2008.07.30 Wednesday
スワローズはイヤなチームになったなぁ。
自称阪神タイガース評論家(跡地)かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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2008.07.30 Wednesday
スワローズはイヤなチームになったなぁ。
2008.04.20 Sunday
岩田も決して悪くなかったんだけどねぇ。立ち上がりのちょっとした制球。ギリギリでストライクが取れず、甘くなって痛打された。
2008.02.12 Tuesday
Sとの練習試合は、録画してあるけどまだ見てなくてごめん。
2007.11.02 Friday
中日ドラゴンズが53年ぶりの日本一!おめでとう、あなたたちは強かった!
2007.10.19 Friday
初代クラシリパ王はファイターズ、日本シリーズ進出決定!
2007.08.12 Sunday
昨日は夕方ボブルヘッズ(くわしくはこちら)の練習があって、晩は綱島理友監督のお誕生祝い大宴会。
2007.06.08 Friday
濱中抹消。見切りで上げたというのもあるが、結果にしたがって入れ替えを行うのは良いこと。若い選手にチャンスが与えられることを願う。
2007.04.30 Monday
さあ、連休2日目のプロ野球、客入りはどうだったかな。
2007.04.20 Friday
野球ってのは娯楽なんじゃないのか。なんでただ見てるだけなのに、こんなに辛く苦しく悲しい気持ちにならなきゃいけないんだ。タイガースなんてアホか。野球なんて二度と見るか。
2006.12.07 Thursday
ジャイアンツの話。去年も野口、豊田と2枚FA移籍を使ったが、今年も小笠原、さらに門倉と使うようだ。
2006.11.08 Wednesday
2006.10.29 Sunday
10/29から倉敷秋季キャンプがスタート。
2006.10.11 Wednesday
グラウンドでインタビューを受ける落合監督は、いつもとまったく違う印象だった。
2006.10.03 Tuesday
今日は神宮に行ってくる予定。
2006.10.02 Monday
綱島ボブルヘッズは、おかげさまをもちまして、ESSA2006年度シーズン優勝いたしました。
ご声援、誠にありがとうございました。 2006.06.30 Friday
そういえば前日6/29はサンテレビで二軍戦中継したんだっけ?
2006.05.15 Monday
交流戦でスワローズが絶好調。そこだけ切り取れば、チーム打率.335、本塁打17は図抜けている。
2006.05.07 Sunday
横浜地方、予報が芳しくないなぁ。連休最終日なんとか小降りですんで欲しい。
2006.04.05 Wednesday
YB−D(横浜)は延長12回引き分け。
2006.03.29 Wednesday
2006.03.18 Saturday
メキシコがアメリカを相手に気迫溢れる戦い。
2006.03.13 Monday
何でもいいから勝てよ!ジャパン。
2005.12.26 Monday
ハーツクライ、村主、ブラックマヨネーズか…。ちょっと予想外だったかも(笑)。
2005.12.21 Wednesday
下柳が2年契約。私は、高額複数年契約については否定的なのだが、こと下柳、金本、矢野についてはこの限りではない。
2005.12.01 Thursday
背番号変更。濱中=5、林=31、吉野=47、前田忠=32、筒井壮=99、相木=48。さあ背番号5をつけた濱中が本格化するのか。「5といえば」の座を奪い取れるのか。楽しみだ。
2005.10.19 Wednesday
古田がスワローズの監督に就任。南海ホークスの野村克也氏以来29年ぶりの兼任監督が誕生する。その頃まではそう珍しいものでもなかったことを考えると、ここ30年で野球の中身はずいぶん変わったのだろう(外は…w)。古田ならできるんじゃないか。面白そうだ。
労組プロ野球選手会の会長は辞める。後任はS宮本が有力視されている。 バレンタイン監督が予告先発を持ちかけているとか。どうなの?予告先発ってお客を呼ぶためのものであって、日本シリーズでやる意味あるの?こっちにはメリットあるとは思えないなあ。 さて、千葉ロッテマリーンズである。ホークスとはひとまずお別れ。ぜひ城島には残ってもらって、また来年交流戦やその他の場で対戦したい、ということで。 そう、マリーンズ。千葉の暴風は、ついにパ・リーグを飲み込んでしまった。風を生む低気圧の真ん中にいるのはマリサポと呼ばれる熱心な応援団の存在だ。 球団史をひもとけば、不人気の歴史がある。パ・リーグの盟主、毎日オリオンズとして誕生し、経営者に見放され、客が入らず、本拠地を失い、「ジプシー球団」と呼ばれた時代もあった。招致活動を受けて92年に千葉に流れ着いた時も、ピンク色を使ったユニフォームの他には、何一つ明るいものなどなかったように思う。 ところがそんな時に、後にマリーンズの宝になるものが生まれる。「川崎のファンと、浦和レッズを応援していた埼玉のファンが一緒になって核ができた。そこに千葉のファンが加わっていった」(手塚運営部長)というマリサポことマリーンズ・サポーター。普通、サポーターはサッカーを応援する人を指し、マリサポとは「横浜マリノス・サポーター」にひっかけた呼び名だ。人気がなくて、誰もいなくて、無法地帯となっていたスタンドを、サッカーのように若く活気があるスタンドにしたいという高い志を持って集まった人たちだ。 そして95年、広岡GMがア・リーグ最優秀監督(86年)に選出されたこともあるボビー・バレンタイン監督を招き、万年下位低迷だったチームを2位に引き上げる。マリサポの絶大なる支持にもかかわらず、この年のみでバレンタイン監督は解任。球団内の確執が原因とされている。すでにパ・リーグでも有数の熱心な応援団と呼ばれるようになっていたマリサポは、最後の最後まで、それこそ飛行機が飛び立ち、見えなくなるまで、ボビーへの礼を尽くしたという。 時を同じくするように、阪神タイガースは92年の躍進を最後に、出口の見えない暗黒時代にいた。弱くても弱くても熱狂的なファンに支えられるチーム、それが阪神タイガース、千葉ロッテマリーンズ、浦和レッズだと言われる時代だった。関東にはその3チームをすべて応援している人も非常に多く、いつかはT−Mの日本シリーズが見たいと言い合っていたという。また口の悪い人は、T−Mの「裏日本シリーズ」で、どっちが弱いか決めようと言っていた(笑)。 マリサポは、98年の18連敗、02年の開幕12連敗を経て、そのパワーと勢いを蓄えていった。そして、04年、ついにボビーが帰ってきた。メッツでバリバリに活躍した本物の監督が、またしても暗黒時代のマリーンズにやって来た。嘘か誠かわからないが、その理由は、「世界一」のマリサポを喜ばせるためだという。04年は、「新庄フィーバー」のファイターズに、0.5差及ばずプレーオフ進出を逃す。しかしついに05年、31年ぶりのリーグ優勝を掴み、つい4,5年前まで「いつかは見たい」と言っていた、阪神タイガースとの日本シリーズに駒を進めた。 今や、千葉ロッテマリーンズは、プロ野球界の星である。低迷する「関東のプロ野球」で唯一輝きを放つチーム。例えばジャイアンツの応援団は、マリーンズ・スタイルに非常にインスパイア(笑)されているし、ベイスターズやスワローズの営業は、「千葉方式」の研究がこのオフのテーマになるだろう(やる気があればね)。 マリーンズが出てきて残念かって?全然そんなことはない!もう完全に切り替えは済んだ。舞台は秋の千葉マリンスタジアムと、甲子園球場だ。そう、野球は空の下でやるもんだ。エキサイティングな熱戦をやろうじゃないか!どっちが強いか、決めようじゃないか! 2005.10.18 Tuesday
ついに千葉ロッテマリーンズが31年ぶりのリーグ優勝を決めた。ジャイアンツV10ならず、長嶋茂雄引退の年、金田正一監督が胴上げされて以来だという。よく覚えているよ(笑)。
