自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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交流戦終了
現役時代は近畿・南海で3年連続盗塁王を獲得し、その後伝説のスカウトとして阪神、近鉄でその名を轟かせた河西俊雄さんが死去。(スポニチ)
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Posted by torao at 08:54 | comments(5)
[野球全般]ペナント展望
30試合経過セ・レビュー
連休最後を雨で流し、黄金週間全敗。あちゃー。
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Posted by torao at 08:43 | comments(6)
[野球全般]ペナント展望
離陸準備
ジャイアンツ快進撃?まあ「春の椿事」やね、走らせておこう…
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Posted by torao at 08:39 | comments(11)
[野球全般]ペナント展望
出だしを振り返り
パ開幕→セ開幕→本拠開幕…。で、やっとやっと甲子園開幕!
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Posted by torao at 08:12 | comments(12)
[野球全般]ペナント展望
来季セのライバル5球団 ぼんやり展望
普段は「うちは夕刊紙や東スポ(大スポ)とは違うんだ」とばかり公器ぶっているスポーツ紙も、この時期になると毎日「釣り見出し」が氾濫してくる。特に交渉ごとで紛糾している内容を扱う場合は、情報操作の思惑もあって、事実とかけ離れた表現になることが多い。こちらとしてはそれを分かった上で、踊らされるなり、無視するなりしたいものだ。
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Posted by torao at 08:35 | comments(10)
[野球全般]ペナント展望
【号外】千葉ロッテマリーンズが日本シリーズ優勝
2005年日本シリーズは、千葉ロッテマリーンズが、31年ぶり三度目の日本一に輝いた。
セントラル・リーグ優勝を果たした阪神タイガースの長いシーズンが終わった。

Posted by torao at 22:03 | comments(18)
[野球全般]ペナント展望
【号外】阪神タイガース セ・リーグ優勝
おめでとう!ありがとう!

Posted by torao at 21:37 | comments(53)
[野球全般]ペナント展望
パワーゲームの果て
M11。記念すべき第一歩はおまけ付き。どうやらピッチ、ストライドとも順調そうだ。一気一気(笑)。


IBAFワールドカップ準々決勝で日本代表は韓国に敗れ、5−8位決定戦に回る。

なんかヘンなの。そんな分け方に何か興味を惹かれるものある?甲子園(全国大会)出場選手と出場を逃した選手に分けた対抗戦「ベストプレーヤーマッチ2005」だって。

カープ野村が9/16引退記者会見をするという。良い選手だった。

古田の引退はないようだ。ただ、いかに古田がスーパーマンでも、プレーイングマネージャーは大変じゃないだろうか。そういえば師匠のノムさんも昔やってたね。


シーツ死球、「左第5中手骨基部不全骨折の疑い」。今はただ軽傷を祈る。

もともと5回終了時に1点でもリードがあれば、まず負けないチーム。初回、「赤星スペシャル」から始まり、「今岡スペシャル」で試合終了、打者5人で4点。Gは若手に経験を積ませる時期、Tは点いたばかりのマジックを減らす時期、この結果は致し方ないだろう。それにしても今岡今季満塁HR4本目、136打点目、笑うしかない。

もう、そんな時の桧山の一発、これも笑うしかない。誰も期待していないところでは絶対に外さないのだ(笑)。アリアスかと思った(笑)。

矢野記念の1000安打目をダメ押しHRで飾る。どうもウチの選手たちはカッコ良すぎるなあ(笑)。

「The Game」先発から中7日、下柳ハーラートップに並ぶ12勝目。大量援護に守られての5回2/3。本当に大事にしてもらっている。この人はベンチに下がってからがもう一仕事。リリーバーに声援を送ったり、周りと談笑したり、良い空気を作っているのが画面からでもわかる。

Q、J、Kが顔見世興行。東京ドームのTファンに今季お別れの挨拶。スタンドからは感謝の大声援だ。藤川は6回二死から小久保を直球で空振り三振。この一人で十分じゃなかったかな。打席にも立たせて、7回も行かせた。
8回はジェフ。コントロールも良く、調整に不安はない。
9回は、下柳同様あの日以来の久保田。走者が三塁まで行かないと投げた気がしないらしい(笑)。また少しずつ上げてけば良いだろう。中身は2倍くらい強くなっているのだから。

繰り返しになってしまうことをお詫びしつつ…。ここのところの両チームの試合を見ていると、ただただ驚くばかりだ。いったいあの9.7の試合に、ドラゴンズは、タイガースは、どれだけ「絶対勝つ」という気持ちを注ぎ込んだのだろう。
その気持ちが大きな渦となってエネルギーの塊ができた。タイガースの渦が少し大きくなれば、ドラゴンズの渦も負けじと少し大きくなった。9回以降のわずか2時間の間に、その2つのエネルギーの塊は、みるみる巨大化して行った。もう勝てるだろう、ドラゴンズの渦が攻めかかった時、タイガースの渦は最後の力を振り絞って耐えた。耐えて耐えて、踏ん張っていたら、思わぬ気流の乱れから攻守がところを変える。ついにその大勝負が決着すると、ドラゴンズの渦は形を崩しながら消えてしまう。そして、霧散したエネルギーは、強力な引力を持つタイガースの渦に巻き込まれて、その勢い、成長はとどまることを知らない…。
あの試合を含めてTは6連勝。今季最長タイの連勝となった。貯金は今季最多の28。130試合を越えて、チームは今季でもっとも強い状態になった。一方ドラゴンズは前日の川上に続き、この日は岩瀬が今季対セ球団初黒星。気がつけば、Tとのゲーム差は、最大(8.0)クラスの7.5。3位Sとのゲーム差(5.5)の方が小さくなった。もはや上を目指すという号令すら空々しい…。駆け引きを仕掛け、駆け引きに負けた。負けを誰よりも認めているのは落合監督だと思う。

Posted by torao at 08:21 | comments(15)
[野球全般]ペナント展望
「あの試合」に意味が生まれた日
鳥谷の好守備光る。ただしひとつ悪送球。まだ修行中なんだから、失敗を恐れず、思い切って動け!もっと良くなるかと思うと嬉しくて仕方ない。

藤川プロ入り初セーブ。よく考えれば、藤川がまともに活躍したのって、実質今季が初めてなのだった。人間、花開く時は突然なんだなぁ。

もう、本当に金本にはメロメロだ(笑)。同点のきっかけの劇走、勝ち越しの超弩級バックスクリーン弾、トドメのライト線三塁打。相手エースを沈めるのが主砲の仕事だとは言うが、そんなに簡単なことではない。守っても左中間を破ろうかという当たり、走って走って地上寸前ダイレクトキャッチ。「ジワジワ良くなってくる」これが岡田野球のもう一つのキーワード。その象徴が37歳にして進化をやめない金本だと思う。


「あの試合」から1日休んで甲子園。これまで、タイガースと当たって疲弊したチームをドラゴンズが叩くという日程を恨めしく思ってきたが、この日、甲子園で試合ができるのはありがたかった。
「あの試合」に特別な意味があったのか、なかったのか。Tにとっても、Dにとってもそれを決めるのがこの3連戦だ。「相手は関係ない。自分の力を信じて自分の一番良いプレーをすれば良い」ここに来て、その哲学が明確になった岡田タイガースにとっては、あの苦しい戦いを制したという自信を形にしなければいけない1戦だった。

