2009.09.13 Sunday
野原祐、2点ビハインド9回ウラ先頭打者という大切な場面での代打。
自称阪神タイガース評論家(跡地)かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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2009.09.13 Sunday
野原祐、2点ビハインド9回ウラ先頭打者という大切な場面での代打。
2009.06.07 Sunday
◇6月6日(土)阪神−オリックス最終戦(阪神3勝1敗、14時、甲子園、46792人) 2009.04.26 Sunday
◇4月25日(土)広島−阪神5回戦(阪神4勝1敗、14時、マツダスタジアム、28400人) 2009.04.20 Monday
◇4月19日(日)横浜−阪神3回戦(阪神2勝1敗、13時30分、横浜、24491人) 2008.04.14 Monday
ベイ先発のウッドは、191cmの長身から緩い変化球を低めに投げ下ろしゴロを打たせる軟投派。
2006.09.11 Monday
新庄ラスト関西でHR。チームはプレーオフ進出決定。
2006.09.06 Wednesday
パ・リーグが大混戦。昨夜はプレーオフから脱落済みのE−Bsを含め打ち合いの大熱戦で盛り上がっていた。
2006.08.26 Saturday
7回表、二死一塁。投手交代を告げられた福原は、完全に自分を失っていた。ベンチへと歩きながら、不服を隠そうともしない。
2006.08.20 Sunday
猛打逆転の第88回全国高校野球選手権大会は、早実斎藤、駒苫田中の好投手対決で決勝。
2006.08.09 Wednesday
吉野に代えて上げたのは金澤。重要な役回りになりそう。
2006.07.12 Wednesday
6安打2点のタイガースが、8安打1点のカープに競り勝った。
2006.06.21 Wednesday
T牧野とE坂の交換トレードが発表された。
2006.06.15 Thursday
ナイスピッチング?おう、ありがとう。おう、我ながら良く粘ったと思うよ。
2006.01.10 Tuesday
そろそろ本格的な自主トレの季節。福原も沖縄にて追い込むという。
2005.08.25 Thursday
今日は地域によって台風騒ぎになりそう。広島は大丈夫なのかな?
スポニチによれば、読売が要請するのは「星野GM&原監督」なのだそうだ。誰だかわからない「読売関係者の話」によると「チームを変えるには彼の持つ毒が必要だからだ」だとか。もし星野GMが実現して、その毒の力を発揮する時が来たら、たぶん君にもふりかかると思うぞ(笑)。嘘っぱち記事かも知れないが、トップの渡辺氏に改心と反省がなけりゃ、改革はムリ!。 え?イーグルス11連敗してたの?あらら知らなかった、ごめん(笑)。11連敗も悲しいけど、それがまったく話題にならないのはもっと悲しいなぁ。100敗阻止にあと3つか…田尾監督、最後まで頑張れ。 D3連勝か。朝倉が連勝、岡本が復帰、最近不調のウッズが故障したのも好材料と言えるかも知れない。 「去年も秋田で昌(山本)と朝倉で勝った。これも何かの因縁だろう」落合監督の妖術は、だんだん井崎修五郎っぽくなってきたが(笑)、まだまだ健在の様子だ。いいじゃない、油断している場合じゃないよ。 たまたま小さい記事が目に入った。「巨人・姜建銘投手(20)が台湾代表として野球W杯(オランダ、9月2〜17日)に参加することが球団から発表された」9月に、オランダで、野球W杯が、ある。知らなかった(笑)。そもそも「野球ワールドカップ」が存在していることを知らなかった。うーむ、己の不明を恥じるほかない(苦笑)。 大会の説明は日本語版MLBサイト、WBCの紹介ページにもあった。ちなみに第36回IBAFワールドカップ日本代表メンバーはこちら。 なにか国政の外交政策に似ているが、好む好まざるに関係なく、米メジャーとの一蓮托生しか選択肢はないという意見をよく耳にするが、ろくなことにならないような気がしてしょうがない。