僅差の接戦、8回表の逆転劇、そこから9回ウラまでの息もできないような緊迫した空気。生きるか死ぬかの戦いを生き残ってきた。第3戦、悪夢の逆転負けで、完全に失った流れを無理矢理奪い返す強い勝ち方だった。 対戦相手は決まった。先発陣良し、リリーフ陣良し、長打力より勝負強さで繋いでくる打線よし、守備力・機動力良し、献身的に応援するスタンド良し。マリーンズとタイガースは良く似ている。 しかし、相手は関係ない、自分の力を信じろという岡田監督に対して、相手を徹底分析してデータに基づく選手起用を行うバレンタイン監督。その個性はまったく逆と言える。ここまで来たらジタバタせずにまっすぐ行くだけだ。血が騒いできた。 個人的にはホークスを応援していた。交流戦でまみえた時から、絶対にこの強いホークスを負かして日本一になりたいと、心から思った。ただ「城島のいないホークスなら…」という声が多くのTファンから上がったのも事実である。私は、簡単にその考え方を受け入れたくなかった。シーズン終盤、的場捕手はよく城島の代わりを務めていたし、城島が欠けることでチームがぐっとまとまったり、「城島的なもの」をチーム全体で補ったりして、プラスに作用する可能性も大きい。だが、こうして戦いが終わってみれば、その「大黒柱不在」という現実はあまりにも大きかった。「道を極める」王貞治的集中力をほどよく和らげて、チームに大仕事をもたらす…守備やリードはいけても、そんな類い希なリーダシップまで代わりが務まるはずがない。それでも満員の福岡のファンの前で、第5戦ぎりぎりまでわからない勝負をしたんだ。試合終了後、前を向いたまま号泣する的場に、松葉杖の城島が近づいて声を掛け続けていた。その言葉を聞きながら、頷きながら涙が止まらない的場。的場よ、本当に良く頑張った。 そして、2年越しの苦悩の中、幻の決勝タイムリーを放った松中にとっては、誰よりも厳しい現実だった。おそらく松中は(ファンに、チームメイトに申し訳ない)と謝り続けるのだろう。謝るなら自分の「腕」に、自分の「練習」に謝ればいいじゃないか。どれだけ磨き上げた技術を持っているかは皆知っているんだ。それを出せなかったことは、自分に謝れば、もうそれでいいんだ。 BSもCSもなく、東京では野球中継と言えばジャイアンツ戦しかなかったあの頃、左打席で投手を睨み付け、右足を高く上げたきり、ボールが近づいてくるまでピクリとも動かなかった王貞治。この日、マリーンズの歓喜をとらえる視線は、その時のままだった。2年続けての悪夢、レギュラーシーズンで2位に4.5差をつけながらプレーオフで敗退するという現実を前にしても、相手を讃え、ぐっと歯を食いしばり、前を向く。王貞治が率いるホークスへの尊敬の念がいっそう強くなった。 (追記) 私は今回のプレーオフをかっこいい鷹ファンである、DAIさんの「鷹の戯れ言 【勝ちどきあげろ!】」で楽しませてもらいました。今日のエントリー「止まらない涙の中で」に、魂を揺すられる思いです。 ありがとうございました。 2005.10.15 Saturday
やっとあと1週間だ。もう死にそう。こんなアホ日程、来年はヤメれ、頼む。
S若松監督、お疲れ様。「今度は小さな子に野球を教えてあげたい」やさしくて、マジメで、粘り強くて、闘志を秘めて、決して諦めない小さい人。かなり好きだった。後任は古田選手兼監督。選手会はどうする? これにてレギュラーシーズンすべて終了。とにかくお疲れ様。 球界がゴタゴタするのは仕方ない。ここ数年はゴタゴタしながら良い形を見つける作業を続けなきゃいけないのだから。 各企業の思惑や、今後の球界への影響について語るのは、とりあえず他の人に任せる。昔のように「根回し」や「予定調和」がない分、面白いと言えば面白いのだが、正直に白状すれば、ちょっとついていけてない。ついていくことを拒否しているとも言える。そんなことをあれこれ考えていても、ちっとも楽しくないのだ。今は考えると楽しいことがあるものだから、そっちへ逃げ込んでしまっているということか。シリーズが終了するまでは、ユニフォームを着ている人たちの動きを見て楽しんでいたいのだ。勝手な希望ではあるが、あとプレーオフと日本シリーズが終わるまでのちょっとの間だけ待っていてくれ。頂点の試合を思いっきり堪能してから、じっくり、急いでやろう。頼む。 そうは言っても、日本シリーズは来週だし、昨日はPOお休みだし、東京オフ会は今夜だし(笑)、考えることも書くこともないので、カープについて書こうと思う。 岡田監督も、大切なシリーズ前にゴタゴタされてイライラが募ったのだろう、今言わなくても良い、持論の「球団減&1リーグ」をぶち上げてしまったらしい。言いたいことはよくわかる。問題の本質はそのとおり、球団経営がもたないということなのだ。だが、球団減を第1優先とするのは顧客を失うことなので賛成できない。それは本当の最後の手段だと思う。 今すぐやるべきことは、みんなが口を揃えて言ってきたことだ。MLB、NFL(アメフト)、Jリーグ等を参考に、オーナー会議からは完全に独立した中央組織をしっかり作り、各球団経営について情報公開を義務づけ、またその内容にもかなり突っ込んで口を出すこと。全国放送の放映権料をそこに一元管理分配させること。ドラフト&FA&年俸において戦力均衡の仕組みを作ること。一刻も早くやらなきゃいけないことはこれだけだ。あー簡単。 ちょっと言っていて虚しくなるが(笑)、それは簡単に出来たとして。 問題は各球団の経営についてだ。目指すべき姿は、広島東洋カープではないのか。地域に必要な社会資本として認識され、市民と地元財界と自治体で支える、親会社を持たない市民球団。赤字を補填してくれる人はどこにもいない。必死で予算通りの売り上げを達成し、予算内で選手をやりくりするしかない。時にはスター選手に満足してもらえるだけの年俸を出せないこともあり、その場合は我慢してもらうか、移籍かになる。現在の扱いは「唯一の貧乏球団」だが、それは違う。これがあたりまえの球団の姿なのだ。 シリーズが終わって、タイガースの選手も契約更改がある。また例によってファンも一緒になって「もっと給料を上げろ」という声が出るのだろうが、これからのプロ野球のあるべき姿も考える必要がある。「選手の年俸が低くては、子供たちの夢がなくなる」という言葉、一番キライだ。この言葉を繰り返し読めば、その中にある、ウソと欺瞞に耐えられなくなる。 ただし、選手年俸を抑制するためには、球団側も誠実に情報を公開する必要があるし、その経営方針の最重要項目に、球団経営の健全化を掲げなければならない。お互いがプロ野球を守ることを第一に歩み寄ることだ。 カープは今季最下位。だが、村上ファンドに狙われた阪神電鉄のチームよりも、楽天に狙われたTBSのチームよりも、ずーっと長いこと強かったのだ。今季だって、事業総予算では天と地ほど違うジャイアンツとわずかな差。確かにしばらく下位に低迷しているが、本塁打王新井、伸び盛りの栗原、倉や石原という捕手にも成長が見られるし、お家芸とも言える俊足好打の選手も増えてきた。前田、緒方、嶋らベテランも健在で、エース黒田を柱に投手陣さえ整ってくれば強いチームだ。 詳しく知らないが、広島でのカープ戦TV中継の視聴率は安定して良いらしい。その一方で市民球場の客の入りは冴えない。ただ女性や子供の割合が多いのが特徴で、いざとなるとドドっと観客が押し寄せるメリハリはある。 今季最終戦は、 野村謙二郎の引退試合だった。観客は29,777人(最後の777は茶目っ気?)。満員の観客が手に「7」と書かれた赤いシートを掲げたという。いったいいつ以来なのだろう、大入りだ。そしてその一杯のスタンドに向かって「カープがきょう新しい一歩を踏み出しました。子供たち、野球は楽しいだろ」と野村が絶叫した。そう、広島東洋カープには市民球場をいっぱにするだけの力が、もちろんあるのだ。 市民球団・広島東洋カープよ、永遠なれ! 2005.10.14 Friday
