自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
ABOUT
「マル暴」上坂の生きる道
輝く18歳ダルビッシュ対スーパーおっさん吉井(40)。おっさんがダルに初黒星をつける。でもおっさんが若手だった頃、同じ釧路で、時の近鉄・仰木監督がしかけた「一軍枠争奪生ビール早飲み対決」に勝ってチャンスを掴んだなんていう逸話を知ると、実に味わい深い。

パ首位攻防。Hが先取。順位というより「アドバンテージ1」をめぐる攻防か。Mとしては、勝負付け終了を容認するわにはいかない。

4.0差?予定通り。まーったく問題なーし。なんてったってあっちは10連勝、こっちは「今季最低ゲーム」。ここらあたりが流れの変わり目だろう、普通(笑)。
それにしても「やっちまった」。こんな試合を見せられた時は、良い子になる必要はない。罵声を浴びせてあげるのが礼儀だ(笑)。
ま、1敗は1敗。切り替えやすい試合だと思う。

この日のブラウンはまったくダメ。すべて甘めに入ってしまう。毎回先頭打者を塁に出し、ピンチを背負いながら、3回終了まで岩村のHRによる2点で収まっていたのは奇跡的。しかしやっぱり4回先頭にヒット、死球でランナーをためて宮本に3ランHR。
画面には2回の段階で4人のリリーフが作り始めている様子が映し出されていた。それほどどうしようもないブラウンだったのに、結局後手を踏んだ感は否めない。3回先頭打者を出したところ、遅くとも4回先頭打者を出したところでは、準備としても、きっかけとしても代えることができたはず。

大勝でも大敗でも、打撃陣が勝手に試合展開を決めちゃうのがタイガースの悪しき伝統か、実に潔い負けっぷり。0−5となった4回以降、出塁は矢野のヒット1本のみ。スワローズの館山にわずか101球での初完投、初完封を献上した。優しすぎ。

久々一軍マウンドの能見、Max146km/hの直球が来ていた。結果的にヒットも打たれ失点もしたが、7回は野口の配球にも問題があったように思う。腕の振りはよくなっているので、精度が上がれば期待できそうな内容だった。

同じく久々の桟原。こちらは能見が残したピンチを下位打線とはいえ三者三振で切った。9回もエラーがなければ三者凡退の内容。良い投球だった。もちろん、エラーの後、切り替えできず四球、連打となってしまったのは次への課題だが、その責任は野手陣に感じて欲しい。

守備の乱れがあちこちで。恥ずかしさのあまり集中も何もないということだろうが、しっかりせい。今岡の守備範囲の狭さについては、言って治るものでもないのでアレだが、正面の球は身をていして前に落とす、そんな基本がなっていないのはいただけない。「ピッチャーフライ」の落球は決めごとの不徹底。9回二死一二塁からラミレスのライト前ヒット、ライト上坂、一走を三塁で刺そうとしてダイレクト送球、結果三塁で刺せず、打者走者の二進を許した。なんとかアウトが欲しいという気持ちはわかる。だが、そういうプレーは、練習で10回やって10回成功してからだ。いつまでたっても「マル暴」マークが取れない。

だが、4回以降のアッサリ打線の中で、唯一粘りを見せたのが上坂だった。追い込まれてからも、この日他の打者が手を焼いたシュート気味の直球をカット。ファールを4本重ねた。結果ミートしたものの、やや変化球にタイミングを外され遊ゴロに終わったが、赤星、鳥谷、藤本らがこういう打撃をしていていれば、状況は違っただろうにと思わせる内容だった。ドラゴンズの川相は、打席に入ると、あからさまにファール狙いをやってくる。こんなイヤな打者はいない。上坂が「マル暴」マークを外して、プロで生きていくためには、ぜひこの技術を磨いて欲しいと思った。

Posted by torao at 09:05 | comments(11)
[退団者]上坂太一郎
第1球が後々まで
連日伝えられるG−T戦の関東の低視聴率について、ポケモン5.3%、GT5.2%。え?ポケモンに負けた?違う違う、関東のタイガースファンが、ポケモンファンと同程度いるなんてものすごいこと。ポケモンをあなどっちゃいけない(笑)。
しかしジャイアンツは苦しい。「没落ムード」を変化させるのは、物凄くエネルギーとコストがいること。他の多くのチームは、地元局での高視聴率に支えられているため中継ができないなどということは考えられないが、「全国的人気」に頼り切ってしまって、地元がないという弱みが出てしまっている。それが東京という街の特徴ではあるのだけれど。

登録のおさらい。オールスターの関係で登録していた林、前田は、それぞれ7/21、7/29に抹消。濱中と下柳が7/26、7/29に登録されている。

二軍戦で的場が一塁守備についているようだ(途中からレフトも)。そして1試合2HR。来るかもよ。

1点リードしているものの流れを掴み切れない試合展開。でも負ける気はしない。リリーフ投手陣、代打陣を含めた総合力に違いあり。小差でもリードをもって試合を進めれば、相手は焦り、動き、潰れていく。その典型的な試合だった。

7回から下柳を繋いだ藤川が久々に苦しい投球。ヒットとエラーで都合二人の走者を出すが、さすがに無失点で切り抜ける。むしろ追加点がなければ8回も続投の予定だったらしく、ブルペンでのジェフまたは久保田に不調の兆しでもあったのかと心配になる。
この回先頭の宮出が粘った9球目をセンター前ヒット。投手出身、若松監督が我慢して使い続けた、この宮出という選手、良い野手になったなあ。しかしその後、エンドラン失敗(古田空振り)→盗塁刺殺のおかげで傷口をふさいだのが大きかった。

4月のシーツが帰ってきた。7回、投手交代直後の河端から3ランHR、試合を決めた。インタビューでは「イエーイエー…(日本語訳:うん、そうそう)」となんとも飾らない気さくな様子がうかがえる。このオッサン頼りになるわ(笑)。

勝敗を分けた大きな要因の一つに守備力の差をあげて良いだろう。この日は藤本の反応の良さ、足の運びの良さが下柳を大いに助けた。また、あわやセンター前という打球を、下柳、藤川が一つずつ軽くさばいて投ゴロにした。ともに二死一塁、9番打者の打球で、抜ければ上位にまわるところ。最近、投手の打撃で試合の勝敗が分かれるケースが目立っていたが、フィールディングの良し悪しも同様だ。貴重な追加点となった鳥谷のラッキーヒットも、山部投手の反応が良ければ違う結果になっていただろう。
一方、タイガース三塁手の守備力の弱さも目立つ。ここは仕方ないと諦めて、肝心の所でアレが出ないことを祈るばかりか(苦笑)。

先発下柳の立ち上がりは決して良くなかった。低めを狙った球がことごとく高く入っていた。それでも手元で小さく動く変化球に各打者が凡打の山、スワローズ打線は振れていない。対してタイガースは初回、赤星が初球を「脚ヒット」。鳥谷は2球目、三遊間をゴロで破る。鳥谷はこういうケースで一二塁間に強いゴロを打つことが多い。赤星が盗塁したら二塁ベースカバーはショート。その二塁ベース寄りの守備位置を見透かしていた。で、シーツへの2球目、ショートバウンド気味の投球を古田が「バッタ捕り」で捕球しようとしたが捕逸。らしからぬ軽率さだった。次の球、シーツの当たり損ねの一塁ゴロで赤星は労せずして生還。なんと好投手川島は、ろくに打たれてもいないのに5球で無死二三塁という大ピンチを招き、6球目のボテボテで1点を失っていた。寝込みを襲うかのごとき鮮やかな手口で1点をかすめ取った(笑)。1回の先頭打者が双方初球を打ったのだが、ショートフライの青木に対して、二塁内野安打の赤星。結局、同タイプの1番打者、その第一打席の差が、その後の試合展開を支配した。第1球の差だった。

Posted by torao at 09:20 | comments(13)
[退団者]赤星憲広
会長怪走スペシャル満載
G戦の中継は延長なしになっていくのだそうだ。そして次は中継なしのカードがぽろぽろ出てきて、その次はドームの主催試合以外は時々放送する程度になって、ついに見たい方はCSでどうぞ…こうなってしまうのか。しかし関西のT戦、九州のH戦、中国のC戦、北海道のF戦、東北のE戦など、地域密着型球団は、地方局で地上波放送できる。G戦はMXテレビ(ほとんど誰も見ていない東京U局)で放送されるようになるのだろうか…。そうなった方が健全だとも言える。その時初めて機構側による放映権の分配や、全国放送する中継カードの管理という意識が生まれるだろうし。喜ぶべき方向なのかな。

SHINJOさん、やるねぇ。故障は残念だが、母校に、マイクロバスを寄贈。どんな派手なバスなのか見てみたい(笑)。

7/29からは遠征前最後の甲子園スワローズ戦。鳥谷の同級生・青木がノリノリなので要注意。首位打者を金本と争い、最多安打を赤星と争い、近い将来、盗塁王をも奪おうという存在。投手陣よ、封じ込めろ!

8回から濱中がライト守備に着く。2つのフライを無難にさばく。

安藤安定。内角直球で詰まらせポップフライ量産、外角スライダーで泳がせゴロ量産。経験の乏しい若手やブンブン系打者からはフォークで三振量産。教科書通りの配球で抑えられるのは、ジャイアンツ打線が弱いからだけではない。テンポの良さ、そして何よりコントロール。思った球を思った回転で思った場所に投げられればピッチングなんて簡単だ。「ぎゃあああ!あんでイガーん時も、アンドーん時も9点なのにオレん時は2点きりなんじゃああ!ええオイ!コラ、関本!答えんかい!」と福原が切れたかどうかは知らないが(笑)、そういうことだよ、福原投手。
ただ十川にプロ1号を献上するあたりがまたおちゃめな安藤らしい。先日は延長10回、自らの完封勝利をフイにしてでもカープ東出に今季1号をプレゼント。今回は6年目28歳の苦労人にだ。優也は優しい男なり(笑)。

和田コーチは、「今日の出発前、宿舎でのミーティングでは今までにない重い雰囲気があった」と書いている。球宴明けの3連戦、もし負け越しスタートしたら、ブレークによって流れが変わったようなイメージが生まれてしまう。勝ち越しさえすれば、交流戦最後からずっと続いている「カード負け越しなし」の気分のままで押していける。誰もがわかっていただけに重苦しさ、固さになっていたのかも知れない。それぞれの選手は、「思いっきり、リラックスして、やるべきことをやれば負けるわけない」そう言い聞かせていたのではないか。
2回表、先頭の金本がファーストストライクを逃さずセンター前ヒット。コントロールの良いマレンに対し、好球必打の指示が徹底していた。結局流れを生んでしまったのがこの時、阿部が犯したパスボール。無死二塁となり、今岡は楽になった。センター方向より右に転がせば良い、ヘッドを残すミート打法でセンター前へ、金本を迎え入れる。本塁返球の間に今岡二塁へ…当たり前のプレー…だが、捕手から二塁に送球される頃、当然二塁に滑り込んでいるはずの今岡が来ない…えっちらおっちら…楽々アウト。なんとも言えない照れ笑いの今岡。だが結果的にこのプレーがタイガースの固さを解いたように思えた。今岡の足を考えたら、あのタイミングでも二塁に行かせるべきではなかったのだろうが、それではいかにも消極的すぎる。当然狙うべき塁を、思いっきり獲りに行って憤死した。いいじゃないか、それで。ナイスバッティング!ナイスラン!ナインからそんな声が掛かったはずだ。一気にリラックスした瞬間だったと思う。
スペンサー三振で二死となったが、矢野が思い切りよくHR。関本は「安藤までつなげば、アウトになっても次の回は1番から始まる」と集中した。そう、自分のやるべきことをきっちりと、ヒットで続く。安藤は気楽に打ってライト前。これで走者一二塁、二回二死2点差、この状況ではGベンチも投手交代など考えていなかっただろう。赤星よく見て四球、満塁。実は鳥谷、満塁で強い。この男、本能で打てるような打席になると突然勝負強くなる(笑)。レフト前ヒットで1点追加、3−0。なんとかあと一人切ってくれと願うようなGベンチ、それをあざ笑うシーツの打球がセンターの前に落ちる。2点タイムリーで5−0。すでに勝負あり。呆けるG首脳陣。代えるに代えられないマレンを金本が再びとらえる。センターの頭上を襲った打球はその頂点を越えたあたりでスタンドに届いていた。久々「アニキ・スペシャル」の弾丸ライナーで8−0。タイガースファン以外、時が止まってしまったような東京ドーム。そのレフトスタンドに、今岡が美しいアーチを掛ける。これまた久々の「今岡スペシャル」で9−0。ジ・エンド(笑)。ああ久々の二死からの集中打、二死からのビッグイニング。これぞ「05タイガース・スペシャル」!

その攻撃が終わった後で東京ドームに着いた人は、0−1の完封負けを見ることになるのだが(笑)、ここは和田コーチの言うとおり、2回の集中力を褒めよう。その後もデータの少ない内海、ミアディッチの球筋を見極めようという姿勢は見られたし、それぞれ課題を持って「フリーバッティング」に望んでいたようだから。反省点があった方が、次が締まる今季のチームだ。むやみやたらと点を取るより、「9点」という数字に意味があったとしたい。

Posted by torao at 08:33 | comments(12)
[退団者]今岡誠
「開幕」初黒星によせて
台湾プロ野球界に野球賭博禍。過去にも八百長で人気を失った経験を持つ国なのに…。ちなみに八百長の語源はこちら

山形では深夜のドロー劇。TとDは4.5差に。面白くなってきた。

さあ、ジャイアンツが生き返るのか?足に張りを訴えた清水の代わりに入った俊足・鈴木が活躍して雰囲気が変わった。
終盤代走を送られたローズが不満を表し、チームの勝利を喜んでいないかのような行動をとったとか。ここらへんを切り捨てていけばV字回復もあるチームだ。

まだ「開幕」してなかった選手たちを使った。スペンサー、関本、江草、橋本。結果の出た者も、出なかった者もいるが、終盤戦も魂を燃やしてくれ。これから苦しいところで全員の力が必要なのだから。

強い強いと言ったって、5位のチームにも完敗する程度だ。まだまだホークスなみの凄みはない。それがわかったら、「絶対勝ち越し」と「繋ぐ野球」を忘れずに、リラックスして、思いっきりやって来い!それで良い。

東京ドームのGT戦だ。かつてのゴールデンカードが満員にならない。44,389人という発表は満員に近いが、ポール際左右内野席はゲーム終盤まで青い空席が見られたし、そんな状況では上の方にも空席があったのかも知れない。この光景、なにかひっかかるものがある。ああ、そうそう大相撲だ…。

1989年11月場所から1997年5月場所まで、666回連続で「満員御礼」の垂れ幕が下がり、この世の春を謳歌した大相撲。その後の人気の凋落ぶりは目を覆うばかり。思えば相撲も人気にあぐらをかき高い見物料を改めようとせず、魅せることを忘れ、選手の巨大化によるケガ、スピード不足、技術の低下が人気を失う原因だった。ギネスにも載った「嘘っぱち5万5千人」ジャイアンツとの共通点は意外と多い。

だがこれを「読売の没落、ざまーみろ」と見ているだけでは意味がない。そうすれば必ず自分も同じ穴にはまることになる。プロ野球あってのタイガース、12球団あってのタイガース。

実はかなり懸念していることがある。少し前までは「もはやジャイアンツではなく、タイガースが人気でも実力でも野球界をリードする存在になった」と大げさに言っては喜んでいたが、今やその言葉は大げさでも景気づけでもなく、真実になってしまった。実例を挙げるまでもない程、すべての野球ファンが実感していることである。
とりわけ強調したい。タイガースが頂点にいるのは、ジャイアンツや他のチームの凋落によって突出したということ、また、タイガースの躍進がまきおこす「熱」の温度自体は下がっているということを忘れるな。約20年ぶりの優勝と、2年ぶりの優勝では爆発力に違いがあるのは当たり前。今後常に優勝を争うチームになれば、その熱はどんどん低温下していくことになる。天下は永遠に続くものではない。

タイガースが弱かった頃、いつも思っていたこと。ジャイアンツばかり強くてもダメだ。全チームが大混戦になるような仕組みをつくらなくてはいけない。今、強いチームになったタイガースを見て、やっぱりもっともっと勝ちまくって欲しいと思うので、どうやらただ勝ちたかっただけなのだが(笑)、「一人勝ち」は絶対に良くない。いつまでも弱小チームのサポーターのつもりでいても、他の野球ファンから見れば、ジャイアンツ以上に成功している「ビッグ・クラブ」であるという認識も持つべきだ。
そういうワケで、強すぎ、勝ちすぎは決して喜んでばかりいられないということ。
さあ、マッチレース、大混戦、望むところだ。束になってかかって来やがれ!(笑)

と、福原の気持ちになって現実から目を反らせるテスト。

Posted by torao at 08:31 | comments(14)
[阪神]たわいない話
最高の繋がり
なにわWEBで「マジっく」33点灯。好きにせい(笑)。

春、タイガースは好調に滑り出した。投打が噛み合って、毎試合のように終わってみれば9点取っていた。そしてその打線を見事につないでいたのが3番シーツだった。
終盤を迎える第3回開幕戦は、その頃を思い出させるような会心のゲーム。
赤星はヒットと盗塁、鳥谷はチーム初安打・初得点と進塁打、シーツ驚異の3発、金本2安打を含む4出塁と2得点、今岡つなぎの進塁打とヒット、桧山は価値ある一発含む2安打3打点、矢野2点二塁打でトドメ、藤本ゴロ打って1安打、代走豊は任務遂行の生還と好守。代打ハマちゃんだけは残念だったが、出てきた全員が持ち味を発揮した。よくやった!

