自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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チェンジ・オブ・ペース
9回、3点のビハインドで清原。対するはクルーン。三振か、はたまた併殺で試合終了か。
ここからグラウンドで起きる奇跡と、その後、神戸のボールパークで起きた奇跡については、目撃者のWolfyさんのページでお楽しみいただきたい。


マリーンズが見事なエンドラン攻撃でジャイアンツを再逆転。これも劇的な試合だったね。
一昔前なら、「タイガース単独首位!」なんつったら、「今踊らずしていつ踊る?」とばかりに大騒ぎしたもんだが、今じゃ「まだまだ100試合もあるのに、首位もなにもあるかい(笑)」。なんなんだ、この大人の対応は!(笑)。


3ランHRで帰ってきて、今度は初スタメン3安打、二塁打2本か。生まれ変わったサイボーグ赤松、見たいねぇ。


ついに今岡抹消か。マリンの1試合目、HRを打った打席でいためた右手首の回復が思わしくないらしい。それだけが原因かどうかはわからないが、良いタイミングかもね。下で結果を出した藤原が登録。


サンスポによれば、ジェフ昇格で抹消されるのはオクスプリングが濃厚とか。ここに来て、キャンプの時に言われていたベンチ入りを巡る熾烈な争いが戻って来ているね。
オクスプリングは今日先発で文句を言わせない投球がしたいところ。なんかやりそう(笑)。

良い投手に当たってるというのもあるが、打線はなかなか苦しい。それでも打線が苦しい時は、投手陣が頑張っている。チーム状態の良い時って、こういうカバーリングができている時なんだね。
もうFKについてはゼロで抑えたくらいで話題にしちゃ逆に失礼って感じだもんな。休養十分すぎで、力持て余し気味でもきっちり。
そういえば江草、藤川、久保田ともいわゆる「松坂世代」だった。前日の松坂の投球は、さすがとしか言いようがなかったけれど、3人で束になって松坂へのお返しに成功。
江草については、細かいことは気にせず、開き直って放り込んで行けば、不思議と結果がついてくるタイプ。球種も豊富なので、それなりのボールが1種類でもあれば、活路を見いだせる。浅井にしたってパートナーが抑えてくれなきゃ話にならないので必死で組み立てる。江草の投げっぷりの良さについては、この週3試合目の勝ち試合を見に行ったzero-52さんのエントリー、上方からの連続写真が参考になる。
太陽が好投して、先発入りに虎視眈々というのも危機感を煽ったかも知れないね。


西口も良かった。松坂が作った流れに乗って、タイガースのゼロがどこまでも続くかと思って心配になった。息の長い投手だよなぁ、90年代のライオンズ黄金期を支えた一人が、まだこうしてキレの良いスライダーで強打者をくるくる回すんだから、大したもんだ。
7回を投げて球数は122球になっていたが、2安打無失点では伊東監督もどこで代えたら良いのかわからなかっただろう。
8回二死、赤星に与えた四球から状況は一変してしまった。桧山との対戦は、当然赤星の二盗を警戒し、クイックの制球が微妙に乱れる。桧山に対しては、膝元に曲げ落とす球で勝負したいところだろうが、思うようにカウントを稼げず、組み立てが想定から少しずつずれて、最後の勝負球がアウトローの直球になってしまった。桧山にとっては一番打てるイメージが湧くボールだっただろう。
2−3となり赤星はオートマチックスタート、飛ぶコースによっては、シングルでも生還できるというプレッシャーが西口を襲う。一方の桧山は1球ごとに落ち着きを増していくように見えた。それにしても一発で仕留めた桧山は立派。


この二死からの心理的圧迫で、パワーバランスは一気に崩れたのだが、それを呼んだのは、この回のツーアウト目、藤本のピッチャーゴロだったと思う。記録上はピッチャーゴロ、実際は、一塁線へのセーフティバントだった。残念ながら角度がつかず、狙い通り一塁に生きることはできなかったが、これが西口には効いていたはず。

先発投手の運動は、歩行動作に似ている。淡々と右左右左、規則正しく進んでいける時は調子にも乗りやすい。西口は5,6,7と三者凡退に切って、まさに快調に進行してる。ペースに入り込んでしまえば、西口ほどの投手はなかなか崩せない。
しかし若々しく、ひょうひょうと投げ込む西口ももう34歳。130球近く投げた後、マウンドを駆け下りて、腰を屈めて、体を素速くひねってなんとか一塁に刺した後、もっとも四球を出してはいけない小さい打者を打席に迎えれば、心拍数、呼吸、脚の筋肉に疲労を感じ、精神的な動揺も生まれるというもの。
それまで、淡々と楽にカウントを取っていた西口が、はっきりボールとわかる球で赤星に0−3としてしまう。
このセーフティバント攻撃は、たとえ一塁でアウトになっても、西口のリズムを狂わせ、疲労を実感させる上で実に効果的だった。勝利の遠因に、藤本の機転を挙げたい。

