自称阪神タイガース評論家（跡地）

筒井はしゃあないね。二軍で認められ、上でチャンスをもらって、リベンジのチャンスまでもらってのことだから納得だろう。もうチマチマやっている時期じゃない。次は一発逆転の必殺技を身につけて、勝負賭けろ。

家人らを関西に残して、一人先に帰って来て、なんやかやと雑事に追われ、遠征の振り返り記事が書けなくなっちゃった。そのうちちょろっと映像まじりで書こうとは思っている。まあやっぱり甲子園というところは特別な場所だ。美しくて、デカくて、古い。そしてこの時期になれば、この甲子園という場所に行きたいという若い熱気が全国から押し寄せてくる。注目の中田君、続きはプロで、だね。


先週、いろんな選手が素晴らしいプレーを見せた。上昇ムードを漂わせる選手も多い。一番嬉しかったのは関本だなぁ。なんだか象徴的な選手になっちゃっていただけに。まるでチームの鏡のようだったから。
去年後半の活躍を見て、関本がスタメンを固めないわけがないと思っていた。派手さはないが、内野ならどこでも器用にこなす。瞬間的な判断ができる「野球頭」が良い選手。投手に気配りができて、とぼけた味のキャラも良い。くさいところはファールで逃げて、左右広角に弾き返せて、甘く来ればロングもある。まあ今季のレギュラーは確実だと思った。
おそらくペナントにおけるタイガースも同じように評価されていただろう。総合力があるので、上位には入って来るだろうと。
ところがそう上手くいかなかった。あれ？あれ？と言っているうちにガタガタと自信が崩れ去る。こんなはずはない…焦って焦ってズルズルと後退していく。
思えば気持ちが守りに入って、消極的になっていたという点で、タイガースのチーム状態と、関本のバッティングは同一歩調だったかも知れないね。打率を欲しがって、当てに行く。小さい筋肉の調節で誤魔化そうとすると、狂いが生じた時にどうにも対応できなくなる。
今、関本はでっかく構えて、力強く振っている。下をどっしり構えているから、ボール球の見極めもぐんとアップして、関本のイヤらしさ、振りに行っても止まる、カットできるという特長が生きてきた。後半はガンガン打って、チーム引っ張って、２番に定着できるようになって欲しいな。ますます去年後半の形になれるから。


今週はスワローズ（甲子園）、カープ（広島）の６連戦。上位３チームに互角以上の戦いができることはわかった。もちろん下位に低迷するこの２チームに勢いを止められる理由などない。ノリノリは大いにけっこう。ここに来て、積極的に、攻撃的に、力強くという良さが目立って来た。タイガース強い！というムードで相手を飲み込んで行けば良いと思うよ。ただし、粗くならずに、あくまでも相手を良く見て、正面から力を加えていくこと。
去年の後半のことがあるから、上にいる各チームがウチが上がってくるのを心底嫌がっている。今週の状況しだいでは、「嫌がる」が「怖がる」に変わるかもね。