」と相手が思っていることを、次々と行って、追い込んでいく…これこそが強いチームだと思う。
1,2番、特に1番を打つであろう赤星の出塁は、「出塁」そのもので、相手に「失点」という言葉を連想させるだけのイヤらしさがある。だから打率やヒット数よりも、とことん出塁にこだわってほしい。わかっているのに二盗され、わかっているのに右打ちで三進され、わかっているのに犠牲フライで加点される。これこそが対戦相手にとってもっともイヤなことで、ついつい「そんな野球やっててオモロイか?」などと負け惜しみが口をつくに違いない(笑)。私もそうだった(笑)。しかし一昨年やる側にまわって、こんなに楽しいことはないと初めて知った。いや、正確に言えば、結果がそのとおりばかりならつまらないかも知れないが、こういうチームになれば、三進させるための右打ちがヒットになったり、犠牲フライを狙った打球がスタンドインしたりするから余計に面白いのだ。逆に去年の阪神は、初めからライト前ヒットや、レフトスタンドをイメージするあまり結果が出なかったというのがこの日の岡田発言の真意で、まったくそのとおりだと思う。
その相手チームにとってイヤなチームの象徴的存在が赤星であり、キーマンの指名は納得。また、ファンサービスや社会奉仕にもっとも熱心な赤星の活躍は、「勝つことでファンに喜んでもらう」という球団の方針にもピッタリだ。
思えば去年の赤星、序盤戦は不調だった。今年はロケットスタートで突っ走りたい。

Posted by torao at 08:00 | comments(6)
[退団者]赤星憲広
Q.一年を占う「トラおみくじ」を引いたよ。何が出たかな?(「評論家たちの声」投票結果)
大吉(46%)
吉(24%)
末吉(13%)
凶(15%)

Total: 45 votes

※年末年始の忙しいところ、くだらない遊びにおつきあいいただきありがとうございました。意外と良さそうですね(笑)

Posted by torao at 20:25 | comments(0)
[管理人より]投票結果
先発転向・安藤投手が阪神浮沈の鍵を握る
三が日も開けたが、まだまだ正月気分、新聞の阪神ネタも質・量・キレなし(笑)。仕方がないので、勝手に書こう(笑)。数多い期待の投手の内、もっとも今年注目すべき安藤投手について。
昨年はチーム最多の57試合に登板し、60 1/3回を投げた。五輪遠征もあった中でよく働いた。ただし5勝(5S)8敗、防御率3.58という成績には満足していないだろう。
登板は決まって僅差のリードを背負った終盤。先発投手の白星、チームの勝利を決める場面。一昨年の絶対的な投球と比べて、どこかほんの少し弱かったという印象がある。矢野捕手のリードにも言えることだが、「王者」として受け身に回ってしまった部分があったように思う。一昨年、相撲を見ていたウィリアムスが、高見盛を見て「ミスター安藤はスモウレスラーと掛け持ちをしているのか!」と言ったとか。いやそんなに似ていないが、確かに顔を真っ赤にして、細い眼に闘志を剥き出しにして投げ込んでいたその気迫が、日本人の顔の区別がつかない豪州人には同じように見えたのかも知れない。昨年の安藤には、その「負けない」という気迫が足りなかったのではないか。6月後半に、巨人清原に死球を与え(というか避けないのだが…)、結果として骨折させてしまったことも、その後の投球に影響があったように思う。
来季は念願だった先発にまわる。短距離から長距離へ。多くの修羅場を経験し、勝負所の全力投球は心配ない。むしろ、現在取り組んでいるカーブなど、楽にカウントを取るボール、ファールを打たせる配球、踏み込ませないための内角の制球が課題となるだろう。安藤の実力をもってすれば、これらを克服し、先発の柱になってくるだろう。いや、そうでなければ優勝争いにすら入り込めない。
藪投手が(おそらく)メジャーに去り、伊良部はとうに解雇、あと5年エースを張るはずの井川投手があんな調子…。成績だけでなく、投手陣を束ねるような存在として下柳、福原ともども期待されることになるだろう。プロとしてのキャリアは長くないが、昨年、一昨年と救援投手陣を柱となって支えてきた実績と信頼感がある。堂々と王道を進んで欲しい。