決して楽な相手ではない。先発は「最多勝」黒田、最下位カープでズバ抜けて高いモチベーションを保持している投手。3回までノーヒット、出来も良い。
タイガース先発は福原。8/24カープ戦6回6失点の負けの後、天候や日程の関係で中継ぎとしてブルペン待機、2試合に登板した。久々の先発となったためか、福原特有の惚れ惚れするような速球の走りがない。だが、それが福原が好投する時のパターンでもある。調子良くスイスイと行って、調子に乗って、不用意な一発を浴びるのが「借金王」福原の欠点で、勝った時のインタビューは必ず「調子は悪かった」なのだ(笑)。そこらへんそろそろ学習し、調整の時から常に調子が悪くなるよう仕上げて欲しいものだ(笑)。
4回表、福原は嶋、ラロッカの連打で無死一二塁のピンチ。前田の大きなセンターフライで進塁され、一死一三塁、新井は丁寧な投球で三振を取り、怖い栗原は警戒して四球、二死満塁。倉の打球は詰まりながらもセンター前へ…先制点を奪われる。動揺したか福原は、続く黒田に0−3としてしまう。打撃も悪くないだけに怖いところではあるが警戒しすぎた。大きく深呼吸をして、なんとかその後3つストライクを続けて1失点で切り抜けた。調子の悪さを自覚した上で、臆病なほど丁寧にボールをコントロールしたのが奏功した。
試合が動けば、心が動く。この1点、そして自分の打席で入りそうだった「追加点」の大きさを意識しながら、黒田4回ウラの投球。この回を抑えれば、カープは優位に立つ。
シーツは詰まった投手ライナーで1アウト。金本バットの先、ショートゴロ…だが売り出し中のCショートの山崎、捕球後にリズムを取るように踏んだステップが命取りになった。Tの4番はかつて3割30本30盗塁を記録した男、チーム事情で盗塁こそしないが、俊足は健在だ。一瞬早く一塁を駆け抜ける。黒田の落ち着きかけた心が再び動き始める。
今岡の当たりはまさにポテン。深く守っていたレフトの前にぽとり。一死一二塁。「桧山初球ボテボテ二ゴロ」はカープのデータ通りか(笑)、二死一三塁。それでも積極性、走者を三塁に進めたことで黒田は色々なことを考えてしまっただろう。点を取ってもらった直後の回、ここを抑えなければ…ファーストストライク、良い所に投げないと狙ってくる…。矢野への2球目、黒田の速球から勢いが消えていた。144km/hの内角球を押っつけながらセンター前へ。矢野らしい一打で試合を振り出しに。いやこの時点では振り出しに戻るわけではない。例えこの回同点止まりでも、大きな流れは確実にタイガースに向かって来た。

人間、いざとなると、本音が出る(笑)。最後の最後まで死闘を繰り広げて欲しいなどと言ってきた私だが、もう十分だ(笑)。T−C戦試合終了後は、G−D戦で思いっきり(かなり久しぶりに)Gを応援した(笑)。この際、星野氏の去就やら、積年の恨みやらはどこかへ置いて、Gのリリーフ陣の踏ん張りに声援を送った。そしてDの敗戦。どうせまた落合監督は何かを言っているだろうが、聞く必要はない。妖術で人の心は惑わせても、意味をもってしまった「あの試合」の前では無力だ。

Posted by torao at 07:48 | comments(19)
[野球全般]ペナント展望
重要度を増した一戦
大阪ドームでG−S戦。なんと34,039人もの観客を集める。先日の甲子園にはほんのわずかしかいなかった関西のGファンだが、実はこんなにいたのだ。Tファンでもなかなかチケットを確保できないのだから、行きたくても行けないということか。正直言って、甲子園での首位攻防戦のさなか、ここで集客できるのかと思っていたのだが、さすがはGだ。立派なもんだ。だから要らんことすな(笑)。

だが読売グループの社内報ことスポーツ報知で、連日「星野新監督」「清原戦力外」の見出しが続く。今でなくても良いはずの話だ。でも、今でなくてはダメだからやっているのだろう。なんのため、誰のための世論形成なのか、何を狙ったアクションなのか、誰のスケジュールに合わせているのか…。わかりやすいと言えばわかりやすい(笑)。今回の読売のやり方はかなりアグレッシブだ。「アグレッシブ大好き」なターゲットに合わせているのか…(笑)。
だが、選手たちの動揺は隠しきれない。宿舎の食卓から報知が消えたとか…。気が気じゃないのかG3連敗。

恵みの雨で仕切直し。おかげで球児の体調も目覚ましく回復し、不調赤星の打撃も良いイメージになったという。この2戦、Tは井川・福原説と井川・下柳(福原リリーフ待機)説があるようだ。一方のDは、山本昌・川上説が有力だ。
朝からグヮっと盛り上がった緊張感が、ふわっと抜けてしまうような中止決定だったが、選手たちの心理にも多大な影響を与えただろう。一気呵成に迫ってきたDにとっては水を差されたように感じるかも知れないし、ピークは越した感はあるものの、連戦の疲れを隠しきれないTにとっては恵みの雨のように思われる。反面、これまでの流れを見てみると、危機的状況が来るたびに類い希な集中力を発揮し、危機を脱してきたTにとっては、拍子抜けしてしまうような、「危険な雨」だったのでは?という危惧も感じる。さあ吉と出るか凶と出るか。
ものすごい強さは感じない。劇的な勝利も多くない。だが、ここという時の集中力と勝負強さで、少ないチャンスをものにしてわずかなリードを奪い、他を圧倒する質と量を誇る終盤の防御力で逃げ切る。それが今季タイガースの試合運びであり、ペナントレースである。2連戦となり、連勝連敗が生まれやすい状況になったことで、より初戦の重みが増す。今はただ信じるのみ。
緊張の朝二日目、誰が何と言おうと大切な一戦を前に、口数も少なく…(笑)。

Posted by torao at 08:25 | comments(12)
[野球全般]ペナント展望
【業務連絡】M君へ
会社のM君、今日toraoは直行です。戻りは19:00過ぎるかも知れないので、何かあったら携帯に連絡を。
で、昨日の試合について、何も話さないのもアレなんで、ここに書いとくわ(笑)。あ、別に昨日の試合のせいで会社に来ないんじゃないからね。予定通りだから、くれぐれも(笑)。

いやいや、参ったね。ホント。悔しいから早く寝ようと思ったんだけど、さすがに悔しすぎてなかなか眠れなかったよ、いや、ちゃんと寝たけどね。それでも一晩眠ればどうにかなるかと思ったんだけど、やっぱりショックが大きいな。とても普段通りではいられないや。でもまあ、アレだ。こっちも経験豊富だから(笑)、いろいろ心の逃げ場を持っているから大丈夫っちゃあ大丈夫なんだけどね。いやそれにしても悔しいよ。とにかく落合監督の「内心のニヤニヤ」が悔しい。

岡田采配?下手だよね。相手のミスで大量リードをもらった時の、「にやけ」。良くないことが起きるよな。自分のミスは次に生かし、敵のミスは自分に置き換えなきゃ。井川の代え時、投手の選択も、「そりゃ違う」と100人の内100人に突っ込まれるようなことしちゃったしね。この試合を捨て石にしたとかいうなら物凄いけど、とてもそうは見えないしね。ただ采配下手とかより、チャレンジャーとして立ち向かってないのが気に入らないな。
なんとか「普通の1敗」にしたいんだろうけど、そりゃ無理があるわ。だいたい、「この1試合、この3連戦をどう位置づけるか」、そんな心理的な駆け引きに引きずり込まれた時点で、「落合ペース」「落合妖術」にはまっているんだよ。ただひたすらに「負けず嫌い」を全面に出したら良いのにさ。平気を装うよりも、必死さを出して欲しかった。岡田監督は、本当は死ぬほど負けず嫌いなんだからさ。金本の二塁打でシーツが本塁憤死した時、飛び出していって抗議して欲しかった。「あんなところで無理矢理突っ込ませやがって」と思ったんだろうけど、行かなきゃ。現にシーツのナイス・スライディングでセーフとも言えるタイミングだったんだから。いつでもそう、「打たれやがって」「ヘマしやがって」と内にモヤモヤさせてないで、爆発させて、怒鳴って、椅子蹴飛ばせば良いのよ。星野っぽくてイヤなんだろうけどさ(苦笑)。

でも、もともと根がアマノジャクだから、これで優勝がなくなったなんて思わないよ。こういう大きな試合、たくさんの人の精神的エネルギーが爆発するような試合は、いろんな意味で転機になる。その作用は直後に来るものと、じわじわ後からくるものがあるんだ。悪い方にばかり考えてもしゃあないからね。ここしばらくがどん底で、挽回のチャンスに備えて欲しいね。少なくともあとの2戦は、結果を気にせず、真摯な野球をやってもらいたい。それと、球児が打たれたわけじゃないんだ。ジェフも久保田も投げてない試合なんだ。井川がまたもや自滅して、監督がまたしても下手を打った、またもやもったいない試合をあげちゃったと、選手たちは無理矢理切り替えるしかないじゃないの。

