2009.11.25 Wednesday
FA藤本のスワローズ入りが発表され、近く正式契約の運びだという(サンスポ)。
自称阪神タイガース評論家(跡地)かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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2009.11.25 Wednesday
FA藤本のスワローズ入りが発表され、近く正式契約の運びだという(サンスポ)。
2009.11.17 Tuesday
背番号変更が正式に発表され、柴田が2→00、水田が15→32(公式)。
2008.06.10 Tuesday
6/8付けで能見を抹消、橋本健を登録。橋本が下で調子を上げていたこと、日程的に先発タイプより中継ぎということだろう。
2008.06.02 Monday
育成田中が二軍交流戦(対G)で初HRを打ったみたいだね。
2007.06.15 Friday
所沢もそうだったけど、各地で熱戦続き。
2007.06.06 Wednesday
抹消の杉山に代えて筒井を登録。
2007.02.28 Wednesday
3/1までの安芸キャンプは最終クール初日、あいにくの雨で全体メニューは短めで終了。
2006.09.25 Monday
本日9/25は、お楽しみ高校生ドラフト。指名される側は「お楽しみ」どこじゃないだろうけど(笑)。
2006.05.28 Sunday
9回、3点のビハインドで清原。対するはクルーン。三振か、はたまた併殺で試合終了か。
2006.04.01 Saturday
セ・リーグ開幕おめでとう!古田監督、ブラウン監督、原監督、初勝利おめでとう(あと野村監督もw)。
2006.01.31 Tuesday
虎ブログの草分け、Tomaさんの「虎愛好家」が「お休み」から「閉鎖」になっている…。とても寂しい。
また、どんな形でも楽しく交流できたらなぁ…と願っています! 2005.08.12 Friday
ウッズも金本もスゴイなあと思っていたが、Bsのガルシアが2試合連続3本ずつ計6発だって。だけどこれって…まあ「楽天参考記録」?(笑)。
橋本抹消で、ダーウィン登録。対D1戦目を見る限り、橋本は直球、チェンジアップとも良くなかった。二度目の抹消だが、また最短で調子を上げてきて欲しい。ダーウィンはずっと下で良い投球をしていた。自信持って行けよ。どっちにしたって「進化!」とか「進化せず」とか書かれるんだけど(笑)。 岡田監督の心理を必死で揺さぶろうとした落合妖術。だが、揺さぶられたのは岡田監督の首だけ(画面に抜かれると岡田監督はいつも首を動かしているのはなぜ?)。虚々実々の駆け引きは、ドラゴンズの苦しい投手事情を浮き彫りにしたに過ぎなかった。 落合監督「中継ぎも抑えも使わずに、1勝2敗なら上等じゃないか。これだけ休ませれば、立ち直ってくれるだろう。みんな疲れはある」。OK、これぐらいのことを言わせるようなら、上等じゃないか(笑)。 「(続き)ゼニを稼ぐやつはこれから。ここから落ちるヤツは、お金が上がらない」きゃー怖い!妖術は捨てて、脅迫?(笑)。 それにしてもウッズは抑えられなかった。やはりこういう状態になってしまうと、投手も手元が狂ってしまうのだろう。ぶつけたり、甘くなったり。でも、この日も立浪を切ったことでソロで済んだ。最後の止めたバットでヒットの場面では、天真爛漫な笑顔で、明らかに「勝負は終わっている」というムードを醸し出してくれた。 好調の今季もやっぱり得点圏打率.284。まだ早いがあえて言っちゃう。「シーツで良かった」(笑)。 赤星3安打2得点。5回の内野安打が効いた。 鳥谷カヤの外も好守連発。守備位置、打球の追い方、グラブへの収め方、送球動作、向上心をもって、必死に攻めているのがよくわかる。 シーツ2安打2打点。5回の繋ぎ、8回のダメ押し、サンキューアンディー。 金本3安打3打点、今岡2安打2打点。