2009.05.24 Sunday
◇5月23日(土)オリックス−阪神2回戦(1勝1敗、13時30分、スカイマーク、28031人)
阪 神 101 100 211−7
オリク 001 020 000−3
【阪神】能見 ○アッチソン(3勝1敗) ウィリアムス 藤川
【オリックス】小松 ●ボーグルソン(0勝1敗) 清水 川越 吉野
[本塁打] 林2号(神)
阪 神 101 100 211−7
オリク 001 020 000−3
【阪神】能見 ○アッチソン(3勝1敗) ウィリアムス 藤川
【オリックス】小松 ●ボーグルソン(0勝1敗) 清水 川越 吉野
[本塁打] 林2号(神)
まったくおかしなもんで、ここのところ無援護の下、辛抱の投球を続けていた能見に、序盤から3点「も」援護したというのに、リードを守りきれず5回3失点で交代。決して悪い内容ではなかったけれど、右打者の外角へのチェンジアップが甘くなってしまってヒットを重ねられた。クロスファイアには精度も威力もあったのだが、変化球で高低や緩急の変化をつけられずに苦労した。継投に切り換えた判断は良かった。
もちろん試合はちゃんと作っていたし、要所でガタガタにならなかったから、今季培っている自信は揺るがない。
前半は拙い試合運びだった。不調に苦しんでいる小松に、ヒットを浴びせても、あと1本に苦しんだり、塁上で憤死したり、エラーで失点したり。だけど前につんのめった失敗は、必ず後で挽回できることになっている。そういうもん。熱さを持ち続けていればね。
捉えたと思っても詰まりショートライナーにしかならないタイミングで捉えていた新井にも、同じくセカンドゴロにしかならなかった鳥谷にも、ちょっとした変化が出て来て、3〜5番で6安打、5打点。林ちゃんが元気を持ってきてくれたかな、素晴らしいHR含む3安打で盛り上げた。
アッチソンもジェフも球児も、不安を抱えながらのリリーフだった。本人たちも投げてみないとわからなかったろうし、そういう意味ではちょうど良い点差の中で、自分を確かめる投球ができたかも知れない。結局のところ気の入れ方、試合への、シーズンへの入り込み方という問題なのだろう。まだまだボンヤリした中にいるかも知れないけど、どん底を見て、少しのことで喜んで、その喜びを増幅させていく作業が必要なのだと思う。
セーブのつかない4点差ながら久々登場の藤川、いきなり一輝にフェンス直撃、フェルナンデスに三遊間真っ二つ。でもこれで球児の心にちょっぴり火が点いた。投げて試すのではなく、投げて戦った。右足にためた全身の力を右指先へと伝えていく、その中継点となる左足から力が抜ける時、球児は小さくふわっと飛ぶ。そのバランスが前にかかりすぎる時は、抑えが効かないボール。後ろに残りすぎる時は伸びのないボール。ピストルを発射した時のように後ろに跳ね返される力と、下半身の重心移動による力がぶつかって、球児の左足が小さくふわっと浮く時は、一番美しい真っ直ぐなボールが伸びていく。きっと集中力がそうさせるんだと思う。
試合終了。久しぶりの笑顔。もっと喜んだら良いんだよ。喜べる状況ではなくても、みんなで勝利を喜ぶこと。1勝1勝、また1勝。球児の笑顔を中心にした懐かしい景色。もっと見せてくれなくちゃね!
もちろん試合はちゃんと作っていたし、要所でガタガタにならなかったから、今季培っている自信は揺るがない。
前半は拙い試合運びだった。不調に苦しんでいる小松に、ヒットを浴びせても、あと1本に苦しんだり、塁上で憤死したり、エラーで失点したり。だけど前につんのめった失敗は、必ず後で挽回できることになっている。そういうもん。熱さを持ち続けていればね。
捉えたと思っても詰まりショートライナーにしかならないタイミングで捉えていた新井にも、同じくセカンドゴロにしかならなかった鳥谷にも、ちょっとした変化が出て来て、3〜5番で6安打、5打点。林ちゃんが元気を持ってきてくれたかな、素晴らしいHR含む3安打で盛り上げた。
アッチソンもジェフも球児も、不安を抱えながらのリリーフだった。本人たちも投げてみないとわからなかったろうし、そういう意味ではちょうど良い点差の中で、自分を確かめる投球ができたかも知れない。結局のところ気の入れ方、試合への、シーズンへの入り込み方という問題なのだろう。まだまだボンヤリした中にいるかも知れないけど、どん底を見て、少しのことで喜んで、その喜びを増幅させていく作業が必要なのだと思う。
セーブのつかない4点差ながら久々登場の藤川、いきなり一輝にフェンス直撃、フェルナンデスに三遊間真っ二つ。でもこれで球児の心にちょっぴり火が点いた。投げて試すのではなく、投げて戦った。右足にためた全身の力を右指先へと伝えていく、その中継点となる左足から力が抜ける時、球児は小さくふわっと飛ぶ。そのバランスが前にかかりすぎる時は、抑えが効かないボール。後ろに残りすぎる時は伸びのないボール。ピストルを発射した時のように後ろに跳ね返される力と、下半身の重心移動による力がぶつかって、球児の左足が小さくふわっと浮く時は、一番美しい真っ直ぐなボールが伸びていく。きっと集中力がそうさせるんだと思う。
試合終了。久しぶりの笑顔。もっと喜んだら良いんだよ。喜べる状況ではなくても、みんなで勝利を喜ぶこと。1勝1勝、また1勝。球児の笑顔を中心にした懐かしい景色。もっと見せてくれなくちゃね!