自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
ABOUT
躍動感に闘争心を見る
阿久悠氏死去。私なんかは氏の歌と一緒に育ったようなもん。
子ども時代のことっていうのもあるけど、代表曲はだいたいソラで歌えるもんなぁ。それだけ言葉がしっかり立っているんだと思う。作詞界のノーザンテースト、野球愛好家&タイガースファンの大先輩、良い歌いっぱいありがとう。合掌。


前日の能見に続いて、二軍戦で太陽が7回2失点の好投。さらに中村泰→玉置という繋ぎに、「シャドーJF」の意図を見た。活躍が続けば、玉置はすぐにまた推薦がもらえそうだ。しかし玉置はついてなかったなぁ。ちょっと巡りが違っていれば、ベイ戦の負け試合にしても昨日の大敗にしても登板機会があっただろうに。その点、今回桟原はツイていたってことだね。そしてたいがいツキってのは、悔しいことを辛抱した者にでっかく回ってくることになっている。
ヤスはどうかなぁ。筒井もそうだが、ツキは大いにあったのに生かし切れなかったのは力不足。ツキをものにできた者は、上で経験値を積めるから、さらに力をアップできるが、ツキを生かせなかった者は、低い経験値しか稼げないところで修行するしかない。小さな差が巨大な格差になっていく構図だ。ことプロ野球の世界においては、格差社会の是正を叫んでも意味がない。


下柳vsグライシンガーの勝ち頭対決。僅差の勝負になるかと思いきや、フタを開けてみればスワローズにとってのラッキーが続出でワンサイドとなってしまった。だけどすっかりみんなこれは「良い負け」で片付けちゃっている。素晴らしい(笑)。去年落合監督が負けた後に言い続けてくれたからなぁ。あっさりした負け試合は、休む人を休ませたり、試す人を試せたり、アンラッキーをまとめて排出できたりするから良いんだと。それと接戦でサヨナラ負けするより、ショックはないんだと。確かにその通り(参:8/1 C5X-4D)。
しかも最後っぺみたいな連打の反撃もして、明日は行けるぞー!と意気も上がるしね(石川に最後ピシャッと火消しされたことはナイショw)。
そう、こんな試合も必ずある。もし球場に行って、こんな試合に当たったら、それはツイてないんだけれど、ツイていると思いこむ「意志の力」も大事だ(笑)。こないだ先発した時に、5回二死、あと一人を取れなかった岩田にリベンジのチャンスを与える。大きな修行の場だ。若者が場内から漏れるため息の中で経験値を積むところはなかなか見られないよ。
雨の中断で不本意な押し出し連発をやっちゃった渡辺が、自分の本当のコントロールを見せつける。
一軍ベンチにいても全然登板する機会のなかった桟原が、二軍落ちから再登録。なぜオレを使わない!という思いを込めてグイグイ強い球をねじ込む。ボールは打者の手元で威嚇するように噛みついてくる。ひねり上げて蹴り込んだ右足が、投球後、体の前に振り上がるほど、一球一球に全力を傾けている。どうだ、これでどうだ。闘争心が躍動感のあるフォームに乗り移っていた。2回完全、3奪三振は大いに見ごたえのある内容だった。
こういうものを見られるんだから、負け試合も悪いことばかりじゃない。

Posted by torao at 08:44 | comments(8)
[投手]桟原
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その試合に行ってきました(笑)

渡辺とサジ、ナイスピッチングでした。
渡辺はヤクルト打線にバッティングをさせてない感じ、サジは力強く。
書いていただいてる通りのピッチィング、よかった〜
桟原の名前は知ってるけど、あまり知らない、て言ってたそこのお兄さん!
ちゃんと覚えててよ(笑)

最後に林のタイムリーも出たし、楽しかったですよ。
ちょっと、ロッテ戦の大逆転、期待したんですけど。
| mamatyan | 2007/08/02 9:33 AM |
阿久悠氏逝去。
今朝の朝刊で氏の作品が並べられた記事を読みましたが、
あれも、これもToraoさんと同じくソラで歌える歌ばかり。
野球をこよなく愛した偉人。
安らかにお眠り下さい。合掌。

昨日は「阪神の日ではなかった」と言う事。
ただそれだけ。
試合展開がアレだったことを考慮しても渡辺・桟原の
ピッチングは素晴らしかった。
刻々と可変するストライクゾーンにもめげず、良く腕が振れていた。
狩野も2人の特性を引き出してた。
GJ!
岩田も気持ちが流されそうになる試合展開にも係わらず
良い辛抱の投球が出来てた。
またチャンスあるよ。
打線は乳酸投神グライシンガーの注文にシッカリ嵌っちゃったなぁ。
左打者はカットボール、右打者は外一杯のストレート。
これにチェンジアップを見せられてタイミングを計らせて
くれず。
素直に彼のピッチングを褒めるしかないですね。

>負け試合も悪いことばかりじゃない。
そうですよね。
と言うか、そう思える位に気持ちに余裕が出てきたって事かな?
| 西田辺 | 2007/08/02 9:57 AM |
>確かにその通り(参:8/1 C5X-4D)。
これ、面白かったです!!