アジアとの関係強化、アジアでのガチンコ大会を充実させて、さらに中南米と交流し、米メジャー抜きの「世界一決定戦」を強行し、米メジャーが希望するなら入れてあげるという形がとれないものだろうか。ムリか(笑)。 この日も広島市民球場は、二軍戦との親子ゲーム。中村泰が先発で4回を投げ、3失点。一軍首脳も見つめるチャンスだったのだが、毎回のように失点をしているので、あまり良い投球ではなかったのだろう。赤松は3安打か。今年は上げないのなぁ…。 前日の橋本に続いて、この日は野口を登録復帰。太陽抹消。心配なのは江草が風邪による胃腸炎でダウン、様子見だそうだ。 で、上がったばかりの橋本が2番手で登板。二死から火の点いたカープ主力につかまってしまった。チェンジアップの沈み方がゆるく狙われてしまった。動揺すると弱い橋本も悪いが、こうなっちゃうとカープの打線て怖いわ。 試合は中盤まで1−2の投手戦、終盤に反撃の予感がある展開だったが、6回ウラに福原が不用意な失投を打ち込まれ惨敗した。 … 「うぎゃあああ、それでおしまいかよ!おい、それしか言うことこないのかよ!相手投手はプロ2戦目の大島だろ?ストライク入らなくて困ってたところで簡単にゲッツー打ちくさった鳥谷のことはいいのか?おい!だいたい2安打ってなんだよ、昨日は井川の時、カンカラカンカラ打ったくせによ!お前ら、オレが投げる時、明らかにやる気ないだろ、え?浅井よ、何とか言えっ!ぎぃいい!あの回もよぅ、本当は嶋は三振だったんだよ、あの球審がボールとか行ってよぅ、それにあの前田のファーストゴロでチェンジだったんだよ、本当はよぅ、イレギュラーしなけりゃよぅ、こら、アンディ、あんぐらい何とかせんか!うぎゃああああ!」と福原が荒れまくったかどうかは伝えられていないが、ほんの数球で接戦が大敗に変わる恐ろしさ味わった。またしても。降板後、ベンチ奥にどんよりした表情で座る福原には、もともと暗い市民球場の照明の光は届いていなかった。 2005.08.11 Thursday
ベイの三浦、G戦2年ぶり勝利?ちょっとそれどういうこと?通算対T30勝9敗、対G9勝22敗って…。そうか、彼の中では、まだダメ虎のままで見下されているということか。けっこう頭古そうだもんな(笑)。次の時こそ、こっちも「けっ、Gにからっきし勝てないクセに」と見下してやろう(笑)。
二軍戦で良いデータが並ぶ。太陽が5回17人2安打、自責1。金澤が1回3人0安打。中村泰が3回12人2安打、自責1。特に3月にヒジを手術した金澤の回復は驚異的だ。まだまだ続く厳しい戦い。この中から、上でびっくりするような投球を見せる投手が出るような気がする。 【ちゅうい】これから書くことには、妖術の呪文が含まれています。読む時は部屋を明るくして、モニターに近づきすぎないようにしましょう。 --- 試合後の落合監督。「向こう(阪神)は泡食ってたんだろうな。負けられないと思ったんだろう。最後まで苦しめたんだから、いいんじゃない。そういう意味で言えばな」。 泡なんか食ってないもん。予定通りだもん。イ〜〜〜だ!ベ〜〜〜だ!(幼児退行現象)。 スタメン6番ライト桧山が、貴重なダメ押し点を招く一打を含む2安打。加えて、この日のために日々改良を加えてきた、ボテボテ二ゴロのゲッツー崩れで4点目をゲット(笑)。いやいや本当の話、満塁からのゲッツー崩れは犠牲フライよりも良いという説もあるのだから(一三塁に走者が残る、相手に「失敗した」というダメージを与える)、ナイスボテボテ!本当にスペ山どっちでもOKモードに入ってきたかな?(笑) ここのところ、シーツの功績大。第1打席、第2打席とも得点を呼ぶ好打。そして、金本のヒットで、一塁から三塁に進んだ3回の走塁も大きいプレーだった。満塁でゲッツー2つは褒められはしないが、思いっきり振るしかない場面だから気にしなくて良いと思う。 7回、二死から今岡二塁打(もう普通なら楽勝二塁打なのだが、会長激走ギリギリセーフw)、桧山ライト前(普通ギャンブルで突っ込ませようか迷うところだが、二走会長のおかげでノーチョイスw)で一三塁の好機。