自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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大晦日に感謝を込めて
大晦日だ。新潟、スマトラ沖、そして球界…「激震」の2004年が終わる。1966年生まれの私にとって、69〜71年の「黒い霧事件」は記憶にない。間違いなく私がプロ野球を見るようになって、もっとも危機的な年だった。そしてその危機は依然として内包されたまま2005年を迎える。
これまでこの「危機」は、極論すればナベツネ氏によりもたらされたものとして捉えられてきた。自分のことしか考えず、強者の理論でルールをねじ曲げ、弱者から搾取を繰り返すものとして。本質的にそこに一番の病理があったとするのは、そう大きな間違いではないと思う。しかしそれを取り除いた後、小さい病気が多数隠れていたことにも気づいた。来る年は、芽生え始めた互助の精神で、それらを快方の道に向ける年であってほしい。
ただしあくまでも経済成長期・日本プロ野球の全盛期を目標モデルにしてくれるな。それは金融・証券界が未曾有のバブル景気時代を目標モデルにしないことと同じだ。爆発的な輝きの後には、暗黒しか訪れない。こつこつと清らかに、先人の教えに時代の変化を慎重に取り入れながら、一歩一歩前進するような、ふと気づいて後ろを振り返れば、輝かしい歴史と伝統に彩られるような、そんなプロ野球界になってほしい。その第一歩となるような2005年であってほしい。

合併問題、スト問題、岩隈問題、井川問題…。プロ野球界は問題に直面した時に、「ファンの声」に過敏とも言える程、注目するようになった。マスコミをも牛耳って「情報操作」を行ってきた球界でも、「ファンの声」をコントロールできなくなっている。
背景にあるのがインターネットであることは間違いないだろう。マスコミに対する信用失墜という側面もあるが、今「考える人」は全員、考える材料をマスコミだけではなく、口コミや、ネット上の掲示板、ブログからも求めていると言って良いだろう。もちろんサイトによって影響力に大小はあるかも知れない。それでも技術の進歩によって、確実に少数意見をも尊重できるだけのインフラが整いつつある。その代表格がブログだと思う。
スト問題をマスコミが取り上げると、「85%の人がストに賛成」というアナウンスと、「街の声」と称して数秒間・数人のインタビューを流す。まったくステレオタイプのものにしかならない。だがブログにその声を求めれば、一瞬にして、コメントやトラックバックで繋がった生の声が聞こえてくる。様々な理由と根拠に基づく主張や、心からの叫びや、罵詈雑言や、怒りや、嘆き悲しみが肉声として伝わってくる。「何%の人」は関係ない。○○さんの声なのだ。マスコミが作る「真実味」ではなく、「真実」そのものがそこにある。
そんな訳で、このつたないブログも、たくさんの方に読んでいただいている。感謝感激。そして面白い時代になってきた…そう感じる大晦日の朝…。

Posted by torao at 08:34 | comments(8)
[野球全般]球界
【八木回顧録】予感があった「引き際」を告げられた電話
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200412/tig2004123005.html

1981年に在籍していたダグ・オルト氏(54)がフロリダで死亡。死因はピストル自殺…。1977年ブルージェイズが創設された時のメンバーの一人で、開幕戦では球団第1号を含む2本塁打を放った。阪神でも102試合、打率.307、18本塁打、59打点の成績を残す。開幕後4番を打つも早々に「ダメ」の烙印を押されてしまい、その後は中途半端に起用される。後半は完全に適応し、「これから」という雰囲気だったが、一年で解雇される。まだラインバック&ブリーデンの頃から日も浅く、「もっと良い外人でなきゃ」という時代だった。翌年のジョンストン&アレンがさらに悪く、1983年途中のバース来日まで「オルトがおると良かったのに」と言われる。事情はわからないが自殺というのはショッキング。合掌。

ヤクルトがポイントカードを導入し、神宮球場の集客アップを目指すという。ありそうでなかったサービスで面白い。相当数の阪神ファンがこのカードを持ちそうな予感(笑)。

楽天はモー娘。の応援歌だの、YOSHIKIを起用した本拠開幕イベントを行うだのと「ど派手路線」らしい。一方のソフトバンクは、芸能関係を一切排除し、球団の歴史を尊重した落ち着いたセレモニーで行くという。どっちも正解だと思う。どんな手を使ってでも、まずは一人でも多い人に注目してもらいたい新参者と、すでに出来上がっているものを継承する新参者。見栄&ハッタリが必要な楽天と、謙虚な「挨拶」が必要なソフトバンク。どちらも自分たちが新しい歴史を創るのだというプライドを忘れるな。

