自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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「ああ! 懐かしのプロ野球黄金時代」ほか
 ファイターズの3コーチが退団というのはビックリ。

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 福良ヘッドコーチはバファローズのヘッドコーチに。清水守備走塁コーチはマリーンズ行きが濃厚で、吉井投手コーチも「監督と全然合わなくて…」とやめる。一年生の栗山監督を支え、ともに優勝を喜んだはずの主要なコーチが一気に抜けていくのは異常に見えるけれど、その感覚がすでに「阪神ぬるま湯病」なのかな?ま、どっちにしても外から見ている感じと実際の中の様子は全然違うんだね。

 元レイズのブルックス・コンラッド内野手(32)と1年契約で大筋合意(デイリー)

 スイッチヒッターで、一二三塁を守る…という話。私はよく知らないが、チャンスが欲しくてあちこち守るが、実際はどこもまともに守れないという説もあるようで。推定年俸は100万ドル(約8000万円)というのも中途半端だが、きっとこの選手が来季の開幕戦では4番を打っているのだろう。
 まあ期待できそうになかったマートンが安打記録樹立なんてこともあったばかりだから、まずは温かく見守ろうとは思うけど、紅白戦で一二三がホームラン!とか、中谷が三塁を練習!とかに比べると基本的に萎える。

 今日の最後は秋の夜長にちょうどよい本の紹介。これも面白かった。
「ああ! 懐かしのプロ野球黄金時代 (河出文庫)」

 直木賞作家、山口瞳(1926−1995)が書いた単行本未収録の野球コラム、対談を収録した文庫本。3部構成で、第1部が「日本シリーズを読む」。これは1963(昭和38)年の読売vs西鉄の日本シリーズに関するリアルタイムのコラム(報知新聞に掲載)。ちなみにこの前の年とこの後の年は阪神が優勝してる。
 第2部は「昭和三十九年のプレイボール」と題されていて、阪神が優勝した1964年のペナントレースについて書かれた長めのコラムを集めたもの(やはり報知新聞に長期連載された)。
 第3部は「プロ野球直言」で4本の対談・座談会が収録されている。

 プロ野球の歴史書としても読みどころ満載なのだが、阪神が強くて、しかもダメになる源流が現れる時期ということで、なんというか歴史上の出来事であるにもかかわらず、思わず「今と変わらんやん」とつぶやいてしまう面白さがある。

 特に1977年に虫明亜呂無、後藤明生、東海林さだお、深田祐介、山藤章二とで行われた座談会の様子「文壇長屋のプロ野球談義」にある阪神タイガース論、阪神ファン論は、もうその後の暗黒時代、現代にも繋がっていくダメ虎でも深く深く愛してしまう「究極の謎」の源流を見た気がする(笑)。

 「昭和三十九年のプレイボール」の中では、[私は阪神ファンではないが「阪神ファンのファン」である。阪神ファンに悪人はいないような気がする。]とある。なぜこの言葉が出てくるのか。自分とは何かを知るためにも読んでみてはいかが?(笑)




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Posted by torao at 08:52 | comments(7)
[阪神]たわいない話
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コンラッド内野手「メジャー18本助っ人!」の見出しですが、通算で18本、通算打率は207(笑)、両打ちということで、この前も書きましたがハートキー臭がプンプンします。年齢も若く無く、予算はたくさん浮いたはずなのになんとも中途半端な外国人を選んだものです。

「昭和三十九年のプレーボール」は自分の産まれた年でもあり、とても興味深いです。
| 虎ジジィ | 2012/11/05 12:16 PM |
>日ハム
意外でしたね。
でも、最後までそれを漏らさない球団姿勢は立派。
どこぞの関西セ・リーグ球団なら即日で各紙に拡散してるでしょうね(笑)
過去においても、現在においても、タイガースに巣食う病理に大差はないんでしょう。
経営母体の規模と球団とファンの規模のアンバランス。
マスコミとの異形の永続的な関係。
一部スター選手の異常な発言力。
電鉄・球団・チーム内派閥の多層構造。
そりゃ、根っ子からゴッソリひっくり返さなきゃ改まりませんよ。
何年経っても、同じ事を繰り返すだけでしょうね。
| 西田辺 | 2012/11/05 12:21 PM |
日本シリーズも終わり世の流通業界では読売の優勝セール花盛りとのこと。
セブンアンドアイグループもその1つ。
我が家の近所にセブンイレブンがあるが、この間セブンイレブンには目もくれずそれより遠くにある他のコンビニでセブンイレブンより高い値段で売っているものを買うことになる。
タイガースファンとしての魂は売りたくないものである。
| カークランドの爪楊枝 | 2012/11/05 12:56 PM |
 >虎ジジィさん
どうも今年、現時点を見る限りの補強は及び腰になっているのが目に付きますね。
先日の日高にしろ、そう高条件は提示されなさそうですし、藤井と同じ位の評価?かな。
 この分の余力が後の五十嵐・福留・西岡のメジャー帰り組に回されるのか、鳥谷・平野・福原の残留交渉にあてられるのかは分かんないですけどね。

