自称阪神タイガース評論家（跡地）

日曜の総力戦、坂は無死一塁の代打で送りバントを決められずあっさり三振に終わってしまった。大和には同じような場面、あるいはもっと厳しい局面で、きちっとバントを決めること、同点や決勝点の代走として本塁に生還することが求められる。どうか良い一軍デビューを飾って欲しい。坂は、売り物の打撃を活かすために、まず身を助ける芸を習得しておかなければいけない。


　和田コーチのブログ、更新休止になっちゃったんだね。管理者の対応からして、心ないコメントが多かったのかな。毎年しんどい時も続けて来られたのに残念なこと。打撃コーチのチーフとしては、正直に書けない内容も多いだろうし、そうなると読者の誤解を招くことになったりするから、難しいところも多いとは思う。でも残念だね。


　赤星休場の代替として、そこにぽっこり桜井を当てはめるというのは真弓監督らしいかも知れない。例えば平野をセンターに入れて、代わりの多い二塁や一塁に代替選手を入れるという手の方が素直な気もする。
　打順に手を入れたくなかったのかも知れない。「１番桜井」は岡田監督も使ったことのある手だから、斬新とまでは言わない。ただ新旧二人の監督が苦肉の策とはいえ「１番桜井」というアイディアに達するのは、「１番真弓」という共通イメージを持っていたからだろうと思う。
　初回先頭打者から長打で先制の好機を作る。あるいはいきなりの一発でＫＯチャンスを作る。８０年代の「１番真弓」が良くやったことだ。でもこれをやれるのはクリーンアップが充実しているからこそ。赤星という希少なタレントを持つタイガースにとっては、「１番真弓」よりも効果的。ただ赤星の体調が万全でないとすれば…。日曜は１番桜井が見事にはまった。
　赤星は今日にも戦列に復帰するらしい。首脳陣は一当たりするまでライトはメンチ中心で行くらしい。桜井にとっては「オレを使ってくれ」という心境だろう。でもこれは好都合だよ。スタンドも皆、「桜井を使え」となっている。最高の出番が回ってくるから、そこで集中して「自分の打席」を作って、運良く結果が出てくれたらしめたもの。ポジションはそうやって掴んでいくものだ。大チャンスだ。

　今日からＤ戦＠甲子園。逆境のはずがすんなり飛び出したドラゴンズ。今年の落合妖術はどんな感じなのか。不気味だけど楽しみだ（笑）。