いったい何がどうなっているのやら。楽天がTBS株を大量購入して筆頭株主になっているという。さらに経営統合を持ちかけているのだという。そのこと自体は今後有望な媒体を持ちながら高級なコンテンツを持たないIT会社が、TV局の資産とノウハウを手に入れたいという要望なので大いに理解できるし、勝手にやってくれたら良い。しかし、どうやらライブドアの堀江氏に触発されて、去年の球界のゴタゴタに端を発しているということになると、放っておく訳にはいかない。おう、野球バカだぜ、悪かったな(笑)。
さて、すっかりただの「暴言ジジイ」と化した読売の渡辺氏によれば、(1)楽天の三木谷氏はイーグルスとベイスターズのうちのどちらかをどうにかしようとしている、(2)オリックスの宮内氏は村上ファンドの名を借りて、バファローズとタイガースをどうにかしようとしている、(3)ライブドアの堀江氏がカープをどうにかする動きがあるとのことだ。どこまでが本当で、どこまでがネタで、どこまでが妄想かまったくわからないが、現在もIT業界にとっては垂涎のコンテンツであるプロ野球をめぐって、いろいろなパワーがうごめいていることは間違いなさそうだ。 それはそれで良い。世の中はいつまでも同じ形でじっとしていてはくれない。ただ野球に関わろうという人には、すべて同じ一つの指針だけは持っていてくれ。経営者、出資者、スタッフ、プレーヤー、ファン…みんなだ。 「野球を楽しもう!楽しい野球を!」 この気持ちから出ている動きには、どんな立場のものでもまずは暖かい目で見ようと思う。逆に、「○○のためには、野球がつまらなくなっても仕方がない」的な動きには断固反対したい。もちろんベイスターズに危害が及ぶような動きには警戒をしたいと思う。 マリーンズが王手をかけた。ホークスは去年と同じように敗退してしまうのか?「鷹の戯れ言 【勝ちどきあげろ!】」のDAIさんの記事を読んだら切なくなってきた。福岡の鬱憤を晴らさないでいいのか?シーズン89勝もしてるのに、何一つ喜びのない鷹ファンを置き去りにして良いのか? ズレータがついに言ったらしい。「オレたちは、シーズンが終わって2週間も待たされた。でもロッテは先に2試合も戦って、勢いがある。このルールはフェアじゃない。1位になった意味がない」ズレータよ、今ここでそれを言い出しても何もならないことを、それを言うことの方がフェアじゃないということを、わかった上で、それでも言いたいよな。みんな言いたいんだよ。怒れ!荒れ狂え!ホークスよ、もう我慢しなくていいんだ!剥き出しの怒りをボールにぶつけろ! 「野球を楽しもう!楽しい野球を!」 これからセパ両リーグでポストシーズンのあり方を検討していくという。やはり、長いペナントレースで2位や3位のチームが、合理性もなく日本一に成り得るシステムは良くない。楽しめない人がたくさん出てしまう。ルールはルール、だからこそルールを作る時に、細心の注意を払って欲しい。やっぱり3リーグ制しかないよ! 2005.10.13 Thursday
C2−4YBでベイの3位が決まる。3年連続最下位から脱出(6−6−6−3)。ちなみにその前の連続最下位のTは4−1−4−1か、良い良い。山下前監督らの仕込みが実ったのか、牛島監督の気迫がチームに火をつけたのか。特に長距離砲として期待した外国人選手がまったく働かず、純国産打線でのAクラスは立派。投手陣も良く、来季層の厚みが出てくれば、絡んできそうだ。
C先発黒田は完投負け。やっぱり立派な投手だ。最多勝おめでとう。そして下柳も、最多勝おめでとう! 日本シリーズ初戦開催地は、福岡なのか千葉なのか。いよいよPO2ndステージが始まり、まずMが先勝した。 両先発の気迫溢れる投手戦、1点をめぐる激しい攻防。絶対負けられないという気持ちの入った試合は、TV画面からでも熱を感じるようだった。見る限り力の差はない。素晴らしい投球を、素晴らしい打撃で打ち返すような場面の数々。本当の勝負はこれからだ。それにしてもバレンタイン監督。ミラクル・メッツを率いた監督。ポストシーズンの鬼。類い希なカリスマで、豊富な手駒を自由自在に操る。だが今度は、まったく別なカリスマ、不動の王貞治が目を閉じて己の感覚のみで居合いを抜くはずだ。この勝負面白い。 交流戦以来、久々にホークスの試合を見た。骨折で戦列を離れた「精神的支柱」城島は、松葉杖でチームを鼓舞しにやって来たという。 レギュラーシーズン終盤に起きた悲劇だったが、代わりに入った的場捕手は、しっかりその穴を埋め、チームの強さが崩れることはなかった。年は一つしか違わないが、年俸は50倍。このビッグゲームで、意地を見せた。7回裏二死三塁から放った同点タイムリー。8回表無死二三塁、4番サブローのファールフライを必死の形相で追いかけ、パイプ椅子を蹴飛ばしながら、フェンスギリギリで捕球。絶対にその言葉は言わせない、言わせるものか。その気持ちが伝わってきた。だが、その直後、厳しい現実がやって来る。ベニーに喫した試合を決める2点タイムリー。当然のようにマスクを被る城島の顔がアップになる場面で、的場にカメラが切り替えられることはない。 試合終了後、ドームの観客はレフトの一角を除き、あっという間に誰もいなくなった。だれもが思っているけれど、だれもが言わない言葉だけが、福岡のドームに充満していたように感じた。 2005.10.10 Monday
タイガースの優勝が決まった後、神宮でのS戦で聞いた、六甲おろしの大合唱は素晴らしかった。感謝の気持ちをピタッと揃えた朗々たる歌声に、震えるような感動を覚えた。この日、千葉マリンでMがプレーオフ第2ステージ進出を決めた試合で、同じ気持ちを味わった。マリサポは本当に感動的な応援をする。
「楽曲」がまた良いのだ。私の好みはまず「福浦」。「嵐を呼ぶ」とでも形容したくなるような、なんともカッコいいメロディライン。それと「フランコ」。一転して軽快でファニーな曲調は楽しくて仕方ない。そして何よりその声量と歌唱力の素晴らしさ。アフリカの民族舞踊のようにピョンピョンと跳び続けるビジュアルの奇怪さ(笑)もあって、見事に異様な空間を造り出す。いやいや本当に凄すぎる、マリサポ。 1回ウラ、前日の殊勲者西岡に代えて起用された先頭打者小坂がいきなり三塁打。続く堀の犠飛であっさり先制。しかしその後はL先発西口の好投でM打線も沈黙。M先発小林宏もまったくつけいるスキのない投球で、息が詰まるような投手戦が続く。 その間もずっとマリサポによる健気なまでの合唱が繰り返されている。もう一つ感心するのは、その統率、きっかけの取り方と判断の速さ。歌だけでなく、何種類かのコールをスピーディーに繋いでくる。しかも1球1球、その状況に上手く合わせてパターンを変えていく。そのきっかけは短い太鼓の前奏のみ。指揮者役のサインなどがあるのかどうか、詳しいことはわからないが、本当にスゴイ。また、どんなに大声で歌やコールをしていても、打球へのリアクションが速いところも好感度ポイントだ。過敏なほど試合に集中しているのがよくわかる。 6回ウラ、一死から4番サブローがヒット。応援の音量がさらに上がる。続くフランコの二ゴロゲッツーコースも、走者サブローがスタートを切っており二塁セーフ。この二死二塁からの千葉マリンが凄かった。声と太鼓の音と跳び続ける大群衆が造り出す巨大なうねりのようなエネルギーがプレーヤーを飲み込んでいく。ベニーはツースリーからスライダーにややのめりながらセンター前に弾き返して1点追加。続く李もツースリーから外角低めに落ちるフォークを素直にレフト前に打ち返す、オートマチックスタートの一走ベニーは三塁を取る。二死一三塁。西口の球はまったく悪くない。Mの各打者の集中力が異様な空間の中で研ぎ澄まされているのだ。続く今江は2−2と追い込まれた後、外低めにボールゾーンに逃げていくスライダーに、完全に泳ぎながら、バットを投げ出すようにセンター前に弾き返した。これで3−0、西口をマウンドから下ろした。わずか3点差だが、Lにとっては抗しがたいエネルギーを感じ、勝負あったという気持ちになっただろう。 試合後のインタビューで、バレンタイン監督は落ち着いた口調で、噛みしめるように、選手とファンによる勝利を讃えた。最後はマイクを手に取り、大声でさけんだ。「ミナサン、アリガットゴザマッシタ!フーックオッカニ、イッキマショー!」割れんばかりの大声援に、「鼓舞の天才」が包まれた。ボビー・バレンタインが作り上げたマリーンズ、マリサポによって、持てる力を存分に発揮するマリーンズ。今度は福岡に攻め込んで最強軍団に挑む。 相手はどっちでも良い。もう、待ちきれない。早く勝負しよう!(笑) 2005.07.15 Friday