思ったんだけど、この前の時は、ゴールデンウィーク前だったでしょ。あと1日仕事したら連休突入という4/28(木)だった。井川乱調、守備崩壊、岡田監督氷結で大逆転を喰らって、それから連休中ずっと負けて5連敗。あの時も落合監督がなんだかんだ言って悔しかったなあ。うちの会社は今日1日仕事で明日からお盆休み、また困った長期休暇になりそうだなぁ(苦笑)。で、あの時、もう今年は無理だと思ったんだ。どんどん離されて、ドラゴンズがどこまでも行っちゃうと思ったんだ。でもほら、行かなかったでしょ?あれよあれよと言う間に今度はドラゴンズが落ちてきて、堅実なタイガースが一気に行っちゃった。まだ40試合以上あるんだからさ、みんな元気出して欲しいよね。ちょうど同じことの2周目が始まってるんだと思うよ、きっと。ね。もうすぐほら、あっ…もう交流戦はないのか…。
…でもほら、もうペナントとは関係ないところで勝負しているカープとジャイアンツがパ・リーグみたいなもんだからさ。違うか(笑)。

Posted by torao at 07:39 | comments(19)
[野球全般]ペナント展望
勝負の夏が来た
恒例のモルツドリームマッチが行われ、今回も大盛況だったようだ。どれだけ楽しそうだったかは、giants-55さんの「ば○こう○ちの納得いかないコーナー」に詳しい。ぐわぁ、見たかったぁぁ!(笑)。
そしてバース氏のコメント「コーチ、2軍監督としっかりキャリアを積んできたオカダにはぜひとも成功してほしい。それはタイガースのためにもなるはずだ。野球をリスペクト(敬愛)しているオカダは、選手にリスペクトされる指揮官になるはず。このチャンスを絶対に生かしてほしいね」。ランディ、良いこと言った!

金澤、術後の回復順調というニュースが入ってきた!これは嬉しい。やっぱり「金澤枠」は金澤が争わないといけない(笑)。焦るな、待っている。

球宴前の低調なムードから、一変して明るい。赤星の肋骨もかなり良くなったようで、「盗塁フリーパス」が再発行された。金本も体調を戻しているようだ。きっかけをつかむと乗ってくる鳥谷にとっても良いオールスターであったし、球児はますます充実。楽しみだ。
いよいよドキドキの後半スタート。伝統的に終盤に強いドラゴンズと、伝統的に長期ロードに弱いタイガースによる「真夏のマッチレース」が始まる。ただし今年のロードはドーム球場を多く配している。体力の消耗を防ぐため、岡田監督が編成担当者に指示したそうだ。そのあたりの配慮がどう出るか。
「後半」というが、すでに146試合の内91試合は終わっている。もう7試合もやれば3分の2を越える。開幕して、交流戦があって、好天にも恵まれ順調に試合を消化している内に、ペナントレースはもう終盤を迎えているのだ。
岡田監督コメント「もう区切りはないよ。ずっと最後まで行くだけや」。そう、最後まで全速力で突っ走れ!

まったく油断など出来ない展開だが、有利な位置にいることは間違いない。5ゲームというと近いようにも感じるが、貯金の数で10違うと考えれば、決して小さい差ではないのだ。何も慌てることはない。敵がどんなチームであろうとも、これほど優勝するにふさわしい構成を持つチームなどなかなかあるものではないのだから。

もう1回優勝したい、日本一になりたいと強く念じているベテランがいる。金本・矢野・下柳が攻守投を背中で引っ張る。
キャリアの全盛期を迎えようという「働き盛り」がいる。井川・福原・安藤・ウィリアムス・シーツ・今岡・赤星・藤本…。「自分たちが中心となって」という強い自覚がある。
今が面白くてしかたがない、もっともっと暴れたい…そんな伸び盛りの若手がいる。藤川・久保田・杉山・江草・橋本・桟原・鳥谷…。これまで実績と呼べるものはない。だが試合に出ることで、加速度的に力と自信を付けている。
オレの持ち場は任せておけ、スペシャリストがいる。前田・上坂・中村豊…守れと言われればとことん守ってやる。
そして、今に見ていろ、必ずオレの出番が来る…虎視眈々と努力を続けている連中がいる。盤石の投手陣に食い込もうとする、ブラウン・能見・太陽…。野口・浅井はチャンスがあれば完璧なリードをする自信があるだろう。片岡・関本・桧山・スペンサー・濱中…オレはこの程度の選手ではない、絶対に巻き返す…そう心に決めている。林・赤松・喜田…一軍で暴れたい、チャンスを掴みたい。レベルに来ている若手もわんさといる…。

競争が激しく、層の厚いチームは強い。気力・体力勝負となれば、より力を発揮する。私は今季のタイガースを信頼している。

Posted by torao at 08:32 | comments(16)
[野球全般]ペナント展望
手前味噌御免!記事で振り返る前半戦レビュー
嬉しいことに、最近本当に当ブログへのアクセスが増えた。アクセス解析などで、どちらからたどり着いたかを見たりすると、色々なブログや掲示板で紹介記事を書いて下さる方がいて、感謝の気持ちでいっぱいだ。これからも一所懸命野球を観て、思ったままに書いていきたいと思う。
で、今日は球宴休みを利用して、臆面もなく自分で書いたものを読み返しながら、前半の印象的な試合などを振り返って見ることにする。するったらする(笑)。自分で書いたものを自分で薦めるというどうしようもない手前味噌&手抜き企画だが、お付き合いいただければ幸いだ。では、順を追って…。

(1)開幕直前戦力評価その2 3月30日記事
多少のブレはあるが、岡田構想が実現していることがわかる。
「藤川を見た瞬間に…」「次々と出てくる頼もしい投手たちを大声援で後押しする…」ここらへんのフレーズ、良く書けたと思う(笑)。

(2)七回裏二死満塁打者清原 4月22日記事

いわゆる「清原・藤川問題(別名は略w)」。ここらあたりからGのダメさ加減が際立っていく。この日が井川の1勝目。あれから時間が経ち、やっぱりど真ん中の直球を放ってやった方が面白かったなぁと思う(笑)。ま、先日のリベンジがまた面白かったわけだけど。

(3)赤星が開けた大きな穴 4月28日記事
ドラゴンズ自慢の二遊間に微かな「ほころび」を作った赤星の俊足。そしてそのほころびが大穴を現出させたという話。ちなみにこの翌日が例の8−1からの大逆転…。

(4)濱中 地獄から生還した4打席 5月7日記事

交流戦初日、濱中の逆転打で泣く(笑)。1打席1打席、濱中の心中に思いを馳せた。

(5)杉山「年齢を表す人物」との勝負に勝つ 5月19日記事

ライオンズ戦、杉山・藤川・久保田vs松坂。松坂に投げ勝った杉山は、急激に自信を付けていった。

(6)井川の叫びを聞く 6月15日記事

二軍で調整を強いられた、井川の復帰登板。打者との勝負を楽しむ井川を見て嬉しかった。未だ本調子とは言えないのだが…。

(7)衝撃の瞬間 6月23日記事
鳥谷D戦のサヨナラHR。個人的にはもっとも興奮した試合だ。今また悩める若者だが、着実に一歩一歩進んでいく男だ。

(8)無言の叱責に応える 7月11日記事

こちらも今、悩める「打点王」今岡。金本とのストーリーが私の好み。中でもこの「空想」は気に入っている(笑)。

と、絞って選んだ8編を読み返し、やっぱり優勝だと確信を深める(笑)。深めるったら深めるのだっ!(笑)

Posted by torao at 07:00 | comments(12)
[野球全般]ペナント展望
タイガースの交流戦 まとめ
やっと野球が始まる。良かった。あと一日遅ければ危険な状態だった(笑)。

