自称阪神タイガース評論家（跡地）

　「虎暮らし」の評判を日々ネットでチェックしてるんだけど（←いやらしい）、日販のサイトで日経夕刊の「エンジョイ読書（書評欄）」に掲載されたって書いてあった。さっそく図書館に行って調べてみる。
　３人の書評者が、それぞれ３冊選んで、短い書評とお薦め度を星の数で表している「目利きが選ぶ今週の３冊」というコーナーにあった！選んでくれたのは井上章一さん。建築、美人、関西、性風俗と、守備範囲の広い風俗史家にして、「阪神タイガースの正体」という著作もあるトラキチ。以下引用。

虎暮らし　鳴尾浜トラオ著
　2008年のタイガースは、また新しい伝説をつくった。そんな１年の全試合をおいかけた観戦記集成。崩壊の予感がただよう秋口あたりから、たまらなくなってくる。（扶桑社・1200円）
★★（＝価格の価値はあり）

　全９冊のうち、星２つは「虎暮らし」だけで、他は３つ以上。選んでもらったのは大変名誉なんだけれどそれがちょっぴり不満で、さっそく編集の新保さんに連絡すると、「星２つは、まあタイガースの後半戦の戦いに対して、ということで」というお返事。確かに文面を読み返して見ると、書評というより「タイガース評」のようでもある（笑）。実際、タイガースファン以外には何の用もない本だから、星３つ以上の「お薦め」ってわけにはいかないもんね。「価格の価値はあり」は最上級の評価だと思い直した（笑）。
　とにかく井上章一さん、ありがとうございました。


　キャンプインも近づいてきて、スタッフ会議も終わって、コーチ陣もキャンプの構想を固め始める時期だ。どういう組み分けにしようか、どういう練習内容にしようか、担当コーチも詰めの段階だろう。もちろんシーズンにはどういうメンバー構成で望もうかというおぼろげな考えも持っているだろう。
　今年は野手の控えをどういう布陣にするかが難しそうだなぁ。打てる人、守れる人、走れる人、総合力のある人。真弓監督は「守れて走れる人好き」な感じの発言が多いから、むっちゃ悩むことになると思う。そういう基準で選び出すと、本当に枠は少ないから。
　私も真弓監督ならどうするだろうかと予想を始めたけど、とてもとてもまとまりそうにないから今日はやーめた（笑）。

　震災から１４年。黙祷をささげ、一日を始めようと思う。