ここから落合−谷繁バッテリー対打者&捕手矢野の対決は見物だった。インローへのシュートを執拗に続ける谷繁。次こそ外かと思わせる配球だが、ついに初球から6球続けたところを、自信を持って振り抜いてセンター前へ。素人考えでは、そこらへんで、ひょいとスライダーを投げれば絶対に打たれないと思うのだが、そうとも言えないのだろう。オモロイね、谷繁捕手。 さてその矢野がリードする側に回って、敵主砲ウッズに2発。前日から3発。腕の伸びる外しか打たれていないが、それでも外を攻める。ただこの配球は、3戦目の安藤との対決を見た上で良し悪しを言いたい。ここまでは「打たれてもソロ」という判断の上で「撒き餌」をしているのかも知れない。みものみもの(笑)。 球児、言うなぁ(笑)。久々登板で、制球に苦しみながらも2回ぴしゃりなんだから言って良し。(1)「中日は逆転が多い?僕は逆転されてませんから」聞いたか?井川。(2)「福原さんに白星が付いたことが一番」聞いたか?福原。 でも「優勝が早く決まったら、おもしろくない。楽じゃないところで投げたほうがいいじゃない」という球児の奥さんの発言がいちばん素晴らしい(笑)。Qのケツをひっぱたく本当のクイーン発見(笑)。これからもビシビシたのんます(笑)。 遅い。遅いよアニキ、少なく見積もって2試合遅い(笑)。その一発が出なかったおかげでみんな苦労しちゃったんだから。尻に火がつかなきゃ…とは言っていたが、本当に尻が燃えてからだもんなぁ(笑)。でも、本当にここで頼むというところの3ランHRだった。朝倉からは4本目のHRだという。荒れ球が特徴の朝倉だが、金本に対してはビビっているもんだから、安心して踏み込めるのだろう。インタビュアーから「ホッと」したかと問われ、「ホッとしたというか…」と考えた末、「ホッとしましたね」と言った。本当にホッとしたんだと思う。 青いユニフォームを着た選手たちと戦うだけでなく、敵将の術、球場の妖気とも戦わなければならない。加えてこの日は、前日の幻とも戦わなければならなかった。5回ウラ、代打大西からの打順。そんなバカな話はあるはずがないといくら頭で打ち消しても、「もしや」「ひょっとして」と疑念が浮かんでしまう妖術。 だが福原は、それをふっきろうとした。それまでのノーワインドアップから、振りかぶるモーションに変更。この回、なんとしてもという気合を見せた。矢野も丁寧な組み立てで大西を遊ゴロに取る。 次の回、打順が回る。この5回で交代か、福原もわかっていただろう。好投も援護なく負けがかさむという日々が続き、気づけば投球内容そのものも悪くなっていた。今の自分に対する信用度なら、5回までリードを保てばそれで十分という評価なのは仕方ない。とにもかくにもこの回、リードを保つ。これまで打者のリズムをよくしようと、気を使ったりもしたが、この場面、後悔したくないという気持ちから思いっきり振りかぶったのかも知れない。 外寄りにボールが集まったところを荒木に踏み込まれ右前へ。一死一塁。セットポジションから放った143km/hの直球を井端に叩かれ、遊内野安打、一死一二塁。再び頭をもたげる疑念と不安。しかし打席の立浪もまた疑念と不安にとらわれていた。打撃好調のチームにあって、打撃の名手の調子が一向に上がってこない。特に直球で攻め込まれることが多いのは、精神的に追い込まれているからではないか。5球目のボール気味の直球で一ゴロ、ただし併殺は取れず、二死一三塁。そしてバッテリーはウッズとの勝負を避け、満塁で福留勝負を選択する。 意外だったのだが、福原は福留にHRを打たれたことがないのだそうだ。そして打点もあげられたことがないのだそうだ。そういう優位な心理状態もあったのだろう、福原は満塁となったこの場面で、またワインドアップで投げ込んでいった。初球胸元の変化球で注文通りファールを取り、2球目は外角低めこれ以上ないというコースに146km/hの直球を決めた。周到に外に2球直球と変化球を見せて、最後はストライクからストライクへのフォークボールでタイミングを狂わせた。福原の開き直りとも言える「振りかぶり」が流れを引き込んだ。 2005.07.07 Thursday