プロ野球実行委員会が開催され、来年3月にアメリカで開催されるワールド・ベースボール・クラシックに出場することを決めたという。時期さえ違えばもう少し積極的な賛成の声が得られただろうに…というのが率直な気持ち。シーズン開幕前のオープン戦期間中に、各チームの主力が日本代表として真剣勝負を行う姿は、正直まったく想像ができない。しかし日の丸をつけるからには、選手も自然と力が入ってしまうだろう。これで調子を狂わせてしまったり、故障してしまったりする選手が必ず出るだろう。またそれを心配するようなら適当に流したプレーを見せられることになる。野球人気を盛り上げる決定打となれば良いが、逆に「これだから野球は…」となる可能性も秘めている。時期がねぇ…。

同じく実行委員会でスカウト活動の不正防止を目的とした「倫理行動宣言」が発表される。ネタか?煽りか?釣りか?と疑いたくなるほどの寒さ…。要約すれば、「(1)不正の定義は各球団で決めまーす(笑)、(2)不正があったら内部で処理しまーす(笑)」というもの。…野崎さん、頼んますよ、しっかりして下さいっ!あ、この問題については発言権ないのか。

三東投手が手術。順調な回復という報道があったのはずいぶん前のこと、左肩痛はスッキリしなかったのか。去年と同じように夏場以降の戦力とカウントしていただけに痛い。再生を待つ。

赤星出る。やはり赤松はまた今度。しかし一軍練習参加でまた新たな課題も見えたと言っているし、これで二軍に戻っても加速度つけて伸びそうだ。頑張れ。

ヒマネタ、交流戦を振り返るの最終回は、「第一回セパ交流戦が05タイガースにもたらしたもの」。
【貯金】
パの「2強」以外から順調に勝ち星を積む。「強いチームとは五分でよい、弱いチームから取りこぼすな」が優勝の鉄則。下位チームには確実に勝ち越すという良い習慣が身に付いた。なかなか見所がある。ここまでの貯金9を生かすも殺すも心がけ次第。取り崩す時が来るかも知れないが、有効に使ってすぐに回復できれば最高だ。
【打席での積極性・集中力】
知らない投手はなかなか打てない、ならば原点に戻って好球必打。この精神が金本、今岡、濱中らの勝負強さを生かした。また、浅井、上坂ら若手が早いカウントから積極的に振っていく姿がチーム全体に勇気を与えた。不調になるとバットが出なくなる桧山や鳥谷も、そんな空気に励まされるようなシーンがあった。
【出るもの・繋ぐもの】
ポイントゲッターが物凄い集中力を発揮し、打点を稼ぎまくるおかげで、他のものは出塁すること、繋ぐことに専念できる。調子を戻したシーツの2塁打量産などは、素直なミートを心がけた結果だろう。主軸が力を発揮すれば、自ずと信頼関係、つながりが出来てくる。
【継投パターン】
中盤までにリードを奪えば、必勝パターンの継投で押し切った。途中、藤川、橋本の浪費が目立ったが、ここまでの貯金を築いた最大の要因だ。久保田の復調が大きい。当初の狙い通り、藤川が登場した時点で相手に諦めムードが漂っている。また打撃の繋ぎ同様、ブルペンさらにはチーム全体に試合を繋いでいくという連帯感が生まれている。
…ざっとこんな感じだろうか。後は、ここまで下柳を除いて働きが弱い先発投手陣が元気を出すこと。とにかく先取点を奪うまでは全力で抑えるという気持ちで行って欲しい。DHもなくなるのだから、先発に長い回を投げさせるためには、攻撃陣がもう1イニング2イニング早いタイミングで得点できるようにしないといけない。そのためには、盗塁、バント、エンドラン、進塁打といった作戦面でのアグレッシブさ(進塁にたいする執着)と確実な小技を見直す必要があるだろう。

Posted by torao at 08:01 | comments(10)
[野球全般]ペナント展望
焦る虎 自信のカモメ
ひとんチのことなので余計なお世話なのだが、「5万5千」で有名だった東京ドームの観客が、5/10が36,045人、5/11が37,041人と低迷している。ビジターチームのファンが極端に少ないということもあるが、過去の栄光から見ればショッキングな数字に違いない。

7点差を終盤一気に追いついた日ハムを、9回ウラ古田のサヨナラHRで振り切ったヤクルト。
オリックス抑えの山口が巨人・清原の頭に死球をぶつけ、危険球退場。追いつ追われつの大接戦は結局引き分け。
セ首位独走の中日に的を絞らせず9回6安打11三振で完封した西武・松坂。
交流試合も2カード目のなか日、各地で熱戦が繰り広げられる。千葉マリンの左半分はあまり熱くならなかったようだが…。

きー。でもこんなん見たらまた熱くなってきた(「マリンブルーの風」さまより)。ロッテめ〜!(笑)。

「焦り」。焦りがボール球に手を出させ、守備の乱れを生み、走塁ミスを呼び、試合を飲み込んだ。前日のリプレイを見るかのような試合展開。特に相手を上回る安打数ながら、ちぐはぐな攻撃で得点できない阪神に対し、相手のミスを必ず得点に結びつけた「王者」ロッテの巧みな攻撃。勢いの差は歴然としていた。ソツがないように集中してやっていれば、ツキもやってくる…ロッテを見ていると、負け惜しみも含めてそんな印象を受ける。

スペンサーの急降下が心配だ。ここまでは、打てなくとも外や低めの選球眼は安定していたが、ここに来てボール球に手が出てしまっている。精神的な焦りが打撃を崩してしまっている。不振の桧山と併用されることで、逆に優位な精神状態でいられたものが、自分一人しかいないという責任感で空回りしているのかも知れない。似合わないので、落ち込むな(笑)。

シーツ!金本!鳥谷!ベストを尽くして打てないのは仕方ない。だが守備でベストを尽くさないのはダメ。頭の中で常にシミュレーションをして、しっかり守るのが第一の仕事だ。

ロッテ先発、小林宏投手は長身から投げ降ろす独特の軌道、低めに丹念に制球されていて、落ちる球の見極めに手こずった。だからこそ攻撃の無為無策が余計に目立った。
疲れの見えた8回表、0−4から、赤星、関本の連続二塁打で一点を返し、なお無死二塁。打順は3番シーツ。ここで登板した二番手・薮田が、シーツ、金本、今岡から、まさかの三者連続空振り三振を奪う。今季ロッテが優勝したら、何度も取り上げられる場面になるかも…。薮田の気迫に対し、阪神のクリーンアップは完全に飲まれていた。もはや年俸も「格」も関係ない。追い込んでいるはずが、なぜか追い込まれていた。「自信」というのは本当に恐ろしい。

ここまで全30試合、交流試合の傾向を見ていると、試合前半の得点が極端に少ないようだ。やはり各打者とも初めての投手に戸惑うのだろう。慣れてきた頃にはセットパアッパーが登場して、その救援投手もたったの3日では全員が見られるわけでもない。この「短期決戦」は普段と違う野球をする必要があるのではないだろうか。
早く見定めなければ、慣れなければ、打たなければ…。打者にとっては、必要以上に「焦り」が生まれやすい。特に先取点を奪われ、リードを許している状況では、余計に焦るだろう。
交流戦の戦い方は、なりふり構わず先取点を取り、常に優位な得点状況で試合を進めることが、いつにも増して重要だ。さらに言えば、どうやって1回に1点取るかを突き詰めて考えた戦術が求められる。戦術が変わるのだから、当然オーダー変更も必要。当たりのある濱中を昇格し、小技を絡められるイヤらしい布陣を敷きたい。

エースには、チームの焦りを解き放つような投球を求めたい。

Posted by torao at 08:28 | comments(16)
[野球全般]ペナント展望
原因を見つめ次に備えよ
ロッテ強いなぁ。バレンタイン監督は、上手くハマっている時はチームを乗せていくアイディアが次から次と出てくる。主力選手を休ませる、スタッフをねぎらうなど、タイガースの首脳陣もぜひ好調のチームを参考にして欲しい。金本は「特殊事情」としても、いかに主力の疲労を蓄積させないかは考えた方が良い。

