自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
ABOUT
勝負は勝負 されど鷲よ前を向け
交流試合が終わった時、セ・リーグの順位はどうなっているだろう。首位中日が調子を落とし、ヤクルト、横浜が順位を上げてきた。あたかもセvsパの対抗戦をやっているようで、その実、内部で順位を競っている…「当事者間」で戦わないというこの仕組み、なかなか奥が深い。

本ブログの右サイドに「ラクガキ帳」というのがある。そこにサンゲツさんから貴重な意見をいただいた。もったいないので抜粋させていただきたい。
「(前略)楽天戦、見に行ったのですが、せっかくの交流戦なのに、相手チームへのファンサービスが見あたらないのが残念と言うか、恥ずかしいと言うか…
パの球場で流してくれる六甲おろしを阪神ファンはどう感じてるのでしょう?大勢だから当たり前とか思ってるのでしょうか。(攻略)」
本当にその通りだと思う。なぜ交流戦が行われているのか、去年、プロ野球に何が起こったのかをよく考え直したい。
「自分だけ良ければ」というエゴがプロ野球の衰退を招いていると、皆が口を揃えたことを忘れずに。プロ野球全体を盛り上げようという気持ちを忘れずに。

楽しみにしていたナイスな企画、「懐古派ユニフォーム」がお披露目。パンツやソックスの着こなしなど違うところも多々あれど、黄色のアクセントが懐かしかった。シーツとラインバックを結びつけるのはあまりに無理があるが(笑)、ダンカン同様、なにかと往年の選手たちを思い出す一夜だった。つくづく野球はセンチメンタリズムがよく似合うスポーツだ。若い人たちも今にわかるよ(笑)。

エースと4番の活躍で勝利した前日同様、やるべき人がやるべき仕事を完遂させてカッチリ勝った。「打撃は水物、一日で変わる」と良く言われるが、試合の中で「呪い」から冷めていくかのようだった。甲子園球場にはそういうパワーがあるのだろう。
安藤が不安定ながらも要所を締め、藤川、ウィリアムス、江草が隙を与えなかった。
1番打者が4得点、3番が2打点、4番が2打点、5番が5打点。あるべき姿が戻ってきた。この本拠地での連戦で、しっかりと地に足をつけたい。

一方の楽天は、序盤阪神の拙攻にも助けられ、ルーキー一場がなんとか踏ん張って試合を作った。しかし選手層の薄さは隠しきれず、先発投手が降板した後は苦戦必至の状態だ。言っては悪いが、たとえ岩隈が出てきた試合でも、タイガースとしては負けられない相手だ。ここは厳しく勝負に徹して欲しい。
関川、谷中、斉藤、懐かしい顔を見た。山村、川尻、カツノリ…この日出場した選手以外にも、楽天にはタイガースに在籍していた選手、かつてよく対戦していた選手がたくさんいる。皆、プロ野球選手生命を賭けた毎日だと思う。苦しい戦いが続くと思うが、チームを作るという目的を忘れずに、負けても負けても明るく前向きに前進して欲しいと切に願う。

Posted by torao at 08:17 | comments(9)
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おはようございます、すずめの母です(笑)
今日も早起きで既に眠いです。

