自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
ABOUT
気迫良し 杉山伸びる
辛抱、辛抱…。SもDも勝ってまだまだ大混戦。ヤクルトは新外国人投手ガトームソンが初勝利、故障のゴンザレスがセットアッパーで復帰と、ここにきてさらに戦力アップしている。中日も松坂撃破で上昇ムード。交流戦後のリスタートで大きな動きがありそうだが、まずはそこまでキッチリとした野球で辛抱あるのみだ。

背筋の違和感で二軍調整していた橋本が一軍登録、代わって能見が二軍へ。橋本同様、能見も心身ともにリフレッシュして戻って来い。

二軍戦では、赤松が3戦連発となる4号HRを打っている。「HRは要らない。四球が欲しい」とコメントしていたようだが、そういう意識の中でも当たればスタンドインもあるというパンチ力はぜひ欲しい。まだまだ二軍で経験が必要なのか?そろそろ上で見せてくれないか?(笑)。

杉山−杉内、打者がアレルギーになりそうな対決(笑)。そのとおり、どちらも素晴らしい投球だった。もちろん勝負を分けるだけの違いと差があったのだろうが、そんなに大きなものではない。
両陣営とも、初球、ファーストストライクを狙えと言う指示が出ていたのだろう。序盤から勝負が早い。しかしどちらもキレが良く、空振りになり、ファールになり、凡打になった。向こうが一度だけ、たまたま芯を食ってHRになった…ただそれだけのこと。しかしほぼ埋まった甲子園でも物怖じせず、いつもどおり、いやいつも以上の投球をした杉内はやっぱり凄い。
まったく反撃できなかった悔しさはあるが、気持ちを切り替えやすい試合だろう。2時間半の短いゲーム、旅行日ナシの強行日程が続き、気疲れもある。久しぶりの我が家に早く帰れてゆっくり休めたことをプラスと考えれば良し。

「(七回の松中は)長打を警戒して慎重になってしまった。(ズレータの一発は)低めにいっていたので、失投だとは思ってません。その前のフォアボールが…」
杉山のコメントがすべてを物語っている。松中、城島、ズレータと並ぶ強打戦にも臆することなく、初球から勝負球を投げ込んでいった。かわそうとする球ではなく、二死満塁カウント2−3から投げるような気のこもった球をストライクゾーンに投げ続けた。
相撲の仕切で「時間前に立つ」というのがある。両者の気合がのれば、規定いっぱいの時間は不要とばかりに勝負が始まるアレ。この日、ホークス打線の早打ちは、ベンチの指示もあろうが、杉山の気迫が各打者の気持ちを高ぶらせていたようにも見えた。

HRを打たれたことより、弱気の四球を出してしまったことを悔やんでいる。遙か先を行っていた同世代のライバルたちとの投げ合いの中、杉山投手の急成長が嬉しい。

Posted by torao at 08:14 | comments(11)
[投手]杉山
<< 試合を決めた 鳥谷の美技 | TOP | 井川 混乱を解け >>

いやぁ、いい投手戦でしたね。守備陣は前日とうって変わってヘロヘロでしたが、投手はなんのその。杉内の試合後のコメントもカードのアタマで敵愾心を燃えさせちゃあならない、と心憎い。ズレータは綿密にメモを取っているだけあって、「タイカクセン」が分かっている、はず。外側の変化球が抜けて内側に入った時点で、次の外ストレートはキャンセルすべきだったのではないか。何か単純なヨミに裏の裏でハマッテしまったように思う…。
| BSミツルH | 2005/06/01 9:47 AM |
杉さま対決は、杉内に軍配が上がりましたね。
悔しい〜!!日本シリーズの借りを返せなかった・・・。