タイガースの山田&岩鬼復活(笑)!祝1000試合連続出場、アニキ! 桧山1安打2三振1二ゴロ。らしくてイイ(笑)。 矢野1安打&ナイスリード。内角を上手く使った! 藤本3安打1打点。グレートジョブ。 安藤6回3失点は、上出来。決め球が甘く入る苦しい立ち上がり。だが2点先制されるも併殺を取れたのが大きかった。途中から球審渡真利のストライクゾーンが異常に広いことに気づき(笑)、安定した投球に持ち込んだ。もう、安藤はこれぐらい投げて当たり前という信頼を完全に勝ち得た。 JQK、当たり前のように抑える。特にウィリアムスは、イヤな内野安打を打たれ、打球処理の際に足元を引っかけたりしたが、落ち着いていた。球児はちょっとアンラッキーだったけど、まあ良し。久保田も緊張感が欠けそうな場面でもよく投げた。 終盤、岡田監督はどんどん選手を代えた。これはとても良いことだと思う。この3連戦は、ベンチを含めた総力戦で、これまで好調だった時を思い出し2勝1敗で勝ち越す。その勝利を皆で掴んだという気持ちを共有できる選手起用だった。ちょっと中村豊は照明が目に入る不運があったけどね。 序盤からリードを許す展開となったが、ひっくり返したのは今岡の芸術的な一打。いや、芸術だとしたら、これは相当な前衛芸術だ(笑)。5回表、1点取って1点差、なお一死二三塁のチャンスでカウントは2−3。勝負球のシュートがインハイ、というより顔の前に浮く。四球で満塁…かと思ったら、手先だけでポンと払うと、頭を越すのに十分な高さを保ったハーフライナーがサードの上を越していく。ドラゴンズ自慢の外野陣でも二者の生還をどうすることもできないマンガみたいな2点タイムリー。岩鬼というより殿馬かな?(笑)。 試合を支配したのは金本。4回のソロHRは、好調な立ち上がりだった川上を動揺させ、味方に勇気を与えた4番の仕事。タイミングをずらされながらも、右肩、右足の開きを我慢してヘッドの速度を保った技ありの一発。 5回の左中間フェンスダイレクトのタイムリー二塁打は、ウッズのHRでいやな流れになりかけたが、またしても点差を詰めるとともに、猛反撃に油を注いだ。あとちょっとでHRだったが、逆に入らなくて良かった。低めの落ちる球を腕の伸びるところで素直に打ち返した力強い打撃だった。 7回先頭打者として放ったHRは、ナゴヤドームの天井をかすめるような驚きの弾道。人間離れした金本の打撃が完全に復活した。推定飛距離150mという5階席に飛び込んだ、点差以上に試合の流れを決定づける驚弾。 エース対4番、やや甘かったかも知れないが、いずれも失投という球ではない。良い勝負だった。 この日、川上は中5日での登板。川上の力を持ってすれば、スタミナ的にもなんの不安もなかろうが、心の片隅に、いつもと違う中5日で登板しているという意識は絶えずあったに違いない。ましてや、自分も含め先発投手陣は打たれ続けている。自分がという強い意識もあったはずだ。そして、岩瀬を始めリリーフ陣に不安がある。長い回を投げなければ…。 1回、2回と順調に飛ばす。左右の厳しいところにビシビシと勝負球を決めた。2回ウラには2点の援護をもらい、あとは淡々とイニングを進めるのみ…川上はそんな心境だったろう。 3回表は、8番の藤本から。この回は問題ないはずだった。しかし、前2戦で先発を関本に奪われていた藤本は、冷静に戦況が読めていた。 2年前の優勝戦線では、8番ショートのレギュラーとして、3割の打撃成績を残した。快進撃、最後の連敗、すべてを体験してきた。1勝1敗で迎えた、この3連戦の3戦目、誰が何と言おうと、物凄く大事だということが感覚的にわかっている。藤本は、2点を失った直後のこの打席で、いつもの思い切りの良い(または、何も考えてない)打撃を捨て、「粘る」ことに決めた。 川上−谷繁バッテリーも気配を感じ、決め球を厳しいところに配してくる。ところが、スライダー、直球、カーブ、カットボール…すべて手元まで引きつけてファールにした。そう、藤本はこの技術をもっているんだ。持っているのになぁ…。 