2010.04.30 Friday
S先発は俳優みたいに男前のバーネット。
自称阪神タイガース評論家(跡地)かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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2010.04.30 Friday
S先発は俳優みたいに男前のバーネット。
2008.09.24 Wednesday
<#1993>
王さん勇退。しょうがないけど寂しい。寂しいけどしょうがない。お疲れさまでした。 2008.08.06 Wednesday
6回裏、金本に追撃の一発が出て1点差。さあこれから試合はわからないぞ、となった7回表、期待を込めて久保田が投入される。
2008.06.07 Saturday
栄光の南海ホークスのユニフォーム、格好良かった。とっても良いね、こういう企画は。スタンドに陣取った緑色のホークスファンもきっと感動だったんじゃないかな。
2007.12.05 Wednesday
久保田の契約更改はいつもすんなりと行かないのだが、まあそれはやりたいだけやったら良いと思う。
2007.07.19 Thursday
福原(ミニキャンプ)、ウィリアムス(左肩腱板炎)で抹消。登板して2球投げたところでギックリ腰になった橋本健も抹消されるという。
2006.09.27 Wednesday
F勝って、LとHが負け。これでHの3位が決定、今日L○F●の場合はL1位、それ以外ならF1位が決まる。
2006.06.17 Saturday
祝・松坂100勝&新庄200号HR!
2006.06.03 Saturday
阪急グループ入りに進む阪神は、経営を一新する方針を明らかにしている。
2005.09.07 Wednesday
大一番、中村豊決勝HR、久保田魂の投球。阪神タイガースが死闘を制した。
2005.07.19 Tuesday
2番打者沖原の活躍もあって、このところイーグルスが強い。交流戦後勝ち越しているという。星野氏のHPも沖原トレードのお話で更新。
何か少しでも違っていれば、負けていてもおかしくない試合。ベイスターズサイドからすれば、「あの時○○が○○だったら」を数限りなく上げられそうだ。「やられた気はしない」と牛島監督は言う。ベイスターズ戦は常に大接戦だが、タイガースに分がある理由は、この「やられた気はしない」という部分にあるかも知れない。これが強さだと思う。 おかしなことが起きるものだ。うわぁっと目を覆いたくなるような鋭い打球が、ことごとくシーツの正面近くに飛ぶ。一回二死一塁からは佐伯のライナー、三回二死二塁では佐伯の地を這うようなゴロ、そして5回一死一三塁という先制の絶好機では、金城の火花散るようなライナーがシーツのミットにすっぽり収まり併殺。ツキ以外の何者でもない。何者でもないが、あえて何者かにするなら、ブラウンの日頃の行いの良さということにしておこう(笑)。よく腐らず辛抱しているもの。 その一方、ベイスターズ先発門倉は、コーナーにきっちり決める直球と、良いところから落としてくるフォークで完璧な投球内容。5回を迎えて被安打はわずかに1。ところが5回一死からポップフジモトが打ち上げたフライがレフト線にポトリ、二塁打になってしまう。 味方のジャストミートした当たりが3本正面に行って、相手の打ち損ねが誰もいない所に落ちて二塁打になる。門倉の日頃の行いについてはよく知らないが(笑)、何とも気の毒に思った。 だが、「気の毒な門倉」はこんなもんで完結せず、次打者ブラウンに代わる片岡の打席中、フォークボールのワンバウンドが二つ暴投となって、藤本労せずして生還。いずれも片岡のバットが出る(出かかる)ほどの良いフォークだった。フォークボール投手の宿命と言ってしまえばそれまでだが、ブラウンとの対比の物凄いこと…。結局門倉は、8回ウラ二死から、藤本のリプレイを見るような鳥谷のレフト線ポテン二塁打、バカヅキ・シーツのタイムリー、金本お目覚めタイムリー二塁打で2失点。計3失点の完投負けとなってしまった。泣くな門倉!次のドラゴンズ戦でがんばれ!(笑) なぜ勝てたか。上手く理由をこじつけられそうにないが(笑)、総合力で上回ったということにしよう。