自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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強いところ弱いところ
 勝負のポイントは0−1、1点ビハインドの6回ウラ。先頭の岩田倒れた後、平野がボールになる低いフォークを見事に捉えて一二塁間を破るヒットで出塁。

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【タイガースの武器】平野のジャブ

平野は構えの低さと、体のバネを使ったスイングのために、他の人にとっては難しいコースをヒットにできる。相手投手にとっては、いい球を投げたはずなのにという精神的打撃と主軸に回っていく重圧を感じて、崩れていくことがある。


 一死一二塁で2番柴田。打者、走者ともに足があるここは、なにか仕掛けたい。ベストはエンドラン成功で一死一三塁、バントヒットで一死一二塁、悪くても二死二塁で3番鳥谷にチャンスを回したい。とにかく、ここまでスイスイ気持ちよく投げている三浦に作戦を意識させて心理的に揺さぶりたい。
 しかし事実はまったくそうならなかった。

【タイガースの弱点】一塁走者平野

平野は俊足なのに、リードからのゴーorバックの判断が苦手。上手い牽制を1球投げておけば、事実上盗塁はないし、エンドランのスタートも遅れるので、打者にはいらぬ「空振りできない重圧」がかかってしまう。結果、エンドランのサインも出しにくくなる。


【タイガースの弱点】柴田のポップ

この日、三浦は21のアウトのうちフライアウトが10だったから(ゴロ6、三振5)柴田だけどうこうということでもないし、大和も同じ傾向があるのだけれど、特に走者がいる場面でパカンと打ち上げてしまうのをよく見る気がする。開幕戦も大和に助けられて同点犠飛になったが、当たりゴーで叩き付けて欲しい場面だった。


 ということで、柴田遊飛、何事もなかったかのように二死一塁になってしまう。ならば平野−鳥谷で二死からの仕掛けを…。二死となって打者に集中しようとしている三浦に、平野も何度か偽装スタートを試みたのはとても良かった。おそらくそれも影響してカウントを悪くし、3−1からの5球目、鳥谷がライト右へのクリーンヒット!深く守っていたライト金城必死に追って、ライン際フェンス近くで追いつき、必死に中継の二塁石川に返球した。それを見て久慈コーチは平野を三塁で止めた。
 久慈コーチの判断は正しかったと思う。でもこの1プレーはもっと鋭さが欲しかった。あと少し平野のリードが大きく、偽装からのスタートが早く、中間走のスピード、三塁ベースでのコーナーリングが良ければ、久慈コーチは勝負を賭けられた。いくら走者たまって4番といっても、二死で六四なら勝負だ。実際は五分五分を下回るタイミングだったと思う。

 ただこれは私個人の意見だが、タイミング五分五分以下でも回すべきだったと思っている。一つには、この3連戦、勢いという点ではベイスターズに圧倒されていたこと。ここ数年、タイガースが乗っていく時には必ず「好走塁」が引き金になっていること。まだシーズンはじめ、まして1勝1分の3試合目、前のめりの失敗は全然許される状況であること。そしてもう一つ、それがベイスターズの弱点をつく野球であること。

【ベイスターズの弱点】ベイスボールと揶揄される守備力

守備、特にポジショニング、連携という一瞬の判断を要するプレーでミスをするのが伝統的な弱さ。走塁や小技、意識のある打撃は、メンバーを選べば変えられることだが、ディフェンスの強化は一朝一夕にはできない。それはタイガースの各選手を見ていればわかることだ。


 結果論だが、金城から石川への返球はタイミングこそ素速く投げたが、力ない高い球で、石川は走って飛んでキャッチ。あの体勢からバックホームして、強く正確な球が投げられたかどうか。ステップを踏み直して、焦りを感じながらいい球を投げられたかどうか。若い黒羽根がしっかり捕球してからタッチできたかどうか。そこまで考え合わせれば、暴走気味の突入も七三でセーフだったのではないかと思えてくる。

 それよりもアウトになっていいんだということだ。本塁クロスプレーは、状況によってはアウトになっても「しゃあない全力プレーの結果だ」と言えるのだ。それがあの場面だったと思う。

 敵ながら三浦の投球はあっぱれ。金本の一発お見事。8回、もう2点返さないとね。小宮山盗塁殺2つナイス!素晴らしい送球だった。鄭、藤原、先は長いよ、次がんばれ。岩田も次は絶対の絶対な!隼太二軍戦でしっかり克服だ。マートン頼むよ。


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0大和 同点ホームインと追撃タイムリー
2城島 チーム鼓舞した好守と気配り
3関本 芸術逆転3ランでチーム熱くした
5平野 核弾頭バッチリ最高出塁率&打率
6金本 反攻とおみやげの豪快一発
13榎田 2ホールド負けない投球
25新井 勝敗背負うが唯一の3試合安打
39小宮山 ベースに正確送球。2つ刺す
55スタン 勝利を呼び込む粘りの投球


