2010.03.27 Saturday
もし負けていても、なあに144分の1と言うだけであるし、開幕勝った過去2年は結果的に残念だったんだから…なーんて言うだけなんだけど、やっぱり開幕勝利は単純に嬉しいし、不安が解消するからホッとする。少なくとも「開幕連敗」だけは、挽回に神経疲労をともなうから避けたいところ。肩の力が抜ける開幕勝利は何よりの結果だ。
うちのブログにはいろんな方がコメントを書いてくれて、私は本当にそれを楽しんでいる。きっと愛読者の皆さんもそうなんだと思う。
古くからの戦略家コメンテイター(でも時々「うがちすぎ」)のののーさんのコメントにニヤリ。
先発安藤は悪かった。球に力はないし、内に内に寄ってしまった。それでも良く5回3失点でまとめたとは言えるけれど、これからローテの軸としてやってもらうには余りにも弱々しかった。何度やっても慣れないという開幕戦だから、特別なことだったんだと思っておく。
期待の鳥谷は、力が入ってしまったのかヘッドの出が悪かった。でもビッグイニングを呼んだ四球にしても、見逃し三振(本当はボール)にしても、きっちりボールが見えているからきっと大丈夫。今日から今日から。
あとはスタメンだいたいヒットを記録したんだね。それにしても「記録はヒット」が多いね(笑)。マートン、平野、金本、新井(すごくファールっぽかった)、ブラゼル、みんな会心ではなかったね。でも何でも良いんだと思うよ1本目は。
打球そのものはともかく、各打者とも打席内で落ち着いて球を見ていたのは良かった。特にマートン、左右の投手がデータ通り膝元に沈む球で攻めてきたが、ボール球はきっちり見送ることができていた。これ、とても大きい。
桜井の勝ち越しHR、気持ち良かった!やや外低めだけど、外国人のように腕が伸びたところでパワーが出る桜井にとっては飛ぶポイント。初の開幕スタメンで持ち味が出たのは何より。
城島が額面通りの働き。いや額面はものすごく高いから1試合くらいでどうこうではないか。3安打4打点。同点、ダメ押し、2本のタイムリー二塁打。チャンスで仕事をするクラッチヒッター。
4回のは、インハイどん詰まりながらレフトオーバー、ショートバウンドでフェンスに届く。決して美しいと形容できるような振りではないが、右足の送り込みと、右手の押し込みのパワーが強い!力負けだけはせん、そんな気持ちが伝わってくるスイング。
7回のはインサイドを狙った真っ直ぐが外に流れたのを見逃さずレフト線痛烈に弾き返す。データとしては、必ず食いついてくる内角に良い球を決めればどん詰まりというところなのだろうが、投げる方の投手にそれができるかどうか。
そのレフト線二塁打の一つ前、やはりインサイド狙いの球が甘く入ったのを城島はミスショット、打ち上げてしまう。瞬間、しまったとバットのヘッドを叩いて悔しがる。幸いファールフライはスタンドに入り、打ち直すことが出来た。2回表は村田に先制HR、4回表は連続タイムリー、チェンジのたびに打たれた安藤を励ましたり、反撃の景気づけをしたり。
その一つ一つの仕草に、「勝敗の責任はオレにある」と言いたがっているのを感じる。これが城島のやり方だ。どちらかというと何事も冷めた目で見てしまう私には、時々滑稽にさえ感じてしまうこともあるのだけれど、今のタイガースにはとてもしっくり来るし、必要な人間だ。
タイガースは昔から美学にこだわりすぎるチームだ。「たとえ○○であっても□□でなければならない」のようなものが多すぎる。たとえ最下位であっても巨人にだけは勝たなければならないとかね(笑)。でも実のところ「そうは言っても○○の方が大事だよね」がおろそかになる傾向がある。そうは言っても下位に取りこぼさないことの方が大事だよね、とかね(笑)。そのためには嫌がられようと煩がられようと、確認しあい、議論しあう作業が必要となる。出たがりのしゃべくりが必要になる。そしてそいつは、背中で引っ張る親分から、あいつはようやってくれとる…と、認められ、可愛がられている必要がある。
城島のセントラル・リーグデビュー戦を見て、こんなようなストーリーを勝手に想像した。
打線の爆発と完璧リレーで先発の弱さを補い、後半勝負に持ち込むという「85年スタイルへの回帰」は、近年にないワクワクがある。劣勢からの大逆転、リリーフ陣のノーヒットリレー(筒井、久保田、メッセンジャー、藤川)は気持ち良いことこの上なかった。
あとは「良い投手にはカラッキシ」という近年のタイガースをどう克服していくかだね。それはまた先のお楽しみ。
うちのブログにはいろんな方がコメントを書いてくれて、私は本当にそれを楽しんでいる。きっと愛読者の皆さんもそうなんだと思う。
古くからの戦略家コメンテイター(でも時々「うがちすぎ」)のののーさんのコメントにニヤリ。