12安打9点の口火を切ったのは、鳥谷の一二塁間を破るヒットから。最年少レギュラーのひたむきさをチームメイトすべてが知っている。だから鳥谷がヒットを打てば、それだけでチームに勢いと繋がりが生まれる。

とにかく凄かったシーツ。3本のHRはいずれもコンパクトなミート打法。トータルで考えると、シーツの確実性は本当に大きい。また絶好調期に入るのか?楽しみだ。

実はシーツにも勝るとも劣らない効果的な打撃だったのが桧山。反撃ムードの相手を萎えさせる2ランHRと、二死から4,5番が作ったチャンスをものにするタイムリーヒット。東京ドームのG戦になると輝き方が違う。

井川は良くもないが、悪くもない今年の井川。7回を投げ、長打3本による3失点。よくやったと言わなきゃいけないのが少し寂しいが、負けない投球はできていた。インサイドを多用する矢野のリードにも開き直りを感じ、好感を持った。

結果的に大差がついたが、藤川・久保田で「絶対負けないリレー」。異論もありそうだが、とにかく気持ちよかったことだけは間違いない(笑)。

ちょうどちゃれんじさんの「ちゃれとら」で、徒然草にある「双六必勝法」を読んだ後で、まさにその通り、タイガースは負けない試合運びをしたように思う。ちなみにこの双六とはバックギャモンのことで、奈良時代には日本に伝わっていたとか。確かにあれは、野球に通じる「流れ」を体感できるゲームだ。
話を戻して、Gが勝つとするなら、打線が早い回に井川からリードを奪い、過密ローテーションの上原をスイスイ6回まで投げさせて、シコースキー、林、久保あたりでしのぐしかない。上原が早くマウンドを降りることになると、最大の弱点であるダメ中継ぎ陣を晒さねばならなくなる。だからタイガースとしては、上原を打ち崩そうと早打ちをするより、球数を投げさせれば、ローリスクで「負ける可能性」を低くできる。3回終了時、2−1のリードだったが、上原の投球数はなんと64。わずか1点差だったが、まったく負ける気がしなかった。

…と、そこまで強気になれないのが古いタイガースファン(笑)。引き離しても引き離しても、小刻みに反撃してくるG打線。2-0→2-1→4-1→4-2→5-2→5-3。負けるわけがないと思いながらも不気味な空気があった。遠く山形ではドラゴンズが0−4から逆転したという途中経過も入ってくる。…限りなく不気味だ(笑)。
だがそんな気弱を打ち消す打線の繋がりだった。疑って悪かった(笑)。
この日解説の掛布氏が強調した4回無死、二塁打の金本を進めた今岡の二塁ゴロ。ずっとタイガース戦をウォッチして来たファンなら、この一打が生まれる歴史的背景を知っている。
7/10金本が三盗を決めた日、その直前、今岡は無死二塁の金本を進められなかった。「走者が二塁にいるのと、三塁にいるのとどっちが楽か」試合後、その三盗について金本は多くを語らなかったが、それで十分だった。
よく進塁打を最低限の仕事という。確かに打球方向はそのままに、ヒットになった方がもっと良い。だが、自己犠牲を伴う進塁打は、チームにもっと大きな効果をもたらすというのも事実だ。最低限の仕事というのはあたらない。グッジョブ!今岡!

Posted by torao at 08:35 | comments(14)
[退団者]今岡誠
勝負の夏が来た
恒例のモルツドリームマッチが行われ、今回も大盛況だったようだ。どれだけ楽しそうだったかは、giants-55さんの「ば○こう○ちの納得いかないコーナー」に詳しい。ぐわぁ、見たかったぁぁ!(笑)。
そしてバース氏のコメント「コーチ、2軍監督としっかりキャリアを積んできたオカダにはぜひとも成功してほしい。それはタイガースのためにもなるはずだ。野球をリスペクト(敬愛)しているオカダは、選手にリスペクトされる指揮官になるはず。このチャンスを絶対に生かしてほしいね」。ランディ、良いこと言った!

金澤、術後の回復順調というニュースが入ってきた!これは嬉しい。やっぱり「金澤枠」は金澤が争わないといけない(笑)。焦るな、待っている。

球宴前の低調なムードから、一変して明るい。赤星の肋骨もかなり良くなったようで、「盗塁フリーパス」が再発行された。金本も体調を戻しているようだ。きっかけをつかむと乗ってくる鳥谷にとっても良いオールスターであったし、球児はますます充実。楽しみだ。
いよいよドキドキの後半スタート。伝統的に終盤に強いドラゴンズと、伝統的に長期ロードに弱いタイガースによる「真夏のマッチレース」が始まる。ただし今年のロードはドーム球場を多く配している。体力の消耗を防ぐため、岡田監督が編成担当者に指示したそうだ。そのあたりの配慮がどう出るか。
「後半」というが、すでに146試合の内91試合は終わっている。もう7試合もやれば3分の2を越える。開幕して、交流戦があって、好天にも恵まれ順調に試合を消化している内に、ペナントレースはもう終盤を迎えているのだ。
岡田監督コメント「もう区切りはないよ。ずっと最後まで行くだけや」。そう、最後まで全速力で突っ走れ!

まったく油断など出来ない展開だが、有利な位置にいることは間違いない。5ゲームというと近いようにも感じるが、貯金の数で10違うと考えれば、決して小さい差ではないのだ。何も慌てることはない。敵がどんなチームであろうとも、これほど優勝するにふさわしい構成を持つチームなどなかなかあるものではないのだから。

もう1回優勝したい、日本一になりたいと強く念じているベテランがいる。金本・矢野・下柳が攻守投を背中で引っ張る。
キャリアの全盛期を迎えようという「働き盛り」がいる。井川・福原・安藤・ウィリアムス・シーツ・今岡・赤星・藤本…。「自分たちが中心となって」という強い自覚がある。
今が面白くてしかたがない、もっともっと暴れたい…そんな伸び盛りの若手がいる。藤川・久保田・杉山・江草・橋本・桟原・鳥谷…。これまで実績と呼べるものはない。だが試合に出ることで、加速度的に力と自信を付けている。
オレの持ち場は任せておけ、スペシャリストがいる。前田・上坂・中村豊…守れと言われればとことん守ってやる。
そして、今に見ていろ、必ずオレの出番が来る…虎視眈々と努力を続けている連中がいる。盤石の投手陣に食い込もうとする、ブラウン・能見・太陽…。野口・浅井はチャンスがあれば完璧なリードをする自信があるだろう。片岡・関本・桧山・スペンサー・濱中…オレはこの程度の選手ではない、絶対に巻き返す…そう心に決めている。林・赤松・喜田…一軍で暴れたい、チャンスを掴みたい。レベルに来ている若手もわんさといる…。

競争が激しく、層の厚いチームは強い。気力・体力勝負となれば、より力を発揮する。私は今季のタイガースを信頼している。

Posted by torao at 08:32 | comments(16)
[野球全般]ペナント展望
Q.ここらへんでもう一度聞いておきましょう。第2回こりゃ優勝だ(はやっw)!MVPに選ばれるのは誰?(「評論家たちの声」投票結果)
井川(0%)
下柳(3%)
藤川(70%)
久保田(1%)
赤星(4%)
金本(11%)
今岡(1%)
矢野(4%)
その他(1%)

Total: 517 votes

※ちなみに井川は4票でした。圧倒的大差で藤川に決定いたしました(笑)。

Posted by torao at 18:22 | comments(0)
[管理人より]投票結果
赤松 in F.A.S.G.
サンマリンスタジアム宮崎でフレッシュオールスターゲームが行われた。例年、翌年ブレークする選手を輩出している大会。せっかく日曜に組んだのだから、なんとか全国(準全国)中継を実現して欲しかった。

以下雑感。
・投手では、Fのダルビッシュが一番印象に残った。リリースの一瞬以外、体のどこにも力みがない綺麗なフォーム。リリースポイントはどこまでも前方にあり、角度のある直球が低めに伸びる。球筋は球児っぽい。
・(イ)(ソ)(サ)(ロ)と書かれても、即座にどのチームを指すのかわからなかった(笑)。
・エラーが多かったのは残念。また、打ちまくってツキをものにするような野手が出てこなかったことも残念。
・鳴り物の応援は、おそらくHとTのみ。一軍選手のヒッティングマーチを鳴らすのは非常に白ける(この日の場合は、例えば林の打席では金本HMとその他HMを交互に吹いていた)。物好きなといっては失礼だが、本当に野球が好きな12,854人もの観衆にとって、邪魔でしかなかっただろう。

選手の平均年齢が20〜21歳という、本当にフレッシュなメンバーの中で、能見は最年長だったかも知れない。9回表にマウンドに上がり、3人で抑える。制球にばらつきはあったものの今春、良かった頃に戻っているように思った。スライダー、直球とも切れ味の鋭さがあった。近いうちに上で結果を出すだけの準備が出来ている。

林は4打数1安打。持ち味である、内角球のさばきの上手さ、ヘッドの走りの良さをを発揮してライト線二塁打。ツボを持っているので、簡単に三振しない粘り、有利なカウントを作るボール球の見極めを早く身につけたい。経験を与えればどんどん伸びそうな予感あり。

7回からマスクをかぶった岡崎。由田が放った小さなファールフライに素早く反応して猛ダッシュ。三塁側ダグアウト手前でランニングキャッチすると、そのまま頭からベンチにダイビング。大丈夫か?と周囲が心配してのぞき込むと、にっこり笑顔でボールを掲げた。スローで見ると、くるっと頭を入れて、見事に受け身の姿勢を取っている。脚力、身のこなし、度胸、三拍子揃わなければあり得ないスーパーファインプレーだった。いっぺんでファンになったぞ(笑)。

「あれは普通のプレーですよ。そんなにすごくないです」と言う赤松だが、決して普通ではなかった。1回二死一二塁で、センター左を襲う鵜久森が放った大飛球。赤松は半身ではなく、完全な背走で落下点に一直線、上半身をくるっと返してこの打球を難なく処理すると、目の前に迫ったフェンスにととんと足をかけ勢いを止めて、ぴょんと飛び降りた。
新庄はインパラとかそういう動物、赤星はチーターとかそういう動物を連想するのだが、赤松は猿だと思った。跳んだり走ったりするのが楽しくてしょうがないような、そんな感じ(笑)。今どき珍しいスネのソックスを見せるジャッキー・ロビンソンスタイルで「俊足野手であること」をアピールする姿勢も良し。2打席凡退で盗塁が見られず残念だったが、レベルに来ている選手であることは十分わかった。

Posted by torao at 08:37 | comments(10)
[退団者]赤松真人
オールスター戦ではなかった
選手会の臨時大会が7/22に開かれ、古田会長がコメント。ポイントは、(1)オーナー会議で承認された「暫定ドラフト案」の中身に対してダメ出し、(2)同じく、悪条件を強いられる中での「WBC基本的に参加」に対してダメ出し、(3)それらの議論プロセスに対する不満(スト妥結の際に、経営側と選手会側双方でプロ野球改革を協議する場として設けられたはずの構造改革協議会を経ないで、オーナー会議の承認を先決事項としたこと)というところか。
おそらくドラフトの改革案については、選手会の方がより良い対案を示せるだろう。また、WBCについては、将来に禍根を残すような条件下なら参加しない方が良いという主張に正論を感じる。
一方で、FA取得期間短縮の条件として経営側が提示している条件に、選手会側が反対しているものの中には、経営側を支持したいものもある。例えば事実上、外国人枠の増となる「アジア枠の導入」などは、好アイディアだと思うし、むしろ外国人枠撤廃の方向性に向いてほしい。
いずれにしても、オーナー会議の承認をタテに、経営側が一方的にごり押しする手法は、昨年の経緯を無視した蛮行。まして中身も「問題先送り」のダメダメなので、ゴタゴタは必至だろう。おそらく、今季ドラフトは「オーナー会議承認」の暫定案で実施、来季については白紙とし、選手会の対案の内容を加味するというような方向になるのでは…と予想する。

12球団監督会議が7/23に開催され、来季からの2段モーション禁止、公認球の統一(縫い糸は麻糸ではなく錦糸に)、交流戦予備日日程の見直し、試合時間短縮(両リーグの記録部、審判部によるルール作りを要望)などについて協議、確認した。
前半終了直前の数試合、好調タイガース投手陣(ベイスターズも)のテンポの良い投球のおかげで、キビキビと締まったゲームになった。試合時間短縮のポイントは、やはり投球間隔が第一だと思う。バレンタイン監督から、バスケットボールの24秒ルールのように、カウントダウンタイマーを表示したらどうかなど、具体的な提案もあったようだが、牽制球の取扱も含め、駆け引きの面白さとの兼ね合いが難しい部分でもある。
ただし、観客もテンポの良い投球を望んでいるということを忘れないで欲しい。リズムの良いゲームは観客をどんどん引きつけていき、その雰囲気がさらに良いプレーを生むという好循環になるが、逆もまた真なり。間の悪い投手には敵味方関係なくブーイングを浴びせるなどの「意思表示」をすることが一番手っ取り早い解決策のように思う。

