自称阪神タイガース評論家（跡地）

落合監督も野手については同じだといえる。しかし投手についてはエースとクローザー以外はあまり役割を重要視しない。野村監督もあまり「勝ち試合用」「負け試合用」という区別はせず、その投手にかかる責任の多寡もあえて意識させない。
この手の議論は良し悪しというより好き嫌いの話、あるいは環境次第ということなのかも知れないけどね。野村タイガースの頃は、「そこでそんな投手を使うのかよ！」ってくらいベンチ入りしてる投手をとっかえひっかえちょこまかちょこまか使っていた。当時は実力レベルがとても低かったから、誰を出しても抑えられなかったけれど、もし今の陣容でノムさんが采配をふるっていたらどうだろう。ひょっとしたら筒井は毎日のようにワンポイントで出ていて、登場の度に拍手喝采を受けている…かもしれないし、二軍かもしれないね。
開幕から３４試合ブルペンに入りを続け、マウンドに上がる投手に「力水」を渡す係。登板３、投球回４．０、被安打５、与四死球２、失点１、自責点１、防御率２．２５。筒井和也抹消。ジェフ・ウィリアムスを登録。


二軍からイキの良い若手に出てきて欲しいけれど、どうもなかなか良い数字が上がっていない。そんな中、5/9のＤ戦で、２回打者６人無安打という辻本が目についた。これまではあまり試合に出る機会もなかったからね。もうベテランなんだから（笑）出てきて欲しいね。


逆転勝ちしても全然不思議じゃない試合展開だった。序盤先発安藤はヒットを重ねられながら拙攻に助けられる立ち上がり。一方の三浦は湿度の高さと投手にとっての向かい風が高速変化球に良く作用して絶好調。３回には村田の３ランＨＲが出て横浜有利になったが、それでも拙攻が続くので、ちょっと風向きが変われば抑え込まれているタイガースが逆襲しそうだと思って見ていた。
だけどまあそれにしても安藤は打たれすぎた。いっぱいのところでストライクが取れず、甘くなったところを痛打される、その繰り返し。なんとか粘ってはいるのだが本来の安藤とは程遠い。４点目となった吉村のタイムリーは、追い込んでからインハイの釣り球をセンター前にポテンにされる。制球に自信がないから釣り球でも置きに行ってしまう。

阿部ちゃんはナイスピー。そろそろもうちょっと怖い場面で声がかかるよ。
能美ちゃん、いや能見は…（笑）。１球で撃沈て、なかなかやることが派手だよなぁ。一瞬にしてオープン戦当時に戻っちゃったよ。魔法が解けちゃった？それとも伸之博士に左ひじの角度を調整してもらう？


それでもまだベイは拙攻続きだったし、絶好調三浦は前後のスケジュールのためか１００球手前の６回まででマウンドを降りる。１−４なら逆転いける！という気になった。そしてその通り最高のチャンスができたんだけど、まあしゃあないね。あの打順で点が取れなかったのならしゃあない。


今日は雨かな？「初連敗」なんて軽く扱っちゃいけないよ。やっぱり連敗はしちゃいけないものだから。これまでと一緒。先発はムダな四球を出さずに、丁寧な投球で試合を壊さず、できるだけ長い回投げること。野手は甘い球をしっかり振ること、追い込まれても粘ること。他のセクションと違い、十分な休息と調整が保証されているんだからね。特にタイガースは中６日のゆったりローテなんだからね。
そして野手はとにかく全力で守って、全力疾走。抜け目なく次の塁を狙う走塁を忘れないこと。その原点に戻って、スパッと連敗止めよう。