2010.04.24 Saturday
阪神−中日4回戦(中日3勝1敗、18時1分、甲子園、38585人)
中 日 001 000 000―1
阪 神 000 250 00×―7
【中日】●チェン(1勝2敗) 清水昭 長峰 小林正
【阪神】○フォッサム(1勝0敗) 西村 スタンリッジ 川崎 渡辺
自称阪神タイガース評論家(跡地)かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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2010.04.24 Saturday
阪神−中日4回戦(中日3勝1敗、18時1分、甲子園、38585人) 2010.04.14 Wednesday
二軍戦で福原が先発、7回ゼロの好投。柴田が戦列復帰。
2009.11.29 Sunday
選手会長が赤星から鳥谷に引き継がれたという。
2009.11.12 Thursday
「破竹賞」たくさんの投票をいただいており感謝感激。まだ済んでない方、是非ともご参加を!
2009.09.03 Thursday
桜井は右太もも裏肉離れで抹消。本当に残念でならない。
2009.09.02 Wednesday
午後6時の試合開始から十数分、まだまだ明るさが残る甲子園球場。9月1日だというのにすっかり夏の彩度が弱まって、秋の白さがぼんやりと大きな球場を包む。センターポールの旗はホームからセンターへ。もう浜風ではなく秋風の季節だ。
2009.07.29 Wednesday
◇7月28日(火)阪神−横浜13回戦(阪神8勝5敗、18時、甲子園、44499人) 2009.05.05 Tuesday
◇5月4日(祝)阪神−巨人6回戦(巨人4勝1敗1分、18時、甲子園、46434人) 2009.04.17 Friday
二軍戦で7試合1勝2S、8回投げて失点自責点ともにゼロ、与四球ゼロ(死球1)で11奪三振と素晴らしい成績を挙げている筒井を一軍登録。
2008.10.20 Monday
1勝をこんなにありがたいと感じることもそうない。
2008.09.18 Thursday
<#1986>
初回先頭打者赤星、カウント1−2。大ベテラン山本昌といえども細心の注意を払う立ち上がり、ここに投げておけばファールというインロー狙いのシンカーがやや浮いたところを、赤星がジャストミートでセンター前に弾き返す。 2008.08.20 Wednesday
そういえば「魔の8月」の1試合目は、19−2の大爆勝からだったなぁ(笑)。
2008.06.29 Sunday
(短信)玉置を下げて空けた枠に阿部を登録。安藤二軍戦で調整4回まで無失点、5回に5失点、周囲は順調の評。NPBがスワローズのリオスをドーピング違反で処分、球団は契約解除。
2007.09.06 Thursday
6連勝で貯金11、2位浮上。9連敗のBG18ポイントにようやく到達。
2007.07.30 Monday
ただいまー。留守の間、ランキング盛り上げてもらっちゃってありがとう。
2007.03.21 Wednesday
2006.08.19 Saturday
こんな試合は6月くらいまでにやっとけ!以上。
2006.06.12 Monday
本拠地でライオンズに2つ惨敗し、どうしても負けられない試合。
2006.05.23 Tuesday
ちょっとローテが読みにくくなって来たので覚え書き。
2006.04.27 Thursday
おっ、赤松から「ほぼ完治」宣言が出たぞ。早ぅ出てこい!
2006.03.27 Monday
二軍戦で先発オクスプリングが5回完全。先発枠に滑り込んだ模様。
2005.10.05 Wednesday
下柳が延長10回を完投、鳥谷がこの日2本目となるでサヨナラHRを放ち、劇的な勝利で最終戦を締めくくった。
2005.10.03 Monday
この日、試合後、選手会主催の祝勝会が行われたという。優勝当夜は、ビールかけやメディア対応で忙しく、あらためてゆっくりと選手全員でお祝いしたのだという。この席には、登録抹消されているが、チームに帯同している片岡、久慈、町田らや、裏方さんも同席。そして異例なことだそうだが、岡田監督も招待されたのだそうだ。良いもんだねぇ。