さて、オールスター第2戦。どうでも良い話から順にしていくと(笑)、(1)球宴の清原って、紅白の和田アキ子と同じ意味だなぁ、(2)同じ朝日系でも東京のテレビ朝日と大阪の朝日放送では、野球に対する愛情が全然違うなぁ、これは問題があるなぁ、(3)野球そのものが面白いとSHINJOの「セレブ趣味」は浮くなぁ(笑)。

城島は役者やのぅ(笑)。工藤に真っ直ぐ放らせて、レフトスタンドに特大HR。愉快なやっちゃ(笑)。

MVPの前田、本当に良い顔していた。だっていつも「納得できん」ていう顔してるんだもんねぇ(笑)。今岡、金本とのMVP争いを演出してくれた落合監督も良かった。「阪神の選手ばかり酷使した」なんて言うのは止めにしよう。みんな納得して球宴を楽しんでいたんだから。それは選手の顔を見ればわかることだ。

下柳は試合の盛り上げ役で2ランHRを李にプレゼント。矢野は盗塁2つ刺してヒットも記録、藤本は2タコでお役御免、今岡は2安打2打点で優秀選手賞、鳥谷は2試合3安打打率.500で新人賞獲得!、金本は3安打猛打賞、赤星は初安打初盗塁。以上ダイジェスト(笑)。

優秀選手に選ばれた、藤川球児はなんとプロ初セーブのクロージング。最後は直球で三振を取りにいったが、当てられて苦笑い。それでも幸せそうな球児のスマイルを見て、こっちも幸せな気持ちだ。この球宴で球児はさらにさらに進化を遂げたと思う。

吉田義男氏が始球式を行う少年を連れてマウンドへ。裏返った大声で「プレーボール!」と宣言して始まったこの試合。いつもと同じように和やかな空気。ところが、3アウトチェンジになると、微妙に雰囲気が変わる。
打席に入る赤星、表情こそ軟らかいが、眼光は前日と違う。バッテリーは杉内−城島。舞台は甲子園。観客の多くはいつものタイガースファン。赤星が、そしてこの日2,3番に入った今岡、金本が、何を考えているのかは容易に想像がつく。
立ち上がり、杉内は制球が定まらなかったが、キレの良い直球はいつもどおり。赤星は差し込まれながらファールでタイミングをはかっていく。粘った8球目、コンパクトなスイングで杉内の足元に弾き返す。センター前ヒット。
続く今岡の初球、赤星絶好のスタート。肩に違和感を感じ数日休んでいた城島も、座ったままの送球で魅せるが盗塁成功。これは双方、結果はわかっているけれど、「やらなきゃいけない仕事」だ。なにはともあれ無死二塁。今岡の目が杉内を睨む。一昨年の日本シリーズでは杉内に2敗。まったく攻略の糸口を見出せなかった。ゆったりとしたフォームから繰り出される直球にどうしてもタイミングが合わない。2球ボールの後、今岡がファーストストライクから振っていく。直球を2つファール、なんとか赤星を返したい、先制点を奪いたいという意欲が表れる。5球目のチェンジアップが外に浮いたところを逆らわずにセンター前に落とす。今岡らしい柔らかい打撃だ。1点先制、沸き上がる甲子園。
続く3番金本。前日の打席とはまったく違う気合。今年の交流戦でも杉内には、わずか2安打の完封を許している。その時4番に入っていた金本には3回しか打席が回ってこなかった。この投手を攻略することなくして日本一などあり得ない。初球から振っていく。体調を崩していた最近の金本には見られなかった積極性。追い込まれた後、外角低めに逃げるスライダーにも必死に対応しファール。いつしかオールスターの空気など微塵もなくなっている。粘って2−3となった8球目、鋭い打球が右中間を破る。マウンド上の杉内は、「オールスター的」な苦笑いを浮かべるしかなかったが、甲子園のマウンドで連打された時、大歓声の中、どんな思いをするか初めて知ったことだろう。3人で杉内に21球を投げさせ、3人とも得点となった。
この日も関西は蒸し暑かったようだが、一瞬、10月の風を感じた。

Posted by torao at 09:12 | comments(15)
[阪神]試合のポイント
元年のオールスター 変わるもの変わらないもの
オールスターゲーム第1戦。去年の今頃は、合併、球団数削減、1リーグ化へという流れの中で、悶々とした日々を送っていたことを思い出す。ストがあり、妥結があり、近鉄バファローズがなくなり、新球団が生まれ、交流戦があり…。生まれたもの、なくなったもの、変わったこと、変わらないこと…。でもまたこうして、選手たちとファンたちの笑顔が弾けるオールスターゲームを観ることができた。まずはその些細な幸せに感謝。そしてシンプルに「面白かった!」(笑)。

大逆転した6回ウラから藤川を投入、以後、石井、岩瀬、クルーンか。こりゃ強いわ(笑)。落合監督、故障者への気づかいと、まんべんない野手の起用も含めグッジョブ!
三者三振を目標に掲げた藤川、惜しかった。甲子園でも投げるそうで…まあ好きにしな。やりたいだけやったら良い。これがやりたくて仕方なかったんだもんな。夢が叶ったんだもんな。

どうした?藤本。打球が上がらない。さすがに緊張して力が発揮できないか(苦笑)。3安打だって。2安打の鳥谷ともども良い脇役っぷりだったぞ(笑)。

試合途中で、野球殿堂入りした村田兆治氏、森祇晶氏(ともに競技者表彰)と、元NHKアナウンサーの志村正順氏(特別表彰)をたたえるセレモニーがあった。セ・パ両軍メンバー、場内のファン皆に祝福された三人の誇らしそうな笑顔…とても幸福な時間が流れていた。以前に比べ、オールスターゲームの「質」が上がったなぁと実感したひとときだった。

一方で質が悪いのがTV朝日制作の中継。スポットCMだけじゃ飽きたらず、例によって途中で「世界水泳」の番宣を差し挟む。頭に来たので、絶対に「世界水泳」だけは見ないと心に誓う(笑)。はい、担当者さん、逆効果になっちゃったぞー!1名だけだが…(笑)。そして解説・東尾を中心とした中継クルーは、まるで「酔っぱらったエラいさんとそれに振り回される接待役」。ホントうんざり(苦笑)。もう少し落ち着いて、その選手のハイライトシーンや、特徴的なプレーを紹介するような、オールスターらしい演出が出来んもんかね。サンヨーのトラッキーとレオが出てくるCMはちょっと良かったけど(笑)。

スタンドの風景も良かった。交流戦では、他リーグの新鮮な応援に驚きながらファンも交流したが、このオールスターでは、なじみの同一リーグのチームを皆で声を合わせ、一緒になって応援していた。実に微笑ましい光景だが、これとて非常に画期的。特に今季はタイガースが好調で、スタンドもタイガースファンが支配的な中で、こういう空気が生まれていたことは素直に喜びたい。打席に誰が入ろうとも、タイガース選手のHMを吹き続けていた、あのやさぐれたタイガースファンが、ジャイアンツ清原の「とんぼ」を合唱しているよ…。「やってみたかった」タネ・ダンスに興じ、「やってみたかった」ジャンピング応援に興じ…。

客は変わった。そっちはどうだ?マスコミ各社よ、球団経営者諸兄よ。

Posted by torao at 08:15 | comments(15)
[阪神]たわいない話
手前味噌御免!記事で振り返る前半戦レビュー
嬉しいことに、最近本当に当ブログへのアクセスが増えた。アクセス解析などで、どちらからたどり着いたかを見たりすると、色々なブログや掲示板で紹介記事を書いて下さる方がいて、感謝の気持ちでいっぱいだ。これからも一所懸命野球を観て、思ったままに書いていきたいと思う。
で、今日は球宴休みを利用して、臆面もなく自分で書いたものを読み返しながら、前半の印象的な試合などを振り返って見ることにする。するったらする(笑)。自分で書いたものを自分で薦めるというどうしようもない手前味噌&手抜き企画だが、お付き合いいただければ幸いだ。では、順を追って…。

(1)開幕直前戦力評価その2 3月30日記事
多少のブレはあるが、岡田構想が実現していることがわかる。
「藤川を見た瞬間に…」「次々と出てくる頼もしい投手たちを大声援で後押しする…」ここらへんのフレーズ、良く書けたと思う(笑)。

(2)七回裏二死満塁打者清原 4月22日記事

いわゆる「清原・藤川問題(別名は略w)」。ここらあたりからGのダメさ加減が際立っていく。この日が井川の1勝目。あれから時間が経ち、やっぱりど真ん中の直球を放ってやった方が面白かったなぁと思う(笑)。ま、先日のリベンジがまた面白かったわけだけど。

(3)赤星が開けた大きな穴 4月28日記事
ドラゴンズ自慢の二遊間に微かな「ほころび」を作った赤星の俊足。そしてそのほころびが大穴を現出させたという話。ちなみにこの翌日が例の8−1からの大逆転…。

(4)濱中 地獄から生還した4打席 5月7日記事

交流戦初日、濱中の逆転打で泣く(笑)。1打席1打席、濱中の心中に思いを馳せた。

(5)杉山「年齢を表す人物」との勝負に勝つ 5月19日記事

ライオンズ戦、杉山・藤川・久保田vs松坂。松坂に投げ勝った杉山は、急激に自信を付けていった。

(6)井川の叫びを聞く 6月15日記事

二軍で調整を強いられた、井川の復帰登板。打者との勝負を楽しむ井川を見て嬉しかった。未だ本調子とは言えないのだが…。

(7)衝撃の瞬間 6月23日記事
鳥谷D戦のサヨナラHR。個人的にはもっとも興奮した試合だ。今また悩める若者だが、着実に一歩一歩進んでいく男だ。

(8)無言の叱責に応える 7月11日記事

こちらも今、悩める「打点王」今岡。金本とのストーリーが私の好み。中でもこの「空想」は気に入っている(笑)。

と、絞って選んだ8編を読み返し、やっぱり優勝だと確信を深める(笑)。深めるったら深めるのだっ!(笑)

Posted by torao at 07:00 | comments(12)
[野球全般]ペナント展望
違う!見たいのはコレじゃない
7/19に行われたオーナー会議で、WBCへの出場問題について、オーナー団による専門チーム(Bs宮内オーナー=委員長、H孫オーナー、M重光オーナー代行)が直接米側との交渉に乗り出すという。オーナー会議がこのような覇気を見せることは非常に良いことだと思う。ぜひ、やり手経営者の交渉をして来て欲しい。ただ、どうしても「G渡辺会長の命を受け」という一文が思い浮かんでしまうのはうがちすぎだろうか(笑)。

前半終了して、ホークスがマリーンズにつけた「4.5ゲーム差」を見ると、「安全圏」と思う。タイガースがドラゴンズにつけた「5.0ゲーム差」を見ると、「逆転寸前」に思える(笑)。大丈夫、球宴休みを挟んで、まだ当分は間違いなく首位でいられるぞ(笑)。

そのドラゴンズ落合監督、妖術に余念がない。「前半最後は去年と同じ投手起用」という呪文を唱えた。巧みだ…。

などと冗談を言っているうちは、まだまだ余裕だ。Tは特に打撃陣の調子が悪かった、Dは絶好調だった。このタイミングで中休みだ。ちょっと不利な態勢だなあと思っていたら、足元にロープがあって、ブレーク!という感じ。
甲子園雨天中止なしという奇跡的な試合消化もあってか、主力野手がバテ気味、振りが鈍かった。救援投手陣も口にしなくても、ちょっとかったるくなるころだったろう。
それでも先発投手陣が上昇気運なのが大きい。ここさえしっかりしていれば、大きく崩れることはない。

この日の福原も、世が世なら完封勝利のお立ち台に立っていたはずだ。最近そんなのばかりだが。ここ数試合の好調そのままに、テンポ良く淡々と投げ込んだ。本人曰く「調子は悪かった」。ストレートの走りに不満があったようだ。しかし、スライダー、カーブで丹念にコーナーをつく組み立ては、直球が良い時にも増して、打者を翻弄していた。健闘を称え、私から「ココロの勝利投手」を差し上げたい。おそらくこれで今季「ココロの12勝4敗」ぐらいだったと思う。目指せココロの最多勝!むなしい…。

それにしてもベイスターズは強かった。1勝1敗1分け。打てないのはお互い様だが、投手力の素晴らしさは絶品だ。加えて、牛島監督のソツのない采配。この日は金本の体調不良を見透かしたような敬遠策も決まった。次当たる時は、勝負をつけよう。

「前半最後だから全員投げるつもりで…」と岡田監督は言っていたが、結局いつものメンバーしか出さなかった。試合展開でこれしかなかったと言うかも知れないが、ちょっと硬直化しすぎではないだろうか。もし12回まで行っていれば、前日3回の久保田が登場し、あまり良くないことになっていたような気もする。いや、その前にあまり良くないことになったんだけど(笑)。
何をやっても勝ってしまう時期は過ぎ去り、ちょうど良いブレーク。救援投手の使用ポリシー、2番打者と6番以下の並び順、控えメンバーの再構築など、本来あるべき姿についてしっかり考え直す好機だと思う。

懐かしく、そしてイヤーな感じに覆われたのは、10回ウラだった。桧山打ったー、あー伸びないレフトフライ。矢野打ったー、惜しいあと少しレフトフライ。藤本打ち上げたー(ええ加減にせいよw)、意外に伸びる、しかしレフトフライ。あ、見たことある…というより、十年いや二十年ほど見続けてきた…。これは、弱いタイガースではないのか…。ぶるんぶるん…岡田監督、違うと言ってくれ!「そらそうよ」と言ってくれ!(笑)。

せつない決勝点だった。例えば前日、金本「幻のレフト前サヨナラタイムリー」が村田の好守に阻まれた場面を想像して、その後にこの日の11回表先頭小池が放った「レフト前ヒット」を思い出してみる。いや、そんなまどろっこしいことせんで良い。ただのサードゴロだ!あれはっ!ふぅ…ふぅ…。
金城送って、打者佐伯。さっきまでウィリアムスが投げていたその場所にゴロが転がる。だが、クロスステップして投球後は一塁側に立ち位置が変わるジェフの横をボールが通過する…赤星がバックホーム…クロスプレーにもならない。あんなん、ピーゴロやんっ!あんなん、ホームタッチアウトやんっ!はぁ…はぁ…。
強くなったからこそ、もっともっと上を目指して欲しい。平凡な守備じゃ、もう満足できなくなってしまったのだ(笑)。

8回ウラは一死から矢野が二塁打、ポップ(もうこれで人名と打席結果が表せてしまう)の後二死となって、福原の代打片岡。凡退すれば、福原の勝ちはない。厳しい場面だった。5球見送って2−3となり、ベイ先発斉藤の渾身のインローを見逃し三振。確かに一球としてヒットにできる球は来なかった。だが、まったくスイングしないで終わる代打はあり得ない。福原のためにも3つ振って来て欲しかった。

9回ウラは先頭赤星が四球。続く鳥谷が一発でバントを決めた。これがセオリーだろう。でもそれは強いタイガースの野球ではない。タイガースファンが求める野球はそれではない。たとえアウトになろうとも赤星が盗塁し、もし生きたのなら、鳥谷がセカンドゴロで走者を進め、一死三塁。これが見たかったし、これができるのがタイガースの強さだと思う。

