自称阪神タイガース評論家（跡地）

　松田丈志（バタ）「康介さんを手ぶらで帰すわけにいかないと、３人で話していた。（日本競泳陣の）２７人で取ったメダルだ」
　入江陵介（背泳）「（競泳日本代表全員の）２７人でリレーをしていると思った」《デイリー》

　試合に出る者は、出ていない者、指導者やスタッフの代表だ、その自覚を胸に戦う。試合に出ていない者は、自分にできるベストを尽くし、あとは心を込めて声をからして応援する。チームワークの勝利だろう。

　個人ではメダルに届かなかった北島康介だが、日本チームのメダルラッシュに貢献したリーダーシップは絶大。それは３大会に渡って自らの背中で選手たちを引っ張っただけでなく、後進にその経験と精神を惜しげもなく継承してきたことによる。１２年もの間、若手の憧れの対象であり、精神的支柱だった北島率いる競泳日本代表、本当に素晴らしかった。

　さて…（笑）。岩本抹消で安藤登録。情報では今日にも安藤が抹消され、ザラテが登録されるとか。二軍では二神が完投完封を達成。歳内は今日郡山で行われるベースボールフェスタに登板予定。
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　柴田は降格後２本目のホームラン。ふっと思いついたのだけど、柴田は一塁の練習させたらどうだろう。意外な適正があるかも知れない。なんとなく福浦をイメージしてみた。

　さて…（二度目）。「２番センター大和」を育てる覚悟ができたのなら、「４番サード良太」も想定していいと思う。すぐそうしろではなく、それを意識して経験を積ますという意味で。それだけ影響力を持っているし、伸びしろと素質を感じさせる。

　関連して、根本的にチーム作りを反省するのなら、外国人選手についてのポリシー改訂（新設？）が必要だ。それについては昨今のジャイアンツは非常に正しい。基本はドラフトで骨格を固める。予定通りに育成が進まなかったポジション、余剰ができたポジションについてはトレード（ＦＡ含む）で修正する。さらに主戦として期待している選手の力がまだ足りず、現有トップチームとしては見劣りすると思えば、「短い期間」を前提に外国人で補強する（しかしスキあらば予定の主戦候補を入れる）。「金持ち球団」の手本だ。

　タイガースは、「貧乏でもバースを当てて勝った」という成功体験から抜け出せず、「まずは外人当てろ。話はそこからだ」というのが外国人に対する基本的な考え。これはもう古いし、運営予算が増大したタイガースの現状と合っていない。

　さて…（三度目）。試合ねえ、いや見たけどさ。久保にせよ安藤にせよ、なぜファームに下がったか、なぜ上がったか、本人たちもよくわからないと思う。たぶん誰にもわからない。何を基準に、誰が判断するのか。相手との兼ね合いもあるし、結果だけでは測れない部分もあろうが、現実にこうやって力のない甘い球を投げ続けられてしまうと、なぜ下がって、下で何をして、なぜ上がってまた下がる…その意味が見つからない。

　なぜこのメンバーで戦っているのか。どうすればスタメンで、どうすればベンチで、どうすれば一軍で、どうすれば二軍なのか。やっている本人たちがわからない状態では、チームとしての体をなさない。
　試合に出ている者が、出ていない者の代表になっていないから、心はバラバラ。ＯＢ指導者、ベテラン選手は大勢いても、タイガースに「北島康介」はいないようだ。