この日の試合で多くの選手に出番があったのは、みんなで楽しく飲めるようにという岡田監督の配慮だ、きっと(笑)。 前日の試合では、9回の攻撃で盛り上がった「感謝祭」だったが、この日はおなじみのリリーフ陣で盛り上げた。先発杉山が6回までゼロ。7回1イニングを桟原が地ならしして、8回から、藤川が2/3、ウィリアムスが1/3、久保田が1回。次々と登場するヒーローに、この日もぐるりとスタンドを埋めたTファンから大声援が上がる。ちゃんと2安打されて見せる久保田もそうだが、岡田監督のサービス精神が見えた。 攻めては3回に鳥谷が先制2ランHR、4回今岡狙い打ちの29号ソロは球団タイ記録の146打点目、加えて関本のあとちょっとで今季1号HRになりそうだったフェンス直撃タイムリー二塁打で4−0。6回は中盤の盛り上げ所、二死走者なしから、関本、杉山、赤星(タイムリー)、鳥谷、藤本(2点タイムリー)の5連打で3点追加、7−0。中でもここのところフォームを崩していた赤星が、カチッと決まった形でライナー性の打球をレフト前に弾き返した1本が良かった。残り試合でのヒット量産に繋げて欲しい。そうそう藤本のタイムリー。外角低めのボール球を思いっきりすくい上げるが打球は思うように上がらず、サードの頭の越すのが精一杯。なるほど、そこに藤本のヒットゾーンがあったか(笑)。 日本シリーズに向けて、ありがたいプレーがあった。2回先頭のラミレスがヒットで出塁、続くリグスの打球はやや大きなレフトフライ。ここで一塁走者ラミレス、タッチアップから二塁を狙う。金本慌てて二塁へワンバウンド送球、やや三塁よりにそれたが、関本がなんとかベースとラミレスの足の間にグラブを入れて間一髪タッチアウト。 常識的には暴走だが、金本の捕球体勢と、日頃からの緩い返球を観察した結果のナイストライ。もしこれがシリーズで、セーフになるようなプレーなら、シリーズ全体の流れを変えることになりかねない。ランナーがいる場面では常に、その進塁を阻止する万全の準備が必要ということだ。この警鐘をぜひとも生かして欲しい。サンキュー、ラミちゃん。 先発杉山は3回までと4回からでまるっきり変わった。立ち上がりは得意のスライダーが抜け気味で制球が定まらず。自信なさそうに投げていた。S打線の打ち損じや暴走(と言っては悪いね、ラミちゃん)に助けられた。ところが4点差となった4回ウラからはまったく別人。腕の振りが強くなり、直球はMax146km/h、スライダーはベース直前で鋭く曲がり落ちた。テンポも急に良くなり、打者が足場を慣らす間、グラブを顔の前に構えて「投げて良し」と言われるのを待っているかのよう(笑)。矢野のサインを待つことすらもどかしそうで、投球動作に入りながらサインを見ているような感じ(笑)。完全に自分のペースで放っていた。こうなると杉山は無敵状態に入る。何かがあるまでは大丈夫(笑)。ただしちょっとしたことで無敵状態が解けて、ランナーが出たりするとヤバいのだけれど(笑)。 鳥谷が久々のHR。前日も二塁打、三塁打を放っていて、打撃は好調だ。しばらく右サイドの開きが早すぎて、打球に力が伝わらないという状態が続いていたが、ここのところ下半身の粘りが戻って来て、誘いダマへのスイングが止められるようになってきた。また、高めの球を上から強く叩けているのが長打が増えている理由だろう。 重要な2番打者だ。短期決戦では是非とも絶好調でいて欲しい。ちょうど一年前の秋季キャンプでは、中西太臨時コーチのマンツーマンレッスンで、絶好調だった。この日も神宮では東京六大学が行われていた。鳥谷のバイオリズムはここに合うかも知れない。 例えば同級生のS青木と比較して、鳥谷の現状を嘆く人もいる。将来性と言ったって、大切なのは今だろう、鍛える場所は二軍じゃないのかと。今季、鳥谷が残した成績は、その期待度と比べたら確かに誰もが満足するものではないのかも知れない。 しかし鳥谷については、私は何度でも繰り返し同じことを言いたい。この選手は、歩みは遅くとも着実に進化を続けるタイプだ。体が強く、努力をいとわず、頭の切り替えが出来る。加えて、才気がある。今はまだめったに見られないが、内の球はライトへ、外の球はレフトへ、力のある打球を遠くへ飛ばす能力はセンスだと思う。 物足りなく思われる今の成績も、「史上最強の5番打者」という称号を手に入れようとしている今岡の1年目、2年目と比べて決して遜色ない(ichikenさんが去年12月に調べたエントリーをご参照!)。日本シリーズを経験して、また進化の方向性が変わるかも知れない。とにかく楽しみは尽きない。 2005.09.18 Sunday
IBAFワールドカップ、日本は最後勝って5位。最終結果は優勝キューバ、2位韓国、3位パナマ、4位オランダ、6位ニカラグア、7位アメリカ、8位プエルトリコ。