前述の二つのポテン二塁打、暴投時のスタートもそうだが、積極的な走塁が功を奏した。貴重な追加点となった鳥谷の本塁上のクロスプレーは興奮した。捕手のタッチをかわす良いスライディングだった。 久々登板の球児が2イニングス。打者6人で三振5(笑)。笑うでしょ普通(笑)。こんな投手今までに見たことあったかなぁ…。私の知っている江夏はすでにお腹が出始めていたし…(笑)。 ところが8回頭から出てきたジェフが制球難。このところずっと良かったが、藤川が良くなったとたんに悪くなるから不思議だ。途中足を滑らせて転倒するシーンもあり、見ちゃいられなかったが、本人は冷静だったとか(実に疑わしいw)。なんとか二死一三塁まで持ってきて久保田にタッチ。なぜ勝てたかわからない試合だったが、最後だけ見れば当たり前の勝利のように締めた。 久保田は、クローザーとしての形を見つけたように思う。スライダーを完全にものにしたのが大きい。140km/h近い球速で、ブレーキ鋭く、かなり高精度に外角低めに決められるようになった。そして、150km/h超のストレートのコンビネーション。どちらの球もウィニングショットにもなり、釣り球にもなり、カウント球にもなる。気乗りしない場面での棒球も堂に入って来て(笑)、立ち居振る舞いもクローザーらしくなって来た。何にも増して、矢野が久保田の使用法を完全にマスターしたように見えるのが頼もしい。 2005.06.04 Saturday
「勝負の6月」多くの評論家や解説者がこの時期の重要性を言う。特に今年は1ヶ月以上に及ぶ交流試合期間が終わり、「第二の開幕」があり、ペナントレースの順位が大きく変動する可能性がある。
この日、ヤクルトの五十嵐・石井、中日の岡本・岩瀬、阪神の藤川・ウィリアムスが揃って失点。好不調のうねりが交錯する時期でもあるのだろう。 前日の頭部死球騒ぎの中、金本が5月の月間MVPに選ばれた。交流戦期間に入り、知らない投手との対戦に備え、コンパクトなスイングで対応しようとしたことが高打率に繋がった。ムチャ振りしなくても、的確にミートすれば金本にとってフェンスなんて近いもの。また自分で決めようとせず、今岡に繋ごうという意識も良い方に働いた。 非常にエネルギーの絶対量が高い試合だった。さまざまな人のさまざまな思いがグラウンドに、スタンドに結集して、1試合の中で燃え上がった。甲子園球場は、スリバチの形をした「るつぼ」だった。 ここまで無類の強さを示していた甲子園で、ホークスに3タテを喰らった。特に前日の試合は、大差を追い上げ、金本の死球に全員が逆転への気持ちを結集したのに一歩及ばない悔しい敗戦。怒りにも似たパワーが充満していた。 一方マリーンズ・サポーターの純粋な思いが、いつもの甲子園球場とは違う空気を作りだしていた。「あの甲子園球場」では、マリーンズ・ナインが実力を発揮できないかも知れない。自分たちが最高の応援をしなければ…。心を一つにした力強い歌声からその思いが伝わってきた。沿革を返り見ても、関西とは縁もゆかりもない球団。その応援団が大挙レフトスタンドに陣し、その映像と音声で作りだした存在感がこの試合の土台を形成したのは間違いない。 ヒーロー今岡は、インタビューで多くを語ろうとしなかった。もちろんいろいろな思いは後から後からこみ上げていただろう。しかしどんな言葉もその思いを伝えきれないし、言葉にすること自体がその思いを「安くする」ような気がしたのではないだろうか。正直に言えば、私もまったく同じ気持ちである。「金本敬遠に怒り」「打点王のプライド」「金本との約束」「勝利への執念」「連敗脱出へ究極の集中」…。どれもそのとおりかもしれない。しかしどんなに言葉を並べたところで、正しく表現しきれない、そんな今岡の一振りだった。 「四球とか考えずに打者と勝負することに専念した。思いっ切り投げた」久保田投手のコメント。 8回表二死満塁、リードは3点、迎えるは4番ベニー。絶対のストッパーなら、まだそんなに苦しい場面ではないかも知れない。しかしここまでクローザーとして万全の働きをしていない久保田にとっては、ウィリアムスが残した大ピンチを切り抜けることは難しいように思えた。 この日のベニーなら、アウトローのストライクから外に外れるスライダーを投げておけば三振を取れると矢野は踏んでいただろう。150km/h超の直球を「来る来る」と思わせて投げないリードは巧みだった。