野球がない日の翌日のスポーツ新聞は、「売らんがため」の憶測記事やトバシが多い。特に毎週の月曜でなく、木曜に試合がなく、他に大きなニュースもなかった時は要注意(笑)。
この日の目玉はサンスポ「巨人動く!!オリックス・谷獲り!」と、スポニチ「カブレラ爆弾発言『来年は巨人でプレー』」。ナベツネ氏復帰とともに、プロ野球界滅亡路線も復活?本当にそんなにアホ?それとも、こんな手法しか思いつかないスポーツ紙の方が問題?。はあ〜とタメ息が出るワ。 後半戦のスタートに間に合うよう、7/16に濱中を抹消し、二軍戦、紅白戦で外野守備のチェックを行うという。 「今の(代打専門の)形は本来の形ちゃう。打って守ってに戻すのが、こっちの仕事や」という岡田監督の言葉はそのとおりだと思うが、球宴明けからは、また代打専門でベンチに入れるわけだからどうにも中途半端な印象は否めない。代打としても使いたいし、早くスタメンライトに入っても欲しい…そんな感じ。どちらかと言えば、「今季は代打で行く」と割り切ってしまった方が良いと思う。6番ライトは彼らにまかせて(笑)。 それにしても前半残りカードが上位チームだったらこんな施策を採っただろうか。カープ、ベイスターズをナメてはいまいか。逆に全体に危機感が出てくれれば言うことはない。 優勝などという言葉がちらほら見え始めると、どうしてもホークスが気になる。日本一になるためには難敵はできるだけ避けたいという思いもあるし、新興のマリーンズのバランスの取れた野球も魅力的ではある。しかし、やはり王ホークスに勝って日本一になることこそ究極の目標だ。半生を星野監督の右腕として過ごしてきた島野コーチも同じ気持ちだと思う。 「敵情視察」のため、HiRO@zetton05さんのSo What?!や、DAIさんの鷹の戯れ言【勝ちどきあげろ!】を読んだりすると、まあファンからして油断がないことこの上ない(笑)。交流戦後、14勝2敗…(ちなみにウチは14勝5敗)。 取りこぼしがないというのが強さの秘訣だろう。BとEに10勝1敗、Fに9勝1敗、なんじゃそりゃ(笑)。 鬼気迫る強さの背景には、昨年のプレーオフ敗退がある。あの悲劇を繰り返さないために、勝って勝って勝ちまくる決意なのだ。しかしここまでプレーオフ出場が濃厚なMに5勝6敗、Lに3勝5敗と負け越している。圧倒的強さに見えるホークスだが、プレーオフを制しての優勝となるとまだまだ予断を許さないというのが実情だ。 FA権取得会見後、城島のバットが湿っていた。そんなチームリーダーが、監督にキャッチボールをお願いしたという。一緒にキャッチボールをすれば、たとえ言葉がなくても、素直な会話ができる、それが野球人だ。好きだなあ、こういう話。 前半最後、我が阪神タイガースは、下位チームとの対戦となる。ここはひとつ、「ホークスモード」で臨みたい。 2005.05.24 Tuesday
オールスターファン投票開始。野球好きに本格的な夏の到来を告げる。交流戦の実施によりオールスターのありがたみが減るという声もあるが、各球団の主力とガチンコ勝負をしたことでより楽しみが大きくなると思う。むしろ日本シリーズの方が、その希少性が損なわれると言える。まぁ、同じガチンコとはいえ、交流戦とシリーズは全然別物だから、心配ないな。
ロッテの李承ヨプが5試合連続本塁打を記録している。これは球団記録に並ぶものだという。でその記録保持者が、後に阪神に移籍したアルトマン。懐かしい(笑)。巨人戦でパ記録(6試合)、王・バースの日本記録(7試合)に挑む。 それにしても初戦を長野、翌日から東京ドームというのもなかなかエライ日程だ。怒れ!ロッテナイン! 交流試合も倉敷→甲子園のオリックス戦で折り返しとなる。「関西ダービー」と言うが、営業的には一番苦しいところのようで連日大入りの甲子園も空席が出そうな状況らしい。 基本的に「ポジティブ系」(笑)でやっている当サイトだが、このオリックス戦がもっとも「危険」な3連戦になりそうな気がしてならない。 交流試合に入ってからオリックスは好調だ。巨人にこそ1分2敗としたが、中日、広島、横浜、ヤクルトにはすべて2勝1敗でトータル8勝6敗1分。3カード連続勝ち越し中でもある。その原動力は「『嫌われ者』の意地」だ。 「こんなに面白いならもっと早くからやれば良かったのに」と人々は軽く言うが、その実現までの経緯、去年の騒ぎを忘れたわけではあるまい。オリックスと近鉄の合併に端を発する、選手会と機構側の攻防、ストライキ、プロ野球ファンの「蜂起」。交流戦実施の陰で、近鉄バファローズの歴史と伝統が犠牲になった。東北に生まれた新球団の人気と裏腹に、球界改革の「核弾頭」となった合併球団オリックス・バファローズは「身勝手」「良いとこ取り」とののしられ、ダーティーイメージにまみれた。しかしその球団には、自分の意志とは関係なくプレーをし続けなければならない選手たちがいる。そのやりきれない思いをぶつけるには、この交流戦こそが最高の舞台だ。 仰木監督以下、阪神戦にかける意気込みが結集されるのが恐い。同じ関西の球団でありながら、新聞はいつでも一面、球場は連日超満員の人気球団と、「不人気」のレッテルを貼られた球団。闘志のパワーレベルはケタが違う。 阪神に油断はないと思う。しかし先週、精神的にも肉体的にも極限近くまで張りつめたテンションは、今週緩めざるを得ない。故障をもっとも警戒しなければならない周期でもある。その中で闘志のレベルが高い相手は大変な難敵となる。 報道では、連敗中の福原への配慮からローテを微調整し、杉山−福原−井川の順で望むとか。初戦杉山の出来次第では「濁流シリーズ」になりかねない。 疲労から来る故障を避ける意味でも、今週は「危険」がゴロゴロしていることを強く認識して、「謙虚さ」と「集中」に努めて欲しい。 先発投手が責任を果たし、中継ぎ投手陣の起用法を落ち着かせ、小技を含めたキッチリとした野球に努めれば、勝敗にはこだわらなくても良いとすら思える3連戦だ。 2005.05.14 Saturday
交流試合が終わった時、セ・リーグの順位はどうなっているだろう。首位中日が調子を落とし、ヤクルト、横浜が順位を上げてきた。あたかもセvsパの対抗戦をやっているようで、その実、内部で順位を競っている…「当事者間」で戦わないというこの仕組み、なかなか奥が深い。
本ブログの右サイドに「ラクガキ帳」というのがある。そこにサンゲツさんから貴重な意見をいただいた。もったいないので抜粋させていただきたい。 「(前略)楽天戦、見に行ったのですが、せっかくの交流戦なのに、相手チームへのファンサービスが見あたらないのが残念と言うか、恥ずかしいと言うか… パの球場で流してくれる六甲おろしを阪神ファンはどう感じてるのでしょう?大勢だから当たり前とか思ってるのでしょうか。(攻略)」 本当にその通りだと思う。なぜ交流戦が行われているのか、去年、プロ野球に何が起こったのかをよく考え直したい。 「自分だけ良ければ」というエゴがプロ野球の衰退を招いていると、皆が口を揃えたことを忘れずに。プロ野球全体を盛り上げようという気持ちを忘れずに。 楽しみにしていたナイスな企画、「懐古派ユニフォーム」がお披露目。パンツやソックスの着こなしなど違うところも多々あれど、黄色のアクセントが懐かしかった。シーツとラインバックを結びつけるのはあまりに無理があるが(笑)、ダンカン同様、なにかと往年の選手たちを思い出す一夜だった。つくづく野球はセンチメンタリズムがよく似合うスポーツだ。若い人たちも今にわかるよ(笑)。 エースと4番の活躍で勝利した前日同様、やるべき人がやるべき仕事を完遂させてカッチリ勝った。「打撃は水物、一日で変わる」と良く言われるが、試合の中で「呪い」から冷めていくかのようだった。甲子園球場にはそういうパワーがあるのだろう。 安藤が不安定ながらも要所を締め、藤川、ウィリアムス、江草が隙を与えなかった。 1番打者が4得点、3番が2打点、4番が2打点、5番が5打点。あるべき姿が戻ってきた。この本拠地での連戦で、しっかりと地に足をつけたい。 一方の楽天は、序盤阪神の拙攻にも助けられ、ルーキー一場がなんとか踏ん張って試合を作った。しかし選手層の薄さは隠しきれず、先発投手が降板した後は苦戦必至の状態だ。言っては悪いが、たとえ岩隈が出てきた試合でも、タイガースとしては負けられない相手だ。ここは厳しく勝負に徹して欲しい。 関川、谷中、斉藤、懐かしい顔を見た。山村、川尻、カツノリ…この日出場した選手以外にも、楽天にはタイガースに在籍していた選手、かつてよく対戦していた選手がたくさんいる。皆、プロ野球選手生命を賭けた毎日だと思う。苦しい戦いが続くと思うが、チームを作るという目的を忘れずに、負けても負けても明るく前向きに前進して欲しいと切に願う。 2005.05.11 Wednesday
