自称阪神タイガース評論家（跡地）

　昨夜は全国的に雨で、早々に中止決定。今日のＤ戦はできるかな。

心斎橋ＢＩＧＳＴＥＰ２階にタイガースショップがオープンするんだって（ニッカン）。

　ぼちぼち開幕から１ヶ月。前にも触れたけど、順位表を見てみると、去年のコピーを見ているようなセ・リーグと、ひっくり返したみたいなパ・リーグ。もちろんまだ始まったばかりだからこの先どうなるかわからないけれど、なんだかセ・リーグの方は、「この先どうなるかわからないって本当にそう思ってる？」てな感じはある。もう何年もＡクラス常連とＢクラス常連がくっきりし過ぎているからね。一方のパの方は例年シーズン中も大きく順位変動がある。もちろん監督や中心選手の手腕・力量や、チームの伝統や、いろんな要素でチームの力は変わるのだろうけど、根本的な財政状況の釣り合いというのが大きいのではないだろうか。

　というわけで「年俸の合計」、なんか資料はないかな…と探してみると、１ヶ月前の記事だが夕刊フジ。

　１　Ｇ　48.4億
　２　Ｔ　33.6億
　３　Ｈ　31.3億
　４　Ｄ　30.6億
　５　Ｆ　25.4億
　６ＹＢ　25.3億
　７　Ｌ　25.2億
　８　Ｓ　23.9億
　９　Ｍ　23.9億
１０　Ｅ　23.7億
１１Ｂｓ　20.1億
１２　Ｃ　16.3億

　まず前提条件として、推定年俸の総計ということだから、資料としての信憑性に疑問はある。ファンにとっても関心の高いこういう数字は、どこに出しても恥ずかしくない、本当の数字を出して欲しい。なんで出てこないかというと数字を隠しておきたい人が存在するから。それはお金の話、儲けるという話はすべて「汚い」という扱いをしてしまう人が多いから。ここらへんはみんなで頭を変えていかないといけない。

　まあざっくりこんなもんという感じで数字を眺めていくと、セの方は頭からお尻までの格差が約３倍。でも双方「おかまいなし」という風で、格差は今年も広がった。必ずしも選手にかけたお金が勝利数として回収できるということではないが、やっぱりなという感じ。

　パの方はホークスだけちょっと頭が出ていてＢｓが（今季から）下にはみ出ているけれど、非常に狭い範囲にずらっと並んでいることになっていて、その格差も年々減少する方向にある。わざとやっている（意図的にバランスを揃えている）というのもあるかも知れない。ナチュラルサラリーキャップみたいな。
　ただそれを可能にしているのが、受け皿となる「金満球団」の存在であると言える。経営安定化＆戦力均衡という緩やかな共通認識の中で運営される「混戦のパ」。スター軍団による興業で支えて行こうという「格差のセ」。なんとなく新しいいびつさが芽生え始めているように思う。

　さあて、前回３タテ食らったドラゴンズと甲子園で。今回はしっかりとお返ししたい。