自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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中国市場
日米野球はまた一歩及ばず。
藤本が追撃のタイムリー、同点のホームインと良い活躍をしたんだけどね。せっかくたくさん点を取っても、投手陣の良さを出せなくちゃ勝てないね。あんまり入れ込むとムカムカしてくるからこのへんで(笑)。


星野SDは、球団の「観測気球」として発言する場合と、勝手に発言して混乱を招く場合と両方あるのだが、「井川ポスティング容認発言」があったとか。以前は「要らない」に近い物言いでいたずらに議論をムチャクチャにしていたが、今回の背景、真意はどうなんだろうね。いずれ、流れは決しているように見えるなぁ。
星野SDと言えば、早々に「黒田は獲るな」とブチあげていたが、その件についての発言が止まっていることが怪しい。どうもタイガース首脳、経営陣の余裕っぷりも怪しい。週明けにはひとつ目の結論が出そうだ。


さて、日米野球が終わると、休まずにアジアシリーズが始まる。ガッツは大変だよね、今日パの東西対抗も出るんだって?エライよ。家族の意向もあってFAで在京球団入りを希望しているなんていうもっぱらの噂だけど、ファイターズにとっては痛すぎるなぁ。でもそんなこともあっての二冠王達成&日本一だったんだろうね。
去年は日本一マリーンズが、アジアシリーズでも圧倒的な力の差を見せたが、今季も楽勝できるかどうかはわからないね。ヒルマン監督も、心ここにあらずって感じかもしれないし(笑)。それでも若い投手陣の勢いと、森本、田中賢らの突破力で押し切ってもらいたいと思う。

韓国、台湾も素晴らしい投手を育てる強豪国なので、一発勝負なら痛い敗戦を食らう可能性が十分ある。ただ中国だけはリーグ戦の優勝チームではなく、選抜チームでチャレンジしているのだが、実力的に遠く遅れたところにいると言わざるを得ない。でもアジアシリーズは、中国が参加しているところに価値がある。

ここからはあるアイディアマンの受け売りであることを宣言した上で…(笑)。
中国では野球なんてMLBを含めて、ほとんど誰も興味がないのが現状だ。中国で人気があるのは、まず米プロバスケNBA、そして欧州サッカー。日本球界にとっては、だからチャンスがある。
カープでもイーグルスでもどこでも、中国の地方部に養成所をつくっちまえばいいじゃん。ドミニカのカープアカデミーのように、体と才能に恵まれた選手を養成する。そこそこの選手は中国内のチームに送り込み、飛び抜けた選手が出れば日本へ。日本で中国出身のプロ野球選手が活躍し、日本選手をやっつけていることが話題になれば、中国市場に参入するチャンスが拓けるだろう。NPB公認のキャップやウェアがポツポツと売れたりするだろうし、その他グッズや、コンテンツビジネスがちょこちょこ商売になるだろう。そのポツポツ、ちょこちょこがバカにならない。なんつったって何人いるかわからないくらい人口がある国なんだからね。
MLBに対抗したければ、まずはNPBの国内ブランド価値を最大限高め「権利ビジネス」を軌道に乗せる。その路線拡大の中でアジア市場を固めてしまえと。まったく非現実的な話と決めつけられるようなものではないと思う。
実際には既に色々な取り組みがあるのかも知れないね。また、中国という国で何かをしようとするのはとても難しいことなのかも。でも、機構や各球団の経営を見ていると、あまりそういう動きは感じられないような気がする。
まあどっちにしても、私みたいにただ日本の野球を見てるだけだと、masaka2さんみたいなこういうアイディアは出てこないよなぁ。

Posted by torao at 09:49 | comments(11)
[野球全般]球界
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>投手陣の良さを出せなくちゃ勝てないね。
日米野球,東京ドームの2戦で自責点がついているのがGの3投手だけというのは何となく皮肉。もうちょっと選手がおったらなあというノムさんのぼやきが伝わってきそうです。
個人的には,プレーよりも印象的だったのが,ジャストミートしたときの打球音。確か1戦目のゲスト解説の上原投手も言っていましたが,テレビで聞いていても実にいいですね。鳴り物応援も欠かせないものでしょうが,「球音」を楽しむという企画もたまには試みていいんじゃないかな。

中国市場といえば,去年タイガースが上海体育局と提携したとかいう話があったはず,と思って検索してたら,こんな記事が…
(大阪府政だより 2006年新年号 太田知事×岡田監督対談)
http://www.pref.osaka.jp/j_fusei/0601b/0601/cts01_308.html
そうそう,上海の棒球チームは「ゴールデンイーグルス」でした。
| おかぼん | 2006/11/05 10:51 AM |
朝から関口宏さんの番組で、球界の重鎮が日本人選手の大リーグ流出に危機感を募らせていましたが、NPBとMLBの力の差が狭まってきた昨今、私はメジャーへの流動性が高まってしまうのは仕方のないことだし、NPBの地位向上のためには必ず訪れる通過点だと受け止めています。むしろ、アジアの頂点を標榜して、NPB自らが率先して、自由化を推し進めていく時期に来たのではないかと見ています。MLBへの門戸をきちんと整備することもそうだし、アジア球界に先駆けて、外国人枠の撤廃もあっていい。自由化とは、つまり、双方向でもありますから。MLBがひとつの頂点に位置するように、NPBがアジアの頂点としての地位を確立できたら、MLBも一目置かざるを得ない存在になるでしょう。