やっぱりポストシーズン(プレーオフ)は必要だと思う。TS=47,306, BG= 16,641, CD=11,279, FE=19,826, ML=18,832, HB=34,758。 シーツとダーウィンを抹消。秀太と林を登録。あとはシーツを戻して、林を下げれば胴上げメンバー確定かな? 出番がめっきり減っていた桟原と江草が登板。ま、こんな日もあるさ。投げられたことは良かったし、少々打たれたこともそれほど悪いことじゃない。 好調な打線も、S先発ゴンザレスの前に7安打2得点に抑えられた。シュートしながらも力のある直球に苦労した。ただ遅まきながら反撃できたのは良かった。スペンサー、ナイス! 「またその目だよ。なんだって、そんな哀れむような目で見るんだよ。やっぱりあれか?全部オレか?… … … うぎゃああああ、なんだよ6連勝猛打爆発じゃなかったのかよ。ええ?なんとか初回ゼロで抑えてよぅ、そのウラ赤星が出たんだから、ぴゃーっと走って、鳥谷がボテボテっと進めて、なんだかんだで5点ぐらい入ると思うだろ?なんだよいきなりゲッツーて。フツー7点ぐらい入ると思うよな?おい、リン、思うだろ?一軍のことはよくわからない?うぎいい〜、そういう時はてきとーに、そうですねとか言っときゃいいんだよ。ぐおおお。そりゃ、またバントがアレで、相手投手にアレで、決め球がアレで…でも、オレだってよぅ、オレだって、優勝したら、みんなと…うぎゃああ!」と慟哭したかどうかは伝えられていないが(笑)、福原がチームに平常心を取り戻させる投球で、夢見がちな気分を一気に日常レベルに引き戻した(泣)。ああ今季はこうやって(全体として)勝ってきたなあ(笑)。 ローテを任されてその責を全うしたことは大いに評価する。福原の存在があったからこそ、チームの流れがすべてうまく行った(結果だけ見れば)。だが、このチーム状況であの内容が出るようでは…。時節柄、このへんにしておく。残りの登板機会で見せるべきものを見せないと、こっちが切れるぞ(笑)。 そんな内容の悪い福原を、岡田監督はここに至っても限界まで引っ張った。理由はおそらく、(逆転して9勝目をつけてやりたいやん)だと思う(笑)。14敗のうち、ほとんどがそんな敗戦だったかも知れない。中にはもっと早々に見切りを付けて、ビハインド用リリーフを投入していれば、一度は同点に追いついたり、逆転出来たりした試合もあっただろう。良くも悪くもこれが岡田野球で、今季はそれが大いに吉と出たとは言える。 大団円への伏線なのか。それとも将来に向けての試練なのか。もう一人、この試合のハイライトシーンで、ことごとく辛酸をなめたのが鳥谷だ。 初回無死、一塁走者赤星は、ゴンザレスの間合いを計れずスタートが切れない。だがカウントは1−2。鳥谷は狙い通りの高めの直球に、狙いとは違って押し込まれ、遊ゴロ併殺。 ようやく反撃に転じた8回ウラ、2点を返してなお二死二塁。緩い変化球をしっかり待って引っ張って、一二塁間を破ろうかという打球だったが、城石が横っ飛びでスーパーキャッチ、一塁ヘッドスライディングもむなしく3アウトチェンジ。 9回表、無死一塁ラミレスのボテボテに好ダッシュ、だが二塁ベースカバー藤本への送球が高く右へ逸れる。近距離から真後ろへのスローイング、タイミング的にも余裕はなく難しいプレーだった。併殺にできる可能性もあり、余計に焦ったのだろう。悪くても一死一塁にすべき状況を、無死一三塁にしてしまった。 初回に球場全体に「イヤな予感」を作り、8回に追撃ムードを止め、9回に試合を決めるエラー。これほど厳しい試合は一生の内にもそうそうはないだろう。優勝への道の途中、大切な試合。まるで針のむしろに座らされたようだが、修行中の若者にとってこんなに素晴らしいことはない。この試合の痛みは、必ず鳥谷を強く、大きくする。 2005.09.04 Sunday
前回、「パーフェクト(泣)ゲーム」を達成した西口の好投で、Eに連敗したBsに代わりLが3位に浮上。借金5、首位Hとは実に22.5ゲーム差あるが、この勢いで上げてくれば、プレーオフはどんな結末になるとも知れない。さすがにこれでLがパの優勝とかって言われても…。5ゲーム差毎に1勝のアドバンテージにしたら良いのに。それならLはHへの挑戦権が始めからなしになる。
由緒正しき国際組織による、野球ワールドカップがオランダで開幕。思惑含みで、日本ではこの大会を大きく取り上げない方針のようだ。どうしたらこの大会が盛り上がるか、どうすればこの大会に強国のプロを出場させることができるかと考えることを置き去りにしていることが不自然すぎる。アメリカで起きている大災害は目を覆うばかりだが、天災の後に起きている人災を見ると、「アメリカの正義」「アメリカの価値観」がいかに身勝手なものであるかを痛感する。「現実」ばかりにとらわれて「本筋」を失えば、早晩しっぺ返しを喰らう。「WBC参加しかあり得ない」という論調にあらためて反対したいと思う。 ベイ三浦は、「カモ改め難敵」のタイガースを避けて、勝てる相手で確実に勝たせる作戦だそうだ。グフフ。 いや、そうでしょ?何かヘンだと思った。審判がカウント間違えて、四球なのに続行、結局佐伯はヒットを打って「結果」は似たような形に。