古田捕手欠場、本当にすまない。ただ、ねんざと関係なく、左足首に良性の腫瘍が発見されたとか。世の中は不可思議に満ちている。
試合前の岡田監督「130(試合)くらいまでに勝負はつくやろ。長崎もある」。…どういう意味?何が言いたい?なんのために言う?…しまいには怒るぞ。 今岡、この日は軽打で連続マルチ安打。絶好調が突然来るぞ!(笑) そうでもないように見えて、スペンサーの調子はけっこう上がってきている。少なくとも甘い球を痛打できる形になって来た。その雰囲気は投手が一番わかるはずで、押し出し四球は偶然の産物ではない。 ウィリアムスがうるさいスワローズ上位打線を、三者連続空振り三振。しかも青木、宮本は三球三振。ファミスタかと思った(笑)。「タイガース強し」と印象付けるのに十分なシーンだった。 杉山−安藤−井川−福原…。この4連勝は先発投手が良い流れを作ってのもの。すべて僅差の厳しいゲームだが、先発が下地を整えた試合は、安心感がある。 スワローズ先発川島も要所を踏ん張る「らしい」投球で、引き締まった試合。投げるだけでなく、打って走って、目一杯のプレーには好感を持った。投げ合いに負けての連敗中だとか。次がんばれ!…あっ、次もまたウチ?その次にがんばれ!(笑)。 金本の恐ろしいHR。インハイの直球をライナーで上段に打ち込む。タイガースに金本ありだ。異常な四球の多さもうなずける。明らかに年々凄みを増している。ああ、もうメロメロ…(笑)。 崖っぷちに立たないと力が出ないというのでは困るが、そういうタイプの人は確かにいる(他人のことは言えないw)。「劇場型」久保田もそうなのか?それでもなんだかんだと3試合連続セーブだ。ここのところスライダーのキレ、コントロールが申し分ない。速球を見せて、変化球で取るという組み立てが出来れば楽だ。 この日は、二人を切って、あと一球からヒットを打たれたのが悔しいらしい。いいじゃないの。ようやくそれらしい思考回路になって来たということ。 9敗という崖っぷちで踏みとどまっているのが福原。遅すぎる(笑)。 安藤に習ってか「テンポ良く」をテーマにしたという。立ち上がりからその大切さを痛感したに違いない。 2回は連打で一死一三塁のピンチを招く。城石の打球はライト前へのライナー…スペンサーがサイの如く前進して好捕、さらに矢のような球を矢野に返し、タッチアップを許さなかった。そればかりか、矢野から三塁への転送で、飛び出したランナー(鈴木健)を刺そうかという、美しい守備を見せた。打たれても、福原が作ったリズムにバックが呼応した。 続く3回はさらに如実だった。先頭川島の詰まった打球は、一二塁間ど真ん中。追って追って飛び付いて…アウトには出来なかったが、藤本の粘り強い守備。青木が送って、一死二塁。宮本の打球は完全な当たり損ね。軟式球のような強烈なスピンがかかったハーフライナーが投手横をすり抜け内野安打。一死一三塁となり打者は岩村。イヤな空気が場内に満ちる。 連敗中の福原なら、投げにくそうにしながら、時間ばかりかけて、最後は四球だったろう。しかしこの日は、結果に固執することなく球を手放した。初球の高め速球をセンターに弾き返される…。でもそこには赤星がいる。俊敏に前進しバウンド寸前でキャッチ。タッチアップで1点は失ったものの、ビッグイニングになりかねない流れを守備の力で断ち切った。 これだけ助けてもらえれば、投げる福原も勇気が湧いてくる。以後は、威力満点の直球でグイグイ押しまくり、徐々に流れを引き寄せていった。 バックの堅守と援護を信じて、勇気を持って打者を攻める。たとえ打たれても、四球よりは断然良い。これが投球の真理だ。この日の福原にはその気持ちがあったし、その通りの見返りがあった。 2005.06.17 Friday
関本、左肩鎖関節脱臼で登録抹消、前半戦絶望。赤星は中日戦から行けそう。シーツは試合復帰。
