自称阪神タイガース評論家（跡地）

去年は独走から２位に落ちる悪夢。それに比べれば５位から最下位に落ちる方がずっと楽か（笑）。


　新ＪＦＫ、誕生！福原（Ｆ）が抹消されて、ジェフ（Ｊ）と久保田（Ｋ）が登録されたが、ともに二軍クラスの投球。ひょっとしたら即抹消？新ＪＦＫは二軍ユニットかいな。

◇７月１６日（木）阪神−中日１１回戦（中日７勝４敗、１８時、甲子園、４２４５０人）
中　日　１１２　１００　１００−６
阪　神　１２０　１００　０００−４
【中日】○朝倉（６勝４敗）　高橋　河原　パヤノ　浅尾　Ｓ岩瀬（25セーブ）
【阪神】●久保田（０勝１敗）　桟原　江草　ウィリアムス　アッチソン　渡辺

　変化の期待を一身に受けた先発久保田であったが、あれだけ制球がまとまらなければ投球にならない。チェンジと思ったふらふら打球が先制タイムリー二塁打になってしまう不運もあったが、まったく感じのないボール球と、打って下さいの甘い球の究極コンビネーションでは抑えようがない。そんないまさら緊張するようなタマでもなし、ドーンといったらんかいねえ、本当に。
　先制されても追いついてもらって、またリードされても逆転してくれたというのに、毎回毎回点を取られるんじゃ辛抱たまらず交代となった。まったくもって仕方ないと思う。それでも私は辛抱して欲しかった。久保田の心の奥底から何かが出てくるのを待っていて欲しかった。待っていても何も出てこなかったかも知れないけど、今そういうのを期待できる投手が少ないだけにね。次頑張れ。次を与えろよ。

　出だしは良い感じだったんだけどな。久々先発マスクの岡崎が初回に荒木の盗塁をピシャっと刺したりしてね。頼りになるブラゼルが同点タイムリー打ったりしてね。鳥谷、岡崎、平野と下位から上位でチャンスメークして、関本、葛城で返した２回の攻撃は良い繋がりだったしね。
　でも回を進めて行くにしたがって試合の印象がどんどん変わってくる。ドラゴンズは地力で点を奪い、地力で抑えて来るという感じ。タイガースはたまたま点が入ってくれたり、たまたま抑えられたりするって感じ。まあ印象ではあるんだけれどね。こっちは小さいチャンスがあってもどうせ何も起きずにしぼんでいくだろうと思わせるし、そうなる。むこうのはどうせ広がるだろうと思わせるし、そうなる（笑）。
　なぜかと言えば、走者が出た時に、実際にやるかどうかは別にして、走ってくるかも知れない、エンドランがあるかも知れないと「思わせる」ドラゴンズに対して、別に何かできるわけでもないという「手詰まり感」が先に来てしまうタイガース。実際のところはプロ野球なんだから、やってやれないハズがないのに、そう思わせてしまうって何なのだろう。もちろんそういう想定練習が足りないというのもあるだろうが、とにかく首脳陣のエネルギーが低すぎて、失敗した場合の求心力が維持できなくなるから「やれはしないだろう」というのが先に来てしまうように思う。んなもん、最下位に落ちそうなチームなんだから、何やったってかめへんのよ。打者金本でエンドランやったって良いし、新井に送りバントさせても良いし、関本にホームスチールさせても良いのよ（笑）。動いて、無様に失敗して、恥かいて。エネルギー高めていかないとしょうがないだろう。

　桟原はよう投げたよ。しんどい場面のリリーフだったけど必死で頑張った。江草はらくちん。こういう試合の投げ方は知っている。次のステップ行くべきなんだけど機会がない。ジェフは自信がないのかなぁ、あの四球連発はひどすぎる。しんどいね。

　今日東京ドームから矢野が登録されるとか。先発は金村曉なんだとか。「矢野で勝つ」ことよりも「矢野が変える」ことを期待する。今日は勝てよ、タイガース。