7球目、空振りを取りにいったフォークを難なく見送り、2−2。こうなれば力勝負、インハイ直球…ファール。ならば低めに直球…ファール。こんな打者にこんなことやっている場合じゃない!10球目のフォークは高めに抜け、藤本はライト前に弾き返した。 川上は、今日は本調子ではないかも知れない…そんな不安を持ったかも知れない。。 タイムリーを含む3安打した藤本だが、この1本目のボディブローが与えたダメージは計り知れなかった。 試合後の藤本「きょうの勝ちは大きい。かなり大きいよ」。そのとおりだ。 2005.07.06 Wednesday
ホークス城島がFA取得。メジャーか残留か、オフは大騒ぎになりそう。14連勝後のお立ち台から、杉内が早くも残留要請をしたとか。その件のモチベーションもあって、今季のホークスは最強。どう挑む?マリーンズ、タイガース。
古田捕手、すまない。井川が初安打など打って、スペンサーの足が遅かったばかりに、要らぬ衝突プレーを生んでしまった。その前でつなげなかった藤本も、宮出の肩が良すぎたこともすべて古田には不運だった。それにしても、左足首のねんざとは、どれだけ激しいアタリをしたのか…。 井川、新球ツーシームでスイスイ。立ち上がりに二度出した無死の走者を、いずれも併殺で切り抜けたのが大きかった。いままで使っていなかった球を多投して、相手ベンチを混乱させた。少しずつ先発に良い流れが出来てきている。徐々に徐々に…それで良い。それが一番良い。 T勝って、S&D敗れ、ゲーム差は順調に離れて6.5に。オールスターを前に、やや予想外の展開だ。 2年前はどれだけ離しても、どうせ今に落ちてくると言われた。私もそう思っていた(笑)。そういう歴史と伝統のあるチームだったから。だが例外が起きた。そして、今年も同じようにぐんぐん引き離せば、もはやそれが新しい伝統だ。 選手たちも慣れたもので、もうリーグ優勝を禁句扱いする雰囲気はどこにもない。当ブログではすでに発表済みだったが(笑)、藤川が月間MVPを初受賞。「優勝できる? (シーズン)最初からそう思っています。失速することはない。大丈夫だと思います」と語る。 中継ぎ投手の受賞は異例だ。先発やクローザーに目覚ましい成績を残した投手がいなかったという幸運もあったが、それにも増して、記録と記憶に残る投球を続けた結果だ。これで名実ともに球界を代表するスーパーセットアッパーだ。なお、当ブログでは受賞した鳥谷も候補にあがっていたそうだ。 ここぞの場面で3ランHRの今岡がお立ち台。選手会長就任時から言い続けている岡田監督の胴上げについて、「まだ早いですけれど…いいです。期待してください」と言い切る。 赤星が足で出て、鳥谷が練習のままに犠打を決め、シーツ先制タイムリー、金本は避けられて四球…。好調時を思い出すには絶好の場面だった。そう、打点を稼ぎまくった今岡は、ここでボール球をスタンドに放り込むんだったなぁ。記憶喪失の治療を施すかのように、打線みんなで今岡に協力し、今岡もその流れの中に無心で身を置いたようだった。 低すぎ内すぎの球を、切らさずにスタンドまで放り込む。スワローズとの対戦率は.400。「古田の常識外」の打撃が戻ってくると強い。 試合終盤はひどい雨となってしまった。激しい雨は体力、集中力を奪う。4−1で迎えた8回ウラ、先頭の今岡が不振脱出を印象付ける貴重なヒットで出塁、当然と思われた代走が送られない。スペンサー凡退、矢野ヒットでつないだ一死一二塁、いつもなら代打という状況でも藤本そのまま。おや?という場面だった。 前田、秀太は二軍だが、二塁と三塁を守れるものはそれなりにいる。岡田監督の真意はわからないが、雨の内野をいきなり守らせる危険を感じたのではないだろうか。 加えて、ここは藤本につなぎを期待した部分も多分にあろう。ここに来てようやくバットの出方もよくなってきている。粘って粘って、結局14球目で見逃し三振に倒れたが、代打策に勝るとも劣らない結果だったと思う。スワローズ選手の「もうカンベンしてくれ」という声が聞こえてくるようだった。同時に簡単にポップフライを打ち上げてしまう藤本の中にある、イヤらしい打者への可能性と意地を見たように思う。 守っては続く9回表、無死1塁。不安定な久保田が打たれたヒット性のあたりをファインプレー。久保田劇場の開演を防いだ。この試合、終盤大雨の中での働きが、藤本浮上のきっかけになるような気がした。 2005.04.12 Tuesday