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Posted by torao at 09:09 | comments(10)
[阪神]たわいない話
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いつもながらの鋭い洞察力に感服しました。
この3連戦確かにベイが数字的にも圧倒しており、あちらがもし「有能な監督」なら3連敗もあったと思います。
明日からは強い相手が続くので、マートンでチームが活性化する事を祈ります。
| 虎ジジィ | 2012/04/02 9:38 AM |
toraoさんの指摘どおり、あの6回の場面は突っ込むべきだったと思います。久慈コーチは昨年のサードコーチの度重なる自重シーンの再現を避けるポイントだということを、考えなかったのでしょうか。新井が初球の絶好球を打ち損じた場面で、“勝負あった!”ということではないでしょうか。三浦の復活とベイの元気さを見ると、「お得意さん」になってくれそうではないですネ。
| Yalkeys | 2012/04/02 10:03 AM |
皆さんと同じく私も久慈コーチ止めちゃうの?でした。

打線が当たってないときにいかに1点をもぎ取るか、を実践するはずだったのに。

対してDeNAの各選手はみんなリードが大きかった。足が速く、かつリードが大きいと相当なプレッシャーのはず。

各解説者がみんな指摘されてましたね。うちは走塁面でもっと指導徹底する必要があります。
でもそのなかで小宮山はよくぞ2人刺しました!
| ガク | 2012/04/02 10:15 AM |
トラオさん上手く説明して頂いて、ありがとうございます。

私は永年阪神をそれなりに見ておりますので、久慈コーチが止めた瞬間にアカンと感じ、逃げる様に散髪に出かけましたが、やっぱりって言う結果でした。

昨日は昨日、明日からまた頑張ろう。
| たまねぎおじさん | 2012/04/02 10:40 AM |
本当におっしゃる通りですね。
ヤクルトも足があってイヤらしいし、和田監督も思うところがあるでしょうね。やりたい野球を他チームにやられてる。
あいかわらず巨人と阪神は何故かいつも似た様な数字になるんですよね。なんですかね、これ? 打線が止まるとむこうも湿りがち。こっちが爆発するとむこうも...

岩田はメジャー戦で素晴らしかったので、今回は???と思っていたら嫌な予感は当たりました。次は白星になることを期待。
| 虎ねえ | 2012/04/02 11:50 AM |
確かに平野にはもう少し相手投手にプレッシャーをかけてもらいたいし、久慈コーチのストップにも『何で?』って思いましたね!

それと柴田にはもうちょっと考えた打撃、守備をしてほしいですね!

上本帰って来たら、勝負時に平野に代走送ってもいいかもしれませんね!
| なかっち | 2012/04/02 12:17 PM |
やっぱり6回裏がターニングポイントでしたね。
柴田は最悪でもランナーを進めて欲しかった。まあ、これも経験かな?
それと平野の走塁ですよね。贅沢言っちゃ駄目ですがもっとアグレッシブな走塁を期待してしまいます。
明日からマートンも戻って来るようやし、もう一度ふんどしを締め直して頑張りましょう!
隼太も1軍での経験を糧にもう一度這い上がって欲しいですね。
| エム吉 | 2012/04/02 12:32 PM |
私、個人的には上本の足は捨てがたいので、禁じ手(足?)かもしれませんが、センターに平野、セカンドに上本でこの2人の1.2番でいってみてもいいのかな?と思います。守備の面でも平野のセンターが一番信頼出来るような…
毎年(特に秋)ベイスターズには苦戦してますよね。やたらと♪オゥオゥよ〜こはまベイスタ〜ズ♪の歌声が耳に残って離れないですもん。ベイとヤクルトってちょっと苦手です。読売と中日戦ってなんだか観戦も燃えるんですけどね。
| ワンワンパラダイス | 2012/04/02 1:03 PM |
タイガース最大の弱点は、とにかくアウトの使い方が下手くそ。
6回の柴田に象徴される様に、無為なアウトが目立つ。
そこはベンチの作戦で、と言う意見もあるかも知れないけど、選手一人ひとりの意識の問題でしょ。
最低限どうするべきかを常に考えて野球しないとね。
勿論、ベテラン若手関係なしで。
「戦力はあるのに・・・」と言われるのもこの辺か。
戦力≠勝つ能力ですから。
欲しい時に欲しいだけヒットが出て点が取れるるならともかく、そうじゃなければ「何か」が必要なはず。
この3連戦、まだそれが見えてこないと言うか何も変わってない。
「ある事」に気付いて実践できれば、怖いチームに変われる可能性があるのに勿体ないなぁ。
まぁ、気付いていても実践できない事もありますから、何とも言えませんが・・・。
| 西田辺 | 2012/04/02 4:50 PM |
走塁もたしかにポイントだったと思いますが,とにかくこの3連戦は打たなさすぎ。貧打!貧打!貧打!でオープン戦からの貧打地獄が一向に解消されず。相手よりヒット数が少ない(それも2分の1)のに,勝つ方が無理。
本来,この3連戦は,3タテ食らってもおかしくなかった。よく1勝1敗1分けで終わったというべきか。また,昨日は,完封負けしなかったことは評価できると思う。下手すると,本当に完封負けのシーズン記録を作りそうだから。
今年のチームは,大方の予想に反して,打線が一番のネックになりそう。今のメンバーは,小細工する打線ではなく,ホームランや長打でガンガン点を取っていく打線のはず。盗塁を期待できる選手なんて,ほとんどいてないはず。
昨日の敗因は打線に尽きる。
また,岩田も,吉見や石川レベルにはまだまだなりきれないということ。今の打線だと,相手を0か1点に抑えないと勝てないよ。
| melbourne | 2012/04/03 12:01 AM |

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