Posted by torao at 08:25 | comments(18)
[阪神]試合のポイント
強敵に負けず
オーナー会議が開かれ、ドラフトを始めとする諸問題について話し合われた。焦点のドラフトは、2007年から新制度(詳細未定)で実施、今年と来年は暫定制度で行うという。自由獲得枠が「希望選手枠」に名を変えて1人になり、高校生だけ早い時期に行って1巡目は入札・抽選になるとか。細かいところまでわからないが、非常に複雑そうだ。なんでも1998年を例に取れば、高校で松坂を取り、大学・社会人で上原を取ることも可能な制度だとか。それだけをとっても、2年間の暫定措置とはいえあまり良いとは思えない。暫定の先にある、理想型を提示できず、問題先送りとしてしまったことも×。
それに先立ち行われた実行委員会では、マリーンズの瀬戸山氏に代わり、タイガースの野崎取締役が選手関係委員長に就任した。架け橋としての活躍に期待したい。

帝国の逆襲。ドラゴンズ6連勝。「あと2カ月ちょっと、落ちるわけない。昇り始めたらずっといくよ、と前にいわなかったか」落合監督がまたも暗黒の力で妖術をかけてきた!お、落ち着け…こっちさえ5割で行けば、あと12連勝を加えた18連勝まで追いつかれることはないのだから…あ、あわてるでない!猛虎軍にフォースのご加護を!(笑)

ベイスターズのクルーンが161km/hを記録。でも161km/hを赤星が、直後160km/hを鳥谷がともにファール。所詮、スピードガンの測定値なんてたいして価値がないこともよくわかった。だって、久保田の153km/hの方が速そうだったし、藤川の150km/hの方がもっと速そうだったし、それよりも三浦の141km/hの方がもっともっと速そうだったから(笑)。
そういえば、ハマスタのスピードガンがエラーばっかりで、クルーンの記録で煽るだけ煽った観客からブーイングを浴びていたなあ。あっさりと甲子園で出しちゃって良かったの?(笑)

この日も井川はコントロールが悪かった。「だいたいこの辺」と狙って、たまにものすごく良いところに決まるという感じ。逆にそいういう時の方が、球がよく切れているように思う。打者もやや荒れた投球に手を焼いていたフシがある。この日も四球やヒットでピンチを背負うが、ここイチの踏ん張りは効いていた。
しかし同時に後ろで守る野手にとっても、思ったところに球がいかない、ボールが先行するというのは、いかにも守りにくい。特に安藤や福原の軽快なリズムが最近流行なだけに。
6回表、併殺を焦った藤本が一塁に悪送球。この走者が唯一の失点となってしまった。しかしこの回先頭の小池を出した場面も、ボール2つ先行の後、甘い直球をヒット。問題のショートゴロも詰まらせようとして投げた直球がど真ん中へ。野手が想像する通りにならない投球が、バックのリズムを悪くした。予想と違う打球に、藤本の二塁ベースカバーの遅れ、そのため鳥谷の送球が小さくそれて、藤本の送球が大きくそれる…。態勢を崩していた藤本が一塁に投げたのは防げたミスだが、元をただせば井川が作ってしまった流れだった。
井川も味方のエラーを失点につなげないようにと必死の投球だったが、結局二死後、種田への初球が大暴投。矢野が中腰で高めボールを要求した時だったが、立とうが、ジャンプしようが届かない、とんでもないところに投げてしまった。私は、この矢野の構えを見ていると不安になる。打てる範囲に入ってしまって痛打されたり、この日の井川のは大げさすぎるが、もっと全然高くなってしまい、何の意味もない1球になってしまったり。普段、投手は高めのウエストをどれくらい練習しているだろう。矢野の構えたところにボールが収まる確率はかなり低いように思うのだが…。とにかく矢野のあの構えをみると落ち着かない(笑)。

しかしよく追いついた。7回ウラ、先頭今岡ヒットで出るも、スペンサーが見逃し三振。素晴らしいコースに2球続けて入れられて、なんとかしたかいという思いとイライラが頂点に達したか、激しい抗議の末、退場となってしまった。ショボンとしてしまうところになにかひとつ「熱い石」を置いていったようにも見えた。矢野凡退の後、ポップフジモト(そろそろたいがいにせいよw)が得意のポテン。井川に代わる片岡が、きわどいハーフスイングと、きわどい見送りをしのぎきって四球、二死満塁の好機を赤星に繋ぐ。これが実に大きかった。
さすがの三浦も動揺し、赤星にストレートばかりで1−3。なんとか一つ入れて2−3。ここまで全部直球だ。そして6球目のフォークは完璧なロケーションだったが、赤星のバットが止まった。本当によく1点取れたよ…ほっ。
もうその後はジェフ(この日も「なんとか」)、藤川が1回ずつ、久保田が3回6三振の快投で点を許さず、こっちも三浦、川村、クルーンの前にサヨナラできず。疲れたけれど面白い試合だった。

しかし毎日毎日良い投手が出てくるもんだ。あんなにビタビタとコーナーに決められたら、打てないのは仕方ない。ここのところ、全体に打線が低調だ。こう言う時に、ムードを変えるのが金本であり、今岡でなくてはいけない。前半最後、ベイスターズの先発は斉藤か。ストレス発散の猛打爆発、強い強いベイスターズに2勝1分の勝ち越し、貯金21を心より願う。

Posted by torao at 08:25 | comments(12)
[退団者]井川慶
謎の試合を当然の勝利にまとめる
2番打者沖原の活躍もあって、このところイーグルスが強い。交流戦後勝ち越しているという。星野氏のHPも沖原トレードのお話で更新。

何か少しでも違っていれば、負けていてもおかしくない試合。ベイスターズサイドからすれば、「あの時○○が○○だったら」を数限りなく上げられそうだ。「やられた気はしない」と牛島監督は言う。ベイスターズ戦は常に大接戦だが、タイガースに分がある理由は、この「やられた気はしない」という部分にあるかも知れない。これが強さだと思う。

おかしなことが起きるものだ。うわぁっと目を覆いたくなるような鋭い打球が、ことごとくシーツの正面近くに飛ぶ。一回二死一塁からは佐伯のライナー、三回二死二塁では佐伯の地を這うようなゴロ、そして5回一死一三塁という先制の絶好機では、金城の火花散るようなライナーがシーツのミットにすっぽり収まり併殺。ツキ以外の何者でもない。何者でもないが、あえて何者かにするなら、ブラウンの日頃の行いの良さということにしておこう(笑)。よく腐らず辛抱しているもの。
その一方、ベイスターズ先発門倉は、コーナーにきっちり決める直球と、良いところから落としてくるフォークで完璧な投球内容。5回を迎えて被安打はわずかに1。ところが5回一死からポップフジモトが打ち上げたフライがレフト線にポトリ、二塁打になってしまう。
味方のジャストミートした当たりが3本正面に行って、相手の打ち損ねが誰もいない所に落ちて二塁打になる。門倉の日頃の行いについてはよく知らないが(笑)、何とも気の毒に思った。
だが、「気の毒な門倉」はこんなもんで完結せず、次打者ブラウンに代わる片岡の打席中、フォークボールのワンバウンドが二つ暴投となって、藤本労せずして生還。いずれも片岡のバットが出る(出かかる)ほどの良いフォークだった。フォークボール投手の宿命と言ってしまえばそれまでだが、ブラウンとの対比の物凄いこと…。結局門倉は、8回ウラ二死から、藤本のリプレイを見るような鳥谷のレフト線ポテン二塁打、バカヅキ・シーツのタイムリー、金本お目覚めタイムリー二塁打で2失点。計3失点の完投負けとなってしまった。泣くな門倉!次のドラゴンズ戦でがんばれ!(笑)

なぜ勝てたか。上手く理由をこじつけられそうにないが(笑)、総合力で上回ったということにしよう。前述の二つのポテン二塁打、暴投時のスタートもそうだが、積極的な走塁が功を奏した。貴重な追加点となった鳥谷の本塁上のクロスプレーは興奮した。捕手のタッチをかわす良いスライディングだった。

久々登板の球児が2イニングス。打者6人で三振5(笑)。笑うでしょ普通(笑)。こんな投手今までに見たことあったかなぁ…。私の知っている江夏はすでにお腹が出始めていたし…(笑)。
ところが8回頭から出てきたジェフが制球難。このところずっと良かったが、藤川が良くなったとたんに悪くなるから不思議だ。途中足を滑らせて転倒するシーンもあり、見ちゃいられなかったが、本人は冷静だったとか(実に疑わしいw)。なんとか二死一三塁まで持ってきて久保田にタッチ。なぜ勝てたかわからない試合だったが、最後だけ見れば当たり前の勝利のように締めた。
久保田は、クローザーとしての形を見つけたように思う。スライダーを完全にものにしたのが大きい。140km/h近い球速で、ブレーキ鋭く、かなり高精度に外角低めに決められるようになった。そして、150km/h超のストレートのコンビネーション。どちらの球もウィニングショットにもなり、釣り球にもなり、カウント球にもなる。気乗りしない場面での棒球も堂に入って来て(笑)、立ち居振る舞いもクローザーらしくなって来た。何にも増して、矢野が久保田の使用法を完全にマスターしたように見えるのが頼もしい。

Posted by torao at 08:32 | comments(14)
[投手]久保田
Q.もうすぐ夏休み!2年T組オカダ君の通信簿は?(「評論家たちの声」投票結果)
(5段階評価。無欠席だったので1はナシ!)

5(32%)
4(57%)
3(8%)
2(1%)

Total: 412 votes

※4と5で約9割。言うことなしですね。あとは夏休みの宿題を計画通りきちんとやれば大丈夫!ちょっと成績が良かったからって、油断しないこと!旅行に行く時は、決して「無駄遣い」しないこと!最終日に慌てて宿題仕上げるなんてことのないように!わかったかな?(笑)

Posted by torao at 00:19 | comments(0)
[管理人より]投票結果
敗れてなお安藤輝く
いやあ、懐かしいねぇ。球宴前にストーブリーグ突入かあ…あれはファンもしんどいんだ(笑)。スポニチが来季G原監督復帰を伝える

杉山抹消(球宴期間登板なし)、能見を登録。さあ、谷間の先発は、ブラウン、能見、どっち?なんとなく能見の方が勝てそうな気がするが、前回の降板後にお約束してしまったからブラウンか?(笑)

下手したら今どき珍しい1時間台ゲームかという試合。延長になっても普段より早く終了。観客の中には、もっと長くやって欲しかったという人もいただろう。だが、その前に行われた二軍戦を見ていた3千人のうち、昼夜ダブル観戦の人も多かっただろうから、その人たちにとっては十分長かったか(笑)。
濱中が軽くライトを守り、二塁打2本と犠飛で打点1。辻本が顔見せ。

前2戦の様子から、誰もが「負けるはずがない」と思っていた。0−0の投手戦が中盤から終盤にさしかかっていても、最後はタイガースの勝利に終わると思っていた。飲んでかかっているうちは良いが、ナメてかかった瞬間に勝負は決する。この試合の場合は、新外国人レイボーンが降板し、永川がマウンドに上がった時、その心理的な落とし穴がやってきた。勝ち負け混沌としている状況下では、謙虚になれた者が勝つ。
決して安藤投手の耳には入れたくないが、「良い負け」になるのではないか。各打者は、次回安藤への援護を心に決めたろうし、なにより知らず知らず思い上がりがちな気持ちを引き締める効果があったと思う。全部勝つという気迫を持ちながら、絶対にカード勝ち越しだけはキープするという、粘り強い戦い方を続けて欲しい。
「休み」と決まっている月曜を含んだ6連戦、短い試合で早く家に帰って、よく食って、よく寝て、切り替えたらそれで良し。

直接的に勝負を分けたのは9回ウラの攻撃だった。二人目永川の制球が定まらず、先頭の鳥谷が四球で出塁。岡田監督は、バントが上手いシーツに送らせなかった。一死二塁またはそれより良い状況をバント以外でも作れると判断したのだろう。しかし、ただ打たせるという場面でもあるまい。カウント1−2のところでエンドランをかけて欲しかった。カープバッテリーとしては、あの打席、唯一直球でストライクを投げなければならない1球だっただけに、勝負を賭けてほしかった。ベンチが勝負を賭ければ、打者も走者も集中力が変わるものだ。結局最後はカウント2−3から、「消極的エンドラン」。絶対に空振りを取るという永川のアグレッシブな1球の前に、打者・走者とも気圧され、三振ゲッツーで魔物を起こしてしまった。

安藤が最高の投球。速球、スライダー、フォークすべて意のままに投げ込んだ。物怖じすることなく打者に向かって行く姿勢、素晴らしかった。とにかくテンポの良さ。捕手矢野の返球もまるでカベのよう(笑)。ミットに入ったボールは、0コンマ何秒後には、安藤のグラブ目がけて飛んでいた。まさに投手、捕手とも「ちぎっては投げ」だった。
東出の一発は…あれはどう解釈すれば良いものか(苦笑)。あの時だけ浜風が止んでいたことを考えれば、もう魔物様の思し召しとしか言いようがない。「三度連続好投ぐらいで思い上がるな」という、キビシーイお言葉かな(笑)。
安藤をまったく代えようとしなかったのは当然だと思う。あれだけの投球を見せられれば、そりゃ、なんとか勝たせたいと思うだろう。久しぶりに、投手を代えなかったことを心から喜べる試合だった。負けて悔しいのは間違いないが、それよりはるかに嬉しい試合だった。

Posted by torao at 08:08 | comments(10)
[投手]安藤
まだ食い足りない杉山
下柳(球宴期間登板なし)、濱中(守備ミニキャンプ)を抹消。林、前田を登録。ここらへんで赤松かなぁとも思っていたが…。でも二人とも良いところを見せて欲しい。

カープ先発の小山田はまずまずだったが、立ち上がり2回、四球がらみでランナーをため、制球が甘くなったところを矢野に二塁打され2点を失う。その後、杉山、鳥谷にも四球を出してしまい、前日と同じような雰囲気になりかけたが、シーツを三振に取り、なんとかしのぐ。
しかし5回は、エラーを足掛かりに、どん詰まりのヒットが続き、犠牲フライ、フィルダースチョイスと、訳のわからぬうちに2点を失う。藤本にもタイムリーがでて、気がつけば5点差…。
この呆然とするような点の取られ方をする前、5回の表。カープはわずか6球で攻撃を終えている。しかも手を出すべきでないような初球のボールに手を出して凡退…。みすみすリズムと流れを相手に手渡した。
カープは負のスパイラルに陥っている。打者は、若いカウントからボール球に手を出して凡退、ガムシャラとムチャクチャのはき違え。投手は四球連発、野手はエラー連発…。同じプロなのに、相手チームには到底勝てないような気になる。私はこういうチームがいかに弱いかをよーく知っている。戦力がないということは絶対的に辛いことだが、気持ちを合わせるということから始めるしかない。

終わってみれば8安打。もっと打っていたような気がするが、効果的な集中打だった。2回先制、5回中押し、あとは8回のダメ押しチャンスをものにできれば「2−5−8のスジ攻撃」で完璧だったが、贅沢は言うまい(笑)。
この日は守備で再三良いところを見せた。サード今岡は、好守というよりアクロバティックだったが、二遊間の数々のファインプレーは見事。特に終盤8回、一死一塁から福井の打ったボテボテのショートゴロに鳥谷が猛チャージ、難しいバウンドもまったく危なげなく裁き、6−4−3の併殺にしたプレーがお気に入り。何食わぬ顔でやってのけるところがカッコイイ!まぁ、何かにつけてオーバーアクションの藤本も、それはそれで良いけどね(笑)。

ウィリアムスと久保田は調整登板の色が濃い。どちらもあまり間隔が空きすぎると良くないだけに、戦略的な交代と言える。いや、でも杉山の完投も見てみたかったぞ。それは次のお楽しみということか。少しずつ少しずつレベルを上げているのは本当に好感が持てる。
この日は、立ち上がりから直球が走っていた。第1球は、内側真ん中のまっすぐ。その後も、速球でインサイドをえぐる投球が冴えた。逆にもっとも頼りになる武器であるスライダーの制球が定まらなかったが、カープ打線の粗い攻めに助けられた。
これまでの課題であった立ち上がりを抑えるために、投球練習を多めにしたという工夫は○。
次の課題は、点をもらった後の投球か。2点取った直後の3回表、森笠の一打(センター前タイムリーヒットかという当たりを、杉山がグラブに当ててショートゴロにする)はラッキーで、ほとんど失点したも同然だった。追加点をもらった直後の6回表、またしても先頭を出し、暴投で失点。
3回は直前に自らランナーとして一塁から三塁まで全力疾走をしているし、6回といえば一番投手が苦しいところ。それを加味したとしても、やはり得点の後の回を、淡々と抑えて欲しい。そうすれば杉山はさらに次のレベルに上がれる。
高校時代のライバルで、大学時代のチームメートだった友人が亡くなったという話が取り上げられている。「ヘラヘラした兄ちゃん」というイメージを少し修正したりして(笑)。

Posted by torao at 08:45 | comments(8)
[投手]杉山
桧山の課題は皆の課題
「松坂の速球を打て」と王監督がマスコミを通じて指令。三冠王松中が見事にそれを実行し先制HR。逆転してもらった松坂にも意地がある、またしても真っ直ぐ勝負に出るが、松中逆転2ラン。ますます大輔意地になり、同点の9回ウラ渾身の速球、松中みたびサヨナラHR!
なんてバカな勝負なんだろう。そしてなんて面白い野球なんだろう。好きだぞ!