すでに当サイトでは決定していたが(笑)、赤星選手が月間MVP受賞。同時受賞のはずの藤川投手にはお声がなかったが、十分資格を有していた。他は岩瀬(中)、杉内(ソ)、西岡(ロ)。
対サーパス二軍戦でブラウンとダーウィンがともに4回を無失点。特にブラウンは全回三者凡退に切ってとった。抹消が明ける15日に即登録になりそうだとか。思えば千葉マリン向きな投手だったような気がしないでも…。 桧山の左太ももは軽傷のようで、抹消はせず、代打要員として控える方針らしい。守備に着くのはまだ不安だとか。現在登録されている外野手を見ると、あらあら…いつのまにか「守れる」選手は赤星だけになっていたよ…。実際のところ、赤星・金本は「代えられない」し、ライトの守備固めとして内野手登録の上坂がいるのでこれで良いということなのだろうが、何かあった時のための控えとしては心許ない。上げて使わず、すぐ下げるなんてことをしているとこういうことになる。 なんでもバレンタイン監督は、「枝葉」の部分である、二遊間、一二九番打者をコロコロと入れ替えて使っているとか。なるほどスピードタイプの小型選手は攻守に消耗が激しく、スタミナに難がある選手が多い。休ませながら、競わせながら使った方が調子を保つことができるかも知れない。このあたりは余り意固地にならず、勝っているチームの知恵として頭に入れておきたい。 ちなみに藤本は、6月早々には復帰できるのではないかとのこと。中村豊はすでに二軍戦に出場するまで回復している。 まんまとやられた。相手先発は大方の予想を覆してベテランの小野。まともなストレートは投げず、内へ外へ球を動かす「千葉マリン投法」にしてやられた。金本、今岡がともに3安打しながらの完封負けは、自慢の上位打線が完璧に抑えられたこと、期待の下位打線に当たりがでなかったことと、ここは単純に諦めておこう。もちろんもっと緻密な工夫があってもよかったとは思うが。 完投負け。福原投手早くも5敗目。8回を3失点、155球、よく投げた。ずっと良い内容の投球をしているので、援護がない、守備で足をひっぱられたことが本当に残念でならない。 だがあえて言おう。仮にも「エース」という言葉を使われる投手なら、勝たねばならぬ。0−0で延長に入って、降板したあと負けるのなら仕方ない。投げている間は、リードを許さないという投球をしてこそ、その気迫を見せてこそ、その言葉がふさわしい存在となる。 福原はエースになる資質を持った投手。その自覚と誇りをともに築いて行くのが、4番を中心にした主軸打者の役目だ。赤星、金本、今岡が、福原をエースにしていかなければいけない。昨年に続き、好投すれども負けばかりになっている福原投手を、野手陣の力でエースに育ててやって欲しい。 それにしても本当にロッテがこんなにしっかりする野球をするとは。いや、話には聞いていたが、この目で見るまではどうしてもイメージが湧かなくて(笑)。どうしても十何連敗とかしてしまうポカの多いチームという目で見ている自分がいる。いかんいかん、改めよう(笑)。 なるほど投手力は素晴らしいのだろう。ただ、今残している数字はかなり出来すぎで、シーズン通せば多少は落ちてくるはず。リリーフ陣についても、「どうしようもない」というレベルではなかろう。 だが、守備力の高さは素晴らしいものがあった。再三に渡り好守で投手を盛り立てた。守備の乱れでほころびを見せてしまった阪神とは対照的だった。 しかし本当に代わったところによく打球が行くもんだ。久慈選手のスーパープレーもしかり、大塚選手の超ファインプレーもしかり。あのシーツの打球が抜けていたら、勝負の行方はかなり混沌としていただろう。 交流試合のことを考えなければ、圧倒的実力者といわれるソフトバンクに危機感を抱かせる、質の高いチームであると(ようやく)確認し、嬉しくなった。 ロッテ対阪神、日本一の「サポーター」対日本一の「ファン」。ま、場所がビジターなので単純比較はできないが、「やるなあ、マリサポ」。 肉声をフィーチャーした応援方法の印象は、「かっこいい」(笑)。モノトーンで統一された一団は、なるほど「背番号26」、26番目の選手としてグラウンドと一体化していた。 ん?待てよ、あの引き締まった感じのスタンドが、現在のロッテのチームカラーを生んだのか、サポーターがチームをここまで強くしたのか?そんなことまで考えてしまった交流戦初戦だった。 2005.04.08 Friday
これで、井川が2戦目で良い投球をして、久保田がセーブをあげれば間違いなく優勝だなと思っていたが、やはりそう簡単にはいかなかった(笑)。去年ノーヒットノーランを記録した市民球場だったので、その時の捕手野口を起用して何かを思い出させて欲しかったなぁ。
でも春先から突っ走る2003パターンも芸がない。秋までガチガチのダンゴレースの方が面白いから、こんな感じでいいんじゃない(笑)? 広島には鬼気迫るものがあった。主砲ラロッカは登録抹消、正捕手石原をケガで欠き、前日には元同僚シーツのぶちかましで倉も要休養、リリーフ陣はすでに大車輪…。しかし気迫だけは絶対に負けない、3連勝スタートのあと、本拠開幕で3連敗だけはしない…その気持ちがチームにあった。 広島9回裏の大逆転を呼んだのは、広池投手の気迫。 「この広池という男は苦労人。横浜の川村投手と立教大の同級生で、当時は野手兼用の控え投手。一度は野球をやめて全日空に就職したが、プロ入り後の川村に空港で会ってから、どうしても野球への情熱が抑えきれなくなり、努力して努力して広島のテストに合格した。その後も苦労を重ねて現在のワンポイントの地位を得た」4/6の中継で達川氏が言っていた。この日、8回裏二死走者なしで打順が広池投手に回る。延長入りもある状況で、広島首脳陣は広池続投を選択。連投の広池投手には、「すまんなぁ、もう1回頼むぞ」そんな心境だったろう。ところが…だ。広池はボテボテの三塁ゴロで全力疾走、内野安打にする。あろうことか、次打者尾形で二盗、しかも手からヘッドスライディング。はっきり言って狂っている!二塁上では、ファールでダッシュを繰り返す…。首脳陣の心境も一転して「いや、気持ちはありがたいが、頼むから次の投球に専念してくれ」というものだったに違いない。そして阪神ファンは、しめしめと思っていたことだろう。 果たしてその通り。結果無得点に終わった後、9回表マウンドに登った広池は、赤星こそ初球、打ち損じのキャッチャーフライに取ったものの、続く藤本にストレートの四球、そしてシーツに痛恨の2点HRを浴びる。しばししゃがみ込む…。ベンチに戻りタオルに顔を埋める…。 だが広池の「狂気の一部始終」が広島打線に化学反応を起こす。9回ウラ、150km/hオーバー連発の新ストッパー久保田に犠打、敬遠を挟んで5本の長短打を集中し、逆転サヨナラ。阪神自慢の9点打線を堂々打ち負かした。今年で32歳になる完全燃焼男の熱は、それほどまでに凄かった。 冷静に考えて見ると、持久戦、消耗戦になれば、戦力層で阪神が圧倒的に優位。広池が淡々と凡退し、普通に9回の投球に望む展開では、広島勝利の確率は低かったかも知れない。 えーと、井川? 実は4/7の試合、9時前まで見ていないのだ。家庭の事情により、テレビ、ビデオともに「占拠」されてしまったので…。恐るべし、「狂気の広島」と「ポケモン2時間スペシャル」(笑)。 2005.02.06 Sunday