誰も文句を言わなかったのが不思議。T側はわかっていたかも知れないけど(笑)。ただこの本当は四球だった球が、実に際どい球だったから、みな動きが止まってしまったのかも(笑)。審判「あ、いかん、ストライクだった」、佐伯「ふぅ、危ねぇ。手が出なかった」、安藤「うわぁ、四球だしちゃった…あれ、いいの?(笑)」 金本の打撃に冴えなし。甘いカウント球に手が出てこない。まあ黙って立っているだけでも、相手投手は勝手に消耗してくれるのだけれど…(笑)。そろそろ上げて欲しい。 安藤は良い投球だった。テンポ良し、キレ良し、制球良し。ただしベイスターズ打線は相変わらず積極的で、タイミングが取れればどんどん前目でミートしてくる。ヒットはたくさん打たれたが、幸いにも二死からで、失点は1ですんだ。打たれても勝ち試合のベースを作るお手本のような投球だった。頼りになる。 実にカチッとした試合運びで、王者の風格さえ感じる序盤中盤だった。相手先発門倉の球は悪くない。だがタイガースの各打者が、振るべきでない球(特に低めに外れるフォーク)をしっかり見極め、打つべき球を振っていたことで、重厚なプレッシャーをかけていった。門倉の四球連発は、各打者が「気」で圧倒してのものだった。 3回表の逆転劇、門倉はまさに重圧に押しつぶされそうだった。出してもいない先頭赤星の脚に脅え現実に四球。盗塁を恐れてカウントを悪くし、現実に盗塁されて、なおかつ鳥谷も四球。シーツは初球甘くなるところを狙われタイムリー、なお無死一三塁。金本のHRを恐れ、4ボール目のフォークを低投、その間に三塁走者生還、一塁走者も三塁へ。なお無死一三塁。今岡は初球を狙ってセンターへ大飛球、犠飛となってこの回3点。これで一死一塁となって、門倉はふと気づいただろう。なぜ1本しかヒットを打たれていないのに、5連打でも喫したような気分なのかと。 決して「効率よい攻撃」や「投手の独り相撲」などという言葉では片づけられない、連打に等しい良い攻撃だった。 6回は桧山の二塁打、矢野の進塁打(右邪飛)、藤本敬遠気味で二死一三塁。安藤の投手ゴロを門倉がはじき(記録はH)貴重な中押し点で4−1。7回途中からはウィリアムスが2/3、8回は藤川が完璧。あとは9回表にダメ押しして、久保田で締めれば完璧、優勝に向かって「タイガース強し」と内外に発信する試合だった。…のに(笑)。 9回表、守備から入っていた中村豊がセンター前ヒットで出塁。赤星の送りバント、一瞬のもたつきも許さず一塁セーフ。無死一二塁。後は鳥谷がバントをするだけだった。その後、3,4,5番が、併殺になったり、三振したり、凡退して点が入らなかったらそれはそれで仕方ない。いや、そんなことはまずあり得ないことだ。とにかくここで鳥谷が一死二三塁さえ作れば、それでこの美しいゲームは「ほぼ完成」だった。しかし結果は最悪だった。初球ボールの後、2球目をバントの構えから見逃し、3球目バントしてファール。バントを止めさせ4球目を見逃し三振。続くシーツは初球を打って三ゴロ併殺。一瞬にしてダメ押し機は消え去り、エネルギーの絶対値はそのままに、プラスとマイナスが入れ替わった。スリーバント失敗なら、ここまで流れは変わらなかっただろう。いやそれより前に、この瞬間のためにベンチにいた男、久慈に気づいて欲しかった。采配にも問題あり。 9回ウラは久保田がつるべ打ちにあう。一塁線を破ろうかという強いゴロを止めたシーツの好守で同点を免れ、久保田の開き直り、そして鳥谷の悪送球を瞬時の判断でアウトにした二つ目のシーツの好守で得た勝利。ここまで来ればどんな勝ちでも、勝ちは勝ち。もしこの試合を落としていたら…ねぇ(苦笑)。 本日の猛凡賞:鳥谷 しっかり反省しよう(笑)。 2005.06.23 Thursday
スコアボードは、前日とまったく同じだった。2回表と3回表にドラゴンズが1点ずつ取る。先頭打者の四球と二死からのタイムリー。井川同様、安藤も制球の割に球の走りは良く、最少失点で踏みとどまる。4回裏にタイガースが反撃開始のソロHRで1点。そしてこのソロを打つものが最終的にヒーローになるところまで同じ。前日は矢野、この日は鳥谷。ついにインハイの直球をハードヒットした。オープン戦開始当初の打撃だ。