これくらい「オープン」な方向性を選ぶか、さもなくば完全に「閉鎖市場」政策をとるか、のいずれか。その中間というのは成り立たないように思います。
| いわほー | 2006/11/05 11:34 AM |
あれれ?日米野球放送延長無し??
何だかなぁ〜。
野球人気の凋落とか何とかマスコミは言うけど、
こういう放送態度もファンを遠ざける一因になってる
んじゃねぇの?
ってか、態と地上波から野球を引き離そうとする
策略にすら見えるんですけど、考えすぎ?

中国かぁ。
何もかんもデカイっすからね。
メジャーの中南米戦略に対抗して、こちらは
アジア&ロシア戦略も面白いかも。
最後は身体能力の高いアフリカの選手をどう取り込めるか
の戦略になったりしてね。
| 西田辺 | 2006/11/05 11:41 AM |
こんにちは
今年 阪神は終わりまで力を出したんですが惜しかったでしょう. 井川 選手もメージャーに向けますね

個人的な考えではIgawa選手が去年みたいな路宿者スタイルなら良かったと考えられますね ^^

去年は彼の姿を見ることだけでも楽しかったですね

アジアシリーズは日本が勝つようですね韓国チームは打陳が不振中で主力中何は負傷ですね

中国に選手養成所を調えますか?
日本は早いですね..
ところで日本中の選手では 12球団の選手需給がならないでしょうか? 毎年数千名がプロを挑戦していると考えられますが

韓国では羨ましい規模のプロ野球でありますね

| kuku | 2006/11/05 1:56 PM |
「ガッツ」
WBC、レギュラーシーズン、オールスター、プレーオフ、シリーズ、日米、パ東西、アジア、、、頭が下がります。 出場しない選手にはそれはそれで理由があるでしょうし、悪いとは言わないですが、ガッツの姿勢には強く心を打たれます。 そのガッツの判断に注目しています。

人口という最大の武器を持つ中国が、何らかのスポーツに政府主導で力を入れたら、どれでも「No,1」になれそうです。 色んな矛盾に意見出来るアジアの野球を作り上げていく為には、「アジアの虎 中国」の底上げに日本が手を貸すべきではと、僕も思っとります。

torao先生をリンクさせて頂いたんですが、よかったっすか?
| KEN | 2006/11/05 2:20 PM |
台湾チームの投手陣はなかなか良いらしいですね。
モレルが戻ってたり、元広島のレイボーンがいたり。懐かしいですねえ。

中国も昨年の反省もあって体力強化等実力は昨年以上にはなってるようです。
しかし6月でシーズン終了って…。野球人気はまだまだなんでしょうかね。
個人的に技術を極める事には長けてる(でも手段は選ばないってイメージもあるw)と思ってるので、本格的に養成なんかに取り組めば恐い存在になると思うんですけど。

で「つーさん胴上げ」もないし、移籍の話題も事欠かない今の日ハム。どうなるかなあ。
| ともやん | 2006/11/05 3:08 PM |
 こんにちは。実は書こうかなと思っていた話題なんですが、中国市場獲得に向けて、MLBがとうとう動き出しましたね。
http://www.major.jp/news/news20061103-18312.html
まさにこないだ「でんがなまんがな」さんで申し上げたことを向こうは企画しているようです。

 日本は球団は、みすみすアジアの市場もとられてしまうかもしれません。
MLBは、NBAがヤオ・ミンの活躍でかなり中国市場を獲得したのをよく知っていますし、MLB自体も日本市場を強奪できた経験もあるので、他国侵略の旨味を十分に理解していますから。
 数年前のヤンキース戦東京開幕の発想など、NPBの経営者には逆立ちしても出てこないものだったでしょうし、ファンの理解も得られないのではないかと思います。

 日本の野球人気は確かに落ちていないかもしれませんが、NPBが独占していた野球市場は確実に侵食されています。しかも一番美味しいところだけMLBにもっていっていかれてしまいました。
 電通はゴジラ松井が移籍したときに、MLBの放映権を年平均60億円で契約しました。で、それをさらに各放送局にばら売りしているので、よくわかりませんが実態は年100億円程度になっているかもしれません。で、これは年々高騰していくでしょう。
 一方年々縮小するのが、NPBの放映権料です。近いうちにNPB12球団全体の放映権収入は、日本の放送局がMLB(電通)に支払う額を下回ることになってしまうかもしれません。簡単に言えば、巨人戦が独占していた「野球益」を丸ごと持って行かれた感じかもしれません。
 ファンレベルでは、巨人の失墜など屁とも思ってないかもしれませんが、市場・経営面ではあまりにも巨人におんぶに抱っこだった球界全体への影響は計り知れません。おそらくCS、地方局中継が増えたところで、もうどうにもならないのではないでしょうか?
 一体NPBには、いかほどのレベルの選手が残ることになるんだろうかと心配でなりません・・・。企業名を捨てるなど、夢のまた夢で、むしろ企業名がついていることにありがたさを感じる皮肉な結果になるかもしれませんね。