Posted by torao at 09:52 | comments(5)
[投手]安藤
【岡田彰布の人間像】天性の指導力を証明してくれた〜元オリックス監督・仰木彬
http://www.sanspo.com/tigers/zou/tig2003120109.html

年が変わった。ということは、次に月が変わればキャンプイン、あっという間に「球春到来」、熱くなるうち交流戦、勝った負けたで夏が来て、オールスターで折り返し、勝負が見えると秋になり、シリーズ終われば冬が来て、ああ気がつけばまた一年が終わってた(笑)。こんなこったから野球バカはどんどん年をとる(笑)。

元旦号のスポニチ(たぶん本紙のみ)で、細木数子の「大予言」。ところでこの人の活躍振りは大変なものだが、当たるの?紙面では、1985年の阪神日本一を予言し、一昨年の阪神優勝も、去年の中日優勝も、西武日本一もズバリ当てたとかって書いてあったが、ネットであちこち見て回るにつけ、どうにもインチキ臭い(笑)。ま、それはさておき、なんでもプロ野球の優勝予想の場合は、オーナーと監督の運気により判断するとか。その結果今年の優勝は、パ・ホークス、セはタイガース!そして日本一は阪神タイガース!おめでとう!(笑)
彼女がホンモノかどうか、私はこの結果だけで判断することにしよう(笑)。

年明けの新聞紙面には、各選手の自主トレの状況や予定が並ぶ。温暖な海外に行く者、沖縄、和歌山などを選ぶ者、実家周辺を拠点とする者、社会人チームと行動をともにする者…。それぞれが胸に秘めた来季の目標達成に向けて動き出す。自分自身、チームのライバル、対戦相手との闘いが始まる。
去年は「競争」をテーマに掲げながら有名無実化してしまった。大量のケガによる離脱が最大の原因。「機会均等」の下手さも手伝った。今年はもっとまともな競争が生まれそうだ。先発、中継ぎ、抑え、捕手、内野、外野。ざっとメンバーの顔を思い浮かべるだけでも、楽しみになってくるではないか。

あくまでも「やるのは選手」、ただし「やらせるのは監督」。デイリー(本紙のみ。WEBにはなかった)の元旦号には、岡田監督直筆決意文が掲載されていた。力の入った長文で好感を持った。「阪神を愛するファンのために、阪神が好きでたまらない選手たちを率い、阪神とともに生きたきた岡田彰布は全力で戦います」の一文が印象的。
指導者としての岡田監督の評価は、この一年で地に落ちたと言って良い。掲載される監督談話は前任者と比較され、ファンから完全に「ダメ出し」された。もはや笑いの対象とされているのが悲しい現実である。だがしかし、岡田監督は「まだ」1回失敗しただけだ。1年は長いが、監督という仕事の単位としては、まだたったの1回だ。私は、自分の力を発揮できなかった、この初めの失敗を大目に見ようと思う。早稲田のスターが、あこがれの阪神にクジ引きで指名された、あの時以来の「縁」をまだ信じたい。
リンクを貼った新監督就任時の特集記事を読み返し、私自身もう一度、岡田監督を励まし応援しようと決意新た。

Posted by torao at 08:11 | comments(5)
[退団者]岡田彰布
今日も縁起物

雲が晴れ、日本一の山を望む(平成十七年元旦 かつらぎ山より)

Posted by torao at 06:38 | comments(2)
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謹賀新年

本年もよろしくお願いいたします。
(雲から顔を出した、2005年初日の出)

Posted by torao at 07:06 | comments(9)
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