自称阪神タイガース評論家（跡地）

桜井の降格について、「桜井は打席に立たせなアカン。状態は悪くない」と岡田監督のコメントは意味不明（サンスポ）。下で出場して好成績と勢いをつけたら使うと言うことか。その時は、桜井＆バルディリスが上がって、フォード＆今岡が下がる時か。そのシナリオはちょっと楽しみかもね。
レギュラーの固定は基本的に良いこと。絶好調時のチームは微動だにしないってのも良い。でもちょこっと気分を変えたり、危機感や期待感を抱かせる一二軍の入れ替えはどんどんやった方が良い。

で、５番ライト葛城、８番サード坂で望んだ甲子園Ｇ初戦だったが、木佐貫、藤田、門倉、山口、クルーンと繋がれてわずか３安打で見せ場乏しい敗戦となってしまった。満員のスタンドのフラストレーションが充満するばかりの試合だった。


暖流と寒流がぶちあたっているところだから、あえて「好調な所をいじらない」ことに固執することはないのではないか。
例えば「３番ファースト新井」。ジャパンの４番でしぶとい勝負強さを見せたクラッチヒッターを、岡田タイガースの最重要打順５番に据えることを考えても良いし、「本職」サードに回したって良い。
例えば「６番鳥谷」。出塁率は赤星、金本に続き、新井と同水準。今の力量から言えば、３番で同等の成績を残すようでないと打線が機能していかない。
ライトを左右併用で使うにせよ、重要な５番をコロコロ変えちゃいけないだろう。６関本７捕手８ライトと並べた方が攻撃のバリエーションが広がるように思うけどな。
もし１赤星２平野３鳥谷４金本５新井と組むと、先頭から左が続く。だが平野はむしろ左の方が好きな打者（4/25現在、対右打率180、対左打率.375。参考サイト：Tigers DATA Lab.）。金本も左右それほど関係ないので、ジグザグと変わらないからね。新井は左より右の方が好きそうだし。

まあそういういろんなことを考えようという気分にさせる一戦ではあった。そして、連敗となってしまった安藤が悪いなりにもちゃんと次に繋がる下地を作ったこと、上がったばかりの能見が気合いを見せたこと（こいつはたまにこれをやってくれる。２年ぶりの三者三振か）、阿部と坂と葛城に経験値を積ませたことと、いいとこ探しも出来ないわけじゃない。

だけどショボい打球や、ショボい走塁の連発で、レフトスタンドで元気いっぱいのＧファンにばかり良い思いをされちゃオモンナイ。向こうの若めの１，２番にばかりハツラツとされるのもオモンナイ。相手は「勝ち頃」の上原だけど、今日は岩田でビシッと、虎戦士グラウンド駆け回りまくりで一つスカッとしたやつを頼むわ。