助走は良い感じ。いよいよ4/12からは巨(甲)・中(名ド)・巨(東ド)、横(横)を挟んで、中(甲)と続く。奇しくも4/12は阪神電鉄100周年記念日。天気が心配だが、完全に勢いに乗りたい。
3カード終わって、軽くレビュー。 「心配していない」と岡田監督は言っているが本心は違う。井川の不調が最大の不安材料だ。自信のなさからくる力みなのか、下半身の鍛錬不足が原因なのか。テークバックで反っくり返って、投げた後は三塁側に流れる悪形を誰もが指摘するが、本人もわかっているはずの悪癖がなぜ出てしまうのかを解明し、対策を施さなければならない。 福原、下柳、安藤が最高のスタート、能見は二度目の登板で手応えを掴んだ。太陽も白星で落ち着いただろう、今後は堂々とした投球が期待できる。「エース」井川の不調をカバーできているのは強み。 救援投手はまずまず上手く回っている。売り出し中の「150km/hトリオ」藤川・ウィリアムス・久保田は完璧な出だしではなかったが、「大怪我」には至っていない。始めは多少打たれた方が落ち着くだろう。吉野、橋本、江草も良いスタートを切っている。 しかしウィリアムス、吉野以外は、1シーズンという長丁場を乗り切った経験がなく、精神的、肉体的スタミナに不安があり、かならず補充が必要になる。桟原、ダーウィンらには、上で機能するための実践的な調整を望みたい。 攻撃陣は上々のスタート。先日のサヨナラで唯一乗り遅れの藤本にも良いきっかけができただろう。ただし理想の二番打者としての役割は「しばらく」期待できそうにない。私はこの際、それを期待することをやめる(笑)。とりあえず何度かやってみせた「一死・二塁に赤星」という場面で、右方向にゴロを打ってくれればそれで良しとする。中盤までのバントは成功すればラッキー、終盤で絶対バントの時は久慈を出そう(笑)。二塁手としての守備範囲の広さから、当分の間、阪神のセンターラインとして、どうしてもモノにしたい選手であり、他との兼ね合いから打たせる打順もないし、他に二番に入れる選手もいない。フライ打ちがダメなことは本人もわかっているだろう。赤星もそうだったが、意識を持ってやり続けていれば、少しずつ進歩していくはずだ。ということで「しばらく」大目に見る(笑)。 一番赤星はどえらい兵器になりつつある。こんなモノに1試合で3度も4度も出塁されては、相手はかなわないだろう。 3〜6番打者は迫力もあり、対応力もある。相手にとってはイヤな打者が並ぶ。チャンスで力みそうな打者は金本くらいか(それとてほんの少しだが)。牛島監督がやった、シーツ敬遠・金本勝負もわかるような気がする。 鳥谷、矢野もまずまずで、連打もあり、チャンスメークもできている。 とにかく得点の引き出しが多い、面白い打線ができている。 守備は、今岡がイマイチ。慣れれば少しは良くなるだろうが、フットワークにはあまり期待できないだろう。ここは目をつぶるポイント。 スペンサーは、オフに手術をした肩にやや不安を持っているということだが、走力、送球とも意外と良い。終盤守備固めすれば、このポジションを最大限有効活用できる。 二遊間はどんどん上手くなっている。福原、安藤、下柳と内野ゴロを打たせるのが上手い投手が多いので、まだまだ良くなる。ゲッツーが多いのは見ていて楽しい。 ベンチワークは、かなり繊細な配慮が行き届いている。投手交代や、控え選手の起用など、選手のモチベーションを高める工夫が見られる。昨年比200%アップ(当ブログ調べ)だ(笑)。 最大の不安材料は三塁コーチャー。この短期間に明かな判断ミス、伝達ミスがいくつかあった。改善ポイントだ。本当は岡田監督にボックスに入ってもらいたいなぁ。 2005.03.19 Saturday