ま〜、野球界、いろいろあるけど、
いいじゃん、野球が好きならさあ〜。
と楽天的(球団ではなく)に考える私は
ええ、まごうこうとなくB型ですよ。

10年来ずっと追っかけをやっている友達がいます(おい、もう30代だろ)。追っかけの是非はともかくとして、彼女は、
ここ数年は追っかけをしようにも、
あまりにも阪神のサービスが悪く、
普通のファンとしても近寄りがたいといっていました。
安芸キャンプでもそれは如実に現れていました。人気球団ゆえの措置でしょうが、
離れていく人も多いでしょうね。
ファンが悪いからこうなるんでしょうが、
人情味にかける球団にはなって欲しくないものです。
| ちょびうさ | 2005/05/14 8:48 AM |
おはようございます。甲子園での懐かしいユニフォーム。悪い状態の選手にはすごくいい気分転換になったと思います。
交流戦に臨む選手のモチベーションということでいえば,中日の対戦相手は「セリーグ首位チーム」に自分たちの力を見せてやろうという意気込みがあるんじゃないでしょうか。
ウチにとっては,仰木監督が言っていたように,「注目度の高い阪神,巨人相手には選手もやる気が出るだろう」ということがもともとあるわけですから,もし仮に交流戦前の連敗がなく,首位で臨んでいたら,今の結果は少し違っていたかも?
楽天の今のローテだとウチ相手に二回岩隅が来るようですね。確かにあのスライダーは凄い。でも,岩隈をエースに育てた久保コーチがウチのベンチにいますから心配はしていません。「恩返しの好投」という見出しもちらつきますが…まずは目の前の一試合一試合,今期のタイガースらしい野球をして勝利をめざすことがだいじでしょう。
…それにしても矢野の状態は悪いですね。すべての少年野球の選手に見せたいといわれたあの理想的なスイングはどこへ? 休ませるという選択もありますが,楽天戦で何とかきっかけをつかんでほしいゆえの起用になるんでしょうか。
| おかぼん | 2005/05/14 9:00 AM |
おはようございます。
六甲颪の演奏って、ハマスタでもやってくれているようですが、あれって要りますか?
私は、ホームアンドアウェーなのだから、地元ワンサイドな応援で良いと思っています。ただし、ファインプレーには敵味方関係なく、拍手を送るという姿勢は絶対欲しいですが。

交流戦は仲良く親交を深めましょうというものではなく、真剣勝負だからこそ面白いと思っています。
けれども各球場で、それぞれ盛り上げようと様々なアイデアを試している事は、とっても良いことだと思いますし、普段TV放送がないパのチームにとっては、プレーを多くのファンに見せることのできる良い機会ととらえているでしょう。これまで、マスコミが親会社の球団が全国放送を通じて、ワンサイドな広報をしてきたために生まれた人気格差が、「良いもの」が多くの人に「良い」と評価される機会が得られたことで、すでに大きな進歩でしょう。人間、見られていると思えば、気合も入って張り切るものです。

関本に初回からバントさせましたね。
やっとマジになったか。w
| ばかぼん父 | 2005/05/14 10:08 AM |
言葉足らずで申し訳ないです。
あきれてしまったのは私の感じた事で、遠くから見に来られている人たちや、やっとの思いでチケを入手され人々には、勝利が一番のファンサービスですもんね。そういう思いをしているのは相手チームのファンも同じで、チーム力が劣るとはいえ、そこは勝負もファンも譲り合う必要はないと思います。ただ、阪神ファンはもう少し冷静になった方がいいと感じます。この3連戦、3勝をファンもチームも目論んでいるでしょうが、「勝って兜の緒を締めよ」ですね。
ファンサービスの件も「ファンあってのプロ野球」と言うのなら、自チームだけではなく、相手チームのファンにも少しは楽しんでもらわなくては老舗球団の名が廃るというもんです。阪神ファンは慣れているかもしれませんが、あの狭い座席に押し込められ、それも負け試合、周りは阪神ファンばかり…では、無理をしてチケットをとる相手チームのファンはいなくなるでしょう。それでも今は阪神ファンで埋まっていますが、閑古鳥が鳴くような状況になった時どうするのか。そこからファンサービスをしだすのは遅いのです。阪神ファンも今だけを考えるのではなく、そういう事も考えて球団に訴えていくべき。そういうファンがいれば、球団はチーム作りにも、サービスにも手が抜けなくなると思います。

| サンゲツ | 2005/05/14 12:25 PM |
ある解説者が投手交代のときに、相手チームから歓声が起こるのはオカシイと言っていました。ファンの応援の仕方も「交流」したらどうか、と。MLBでは決してこのようなことはない、とも。しかし、ここで言っている「交流」は営業サイドの話で、現場は戦場だ(笑)。そして、ファンは営業サイドか? 私は現場サイドだ(笑)。「交流戦」という言葉は誤解を生みやすい…。