ここ最近の杉山の投球を見ると、オープン戦で岡田監督に
酷評された事が、今考えると良かったのかなと思います。
昨日のようなピッチングをしていれば安心して先発ローテを任せられますね。
今は我慢の時ですね。杉山は。
| allen | 2005/06/01 9:59 AM |
今週は本当に正念場 今日から斉藤カズ 星野順 ロッテは清水直 セラフィ二 渡辺俊 よほど打線は少ないチャンスをものにできないと苦しい まずは きょうの井川であと5連戦の流れががきまるような 甲子園でもあと3勝2敗は苦しい はやくも竜は交流戦 おわりの 虎戦を見込んで中4日で山昌が登板してましたね 
| 星野まなみ | 2005/06/01 10:15 AM |
おはようございます。
スピード,コントロールは素人でもある程度見当がつきますが,球のキレの良さというのはやはり実際に打席で体感しないと分からない部分があるんでしょうね。追い込まれてから,高めの完全にボールというストレートを大分振って(振らされて)いましたが,杉内の球はともかく相当キレていたんでしょう。敵ながら見事な投球でした。
杉山がたくましくなったなあと感じたのは8回表です。
もうこれ以上失点できないところで,自らのFCもあって無死1・3塁となり,バチィスタ,松中,城島をむかえるという状況,ともかく無失点で切り抜けました。セキも(ちょっともつれたけど)しっかり守り併殺をとりました。故貴ノ花ではないが「土俵際でふんばる強さ」はたのもしいかぎり。
久しぶりのハシケン。ビハインドでもリードしていても,中盤でも終盤でも,安心して任せられる。ルーキーだけど完全に「ジョーカー」ですね。この復帰も好材料。
toraoさんご指摘のように,ヤクルトも中日もテコ入れしてきていますね。
29日のD×SBH戦で初登板初先発のマルチィネス投手,初回こそ緊張からか3点とられましたが,後の7イニングはSB打線に点を許さなかった。ちょっとテレビで見ましたが,とにかくデカイ。手足が長い。山本マサより身長が10センチ高く,年齢は15才若い(笑)という左腕です。いや笑いごとじゃない,後半戦必ずウチに当ててきますから要警戒です。
予報では明日の夜は甲子園は雨のようですが…。となると,今日はなんとしても落とせません。

| おかぼん | 2005/06/01 10:21 AM |
toraoさんの想像上の選手、赤松がんばってるようですね。^^

現実に甲子園を沸かす日も近いのか!?
| ichiken | 2005/06/01 10:35 AM |
今年の杉山は、投げる度に進歩が見える。ホント成長してますね。

投手のゴールデンエイジ、○○世代の中でも、今年は杉内がピカ一。ベンチ?を殴って骨折してから大人になったし、一昨年で「甲子園の雰囲気」を経験しているので、「甲子園効果」も関係なかったし。やはりこの世代が凄いのは、高校時代から「怪物」を目の当たりにして「上には上がいる」事を知ったこと。そして、さらに高みを目指しているので進歩が止まらないこと。

杉山と先を行っているライバル達との差は、テーマをもって試合に臨むことで詰まって行く。プロになるまで「怪物」と対戦してなかったが、○○世代と呼ばれるお陰で、松坂、杉内等がライバルだと刷り込まれているのが杉山の幸運。現状に満足せず「向上心」を持ち続けて、さらなる成長をして欲しい。

ところで昨日のような展開ではHRか四球かエラーがらみでしか点が入らない。この展開で、ただ打つだけなら、HRを打てる人間の多いSBに分があったという結果でした。
良い投手をそう簡単に打てないのは当たり前。昨日の杉内では出会い頭しか無かったとは思うが、対杉内(0勝3敗)に限らず、セでも同じ投手にやられ続け、ロースコアの試合の勝率が極端に悪いこともわかっているはず?。
どうせやられるにしても、チームとして好投手を崩すための工夫、努力、姿勢というものをもっと見せてくれても良い気がする。
| ばかぼん父 | 2005/06/01 12:03 PM |
to BSミツルHさま
杉内投手は、そんなこと言っていましたか…。う〜む、まんまとやられました。
もっともっと足を跳ねさせたり、のけぞらせたりする球があってもよかったように思います。矢野捕手、やさしいから…(笑)。

to allenさま
なんで打てないかわからないほど凄いのでしょうね、きっと(笑)。
杉山は、春先は「ただのヘラヘラした兄ちゃん(イメージ)」でしたが、最近では「見かけはああ見えても、中身は案外しっかりしてるのよぉ(イメージ)」って感じです。おっしゃるように冷や水がよかったみたいですね。

to 星野まなみさま
なるほど。そう考えると、我がタイガース先々のプランはどうなっているのか、いささか心許なくなって参ります(笑)。もはや、「目の敵ローテ」はGではなくTに当てられるんですね。

