自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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福原、倍増や!3500万円増の7000万円でサイン
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200412/tig2004120402.html
中日を解雇された筒井壮内野手(30)を獲得したという。星野SDの実姉の子、つまり甥っ子。もちろんプロ野球選手としての実力、実績もあるが、控えの内野手は必要ない状況で、正直あまり良い印象の人事ではない。ただし非常に遅い時期に戦力外通告した中日がもっとも悪い。筒井壮選手は実力で勝負するしかない。

赤星更改。30%増の1.3億円。評定ポイントとして挙げられたように、社会貢献活動の好イメージがあるので、いくらお金をもらっても社会のために有効に活用してくれそうで安心(笑)。例えば伊良部だったら、いくらもらってもみーんな歓楽街で有効活用しそう(注・筆者イメージ)で心配(笑)。この差はデカい。

福原投手は倍増7千万円で更改、妥当だと思う。故障から復帰後、よく1年間ローテーションを守った。
29試合、10勝15敗。試合数と責任投手25回は井川と同じ。勝敗のバランスではかなり後れをとった。しかし防御率3.87は、井川の3.73と大差ない。特筆すべきは対巨人6勝0敗、防御率1.73という成績、素晴らしい(笑)。特にシーズン後半、白星に恵まれなかったのは、チームの打撃状態が著しく下降した影響もある。さりとて15敗は負け過ぎで、1年間働くスタミナが切れてしまった印象だ。来季はそこらへんも改善し、安定した投球を期待したい。
良い時の福原の投球はまさに「鑑賞」の対象だ。うっとりするような低めへのストレートは150km/h前後、わかっていても振ってしまうフォーク、そして何より私が大好きなのは、あの人を食ったような緩いカーブである。
ムーヴィング系が流行する中で、「忘れられた球種」とまで言われるカーブだが、また見直される風潮が見られる。阪神では安藤がモノにしようと取り組んでいるという。福原のカーブは紛れもなく一級品で、その軌道はいったん打者の目線より上方に浮いてから低めに沈み込んでくる。打者がそれを目で追うためにはどうしてもアゴが動いてしまう。不思議なもので、アゴが動くと構えが崩れバットが出てこない。とても打ち難い球なのである。また若いカウントからあのカーブを狙うというのも打者にとっては勇気が必要なのだろう。無条件で1ストライクはくれてやるしかない。
今年一年の経験で、1試合・1シーズンのペース配分もわかっただろう。自らの評価を「主戦級」にランクアップさせてくれた武器・カーブを駆使し、来季の福原は勝ち負けを逆にできるのではないか。

Posted by torao at 08:30 | comments(5)
[投手]福原
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スライダー全盛の今、切れのいい縦割れカーブ(その昔ドロップと呼んでいたことも)を投げ
る投手が少なくなりました。これが投げられるとフォークはいらない。なにせ”フォーク”は
一歩間違うと一発とワイルドピッチにつながりやすい球種ですから。”ドロップ”は”フォーク”
にくらべてずっとコントロールし易い。
タイガースでは全盛期の中西投手の”ドロップ”にほれぼれしましたが、福原はそれ以来久々
の虎の”ドロップ”使いだと思っています。
中西コーチ、是非とも安藤投手に秘伝の”ドロップ”を伝授してやってほしいぞ。
| いわほー | 2004/12/04 9:54 AM |
とにもかくにも福原はG戦満塁被弾というデビューでしたか。瞬間防御率108。けれどもとりあえず借りは返しましたね。昨年の復活登板には感動しました。今年の活躍も素晴らしかった。矢野も言うように向かっていく気持を感じる投球でした。思えばその1試合、感動的なピッチングを見るときがある。佐々岡・西本・星野…。おっと右投手ばっかりだ。秘められていても丸出しであっても気迫のある投球には自然と引きこまれていきます。今年はセカンドストライクに多かったように思うカーブですが、来季はどこからでも来るぞっと。
| BSミツルH | 2004/12/04 12:25 PM |
to いわほーさま
ええ、そう、ドロップです。私、あえてその言葉使いませんでした(使いたかったのですが)。なぜかというと…、若作りしたかったからです(笑)。

to BSミツルHさま
福原は若い時から感動的な投手でしたよね。しまいの方で出てきて、何球も連続で150km/hを放って、打席の松井も軟球もファールで粘って…なんて場面がありました。あの時は、こんなにコントロールの良い投手になるとは思ってもいませんでした。いやそんなに言うほどでもありませんが…(苦)。
| torao | 2004/12/04 11:17 PM |
初めまして、トラのシッポと申しますです。
こちらにT.Bさせていただきました。

ホント、今年の福原には「感動」させてもらいましたよね。
矢野もG戦で勝利したときに彼の投球をそう賞賛していたことも記憶しております。
そしてご指摘のように、何より彼の投球に幅を持たせたのがあのカーブ。
これを来年はもっとうまく使えるようになると、今年の白星と黒星が逆になるくらいの成績にはなると思いますよ。
「忘れられた球種」ともいわれてますが、最近では投げる投手もまた増えてきて、見直されつつあるようですね。
どうしてもフォークに頼りがちになりますがやはり制球が難しくなりますからね。
(ちなみに今年の福原の暴投は13、井川が5)
ともあれ、来年は福原の「完全復活」に期待しましょう。
もちろん、他の投手陣の頑張りも不可欠ですがね。

今後ともよろしくお願いいたします。
あと、てぃぶろぐトップに「おすすめ」で紹介されたこともあわせてお祝い申し上げます。
| トラのシッポ | 2004/12/05 12:53 AM |
to トラのシッポさま
ようこそお越し下さいました。あちこちでお名前は拝見しており、ちょうど昨日はじめてブログも読ませていただいたところでした。こちらこそよろしくお願いいたします。
福原投手、(極論すれば)G戦でしか勝てないというのは、精神的なもの、集中力の違いなのでしょうか。別人にしか見えませんでした。1年終わって振り返って、よく分析して欲しいと思います。
| torao | 2004/12/05 8:34 AM |

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