自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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3回足らずの貢献
「巨人軍は今、歴史的な危機を迎えている。強力な巨人支援態勢を確立するために巨人軍の経営に復帰、参画することにしました」渡辺氏、巨人に会長として復帰のコメント。救世主か(笑)。危機の原因から考えると良いぞ(笑)。

前川が先発だったことを忘れてしまうようなソツのない試合。序盤から盗塁、犠打、犠飛とキッチリした攻撃。特に6回表、二塁走者矢野を迎え入れるセンター前ヒットを打った藤本は、きっちりおとりとなって一二塁間に挟まれるプレー(結局カバーミスで一塁に生きる)、直後には二死、打者赤星の場面で「ダメモト・スチール」を敢行(失敗)と、アウトカウント、打順が頭に入っているプレーが出来ていた。

シーツ、矢野、藤本が好調。ところで「自分らしい2番のスタイルを作りたいです」という藤本に、「藤本らしい2番のスタイル」とは何かを問い詰めたい、今のうちに(笑)。
ジェフ、久保田も好調ムードに乗れそうだ。少し藤川に楽をさせる順番だ。

赤星のレフトフライ多発の原因は何か?ヘッドが出てこない。スペンサー厳しい。でもここで我慢して使ってやりたい。鳥谷はまず内角球を振れ!話はそれからだ。

どうやら首脳陣は橋本、江草を「2枚ユーティリティ」と考えているようだ。ロングも出来て、序盤〜中盤の火消し役も出来て、大勝時の「流し役」も出来ると。なるほどそりゃ便利だ。この二人は「なんでもやる!」というモチベーションが特に高い。コミュニケーションと休養に気をつければ期待通り働くだろう。だが今はそれで良いとしても、将来的なビジョンは意識して育てて欲しい。
この日の橋本も打球処理のミスはあったが、安定した投球で「勝ち試合」の空気を作り上げた。気持ちが強く、それをパフォーマンスに繋げる能力が高い。本当にプロ向きな選手だ。なおこの写真を見て、個人的に「ジラフ橋本」と命名(笑)。

前川は2回2/3、押し出し含むフォアボール連発で轟沈。失礼を承知で言うのだが、よく投げたと思う。140km/h台後半を記録する速球もあり、適当に荒れた投球で連打を浴びそうもない雰囲気だったが。初めのうちは2−3になってもあっさり四球を出さず、打者と粘り合いもできていた。そのためか岡田監督も押し出しまでは我慢したがあそこが限界だ。今の前川に、打たれる事を恐れるなと言っても難しいだろう。
もちろん一軍テストは失格だ。次のチャンスがあるのかさえわからない。それでも2 2/3回という短いようでけっこう長いイニングス試合を進めた事で、前川はこの苦しい時の、この苦しい一試合であげた、この貴重な1勝に貢献したのは間違いない。次週、この順番で井川が「再生」の投球をすれば、その相対的価値はさらに高まる。

Posted by torao at 08:33 | comments(19)
[退団者]前川勝彦
前川に時間は残されているか
2/13、ファイターズと2度目の練習試合。交流試合を見据えて、ファイターズ打線の特徴や、パ・リーグ審判の傾向など、十分見せてもらった。斥候役の投手・捕手諸君、ご苦労であった!(苦笑)

ふるい落とすつもりもない練習試合で、前川投手は自分から落ちていってしまった。この時期、微妙なコントロールが未調整なのは仕方ないにしても、まったく「それ以前」の投球に終始してしまったことは本人が一番残念だろう。「このボールが良い」「この攻め方が良い」と思わせるような、その片鱗すら見ることができなかったのが痛い。大変厳しい言い方になるが、このままやっていてもダメだなと思わざるを得なかった。

他の投手に比べて遅れているという印象だ。トレーニングを積み、食生活を改善し、身体を絞って来た。去年より状態は良いのかも知れない。だが、人並みに戦える身体を作るところまでで精一杯だったのではないか。
すでにライバルたちは、新球を試したり、得意球に磨きをかけたりしているのに、この日の前川の投球には、なんの意図も感じなかった。確かに他の投手たちの仕上がりが早すぎるきらいはある。だが自分の置かれた立場を考えれば、この時期からすでに選別作業が開始されることはわかっていること。

スタートダッシュに失敗してしまった以上は、落ち着いて基本戦略を練り直し、勝負の方法と時期を考え直した方が良い。
先発ローテーション入りしてスタートした去年から、取り巻く環境は大きく変化した。イキのいい投手が激しい競争を繰り広げている。もはや台頭してくる若手投手たちと同じように戦っていても勝ち目はない。いったいどのボールでどうやって打者を打ち取るつもりなのか。成功しているマウンド上の自分の姿から逆算して調整し直して欲しい。現役を続行したいなら、理想を捨てて現実を見据える時期を迎えていると思う。
遅れているだけなら取り返せば良い。一年契約したのだから、もちろんチャンスはある。