中西太臨時打撃コーチが発熱でダウン。お大事に。
脇腹痛の赤松外野手、回復せずに安芸行き。順調に行けば、開幕ベンチ濃厚だっただけに本当に残念。ちょっと焦ったな。一番初めに辛い思いをするのは吉と割り切って、しっかり治し、怪我をしないための身体造りを研究して上がって来い。必要な戦力だ。代わって庄田外野手が召集された。 矢野捕手が「右下腿三頭筋挫傷」で離脱。練習開始早々のベースランニングで右ふくらはぎにピリッときたらしい。重傷ではなさそうだが、捕手にとって要の筋肉だけに、大事を取っていかなければならない。さあ「控え捕手」たちよ!ベンチ入りが一枚空くということはないが、アピールする場面は確実に増える。ギラギラして行こうぜ。 今年もドラゴンズは強い…。昨年、大きな補強もせずにセ・リーグ優勝を果たし、ディフェンス重視の堅いチームを作った。落合監督の立案能力、実現力の高さが実証された。今季に向けてはドラフトで即戦力ばかり大量指名し「慢心ムード」を一掃。何事も計算通りいくとは限らないが、実に理にかなった運営を行っている。 その中でもベースとなっているのが、谷繁・荒木・井端・アレックスによる鉄壁のセンターラインの存在だ。 この日、ノックの名人落合監督が、中日キャンプ名物「名人育成・地獄のノック」を行ったという。ちなみに過去のノックについてはToshikichiさまのStadio Toshinaoに詳しい。最強の二遊間はこうして作られ、さらに次のステージを目指している。《守備では誰にも負けない》というように、一点について強固な自信とプライドを持った選手は強い。その意地を築き上げるようなチーム作りを感じさせる。 翻って我がタイガースを見れば、今季から内野布陣を入れ替える。岡田構想である藤本・鳥谷の二遊間は、走攻守の総合力では決して引けを取らないし、守備だけをとっても中日の二遊間に追いつき追い越せるだけの可能性を秘めていると思う。しかし前を行く彼らの迫力は凄い、半端じゃない。越えなければいけない存在は無数にある。チーム内の競争の次に見えてくるだろう。 2004.12.23 Thursday
http://www.daily.co.jp/baseball/2004/12/22/155132.shtml
岩隈問題決着、オリックスが折れた。これで「オリ近合併」に端を発したゴタゴタは一応の収束を見たということか。オリックスが得たものはなんだったのだろう。そして失ったものは?遠からずわかるだろう。 さあこれでパの順位争いは面白くなりそうだ。「大人げない意地の張り合い ペナントレース編」に期待したい。 真面目なシーツ先生に対して、不良ガイジン・スペンサーなワケね。こりゃ面白い(笑)。って、またスピード違反くん?「真・F1セブン」でも作る気か?(笑) サンスポに引退した八木氏の回想手記が連載されているが、妙に印象的な一文があったので抜き出しておく。 (優勝した夜の祝勝会について)伊良部が「天才バカボン」を茶目っ気たっぷりに歌い上げ、…(以下略)。 広島カープが新ファンクラブ「シニアカープ」を発足させるという話題。球場の再建費用を求める復刻版「たる募金」など、慢性的な資金不足の苦悩をアイデアで補う姿勢には頭が下がる。私が阪神ファンであることに理屈など存在しないが、もしも理屈でファンになるチームを選ぶとするなら広島になるだろうと思う。 原爆からの復興を願う市民の出資で「広島野球倶楽部」として発足した。金はないが、ない中で運営するという形はこの1949年の発足時より続く。1955年、ゴタゴタ続きの球団運営を地元財界主導に整理し新法人「広島カープ」とし、さらに1967年その中でももっとも有力な東洋工業(現マツダ)が主体となることで「広島東洋カープ」となる。これは税法上の親会社となることで資金援助を可能にするための臨時措置。好景気の中、他球団との実力格差を無くすために、どうしても必要だったのだろう。前オーナー松田恒次氏は、「一時的に面倒を見るが、私物化する意志はない。いずれ東洋は外す」と言った。つまり市民球団として経営が安定すれば、「形式的な親会社」であるつもりもないということだ。その実現とは、主に野球界の動向によるものが大きいということだろう。 企業に頼らず市民による独自採算。それを支えるのは地域密着、人件費の抑制、「原石」を見抜き、厳しい訓練で「品質向上」をはかるという姿勢。一貫して継続している経営方針が、未来の日本プロ野球界の手本になる部分は多いと思う。 「カネがないなら野球界を去れ」などと言っていたモノどもが、平伏して「人気の秘密」「黒字経営のノウハウ」について教えを請うような時代が早く来て欲しいと思う。 2004.11.24 Wednesday
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200411/bt2004112401.html
今年もオフになって、選手たちのさまざまなイベント活動の話題が伝えられる季節だ。ここ数年、阪神の選手もチャリティイベントに積極的なようだ。誰にも知られることなく、こっそり行う「タイガーマスク型」も良いが、せっかくマスコミに取り上げてもられる立場なのだから、広く活動を広めるためにも前面に声を上げることは良いことだと思う。毎年、赤星選手、桧山選手が目立つが、他の選手も続け! 今日も巨人の話でナンだが、清原は残留の腹らしい。これは巨人にとってはあまり良いシナリオには思えないのだが、どうだろう。 巨人ファンの大半は清原個人ファンでもあるようなので、ファンは清原に「残留して多く出場」を求めている。球団と堀内監督はスピード野球を掲げ、戦力外であることをほのめかす。清原は、ファンやナインの支持を背に、「不満分子扱い」辞さずで残留覚悟。 個人的見解としては、例え一時的に非難を受けようとも、またファンの減少を招いても、巨人は自分たちの理想の野球を掲げて、それに必要な戦力を整える姿勢を崩すべきではないと思う。しかし現実問題として、堀内監督にファンの支持はなく、このままチームがまとまらず巨人の成績が悪ければ、「監督クビ」「理想棚上げ」「スター主義」に逆戻りすることも容易に想像がつく。その結果が清原の望む「清原の意地」なのだとしたら少し悲しい。また、それぞれが妥協し合った結果、力が発揮できないとすれば、それも悲劇だ。本当に巨人が生まれ変わるつもりなら、球団はここを裁ききる必要がある。 2004.11.18 Thursday
http://www.nikkansports.com/ns/baseball/professional/draft/2004/draft-top.html
おそらくこのスタイルで行われる最後のドラフト会議が終了。それぞれの球団のメッセージが表れている。 ◇オリックス 社会人投手3人、大学生内野手1人。4人指名で早々に終了。「ワガママ合併」をしでかした関係上、選手があふれているという事情があるため。またそうでなくても宣伝の効果が期待できない以上、球団として赤字を減らしたいという意識(そのこと自体は健全な考え方だと思う)が表れている。 ◇ロッテ 球団として初めて自由枠を使用(しかも二人)。日ハムとのプレーオフ争いと、その後のハム・フィーバーを目の当たりにして、俄然やる気が湧いてきたのか。またバレンタイン監督による「明るく、これから上昇するチーム」というイメージ戦略も味方している。 ◇日本ハム エンターテインメント性、話題性重視。バッティング・オンリーということで、各球団が指名しなかった鵜久森も獲った。指名人数の多さにやる気と意気込みを感じる。 ◇ダイエー 現在のチームは、強くて若い。ゆえに今年のドラフトは高校生中心。6人のうち2人が捕手というところに「次の心配事」が見てとれる? ◇西武 伝統的に、その時は何とも思わなくても、あとから振り返ってみると良いドラフトしているなぁとと思わせるチーム。今回もそうなのか? ◇楽天 育成などと言っているヒマはない。「いつから出社できますか?明日からはどうですか?はい、1軍です。他の人の状況次第ですが、開幕投手もお願いするかも知れません」という採用担当者の焦りすら感じる(それはおおげさ)。 ◇横浜 高評価の自由枠二人、総勢9人。新監督でガラッと変えたいという意気込みを感じる。松家投手(東大)は、「野球でダメでもTBS入社」などという甘い誘いを断って野球でがんばれ!(そんなこと言われてないかw)。 ◇広島 投手だけ7人。悲痛な叫び、強烈なメッセージ。「ピッチャーがおらんのじゃあああ!」 ひとつとばして ◇巨人 一二を争う育て下手。いや育てる気がない球団。それを変えようとする人がいるという噂あり。 ◇ヤクルト 毎年のように主力がごそごそと抜ける。毎年戦力が低下するのに、毎年上位の成績を残す秘密はスカウトの能力の高さにもありそう。今年もあとから振り返って、少数ながら良いドラフトだったとかって言われるのか。 ◇中日 大学、社会人で11人。やるといったらやる。大量入れ替えで優勝ムードをぶっとばす。 -- 阪神はまた今度(笑)。 2004.11.15 Monday