カープ投手陣の大乱調により、中盤で試合がぶち壊しになってしまった。出てくる投手がビビりまくり…。大差の試合でも一つ一つの勝負に面白さがあれば、興業になる。奮起せよ、カープの若者たち!

というわけで、脇役たちに活躍の場。橋本はもう二度とベースカバーを忘れないだろう。桟原、あまりに久しぶりで調子が出なかった。
浅井のライトヒッティングは素晴らい。使いたい、いや、使おう(笑)。中村豊、やるねぇ!打って良し守って良し。6番ライト戦争に参入する?スペ山豊?(笑)

カープ先発ロマノは、低めの変化球を投げ分ける好投手で、先発転向後、チームで一番安定した投球をしている。直球は140km/h台前半だが、手元で微妙に動くイヤらしい球筋で打たせるタイプだ。しかしこの日は、先頭打者・赤星がその土台を揺るがした。
初球の外角低めへの直球は際どい球だったが、この日異常なほど左右のストライクゾーンが狭かった球審吉本にボールとコールされる。この球より内に入れないとボールになる、ただしもう少しでも甘くなると狙われている…ロマノはこの1球に振り回された感がある。「今日のジャッジは広い」「狭い」「ばらついている」などと感じて調べてみると、必ず吉本球審なので笑う。この日、下柳を早々に引っ込めたのも、この狭いストライクゾーンが影響していると思う。
赤星への2球目は、ど真ん中から低めに沈む変化球。これをあっさり見逃し1−1。まだ対戦の少ない新外国人投手に対して、「低めの変化球は見極めろ」という指示が出ていたのかも知れない。3球目のスライダーは低く完全にはずれ、赤星は軽く見切る。赤星は決して待球策に出ているわけではない。むしろ甘い球が来るのを狙っている。4球目、やや外よりの直球に振り遅れてファール、2−2。この時点で捕手・倉は、次の膝元へのスライダーか、その次の外角高めへの直球で討ち取れると思っただろう。5球目、スライダーがやや浮き赤星ファールで逃げる。しかし6球目の直球はほぼど真ん中、待ってましたと三遊間を抜いた。

ストライクゾーンの左右が狭い。タイガース打線は、生命線である低めの変化球に手を出さず、甘いコースの半速球を狙っている。チーム状態は悪い。中継ぎ投手に不安がある。先取点はやれない。そして今、一塁上には盗塁王がいる…。
この時すでにロマノは内部から崩壊しつつあった。

「初球から甘い球を狙う」至ってシンプルな金言だが、実行するとなると雑念が混じって難しい。その雑念のドツボにはまっていたのが桧山だ。その桧山の苦悩をチーム全員が共有し、一緒に解決しようとした、そんな試合ではなかったか。初球から狙っているからこそ相手を威圧する金本。初球から狙っていたからこそ打てた赤星、今岡、桧山…。敵の自滅による勝利ではあったが、自滅を呼び込むだけのものは確かにあった。

Posted by torao at 09:12 | comments(18)
[阪神]試合のポイント
鷹に会うため鷹モードで
野球がない日の翌日のスポーツ新聞は、「売らんがため」の憶測記事やトバシが多い。特に毎週の月曜でなく、木曜に試合がなく、他に大きなニュースもなかった時は要注意(笑)。
この日の目玉はサンスポ「巨人動く!!オリックス・谷獲り!」と、スポニチ「カブレラ爆弾発言『来年は巨人でプレー』」。ナベツネ氏復帰とともに、プロ野球界滅亡路線も復活?本当にそんなにアホ?それとも、こんな手法しか思いつかないスポーツ紙の方が問題?。はあ〜とタメ息が出るワ。

後半戦のスタートに間に合うよう、7/16に濱中を抹消し、二軍戦、紅白戦で外野守備のチェックを行うという。
「今の(代打専門の)形は本来の形ちゃう。打って守ってに戻すのが、こっちの仕事や」という岡田監督の言葉はそのとおりだと思うが、球宴明けからは、また代打専門でベンチに入れるわけだからどうにも中途半端な印象は否めない。代打としても使いたいし、早くスタメンライトに入っても欲しい…そんな感じ。どちらかと言えば、「今季は代打で行く」と割り切ってしまった方が良いと思う。6番ライトは彼らにまかせて(笑)。
それにしても前半残りカードが上位チームだったらこんな施策を採っただろうか。カープ、ベイスターズをナメてはいまいか。逆に全体に危機感が出てくれれば言うことはない。


優勝などという言葉がちらほら見え始めると、どうしてもホークスが気になる。日本一になるためには難敵はできるだけ避けたいという思いもあるし、新興のマリーンズのバランスの取れた野球も魅力的ではある。しかし、やはり王ホークスに勝って日本一になることこそ究極の目標だ。半生を星野監督の右腕として過ごしてきた島野コーチも同じ気持ちだと思う。

「敵情視察」のため、HiRO@zetton05さんのSo What?!や、DAIさんの鷹の戯れ言【勝ちどきあげろ!】を読んだりすると、まあファンからして油断がないことこの上ない(笑)。交流戦後、14勝2敗…(ちなみにウチは14勝5敗)。
取りこぼしがないというのが強さの秘訣だろう。BとEに10勝1敗、Fに9勝1敗、なんじゃそりゃ(笑)。
鬼気迫る強さの背景には、昨年のプレーオフ敗退がある。あの悲劇を繰り返さないために、勝って勝って勝ちまくる決意なのだ。しかしここまでプレーオフ出場が濃厚なMに5勝6敗、Lに3勝5敗と負け越している。圧倒的強さに見えるホークスだが、プレーオフを制しての優勝となるとまだまだ予断を許さないというのが実情だ。

FA権取得会見後、城島のバットが湿っていた。そんなチームリーダーが、監督にキャッチボールをお願いしたという。一緒にキャッチボールをすれば、たとえ言葉がなくても、素直な会話ができる、それが野球人だ。好きだなあ、こういう話。

前半最後、我が阪神タイガースは、下位チームとの対戦となる。ここはひとつ、「ホークスモード」で臨みたい。

Posted by torao at 08:16 | comments(14)
[野球全般]他球団
ミスより川島の気迫
12球団代表者会議が行われ、ドラフト、FAについての集中審議が行われたが、結論を見なかったという。頼むから、自分の球団のことを脇に置いて、まずは未来の野球界を語ってくれ。

必死に食らいついてきたスワローズに1勝1敗は仕方がない。それにしても、なぜ井川が勝ちで、福原が負けなのか。なぜ井川がハーラートップで、福原が10敗目なのか。げに野球は難しい…。

確かにミスがあったから負けたと言うこともできる。5回表ドラッグバントで出た藤本を福原が送れなかった。「バント特訓」などと、思わず普段からやっとけと突っ込みたくなる記事もあったが、回の先頭で8番打者が出塁するという、もっとも期待させる場面を自ら潰してしまった。まあ、特訓せい(笑)。

失点した5回ウラ、きっかけの小野の二塁打は桧山の真正面を襲う難しい当たり、始めの一歩で逆をとられた桧山の頭を越した。ミスといってしまっては可哀想な打球だった。
前日、一死満塁から代打で3球三振。「消極的」「立ち後れ」を指摘する声も多かった。そしてこの日の第一打席、今岡四球でまたも二死満塁の好機。川島もこれが勝負球とばかり、インハイに直球を投げ込む。だが桧山はこの「四球の後の初球」を見逃し。真剣による斬り合いなら、この時点で絶命だ。どうした桧山、そんなに思い切りの悪い打者ではあるまい…。あの守りでの「小さなミス」は、今の桧山を象徴するようだった。

7回表その桧山がヒット。代走に上坂。この場面の代走は「武器」ではなく「防具」だ。だから上坂でなく中村豊だった。チーム一安定したバントをする矢野だから、走力はそこそこで良い。あとはボーンヘッドが少なく、打球判断の良い者に、確実な走塁で返ってきて欲しかった。ストレートに言ってしまうが、上坂のボーンヘッド癖は、今に始まったものではないのだから、起用した岡田監督のミス。

だが、0−1の敗戦、ミスで負けたというのは当たらない。それは川島とスワローズに失礼で、川島の意地がタイガースの勢いを上回ったということだろう。敗戦の本質は、タイガースのキモである、1,2番を出塁させなかったこと、4番の一発、5,7番の勝負強さを封じたことにつきる。
前日、赤星が腿ウラに死球を受けた。赤星は騒いでいたが、足元を狙ったのは間違いなかったとしても、当てるつもりはなかったと思う。そうでもしなければ抑えられないという気持ちがそうさせたのだろう。スワローズはどんな手を使ってでも2連勝したかった、そしてたとえ初戦を落としてもこの日だけは勝つという強い気持ちで臨んでいた。川島にしても、石井にしても、そしてこの日もスクイズを試みた若松監督にしても、必死でタイガースに立ち向かってきた。気迫で負けていたと言って良い。若松監督のコメント「オールスターまで(阪神と)もう少し差を縮めたい」。大した人だ。

Posted by torao at 08:34 | comments(14)
[阪神]試合のポイント
最低限以下からの反攻
若松監督の粘り、スワローズの粘りはものすごい。先週の対戦、3試合目に中4日で先発起用した石川を、この2連戦では中継ぎ待機とし、中4日でマウンドに上げた。選手を鼓舞する素晴らしい策だと思う。しかし、岡田監督も言っていたが、どうせ使うなら、藤井を下げた直後の6回から、または逆転直後の7回からの方が、より士気を高める効果があったように思う。
井川攻略法も見事。ここのところタイガース先発陣に安定感があるのは、テンポ良く、直球主体でストライクを先行させる配球パターンにあることを読み切って、ファーストストライクをコンパクトに当てていく戦法を取る。立ち上がりから球が高く、中に入ってしまった井川に連打を浴びせた。
初回、良い球を投げながら、慎重になりすぎて3点を献上した先発藤井のリード、そして9回ダメ押し点となった捕逸(記録は暴投)など、古田の穴を感じざるを得ない試合でもあった。
スペンサーが古田にタックルしたのは1週間前。スワローズはその後5連敗となってしまった。

それは本当に悪かったと思う。しかし赤星と金本にぶっつけるのだけは止めてくれ。もちろんわざとではないだろうが。赤星は腿ウラ、金本は足先。ともに当てられた直後は痛そうだったが、大事ないことを願う。

井川は3回まで、打者18人に対し、10安打を打たれた。信じられない打たれっぷりだ。1回表に苦労して取ってもらった3点を、すぐそのウラに全部吐き出すという背信でもあった。しかし結局6回、107球、4失点でおさまったのは、打たれても打たれても、ストライクを投げ続けたこと、打者に向かう気持ちが切れなかったことがその理由なのだろう。しかし、逆転されたすぐ後、自身への代打が逆転打を放ってくれるところまでくるとツキすぎだ。

藤川の制球に翳りが見え始めると同時に、ウィリアムス、久保田が燦然と輝く。「球児には、いつも助けてもらっていたので、助けたかった」とジェフ。心を繋げば打線は得点力を増す。同じようにリリーフ陣の心が繋がれば、点を失わない。

スペンサーが押し出し四球、四球、四球、三遊間ヒット、センター前ヒットの活躍。ボールがよく見えている。シーズン開幕当初の好調時に近い雰囲気。

7回表、1点ビハインドで一死満塁、打順は8番関本。マウンド上はゴンザレス。代打は「満塁男」濱中だと思った。しかし岡田監督が告げたのは桧山だった。はて、これはどう解釈したものか。この三人のうち、もっとも期待値が低いのが桧山だろう。ファーストストライクを叩けなければ、三振に倒れると誰もが知っている。しかし「初球から行け」と指示した風でもなく、その通りになる。だが、二死となったことで、次の代打・片岡の長打1本で一塁走者まで楽に生還できる状況が生まれ、その通りになる。結果として大正解としか言いようのない代打起用だった。岡田監督の頭の中に、濱中がスライダーを引っかけて6−4−3の併殺に倒れる映像でも浮かんだか?いずれにせよ神がかっていた。

片岡について書こうと、過去の「片岡カテゴリー」を読み返して見た。最後の記事は約半年前、自分で書いたことすら忘れていたが、「最低限成し遂げなければならないことは、戦線を離脱しないこと」なんとも皮肉な内容だ。片岡は最低限のことすら出来ない半シーズンを過ごしてしまった。

もともと「香車」。直球にめっぽう強い打者だった。しかし最近では、直球を待って直球に振り負けることが多くなっていた。片岡も本当に衰えてしまったのか…。
二死満塁、打てばヒーロー、倒れれば戦犯、しびれる打席だが、これを待っていたのだろう。バッテリーは直球で攻める。初球ボール、だが2球目の外角直球に片岡のバットが反応する。ジャストミートの後、片岡がバットをくるくると放り投げる。手応えアリのポーズだ。レフトポール際…飛距離は十分…ファール…。そう直球に強くて、広角に長打が打てる、片岡らしさが戻ってきた。3球目、4球目は低めのスライダーで崩しにかかるが、いずれもファール。くずされた打球がファールになるのは好調の証。5球目のインハイへの直球、空振りを取るには最高のコースに決まる。だがこの手が出ても良いコースをきっちり見送る。配球も読めている。古田なら次も同じボールで空振りを取っていただろう。しかし若い米野は型どおり外角低めにスライダーを要求…しかし指にかからなかったその球は、左打者の肩口から真ん中高めに入って来た。速球も頭に入れていた片岡は、軸足を前方にちょっとずらす片岡独特のスキップ打法でタイミングを合わせ、振り切ったバットが再び空中でくるくると回った。そして打球は右中間を深々と抜いていった。
ヒーローインタビューで、いかにも無神経そうなアナウンサーが大声を張り上げながら聞く。「一昨年のチームと今のチーム、どちらが強いですか?」少し考えて、片岡は小さな声で答えた「今年の方が強いです」。自分も優勝に貢献したと思えた一昨年と、ここまで何もチームに与えていなかった今年とを比較された戸惑いが顔に出ていた。(これからだ)心に決めたに違いない。