Posted by torao at 10:28 | comments(16)
[退団者]藤本敦士
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30日からの甲子園6連戦がひとつでも流れたら、6日からの16連戦が確定。ここは投手13人で回したいので、8日までの札幌ドーム3連戦が終わったところでスペンサー→オクスプリングというのがちょうどよさそうですね。彼の場合、一度下でフォームチェックをするのも悪くないし。

今岡が下だと、サードシーツ、ファーストスペンサーというオプションもあるんだけど。
| のののー | 2006/05/28 10:58 AM |
このセーフティバント攻撃は、
たとえ一塁でアウトになっても、
西口のリズムを狂わせ、
疲労を実感させる上で実に効果的...
>>ずっと待っていた攻撃姿勢。
いい投手とぶつかっても、
真正面から向かって美しく玉砕する打線だったので。
とくにスラッガータイプでない選手は、
よりいやらしく、ね。
これが出れば、もう最強。

藤原選手、ぜひチャンスをモノにしてください。
矢野・大松級のブレイク、たのみます。。。
しかし、右打者ばかりやなぁ。

で、最大の問題...外国人枠。
困った。
たとえばダーウィンを先発にして、
オクスと交互に「抹消/登録」をくり返せば?
ヤクルトみたいに。
でも、岡田監督は小細工やらんな。

| 中目虎 | 2006/05/28 11:07 AM |
 自然に1位や!!

 せやけど、虎には、ヤクルトアレルギーが、、、。
| 酔虎伝 | 2006/05/28 11:21 AM |
ついに首位に躍り出ましたか。なにか複雑な心境です。1位は、それはそれでうれしいのですが、何も今から1位にならなくても・・・、できれば2位くらいで8月まで、やり過ごして、9月に一挙にゴボウ抜きでフィニッシュ!というのを望んでいます。だって首位をキープし続けて優勝というのは、けっこう疲れるし、03年、05年の優勝パターンとは違ったペナントレースも見てみたいなあ。とは、何と贅沢になったもんです。

赤松って、なんて悪女なんだろう。
期待させるだけさせておいて、さあ、おいでと思えばすり抜けて行く。そして、すっかり忘れたころに、また気をもませる誘惑を投げかけるんだもん。もう、本当にヤダ!(笑)

| いわほー | 2006/05/28 11:26 AM |
勝ったときだけコメントするけちなおやじです。(笑)
ヒットは無かったけれど鳥谷はきつい内角攻めにも平気で向かっていました。向こう気が強いのか鈍いのか(笑)。でもきっと大打者になるね。昨日はバントをすばやくサードで刺した江草がヒーローのような気がします。投げて取って殺して大車輪。えらいぞ!
| よし | 2006/05/28 12:47 PM |
>それまで、淡々と楽にカウントを取っていた西口が、はっきりボールとわかる球で赤星に0−3としてしまう。

確かに仰る通りかもしれませんね。
藤本のセーフティは意味のあるワンプレーだったとこの記事を読んでから、改めてそう思いました。

しかし、個人的にこういう野球は大好きです!
小よく大を制すやないけど、いい投手にはこういう1つのアウトや犠牲が必要です。
ほんまはもっと暗黒時代からこういう野球をすべきやったんやよな。

こういう野球で勝てればより"強いチーム"と相手に思われられますからね。
少なくとも昨日のゲーム、自分はそう思いました。

しかし西口は・・・、そういう星の元で生まれたのでしょうか。
| 相模のトラキチ | 2006/05/28 12:55 PM |
関東は、週末なのに天気悪いなぁ。

to のののーさま
一塁シーツをはずしたくないという気持ちはわかりますが、他も使っておかないといざというとき怖いと思うんですけどね。豊や林も一塁守備やっといたら良いのに。

to 中目虎さま
前日の松坂の場合は何をやっても効きそうになかったんですけど、昨日の藤本のところは絶妙のタイミングでしたね。あそこからおかしくなったけれど、二死だからこそ代えられないってのもあって、まんまとはまりました。セーフティやその構えはやれば良いっていうもんでもなく、昨日のように「ここ」ってとこでできるかどうか、センスと運も必要です。
ジェフ後の投手の回し方は、本当にみものです。

to 酔虎伝さま
酔虎伝さんのおっしゃるとおりになってきましたね。まだまだしばらくは4チームで大混戦の方が楽しいですよね。

to いわほーさま
>とは、何と贅沢になったもんです。
そんあ贅沢なことを言っているのは、どの口ですかあ!優勝の仕方にまで注文をつけるだなんて!(笑)

to よしさま
>向こう気が強いのか鈍いのか
そうなんです。馬にも「ズブい」って言われるやつほど、大きな仕事をするってのがありますもんね。長所であり短所です。
あのシーン、江藤の足にも助けられましたね。

to 相模のトラキチさま
いい試合でした。
西口は当代きっての「見殺され投手」。ベイ三浦やうちの福原もよく見習わないと…ちがうか(笑)。
| torao | 2006/05/28 1:23 PM |
話題をキヨにさらわれた〜w 

