自称阪神タイガース評論家（跡地）

濃いファンにも初心者にも面白い内容になっていてお奨め。特にこんな日には、それでもこの後きっと良いことがあるに違いないと思わせてくれる（笑）。
あそうそう、週刊ベースボールの最後のページに連載されている「ベースボール意匠学」って知ってる？あれ書いてる綱島理友さんがうちのチームの監督やでー。こないだなぁ、わしセカンド守っとった時に３イニング連続でゲッツー決めたんやで、そいで…え？本題に入れって？はいはいわかりました…（笑）。


下柳、桟原を登録し、登板するたびに失点していた能見を抹消。能見には再起の手がかりを掴んで欲しい。星野コーチ頼むよ。


大ショック！首位攻防戦に連敗。ショックのとどめはスクイズだったな。そう、もっとも効果的なスクイズ。スクイズってのは決勝点を取りに行くよりも、ダメ押し点を取りに行く時に使った方が有効だな。リスクとのバランスを考えても…。
この連敗はとても良くないことである。良くないことを良いことだと言うのはウソであり、それこそが一番良くないことだ。でもそうする（笑）。なぜか？そうするより他に進む方法がないからだ。

ウソをつく必要がないのが福原。序盤カーブの制球が悪く苦労しながら、我慢してよく投げた。思いがけない初回濱中の一発で先制点をもらい、逆に苦しい立場が続いたが、よう耐えた。６回同点にされたところ、計算通り二塁左にゴロを打たせゲッツーコース、いや悪くても二塁封殺で一死一三塁となるべきところ、藤本のグラブの下をゴロが抜ける。これはついてない。福原はまったく悪くない。６回、１０５球。もっと行けたよな。代打浅井でリードを２点に広げようとしたが、１点あれば、福原が７回を抑えて、ジェフに渡したよな。エースなんだから、できたよな。残念だった。

７回表、金本、シーツの連打、矢野の送りバント。素晴らしいリズムで一死二三塁。鳥谷が外野フライでも打てば文句のないところ、前進守備のショート正面に力弱いゴロ、金本本塁で刺殺。二死一二塁とチャンスが後退する。その悪い流れの中で藤本の代打に立ったのが町田。見事にセンター前に落とし、再度リードを取った。あっというまになくてはならない右代打の切り札という位置にいる。そう、そんなもんなんだ。ついこないだまでは、そんなポジションにはまるだなんて思ってもいない選手が、一つのプレー、二つ目のプレーですっかり自信をつける。珍しいことでもなんでもない。だから、思い切って使った選手が失敗したって切り捨てちゃいけない。それをバネにして上がってくるのを待たないとね。

ダーウィンにはあの回を抑えてもらわにゃならんのだ。これからいくらでもそんな試合がある。一度の失敗でくじけるようじゃ、ベネズエラからやってきた甲斐がない。ガンバレ、ダーウィン。

ジャブを打たなきゃ、山本昌は攻略できない。濱中のＨＲは、その前の関本がファールで粘り、１０球投げさせたことで生まれた心の穴が打たせた一発。赤星、藤本は全打席でドラッグバントをやって、昌を動かせても良いんだ。関本は全打席でファール、ファールをやっても良いんだ。


１点リードで８回からＪＦと繋いだからって勝っていたとは限らない。「福留事件」に意識過剰になっているわけではないだろうが、これだけチームが固くなっている中、特にオールスターに出たもの、活躍したものがミスをしているという流れの中では、球児の肩にもおかしな力がかからないとも限らない。
足りなかった１枚、ダーウィンがまだまだ先のある７月にボコボコにされ、藤本、濱中が屈辱にまみれ、チームの柱である赤星が金本が黙らされた。他を圧倒するジェフ、藤川を使えずに連敗。今はこの悔しさを真正面から受け止めろ。弱いから負けた。何が弱い、どこが弱い、なぜ弱い…。認めて、改めて、集中しろ。今日１つ勝つことが大事。例え負けてもやるべきことをやって、あきらめないでついていくことが大事。４月、５月、６月にやるべきことをやってこなかったが、まだ７月の終わり。この時期に連敗できたことは天恵だ（←これがウソ）。再起を期すギリギリのラインにいるのだからね。まずは意地見せな。根性見せな。