しかし久保田の制球がおぼつかない。逆球もありながらスライダーばかり4球続けて2−2。確かにベニーはボール球に手を出していたが、この場面それぐらいアグレッシブでなくてはいけない。さすがに強いチームの4番だ。 矢野は5球目、アウトローの直球で勝負を決めにかかった。渾身の力を込めたストレートは、久保田の意志とは違い、真ん中高めに浮く。ベニーはこれを強振するがファール。高すぎたのが幸いした。ベニーは完全にバトルモードに入っている。バットが届く範囲なら必ず打つという気迫があふれる。気圧された矢野は6球目フォークを振らせようとする。目先を変えてということだろう。直球もスライダーも甘く入る可能性が否定できないための消極的選択に見えた。弱気は久保田にも伝わったか、結果、高さ(ワンバウンド)は良かったが、外に完全に外れベニーは悠然と見送る。2−3。 ここでようやく久保田の生存本能が呼び覚まされたように感じた。相手は明らかに「押し出しなんて要らない」と考えている。自分だって押し出しをやるくらいなら、満塁HRを打たれた方がまだマシだ。真剣勝負して負けたのなら悔いはない。アウトローにスライダーを決められれば勝ちだ。7球目、だがスライダーはインハイに抜ける。ファール。もはやこの時点で久保田は何も考えていないようだった。見えるのはベニーと、これから自分が投げるスライダーの軌道だけ。8球目のスライダーが、そのコース上を滑るとベニーのバットが空を切った。 大仕事を追えた久保田は、9回を当然のように3人で抑え、今までもずっとそうであったかのように堂々と勝利の握手をした。 「明日も勝ちますのでよろしくお願いします」ヒーローインタビューの最後に、久保田が珍しく叫んだ。本当はもっともっと大声で叫びたかったんだろうと思った。 2005.05.16 Monday
矢野が左手甲に死球。検査の結果、打撲で済んだのが幸い。今後は様子次第だが野口の出場機会が増えそうだ。
この日も、1回の速攻が成功。好投手岩隈から先制点をもぎ取った。赤星ヒット、関本送って、金本タイムリー。ただし、赤星が良いスタートを切ったのに、関本がバントしてしまったプレーがもったいなかった。赤星が足に死球を受けてから、「盗塁よりバント」が定着して、関本も決めつけてしまったか。そこらへんの対応力も備われば、2番打者関本はさらに成長する。 逆転された直後、6回ウラの反撃は凄かった。シーツ、金本、今岡の3連打はテクニックとパワーを見せつけ、あっという間に同点、動揺する岩隈は続く桧山には魅入られたように真ん中のスライダーを投じてしまう、ものの見事に右中間スタンドに放り込んだ。その後も猛攻は続き、岩隈をパニックに陥れた。自信のある配球から、自信のある球を放って弾き返された金本、今岡のバッティングから、岩隈のメンタル面に変化が生まれたように見えた。 立ち上がりの能見投手はかなり良かった。前回の完投勝利の余韻からか、腕の振りに自信がみなぎる。制球は粗いが、よく伸びる直球を中心にした組み立てで3回をパーフェクトで立ち上がる。 しかしちょっとナメすぎた。4回表、高須を歩かせた後、磯部に高めの直球を続け、手痛い逆転HRを打たれる。楽天の数少ない要注意打者に対し、やや軽率な配球ではなかっただろうか。打撃陣は、相手投手が岩隈ということで、少ないチャンスをものにしようと堅い野球を徹底していただけにもったいなかった。 続く5回表も四球がらみで一死二三塁のピンチを作ってしまったが、なんとか1失点でしのぎ、結局能見は5回3失点。試合を壊さなかったことが、後の逆転に結びついた。 この日、吉野に代わって、中継ぎ投手として一軍昇格したブラウンがラッキーな2勝目。遅い遅い変化球で6回1イニングをリズム良く抑え、反撃を呼んだ。 逆転後の藤川が連日の三者三振。「セーブが付く1イニング限定」のクローザーなら、申し分ないのだが、それより登板機会の多い「スーパーセットアッパー」としては、もう少し勝負を早くして、球数が少なくて済むようにしたい。もうそれほどタイガースにおける球児の重要性は高くなっているのだ。カウントを稼げる変化球もあるのだから、メリハリをつければもっと楽に登板を終えられるだろう。 主軸に好投したウィリアムスとは対照的に、久保田が3安打1失点と苦しんだ。