ただし前日と違っていたのは、逆転打が出るタイミング。この日、5回裏は同点止まりで、ヒーローの一打が出たのは、夜中11時寸前のことだった…。 勝つと負ける、勝つと分けるでは大違い。もし分けたならタイガースナインは早々にベンチを引き上げる「敗者の退場」、ドラゴンズは握手で締める「勝者の儀式」を行うところだった。 「浮上のきっかけになると思うよ。この負けは」という落合監督の呪文に、まだどれだけの魔力が残っているか。 5回2失点の先発安藤を、気迫のブルペンが繋いだ。橋本、ウィリアムス、藤川、久保田、江草。特に最後に投げた江草は短い投球間隔で、相手打者にゆとりを与えず、勝つリズムを作った。「ボクだけが、打たれるわけにはいかんでしょう。みんな頑張ったんですから」という言葉通り気持ちの入った投球に、3勝目のご褒美がついた。 一方、ドラゴンズも先発川上の後を、岩瀬、高橋聡、川岸、平井と小刻みに繋ぎ、阪神打線に的を絞らせなかった。バックの好守もあり、緊張感のある締まったゲームだった。 引き分けの気配濃厚となった12回ウラ、しかし赤星は、(引き分けではダメだ)と塁上からメッセージを発し続けた。この日もしばしば打撲の患部を気にする素振りを見せた。一死からヒットで出塁すると、2球目に相手投手のマークをかいくぐって好スタートを切るが、鳥谷ファール。この場面、打撃に集中する鳥谷に、赤星のスタートを確認させるのは酷な話、致し方ない。当然バッテリーは盗塁をさせまいと、牽制球を3度繰り返した。しかし赤星の帰塁動作がおかしい。いつもなら余裕で足から滑り込むところが、倒れ込むように手から帰塁すると、その度にゆっくりと立ち上がった。表情には見せなくても、痛みに耐えながら無理をして大きいリードを取っていることがわかった。本当はもう盗塁を試みることはできなかったかも知れないが、以後バッテリーは、勝負が決まる7球目まで鳥谷に直球を投げ続けることになった。 (引き分けではダメだ)。その一部始終を見ていたスタンドのファンは、タイガース・ナインは、打席の鳥谷は、赤星を絶対にホームに返すのだと心に決めただろう。150km/h前後の平井の速球に鳥谷は押されていた。しかしコースをしっかりと見極めながら、少しずつタイミングを修正した。カウント2−3、6球目の直球、赤星スタート、ファール。赤星の目が虚ろになっているように見えた。7球目、真ん中高めの直球、鳥谷のバットに迷いはなかった。真っ直ぐに振り下ろした両の拳、微動だにしない頭と右肩、バットのヘッドは上向きの角度を維持したまま、最高速でボールを打ち抜いた。良い角度で上がる…。レフトポール際、切れるか?入るか?しかし、驚くことにボールはまったく切れる素振りを見せずにどこまでも伸び、レフトスタンド上段に吸い込まれていた。あくまでも真っ直ぐに、ことによるとわずかにドロー回転していたのかも知れない。 ある人はこの打撃技術のことを「レフトに流すのではなく、レフトに引っ張る」と言った。そんな打球を甲子園のレフトラッキーゾーン、レフトスタンドに数知れず叩き込んだ掛布雅之氏の言葉だ。インパクトの瞬間のリプレイを見ていたら思い出した。 2005.06.22 Wednesday
2−2のまま引き分け寸前の試合、延長12回ウラ一死一塁から鳥谷がこの日2本目のHRをレフトスタンドにたたき込み、ドラゴンズにサヨナラ勝ち。鳥谷の1試合2HR、サヨナラHRとも自身初。
2005.06.16 Thursday
故障者続出。寝違えから首、背中の張りを訴えるシーツは欠場。盗塁時に二塁ベース上で交錯した赤星が病院行き、検査結果は骨に異常なく左側胸部打撲。タックルで本塁突入成功した関本が左肩を強打。ハッスルプレーをありがとう。まずしっかりダメージケアを。
アカデミー賞授賞式などで、壇上のスターが名前を羅列するのは誠に興ざめ。今からそんな風なことをするがお許しを(笑)。それ程、良いプレーが多かった。 シーツに代わり一塁で先発した町田がナイス!四球で出た一塁から、関本の二塁打で一気に同点の生還。本塁上のクロスプレーではブロックする捕手を頭からぶちかまし、チームの闘志に火を点けた。5回二死、リードを2点に拡げたタイムリーも値千金。 関本復調。左投手を打ってこその打者。2安打1打点2得点で帆足攻略のキーマンになった。もう一度2番打者にチャレンジする態勢に入っただけに、軽傷を願う。 赤星の代打で入った上坂がいきなり初球をタイムリー二塁打。4回二死から相手のエラーに乗じた攻撃では粘って四球を奪い満塁、鳥谷に繋ぐ。また8回は送りバントをキッチリ決め鳥谷のHRを呼ぶ。素晴らしい働きだった。 橋本、江草がいい具合に温めた二死満塁のピンチで藤川球児が登場。しかも変化球2つがボールになり、直球も高く浮いて0−3。この絶体絶命の状況から直球、直球、また直球…。結局直球を6つ続けて、最後は空振り三振に。カタルシス!!時代劇かと思った(笑)。7回も全員三振で、前日から6連続三振続行中だって。それで1回3者連続三振が今季5度目だって。スゲー!(笑)。 球児が出てきた後の7回表、お約束の「試合ぶっ壊し」開始。金本が31ヶ所目のマーキングで所沢に挨拶すると、今岡が尾を振ってついていった(笑)。続けざまにHRボールが飛んできたレフトスタンドは狂喜乱舞。アニキは8回にも、グシャっと低いライナーをセンター右に突き刺し、所沢を完全に制圧する。