「スピード!スピード!スピード!」確かにスローガン通りだが…。楽天が開幕約1ヶ月で、キーナート氏のGM職を解き、一二軍のコーチングスタッフを入れ替えた
「(今は)めちゃくちゃ弱いが愛されているチーム」という長期的には成功しそうな路線を、自らグチャグチャにしてはいまいか。「経営が過度に現場介入するチーム」という路線に未来はないと思うのだが…。

打高投低で1つ目、投高打低で2つ目、打低投低で3連敗だ。毎試合、いくつかの悔やまれるプレーがキーになってしまっている。
この日は、岩村の3ランHRを喫した場面の、矢野のリードがエアポケットだった。5回ウラ、二死一二塁のピンチで、打撃不調に悩む岩村に対し、インコースのフォークを4球続けた。おそらく膝元への変化球を投げておけば空振りが取れる、あるいはファールでカウントが稼げるというデータがあったのだろう。しかし杉山のコントロールが定まらずカウントは1−3。5球目に選択したのは内へ曲がる緩いカーブだった。コントロールミスの投球は、打者の肩口に入ってくる。自分の目に近寄ってくる球は、危険回避の本能が働く球。振り払うようなスイングをすると、打球はライトスタンドに消えた。考えすぎの打者に対し、助け船を出すような1球だった。この日杉山が頼りにしていた直球を1球も見せなかったことが返す返すも悔やまれる。

中日戦での負け越しのショックが今の沈んだチーム状態を引き起こしていることは間違いない。首脳陣には、そこを突き詰めて考え直して欲しい。選手個々の状態やプレーもさることながら、タイミングの重要性を再認識する必要がある。

タイガースの開幕ダッシュはほぼ完璧だった。豊富な中継ぎ投手を贅沢に注ぎ込んで、中盤から終盤に勝負を決めるという戦術が冴えた。特に7回に藤川をぶつけるというのが絶妙で、相手の反撃の芽を摘み取り、戦意を喪失させるとともに、味方のダメ押しを引き出し、さらには次のゲームへの良い流れも作って来た。
しかし「開店セール」は長期間はムリだ。目玉商品を出血サービスしていれば大赤字。固定客が定着したところで「通常営業」にしないと、スタッフの気力も体力も持たない。その「開店セール」の最後が先の中日戦だったのだ。
その初戦、0−0の7回に藤川は投入されなかった。開幕当初なら同じ場面で間違いなく早めの交代で攻めていたのに。おそらく岡田監督の考えはこうだ。
福原は好投している。開幕当初ならともかく、ゼロの投手を代えられない。それに藤川にも疲れが見えるし、先発投手にはそろそろ7回ぐらいは抑えて欲しい。心はすでに「通常営業」だった。

スタッフは「開店セール」の総仕上げにやる気満々だった。これを成功させて、その後でほっと一息つくはずだった。ところが首脳陣はすでに通常営業のことを考えていた。スタッフの疲れを気にしすぎていた。この空気はスタッフに敏感に伝わる。目一杯死にもの狂いでやることはない、これからのことを考えながらやる時期かも知れない…と。かくして「開店セール」は最後の三日間で、特に最終日でまさかの「目標割れ」となり、スタッフの士気は大いに低下してしまった。

シーズンに何度かやってくる踏ん張りどころの第1回目だ。チーム全体で「首位決戦勝ち越しだったのに」と振られた恋人の姿を未練たらしく思い描いてはタメ息をついているかのようだ(笑)。
選手達には、反省が済んだら、もう終わってしまったことをクヨクヨ悩むなと言いたい。
そして首脳陣には、対処療法でバタバタするな、早く「通常営業」の型を定め、力を蓄え、次のキャンペーンに備えろと言いたい。
連敗しているからといって、リードされている場面で藤川に投げさせるのは愚の骨頂であると言わせてもらう。すでに「通常営業」を固める時期なのだ。

Posted by torao at 08:00 | comments(17)
[野球全般]ペナント展望
ボロ負け 移動日なし 名古屋ドーム…
機構のワーキンググループが、メジャー選手会と意見交換をするという。選手の行き来をめぐる制度体系の見直しが主目的となる。相手は「強敵」だが、粘り強く交渉して欲しい。
私はウッズやシーツのように、「低予算球団」で活躍した選手が、「ビッグクラブ」に抜かれていく問題、いや抜かれるのは仕方ないにしても、元の球団になんの補償もないという問題(メジャー選手会と関係あるのかどうかは知らないが)をなんとかしてほしいと思う。それぞれが今年も元のチームにいたとしたら戦力地図も大きく違っているはずだ。いや、シーツ先生にお越しいただいたことはとても嬉しいのだけれど…。

ブレイザー元監督、そして同時期に広島で活躍していた福士投手の訃報があいついで。少年時代の思い出の人たち。合掌。

いくらなんでもシーズン開始早々巨人が脱落してしまったのでは、こっちにとっても色々困ったことが起こるので、まあ今回はこういうことにしておいた…などという余裕はまったくなく、情けないボロ負け。和田コーチじゃないけれど、早よ寝て忘れろ(笑)。

放っておいても9点取った頃は遠い昔、今や得点はソロHRのみの時代…。絶好調・1番赤星が出塁しても、2〜4番が湿って、5番今岡が連日かっとばしてもランナーはなく、6〜7番は下降気味、8番矢野が気を吐いても次は投手…といった具合に繋がらない。全員が好調な周期に乗っている時は9点打線で、逆だと1点打線。これではしんどいので、とばしとばしに好不調が混じって、「コンスタントに5点打線」でお願いしたい。誰にお願いすれば良いのだろう(笑)。
打線はかくも当てにならないものなので、やはり基本は投手を中心にした守り。阪神タイガース70周年にあたり、やはり球団の歴史と伝統に立ち帰らなければならない。井川・福原という左右のエースが登板した6試合で、1勝4敗1分け。他は6勝0敗なだけに、貯金を作るべき投手が踏ん張らなくてはいけない。救援投手と内外野の守備に乱れが出ているワケではないので、中6日の巨人戦でどう切り替えて、立て直してくるか期待することにする。
出だしが良すぎると、浮かれてしまって本質を見失うことがある。
まずは先発投手が力投すること。打線がそつのない攻撃で少ないチャンスをものにすること。そして6回までになんとか1点リードを奪い、後は盤石なリリーフ陣のリレーで追撃を振り切ること…これが今年のタイガースの勝ち方だ。あくまでもこのイメージを保っていって欲しい。

巨人は苦手投手を打って、苦手球場で勝ち越した。さあ次はうちの番だ。こっちの先発投手はどういう順番になるのか?いざ名古屋!

Posted by torao at 08:09 | comments(9)
[野球全般]ペナント展望
セ開幕の日にあげ足をとる
夢を見る時間は終わり、いよいよ現実の始まりだ。予想もしていなかった優勝から二年、チームの戦力は高レベルを維持している。あとは勝負の神様に見放されぬよう謙虚にやりつづけるのみ。

セ他球団の不安をあげていこう(笑)。
牛島新監督を迎えた横浜は、今年も投手力に難あり。主力級の高齢化を補う若手が伸び悩み、外国人が頼みだ。しかし対照的に打撃陣が強力。巨人と匹敵する長打力は恐怖だが、あらっぽさが弱点。去年の二の舞は勘弁。
広島は、言っては悪いが、ただただしぼんでいくばかりの印象だ。ドラフトで投手ばかりを補強したが、すぐに計算が立つ者はいない。ベテラン揃いの打線は、相変わらず勝負強く侮れないし、なにより主力を持って行くタイガースに対しての恨みは強かろう。ここは「逆ギレ」で対処すべし(笑)。
清原を前面に押し出した巨人は、「人気」のことしか考えていない。清原が不調や故障となれば、すぐさまガタガタと動揺が拡がるだろう。オープン戦絶好調のキャプラーにはキンケードの匂いが、そして新守護神ミセリにはサンチェの香りがほのかに(笑)。先発、救援とも投手力に不安をかかえたまま。いまごろになってトレードに奔走する様子は、まさに「球界の迷主」。
ヤクルトは今年も試練のスタート。不調、故障などで先発投手がいない。リリーフ陣が良くても、古田・宮本の試合巧者が揃っていても、序盤で崩れる試合が増えるのではないか?それでもなんとかしちゃうのがこのチームの伝統ではあるのだけれど…。開幕シリーズで苦手意識を植え付けたい。
中日ねぇ、確かに強いわな。しかし補強した即戦力投手がそう期待通りに働くとは思わない。余裕をかましているとそこが小さな傷口となることはある。ウッズの守備、勝負弱さもまたしかり。自慢の中継ぎだが、今年はヘタっていると思う、たぶん。集客力の無さも不安点なのだが、まぁそんなことは「球界発展」という観点からも期待せずにおこう。自慢の上位二枚を力でねじ伏せられれば一気に形勢逆転できると思うぞ。とにかく評判が良すぎるチームはそれだけで優勝候補から外して良い(乱暴)。
ということで、ウチの不安材料は省略(笑)。開幕すればイヤほど見るわけだから(笑)。