これでしばらくハマちゃんのマルチヒットを見る事もできないのか…。1番濱中が3安打。「これからは投げる方を中心に練習していきたい」焦るなよ。 もちろんわざとやっているわけではあるまいが、ずいぶんとひどいゲームをやったもんだ。拙攻、拙守、気のないプレーが続出。あえて言おう、「ああ、なるほどこれが岡田阪神か」「ああ、なるほど今岡会長が率いるチームだ」と。流れが悪くなると歯止めがきかない。カミナリも冷や水もショック療法も懲罰もない。集中力は続かず、ちょっと良ければすぐに油断、慢心。そうなると足が止まり、声すら出ない。 前日の試合後、球児「おかわり君に助けられた」。この日の試合前、岡田監督「昨日は西武の守備に助けられた」。こういう言葉が出るようでは、まだまだチームとしての「凄み」は出てこない。常に我が身を省みていなければ、勝ち運などすぐに逃げて行く。 一夜で築いた夢のお城が、次の一夜で崩れ去ったような思いだ。まだまだやらねばならぬことがたくさんあるぞ、岡田監督、今岡選手会長!。 なにはともあれ、阪神は交流戦終了。21勝13敗2分は立派(交流戦についてはまたあらためて総括してみたい)。この休みを上手く活用して大事な中日戦で良いリスタートを切ることに集中すべし。 能見はしばらく二軍で調整か。すると先発は、(順番は別にして)井川・下柳・福原・安藤・杉山…。足りない一人は?ブラウン、そろそろ太陽?はたまた…。 コメント欄でのののーさんが指摘しているが、抹消のスキ間が発生する中日戦では若手の起用があるかも。ついにあの「想像上の生き物」こと赤松選手の一軍デビューを予想する声もあるが、さてどうなるか。 福原が輝かない。直球、カーブ、フォークと、水準以上の球種がいくつもあるのになぜこうも勝てないのか。制球が甘く、高く入ったところを打たれているというが、これほど易々と打たれるような投手だろうか。「福原は怖くない、打てる」と、打者側が飲んでかかっているように見える。 四球で自滅するタイプではないし、経験も豊富なのだから、もっと駆け引きができなくてはいけない。ずる賢さ、したたかさがない。「カーブを続ける事はない」「追い込んだらボールのフォーク」「直球は外」そして、「ぶつかるようなえげつない球はない」。オーソドックスと言えばそうかも知れないが、打者は打席で楽に構えていられるだろう。 インコースのボール球が極端に少ない。その一言に尽きる。打者をおっかない顔で睨み付け、膝元、胸元に直球を1つ入れさえすれば、局面はまったく変わるだろうに。 先制HRを打った西武のルーキー片岡は福原から8打数8安打だという。あり得ないことで、「相性」という言葉で片づけるべきものではない。福原がナメられているということに気づかなければ、いつまでも袋小路から出られない。 2004.12.04 Saturday
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200412/tig2004120402.html
中日を解雇された筒井壮内野手(30)を獲得したという。星野SDの実姉の子、つまり甥っ子。もちろんプロ野球選手としての実力、実績もあるが、控えの内野手は必要ない状況で、正直あまり良い印象の人事ではない。ただし非常に遅い時期に戦力外通告した中日がもっとも悪い。筒井壮選手は実力で勝負するしかない。 赤星更改。30%増の1.3億円。評定ポイントとして挙げられたように、社会貢献活動の好イメージがあるので、いくらお金をもらっても社会のために有効に活用してくれそうで安心(笑)。例えば伊良部だったら、いくらもらってもみーんな歓楽街で有効活用しそう(注・筆者イメージ)で心配(笑)。この差はデカい。 福原投手は倍増7千万円で更改、妥当だと思う。故障から復帰後、よく1年間ローテーションを守った。 29試合、10勝15敗。試合数と責任投手25回は井川と同じ。勝敗のバランスではかなり後れをとった。しかし防御率3.87は、井川の3.73と大差ない。特筆すべきは対巨人6勝0敗、防御率1.73という成績、素晴らしい(笑)。特にシーズン後半、白星に恵まれなかったのは、チームの打撃状態が著しく下降した影響もある。さりとて15敗は負け過ぎで、1年間働くスタミナが切れてしまった印象だ。