本来の「仕事場」がなかなかやって来ず、精神的な調整が難しいとは思うが、非常に不安な投球だ。特に7回の藤川が完璧なだけに、その対比がくっきりとしてしまう。 バッテリーの中で、打ち取り方がイメージできていないのではないか。久保田は三振を狙う投手だ。1ストライク目、2ストライク目、3ストライク目をどう取るのか、そのイメージを固めたい。そのためにはさらなる直球のコントロールと、フォークの落差が欲しいと思う。 同タイプのヤクルト五十嵐もクローザーとしては厳しいという評価が定着しているようだ。久保田には調子に頼るだけでなく、意識を変えて欲しい。 2005.04.10 Sunday
ベテランの阪神ファンは、永年に渡ってダメ虎にダメ出しし続けて来たから、本当にみんな「自称阪神タイガース評論家」なんだよなぁ(笑)。和田コーチのひとりごとで笑う。
濱中は交流試合開始早々からDHで復活が濃厚とか。ただ、他にもくすぶってしまいそうな良いバッターが沢山いるし、DHの起用は贅沢に悩みそう。そこでまた濱ちゃんが大爆発しちゃって、肩も治っちゃった日にゃ、ライトはどうすりゃいいのよ?もったいないもったいない…(笑)。 ヒッティングマーチ、歌ってたよね?始めこそコールだけだったが、途中から新HMが聞こえてきた。でもラッパの音はほんの小さなものだった。声だけのHM良かったぞ!選手の心にもこっちの方が響くに違いない。ラッパもタイコもなくたって、いい応援できるって!本当に。 広島の狂気の後、魔法が解けたかようなタイガース。前日の福原の失点など、ツキがないとしか言いようがなかった。この日も先発安藤の1失点は、四球→バスター・エンドラン→併殺の間の1点という、「そりゃしゃーないわ」だった。 イヤな流れを変える、これが出来るのが今季のタイガース打線だ。この日は金本の300号がすべての暗雲を晴らしてしまった。アニキの祝砲を負け試合にするわけにはいかないもんね。 それにしても安藤投手の投球には驚いた。立ち上がり吉本球審(前回は狭いストライクゾーンで能見投手を苦しめたのだが)の超ワイドなストライクゾーンに助けられた部分もあるが、キレ良し、コントロール良し、テンポ良しで内野ゴロの山を築く。オープン戦から悩んでいた、中継ぎから先発投手への変身も完成した。今季阪神の重大なチェックポイントの一つである、安藤先発転向の成否について光明が差したのは大きい。 安藤の今季初先発をこの第8戦目に決め、第2戦でリリーフとして調整登板させた。誰もが不安な今季初登板を早々に済ませて、落ち着いた気持ちで先発登板に備えさせた。細やかな配慮という布石を怠らなかった首脳陣も見事だ。 現時点での最大の不安材料であるクローザー久保田が、今季初セーブをあげたのも大きい。楽な場面で初登板を済ませたが、好調な打線のおかげで登板機会がなかなか来なかった。開幕6戦目でやっと来たセーブチャンスで広島に逆転サヨナラを喫し、オープン戦で盤石だっただけに、かえって不安が増幅する状況だった。 この日の安藤投手の調子、球数、疲労度と、3連投となる久保田投手の調子、精神状況を考えれば、この一試合に勝利する確率は、安藤続投の方が遙かに高い。交代は「小さな博打」だった。しかし、首脳陣にまったく迷いは見られなかった。8回ウラ、大チャンスでもない場面、予定通りとばかりに安藤の打順に代打を送る。点差は3点、確かに初セーブをプレゼントするにはおあつらえ向きの状況だ。 しかし決して表には出さなくとも、誰もが不安だったことは容易に想像がつく。そしてその不安のとおり、石井、種田に連打され無死一二塁。次打者金城の初球、甘く入った148km/hの直球を打ち上げてショートフライ。完全な失投と、完全な打ち損じだった。おそらくこの一球がヒットになっていれば、この試合は負けまであったし、そして今季の久保田クローザー構想崩壊も現実問題となるところだった。一死を取り、落ち着きを取り戻した久保田は、実力を発揮できるようになり、あとは落ち着いて試合を締めた。 まだ楽観はできないが、この「1S」で、久保田は上向いて来るだろう。 1シーズンを見越して、首脳陣は「小さな博打」に出た。これは必要な博打だったと思うし、それに勝てて良かった。 岡田監督率いる首脳陣は、大局も、激戦の最前線もよく見えている。豊富な戦力を背景に、かなり立派な戦いぶりだ。次は野口、関本、久慈についての布石が欲しい。 2005.03.07 Monday