金本選手、左ふくらはぎに強い張りのため2,3日静養。短時間でも実戦の筋肉疲労と練習のものとは違うというが、オープン戦参加直後の出来事で、ドタバタのシーズン・インになりそうだ。なんてったってフルイニング出場がかかっているのだから本番前に無理などできない。「怪我とは骨折ぐらいから」という金本なので大丈夫だとは思うが…。ゆるゆるとスタートしたら良い。
金澤投手、右ひじの手術が終了。復帰まで4〜5ヶ月というが、実際は来季の復活を期すことになるだろう。 筒井和投手、球団が対外試合出場禁止処分を解除。今オフ、社会奉仕で最後のミソギをするが、まずはグラウンドで全力だ。 巨人とのオープン戦(東京ドーム)で、仁志・二岡の二遊間に比べ、藤本・鳥谷は1m後方に守っていたという記事。二人とも意識してやっているとのこと。良いじゃないの。 球場に行くと、内野手が草野球の感覚からすれば考えられないような深い位置に守っていることにビックリする。後方に守ればヒットゾーンをせまくできるが、肩の強さ、フットワークの良さがあって初めて出来ること。二人の守備位置の深さは自信の表れだろう。荒木・井端にも負けない二遊間になって欲しい。 ちなみに外野手の場合は、守備に自信がある選手ほど浅く守る。新庄選手もそうだったが、赤星選手もかなり浅く守れる選手だ。反対に守備に自信のない外野手は、頭を越されたり、間を抜かれないためにフェンス近くに守るため、単打のエリアが広くなる。スペンサーの守備位置はかなり深くなりそうな予感…。 さて、オープン戦を見る限り、藤本の二塁守備にはまだまだ物足りないものがある。フットワーク、守備範囲の広さは良いとしても、二塁手特有の反転する動きや、スタンディングからの送球など、パワー系の動作に弱さを感じる。二遊間のゴロに追いついて、踏ん張ってからの一塁送球や、6−4−3の併殺などに力強さが足りない。今岡の場合は、俊敏さに欠けても、踏ん張りの強さと地肩の強さに二塁手向きなところがあった。 藤本の身体能力からすれば、まだまだ二塁手としての勘が身に付いていないということだろうと思う。ぐんぐん上達していく可能性はあると思うが、時は待ってくれない。 上位を打つ重責と、新守備位置に着く重圧。藤本がこれらをどう克服するのかも今季の大きなポイントだ。 2005.02.07 Monday
体調不安の中西太氏が帰京。残念だが仕方ない。早く良くなってもらいたい。
岡田監督の構想通り藤本&鳥谷の二遊間が完成するなら、攻撃オーダーは一番赤星・二番藤本という形が予想される。二人とも好調なら、なかなかイヤらしい上位打線だと思う。しかし赤星の後を打つタイガースの二番打者はかなり特殊な要求をされる。藤本にそれが務まるか? アウトカウントに関係なく、一塁走者赤星という局面が生まれれば、打者にはサインのシバリがかかる。赤星の盗塁成功率を考えれば当然盗塁を中心に作戦が組まれ、打者はストライクを1つ2つタダであげることが多くなる。 さらに走者二塁となればアウトカウントによっては進塁打を求められる。自分の打席を1つ凡打にして、チームへの犠牲を要求される。成功してベンチに戻れば、ナインから賞賛のハイタッチが得られ、もちろん契約更改の査定には正しくカウントされるだろうが、(バントなら別だが)公式記録上はあくまでも凡打でしかなく、打率は下がる。どこのチームでもあることだが、盗塁数が飛び抜けて多い赤星の後ろを打つタイガースの二番は、他チームとは比べものにならないストレスを消化しなければならない。藤本にその覚悟はあるだろうか。いや、首脳陣は藤本にその覚悟を持たせることができるのだろうか。 昨季二番を多く務めた関本は実にうまく折り合った。どうしても試合に出たいという気持ちが、その難しい役割を「やりがい」にさせた。技術的にも確実性があり、性格的にも合っているようだと私は思った。関本の魅力である長打は影を潜めたが、厳しい条件下でも高い打率を残したことで、これまで思われていた「将来的にあるべき関本像」を変えてもよいのでないか?とも思った。 しかし、守備力を第一とするなら関本より藤本であり、そうすれば普通のイメージどおり、関本=未来の中軸、藤本=未来の上位という設計図に収まるということなのだろう。確かにそのとおりになってくれれば文句はない。今季に限らず、これから数年のチーム形体を左右する大きなポイントだと思う。 2005.01.11 Tuesday