Posted by torao at 07:41 | comments(4)
[野球全般]ペナント展望
私的井川問題解決方法
井川問題は実際の交渉内容が分からないので、どのような最終決着となるのか予想も出来ない。ひょっとしたら公表しないという条件で、将来に向けての条件調整が行われているかも知れない。ただ言えそうなことは、阪神ファンが信じて疑わなかったあと4〜5年は井川投手が阪神のエースを張ってくれそうだという予想図が音を立てて崩れたと言うこと。本人にその気持ちがないのだからこればかりは仕方ない。

悲嘆に暮れていてもつまらないので、建設的に考えてみる練習(笑)。ヤクルトなんて毎年のようにエースがいなくなっていたけど立派にやって来たじゃないの。ウチだってできるできる!

井川といえばタフ。ローテを守って200イニング投げる。これはおいそれと真似できるもんじゃない。しかし頭数で補うことはできるかもしれない。投票コーナーに居並ぶ面々、三東・杉山・筒井和・太陽・江草・金澤・前川・能見…まだまだ後続グループもいる。みな勢いのある若手だ。
だれか一人や二人出てくるんちゃう?

そして井川といえばウチのエース。今年は3つ止まりだったが、一人で貯金をどっさり作ってくれるのが仕事。しかしこれとて打撃とのかねあいで、去年の藪投手のように好投しても勝ち星がつかないことだってあるのだし、たいした投球をしていなくても打線爆発で白星ごっつぁんてこともある。
打ちまくればなんとかなるんちゃう?

まぁ世の中そんなに甘くない。エースの穴は急に埋まらないかもしれない。その結果、チームは優勝を逃すかも知れない。Aクラスも逃すかも知れない。
そしたら監督代えて出直せばええんちゃう?

もう本日は「評論家」を自称することすらやめときますワ(苦笑)…

Posted by torao at 07:29 | comments(9)
[野球全般]ペナント展望
仰木監督が決意新た…震災から10年「期待に応える」
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200501/bt2005011808.html

1/17で阪神・淡路大震災から10年。「被害に遭われた方の様々な傷は、決して癒えていない」、定期巡回しているブログでも地震の経験談を読ませてもらい、考えさせられた。

悪夢の惨状の中から「がんばろう神戸」を合言葉にブルーウェーブが優勝を遂げた、あの感動からもう10年が経つ。不思議なことに、プロ野球の勝敗は「世の中の空気」から影響を受けることがよくある。それだけ応援のパワーは決して侮れない勝負のファクターなのだ。今年はどんな風が吹くのだろうか。
個人的意見だが、弱小地域密着型地方球団に良いことがあってほしいと思う。セなら広島、パなら北海道、東北だ。これらのチームが中盤まで優勝争いに絡み、地元の応援が盛り上がって欲しい。「地域密着型経営への移行」、時代はまさに転換期だが、言うは易しされど…だ。NPBは読売が動かなければ何も変わらないという点では相変わらずだ。幸いにして読売の改革派フロントは、比較的良識があるようで、「巨人さえ強ければ」というエゴをひっこめている。世の中的に、パ・リーグを含め、すべての球団に元気になって欲しいという空気がもっともっと満ちて来たら良いと思う。どうかそれを後押しするようなペナント争いになってくれ!

それにもまして、とにかく両リーグとも、白熱の優勝争いになってもらいたい。3チーム、4チームがダンゴ状態で夏場まで。少しずつ失われてきた日本プロ野球への「熱」を取り戻すには、なによりそれが必要だ。そして熾烈なダンゴレースを経て、最終的にタイガースが日本一になるなら仕方ない、健全な球界の発展を願う皆様、お許し下さい(笑)。

Posted by torao at 08:17 | comments(2)
[野球全般]ペナント展望
【号外】中日優勝!
落合監督率いる中日ドラゴンズがリーグ優勝を決めた。今季、甲子園球場のセンターポールにはためいたチャンピオン・フラッグは名古屋に渡る。中日ファンの皆さん、おめでとう!
落合監督の「考え方」が生んだ優勝と言える。金をかけた補強ではなく、現有戦力をアップさせるという方針は見事に結実し、投手を中心とした守りの野球が完璧に機能した。
また、試合の流れを冷静に読んだ采配が恐ろしいほど当たった。代打的中率の高さは驚異。走力のある者、肩の強い者、長打力のある者、ミートの巧い者、選球眼の良い者、バントの巧い者…機を見て巧みな用兵。また、球の速い者、変化球がキレる者、度胸が据わってる者、経験豊富な者…投手起用の上手さにも非凡さを見せた。
なによりも素晴らしかったのが、ムード作りだ。持ち味のニヤニヤ笑いとリラックスした会話で、緊迫した場面でも選手が力を発揮する独特の空気を作り上げ、得点力はリーグ下位でも、「ココイチ」の勝負強さがあった。また、一二軍の既成観念を捨て、戦力になるものはどんどん使うという方針の徹底により、全球団的な競争状態と、チャンスがあるという希望に満ちた雰囲気を完成させた。
俊足で粘っこい1、2番、勝負強い3番、飛距離のある4番…。鉄壁の二遊間、俊足・強肩で抜けない・帰れない外野…。近年、巨人などで見られる「現代風の野球」とは正反対の「昔ながらの野球」がそこにはあった。「落合野球はつまらない」と言う人もいるだろう。しかし、これが「勝つ野球」だ。そして勝つチームは奥深い面白さがあるのだ。

Posted by torao at 23:50 | comments(0)
[野球全般]ペナント展望
阪神死闘延長十二回ドロー 岡田監督「あすの試合次第や」
http://www.sponichi.com/base/200408/08/base165253.html
太陽が遠投練習できるまで回復。精神面と足腰の鍛錬を積み、復活を誓う日々。一皮むける良いチャンス、焦らずに着実に。
金澤、マイヤーズ好救援。特にマイヤーズは巨人大振り打線には意外と効果的。
アリアス、前日とはうってかわって選球眼が良かった。要はメンタルの問題か。危機感を持って集中できる環境があれば良いのかも知れない。8/10キンケード登録後、さらに良くなるかも(笑)。
矢野が久々に長打2本。やっぱり打つ方で矢野らしさが出てこないと打線にパンチが足りない!失投で長打を食ったが、全般にリードも良かったと思う。
「流れ」。大きな流れが阪神に来ているのは間違いない。長期ロードを連勝中、この日の組み合わせも福原対桑田、初回に5点を先制。直後の反撃も、仁志のソロHRのみで踏ん張る。流れが変わりそうな6回裏も、無死一二塁と連打された後、清水大きなライトフライで一死一三塁、二岡の一二塁間のゴロをアリアス・鳥谷がいっぱいっぱいのプレーで二塁封殺。1点やって二死一塁と、流れを渡さずに済んだ…かに思えた。しかし阿部にその直後の初球を2ランHRされ流れを持って行かれた。まさに大きな流れに一人で竿を差した。敵ながらこの阿部という男の勝負強さは底知れない。
しかし福原もその後なんとか踏ん張り、迎えた8回裏一死ペタジーニで予定通りウィリアムスに継投。リードはわずかに1点ながら、試合運びの面で、流れは完全に阪神にあった。だがペタジーニの好調さは、流れに飲まれるような生易しいものではなく、ウィリアムスの失投を完璧に持って行った。こうなれば普通はサヨナラの流れになるのだが、阪神救援陣も大きな流れに乗って、また巨人の拙攻にも助けられしのぎ切った。
ロード連勝の勢いは、この日の長時間の「徒労」で、いったんダムに貯められた。次戦次第でこの日の分も合わせて一気に奇跡へと流れ出すか、現実という大きな壁にせき止められるかが決まる。相手打線もペタジーニと阿部が好調で手強い。阪神タイガース、今季の流れを決める大一番と言って良いだろう。

