自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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交流戦の面白くもあり恐ろしいところは、この短期間に勝負付けがなされるということ。
ペナントの対戦相手なら、長いシーズン勝ったり負けたり…と余裕があるし、それぞれ個々の陣容を考えては、合口を計算に入れたり、星勘定を案分したりと、やや大きなものの見方もできる。おそらくやっている選手たちもそうだろう。
だが交流戦はそうじゃない。高校生がたった一度の練習試合で雌雄を決めるかのように、この4試合で「ウチとそっち、どっちが強いか勝負」なのだ。交流戦という大枠はもちろん、それぞれの対戦カードごとに勝負がついて、その勝者と敗者の勢いには見る見る差がついていく。
スポーツというのは擬似戦争みたいなもんで、戦争というのは、野生動物のケンカみたいなもの。勝ち負けがつくということは、内外にどちらが敗北者で、どちらがその上に乗り上げて征服者のポーズを決めている者なのかを知らしめるということ。これが繰り返されるのが交流戦だ。交流戦がその後のシーズンに大きな影響を与えるというのはまさにそこ。ましてや開幕からひと月二月、いよいよ今季の戦い方が見えてきたという段階で行われるわけだから、まったくもって言い訳がきかない。出てくる結果に抗えない。

まず一つ目の結果が出て1勝3敗。Bsにしてみれば、今現在のタイガースの不振はともかく、ここ数年セのトップチームとして君臨していたチームに圧倒的に勝ち越した(4試合だと「タイ」か「圧倒的」しかないというのもミソだ)ということで意気上がることだろう。一方のタイガースは、投手力が整備されて来て上げ潮ムードであるなんていうことはまったく関係なく、目下パ・リーグ最下位のBsに力負けしたという事実が重くのしかかってくる。

現在のタイガースを、「乗れそうで乗れない」と見てやるのは甘過ぎで、むしろ「折れそうで折れない」そんな辛抱の極限にいると言えるだろう。五分で迎える甲子園でのホークス戦、パキっと大きな音とともに折れるのか、ぐいんと反発して苦境をはね除けるのか、はたまた折れそうな状況のまま踏みとどまるのか。ちょうど良い時にちょうど良い相手と当たる。

Posted by torao at 08:02 | comments(8)
[阪神]たわいない話
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負けるのは最早いいのですが、希望が見える負け方を希望します。

スタメンの若手登用しかないでしょう。桜井スタメン?はあるんでしょうか。

太陽が上がってきたのは嬉しいですが、今まで球威がありながら、上がれなかった事情が露呈もしてますね。あんだけストレートと変化球であれだけ違いがあると・・・。


| ますとら | 2007/06/10 8:52 AM |
およそ半世紀阪神狂のおやじとして今年の戦いぶりは万年最下位だった頃に酷似している投手陣が悪いと言う以前の問題で投打共に順調に行っている時は監督は誰がやっても勝てる。今の様に負け込んでいる有事の時こそ監督の手腕が大きく勝敗に影響される前監督星野の様な厳しく時には鉄拳を振るう厳しい監督でなければマスコミに踊らされている甘い体質の阪神には岡田の様な中途半端監督の指揮の下では今年のダメは無論来年以降も弱いタイガ−スに間違いなく戻ってしまうやろう
厳しい監督の招聘以外に阪神に未来はないでる。
| 河内のおつさん | 2007/06/10 10:50 AM |
負けっぷりが、懐かしい香りがしますね。
ところで讀賣、短期間の勝負付けを避けてか、
来年からの交流戦を6試合(1チームずつ)とかって言ってるらしいですね。
表向きの理由は「違うリーグとの勝敗を、ペナントレースに組み入れるのはおかしい」と。

交流戦が導入された背景を思い出してみ?
あんまり後出しじゃんけんしてると笑われるぞ。

#Gのユニ、かっこいいですね。虎とはえらい違いや・・・
| zero-52 | 2007/06/10 11:30 AM |
折れそうで折れない、なるほどです。
この何とか踏みとどまってる借金7のラインを越えてしまうと一気に行ってしまいそうですよね。
でもアホな阪神ファンとしては、この状態を乗れそうで乗れない状態と考えて、まだまだ行けるゼ!とも思いたかったり(笑
ただ今シーズンは希望の見えない負けっていうのが多すぎてめげそうです。
| ひろひろ | 2007/06/10 11:41 AM |
オリックスとは10月にもう一度戦いましょう。
それが真の「関西ダービー」です。
首を洗って待っていろ!(と言うだけは言ってみる。)

祝!桑田、メジャー昇格。
| 一虎ファン | 2007/06/10 12:46 PM |
そうですね。今のタイガースに足りないのはエロスですね(笑)。勲章ばかりを気にしては、刻々と変化する状況にスピードが追いつかないか、見えてない…という戦略的にも最悪の状態でしょうか。みんなでドラミングして、形から入る…(笑)。
| BSミツルH | 2007/06/10 1:11 PM |
>スポーツというのは擬似戦争みたいなもんで、

その点、ウチの選手達には「やるかやられるか感」
が足りないなぁ。
ドンッ!と構えているのかどうかは知らないけど、
見事に各球団に強気に攻められてますね。
特に阪神チャンスの場面。
絶好球を簡単に見逃すのをよく目にする。
勝負を決める時、技術云々を「抑えてやる」
「打ってやる」の気持ちが凌駕する事が多分にある。
そこが、腕を強く振って投げる、バットを積極的に
振っていく所作に顕著に表れる気がします。
今、チーム状態が芳しくないなら、余計に積極的な
プレーを心掛けるべきですよね。
| 西田辺 | 2007/06/10 10:37 PM |
to ますとらさま
まあ、いつもいつも希望の見える負け方ができるくらいなら、こんなに負けてないという話も…(笑)。

to 河内のおつさんさま
「厳しい監督」ですか。今だと誰なんだろう…。

to zero-52さま
おやそんなことをおっしゃっている…。愉快な人たち(笑)。
やっぱり復刻版路線がいいね。せっかくの伝統なんだから。

to ひろひろさま
まあひいき目なしで言えば、普通「乗れそうで乗れない」というのは、5割をうろうろしているチームが言う言葉ですから(笑)。
希望はいつでもあるんですよ、どんなアホな負けにもね。

to 一虎ファンさま
桑田はよく頑張りましたね。永年の夢ですから、悔いなき投球をして欲しいです。

to BSミツルHさま
そうそう、もっと原始的なところにある反応をさらけ出して欲しいと思います。

to 西田辺さま
そうですね。藤川のまっすぐも、そういう気持ちがあるからど真ん中でも打たれないんですからね。スピンの量だけじゃないと思います。
| torao | 2007/06/11 1:09 PM |

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