Posted by torao at 08:34 | comments(14)
[コーチ]片岡
WBCよりWCS
ほう、11.5ゲーム差離されたジャイアンツは、思い出の札幌シリーズから、メークドラマ続編を始めるのだそうだ。もちろんこの人をはじめ、やっている方も、そりゃ無理だと思っているだろうが(笑)。

先週に引き続き、休み明けで今日から千葉マリンでスワローズ主催2連戦。安定した好調周期に入りたい井川・福原が先発。相手も先週苦しめられたエース級が再登場するが、勢いで2ついただいておきたい。古田復帰という情報もあり、なおのこと決定的な勝負付けをしてしまいたい。思い上がることなく、少ない好機をものにし、守り勝つという基本スタイルを忘れるな。

濱中スタメン構想クールダウン。そうそう、「いついつまでに」と考えるたびにロクでもないことが起きたことを忘れてはいけない。少なくとも練習で100%に来ていない段階で実戦スケジュールを決めるのは止めておいた方が良い。ただ、休めるリハビリは完了しているのだろうから、ゲームで(というよりゲームを想定した練習で)徹底的に鍛え直さないといけないのも事実だろう。
また水を差すようだが、今や強いチームはスキのない走塁が当たり前で、最強チームを目指す上で、ライトには強肩の強打者が入っていて欲しい。来期以降も視野に入れ、一塁守備にもしっかり取り組んで欲しいと思う。

NPBと選手会が事務折衝を行い、NPBから、ドラフト&FAの改革やWBC参加問題について選手会に説明があったという。記事を読んだ印象は、歩み寄る姿勢が見えるということ。時代は変わった。

ああ、そういえば今年は日本シリーズで勝った後に、さらにアジアシリーズがあるのだった。出るとならば、もちろんこれも勝たねばならない。いやいや今年は長いシーズンになりそうだ(笑)。

思うに、3月に行われるという「野球版ワールドカップ(WBC)」は、いかにも真剣度合いが低くなりそう。手間暇かけて金かけて、なんとか実現させた「最高峰」の国際大会が、ちんたらショボショボでは、本当に野球の国際化は死んでしまう。あまりリスクの高い所から始めないで、盛り上がること間違いなしの国際化から始めたらどうだろう。
アジアシリーズ(次回からはオーストラリアなども入れよう)の期間中に、アメリカ以外の北米・中南米のチームによる「アメリカ大陸シリーズ」を実施して、アジアチャンピオンとアメリカ大陸チャンピオンによる「世界No.1クラブチーム決定戦(略称:ワールドチャンピオンシリーズw)」をやったら良いと思う。
もし米メジャーが怒って「メジャーチャンピオンをさしおいてワールドチャンピオンとは何事か」と言ってきたら、しょうがないから参加させてあげても良い(笑)。ただし出場チームにはドーピング検査が義務づけられるので、その条件さえ飲めばね(笑)。

Posted by torao at 08:20 | comments(13)
[阪神]たわいない話
Q.前から一度きいてみたかった!いつもありがとうございます。どちらからおいでですか?(「評論家たちの声」投票結果)
北海道(2%)
東北(2%)
関東(28%)
中部(6%)
近畿(40%)
中四国(8%)
九州(6%)
離島(1%)
国外(2%)

Total: 444 vote

※本当にたくさんの方に調査にご協力いただき、ありがとうございました。北から南まで、離島や国外の方にも読んでいただいているなんて感激です。
今年はチームも強くて、書き甲斐がありますよ。どうかみなさん、これからもよろしくお願いします。

Posted by torao at 23:27 | comments(8)
[管理人より]投票結果
無言の叱責に応える
タイガースには貯金を持つ余裕、盤石のリリーフを持つ余裕があり、対するドラゴンズには、もう負けられないという焦り、早くリードを奪わなければという焦りがあった。
一回ウラ、荒木の二塁打、井端の犠打。安藤は、わずか3球で一死三塁のピンチを迎えたが、リードする矢野は冷静に状況を分析できていた。
前回の安藤は、フォームを変え、テンポを良くすることで見違えるような好投をしている。その時の配球は、初球に低めのストレートを多く持って来ていた。当然ドラゴンズの先乗りスコアラーも、この投球をチェックし、「初球から直球を狙え」という指示だったに違いない。矢野は、荒木の初球打ちと、打席の福留から発せられる打ち気から、すでに相手方の「攻略法」を看破していたように思った。
「低め直球をおっつけてレフトに犠飛狙い」だった福留は、予想外の初球フォークに泳ぎ、浅すぎるレフトフライ。このチャンスを失ったドラゴンズは、以降安藤のリズミカルな投球に封じ込められ、二塁にすら走者を送り込めなかった。

D先発野口も素晴らしい投球だった。とくに右打者の内をつく速球のコントロールが良く、また逃げながら沈むフォークも有効だった。しかし数少ない失投をすべて痛打され沈んだ。

先発安藤快投。ローテーションの柱に完全参入。これは本当に大きい。

「鉄壁三人衆」はこの日も盤石。毎試合、誰かが三者三振やってるような印象(笑)。
この日はジェフ。3人の打者すべてに対し、直球2球で2ナッシングに追い込む。まったくつけいるスキなし!ヒョ〜っ!と思わず奇声を発してしまった(笑)。

スペンサーがいい感じ。先制タイムリーを含むマルチヒット。さらに無死二塁の走者を進める右打ち、頭上を越えようかという飛球を好捕。しゃべっても「目をつぶってグラブを出したんだ。谷繁さんはガッカリしただろうけどね」。OK、戻った(笑)。

前日から全4得点は金本が記録。1〜3番に当たりがないと、突破口にもなれちゃう。金本ってやっぱりスゴイ!


今岡にとっては前日から続いている試合のようだったろう。「無死二塁の呪縛」。前日は走者を動かせなかったことで、攻撃に勢いをつけられなかった。この日も二回表の第一打席に、無死二塁で空振り三振。しかしスペンサーのタイムリーで救われる思いがしただろう。いやそれ以上にその前の金本の盗塁で目が覚める思い、あるいは、いたたまれぬ思いだったか。

今岡はわかっているはずだ。本来走力のある金本が盗塁を企図しないのは、足に不安を抱えながらプレーをしているからだと。そんな金本が走った。無死二塁で今岡が三振した直後、スペンサーへの初球に三盗した。もちろん勝算はあっただろう。暴投で二進した今岡の打席から、二塁手、ショートの守備位置を入念に確認し、また、野口の投球動作のクセも、走者金本を警戒していないことも見抜いていた。そして、久々に見た金本のスライディングは、スピードが落ちない美しいものだった。
しかし、単なる意表をつく盗塁ではなかった。今岡が当たり前のプレーをできなかったことをフォローするために行った、尋常ならざるプレー。金本が今岡に送った静かで、激しいメッセージ。
これで一死三塁。負けられないと焦るドラゴンズが、極端な前進守備を敷く。その井端の上をあざ笑うかのようにスペンサーのどん詰まりのライナーが越えていく。この一部始終を見ていた今岡は、いったい何を思ったか。

今岡の次の打席、4回二死走者なしで、三遊間を抜けようかという打球を井端が好捕、正直、今岡の足では楽にアウトだと思った。しかし全力疾走の今岡は一塁にヘッドスライディング、内野安打にした。これが今岡から金本へ、今岡からチームの皆への回答だった。

そして7回表、先頭金本が二塁打。またしても今岡に「発言」の場を与える。野口−谷繁もわかっている。この日絶好調の内角直球で、おっつける今岡を責め立てる。しかし最後の最後、勝負球のスライダーが高く真ん中へ。今岡はこれを逃さず、ライト線への二塁打で、「無死二塁の呪縛」にケリをつけた。

Posted by torao at 08:14 | comments(17)
[退団者]今岡誠
型をおろそかにして流れを呼べず
この日試合前、金本のもとを視覚障害や肢体不自由などの難病で苦しむ13歳少年が訪れたという。メイク・ア・ウィッシュ・オブ・ジャパンは、難病で苦しむ子供たちやその家族の夢を叶えるという団体で、今回は金本の大ファンだという少年の、金本選手に会いたい、野球場に行きたいという夢を叶えた。HR1本、2得点。少年に良いところを見せた。人を感動させることができる人は、人の健康や生命にも大きく影響を与えることができるのだ。
メイク・ア・ウィッシュ・オブ・ジャパンの活動については、以前にテレビ番組の特集を見て泣いた。興味のある方はぜひHPもご覧を

普通の試合で、少々「劇的」にしてやったが、普通に負けた。ナゴヤドームという場所、中日ドラゴンズというチームへの意識は確実に薄らいだと言える。
岡田監督談話「全部勝つつもりでおるんか。あっさり負けてよかった。しんどい思いせんでいいし」。だんだんこの「真っ直ぐ」に慣れてきた。ひょっとして、選手にとってもかなりリラックスできる監督なのかも知れない。

鳥谷連続試合安打止まる。8回のバントミス→凡退は敗着の一つ。まだまだ、まだまだ。

両先発、背番号も同じ、立ち上がりの制球難も同じ、良いんだか悪いんだかハッキリしないところも同じ。杉山は、二死を取ってホっとした後に、2本のソロHR。立ち上がりに球が高くなるという課題が改善されないまま。
3回ウラ、先頭の荒木の肩口に死球。相当イヤな局面を迎えたのだが、ぶっつけてニヤニヤ笑っていた。やっぱり「血を見ると燃えるナイフ使い」の顔だった(笑)。ただ続く井端にも四球で無死一二塁のピンチ。だがここから福留を空振り三振、ウッズを併殺に切り取る。特に福留を仕留めたスライダーのキレはものすごかった。左打者の膝元へ鋭いブレーキで曲がり落ちた。イイ!(笑)

久々の橋本、当たり前のように抑える。まさに「ひょうひょう」(笑)。

江草、痛恨の被弾。2−0と追い込んでから、誘って誘って見極められて、苦しくなって喰らった立浪のサヨナラHR。3球目に膝元直球のボール球さえ投げられれば、その後どんな失投をしても、長打を打たれる確率は低くなる。そこに投げられる技術と勇気がないのなら、あるいは信用してサインを出してもらえないというのなら、それは練習が足りないということ。

なんとももどかしい試合だった。初回、赤星にしては珍しいボーンヘッド。無死一塁、鳥谷のカウント2−3、投球と同時にスタートを切るというところで、牽制球にひっかかってしまった。単独盗塁ほど良いスタートは求められない場面で、立ち上がり不安一杯のD先発朝倉を助けてしまった。
加えて福留のHRで先制された直後、2回表は、先頭の金本が二塁打。続く今岡が0−2からレフトフライ。相手バッテリーもそうはさせじと組み立ててはいたが、右方向への打撃を心がけて欲しい場面だった。ライト前ヒットなら言うことなし、右方向へのゴロや大きなライトフライでも、一死三塁の形を作れる。型どおりのことを型どおりにやることでチームに勢いをつけ、一気に主導権を握ることができたかも知れない。結局この回、4本の長短打がありながら、内野ゴロの間の1点しか奪えなかったことが後に悔やまれた。

Posted by torao at 08:55 | comments(22)
[阪神]試合のポイント
化けの皮を剥ぐ
ロンドン五輪から、野球とソフトボールが除外。日本代表の「ドリームチーム」が金メダルを目指す興奮がなくなるという単純な理由で残念。また、世界各地で野球をプレーすることの楽しさを伝えようと地道に活動をしている人たちにとって、これほど悲しい決定はないだろう。
しかしその競技の最高峰と言われる米メジャーが、ドーピング疑惑に断固たる姿勢を示さないという現実を見ると、圧倒的多数の野球に興味のない国々からNoと言われても仕方ないように思う。
「残念」と言えるのは、五輪出場を夢見て努力している人だけ。それによって利権を失うだけの人々や、メダルが減るなどと発言しているナントカ委員の「残念」などは取るに足らない。
最後に、WBCの利権獲得に邁進している、巨人・渡辺恒雄球団会長のお言葉。「ワールドカップとか、いろいろなのをじゃんじゃんじゃんじゃんやればいいんだよ」

オールスター監督推薦が発表され、出場選手が決まる。下柳と矢野が加わり、タイガースは総勢8人。マリーンズ10人は多すぎ、イーグルス1人は寂しい。苦労人33歳の宮地(H)の初選出は嬉しいだろう。藤川、鳥谷、青木、西岡らの若々しさも楽しみだ。

すでに医師からは完治宣言が出ているという濱中だが、いよいよ本格的な守備練習を始め、後半戦からライトスタメンが予想されるとか。スペンサー、桧山とも打撃は上昇気配、三人の中ではもっとも代打適性があり、もっとも守備面での不安がある濱中だけに、その構想に万歳を叫べないのは私だけだろうか。と言いながらも、ズレータに負けない6番となると、やはり濱中しかいないと思う。

監督推薦された下柳と矢野は、試合前早々に選んでくれた落合セ・リーグ監督にお礼を言ったのだろう。しかし決して目を合わさないよう細心の注意を払ったに違いない。あやうくこの試合を丸め込まれるところだった(笑)。
山本昌と下柳による芸術的投げ合い。またの名を「狐と狸の化かし合い」、そう言えばそんな顔してるなぁ(笑)。和田コーチ曰く、「ほとんどの投球がストライクゾーンの四隅にしか来ない」。こんな面白い投手戦ならいつまでも見ていたいと思った。
3回表、昌対策として入れた関本がザワザワと風を起こす、ストレートの四球。下柳が一発で送る。チームの調子が良いと犠打も決まり出すから不思議。得点には結びつかなかったが、こういう「形」が少しずつパワーバランスを変えていく。そして4回表二死から今岡、スペンサー、矢野の繋ぎ3本で、この日も山本昌唯一の得点機で2点をものにする。強いとしか言いようがない。
9回表、投手が平井に変わる。前回対戦時に打ち崩している投手。一死から出た走者を関本が進められず、好機ついえたかに思われた。しかし二死一塁から代打桧山がヒット、代打濱中が四球、連続安打記録が止まってしまったと思われていた鳥谷に繋ぎ、ものの見事にタイムリーヒット。これを何という?強いとしか言いようがない。
6回ウラ先頭の荒木がヒットで出塁。カウント1−2で下柳−矢野のバッテリーは、エンドランを警戒し、4つも牽制球。絶対にストライクしか投げられないからこその警戒と思わせておいて、クイック&ウェスト、井端空振り、荒木を二塁で完璧に刺した。その瞬間、ナゴヤドームを覆っていた、モヤモヤした薄い膜がシャキーンと消えた。落合妖術敗れたり!