「今踊らずしていつ踊る?」・・・・昔は4月に一回あるかないかのお祭り騒ぎ、5月以降、首位に立とうもんなら (92年を除いてあったかな〜?w) 優勝したみたいにドンチャン騒ぎでしたから・・・・贅沢になったな〜 (笑)
| でんまん | 2006/05/28 1:32 PM |
ご無沙汰しております。
昨日は今シーズン2度目の観戦に行き、桧山の先制タイムリーで泣きました。

試合前のバッティング練習の打球がレフトスタンドにいた小学校2〜3年生くらいの女の子の頭に直撃しました。女の子は意識もあり自分で立ってはいましたが(おお泣き状態)その後が心配です。。。
| pixy | 2006/05/28 5:14 PM |
書き忘れましたが、終盤にランナーを1塁に置いての左中間の当たり。
打った瞬間「やられた」ってな角度と方向で飛んでいったんですが。
左中間を締めてたにしても、金本、よく追いつきました。

#俊介、がんがってくれ。火偏に華に打たれるな。
| zero-52 | 2006/05/28 7:39 PM |
まああれだ、寝よう。

to でんまんさま
いやいやそりゃ清原を讃えましょうよ。
それにしてもセはもっとダンゴになるかもしれませんね。

to pixyさま
おや、いらしてたんですか?確かに長野からだと、いちばん近い球場になるのかも知れませんね。味のある試合で良かったですね!
それにしても心配な出来事。子どもを連れて行かれる方は、非常に危険な場所であるということを忘れないようにしないといけませんね。特に練習中に入場したなら、集中して練習を見ていないと危ないですからね。

to zero-52さま
zero-52さんが行かないと勝てないよー!
あれな、取るとこまではカンペキ、かっこよかった。でもあれ、金本アウトカウント間違ったみたいよ。かっこつけてボール持ったままベンチに走りかけて、様子に気づいて慌てて返球してた。んで、そのあと、すごい照れ笑い浮かべながら仕切とツーアウトな、ツーアウトな、やってた(笑)。
| torao | 2006/05/28 10:41 PM |
昨日、今日とインボイスドームに生阪神見に行ってきました。

この試合は最初から西武に押されてて、4回まで毎回エグエグ小劇場(変なことまで久保田に伝授されないでくれー) 
それでも悪いながらに7回までを0で締めて、よくできましたマーク献上。

ひー様のヒットで打球の行き先を一瞬見てて、そのあとすぐに、赤星、本塁まで走れー!って言おうと思ったらどこにも赤星がいない。
え?どこに走ってちゃったの?とよく見たら、もう本塁からベンチに帰っていくとこでした。
一瞬トラオさんの、赤星が画面から消えていないシーンを思い浮かべてしましましたよ。
いや、早いのなんのって、彼は盗塁より走塁のほうが見ごたえありますね。

でもって今日は野手がお疲れ様ムードむんむん、攻守に精彩がなかった感じ。
久保ちんは打たれちゃったけど、今日の負けは彼のせいじゃない。 
今日は球児の6者連続三振が見れたから、それだけで大満足としましょう。
いつものような150キロを越える球がなくても、あんなに簡単にバタバタ三振が取れるなんて、球児すごすぎるとです。
| 阪神娘3人組/春夏秋冬 | 2006/05/29 12:36 AM |
スペンサーのホームランで勝ち越した時は「今日もいける!」と思ったんですけどねえ・・・5回で流れが変わってしまいました。結果、先日ダントツで栄えある「登録抹消候補」になったスペンサーではなく、オクさまがジェフと入れ代わりで登録抹消へ。
たったの1日天下かと思ったけど、ロッテのおかげで(強すぎ!そのロッテに勝ち越した阪神はやっぱり強いのかな)今日も読売が負けたのでラッキーでした。
でもまだ先は長いし、これからもっともっと混線になるのでしょうねえ。
| 阪神娘3人組/スー | 2006/05/29 2:08 AM |
to 阪神娘3人組/春夏秋冬さま
>いや、早いのなんのって、彼は盗塁より走塁のほうが見ごたえありますね。
あそこは、二死カウント2−3だったので、投球と同時にスタート。ボールがバウンドした時には三塁に到達しようとしていましたからね。「長駆ホームイン」の時が一番赤星の速さを感じる時です。

to 阪神娘3人組/スーさま
>…これからもっともっと混線になるのでしょうねえ。
そうだと思いますよ。Gは今苦しそうですが、もう一踏ん張りしてくるでしょうし。まあ、混戦望むところです。
| torao | 2006/05/29 12:48 PM |
そっか、アウトカウント間違えてたか。
捕ったあとは、二塁ベースを回ってた一塁ランナーが慌てて帰っていく様をずっと見てました。

よくスタンドに投げ入れなかったもんです(笑)
| zero-52 | 2006/05/29 8:37 PM |
to zero-52さま
そうなのよ。球児、投げるの遅いから、アウトカウント忘れちゃうんだと思うわ(笑)。スペンサーだったら危なかったな(笑)。
| torao | 2006/05/30 12:01 AM |

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