2004.06.27 Sunday
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200406/tig2004062703.html
早ければマイヤーズ28日、ホッジス7月1日にも来日の予定、善は急げ。藪、練習再開。もう痛みはないそうだ。浜中がリハビリ再開。ゆっくり、じっくり。久保田がキャッチボール再開。焦るな。
移籍の立川が初先発。移籍後初安打を含む2安打と気を吐く。今岡が自己最多の16号HR。
ともに4連勝と好調で、今一番強いのはどっち?と意気込んだ初戦だったが、軽くひねられた。好調の上位打線、センターラインの守備力、脚力、投手(というより山本昌)のバント技術と中日のキチッとしたところを見せつけられた。
この日のポイントは2回裏。下位打線で作られた無死満塁のピンチ、併殺崩れで1点は失ったが、福原はここで切らなければいけなかった。得点機の天才バッター立浪に小手先の細工は無用。「どあああ」と叫びながらど真ん中に一番速い球を投げるのが有効と心得よ。
「山本昌にまたやられた」ということがクローズアップされるが、この日の反省は守備だ。初回、一走荒木が盗塁。この投球が暴投となり走者は一気に三塁へ。だがこの投球、矢野が二塁送球を焦ったために後逸しただけで止められない球ではない。また追い方が緩慢だったため、荒木は躊躇なく三塁へ行った。一回表、いい形を作りながら無得点に終わっていただけにこのプレーで少なからず士気の低下があっただろう。バント処理の投内連携、外野からの中継プレーもピリッとしない。まだペナント半ば、勝ち負けよりも「侮られない野球」をしないといけない。
これまでの流れがそのまま結果に表れてしまった。しかしどんな大敗でも1敗は1敗でしかない。6/27井川で勝てれば、何も問題はない。むしろこの大敗を必要以上に深刻に受け止めすぎることの方が今の阪神には恐い。相手の監督に倣って、ここは「気楽におやんなさい、ただの野球じゃないの」とニヤニヤしながら言ってやれ。