今岡選手のケガがことのほか軽傷だったようで良かった。むしろ左臀部の張りを訴えている桧山選手の方が時間がかかっている。矢野捕手を含め、主戦級がオープン戦の最後の方まで揃わないのはやや不安材料。でもそれによってもたらされる結果がどうなるかは別問題。不安があった方が良かったりすることも多い。
3/6対西武オープン戦(倉敷)、2番手福原投手が試合を壊した。2回を投げて6失点、たまらず「泣きの1回」を急遽追加し、なんとかゼロに抑えた。変化球ではまったくカウントが取れず速球は高いという内容では、アピールの機会に飢えた西武打線の餌食となった。ここまで何の不安も見せていなかった福原だけに、この時期に冷や水を掛けられたのはかえって良かっただろう。 鳥谷選手がプロ入り初の左越HR。去年はやりたくてもできなかたったことがまた一つできるようになっている。一気に上向きに持って行きたい。調子の波を小さくできるかもプロとしての大切な技術だ。ここががんばりどころだ。 先発の太陽投手も今までで一番悪かった。立ち上がり、いきなり無死満塁としてしまったが、犠牲飛球の1失点に抑えたのは立派。なにより今までで最長の4イニングスを投げ、まだまだ行けそうな雰囲気を漂わせていた。先発ローテーション入りをほぼ決めつつある。 リリーフ陣からは藤川投手、久保田投手が1回ずつ。同い年のこの二人が、今季の勝ち試合をリレーするのだろう。ともに上ずる球があるものの速球の威力は素晴らしい。藤川149km/h、久保田153km/h、やるねぇ。 本当のことを言えば、久保田の抑え起用には不安要素がいっぱい。肩・ヒジを痛めた投手に連日のブルペン調整は厳しいのではとか、微妙なコントロールがないので怖いとか…。最大の心配は、走者を出して素早いフォームで投げようとすると球威が落ちるということ。この日も四球で出した走者を置いて、センター越え二塁打を喫してしまった。 それでもクローザー久保田にはワクワクするような期待の方が大きい。なんといっても球速。勝ち試合の最終回、こっちもシビレているが、相手だってシビレている。一番イヤなのがとてつもなく速い球だ。そして精神面。いや本当はよくわからない。久保田って根性が座っているのか、気が弱いのか、どっちなんだろう。ただ新人時代から物怖じしない投げっぷりは度胸の良さを示しているのだと思う。ランナーを出しても、塁を詰められても、ホームに帰さなけりゃいいんだろうと開き直った投球ができる男なのではないか。そんな部分にもっとも期待する。 2005.01.10 Monday
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200501/tig2005011003.html
今年3年目の久保田と杉山が渡米、アリゾナで自主トレを行うという。一昔前の、「12球団一、選手に向上心の見られないチーム」と比べれば、こういうことが当たり前に行われるようになってきただけでうれしく思ってしまう。結果は知らんけど(苦笑)。 久保田投手に期待しているファンは特に多いと思う。私も大好きな選手。まず球が速いというだけで好き、そして大口叩きのキャラも好き(笑)。ちょっと昔のパ・リーグにいた感じかな?そういえば「佐藤コーチの最後っ屁」の中に、若い投手でもベテランのような顔をして云々という件があって、久保田の顔を思い浮かべたが(笑)、耐え難く思うような若者の行動ってのは、だいたいが自分が若い頃の姿だったりするもんよ(笑)。プロなんだから、そういうギラギラしたものを出す選手もいた方が良いと思う。そんな選手ばかりではダメだけど。 高校までは捕手だったこともあり、見かけによらず器用なところがある。打撃はスイッチヒッター。投手キャリアが浅いわりには変化球も巧みに投げるし、急激な進歩も見られる。フィールディングはもうちょっと練習した方が良いかも(笑)。そんな器用さも、故障もあって、この投手の起用方法は実に場当たり的だった。中継ぎでデビュー→緊迫した場面で好投→先発起用→先発&中継ぎ大車輪→故障→先発専念→不調・故障→中継ぎ→成功→クローザー起用。どうか今後はチームを背負う投手として、方針を持って使って欲しい。 本人としては、安藤と同様に先発志向がある。なんだかんだ言ったって査定が低くなりがちな中継ぎだけは勘弁!というのが本音で、クローザーなら話は別というのも久保田らしい。(1)1年間一軍、(2)50試合登板、(3)40セーブでタイトル奪取、(4)防御率2点台以内という目標が実現できれば、優勝争いは間違いないし、来オフに目指す年俸1億円ゲットもあるかも。やれよな!(笑) とにかく心配なのは故障。一年目はヒジじん帯で日本シリーズを棒に振り、去年も出遅れ、さらに夏場に肩のハリで離脱した。素人がぐだぐだ言っても仕方ない、コーチもトレーナーもプロだ。信用してまっせ! 2004.05.19 Wednesday