来季はそこらへんも改善し、安定した投球を期待したい。 良い時の福原の投球はまさに「鑑賞」の対象だ。うっとりするような低めへのストレートは150km/h前後、わかっていても振ってしまうフォーク、そして何より私が大好きなのは、あの人を食ったような緩いカーブである。 ムーヴィング系が流行する中で、「忘れられた球種」とまで言われるカーブだが、また見直される風潮が見られる。阪神では安藤がモノにしようと取り組んでいるという。福原のカーブは紛れもなく一級品で、その軌道はいったん打者の目線より上方に浮いてから低めに沈み込んでくる。打者がそれを目で追うためにはどうしてもアゴが動いてしまう。不思議なもので、アゴが動くと構えが崩れバットが出てこない。とても打ち難い球なのである。また若いカウントからあのカーブを狙うというのも打者にとっては勇気が必要なのだろう。無条件で1ストライクはくれてやるしかない。 今年一年の経験で、1試合・1シーズンのペース配分もわかっただろう。自らの評価を「主戦級」にランクアップさせてくれた武器・カーブを駆使し、来季の福原は勝ち負けを逆にできるのではないか。 2004.10.01 Friday
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200409/tig2004100105.html
石毛四国リーグ発表。諸手をあげて賛同。年俸200万円という厳しい条件の中でも、明日のカクテル光線を夢見て好きな野球に励む。地元の野球好きも、その努力と成長を至近距離で見守りながら、我が町のチームを応援する。どうか愛されるリーグとして定着されるようにと心から願う。 一方で、二軍リーグのバランス問題が浮上。新設球団が東北へ行けば、イースタン7、ウェスタン5となってしまう。どうしましょ。下部リーグもドラスティックに改めていって良い。 中日は優勝しに地元に戻り、イチローは記録へと地元に戻り、合併球団に仰木監督が戻り、阪神ダメ虎に戻る(泣)。8回裏3−4と追い上げて一気呵成の逆転機、桧山のやや浅めのセンターフライに、同点を焦った二塁走者金本が飛び出し併殺。その前のアリアスのポテンヒットで、判断良く二塁封殺を免れていただけに調子に乗ってしまったか。三塁コーチャーとの共同責任とはいえ、ベテランらしからぬ失態で流れを失った。打点王争いでは金本に打点なく、ウッズに2打点加えられ2差に。10/1も同カード、直接対決でやられちゃダメ。関本はこの日も4打席止まり、苦しい。 福原が13敗目(10勝)。藪投手の渡米が噂されるが、後継者決定(泣)。快調なシーズン前半戦とは対照的に、後半戦はなかなか勝てなくなった。リハビリ中に走り込みを重ねたとはいえ、連戦の中での体力消耗は別のもの。基礎体力の貯金が切れたように見える。ただし責任投手23は、1年間通してローテを守ってこそのもの。故障からの復活を考えれば立派だと言える。コンディションさえ良ければ、直球、カーブ、フォーク、スライダーすべての球種が水準以上。オフはしっかり疲労を取り除いて、来季もケガなく、そして来季こそ後半までバテずに「負け越しエース」脱却を目指せ。 2004.07.02 Friday
http://www.sponichi.com/base/200407/02/base161202.html
フレッシュオールスター(7/9大阪ドーム)に選出されていた桜井は右ヒジ故障のため辞退、代わりに庄田が出場。こういうチャンスをものにしたりすると伝説になるゾ。筒井、鳥谷、藤原にも大暴れを期待する。 星野SDが、一部で報道されたライブドアへの関与を否定。同時に、ライブドア堀江氏を嗤うような風潮に警鐘を鳴らし、「改革なき球界再編」を批判した。球界にも星野SD同様に正論を吐く者がもっと出て欲しい。星野SDは久万オーナーの懐柔もお願いしたい(笑)。 この日の試合で主催試合39試合目にして通算観客動員200万人突破。これまでの最速記録を5日も上回る。「大変けっこうなことです。もっと勝ち試合で見に来てくれたら幸い。試合の後、六甲おろしを歌ってもらうのが一番のサービスだと思っていますから」野崎球団社長の言葉。