http://osaka.nikkansports.com/otr/p-ot-tp1-050110-0005.html
矢野と福原がイベントに参加。矢野は去年多かった三振を減らすため、足を上げる形に打撃フォーム改造中とのこと。福原は200イニングス投球を目標の一つに掲げ、「右の」が付かないエースの座を獲りに行く気構えだ。さぁ、純粋なオフも残りわずか。もうすぐ大競争のキャンプがスタートだ。 藪がアスレチックスと正式契約のため渡米。年俸も現在と同レベル(約1億円)らしい。現地では、外国人選手とのコミュニケーションで身につけた独学の英語力を駆使してスピーチをするとか。他のメジャー希望者が苦戦する中、藪が楽勝でメジャー行きを決めたのは、代理人の力か、慢性的な投手不足からか、日本の人気球団の人気選手だからか。野球人生の集大成を楽しんで欲しい。 藤本と秀太が和歌山で1週間の自主トレを開始。注目は藤本の巻き返しだ。 去年は111試合出場で、打率.257。開幕後、鳥谷起用でベンチを温める。鳥谷の打撃不振で回ってきたチャンスにそれなりの結果を出してレギュラー再奪取。ところが今度は自分も乗り切れず、五輪遠征を経てまたポジションを明け渡す。シーズン終盤は、脚付け根の炎症、それによる腰痛にも悩まされた。まったく不本意な一年だったろう。 藤本の打撃は、良く言えば「気持ちで打つ」悪く言えば「ムラっ気」。得点圏打率は、.287と3分もはね上がる。詳細なデータで有名なTigers DATA Lab.によれば、甲子園球場での打率は.322と高率だ。確かに昨年はチャンスを与えられない藤本選手に、甲子園の阪神ファンは心からの大声援で励ました。その気持ちに応えたのはエライ。 岡田監督構想を予想すれば、二塁関本、ショート鳥谷が本線だろうと思う。左右のバランス、鳥谷の将来性、関本の打撃を上に見ていることだろう。藤本としては、両「専属」に対し、両睨みで勝負することになる。鳥谷も二年目で、おそらく契約時の起用方法「シバリ」もなくなり(憶測)、島野コーチの眼も光り、去年よりはまともな勝負となるだろう。関本も対右投手に大きな課題があり、大きな差などまったくない。守備力ではいずれも藤本が上位なのだから、最終的には三人の内、単純に打てない者が外れるということになるのだろう。 また、小技が下手というイメージ(というか実際下手)が、自分の活躍場所を狭めていることも重要視すべきだと思う。二番打者の座が、適任者を求めて待っているのだから。 2004.11.08 Monday
http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200411/08/base172342.html
11/8、分配ドラフトが行われる。近鉄とオリックスの一番良いところをまずオリックスが全部抑え、残りを楽天が取る。2球団をいったん一つにまとめて、強い方と弱い方を作る作業だ。へんなのッ!。 日米野球どうだろう?私は楽しんでいる。「勝ちたい気持ち」は双方十分持ちながらも勝負にこだわりすぎることなく、お互いの力を認め合い、尊敬し合った上で、真剣勝負を楽しむ雰囲気。自分の持てる力を全部見てもらいたい!という欲求を素直に表現した結果の質の高いプレー。それをひとときも見逃すまいと集中する観衆。 「すごく楽しかった。そりゃあ、点を取られるよりは、抑えたほうがいいですけど。それよりも、楽しく出来たことが何よりです。こういう雰囲気でやりたいですね」おべんちゃらの言えない、口下手な井川の素直な気持ち。