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200411/bt2004111504.html
日米野球終了。今後のプロ野球を考える時のヒントがたくさん詰まった面白いシリーズだった。特にスピードをアピールした岩村、赤星両選手のおかげで締まった。今回来日したメジャー選手たちは中堅というより若手の部類が多かったという。確実に日米の実力差は縮まっているとは思うが、メジャーの「厚み」を感じざるを得ない。出場したスター選手たち、お疲れ様。 11/15第1回構造改革協議会が行われる。このスト騒動の産物を実のあるものにできるかどうか。「一場事件」を受け、まずはドラフト改革が最重要議題となるだろう。しかしそれ以前に、機構・選手会双方による「今後の日本プロ野球のあるべき姿」の合意事項を掲げる作業も行って欲しい。改革の名の下に、醜い利益の主張合戦が繰り広げられることなどよくある話だ。「きれいごと」をまずしっかりしておかないと、見るに堪えない泥仕合になるぞ。 しかし何事も「上任せ」にすることが一番いけない。関係者すべてが高い意識をもって自分の持ち場でベストを尽くすことが本当の改革につながる。自分のためだけでなく、自分の所属する集団のために貢献すること。そして個人からチームへ、チームからリーグへ、リーグから球界全体へ、球界全体から社会全体へと、自分の力に応じてその集団の境界線をより大きなものにして行くことが大切だと思う。 その意味で気になったのが、この巨人の話題。「読売ジャイアンツ首脳には『改革者』が存在する」実は数日前に熱狂的中日ファン・小谷隆氏の「マジメにぼやいてみよう。」でこんな謎かけのような一文があり、気にはなっていた。この改革者が、堀内監督なのかコーチングスタッフの一人なのか、経営陣の一人なのか、フロントの一人なのかわからないが、この記事が本当だとしたら巨人が進もうとしている道は正しい道だと思う。 「ファンを喜ばすためには勝たねばならない」これは正しい。しかし「勝ってもうれしくない」ということもある。そして「勝つためには戦力が必要」これは正しい。しかし「戦力は人数。人数が同じなら力。ただし力はモチベーションと体調によって変わる」ということも正しい。「ジャブジャブ金漬け」の選手は(一般論として)力が出せなくなる可能性が高まる。巨人が「補強の過ち」に気づき改革しようとしているのなら立派な見識だと思う。 星野前監督による「阪神改革」は、「巨人だけに好き勝手させていたら、野球がつまらなくなる。巨人に対抗できるのは阪神だけだ。さあ久万さん、とことんケンカしようじゃありませんか!」というところから始まっている。巨人が変わるのなら、ある意味では目的達成で、阪神の改革の中身も変わってしかるべきだと思う。 2004.10.26 Tuesday
http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20041025042.html
2004年の日本プロ野球が終了。今季、通してプロ野球を支えた人、プロ野球を楽しんだ人、そして例年にも増してプロ野球のことを真剣に考えた人、心より「おつかれさま!」。 西武が9度目の日本一。12年ぶりというのは意外な感じがした。 主軸打者の調子が勝負を分けた。佐藤、赤田が出塁し、フェルナンデス、カブレラ、和田がかっ飛ばす得点パターンが機能した。特に一昨年「逆シリーズ男」呼ばわりされた和田が雪辱。ナインを引っ張った。投げてはシーズンわずか1勝でも、シリーズMVPに輝いた石井貴の2勝が大きかった。西武黄金期を支えた伊東監督も落ち着いた采配で好感が持てた。奇をてらうことなく、選手を信頼し、青年監督らしく先頭に立ってチームを鼓舞していたと思う。 敗れた中日もシーズン同様、固い守備とあきらめない粘りの攻撃で西武を苦しめた。個々の選手を見れば、本来の実力を発揮できなかった者が中日の方に多かったように思う。初戦、プレーオフで勢いづいた西武に対し、固さから中日は自慢の守備が乱れた。最終戦もすでに修羅場をくぐってきた西武の方が開き直っていたように思う。セ・パ制度の違いが多少なりとも結果に表れたと思う。そんな中で、最終戦まで勝負をもつれさせた中日も十分に強かった。 これで昨年に続きパ・リーグが2連覇。去年あたりまで、パ・リーグの野球はおおざっぱでレベルが低いとまで言われてきたが、この結果がすべてを否定した。「実力のパ」が復活しつつあるのか。むしろ今季は「パの意地」という感じか。 本邦初公開、インターリーグの正否は?ダイエーはどうなる?西武は?日ハムの躍進は続くのか?ロッテ雪辱なるか?合併オリックスは強くなる?そして東北新球団の船出は? 来季も話題性はパ・リーグが大きくリードする。「これからはパ・リーグです」そういえば去年新庄が言ってたなぁ(笑)。 ということで今日だけは日本一の西武に敬意を表し、虎の話題はお休み(笑)。 2004.09.18 Saturday
http://www.sponichi.co.jp/baseball/kiji/2004/09/18/10.html
ストだ。しかし決して嘆き悲しむことはない。大変革の好機がやってきたのだ。古田という偉大なリーダーのおかげで、日本球界はこれから必ず良い方向に進んでいくと確信する。 さて、偉そうなことを言うようだが、すべての野球好きには、自分の意見を表明してほしい。格好つけることはない。自分の思うままをどこでも、誰にでも、少しでいいから言えば良い。ネットで発言すればなお良い。自分のページを持っていなければ、掲示板に書き込んでも良いし、コメント欄に書き込んだって良い。その声を誰かが聞いて賛同すれば、どんどん声は大きくなっていく。それがインターネットの凄さ、恐ろしさなのだ。署名活動以上の効果があることを請け合う。言っても届かないということはないのだ。 最終決着は見えている。経営側が来季の新規参入を飲むしか道はない。世論の盛り上がりに経営者は経営責任をとらされることになる。経営者は客をナメすぎた。経営側では阪神・野崎球団社長が今後の中心人物になっていくだろう。私は引き続き応援する。 変なタイミングで飛び込んできた報道だが、広島・町田康嗣郎外野手(34)が来季阪神に無償トレードされるという。現役引退後は広島に戻り指導者となる予定だとか。市民球団広島は、本当に苦労して苦労して経営しているのだなぁ…と感嘆する。それでも広島には球団がなくてはならないという使命感で必死なのだ。潤っている球団は、「ウチが養ってやっている」と奢るのではなく、そのチームのおかげで業界が支えられているということを認識して、共存共栄の行動をとらねばならない。日本各地であまねく発展すべきところを、自分さえ良ければ良いという発想しか持ち得ない球団は、早晩ファンからも愛想をつかされる。 私は選手会を支持する。経営側はただちに「来季12球団以上」を約束し、ファンが求めるプロ野球発展に協力するよう強く求める。 2004.06.28 Monday
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200406/tig2004062803.html
