自称阪神タイガース評論家（跡地）

試合に負けたことや球児が１５秒ルール取られたことなんかは、今ならまだたいしたことではないけれど、スタメン予定だったバルディリスが右手首腱鞘炎（１週間ノースイング）のため二軍キャンプ行きになったとか、球児が右内転筋を痛めている（軽傷）とか、ちょっと良くない話題が飛び交った建国記念日だった。
　特に藤川は「投げただけ」という内容。たとえＷＢＣコーチの視察があっても、観客がいっぱいでも、今この時期にムリする必要なんてないのだから、登板回避したら良かったのに。何事もなかったから良いけれど。

　一走桜井スタート、坂痛烈に引っ張って一二塁間を破って、桜井一気に三塁へ、ダルビッシュ相手に見事エンドラン成功！なんていうステキな場面や、二走鳥谷、一走林、同時にスタート、見事ダブルスチール成功！なんていうカッコイイ場面もあった。
スタメンマスクの岡崎は、ダルから右前タイムリー（ライナー性ショートバウンドのため一走が二塁封殺で記録はライトゴロ）、守っても無難に投手陣をリードして高評価を維持。

　投げる方では、黒田が４失点とつかまってしまった。フリー打撃、投内連携、すべての練習でまだまだ粗さが出ている段階。この結果を踏まえて、自分はどうやって打者を打ち取るべきなのか、練り込んで欲しい。細かい制球力がないのなら、球の力で抑えるしかない。球の力を発揮するための組み立てや、工夫というアプローチで練習して欲しい。
　２回ゼロの玉置、１回ゼロの白仁田＆上園は次へ進む。

　とにかく実戦序盤は、「落とすための試験」みたいなもんだから、かじりついてでも振るい落とされないようにね。なんたって今年は安芸組（紅白戦の模様はスタッフルームに）が元気みたいだから、上から誰を落とそうか、コーチもそういう目で見なきゃいけない時期が迫っている。