先の解説者の誤解になおもツッコむ(笑)。MLBでは相手チームのヒットにブーイングが起こることもある。日本では決してこのようなことはない。文化の違いを優劣と誤解してはいけない。さらに…。MLBのボールパークは地元チームのファン一色に染まる。けれどものNPBの球場は敵と味方の半々になる…。タイガースはMLB的なのだ(笑)。

それらに関連して…。相手チームの投手交代のときに「蛍の光」の後、六甲颪を歌う…。いつから甲子園が他球場のマネを始めたんでしょう? 少なくとも甲子園では六甲颪を試合に勝ったときにしか歌ってこなかった。負けると歌えないんです。それは≪かつての≫高校野球球児の校歌と同じです。だから、六甲颪をジョークで「国歌」と呼ぶことも成立していた(笑)…。

先の「蛍の光」にも批判はあるでしょう。けれども、その批判は誤解です(笑)。弱わ〜かったチームがやっとこさ相手投手をノックアウトして、いや、予定された定時交代でも、そのチャンスを騒いだのです…。一種の負け惜しみであることを理解しつつ、おのれを笑いつつ、盛り上がったのです。いやあ、自虐趣味でもありませんよ(笑)。懸命に戦うことの美を理解していたと言うしかない。そこで…。こう言うのは少し嬉しいんですが、この件は再考してもいい時期かも知れない…。
| BSミツルH | 2005/05/14 1:00 PM |
こんにちは。先ほど精神論についてコメントした後、文章がフツフツと沸いてきたので私なりの精神論を書いて見ました。よろしかったら見てみて下さい。
阪神のジコチューなカンジ、甘え体質は相変わらずかわりませんね。阪神ファンでいていやになる時です。
| jagi | 2005/05/14 5:35 PM |
各チーム、各球場でビジターチームのサポーターにも快適にそして十分楽しんでもらうための工夫を模索していくことは、球団・営業陣のこれからの課題。これをおろそかにしてはいけない。しかしこれらの配慮をファンに求めるのはいかがなものか?ファンは相手チーム、サポーターに厳かな敬意と、健全な敵意を持つことで十分だと思う。(しかし健全とはいえないほどの敵意むき出しの輩も存在するのは事実。見ていて見苦しい。)

楽天にはがんばって欲しいとは思うが、試合は試合。情に流されるがちんこ勝負で三タテしてほしいぞ。(それにしても田尾監督の気苦労は絶えないことを案じてします。心あるオーナーだと思っていただけに…。)
| いわほー | 2005/05/14 8:32 PM |
書き込み有難うございました。

「野球はセンチメンタリズムが似合うスポーツだ。」というのは、本当にその通りだと思います。昨日のレトロ・ユニフォームなぞは正にセンチメンタリズムに浸りながら見ていました。あの頃のタイガースは本当に弱かった。でも、個性派選手が集まった魅力的なチームでした。今は、ジャイアンツがダメ虎状態になっているのは皮肉ですね(^o^;;;。

torao様も「ヤングOH!OH!」見ておられたのですね。やはり、オープニングの「ハッピー?」の問い掛けに、「ハッピー!」と大声で答えておらたクチでしょうか(笑)?

当時はペイペイだった明石家さんまを始めとして、若手落語家4人組のザ・パンダ(桂文珍、桂きん枝、林家小染、月亭八方)が生き生きとしていました。夭逝された小染さんは残念でしたが、その他の方は今や大御所的な存在。つくづく、時の流れを感じます・・・。

それにしても、タイガース強いですね。
| giants-55 | 2005/05/14 10:06 PM |
楽天に連勝ですね。あの頃のユニフォームで、カッチリした野球やられると、なんだかウソっぽくて笑っちゃいます。