Posted by torao at 08:33 | comments(11)
[阪神]試合のポイント
心理戦を制す
新ドラフト案の続報。完全ウェーバーを目指すらしい。「ザル法」にしないための「付則」が重要になりそうだ。

球宴ファン投票結果発表。タイガースから6人。人気投票なので、その人気に対してとやかく言うのはやめておくが、概ね実力が人気を生んだ人たちが選ばれたと言って良いだろう。矢野でなく古田なのは、残念な反面、今年もこうして12球団のオールスターゲームがあることを考えたら当然かも知れない。矢野は悔しさを試合にぶつけよう、この日のように。

ブラウン登録で、筒井和が登板機会がないまま二軍へ。その筒井和、二軍ホークス戦に先発し、5回自責6。なんだかなあ。

久保田、ついに三者三振でパンチアウト。でも先頭打者に0−3までいってから。どうしても自分を追い込まないとダメらしい(笑)。


その時、MBSラジオ解説の安藤元監督が、悲鳴に近い呻き声を上げた。「がぇ!代打ですよ…はあー、驚きました!これは非情の采配です!」。
4回ウラ、数ある苦手投手の一人・石川投手をとらえ、矢野の三塁線を破る二塁打で3−2と逆転。二死二三塁ととなったところで、若松監督は当然のように藤本を敬遠し、「安全策」を取った。実況アナ「ここで代打は?」安藤「ないですよ。あったら外国人投手が暴れて、殺されます(笑)…」。
しかしすでに岡田監督は決断していた。平田コーチが通訳を連れてブラウンをダグアウトに戻すと、代わりに出てきたのは濱中だった。
「まさかあそこで代打が出るとは…」試合後、若松監督は絶句したという。

監督同士の心理戦だった。試合開始前からペースを握ったのは若松監督。スワローズの先発投手は、大方の予想に反して、中4日の石川。オーダーとしては、桧山だろうがスペンサーだろうが大して影響はないが、突然の「苦手」の登場に、少なくとも心の準備はできていなかっただろう。
調子良さそうなブラウンへの仕掛けも、さすがに若松スワローズだ。3回表には二死から青木がバントヒット。塁上で圧力をかけ、次打者の四球を誘発し、風向きを変える。4回表は、相手の油断を見透かしラミレスが盗塁。動揺するブラウンに真中が痛打を浴びせ先制。さらにチャンスを繋ぎ、警戒の甘いタイガース側を出し抜く8番米野のスクイズで2点目を奪う。自らが動き、心理を読み、即決、断行。登場する選手が変わっても、野村前監督を始祖とするスワローズID野球は生き続けている。
石川の先発は、若松監督としてもリスク覚悟の奇策だったろう。やっと先発投手が揃い、安定した試合運びが出てきたところ、ローテーションを無理にいじりたくない。しかし、タイガースの勢いに対して、ここでじっとしているわけにはいかない。その勝負勘は絶対に正しかった。

しかし、その重責が石川を苦しめたのかも知れない。まんまとリードを奪った直後の4回ウラ、この回さえ抑えれば、完全にスワローズペースの試合になる。クレバーな石川はわかりすぎるほどわかっている。そして、そんな時ほど結果が早く欲しくなり、往々にして失敗する。赤星のヒットに続く、鳥谷の二塁打が大きかった。無死二三塁、スワローズとしては、できれば1点で、最悪でも2点までで止めることを考えた守備陣形。シーツのショートゴロはスワローズにとって予定通り、二塁ランナーを進めさせなかった。さらに金本三振、今岡四球と予定通り進んだところで、再び結果を急いでしまった。先発の読み違えでそこにいたはずの桧山に四球で満塁としたところから予定は大幅に狂っていった…。

ブラウンに対する「仕打ち」は、確かに非情かも知れない。しかし、それで勝利を掴めたのなら、すべて納得いく説明ができる。そして、満塁で代打濱中、江草が藤川までを繋ぐ…それはベンチだけでなく、多くのファンが願った采配でもあった。岡田監督がまた一つ小さい博打に勝った。

Posted by torao at 08:23 | comments(15)
[退団者]岡田彰布
福原バックと噛み合う
古田捕手欠場、本当にすまない。ただ、ねんざと関係なく、左足首に良性の腫瘍が発見されたとか。世の中は不可思議に満ちている。

試合前の岡田監督「130(試合)くらいまでに勝負はつくやろ。長崎もある」。…どういう意味?何が言いたい?なんのために言う?…しまいには怒るぞ。

今岡、この日は軽打で連続マルチ安打。絶好調が突然来るぞ!(笑)

そうでもないように見えて、スペンサーの調子はけっこう上がってきている。少なくとも甘い球を痛打できる形になって来た。その雰囲気は投手が一番わかるはずで、押し出し四球は偶然の産物ではない。

ウィリアムスがうるさいスワローズ上位打線を、三者連続空振り三振。しかも青木、宮本は三球三振。ファミスタかと思った(笑)。「タイガース強し」と印象付けるのに十分なシーンだった。

杉山−安藤−井川−福原…。この4連勝は先発投手が良い流れを作ってのもの。すべて僅差の厳しいゲームだが、先発が下地を整えた試合は、安心感がある。

スワローズ先発川島も要所を踏ん張る「らしい」投球で、引き締まった試合。投げるだけでなく、打って走って、目一杯のプレーには好感を持った。投げ合いに負けての連敗中だとか。次がんばれ!…あっ、次もまたウチ?その次にがんばれ!(笑)。

金本の恐ろしいHR。インハイの直球をライナーで上段に打ち込む。タイガースに金本ありだ。異常な四球の多さもうなずける。明らかに年々凄みを増している。ああ、もうメロメロ…(笑)。

崖っぷちに立たないと力が出ないというのでは困るが、そういうタイプの人は確かにいる(他人のことは言えないw)。「劇場型」久保田もそうなのか?それでもなんだかんだと3試合連続セーブだ。ここのところスライダーのキレ、コントロールが申し分ない。速球を見せて、変化球で取るという組み立てが出来れば楽だ。
この日は、二人を切って、あと一球からヒットを打たれたのが悔しいらしい。いいじゃないの。ようやくそれらしい思考回路になって来たということ。

9敗という崖っぷちで踏みとどまっているのが福原。遅すぎる(笑)。
安藤に習ってか「テンポ良く」をテーマにしたという。立ち上がりからその大切さを痛感したに違いない。
2回は連打で一死一三塁のピンチを招く。城石の打球はライト前へのライナー…スペンサーがサイの如く前進して好捕、さらに矢のような球を矢野に返し、タッチアップを許さなかった。そればかりか、矢野から三塁への転送で、飛び出したランナー(鈴木健)を刺そうかという、美しい守備を見せた。打たれても、福原が作ったリズムにバックが呼応した。
続く3回はさらに如実だった。先頭川島の詰まった打球は、一二塁間ど真ん中。追って追って飛び付いて…アウトには出来なかったが、藤本の粘り強い守備。青木が送って、一死二塁。宮本の打球は完全な当たり損ね。軟式球のような強烈なスピンがかかったハーフライナーが投手横をすり抜け内野安打。一死一三塁となり打者は岩村。イヤな空気が場内に満ちる。
連敗中の福原なら、投げにくそうにしながら、時間ばかりかけて、最後は四球だったろう。しかしこの日は、結果に固執することなく球を手放した。初球の高め速球をセンターに弾き返される…。でもそこには赤星がいる。俊敏に前進しバウンド寸前でキャッチ。タッチアップで1点は失ったものの、ビッグイニングになりかねない流れを守備の力で断ち切った。
これだけ助けてもらえれば、投げる福原も勇気が湧いてくる。以後は、威力満点の直球でグイグイ押しまくり、徐々に流れを引き寄せていった。
バックの堅守と援護を信じて、勇気を持って打者を攻める。たとえ打たれても、四球よりは断然良い。これが投球の真理だ。この日の福原にはその気持ちがあったし、その通りの見返りがあった。

Posted by torao at 08:35 | comments(11)
[投手]福原
雨降って藤本
ホークス城島がFA取得。メジャーか残留か、オフは大騒ぎになりそう。14連勝後のお立ち台から、杉内が早くも残留要請をしたとか。その件のモチベーションもあって、今季のホークスは最強。どう挑む?マリーンズ、タイガース。

古田捕手、すまない。井川が初安打など打って、スペンサーの足が遅かったばかりに、要らぬ衝突プレーを生んでしまった。その前でつなげなかった藤本も、宮出の肩が良すぎたこともすべて古田には不運だった。それにしても、左足首のねんざとは、どれだけ激しいアタリをしたのか…。

井川、新球ツーシームでスイスイ。立ち上がりに二度出した無死の走者を、いずれも併殺で切り抜けたのが大きかった。いままで使っていなかった球を多投して、相手ベンチを混乱させた。少しずつ先発に良い流れが出来てきている。徐々に徐々に…それで良い。それが一番良い。

T勝って、S&D敗れ、ゲーム差は順調に離れて6.5に。オールスターを前に、やや予想外の展開だ。
2年前はどれだけ離しても、どうせ今に落ちてくると言われた。私もそう思っていた(笑)。そういう歴史と伝統のあるチームだったから。だが例外が起きた。そして、今年も同じようにぐんぐん引き離せば、もはやそれが新しい伝統だ。

選手たちも慣れたもので、もうリーグ優勝を禁句扱いする雰囲気はどこにもない。当ブログではすでに発表済みだったが(笑)、藤川が月間MVPを初受賞。「優勝できる? (シーズン)最初からそう思っています。失速することはない。大丈夫だと思います」と語る。
中継ぎ投手の受賞は異例だ。先発やクローザーに目覚ましい成績を残した投手がいなかったという幸運もあったが、それにも増して、記録と記憶に残る投球を続けた結果だ。これで名実ともに球界を代表するスーパーセットアッパーだ。なお、当ブログでは受賞した鳥谷も候補にあがっていたそうだ。

ここぞの場面で3ランHRの今岡がお立ち台。選手会長就任時から言い続けている岡田監督の胴上げについて、「まだ早いですけれど…いいです。期待してください」と言い切る。
赤星が足で出て、鳥谷が練習のままに犠打を決め、シーツ先制タイムリー、金本は避けられて四球…。好調時を思い出すには絶好の場面だった。そう、打点を稼ぎまくった今岡は、ここでボール球をスタンドに放り込むんだったなぁ。記憶喪失の治療を施すかのように、打線みんなで今岡に協力し、今岡もその流れの中に無心で身を置いたようだった。
低すぎ内すぎの球を、切らさずにスタンドまで放り込む。スワローズとの対戦率は.400。「古田の常識外」の打撃が戻ってくると強い。

試合終盤はひどい雨となってしまった。激しい雨は体力、集中力を奪う。4−1で迎えた8回ウラ、先頭の今岡が不振脱出を印象付ける貴重なヒットで出塁、当然と思われた代走が送られない。スペンサー凡退、矢野ヒットでつないだ一死一二塁、いつもなら代打という状況でも藤本そのまま。おや?という場面だった。
前田、秀太は二軍だが、二塁と三塁を守れるものはそれなりにいる。岡田監督の真意はわからないが、雨の内野をいきなり守らせる危険を感じたのではないだろうか。
加えて、ここは藤本につなぎを期待した部分も多分にあろう。ここに来てようやくバットの出方もよくなってきている。粘って粘って、結局14球目で見逃し三振に倒れたが、代打策に勝るとも劣らない結果だったと思う。スワローズ選手の「もうカンベンしてくれ」という声が聞こえてくるようだった。同時に簡単にポップフライを打ち上げてしまう藤本の中にある、イヤらしい打者への可能性と意地を見たように思う。
守っては続く9回表、無死1塁。不安定な久保田が打たれたヒット性のあたりをファインプレー。久保田劇場の開演を防いだ。この試合、終盤大雨の中での働きが、藤本浮上のきっかけになるような気がした。

Posted by torao at 08:39 | comments(12)
[退団者]藤本敦士
チームも05改革もヤマ場
島野総合コーチと板東氏の対談。要チェック。

やって来ました。第三回前半のヤマ場(笑)。S(甲子園)D(ナゴド)の6連戦、1日おいてまたS(千葉)2連戦。分の悪い2球団との8試合。スポニチの予想先発はこちら。筒井和も見てみたかったのだが、やっぱりブラウンとのこと。さて、ドドドっと行ってしまおうか(笑)。

プロ野球実行委員会及びセ・パそれぞれの理事会が4日に開催された。伝えられるところでは、セ理事会にてプレーオフ導入の検討、パ理事会ではプレーオフの(少なくとも再来季までの)継続などが話し合われたという。セのプレーオフ提案者がベイスターズだというところが面白い。

実行委員会では、交流戦の今季と同じ36試合での継続、WBC不参加の可能性が話題になったという。船頭さんはどこにいるのだろう…。
セ・パ及びコミッショナー事務局の統合、特に優先して審判部の統合も議題になったという。米メジャーでもコミッショナー権限の拡大、一元管理を目的とした統合が行われ、それについてはデメリットなしという評価らしい。特に公平・公正のみを追求すべき審判部については、リーグごとの違いは不要だ。また事務局全体についても、分裂直後の2リーグと違い、今は単なる制度上の2リーグ。事務方はひとまとめにして、統一性とスピードを向上させるメリットはあるだろう。選手たちは、大いに相手リーグに対して、ライバル心を持ってもらいたいが、運営側は協調の方が重要なのが現在だ。

今季改革の目玉、ドラフトについては作業部会が草案とりまとめの段階らしい。伝えられる雰囲気では、それなりの根回しも進んでいそうだ。ポイントは、ー由獲得枠は現行の最大2人から1人に減らす、■昂邁悉棔腺隠扱郛綵椶瞭程で「高校生ドラフト」を分割開催するというもの。サンスポの記事では、かなりつっこんだ内容まで触れている。
これまでドラフト改革については「完全自由競争」と「完全ウェーバー制」を両極に、持てるものと持てないものの対立として論議されることが多かった。しかし成功ビジネスモデルと考えていた米メジャーで、独立リーグなどを利用した、ずる賢い「ウェーバー抜け」や、進学希望選手への「青田買い」が増えてきて、完全ウェーバーの大義が揺らいでいるという。どうやら日本発の良い制度を考えた方が良さそうだ。
ドラフトの目的は、\鑪篭儿娉宗↓過剰な競争による年俸高騰の抑制にあると思う。一方、その問題点は、〇慳召気譴訌手の希望・意志が無視される、競争原理・市場原理が働かないことによる活力減、指名順位への意識がペナントレースに影響を与えかねないということになるのだろうか。これまでは、後段の問題点ばかりが強調され、ドラフトの目的がないがしろにされてきた。そして目的とはかけ離れた、不正が横行するに至った。
こういった経緯を踏まえ、常に本筋としてその原点である目的に立ち返り、あわせて問題点を解決しようという意志を持つこと。それぞれのエゴを捨てれば、試行錯誤の時間は必要だとしても、バランス感覚だけの問題であり、皆が納得できる制度は必ず作れるはずだ。とりあえずはどんなものが出てくるか、過度な期待はせずに見守ることにする。
今後の「政治日程」は、7/13に代表者会議で集中審議、7/19のオーナー会議で中間報告が了承されれば、一気に新制度が動き出す。

Posted by torao at 08:30 | comments(14)
[野球全般]球界
Q. 6月のMVPは?
杉山(3%)
藤川(39%)
久保田(1%)
鳥谷(45%)
シーツ(2%)
矢野(4%)
その他(2%)

Total: 488 votes

※打で鳥谷、投で藤川。6月は鳥谷が勢いをつけました。他の選手も遜色ありませんが、ムードで鳥谷、文句なし(笑)。藤川は4月から3ヶ月連続で投手1位ですよ。スゴい!