 話変わって、秋季キャンプは今の所、野手では一二三が名を売ってますねぇ。個人的にはもうちょっと時間がかかるかもと思ってましたが。来年、二軍で徹底的に鍛え上げて、再来年マートンの後釜で一軍デビュー、なんて未来予想図を中村GMなんかは描いているかもしれませんね。
 あと短期未来予測で、森田・伊藤隼・岩本・秋山、今年指名の藤浪・田面・小豆畑は、来年の開幕一軍を期待したい面々です。
| 梅虎 | 2012/11/05 1:30 PM |

物心ついた時には赤ヘル黄金時代だったけど、そのカープから来たアニキのNHKでの特集を見て、今後こんな凄い選手は出てこないだろうな、やはりアニキがいたから優勝できた、と実感しましたが、巨人も阿部選手がいたからかな。

体操界やフィギュアスケートなどでも若手にどんどん凄い人が生まれ、今まで当然のように優勝していた人が危機感を覚える状況。藤浪、北條、隼太などにはそういう新しい風を期待します。
| ベガ | 2012/11/05 7:48 PM |
見たことも無い選手にあれこれ言うのは失礼なことかもしれませんが、コンラドは大リーグ通算.207と虎ジジィさんも書かれていますが、しかも年々打率降下中って、外国人スカウト担当、編成の一体どうしちゃったんでしょう?・・・と思ったら、MLBの動画では低打率・やらかし系の守備のよろしくない場面しか見当たりませんが、3Aでは今年、打率.331(157-52)、14本塁打、出塁率.433、長打率.675、OPS1.108 と相当良い数字を出しているんですね。
ややバットが下から出る軌道なのが気になるところですが、体重移動がスムーズで素直なバットのスイングの所作をみると単純にメジャーでは気後れして力が発揮できなかったのかとも思います。(甲子園適正ってあんのかな?)
チームを転々としながらも、逆に言えば、リリースされる成績でも複数のメジャー球団が毎年手を差し伸べていることがポテンシャルの証明なのかもしれません。

脚力はブラゼルより大幅に良いようですが、守備は捕球時に足が揃ったりファンブルしたりであんまり上手じゃなさそうです。キャンプからポジションを明確にして練習や連携などをキッチリ仕上げてあげないと、アメリカで上で通用しなかったように、不安があると働けないタイプのようにも思えます。

でも、何が不安って、今回はどの報道を見ても「シーツの太鼓判」ってのが無いんですよ。今の時期、ソレさえあれば安心していられるんだけどなぁ・・・。
| 熊虎 | 2012/11/05 9:03 PM |
このシーズンオフはコーチ人事で四苦八苦されてる球団がちらほら。コーチ陣が揃って秋季キャンプに臨めるのも実は有り難いことなのかも知れませんね。

どうしても気になるコンラッド。異国からの冒険者には常にウェルカムで頑張って頂きたいのですが、はてさて。
鳥谷平野に西岡、明日にでも予想されるトコ(笑)で中島。今季で見れば競争相手は新井兄弟が基本線で、流動的補強の結果がコンラッドにたどり着いた気がしてなりません。
内野守備はマルチ、打撃はスイッチ。使い易さが揃い過ぎて特約マックス臭がどうにもね…。
ついでと言ってはなんですが、若手野手にしてもそう。基本ポジションすら水準以下なのにマルチポジションを求めすぎではないでしょうか。
若手は特に頭打ちになるまでひとつを極めて欲しいです。

| BUCK-TORA | 2012/11/05 10:59 PM |

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