スゲー!(笑)。 「岡田バカヅキ野球」というネーミングはちょっと失礼か?しかし、運を勝利に直結させるというのも重要な才覚なので悪くとらないで欲しい。「2番鳥谷」がまさにそれ。「とりあえず鳥谷」と入れてみたら思いの外、チームと本人に良い結果が生まれた。 鳥谷は劇的に変化するタイプではなく、着実に一歩一歩進んで行き、ある日ふと後ろを振り返るとずいぶん進歩したことに気づくという感じ。2番に特に必要とされる打撃が鳥谷に変化をもたらしているのではないか。 この日もそうだった。初回赤星出塁、盗塁決まって無死二塁。鳥谷に求められるのは、「一二塁間のゴロ。ヒットになれば文句なし」という打球。 努力家の鳥谷は、当然このシチュエーションに備え、かなり練習時間を割いているはずだ。自然に構え、自然に振った時、もっとも多く打球が行くはずなのがこの方向。ナチュラルなヒッティングポイントを意識する事で対応力が増したのだろう。 初回の場面では、予定通りの進塁打。4回二死満塁でも自然な打撃で一二塁間を破る2点タイムリー。もう後は流れのままに天才的バットコントロールを見せつけ、レフト線深くへの二塁打、ライトスタンドへの今季1号2ランHRへとつなげた。 特に最後のHRは、これまで見られなかった打撃だった。無死の走者を上坂が送って一死二塁。前日から勝負強さを見せる鳥谷の打撃に期待しての作戦。これまでの鳥谷への扱いとはまったく違っていた。長田が投じた勝負球は膝元に沈むスライダー。期待されない打順で、その空気そのままに情けない空振りを繰り返してきたその球だ。しかしこの日は足の運びも巧みに、ものの見事に反応した。これまで言う事を聞かなかったバットが、ようやく身体の一部になってきたかのようだった。 この選手は、少しずつでも着実に信頼を得て、期待に応えながら、最終的には「今岡的」な勝負強い打者になるのだと思った。 2005.05.31 Tuesday
少年時代のヒーロー「貴ノ花」が死去。輪湖時代、細い身体で土俵際の逆転劇が魅力だった。土俵上の足の運びと腰の強さを今でも思い出す。合掌。
「盟主」よ、しっかりせい三題。 キャプラーさんもさようなら?デイリーの記事はちょっと飛ばしすぎのようだが、首脳陣が二軍に落としたがっていることは確か。ミセリもそうだったが、「二軍に落とせない契約」というのが問題になる。 長嶋さん「顔見せ興業」?もはや「巨人」は伝統芸能の部類か?歴史的遺産をみんなで保護してやらにゃならんのか? 読売巨人軍の代表取締役会長に渡辺恒雄氏が就任?め、めまいが…。 下柳−紀藤の投げ合いはなかなか味わいがあった。下柳は立ち上がり制球が定まらなかったが、それでも低めを狙った球が高く浮かない。これが好調下柳のポイントと見た。たとえコントロールミスがあったとしても、リスクが少なくてすむ投げ方。そういう意識が常にあるように思われた。 結局この日も6回までで下柳を交代させた。次回登板のことを考えてだというが、成功パターンを採らずに、ゲームが壊れたりすることを恐れたのだろう。岡田監督の弱虫(笑)。 その絶大なる信頼を受けた藤川が、珍しく良くなかった。意図したところより甘く甘く入る。充実した毎日の中で疲れは感じないだろう。むしろ(今日は7回までシモさんでええんちゃう?)という心の中の小さな疑問が集中力をほんの少しだけ損ねたのではないか。 上昇ムードの楽天をキッチリした試合で退けた。個人個人の力量の差という土俵に持ち込めば簡単に負けるはずがない。脚力の差、打撃力の差、速球の差…。この日、大きな差が現れたのは守備力だった。 先制を呼ぶ赤星の三塁打。ケチをつけるわけではないが、一塁ゴロでもおかしくないし、悪くても二塁打にしなくてはいけないプレーだった。 2−0で終盤へ。7回ウラ、調子の悪い藤川の速球を鷹野が弾き返す、打球は三遊間をまっぷたつに…割らない!鳥谷が飛び付き、素早く1塁へワンバウンドの送球、アウト!この日、無安打だった鳥谷だが、試合展開を考えれば、ヒーローに匹敵するプレーだった。 続く8回表、この回からショートに入った斉藤が「3アウト目」のショートゴロを弾いてしまう。直後、金本にダメ押しの二塁打(これも上手い外野手なら捕っていたかもしれない)を打たれ流れは決した。 その後も、9回ウラ、4点差でも不安顔の久保田が先頭打者に打たれた「センター前ヒット」をダッシュ&ダイブでセンターフライにした赤星のスーパープレイが出るなど、この日のタイガースの守備は本当に素晴らしかった。 仙台を後にして、我がホームへ。恐いホークスと、強いマリーンズを迎え撃つ。 2005.02.25 Friday
筒井和也投手のスピード違反には、ほとほとガッカリ。それにしても、うちから何人目のレーサー誕生デスカ?よそにもこんなにレーサーがイマスカ?