今日の試合で打順の真意がわかりました:これを「真弓監督の真意」とするのは、そら無理があるわ(笑)と思いつつ、でも「お婆ちゃん!それ偶然だろうけどリーゼントになってるよ!! 」的な、確かにそうだわと思う。ぜひこんな打順を組んでみたいけれど、こんなん世間が認めてくれないと思うもんな。期せずしてダブルミーニングが出来ていたってところだろうけど。
6鳥谷
7金本
5新井
2城島
3ブラゼル
9桜井
DH(投手に代打)
8マートン
4平野
「マートン1番」は偽装で、だからその次は関本ではなく平野なのですね。
先発安藤は悪かった。球に力はないし、内に内に寄ってしまった。それでも良く5回3失点でまとめたとは言えるけれど、これからローテの軸としてやってもらうには余りにも弱々しかった。何度やっても慣れないという開幕戦だから、特別なことだったんだと思っておく。
期待の鳥谷は、力が入ってしまったのかヘッドの出が悪かった。でもビッグイニングを呼んだ四球にしても、見逃し三振(本当はボール)にしても、きっちりボールが見えているからきっと大丈夫。今日から今日から。
あとはスタメンだいたいヒットを記録したんだね。それにしても「記録はヒット」が多いね(笑)。マートン、平野、金本、新井(すごくファールっぽかった)、ブラゼル、みんな会心ではなかったね。でも何でも良いんだと思うよ1本目は。
打球そのものはともかく、各打者とも打席内で落ち着いて球を見ていたのは良かった。特にマートン、左右の投手がデータ通り膝元に沈む球で攻めてきたが、ボール球はきっちり見送ることができていた。これ、とても大きい。
桜井の勝ち越しHR、気持ち良かった!やや外低めだけど、外国人のように腕が伸びたところでパワーが出る桜井にとっては飛ぶポイント。初の開幕スタメンで持ち味が出たのは何より。
城島が額面通りの働き。いや額面はものすごく高いから1試合くらいでどうこうではないか。3安打4打点。同点、ダメ押し、2本のタイムリー二塁打。チャンスで仕事をするクラッチヒッター。
4回のは、インハイどん詰まりながらレフトオーバー、ショートバウンドでフェンスに届く。決して美しいと形容できるような振りではないが、右足の送り込みと、右手の押し込みのパワーが強い!力負けだけはせん、そんな気持ちが伝わってくるスイング。
7回のはインサイドを狙った真っ直ぐが外に流れたのを見逃さずレフト線痛烈に弾き返す。データとしては、必ず食いついてくる内角に良い球を決めればどん詰まりというところなのだろうが、投げる方の投手にそれができるかどうか。
そのレフト線二塁打の一つ前、やはりインサイド狙いの球が甘く入ったのを城島はミスショット、打ち上げてしまう。瞬間、しまったとバットのヘッドを叩いて悔しがる。幸いファールフライはスタンドに入り、打ち直すことが出来た。2回表は村田に先制HR、4回表は連続タイムリー、チェンジのたびに打たれた安藤を励ましたり、反撃の景気づけをしたり。
その一つ一つの仕草に、「勝敗の責任はオレにある」と言いたがっているのを感じる。これが城島のやり方だ。どちらかというと何事も冷めた目で見てしまう私には、時々滑稽にさえ感じてしまうこともあるのだけれど、今のタイガースにはとてもしっくり来るし、必要な人間だ。
タイガースは昔から美学にこだわりすぎるチームだ。「たとえ○○であっても□□でなければならない」のようなものが多すぎる。たとえ最下位であっても巨人にだけは勝たなければならないとかね(笑)。でも実のところ「そうは言っても○○の方が大事だよね」がおろそかになる傾向がある。そうは言っても下位に取りこぼさないことの方が大事だよね、とかね(笑)。そのためには嫌がられようと煩がられようと、確認しあい、議論しあう作業が必要となる。出たがりのしゃべくりが必要になる。そしてそいつは、背中で引っ張る親分から、あいつはようやってくれとる…と、認められ、可愛がられている必要がある。
城島のセントラル・リーグデビュー戦を見て、こんなようなストーリーを勝手に想像した。
打線の爆発と完璧リレーで先発の弱さを補い、後半勝負に持ち込むという「85年スタイルへの回帰」は、近年にないワクワクがある。劣勢からの大逆転、リリーフ陣のノーヒットリレー(筒井、久保田、メッセンジャー、藤川)は気持ち良いことこの上なかった。
あとは「良い投手にはカラッキシ」という近年のタイガースをどう克服していくかだね。それはまた先のお楽しみ。
阪神-横浜1回戦(阪神1勝、18時3分、京セラドーム大阪、33599人)
横 浜 010 200 000―3
阪 神 000 500 20X―7
【横浜】●ランドルフ(0勝1敗) 加賀 高宮 木塚 加藤 真田
【阪神】○安藤(1勝0敗) 筒井 久保田 メッセンジャー 藤川
[本塁打]村田1号(横) 桜井1号(神)