Posted by torao at 23:34 | comments(6)
[管理人より]投票結果
変身安藤 テンポと膝元
米マイナーリーグ審判・野中雅貴さんのブログに面白い記事があった。今季からマイナーリーグで、打者による遅延行為に審判がストライクをコールするというルールが試験導入されているという。いわゆる「間を取る」意味での打席外しを禁止するものだ。
おそらくこのルールが本採用となれば、野球は飛躍的にスピードアップするだろう。投手は自分のリズムに打者を巻き込んだ方が絶対的に有利だから、ぽんぽんと投げ込むようになるだろう。メジャーでの本採用を待たずに、ぜひ日本でも導入してもらいたい。

長嶋さんが順調に回復しているのは嬉しい話だ。なぜかこの日、各チームの「長嶋ジャパン」メンバーが活躍したのも、この人の持つパワーのせいだろう。
しかしあれは違うだろう。あれで良いのか?別の意味で、あれで良いのか…。

ホークス強い。松中・城島・ズレータの3連発は今季二度目、12連勝だって。
究極の目標「ホークスに勝って日本一」。今年がそれを実現させる年だ。今やるべきことをしっかりやりながら、大目標を常に睨んでいよう。

安藤投手一軍登録。抹消は前田選手。その自慢の守備力をゲームで見たかった。

終盤にぶち壊せた試合だったが、結局一発同点の局面を作られ安藤完投ならず。8,9回、連続で併殺に倒れた今岡が…。ここがどん底で、一日休んでそろそろ戻るかな。

悩める選手会長をカバーして、シーツ先生が3打点。守備陣形や試合の流れを冷静に判断して、広角に打てる強み。下位で作ったチャンスを赤星・鳥谷・シーツで確実に得点にしている。そして、金本が常に「おっかないオーラ」を発してくれるおかげで、前後の打者は大いに得をしている。

藤本、この日は上げずに猛打賞。しかし7回無死一塁、送りバントのサインにストライクを空振り。ベースカバーの遅れと悪送球に助けられたものの、飛び出した走者が刺されでもしていたら負けまであった試合だ。バントのコツを安藤に教えてもらえ。

安藤の一大プロジェクトは大成功だった。テーマは「テンポ良く」。「脱二段モーション」のスムーズなフォーム、投球間隔は極力短く、ストライクを先行させる。シンプルで、効果的な変革だった。相手打者は「立ち後れ」で押され、精神的にも追い込まれる。味方バックの守備もリズム良く、効果的な援護も引き出した。言うことナシ。
矢野のリードも、その変革に大いに貢献した。2回村田にソロHRを喫してから9回先頭の石井にヒットを打たれるまで、実に打者20人をパーフェクトに抑えた。注目はその初球の入り方で、外角はわずかに4回。これまでの安藤−矢野バッテリーの配球から考えれば画期的である。8回はインサイドから入り、その大半が低めでストライクを取っている。この膝元の初球が残像となり、打者の踏み込みを弱くし、凡打の山を築いた。ボールが高めに行かない安藤の特長を上手く生かした配球パターンで、先発安藤の可能性を大きく広げた。杉山の成長と、安藤の復調。先発投手陣に明るさが見えてきた。非常に大きい1勝だったと思う。

Posted by torao at 08:16 | comments(16)
[投手]安藤
「慎重」と「隅っこ」は似て非
スワローズの中堅レギュラーとして、ずっと使われている青木が、金本を抜いて打率2位に浮上したとか。鳥谷らとともに東京六大学で4連覇した早稲田の「同級生」。鳥谷のモチベーションにも相当影響を与えているだろう。負けられないぞ。

もしこの試合、ベイスターズが勝っていたら、サヨナラ打を誰が打とうと、ヒーローは種田だ。なんとイヤらしい守備をするのだろう…素晴らしい。ファン投票1位が藤本ならば、タイガースファンを代表して謝る。代表する筋合いでもないが(笑)。

スペンサー、貴重な代打同点HR。「苦手」三浦を引きずり降ろす。スペンサーに威圧感が戻ってくると、また打線に厚みが増す。
ところで代打が成功しているイメージあったので、調べてみた。交流戦後、代打を出すこと29回。22打数7安打5打点、打率.318。さらに四死球が7もあり、それを加えた成功率は.482と相当な高率。冴えている、そら将よ。

「スクイズやない、初球からフルスイングせい」藤本が決勝点となるどん詰まりポテンヒットを打つ前、岡田監督が与えた指示だ。濱中ら代打を出せば塁を埋められる。どうしても藤本で1点取るしかない。当然選択肢に入るべきスクイズを「消した」のは、藤本がバントを上げてしまう映像が、岡田監督始めファンを含むすべての関係者の目に浮かんでしまったからだろう(笑)。
決してほめられた打球ではない。バックホーム態勢の内野陣と、プチ4番打者として外野フライが多い藤本に対する通常の守備体型をとる外野陣。ポップな打球は、こすったような回転を帯びながら、思ったより早く人のいないところに落ちてきた。
与えられた制限の中で、最良の選択をし、最良の策を尽くした。作戦名「結果オーライ」。そら将よ。

直接的な勝利への決め手は、決勝ランナーとなる二塁打を放った桧山だ。解説者が口を揃えて「代打向きではない、4打席立って結果を残す」というノンビリ屋さん、なるほどおっしゃるとおりだ。だが、そんな理由でスタメンは取れないぞ(笑)。
こう言っては何だが、バッテリーの配球も悪かった。打たれたのは確かに良いシンカーだったが、あくまでも勝負球で空振りを取るような組み立てになっていなかった。
桧山も先日の押し出し四球以来、低めの見極めが良くなっている。この日、泳ぎながら腕一本で運んだことで、沈む球への自信も強めそうだ。6番問題はステージを変えて続行!

悪くて良くなってやっぱり悪かった杉山投手。良い経験と勉強になっただろう。バランスが崩れ、カウントをとるのもやっとだった1,2回、なんとか2失点でしのいだ。とにかく全球種バラバラで、特に前回良かったスライダーが完全なボールになる。マウンドに上がる前の準備に問題があるとしか言いようがない。
3回からは見違えるような投球。テンポ良く、すべての球が狙ったところに決まり、打線の援護も受ける。
しかしタイガースにとって「勝利を決める最終回」とも言える6回二死から、制球が甘くなり、村田・相川・三浦にまさかの三連打で再逆転を許してしまう。
もっともこの場面は、杉山ばかりを責められない。こういう「慎重にいかなければいけない場面」で失敗する時、そこには必ず矢野捕手の弱気なリードがある。杉山にとっては「あと一人コール」がかかっているのと同じ状況だ。すべての気力と体力とファイトを振り絞って、打者に向かって行かせることこそ矢野のつとめ。しかし矢野にとっての「慎重」は、常に「外角低めの隅っこ」になってしまう。そこに決まれば間違いはない。しかし、そこを狙わせることで、すでに投手の闘争心と、球に込める気迫が薄らぐ。そしてそんな球は、少しでも甘くなると打たれる確率が高い。「向かって行く」という杉山の良さをここで引き出してほしかった。
この日は、流れを変える盗塁刺殺、決勝の犠打もありヒーローの一人。それだけに気になった。

Posted by torao at 08:29 | comments(11)
[捕手]矢野
鱈とレバーの盛り合わせ
お、懐かしい名前を発見。ジョージ・アリアスはメキシコでプレーしていたのか。

お株を奪われた。7,8,9回は、ホルツ−川村−クルーンと小刻みに繋ぎ、無安打3人ずつでピシャリ。横浜側から見れば、会心の勝利だったろう。
ベイスターズは波のあるチームだ。3連敗→4連勝→4連敗のあとでこの結果。3連勝が止まった波のないタイガースにしてみれば、落ち着いて流れを断ち切っておきたい。
やっている方はどうだかわからないが、見ている側として、ベイスターズ戦はなぜかノンビリしてしまう。実際、ドラゴンズ、スワローズと並び第2集団を形成しているわけだから、強い弱いの話ではない。しかしなぜかDやSと同じだけのアドレナリンが分泌されないような気が…(笑)。万一やっている側にもそういう感覚があるのであれば、若手を起用するなどしてピリッとした刺激を与えた方が良いかも知れない。
と、そんなことを考えさせられる和田コーチの「今日のひとりごと」だった。ちなみに正しくは「崎陽軒のシウマイ(×シュウマイ)弁当」。食いたくなって来た(笑)。

今岡がどん底。打っても守っても良いところがなかった。えてしてその翌日はすっかり切り替えてヒーローになったりするのだが、体調面の心配すらしたくなるような鈍さだった。

江草がリードされた2イニングスをへろへろになりながら切り抜ける。まだまだ経験値が必要なようだ。

言ってはいけない「タラ・レバ」だが、言いたくなるような試合展開だった。ええい、言いまくってやれ(笑)。
放ったのはわずか7安打。その内4本を5回に集中して3点を奪った攻撃は見事だった。しかし同点にした後、シーツが併殺に倒れなければ、流れは一気に決していたかも知れない。
同点にしてもらった直後の5回ウラ、先発下柳は先頭打者の土肥投手に四球を出してしまう。この四球さえなければ、3回、4回と良い形で抑えていた流れに乗れて、少なくとも6回まではマウンドを降りることもなかったろうに。佐伯の良い当たりが正面をつくラッキーな併殺打で無失点に切り抜けたものの、満塁にしてしまったことで交代期が早まってしまった。
それでも一人で流れを決められる男、金本の一発で逆転。さらにスペンサー四球で加藤に投手交代、直後矢野の2塁打で、一死二三塁の好機。ここで右サイドハンドの加藤に対し、左で四球を取るのが上手い片岡を代打に出す手もあったが、外のさばきが上手い関本に賭けた。ここで2点タイムリーが出ていれば、いや犠飛の1点でも勝負が決まっただろうに。いやいやせめて満塁で濱中という局面が作れれば…。
6回表、内川のサード内野安打は、今岡が前に出てさばいていれば刺せただろう。続く村田の打席、矢野がもっと強気のリードでカウント2−3にしなければ、ランナーを動かせず、進塁は防げただろう。そしてその直後、相川への初球…なにげなく投げたストレートが、矢野の構える外低めではなく、シュート回転しながら真ん中高めに行きさえしなければ…。
レバニラ炒めが食いたくなって来た(笑)。

Posted by torao at 08:02 | comments(16)
[阪神]試合のポイント
きょうろぐ企画「阪神ファン意識調査」に参加する
古田選手会長がWBCについてコメント。またナベツネ氏対古田会長になるのか?基本的に「アメリカのアメリカによるアメリカのためのWBC」じゃイヤだなというのは強く思う。

辻本二軍戦で公式戦デビュー。HRを喫したが、さすがに将来性を感じさせる投球だったらしい。高2の年齢か。同い年の甥がいるので、その成長を見守ると考えるとなかなか感慨深い。しっかり育て!しっかり育てろ!

ああ、言っちゃダメ!赤星骨折。打撲にしては…と誰もが思っていたところ。肋骨なんてクシャミでも折れると言うし…。
しかし現在我がチームでは、骨折は休場の理由として認められません…恐ろしい(笑)。

「藤川問題」に首脳陣が回答。要約すると、これからもバシバシ使うが、ちゃんと気を配っているから心配するなということ。OK。信用する。

今日から野球ファンになった人のためのブログ(きょうろぐ)は、『「野球ファン初心者」を応援したい!』というコンセプトのもと、多くの野球ブロガーの協力で運営されている画期的なブログ。口ばっかりでなかなか協力できていないのだが、あらためて、管理人のしけたろうさんと、プロデューサーのカネシゲタカシさんに敬意を表したりして。
で、そちらで「阪神ファン意識調査」があったので、調査されてみる(笑)。

1.ここまでの阪神の成績についての評価
正直、「デキスギ」なのか「いやもっといけた」という意識なのかと言う点

全体としてはまったく思惑通り。攻撃陣は「勝負強さ」、投手陣は「鉄壁の継投」という狙いが生かされた。でも本当のこと言うと、ここだけの話、あの交流戦はデキスギとしか言いようがない(笑)。

2.ここまででもっとも評価したい選手は?
評価すべき選手は多々あれど、「もっとも」と言われれば藤川球児以外にない。甲子園球場において、緊迫した展開の7回表ほど重要なものはない。ここをピシャッと抑えないと、客は両手で口をつまんだジェット風船をギッチリ握ったまま「おーい」だの「はよせい」だの「手ぇ痛いわ」だのやかましくなり、点を取られようものなら、あちこちで「ぴゅ〜〜」と間抜けな音とともに風船が散乱する事態を招く。この現象が発生した時は100%負けだ(笑)。

3.逆にもっとも期待を裏切っている選手は?
いや、皆のがんばりによるこの地位、期待を裏切っている選手などまったく思い浮かばない。だがそこまで言うのならあえて探してみよう。
防御率はそこそこなのに援護なく勝ち星に恵まれないと思っていたら、ボコボコ打たれるようになってしまった「借金王福原」とか、2番打者を期待されながら、4番打者のようなスイングを繰り返し、バントは失敗、進塁打が欲しい時でも打ち上げてしまう「ポップ藤本(命名:shuさん・でもみんなも思っていただろうw)」とか、実は他のレギュラーより出場試合が多くなってしまうかもなどと言われていたスーパーサブ改め「ただのサブ関本」とか、どうしても先発がやりたいというのでやらしてやったらこの程度かという「隅っこ狙い安藤(着想:ichikenさん)」とか、軸足を中心に綺麗な円を描く「コンパス桧山」とか、笑顔と大あくびが素敵な「からっきしスペンサー」とか…ガー、誰か止めてくれえ!(笑)

4.正直、今年優勝できるとおもっているの?
予想している今後の展開について

おもって悪いか?(笑)。高校野球の季節、ロードで大型連敗を喫し、一時は3位まで転落。関西全体が殺気立ち、暴動寸前。そこから再び快進撃で逆転優勝という、かつてない展開を希望。でも、ぶっちぎっちゃうと思う。

5.もっとも怖い相手球団は?

中日。「妖術使い」落合監督の目を見ないようにすること。現役時代から、なぜ落合にはあんなに甘い球ばかり来るのか不思議だったが、全部、妖術のせいだとわかって納得。

6.今後のキーマンになると思う選手は?
杉山。ある程度計算の立つ実力者揃いの中で、杉山、鳥谷ら未知数の大きい若手の伸びがあれば盛り上がる。特に杉山が井川、福原らピリッとしない先発陣の中で柱になって来れば、大きな刺激となり相乗効果が生まれ、笑いが止まらない。
キーマンとは言えないが、期待の星は、赤松。二軍の首位打者をひた走る、俊足、強肩、堅守、長打力もある外野手。後半戦には代走&守備固めのバイプレーヤーとして活躍するだけでなく、ライトのポジション争いに加わってくるハズだ。空を飛び、火を吐くというウワサもあるが、そんな選手は実在しない、「想像上の生き物」だとする説もある。

7.岡田采配について
昨年と変わったと思うところありますか?

というよりも変わっていないところがあったら教えて欲しい(笑)。昨季は「フリーズ岡田」「スタック岡田」と呼ばれていたが(呼ばれてない?)、今季はマルチタスクで先読みの勘ピュータが冴えている。選手の力を信頼して任せるという基本方針が徹底されていて、星野野球とはまた違った岡田野球が見えてきた。「知将」野村や、「闘将」星野のように、ふさわしい呼び名が欲しいなどという話題もあったが、当ブログでは「そら将よ」岡田に決定している。

あ、なんか不真面目っぽい?ごめんなさい。そんなつもりじゃ…。

Posted by torao at 08:36 | comments(17)
[阪神]たわいない話
評論家たちの声
Tigers-net.com様のご協賛により、
T-Blogで運営しています。