Posted by torao at 08:28 | comments(8)
[退団者]前川勝彦
前川『ニューボディー』で復活!10キロ以上の減量に成功
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200501/tig2005012602.html

プロ野球の構造改革協議会の第1回会合が開かれた。伝えられるところでは、「ドラフトのあり方」の時点で議論百出ということらしい。予想されたこととは言え、なぜこういう場を設けているのか、その目的と目指すべき理念についてコンセンサスを作るところから始めて欲しい。球団間の利害の話に終始しているようでは志とレベルが低すぎると言わざるを得ない。ことここに及んで危機意識がないことに腹が立つ。阪神野崎氏、「実のある話をしないと。ファンもこの会議を見ていますから、責任を感じます」。あなたなら、これからどういう行動を取らなければいけないかわかるはずだ。

また、実行委員会では永久追放処分の解除についても検討され、コミッショナー事務局より野球協約の改正案が示されたという。私にとって「黒い霧事件」というのは歴史上の出来事でしかないため、正直ピンと来ないが、時の西鉄のメンバーたちが、ねばり強く各方面に働きかけてきたのは知っていたので、何かほっとしたような気にはなる。

そろそろ沖縄に移動する選手も出てきて、キャンプモードに切り替わりつつある。
発表された沖縄キャンプ参加メンバーの中に何人かは、意外な人選と感じさせる選手がいたように思う。ただこれは必ずしも優遇されたとは言えないだろう。キャンプインの瞬間から「最終テスト」を受けさせられる立場の者もいるはずだ。ひょっとするとこの前川投手などは、そういう位置づけかも知れない。
徹底したトレーニングと節制で、10kg以上も減量し、見た目にも変化がわかる。それによりシャープな投球ができるようになったのか、制球力が向上したのか、虚弱な下半身が改善されたのか、そこらあたりをいきなり見極められることになるだろう。なんと言っても左の先発候補なら掃いて捨てるほどいて、さらに下から田村らが突き上げて来る。前川にとっての沖縄行きは、大チャンスとばかりは言えない。

Posted by torao at 07:37 | comments(6)
[退団者]前川勝彦
前川 フリー打撃に初登板
http://daily.jp/baseball/2004/11/10/149865.shtml
帰日のイチローが、昨年から交流のある赤星選手との接触要望に対し「いつでも」とコメント。「ただあいつは、メディアのみなさんの前では、大きくなるからねぇ。もうちょっと抑えろって、そう言っといてください」というコメント、わかるような気がするなぁ、グフフ…

冒頭のリンクは、秋季キャンプ中の前川投手について。藪投手ともども「暗黒時代」の阪神を支えてきた川尻投手が近鉄に移籍したのは昨年のこと。今度は仙台に行くことになっている。その川尻投手と1対1の交換トレードでやって来たのが前川投手だ。近鉄の優勝に貢献したPL出身の左腕は、大きな期待をもって阪神に迎えられたが、その後の低迷でまったくといって良いほど報道がなくなった。
今季はムーアに変わって、先発ローテーションとしてスタート、いや正確に言えば、競争を期待された若手投手たちがことごとく不甲斐なく、過去の実績とキャンプでの(そこそこの)結果をもとに前川が繰り上がった形だった。三度の先発で三度KOされ、前川の今季は終わった。0勝2敗、投球回14 1/3、防御率10.05。与えた四死球13、奪った三振14。「制球力不足」の烙印を押される内容だった。
移籍当初は、マスコミに注目されることに感激していたが、成績が思わしくなければそれも余計に煩わしく感じていたようだ。結局「転地」による効果は現れなかった。
当然思うところはあるのだろう、「太りやすい」と言われる体質改善に取り組んでいるという。秋季キャンプでは、その過程が順調であるところをかいま見せていたようだ。
良いところも悪いところも知り尽くした久保コーチの存在は、前川にとってプラス材料とばかりも言えないだろう。評価を覆すのは、並大抵の努力では追いつかないし、また努力だけでは足りないかも知れない。それでも背水の状況でこそ切り開かれる道もある。「忘れ去られた存在」からの帰還に期待したい。

Posted by torao at 08:09 | comments(7)
[退団者]前川勝彦
SANSPO.com 1/13 ジャンボが前川をベタボメ「注目したい一番の選手」
近鉄から移籍の前川がジャンボ軍団の自主トレに参加しているという話。前川-川尻のトレードは双方うまくいきそうな予感がある。登板機会に恵まれなくなってしまった川尻は使ってさえやればそれなりの結果を残すだろう。阪神にしてもムーアの解雇で左腕先発は是が非でももう1枚欲しい。PL出身、まだ今年で26歳の前川。環境がかわることでここ数年の不調から脱して12勝した01年のような活躍をする可能性は十分ある。若手との激しいローテ争いになる。

Posted by torao at 10:45 | comments(1)
[退団者]前川勝彦
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