to おかぼんさま
8回は見応えありました。やっぱり松中、城島って雰囲気ありますよねぇ。昔のONをなんとなく思い出しましたよ。城島に対して0−3になったところ、矢野が構えるたびに、ちょこっと外に寄って、スライダーがことごとく外にはずれて…。あのへん、打たれたって良いから攻め込ませるというリードが欲しかったなぁ。
今日、大事な試合ですね。

to ichikenさま
「想像上の生き物」赤松はえらいことになっています。俊足、強肩、堅守に加え、長打力もあり、空を飛び火を吐くそうです(笑)。

to ばかぼん父さま
ライバルに恵まれているということはそれだけで幸せなことですね。
「いい投手にいい投球されたら打てない」という真理はもうわかったから、そこをなんとかしてちょうだい!ってことですよね。本当に、意気地なしなT打線です(泣)。
| torao | 2005/06/01 1:10 PM |
杉山の前回登板も相当高く評価しました。よれよれの井川に替わって将来虎のエースになる資格があると。何より攻める姿勢が頼もしいから、打たれても納得できます。昨夜の投球も前回以上に闘争心が表面に現れていました。解説者が逆球といっていましたが、外一辺倒の矢野のリードを嫌って意識的に内側を攻めているようにみえました。不運にも、一発で負けたけど、内容的にはエースの投球内容でした。敗戦の責めは野手でしょう。ベンチのコーチは適切な攻略法を示していなかったのでは?コンパクトにセンター返しに振ればよさそうなものを、揃って、一発狙いで、振り回していました。セリーグにも杉内タイプの投手はいるわけですから、的確な攻略法を考えて欲しいものです。痛い敗戦でしたが、杉山の熱投に救われた一戦でした。

toraoさん待望の赤松選手、ポジションは何処ですか?赤星に劣らぬ足があり、2番の適性ある選手のようですね。ならば、早く一軍に上げて、鮮烈デビューをさせたいものです。
| 激虎 | 2005/06/01 1:32 PM |
>杉山−杉内、打者がアレルギーになりそうな対決(笑)。
ははは。ほんまです!
これは考えがつかなかったなあ。
そういえば、昨日くしゃみしてる人が多かったです
ほんとですよ。

>ホークス打線の早打ちは、ベンチの指示もあろうが、杉山の気迫が各打者の気持ちを高ぶらせていたようにも見えた。

これ読んで、チームとしては、いい感じなんだな〜と
安心しました。

| テド | 2005/06/01 1:52 PM |
こんにちわ。
私も昨日えらいくしゃみがとまらないと思ってたら、
杉杉だったからなんだわあ〜。

しかしtoraoさんの赤松への思慕はおもしろいです(笑)
| ちょびうさ | 2005/06/01 3:22 PM |
ふ〜っと…。なんだかもう点取られていますが(怒)

to 激虎さま
杉山の攻撃的な投球は実に気持ち良かったですね。どんどん成長して欲しいです。
ちょっと良い投手になると、どうしようもないという打線はどうなんでしょうか。逆に少しでも甘い投球なら確実に攻略するというのなら、高勝率を維持できるという考え方もできるのですが、こっちの投手はたまったもんじゃないですよね。でもこれが大昔から伝統的な阪神の姿とも言えますね(苦笑)。
赤松は外野ならどこでもOKのようです。あいにくと現在は2つまで「不動」ですから、必然ライトを狙うことになるでしょう。とりあえず、代走、守備固めは十分挑戦できる状況ですね。

to テドさま
二人が力投するたびに花粉がふわっと舞ってたんですよ(笑)。
え〜と、私の書いたことで一喜一憂されましても、当方では何の責任も取りませんので悪しからずご了承下さい(笑)。

to ちょびうささま
そうでしょう、杉杉だったんですよ。
赤松にはもちろん上がって来て欲しいのですが、そうすると想像して楽しめなくなっちゃうので、それが残念です。今のうちに想像しまくろう!(笑)。
| torao | 2005/06/01 6:33 PM |

←必須!「通りすがり」等は禁止!独自のハンドルネームを入れて下さい。

←空欄可。メールアドレスは入れないで!



評論家たちの声
Tigers-net.com様のご協賛により、
T-Blogで運営しています。