自称阪神タイガース評論家（跡地）

　新年俸は倍増で2600万円と伝えられる。貢献度から言えばそんなもんじゃないが、これまでの経緯もあるから来年も頑張ってさらに倍増以上をかちとれ！それにしても加藤の記事の後に、紙上をにぎわす「福留に３年何億」みたいなもんを見ると、どうにも釈然としない気持ちになるのは私だけか。

　プロ野球選手会は役員改選で新井→嶋（楽天）に会長が代わった。異例だったのは、退任する新井の高野連批判の言葉。プロアマ間の障壁撤廃について、

「まったく進んでいない現状で、まったく進ませようとしない現状だった」
「会話にならない。論点をずらされる」
「みなさんに（会合に）入ってもらいたい。（高野連の態度に）ド肝を抜かれますよ…。１００％おかしい。こんなの日本だけ」
（サンスポ）

　ＮＨＫの放映権料など、多くの収入があってそれが一つの利権になっているのではないかと常に指摘されている高野連。その組織や利益を守るために、元プロの参入など考える必要などまったくなし…と、そういうことではないだろうかと、単純に想像してしまう。はて、その組織はどんなものなのだろうと、「高野連　理事」のキーワードでヒットしたのがこのページ。「なるほど」としか言いようがない。

→役員名簿（高野連）

　えーと…、書いてある順に上から、最高顧問４人、顧問７人、会長１人、副会長４人、理事２８人、監事３人、評議員５９人という、「大幹部組織」が現れた。なんじゃこれ（笑）。
　こういう資料には思わず、思想と実態が垣間見えるワケで、この組織で一番偉いのは最高顧問、つまりは最長老たち。以下も完全年功序列だろう。確かに野球界、特に高校野球は「年長者絶対」だけれども…。

　そしてこの組織は何かを考えて、何かを決めるための組織でないことも想像がつく。逆に何も考えずに、今のままをキープしてやがて自分が長生きして上に運ばれていくようにするための組織なんだろうと。

　「規制撤廃」、「自由化」にはメリットもデメリットもあるのが普通だが、ただ内部の利益を守るためだけに存在する参入障壁は病のモト。ことこの件に関しては、プロ野球選手会のさらなる頑張りを応援したい。