渡辺、桟原共に好投でしたが、特に桟原良かったですよね! ボールが一回り強くなった印象。スライダー待ってて、そのスライダーに振り負けるみたいなスライダーに見えました。

本人曰く「ふつうに投げただけ」とデイリーかどっかに書いてありました。次回、同点ないし勝ってる試合の「6回」を任せてみてほしいなぁと期待込みで。
そこで「ふつうに投げただけ」ができたら、ハシケンの穴を埋めてあまりある仕事ができるかもと思いました。また久保田が登板過多になってきたら、思い切って久保田が投げるところで桟原もアリなんじゃないかと。
飽くまで「いつでもふつうに投げれる」の条件つきですが・・・

期待しすぎですかね?笑
ともかくそんなことを思わせる昨日の投球内容ではありました。
| コーチ | 2007/08/02 10:15 AM |
「瀬戸内少年野球団」は観るたびに泣けます。
今頃、あの世で、夏目雅子と撮影の思い出話に花を咲かせているのでしょうか。

粘り強さが身上の下柳も、さすがに昨夜は途中でキレてしまいましたね。

私も、桟原や渡辺にはタイトな場面での好投を期待します。
| 一虎ファン | 2007/08/02 11:03 AM |
僕も昨日、行ってきました。

4回に下柳が崩れて投手交代。岩田が出てきたんですが、少しかわいそうだった。あの雰囲気、あの流れは誰にも止められませんよ(笑)

ちなみに昨日は甲子園の誕生日でした。
| 阪神命 | 2007/08/02 11:34 AM |
toraoさん

甲子園では楽しいひとときを過ごさせてもらってありがとうございました。一生ものの思い出です。(笑)

昨日、甲子園に行ってました。
全然平気ですよ。(笑)5回はあっという間にとられてしまって正直今日はもうあかんかなと思いましたが、最後まで一生懸命応援を楽しみましたよ。
やっぱりミスが多い試合は勝てないですね。
私は金本さんの真後ろにいたので(笑)、やはりずっと注視してしまいますが何か気合いのようなものを感じました。
7点取られてるときも珍しく怒りをあらわにしておられました。やっぱり今年言われるように「一位通過しか考えてない」んだなと、その時思いました。
渡辺投手と桟原投手が無失点に抑えてくれたのが大きかったです。
| yu | 2007/08/02 11:35 AM |
この時期によく聞く阿久悠氏の歌といえば、「君よ八月に熱くなれ」。
「栄冠は君に輝く」が選手たちを“称える”歌なら、「君よ八月に熱くなれ」は“慈しむ”歌。
そんな気がしてなりません。

桟原君はよー頑張ってたと私も思います。
ルーキーイヤーに、藪の負傷登板(始まったばかりで投球数も5くらい)を受けてスクランブル登板したにも関わらず、最後まで投げ切ったくらいですから、素質はあると思うんですー。仰るとおり、波もありますけど(汗)。
どんどん若手野手が台頭してるように、若手投手もどんどん出て来て欲しいと心から思います。

もしかしたら、後で振り返った時に「2007年は若返りの始まりだった」と言われるようになるかも知れんなーと思える今日この頃です。
| 藤村珂南 | 2007/08/02 11:41 AM |
to mamatyanさま
>ちょっと、ロッテ戦の大逆転、期待したんですけど。
それ!それが大事なんですよ。ファンも、やってる本人たちも、まだまだ何があるかわからんよ、あるよあるよ、と思うことが大事なんです。めったにありませんが、事実として「ある」んですからね。スタンドに行ったら、できるだけそういう気を発したいものです。

to 西田辺さま
>と言うか、そう思える位に気持ちに余裕が出てきたって事かな?
それと、情けない大敗ゲームでも、「手は尽くしている」というのが選手や首脳陣から伝わってくるからかもしれませんね。

to コーチさま
桟原はああ見えて若いですからね。岩田のひとつ上、筒井・渡辺の一つ下。私もむっちゃ期待している投手です。あと緩急が使えれば言うことナシですが、今の持ち玉だけでも左右関係なく抑える力が十分あると思います。マウンド煮上がったら、コントロールに気を使うより、ガンガン攻めて欲しいです。打たれないから。

to 一虎ファンさま
下柳は、ま、しゃあないですね。
なべさじは、ちょっとずつちょっとずつ、ステージを上げていって欲しいですね。

to 阪神命さま
誰も止められないからこそ岩田だったんですね、良いと思いました。打たれても、抑えても肥やしになりますもんね。

to yuさま
>一生ものの思い出です。(笑)
またもう大げさなんだから(笑)。
>やっぱり今年言われるように「一位通過しか考えてない」んだなと…
さすが関西金本組幹部ともなると、彼のちょっとした仕草で、何を考えているかわかっちゃうんですねぇ。恐ろしい(笑)。というのは冗談にしても、金本は「考えてない」なんてなまやさしいもんじゃないですよ、「確信」しているんです。あれくらいの人になると、確信していることがすべて実現しちゃいますから(笑)。

to 藤村珂南さま
高校野球といえばNHKという印象しかない関東もんにとっては、「君よ八月に熱くなれ」というのはあまりなじみがないなぁ。「熱闘甲子園」もあまり見てないし…。聞いたらわかるかな。
>もしかしたら、後で振り返った時に…
もう振り返るまでもなく、今年はものすごい若手の当たり年ですね。
| torao | 2007/08/02 1:29 PM |

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