http://www.sponichi.com/base/200405/19/base156517.html
民主党代表に岡田克也氏就任。「若い岡田で大丈夫か?」「しかしこうなっては岡田しかいないだろう」「いや岡田はやるよ、大丈夫」と、虎党的には聞き覚えのあるフレーズに、ちょっと応援したくなる?(笑) 大乱戦、追いすがるが届かず。アリアス150号祝砲も、その後の太もも裏故障退場でぶっとんだ。チームHR&打点王が離脱するようだとこれは本当の苦境だ。 久保田が大誤算。なかなか調子が上がってこないのは故障明けのせいだけだろうか。マウンド上の仕草や態度を見ていると、修羅場で度胸満点、渾身の速球ど真ん中を放り込んでいた去年の久保田とは別人のように思う。故障して苦労したことで、あの「ふてぶてしい」キャラが弱まってしまったのか、闘争心に火が点いていないという印象だ。まだ2年目、周囲が上手く刺激してやることでどんどん変わってくると思う。試合後、岡田監督は珍しく久保田をボロカスに言ったが、それで良いと思うし、矢野も時には「憎まれ役」をつとめるようなリードをしなければいけない。 2004.05.05 Wednesday
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200405/tig2004050508.html
久保田の好投快打、藤本の満塁本塁打で4連勝。ダンゴから1.0ゲーム頭を出した。実戦で結果を出せていなかった故障明けの久保田が、丁寧な投球で無四球完投という素晴らしい復活を果たした。昨季、球威と投げっぷりと度胸の良さ、図太い性格を買われ、数々の修羅場を経験させてもらった。先に復活を遂げた福原と同じく、阪神ファンがもっとも期待する投手の一人であり、この日のように低めへの速球にコントロールがあれば、そう簡単には打たれない。思えば「裏ローテーション」などと言われ駒不足だった先発陣も、これでかなり整備されてきた。桟原を加え厚みを増した救援陣もあり、いつしか「投手王国」に近い状態になりつつある。ところで久保田がスイッチヒッターだということを初めて知った。自称評論家失格(笑)。 2004.02.23 Monday
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200402/tig2004022307.html
故障リハビリ中の久保田は、開幕に間に合いそうだ。新人の昨季、試合中盤のリリーフでいいところを見せたかと思えば、先発も上手くこなした。同期の自由獲得枠、江草がこの日の紅白戦で良いものを見せ、杉山も3回10安打10失点と炎上したもののキャンプでは頭角を現してきた。先行する久保田としては、先発ローテーションが埋まる前に、自分の力を見せつけたくてうずうずしているに違いない。だが首脳陣はじっくりと故障の回復を見極めて欲しい。ケガさえ治れば練習など見なくても勝負で力を発揮する男であることはわかっているのだから。 2003.12.30 Tuesday
優等生キャラが多いタイガースで、ひときわ異彩を放っているのが久保田だ。体重オーバーで罰金を食らっても臆することもない。投球時の肝の据わり方も半端じゃない。新人の今年もしびれる場面で見せた開き直りは最高だった。藤川、太陽、江草、杉山らドラフト上位組がもたつく中、がっちりチャンスを掴み、89 1/3イニング、5勝5敗、防御率3.12は立派な成績だ。パワーアップによる体重増なら大歓迎、さらなるブレークの期待大。
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