いやいやハラハラしましたねぇ〜、ってのはサッカーW杯最終予選の初戦、北朝鮮戦の話。
和田コーチによれば、ロスタイムでの決勝点に沸いたのは沖縄キャンプの宿舎も同じだったようだ(笑)。
コーチャーズ・ボックスも「コンバート」だそうだ。攻撃面での重要ポスト、三塁コーチに吉竹春樹外野守備走塁コーチが入り、福原峰男内野守備走塁コーチは一塁コーチにまわるという。
猛虎歴研によれば、吉竹コーチは一二軍をあわせて01年から毎年ベースコーチを務めており経験も豊富だ。85年の阪神優勝と、その後の森・西武の黄金時代を知る男。現役時代は、堅実なフィールディングと勇猛な走塁で名を成した。そのままの仕事っぷりを期待したい。
03年優勝の年、三塁コーチを務めたのが岡田現監督だった。次期監督としてもっともふさわしい修行の場は、三塁コーチであるという星野前監督の持論からの配置。意味するところは、一球毎に変わりゆく局面をすべて把握し、敵味方のスペックを常に確認し、起こりうる事態をより多く予測し、勇気を持って決断する。まさに「采配のエッセンス」が濃縮しているのだという。87年の日本シリーズ「井原コーチのあの走塁」など、ビッグプレーに注目が集まりがちだが、情報入力・処理・演算・出力という、絶えず稼働するコンピュータとしての働きこそ三塁コーチの仕事と言えるだろう。三塁コーチができれば監督が出来るというわけだ。
あの年、岡田三塁ベースコーチは着実に成長していた。シーズン序盤は無謀な突っ込みも、消極的な判断もあったが、時が進むに連れ正確なジャッジをするようになっていたと思う。「星野監督」「島野ヘッド」が岡田監督を育てるという明確な意図を持っていたことも大きい。
と三塁コーチのことをうだうだと考えていたら、ある人の顔が浮かんできた。すぐにとは言わないが、ぜひとも和田コーチにも左側のハコの中で修行を積んでもらいたいなぁと。