よくわかる。これから日本プロ野球を再構築する上で、ヒントにしなければいけないと思う。 秋季キャンプ。筒井投手右脇腹に故障発生、軽傷だが帰阪する。春には問題ないらしい。シーズンの反省を踏まえ、「これだ!」というものを掴むチャンスが多いのが秋季キャンプだが、同時に夢中になりすぎて1年の疲れを忘れてオーバーワークになりがちなのも秋季キャンプ。大ケガだけはさせるな。 福原コーチによれば、鳥谷は守備でも大きく進歩しているらしい。あえて暴言を吐くが、今年の鳥谷には契約上の特典があったのだと思う。例えば「1年目からすべて一軍」「一軍試合出場100試合以上保証」とか。「裏金」ともども「裏約束」もあったのではないか(根拠なき中傷であることは承知だが、そう感じざるを得なかった)。何の実績もないのに特別待遇を受ける本人も情けなかったろう。この猛練習の日々を抜ければ、もやもやを吹っ飛ばす日も近い。 一方、反骨の男藤本もこのまま黙ってはいまい。このオフはいっさいの「芸能活動」をキャンセルして本業に専念するという。右大腿直筋腱鞘炎はさほど重いものではなく、おそらく春季キャンプには驚くような仕上がりで挑んでくるだろう。今季は変に大人になりすぎた。藤本が怒りのパワーを素直にぶっつけてくるようでないと、本当の「内野戦争」にならない。今岡が涼しい顔をしていられるようじゃダメだ。 2004.10.19 Tuesday
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200410/tig2004101907.html
また台風?うんざり。せっかくの行楽シーズンなのにねぇ。 球界再編の本丸ダイエー危機に、ITベンチャーの本命ソフトバンク登場。しかし売却までの道のりは遠い。「オーナー不在」のまま、不安なオフが続く。 沢村賞は中日・川上に。ただし選考委員から「もっと高いレベルで」の声続出。そうは言うが昔とはボールが違うし、バットが違うし、打撃技術が違う。「打高投低」の流れを変えるにはストライクゾーンの拡大しかないと思う。 一場は横浜に去り、ドラフト自由枠は同大・染田投手をあと出し&かっさらいの公算大だという。全国区人気を誇る阪神といえども地域密着を忘れれば巨人の轍を踏む。良いと思う。 島野総合コーチ発表。いくら「事実上のトップ」でも、オーナーがワイワイ言うのは良くない。岡田監督のメンツを潰しすぎてはやりづらいだろう。その他のコーチングスタッフもあらかた固まってきたようだ。水谷二軍打撃コーチの留任は良かった。 腰痛の藤本に診断が出た。しっかりと治療し、不安のない状況にしてから鍛えてなおして欲しい。 今回の「藤本よさこい行き」をめぐるドタバタで、コーチングスタッフの連絡の悪さが明らかになったことは、こう言ってはなんだが良い反省材料になりそうだ。島野コーチもここらあたりの管理体制を徹底的に見直して行くだろう。一方で、藤本も「言われたとおりだけやっていてはダメだ」と言うことを実感し、一皮むけていくのではないか。野球選手たるもの故障をおして勝負しなければならない時もある。常に万全な体調などあり得ず、たとえ万全な体調でも不注意で大ケガをすることもある。自分の体のことは自分にしかわからないし、自分の野球人生の勝負所は自分で決めるしかない。後で文句を言っても遅い。最終的にはすべて自己責任だということが身にしみたろう。 2004.10.17 Sunday
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200410/tig2004101706.html