解せないのは、「この日」の発表と、ここまでの紅白戦等での起用。今季当面「使えない」ことがわかっている者に、発表前日まで先発させるというのはどういうことだろう。ギリギリまでは経験を積ませたいということか?現場とフロントの意思疎通はできていたのか?どうにも理解に苦しむ…。 お口直し。03年に実施していた攻守交代時の全力疾走が復活している。なんでも和田コーチの提唱だとか。もうほんと、好きだワ、和田コーチ(笑)。 2/24、紅白戦に井川、下柳両投手が初登場したが、雨のため早々に終了。井川は、シーツ、桜井に、下柳は的場、喜田にHRを献上。悪コンディションの中、打撃投手然と放っていたので両投手の評価はまったくできない。 二軍キャンプはこの日で打ち上げ、鳴尾浜に練習場所を移す。熾烈なボーダーライン上の争いは、誰が残って、誰が帰阪したのか。断片的な情報(違っているかも知れない)では、安芸スタート組からは、中谷、桜井、喜田、佐久本、橋本(D4)が残留しているという噂。また沖縄スタート組からの帰阪者が誰なのか(狩野と筒井和はわかっているが)は現時点で知らない。早耳の方、教えて(笑)。 岡田監督と吉田元監督の対談はなかなか良かった。特に気になったのが、鳥谷の打順についてのこと。保守的にいくなら、7,8番でのびのびとということになるだろうが、成長を確信するのなら1番というのも確かに面白いと思う。ここまで鳥谷は積極性が良い方向に出ているので、「今岡型・超積極1番」でいけるかもしれない。2番赤星、3番シーツと繋ぎを考えられる並びになるところも魅力。シーツは03年の金本のように、状況に応じた打撃をする技術とセンスを持っている。 触れられている、1番赤星、2番鳥谷は、鳥谷の魅力を損ねかねないし、ここまで好調の要因である思い切りのよさを奪うことになりそうなので、私は賛成しない。 どうだろうこの対談、岡田好感度を少し上げているように思うが…、ダメ?(笑) 2004.10.29 Friday
http://www.daily.co.jp/baseball/2004/10/28/148294.shtml
レッドソックスがワールドチャンピオン(この呼称キライ)。ヤンキースに勝って、ワールドシリーズ(この呼称キライ)に負けたのでは、呪いが倍かかるところだったので良かった(笑)。 スカパーが球団所有に色気を見せる。「一般的に人気がないと見られているために地上波では扱われないが、実は相当熱心なマニアが多い」これがスカパー向けのコンテンツ。まさに話題満載のパ・リーグがこれにあたる。いろいろな企業がプロ野球に感心を示すようになって来たのは良いこと。これまでダイエーの受け入れ候補として取り沙汰されているのは、ソフトバンク、有線ブロードネットワークス、スカイパーフェクTV、そしてマーケティング・エッセンスの大西宏さんの情報によるとサントリー、NTTドコモ。そうそうたる顔ぶれ。 四国に続き、東北にも独立プロリーグの動き。そう、こんなに野球が大好きな国民なんだから、全国各地にプロ野球チームを作って、とことん楽しもう! オーナー交代の発表が行われた。不祥事の引責であることなど忘れたかのような脳天気な会見。これでいいのか?久万さんらしくていいか(本当にいいのか?)。さて手塚新オーナーは、星野SDを擁する阪神球団のオーナーになったからには、オーナー会議において「球界の生まれ変わり」を推進する役を担わなければならない。責任重大だ。 秋季キャンプにテスト生(ダーウィン・クビアン投手)。こういう「ひろいもん」が大活躍したりすると面白いんだが、そういうことはめったにない(笑)。 久保コーチが投手全員にチェンジアップとカットボール、ツーシームの試投を命令、「自己啓発の日」だったそうだ。新しい!秋季キャンプばんざーい! 前日の話題だが、中西太臨時コーチによる鳥谷への指導について書かれたデイリーの記事が秀逸だと思ったので蒸し返す(笑)。同じ内容はサンスポにもスポニチにもニッカンにもあったが、構成が素晴らしい。いつもクールな鳥谷が、熱血漢の太さんによって次第に熱くなっていく様子や、二人が時間を忘れて没頭していく雰囲気が伝わってくる。大スターとなった鳥谷が後年、「2004年の秋季キャンプで、中西太さんにバッティングを教わった。あの時、これだ!というものを掴んだような気がします」とコメントするようになったらいいな(笑)。デイリー記者の表現力に「天晴れ」! 2004.10.08 Friday
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200410/tig2004100809.html
パPOダ−西、西武大差反撃、1−1タイ。接戦強希望(笑)。 またしても日本列島に台風が接近中。10/8甲子園での巨人戦は八木選手の引退試合。予報は小雨。ヤキモキするなぁ。いざ行かんや。 狩野捕手が初先発マスク。見事「勝利捕手」だ。光明! 筒井がうれしい初勝利。即戦力左腕と言われながらもここまで制球難に苦しんだ。二軍でじっくりフォーム矯正を行い、この日の初登板初先発初勝利。どん底から少しずつ上がっていって、末永く活躍できる投手になって欲しい。暗い話題が多かった今季の阪神だが、若手投手がしのぎを削っている状況は、他球団がうらやむものだろう。筒井も初勝利で杉山(6/15)、桟原(6/24)、三東(8/22)に続いた。江草も負けられない。 筒井と鳥谷の寮生活に微笑む。筒井に負けずプロ人生をどん底のスタートで切った鳥谷だが、いったいどんな精神状態なのだろう。黙々と練習を積み重ねる我慢強い男。「元気がない」「覇気がない」と言われるが、破れかぶれになって成功するタイプでもないだろう。コツコツと切れずに取り組み、小さい穴をこじ開けて行け。来年の「波動砲発射」に向け、今はマイナスエネルギーを溜め込むのも良いではないか。 2004.08.17 Tuesday
http://www.sponichi.com/base/200408/17/base166214.html