野崎球団社長は、心のある経営をしていると思う。久万オーナーにもうちょっとモノを言えるようになればもっといい(またそれか)。 先制、中押し、ダメ押し、爆発と理想的な加点。敵失を得点にするイヤらしさも完全に戻ってきたようだ。桧山、アリアスに久々のHRが出たのが大きい。特にアリアスは、それぞれの打席に意図が感じられ、チームを乗せていった。全体的に低迷期を抜けたという明るさ、高揚感が出てきた。 福原ベストピッチ。初めから勝てないと思っている相手と戦うのはたやすい。阪神が山本昌(中日)や三浦(横浜)にやられるのと同じように、まっすぐをインコースにガンガン攻めた福原&矢野は大正解。1ヶ月以上勝ち星がなかったとは到底思えない自信満々の投球だった。巨人も追い込まれてからのフォークを警戒し、早いカウントで勝負する作戦に出たが、矢野が冷静に感じ取り対策したのも技あり。おかげて球数が少なく済み、ラクラク完投。中4日だっただけに待球作戦の方がイヤだったと思う。この辺にも巨人ベンチの不調が現れている。それにしても、試合終盤で152km/hの最高速をマークし、豪腕ぶりまで戻って来れば、一級品のカーブ、フォークもあって、そう簡単に攻略できる投手ではないはずだ。巨人戦だけでなくもっともっと自信満々でいってほしい。 蛇足だが、高卒ルーキー西村投手を起用した堀内采配は悪くないと思う。打たれれば良い経験、抑えれば「イタチの最後っ屁」。メッタ打ちされた方が将来に繋がると思う。問題は完成しているとも思えない高卒ルーキーを、二人もシーズン前半でデビューさせなきゃいけないチーム構成にある。 2004.05.14 Friday
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200405/tig2004051407.html
この日のキーワードは「感謝」。試合後岡田監督の「こんないい試合をしてくれた選手に感謝している」というコメントは、観戦した野球ファンの共通の感覚だろう。そしてミスを犯した選手にとっては福原に感謝するしかない。悪い流れを、絶妙のコントロールで断ち切り、丁寧さと攻めの姿勢を最後まで持続した。その流れは安藤、ウィリアムスにも伝わった(HR連続試合記録を意識する巨人打線にも助けられた感はあるが)。対照的に、巨人先発林は一球に泣いた。終盤を迎え投手に打たれた同点HRは勝ち試合を暗転させるのに十分だった。試合終了後、うつろな視線でしばらくベンチから立てない姿が印象的だった。 ただどうしても「感謝」できないのは、民放のテレビ中継だ。タレントが出てきて番組の宣伝、攻守交代時に球場から保険のCM、CM引っ張りすぎで福原のHRを生で放送できず、下らない演出と、一番いいところで中継終了するのは相変わらず。まぁこれがイヤならBSハイビジョンやらCSやらを見なさいということか。野球も高くなったものだ。 2004.04.04 Sunday
http://www.sponichi.com/base/200404/04/base151843.html
福原の投球には惚れ惚れした。6、7回になっても147〜148kmの速球でインコースを攻める。スローカーブで難なくカウントを整え、フォークで空振りをとる。気負うことなく凡打の山を築いた。岡田監督は早々に福原第2戦先発を決めていたという。そして間に合えば久保田をもってきたかったとも。岡田監督の胸中にある「常勝阪神をつくりたい」という願いが伝わる話だ。井川、久保田、福原、安藤、江草、筒井…と続くローテーション。ああ、黄金時代、なんと甘美な夢…。さて、現実に戻ろう。水を差すようだが、開幕7連勝から最終的に4位に沈んだ一年目星野阪神に対し、新人監督・原率いる巨人が地力の差を見せつけ、開幕3連敗から日本一に輝いたのは、つい2年前のことである。黄金時代を迎えるにあたり、阪神ファンも変化が必要。まだまだ辛抱だ。 |
評論家たちの声
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