Posted by torao at 07:46 | comments(1)
[野球全般]ペナント展望
金本は故郷で逆転口火の執念フルスイング二塁打
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200408/tig2004080403.html
伊良部が鳴尾浜でリハビリ開始。米国で受けたプログラムに従って復活を目指すが、いばらの道が待ち受ける。
久保田が二軍戦で1イニングを抑え、予定通り調整を終了。8/4にも登録され、安藤の代わりを務める。
併殺で8回を抑えた安藤が勝利投手。藤本も再三にわたる好守備で投手を盛り立て、さらに9回二死後はしぼみかけた好機を拡げ、逆転を呼ぶ貴重な安打を放つ。二人はチームを離れ、気分良くアテネに出発する。
広島の五輪代表、エース黒田は悔しい最終登板になった。8回までは完璧な投球、特に8回はリズム良く内野ゴロ3つで、広島首脳が黒田に完封を期待して送り出したのは当然。そしてその期待に応えられず158球で逆転されマウンドを降りた黒田は、タオルで顔を覆ったまま、しばらくベンチで泣いていた。自分のふがいなさが悔しかったという。この投手はまだまだ成長を続けていくのだと感じた。
9回、片岡・金本(二塁打)・桧山(四球)・矢野(犠飛)・1人とんで(笑)・関本(2点適時打)・今岡(適時打)という集中打は見事だった。もちろん黒田がいっぱいいっぱいだったということもあるが、金本の一打で方向性が決したといっても良い。それほど現在のチームは精神的支柱を金本に委ねきっているとも言える。
軽重の差こそあれ、全チーム主力が2枚抜ける一大事。この日、劣勢から大逆転を遂げたことは、ものすごく大きい。これにより8/4井川先発でスッキリと勝てれば、「第3の開幕」でスタートダッシュに成功する可能性がぐんと高まる。「新鮮力」の鳥谷、片岡、キンケード、藪、藤川、久保田。彼らがさらに勢いをつけるような活躍をすれば、巻き返しの目はある。この「五輪ロード」期間は阪神にとって大きな意味を持つ。

Posted by torao at 07:51 | comments(0)
[野球全般]ペナント展望
虎「自力V消滅」今季初5連敗 5時間37分壮絶延長戦力尽く
http://www.sponichi.com/base/200407/29/base164217.html
辛抱、辛抱。去年の阪神、今年の中日。何をやっても勝つこともあれば、何をやっても負ける時もある。勝った負けたは時の運。悔しさをパワーに変え、思考を停止させず、感覚を研ぎ澄まし、すべてを受け入れろ。辛い時期をいかに将来の糧にできるか。監督もコーチも選手も、ファンも、サイト運営者も(泣)、皆良い経験をしている。辛抱、辛抱…。
野崎社長、巨人と情報交換を強化し「2リーグで国際化」を実現させるべく調整に動く。現実的な制限の中で、常に自分のベストを尽くしていると思う。
藪7/29二軍戦で実戦復帰予定。順調なら8/3広島戦で先発復帰へ。
試合前に阪神選手会が署名活動。7/29には巨人選手会が一軍選手全員参加で行う。地道な活動だが効果的だ。
壮絶な試合で競り負け、5連敗。しかし打線の反発力と粘りに光明。そして中継ぎ陣にキラリと輝くものがあった。
三東、ランナーたまって立浪という大きな場面でよく抑えた。次のステージへ。
桟原、よくゲームを作った。もう少し球種があれば、先発適正についても考えてみたくなる。
藤川、魂のこもった投球で3者連続三振。課題の精神面が強化された?もう絶対ケガするな!ムードを変えるピッチングができる予感あり。
マラソンレース折り返し直後、一瞬の心のスキをつかれて置いて行かれた。この「まさか」の坂をぐっと踏ん張れば、そこにはもうヒトヤマ必ずある。中日・巨人のデッドヒートの陰に隠れてこっそりついて行け。他力本願とはいえ、自分を信じて粘っていけばレース展開も変わってくる。

Posted by torao at 08:04 | comments(0)
[野球全般]ペナント展望
福原7回0封→ウィリアムス2回完全“意地リレー”熱戦演出
http://www.sponichi.com/base/200406/20/base159941.html
抗議で覆る「疑惑の判定」には閉口。その事後処理のグズグズにはもっと閉口。野球という競技そのものをダメにするような酷いものだった。機構、なんとかせい。
ここしばらく良くなかった福原が、勇気あるカーブ、勇気あるストレートで復調を見せた。しかし、打線発「萎縮の連鎖」は止まらず、バントをする赤星の手にも、藤本の手にも、安藤の腕にも伝わってしまった。とうとう連打すらなく、二塁に走者をおいたのは3回一死鳥谷の二塁打だけという惨状で、4試合連続の「超貧打」。ペナントレース展開を考えれば、もちろん事態は大変深刻だが、打線は水物、いかに不調の波を短くするかという発想が必要だ。特に異常とも言える昨季の「繋がりすぎる打線」の残像に縛られればイップスになってしまう。「これが普通」「そのうちなんとかなるわい」と開き直ればなんてことない。また、たとえ失敗しても盗塁、エンドランをどんどん仕掛けていくような、前につんのめってしまうような姿勢が必要だ。鳥谷の走塁を見習え。
ここは一つ視点を変えて、首位を走る巨人が、この2試合をどのように感じたか想像してみたい。「阪神恐るるに足りず」と思っているだろうか?あの強力打線を1点ずつ、しかもこの日は10イニングゼロを並べたのである。もしも阪神打線がこのようなどん底でさえなければ、巨人が2連続完封されていた可能性大なのだ。「阪神投手陣恐るべし」「去年のチャンピオンチーム、打線が乗ってきたら恐い」これが巨人が抱く阪神への偽らざる印象だろう。自分たちで勝手に諦めなければ、山はまだまだ、何度でもやってくる。おごる巨人は久しからず。

Posted by torao at 07:48 | comments(2)
[野球全般]ペナント展望
腕ぶすモレル「横浜アレルギーを断ち切ってみせる」(SANSPO.com 6/12)
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200406/tig2004061205.html
6/12先発予想の下柳の言う通り、この時期は雨が降るもの。打撃下降気味の藤本、矢野、今岡や、二軍調整中のアリアス、体調不良の井川らには恵みの雨だ。一方で長期ロード前に連続イニング出場記録を達成したい金本や、二軍から上がって来て出場機会を待つ吉野、モレル、伊良部、早川、上坂らにしてみればヤキモキする雨だろう。そして何より、不本意極まりない「最下位」という雑音は一日でも早く振り払いたい。
低迷の理由の一つ「横浜に負けすぎ」これが大きい。1勝9敗…。もしごくごく普通に5勝5敗だったら今頃阪神は貯金5で巨人と並ぶ首位争い、そのころ横浜は借金10でいつものブッチギラレ最下位。「残り全部勝て」とは言わない。まだ半分以上あるのだから、ここからはごくごく普通に5割でいって欲しい…せめて。