やはり五輪が始まれば、「ナベツネ辞任」は霞む。できるだけこそっと裏にまわりたかったということなのだろうか、他に隠したいことでもあるのだろうか…なかなか謎が解き明かされないもどかしさがある。 失意のまま名古屋、神宮と遠征ラストスパート6連戦。いかにも勝てそうな気がしないが、なぜかそんな時の方が良く勝っている今年の阪神ではある。首脳陣から、D戦先発予定の下柳、藪、井川に「なんとかせい」指令が出た。それでなんとかなるのなら…。 アテネでは、野球日本代表が岩隈の乱調でオランダに苦戦。しかし藤本が値千金の2ランHRを含む3打点と活躍し、逆転勝利に貢献した。さてこちら日本。鬼の居ぬ間に「選択」された鳥谷がイマイチ弾けない。春先の全然ダメという状態よりは良く、ヒットもぽつぽつ出ている。しかし簡単にやられる打席が多いのが気になる。かねてより内角高めに速い球、内角低め膝元に曲がる球という配球で攻められている。この日金森打撃コーチに内角打ちの指導を受けたというが、内角高めの直球を打ち返さない限り、相手投手は自信満々に投げ込んでくる。本来内角高めの球は、投げる投手の方がビビって失投になりやすいものだ。「当てたらいかん」「甘く入ったら持って行かれる」投手をマイナス思考にさせるためにも、大ヤマ張ってガツンと放り込む必要がある。 2004.08.05 Thursday
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200408/tig2004080503.html
久々の降雨中止、金本が打つ打たないで大きく変わるこのチームにとっては恵みの雨だろう。この後は東京、札幌、大阪、名古屋とドームが続くので、選手たちには嬉しい臨時休みとなった。先発予定だった井川はスライドせず巨人戦にまわり、8/5は藪が久々のマウンドに上がる。どうしても連勝が欲しい。 五輪組に代わり、久保田と秀太が昇格。藤本・鳥谷に隠れて、同じ左打ちの秀太はここまでノーチャンス。今季初の一軍昇格だ。ビッグプレーをする男。予想外の活躍をすることもあれば、気負って大チョンボをやらかすこともある。まずはベンチに元気を注入することからチームに貢献せよ。 久々スタメン起用の鳥谷は水を差された。俄然注目が集まり加熱する報道陣に対してピリピリムードが漂っていたという。前半戦では、苦しんだ。思い切っていけば空振り、結果がほしくなると当てに行ってレフトフライという内容が多かった。それでもその一打席一打席を、脳に体にインプットしながら振り込んできた。後半戦は代打、代走、守備からの起用ながら10打数5安打の好結果を残す。その内容もしっかりとらえた打球が多く、追撃の突破口となるような「価値ある一打」も数度ある。エネルギーの蓄積は十分で、予兆もある。あとは 大噴火を待つばかりだ。突き抜けるか?くすぶるか?鳥谷にとってこのリスタートが重要だ。 2004.05.18 Tuesday
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200405/tig2004051804.html
前日に三振の多さを気にする発言をしていた金本に、岡田監督から「三振を恐れず決めに行け」と檄。天候不順を活用して、ローテーションの並びを組み替え予定だとか。さすがに二日続けて試合がないと、新聞もネタが枯れる。 さて、ここしばらくは再び鳥谷を中心とした三塁争奪戦に注目が集まる。今回はまず、「暫定王座」を鳥谷と関本が争い、片岡、キンケードの挑戦を受ける形になる。私の当たらない予想では、ここで鳥谷が頭角を現してくると思う。特に今週のヤクルト戦、巨人戦ではそれほど良い投手とはあたらないだろうし、チームとしての相性も良く、調子に乗れる匂いがぷんぷんしている。新時代のスラッガーよ、チャンスをつかめ! ところで鳥谷って、この人と似てない?お父さんに気合い入れてもらおう(笑) 2004.03.16 Tuesday
http://www.sponichi.com/base/200403/16/base149806.html
選考レースの成績を重視して高橋尚子の女子マラソン五輪落選が伝えられるのと時を同じくして、阪神のショートについても選考が終了したかのような報だ。こちらの方はレースの数字は度外視して決定されるらしい。もし記事の内容が真実だとすれば、猛アピールを続ける藤本にとっては憤懣やるかたなしというところだろう。実際、今オフの藤本は鬼気迫るものがあり、走攻守すべてに進歩を見せている。鳥谷に欠けている、プロのスピードへの対応と、球際の強さ・切れについて、藤本は完成の域に達している。逆に鳥谷にしてみれば身近にお手本があるのは心強い。藤本の起用については心が痛むが、将来性を重視し鳥谷を抜擢すること自体には、多くの阪神ファンも異論はないだろう。女子マラソン同様、誰が選ばれても勝負になる層の厚さが頼もしい。 2004.02.17 Tuesday
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200402/tig2004021708.html
遠山氏の論なら、ショートのレギュラーは鳥谷で決定ということになる。たとえ今現在藤本と鳥谷の実力が拮抗していても、経験を積むうち、その差は開く一方になるはずだから。確かに体格、長打力、身のこなしの柔軟性、そして若さにおいて藤本は分が悪い。他に結果を変えるものは、運と根性くらいか。鳥谷をフォローできるベテランも久慈、沖原、秀太と揃っている。さて、年間3割を記録したショート藤本のこれからの生きる道は、最上級の控え選手となるか、それとも(すぐにとは言わないが)他球団でレギュラーを張るかのどちらかになるかも知れない。今年一年の過ごし方が、選手藤本の一生に大きく影響するのは間違いない。 |
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