日本シリーズは西武が先勝。やはり中日の方がより固かった。あの英智が守備でミスを連発するなど考えもしなかった。いきなり決勝戦に出てきたものと、準々決勝から勝ち上がってきたものの差。 素晴らしい投手戦に水を差した誤審。ああ、橘高大先生でしたか…(苦)。どうしてこの大事な試合で橘高が球審を務めるのか、そっちの方が問題。今回のプレーも橘高が打者にアウトとさえ言わなければおしまい。結局誤審を認めるのなら、「本来起こっていたはずの結末」ダブルプレー成立で再開させてもらうよう中日を説得するのがスジだ。ただ対照的な両監督の表情は面白かった。 セ・リーグ全日程終了。連盟表彰選手(個人タイトル)が確定。阪神からは金本の打点王、赤星の盗塁王、井川の奪三振王。お目出度う。表彰以外の記録では、井川が「完封王」、「投げ王(投球回、打者数)」「打たれ王(被本塁打、失点、自責点)」、福原が「負け王(敗戦数)」と「暴投王」(泣)。 よさこいリーグでは、1番に入った鳥谷が先頭打者ホームラン。左中間に鋭い打球だったという。飛躍の05シーズンへ好スタート。 先発杉山は6回・被安打6・失点3でイマイチの結果と内容。この時期に制球アップのポイントを掴んでおきたい。 心配なのは藤本。よさこい合流も、腰痛症再発のため緊急帰阪が決定だという。シーズン終盤から腰痛と伝えられていたにもかかわらず、ここでドタバタするのはおかしいではないか。休ませるべきなのか、鍛えるべきなのか。まずは患部のチェックをして、その上で方針について首脳陣と本人とで話し合うという、当たり前のプロセスを踏んでいるのか疑問だ。今季終盤まったく精彩を欠いていた藤本。腰痛のせいもあろうが、この一年の鳥谷とのショート争い、オリンピック派遣、二塁へのコンバート方針など、自分の扱いの軽さに対するメンタル面での混乱も多分にあっただろう。本人の納得がないままハードトレを強要していては、取り返しのつかないことになる。 2004.06.22 Tuesday
http://www.nikkansports.com/osaka/otr/p-otr-040621-08.html
オールスター戦ファン投票の最終中間発表があり、虎は6部門でトップ。最終集計は28日、監督推薦は29日に発表される。登板の無かった三東と代打で2三振の喜田が無念の抹消。アリアスと立川が昇格する。アリアスは即スタメン5番が濃厚。平下が新天地千葉ロッテで即スタメン、安打を記録しただけに、立川も負けられない。天気も上々、ムードも上々、好調の杉山・下柳でトントンと勝って、合口の良い藪で3タテを決めたい。 今岡、赤星の1・2番、矢野、藤本の7・8番。懐かしいオーダーで会心の勝利をあげた6/20巨人戦だったが、どうもモヤモヤするものがある。勝っていたものをあえて変えたクレイジーなオーダーだったという考え方もあるかも知れない。しかし私は岡田監督の意図もよくわかる。今岡は主軸を打つべきだし、赤星、藤本は上位を打つべき素材なのだ。この結果はつまり、赤星、藤本がそれぞれ1・2番を取り損ねたということに他ならない。赤星が内野安打と四球を稼ぎ5割近くの出塁率になれば、相手投手にとっては今岡以上に嫌な1番打者だ。藤本がシャープなスイングで、引っ張って良し、流して良し、送って良し、さらに盗塁もあるという2番打者なら、攻撃のオプションは大いに拡がる。この二人が1・2番で額面通り働けば、阪神の打線は恐怖の得点力を誇ることになるだろう。この情けない思いをバネに捲土重来を期して欲しい。 2004.01.27 Tuesday
今オフ最大の話題は、3割藤本vs超大物鳥谷に尽きる。迎え撃つ藤本はグアム自主トレなどで左右の脚力をバランスよく強化した結果、弱点だった送球が改善されたという。一年間レギュラーを張った実績、自信に加え、最大の弱点が改善されればさらに優位だ。一方ホームラン、盗塁の少なさと、藤本の持ち味でもある「頼りなキャラ」な部分に鳥谷の攻め入るスキがあるし、藤本の「のびしろ」があるとも言える。岡田監督のタイプから言って、守備の差が微少なら、打撃で決めるのではないだろうか。
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評論家たちの声
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