今日もたくさんコメントありがとうございます。

to ちょびうささま
正直、私はそこらへんの事情には疎いのですが、阪神の選手に「勘違い君」が多いということは良く見聞きします。実力商売と同時に人気商売をやっているという感覚も必要ですよね。


to おかぼんさま
矢野捕手の打撃不調は今日も続いてしまいました。本当のところの原因は分かりませんが、キャンプをやっていないという現実を忘れてはいけませんよね。だって、やらなくても活躍できるのなら、みんなやることないじゃないですか(笑)。
岩隈投手も調子を上げてきたようです。球界を代表する投手なので、謙虚に挑戦して欲しいと思います、ビビることはありませんけどね。

to ばかぼん父さま
確かにたくさん来てくれる「お客様」におもねっているフシはありますね。でもあの7回の応援合戦(応援歌の交換?)というのも、一つの日本野球界の文化ですよね。高校野球でも、大学野球でも、プロ野球でも、だいたいどこの球場でもやっているようです。
甲子園でも各球団の応援団ともやっているのでしょうが(?)、あまりにも人数が少なかったりでやっていることすらわかりません。
それでも良いという意見もありです。それではダメだという意見もありです。
でも、それが当たり前で、何も考える必要がないというのでは少し寂しいような気がする交流戦シーズンです。
ばかぼん父のおっしゃるとおり、私も敵味方関係なく敬意をもって、素晴らしいプレーに拍手をおくる気持ちさえあれば、あとはより多くの人が楽しめる空間作りに専念すれば良いと思います。

to サンゲツさま
こちらこそ勝手に引用してしまい、お気をつかわせてしまったとすこし反省しております。
今、阪神は、ひょっとしたら一番大きい利益を上げられる球団かも知れません。動員力、ファンのパワーともに一番強いようです。その球団が、球界全体に対して何ができるかを考えなくて良いはずがないと私は思います。
考える材料をいただいたことに深く感謝しております。

to BSミツルHさま
おっしゃるとおりですね。タイガースは全世界、全競技的レベルで見ても、もっとも大成功しているフランチャイズの一つでしょう。平日から満員にできるチームなんて、メジャーにだって、そうそうありませんよね。
そうか、高校野球は勝利の校歌ですね。でも最近では試合途中にスタンドで歌いますよね。「勝利の凱歌」はおしなべて価値が安くなってしまったわけですね。
そうなんですよ。つまりね、弱くて、スタンドもガラガラだったころ、良いことがあった時に純粋に喜びを爆発させてきた…でも、今なおそれを続けていると、いろいろと誤解を招くと(笑)。偉くなっちゃいましたねぇ、ウチ(笑)。

to jagiさま
イチローは「いかに準備するか」、松井秀は「練習し続けることが出来る、それが才能」。野球少年に話をする時、二人ともどれだけ忍耐強く練習できるかをいつも言います。
気合、気迫、根性、自己抑制、感情コントロール、抗プレッシャー…精神論を語るキーワードはいくらでもありますし、人それぞれタイプが違うので一元的に語ることはできないと思いますが、最強の精神論は「忍耐」なのかなぁ、と最近は考えています。

to いわほーさま
そのとおりですね。ファンに何かを過度に求めることはできません。でも、すべての野球選手と野球好きに敬意を持つことは忘れてはいけません。ともすれば数を頼んで、他をバカにする傾向には自省が必要です。
楽天のオーナー、「スピード×3」がモットーだそうですが、ちょっとイラチですね(笑)。

to giants-55さま
わざわざありがとうございます。
個々の能力を見れば、低迷するはずのないチーム…いや、正直に言えば投手力はちょっと見劣りしてしまうのが最近の巨人ですね。ダメ虎状態とは失礼なっ!(笑)。
懐かしいですね、日清食品(笑)。甲子園のカップヌードルを見るたびに「ヤングOH!OH!」を思い出しますよ。
タイガース、スコアだけ見ると強そうですけど、試合全部見てると、意外とそうでもなかったりして(笑)。
| torao | 2005/05/14 10:55 PM |

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