自称阪神タイガース評論家（跡地）

　タイガース関連情報も、そろそろ年末モードかな。懸案事項もいくつか残っているが、考えてもイライラするばかりので考えない（笑）。唯一楽しいことは、海外派遣中、特に台湾に行っている高卒２年目選手たち、島本、中谷、一二三のこと。

　一二三も試合で活躍することができたみたい。まったく打てず三振量産タコばかりのどん底から、少しずつ自信をつけていければね。ゼロからのスタート、まさに、ゼロ一二三。

　中谷も好調な周囲に比べるとあまり結果が出ていない。でもこれもまたよし。練習の中でいくら手応えを得ても、試合で出せなきゃ意味がない。「国別対抗」という緊張感のある試合の中で、カベにぶち当たる経験は、自主トレでは得られないもののはず。

　そしてそこでもっともキラキラしている育成の島本。小虎日記によると、毎試合選定される「ＭＶＰ」に、チームのリリーフ投手で初めて選ばれたのだとか。故障もあって今季実戦が少なかったそのうっぷんを晴らすように、生き生きと張り切っている様子が目に浮かぶ。

　《帯同している巨人の木村龍治コーチいわく「投げっぷりの良さ、ストライクが先行する、チェンジアップで空振りが取れる、この３つがいいね。肩を痛めてシーズンが十分できなかった分、ここで実戦できてよかったんじゃないのかな」という分析でした》

　チームコーチからの言葉が頼もしいじゃないか。来年、出てきてもまったく不思議じゃないし、そういう想定をぜひして欲しいと思う。

　それにしてもこうやって選手、コーチを各チームから派遣して、「日本チーム」として実戦を戦うやり方はとてもいいね。この３人には来季のジャンプアップを期待している。