自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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先発三人衆どっしりスムーズ
3/12対ヤクルト・オープン戦(甲子園)は、小雨交じりの寒い中。久々甲子園のマウンドに太陽が立ったその時だけ、背後から陽光が差したのが印象的だった。苦労続きだったが、これからはきっと良いことがあるぞ。
投球の方もいくぶん変化球が高めに抜けていたが、下半身はどっしり、上半身の回転はスムーズ。力みもよどみもない動きから繰り出されるストレートはいかにも力がありそう。
さあ、どうしよう…。故障明けを考慮して、下柳と二人で1枠、中4日くらいを交代でというのはどう?いや、中継ぎ枠1つをムダにするのは痛いか…。ああ、難しいねぇ。

桜井選手、良いねぇ。インローのまっすぐを差し込まれながら無理矢理すくい上げて、左中間最深部に放り込む。魅力的だねぇ…。しかし、枠が足りないかなぁ…。交流戦のDHは別にして、実績のある町田選手あたりをけ落とさないと難しいか。ただ故障で1年回り道をしたが、そこで下半身と精神力を向上できたと前向きに考えて、今年1年二軍で守備も含めてみっちり鍛えたって遅すぎはしない。でも、今年は編成的にチャンスなんだよなぁ…。

安藤投手、かなり良くなって来た。先発投手のリズムで軽やかに放っている。その中で最大の武器である低めへのまっすぐが、惚れ惚れするようなコースに決まっていた。ただし相変わらず右打者のインハイへの制球が良くない。甘いか、ぶつけるかでは使いづらい。低めの直球でカウントを取り、低めのスライダーでゴロを打たせるという組み立てが先発・安藤の生きる道か。この日のように真っ直ぐが良ければそれで十分だろう。

井川投手はかなり良い。去年の悪い時、井川のフォームは、「メジャーかぶれ」した、上体重視のブレまくり、流れまくりの投法だった。それが強靱な下半身を最大限に生かした投球フォームになった。投球後の形を見ればその差は歴然だろう。制球力は遙かにアップするだろうし、投球後の守備力を考えても数字として違いが出てくると思う。物凄い期待を抱かせる3イニングスだった。

この日の先発三人衆の投球を見て思ったが、ここまで久保投手コーチの指導が良い方向に出ているようだ。三人とも共通して、下がどっしりして、上は無駄なくスムーズな回転。「岩隈を育てた」のキャッチフレーズ通り、ケレンのない本格派の養成に優れた理論と指導法を持っているのだろう。良い感じ。

Posted by torao at 08:07 | comments(4)
[コーチ]久保
久保コーチが若手投手陣にゲキ!先発ローテ入りチャンス
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200412/tig2004121407.html
連日「イベント」続きの新人君たちだったが、この日の入団発表で一段落。謙虚に初々しく初のタテジマ姿を披露した。この中から次期主力がたくさん生まれそうな予感(笑)。

今岡の頭の中は、もう5番打者モードでいっぱい。この日、葛城とともに滋賀県大津市のホテルでトークイベントに参加。「もし今言われているように5番を打つんだったら、打点にこだわりたい」と語る。結構!それが来季の仕事だ。こうと決めたらテコでも動かぬ、そんな今岡選手の頑固職人なところが好きだ(笑)。

阪神が米アトランタ・ブレーブスと業務提携締結間近だとか。これはぜひ実現してほしい。これまでデトロイト・タイガースと業務提携関係にあるが、これはトラつながりの「姉妹都市」みたいなもん(笑)。まったく役に立っていないと言って良い。強豪チームとの提携は上手く使えば価値がある。

来季のキーマンの一人として久保康生投手コーチをあげたい。佐藤義則氏に代わり投手部門のトップを務める。近鉄で投手コーチを8年間努めてきただけに、来季から導入される交流戦への対応でも、正田打撃コーチともども力を求められることになる。
1958年生まれは岡田監督より一学年下。福岡・柳川商高出身77年ドラフト1位で近鉄入り。プロ野球歴は岡田監督より長い。88年途中に阪神に移籍。96年途中に再度近鉄に移籍するまで、先発、中継ぎ、抑えと働いた。97年39歳で現役を引退、近鉄の投手コーチに就任。二軍投手コーチ時代に指導した大塚や岩隈が師と仰いでいると伝えられている。
これまで報道されている指導方法を見ていると、まずは理論派。重心バランスや動作解析などを丁寧に教えるタイプのようだ。太陽には故障をしないためのムダのない重心移動を説き、井川には筋力アップではなく、可動領域拡大のためのトレーニング導入を薦めた。長く現役を務めた人の言うことだけに説得力がある。
調整について、自分で考えさせ、自己責任を明確にするという姿勢も目立つ。今のタイガースの若手にとっては大切な考え方かも知れない。
さて、優秀なコーチ、生かすも殺すも監督次第。双方とことん議論を尽くして、強固な信頼関係を築いて欲しい。

Posted by torao at 07:30 | comments(5)
[コーチ]久保
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