Posted by torao at 07:16 | comments(0)
[野球全般]ペナント展望
【勝負やで】監督も辛いと思うよ…う〜ん…試練だよな(SANSPO.com 6/6)
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200406/tig2004060608.html
金澤が2回をパーフェクト。今岡が意地の同点3ランHR。リフレッシュ休暇の赤星に代わって1番センターでスタメンの上坂が活躍。三東に代わり伊良部が一軍登録、6/6横浜三浦との投げ合いか。吉野が復調、山口二軍投手コーチから「いつでもOK」のお墨付き。キンケード回復順調、ティー打撃&ノック始める。オープン戦で右肩負傷の的場が二軍戦代打で実戦復帰、送球はまだだがとりあえず笑顔。明るい話題のオンパレード(笑)。
前夜終盤の逆転負けの後、静岡から横浜へ2時間のバス移動。誰一人黙して語らず。この日はリガンが鈴木尚にサヨナラ3ランを浴び、来日初黒星を喫した。20勝一番乗りからあっという間の転落で最下位とゲーム差無しの5位まで落ちた。
繰り返しになるが、「いい感じになってきた」。これはチームにとって必要な試練で、むしろこの時期に来てくれたことに感謝したいぐらいだ。幸いにして選手はほぼ去年の優勝メンバーがそっくり残っていて、なおかつ首脳陣はほぼ「全取っ替え」。誰もこの状況を安易にはとらえない。約20年に一度爆発的な熱狂を生み出す「奇跡のチーム」を選ぶか、普通に強くなったり弱くなったり時々優勝したりする「普通のチーム」を選ぶか、勝たねばならぬという使命の下、常に優勝を目指す「常勝チーム」を選ぶか。選手たちが、現場首脳陣が、フロントが、OBが、そしてファンが、この時期にどう取り組むのかによって、阪神タイガースの現代史が動く。弱い者が強くなることより、強い者がそうあり続けることの方がはるかに難しい。

Posted by torao at 07:49 | comments(1)
[野球全般]ペナント展望
ここはどこ?どこが底?(自称阪神タイガース評論家 6/2)
残塁と併殺の大安売り。打てども点にならず、勝負の継投・リガン投入も裏目。ヤクルト戦12連勝の本拠地「地の利」も生かせず、甲子園は今季最少47,000人の観衆のため息に包まれた。「弱い阪神」「ダメ虎」の文字列を久々に目にする一方、ライバル巨人は4点差をひっくり返して6連勝と波に乗る。
目の前が暗くなるようなここしばらくだが、あえて「心配無用」と言ってみることにする(笑)。昨年の優勝はなんだったのか?優勝の前にあったのは長期低迷という「どん底」。星野氏がやってきて、「ん?強くなってきた?」「お、いい感じ!」「俺たちは強い!」と加速度的に上昇していく高揚感で勢いに乗っていった。
今季はといえば、正直開幕から「強いんだか弱いんだかわからない」という状況が続いていた。調子は出ていないが首位にいる、という弱い浮力の中で水面上を漂っていた。このような展開ではなかなか機運は高まらない。
打線には向上の兆しも見える。また井川、吉野、伊良部、キンケード他、期待通りの活躍ができないでいるメンバーたちも地下でマグマのようにエネルギーをためている(たぶん)。爆発力と加速度的な高揚感なくして優勝無し。ここでしっかりとした底を作ろう。

Posted by torao at 07:54 | comments(0)
[野球全般]ペナント展望
大混戦「セ・リーグ ダービー」(セ・リーグ順位表YAHOO!SPORTS 5/26)
http://sports.yahoo.co.jp/baseball/cl/standings.html
二軍戦で鳥谷が公式戦第1号HR、上でも近々出るかも。また伊良部が4回を好投、復帰は遠からじ。片岡ふくらはぎ負傷、復帰遠のく。前にも書いたが、横浜には旧年中大変お世話になり、お祝いの半返し中なので我慢しよう。
さて相変わらずの大混戦、40試合前後消化したが、なにもやってないのと同じだ。今週行われるダービーに例えていうなら、スタートの直線を抜け、1コーナー、2コーナーを抜けようというあたり、馬群は一団、先頭を走る阪神が作るペースは、超スロー。本当はもう少しペースを上げて、縦長の展開に持って行きたいが、どうも上がってこない。だが使っていない脚(井川、伊良部)もあり、ここはムリせず馬なり。本来、実力的に不安のある横浜、広島あたりが逃げを打ちたいところだが、これ以上はムリできず、なんとか折り合わせている。中日はやや「かかり気味」終盤に不安、ヤクルトはレース巧者振りを発揮し、前が空くのを狙う。もしもペースが上がらないまま、一団となって最終コーナーを迎えると、切れ味のある巨人が恐い。阪神としてはやはりもう少しペースを上げておきたい。

Posted by torao at 07:20 | comments(0)
[野球全般]ペナント展望
5/2 NHK サンデースポーツ 広沢克実
新打線で3連勝。これまでの展開を省みて、ここで緩まず辛抱して行きたい。さて昨夜のTVで今季から解説者となった広沢氏が今後のセ・リーグについて展望していた。曰く「まだまだ混戦は続く。しかし当面、中日・阪神・横浜の脱落はない。なぜなら勝ちパターンのリリーフ陣が確率されているから」とのこと。大いに同意する。「史上最強打線」有する巨人が水面下に低迷している原因も唯一これだけだ。先発投手陣は後ろが不安なため、1回でも多く投げなければならない。攻撃陣も1点でも多くリードしておかなければならない。しかしそれでも終盤に逆転を喫してしまったのでは、すべての信頼関係が崩れる。この日中日−横浜戦3点リードして完封直前の川上は、9回一死満塁のピンチで落合監督に「どうする?」と聞かれ、「代わります」と応えた。信頼関係で結ばれたチームが、実力以上に強くなることは、去年の阪神でよく知っている。

Posted by torao at 07:55 | comments(0)
[野球全般]ペナント展望
横浜が単独首位!8年ぶり4月勝ち越し、虎に5連勝
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200404/bt2004043003.html
「昨年は大変お世話になりまして、こちらはほんの御礼の気持ちです」。お祝いの御礼は半返しが相場というから、8連敗までは覚悟しておくことにしよう。それはともかく、横浜が強くなったことは事実だ。実戦を積ませてきた多村、相川、内川、村田、古木らの中堅・若手が着実に力をつける一方、金城、石井、佐伯、種田らベテランも元気で野手の層は厚い。ベテランと外国人を中心とした先発陣も堅く、阪神打線が後手に回る試合展開が続く。阪神が自分たちらしい試合をするためには、現エース福原が月刊MVPを決める快投、そして着火マン今岡が火を噴くしかない。

Posted by torao at 06:53 | comments(0)
[野球全般]ペナント展望
SANSPO.com 4/16 【勝ちまっせ!】キンケードを“岡田色”に染め直すプラス思考
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200404/tig2004041607.html
藪好投も報われず4連敗で最下位。これで良い。この状態から這い上がってこそ優勝の喜びも倍増だ、と今日もまず強がって…。いや、苦境をプラス思考にとらえれば必ず良い方向に向くだろう。記事のキンケード、久保田については復活劇に期待したい。さて、さらにプラス思考でいってみよう。昨年序盤からの阪神独走で、観客動員が増えたのは阪神戦のみ。セ・リーグ他球団は軒並み客を減らした。特に長期不調に喘ぐ広島は深刻だった。この試合で単独首位、やはりこいのぼりの季節ぐらいまでは気持ちよく泳がせておこう。共存共栄、自分だけというのは良くない。もうひとつ、優勝などするとどうしても一過性のファンが増える。「連敗」「最下位」という言葉で冷や水をぶっかければ、熱も冷めるか。いずれ離れていくなら、早い方がよろしい(チケットもとりやすくなるし…)。

Posted by torao at 09:33 | comments(0)
[野球全般]ペナント展望
SANSPO.com 4/9 【勝ちまっせ!】相手捕手に打たせるとこうなる
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200404/tig2004040906.html
巨人を3タテ!横浜に3連敗!-----「強きをくじき、弱きを助く」正義の味方、阪神タイガース見参。いやいやちょっと待って!明らかに巨人より、横浜の方が強いぞ。ギャラード、佐々木が機能したら、12球団一の8、9回だし、先発陣も斉藤、三浦、外国人らのローテーションは意外と手堅い。打線の方も昨季からの長打力、破壊力に加え、石井琢、金城が働けば繋がりも機動力も出る。ベテラン、中堅、若手のバランスも良い。冷静に考えると今年のベイは大チャンすではないか!(って気づくの遅い?)

Posted by torao at 10:35 | comments(0)
[野球全般]ペナント展望
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