 今年のアジアシリーズがどうなるかわかりませんが、ないがしろにしてはいけない重要なコンテンツです。個人的には客入りがどうであろうと、KONAMIだけでなく韓台中の企業にも手を挙げてもらって、日本以外の他国でやるべきじゃなかったのかと思っています。
 一部の野球ファンの間では、アジアシリーズなんて結果が見えてるしつまらないといいます。本当につまらないかもしれません。だけれど、アメリカのファンにとっては、数十年前の日米野球なんて、その数倍もつまらなかったでしょうし、結果すら知らなかったでしょう。それでもMLBは、小遣い程度の収入にしかならないにもかかわらず、定期的にTOP選手を送り続けてきました。

 NPBが、プレイオフやPSGなどの近視眼的な戦略をするしかないところまで追い込まれているのもわからんでもないですが、ここらで一発、長期的な経営ビジョンを打ち出さないと、本格的に地域ローカルスポーツの道「だけ」を歩んでしまうのではないでしょうか?そうなってしまうと、完全に出口が見えなくなってしまいますね。
 また、ネット会に蔓延する偏狭なナショナリズムが、アジア開拓の阻害にならなければいいなあ、なんて思います。

毎度の超長文&板汚しで空気読めなくてすみません(笑)
| masaka2 | 2006/11/05 6:25 PM |
井川投手は99.9%、メジャーに行きそうですね。
星野さんはまだしも現場の指揮をとる岡田監督が容認発言を繰り返しているのには
ちょっと驚きです。一番困るのは岡田監督だと思うんですけどね。
今年、井川投手が大活躍して日本一にでもなったのならわかるんですが・・・

阪神、ロッテ、巨人や広島(横浜もかな?)も中国のチームと提携しているんですよね。
何年か前に広島が中国にアカデミーを作るという噂を聞いたことがあるのですが、
その後の情報をきかないということはやはりデマだったのでしょうかね・・・
| run | 2006/11/05 10:07 PM |
to おかぼんさま
球音、場内音、良いですね。
その記事、初めて見ました。岡田監督は決してそんなに理路整然と話しませんが、まあ良いでしょう(笑)。

to いわほーさま
閉鎖市場政策というのも現実的ではないでしょうね。チャンスはあるのですが、自己保身の塊になってしまう現在の運営体制ではどうにもこうにも…。

to 西田辺さま
いわゆるアメリカの「グローバリズム」という「アメリカ化」に対抗するのか、属国になるのか。野球もまさに同じ道ですね。

to kukuさま
こんにちは。私の書き方が悪くて、翻訳ソフトが上手く働かなかったようですね(笑)。日本チームが中国に養成所を作るという話は、まだないと思います。
イ・スンヨプがジャイアンツと大型契約をしたそうですね。日本としては、韓国での日本野球人気をなんとか盛り上げたいところです。

to KENさま
そうですよね、つまりガッツは、プロ野球選手として今年出られる試合すべてに出るということになります。素晴らしいです。
「先生」やめれ(笑)。リンクありがとうございます。

to ともやんさま
今年、ファイターズは簡単じゃないでしょうね。
中国にとっての野球は、日本における「カバティ」のようなものでしょう。だから強くなって関心が高まるのは大歓迎です。

to masaka2さま
>毎度の超長文&板汚しで空気読めなくてすみません(笑)
ぜんぜんそんなことないです。本当に不勉強で、わかっていないことを教えて頂いて感謝です。
潤っているMLBはどんどん先行投資をしているのに対して、貧しているNPBは何もできずに指をくわえて見てるだけ…そんな感じなんでしょうか。なんとか地の利を生かして、また「反日感情」なんていう強いエモーショナルな部分も活用しながら、対中競争しないといけませんね。これは急がないといけないことですね。

to runさま
>一番困るのは岡田監督だと思うんですけどね。
逆に言えば、もう監督がどうこう言えるレベルじゃないのかも知れません。決定事項なら、もう来季はいないものとして割り切ってチーム作っていかなきゃいけませんからね。
現状の中国との提携というのは、相手チームもまだまだ何をやって良いかわからない状況なので実態はあまりないでしょう。カープアカデミー計画あるんですか。どれどれ、んー検索ではそれらしき情報はひっかかりませんでした。でもカープなら考えていてもおかしくないですね。
| torao | 2006/11/06 1:08 AM |
「広東投手アカデミー」を作る計画があったようです。
http://c44.cside.com/c-news040502.html
でも、計画はなくなったらしいです。
http://www.geocities.jp/bangqiujp/ohanasi.html
きちんと調べて書けばよかったです。すみませんでした(><)
| run | 2006/11/06 12:16 PM |
to runさま
ソースありがとうございます。
これは貴重な情報ですね。よく研究してみます。
| torao | 2006/11/06 12:43 PM |

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