二軍戦で故障明けの藤川と中村泰が登板、上々の投球。片岡も復帰に向けてペースが上がる。同級生立浪に負けられない。 大事な名古屋決戦で、屈辱の連敗。「参りました」とここは素直に認めざるを得ない。こちらがやりたいことを伸び伸びとやられ、何一つできなかった。上向きかけた打線は山本昌・野口両左腕に完全に封じ込められ、二枚看板福原・井川はいともたやすく攻略された。一芸に秀でた選手にその持てる力を存分に発揮されてしまった。投球、打撃、守備、走塁、小技、継投、作戦、そして運、すべての要素で上を行かれては、「現在の」チーム力はスコア通りと言うしかない…残念っ! 昨季の優勝でいい気になっていたが、よく考えれば、近年巨人を追う立場にいたのは、ヤクルトと中日だ。むこうにしてみれば今の阪神は「ポッと出のアイドル」という感じなのかも知れない。常に優勝を狙えるチーム作りという面において、ヤクルト・中日からは謙虚に学ばなければならないと思う。 しかし…だ。昨季のチャンピオン・チームとして、このままでは悔しすぎる。ましてや落合氏だって新監督、この先なんの試練もないままとは思えない。体勢立て直してその機を待とう。必ずやってくる反撃のチャンスに賭けるのだ。 さて、舞台変わって甲子園。ヤクルトに負け越した巨人を迎え、「弱いのはどっち選手権」を争う(泣)。地の利&先発投手の運気で、こっちに有利と見る。 2004.05.23 Sunday
http://www.sponichi.com/base/200405/23/base156914.html
辛抱した福原に逆転のご褒美。関本、沖原、八木の右脇役トリオがつないで、藤本、金本の左兄弟でまくった。安藤、ウィリアムスの締めも盤石で、後味スッキリの試合だった。巨人のリリーフ失敗も含めて、終盤の展開は「水戸黄門」やプロレス中継(昔の)を見ているかのような様式美だ(笑)。そういえば最近ではすっかり、阪神=正義の味方、巨人=悪役という図式も定着してきた。悪徳プロモーター・ネベツネ率いる怪人軍団「モンスター・ジャイアンツ」に対し、小さいけどすばしっこい「赤猿」「藤猿」をはじめ、個性豊かな仕事人たち「日本代表猛虎軍」が果敢に挑む!公平なハズのNHK中継も、どう考えても「阪神寄り」だしなぁ…、ま、いっか。 そう考えると、巨人も巨人なりにプロ野球を面白くしようと、がんばっているということか。ちょっと「古い」あるいは「低次元」だけど…。 2004.04.07 Wednesday
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200404/bt2004040709.html
「九回先頭の赤星がなぁ…」。横浜戦で今季初黒星。ぼやき出したらきりがないような試合だが、今季は横浜にもがんばってもらいたいし、たまの息抜きと思うことにしよう。こんな朝はSHINJOに限る。「飽きちゃった。次はムービースターになる」。昨季メジャーの試合中に一塁手とこんな会話をしていたが、なるほど演技力抜群だ。フェンスダイレクトの打球を捕れるような振りをして、素早くクッション処理、二塁ランナーを三塁止まりにして、この回を無失点で切り抜けたという。なんと痛快なプレー、やられた相手は、なんと悔しいプレーだろう!予想外のところでビッグプレーを造り出す男だ。よくよく考えれば、こんな男の穴を埋めてしまった赤星という選手もものすごい。 2004.03.28 Sunday
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200403/bt2004032808.html
さぁ、プロ野球が始まった!素晴らしいスタートだ。大阪ドームにはSHINJOがやって来て、送りバントデビュー。坪井とのヒットエンドランも見事に決めた。岩隈とのイケメン対決も面白い!福岡ドームでは人気者集団ダイエーに話題の乏しいオリックスがチャレンジ、粘りを見せた。塩谷は阪神時代からの開幕連敗が12となった。来年がんばれ!そして西武ドームでは話題性No.1、ボビー・ロッテが松坂を粉砕!絶好の発進を決めた。試合前の巨大フラッグ対決もいい。そして「野球は自分だけでなく相手もいる。1チームだけ、片方のリーグだけいいというのでは、プロ野球の隆盛にならない」、この日大阪ドームで観戦した根来新コミッショナーの発言もいいではないか!そうだ、プロ野球はオーナー企業のためのものではなく、監督や選手のためのものでもない。野球ファンのためにあるのだ。機構や球団が何をしようとも、また、何もしなくても、ファンが自分それぞれの楽しみ方で満喫することがもっとも大切なのだ!そんな風に感じた初日だった。新プレーオフ元年、熱戦を期待する!と、阪神投手陣崩壊には目を向けないでおこうか…。 2004.03.25 Thursday
http://www.zakzak.co.jp/spo/0324_s_10.html
岡田監督が横浜を警戒しているという。なるほど昨季は貯金を稼がせてもらったが、内容を見れば接戦、特に終盤の逆転勝ちが多い。今季の横浜の「売り」である、佐々木の復帰、村田・古木ら若手の台頭、狭い球場&飛ぶボールが、その状況にどんな変化をもたらすか…確かに警戒に値する。ことに佐々木の復帰により、三浦、斉藤、石井らの優勝経験者のメンタル面に刺激を与えれば、一気にチームが活性することも想像できる。とはいえ、先発投手と正捕手に弱点を抱える状況に大きな変化がないため、「そう簡単に強くならない」と見る向きも多いかも知れないが、近いところでここ数年の阪神タイガースの例もあるではないか。 2004.02.24 Tuesday
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200402/bt2004022401.html
巨人堀内監督が試合時間短縮と野球ファンへのサービスのための試案を示した。「番宣」始球式をやめて、巨人OBが往年のフォームを披露する。そう!それが始球式ってもんだ。そして試合時間短縮は野球人気再向上のために絶対必要。もともと野球は「間」のある競技。だらけてしまえばとことんだらける。プレー以外の時間の無駄は省いて欲しい。なぜ視聴率が下がったのか、なぜ球場に足を運ぶ人が減っているのか。プレー、演出ともに本質の向上こそ必要。確かに今球場に来ているファンの楽しみを奪う部分もあるだろうが、それを嫌気した野球ファンも数多いのだ。阪神球団も堀内案を大いに参考にして欲しい。今季日テレ系主催試合は原則30分延長までに短縮の予定。 2004.01.23 Friday
堀内巨人はやっぱり侮れない。就任当初はしゃぐ堀内監督を見て空中分解を予感したが、その後の堅実な組閣や、遠慮ない発言を見ると、今の巨人にはハマるかも知れないという悪い予感がしてきた。特にケガで調整が遅れている清原をグアムに帯同せず二軍の宮崎キャンプ行きとしたことは注目だ。寄せ集めのスター軍団だけに、「特権」を認める悪しき慣習が複雑にしがらんで人間関係を悪化させてきた。堀内監督のやり方は正しいように思う。元々清原は怒りのパワーをエネルギーとするタイプなので今年は恐い。コミュニケーション上手な熱血オヤジ須藤ヘッドとのコンビが機能すると案外チームとしてまとまっちゃうかも知れない。阪神ファンはペシミストだ。
2004.01.06 Tuesday
記事によれば、開幕戦で対決が必至の井川に対し、巨人のエース上原がライバル心むき出しの発言を繰り返したという。こうでなきゃいけない!阪神、巨人の両エースが「あいつにだけは負けたくない」という気持ちを前面に出して対決する。観る者にとってこんなに楽しいものはない。ここしばらく阪神低迷のせいで「伝統の一戦」「永遠のライバル」など、言葉だけが虚しく響いていた。ある意味一度の優勝は「何かの間違い」と言われても仕方がなく、優勝争いの出来るチームとして継続して行くことが本当の猛虎復活。今年は他チームも「ダントツに強いチャンピオンチーム」として挑んで来る。本当のガチンコが観られるかと思うとワクワクする。
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