サンスポ連載、引退した八木裕氏の回想録が最終回。「引き際」の話。中でも興味深かったのが、引退後の進路として「解説者」を選んだことについて語った「ほら、オレって口下手だろ。選手に伝えるために、言葉を磨きたかった。解説者の仕事を、オレは一つの修行だとも思っている」という言葉。指導者としてのステップとして解説者・評論家の仕事が役に立つという考え方。そう、星野SDがよく勧める道だ。曰く、(1)所属したチームの外から球界を見ることで、視野が広がる、(2)球界内外の人脈形成ができる、(3)情報収集・分析・表現という、指導者として重要なスキルを磨くことができる…などの利点があるという。ただし、各メディアとも定員オーバー。その地位に就くことが選択肢に成り得るのは、現役時代から相当な人気と実力を備えているか、解説者・評論家としての資質を評価されているかどちらかだ。そしてその職で、高い評価を得られれば、例え現場での指導者経験がなくても、いきなり「監督候補」として存在し得る。しかし、現場経験の乏しさから軋轢が生まれたり、「理想主義」「夢見がち」になる傾向もある。星野SDがよく言うので、当たり前のようにとらえてしまっているが、決して伝統的な「指導者のあり方」ではないと思う。それでも今後ますますこのコースが監督への近道になって行くのかも知れない。本当に星野仙一という人の影響力は大きいものがある。
その一方で、引退後、二軍コーチからコツコツと下積みを重ね、経験と実力を身につけ上がってくる指導者がいる。引退以来一度もユニフォームを脱ぐことなく監督までという人もけっこう多い。このタイプ、豊富な現場経験をもとに心技体すべてに的確に伝授することから、選手からの人望が厚いことが長所。反面、その域に達するまで当然時間がかかること、世界が狭く、自分の尺度だけを「押しつけ」「決めつけ」る傾向、それと合わないものは排除する傾向があるのが短所。アメリカ球界では指導者といえば、こういうものだ。
いろいろな監督、コーチと接してきた八木氏が、指導者になるための道として解説者を選んだということには、いろいろな解釈が加えられそうで、誠に面白い。

Posted by torao at 09:15 | comments(5)
[コーチ]八木
阪神「井川問題」"夢尊重"に切り札あり!!海外レンタルFA短縮
http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200412/29/base174621.html

スマトラ津波、死者5万?7万?一瞬にして平和に暮らす人が命を落とすだなんて…。年の瀬のバカンス・シーズンなのに…。

赤星&鳥谷クリスマストークショーの参加レポを連載している鳥谷ファン・敬華さんのHAPPY☆TO-LUCKYが驚きの展開に!いやいやエラいことになりました(笑)。必読。

阪神球団が御用納め。野崎社長が事実上、社長として最後の一日を終え、来年からは「ヒラトリ」連盟担当として球界構造改革に専念する。「愛されつつある」フロントの舵取りは、野崎氏直系の後輩、牧田新社長に委ねられる。
他に来年からの人事異動が発表。総合コーチとして現場復帰の島野氏に代わり、沼沢正二広報部長が管理部長を兼任。上田管理部付部長に「寮担当」が加えられ、フロントとしての寮の管理責任が明確化された。また広報の村山久代氏が球団初の女性課長になるのだそうだ。
ベテランの野田スカウトが退団。新任として前奈良産大野球部部長の新田泰士氏、二軍コーチだった山口高志氏らがスカウト入りする。

昨日の井川の記事にたくさんのトラックバックをいただいた。また他のブログや掲示板などでも「井川問題」について様々な意見を見た。井川の主張に対し、反対に賛成、スジ論に感情論、罵声に激励と入り乱れていた。年末年始を挟み、マスコミによる「煽り」も予想され、ファンにとっても、「チームの和」にとっても、心配な問題になってしまいそうだ。
この件について、頭の中にモヤモヤとしていることがある。なぜ松坂は良くて、井川はダメなのか。もちろん「どっちもダメ」「どっちもOK」という方も多いだろうが、私の印象では、松坂はOKで井川はNGというのが大勢のように思うのだが、どうだろうか。井川になくて松坂にあるものとはなんなんだろう?実力・実績の違い?入団時から大物だった松坂にはメジャー行きの密約があったから?十分チームに貢献したから?周到に円満に交渉してきたから?チームの経営状況が違うから?
いやいや、球団がYESなのかNOなのかの問題ではなく、「ファンがどう思っているのか」一点に問題を絞ったとしてだ。
同じ夢を持ち、同じような年代で、実績もそう大きくは違わない(人気という面では微妙な違いがあるかも知れないが)。しかしキャラクター、パーソナリティの違いや、大成する時期(プロ入り前か後か)などでその存在感はまったく異質のものとなり、歩む道も違ってくる。不公平なようでも、これが現実である。
今回の件について決して井川を擁護する気にはなれないが、不公平感が生まれるような制度不備は早急に解決すべきだと思う。初回FAまでの条件変更(期間短縮)、それとセットとなる契約金の減額、FAでのメジャー移籍時の補償制度(メジャー球団から日本球団への移籍金支払い)、レンタル移籍制度などを来年中に決めてしまいたい。そしてポスティングという不備な制度は早いとこ廃止にして欲しい。

Posted by torao at 09:11 | comments(6)
[野球全般]球界
Q.目指すべき王国はどれ?(「評論家たちの声」投票結果)
伝統!投手王国(44%)
復活!猛打王国(29%)
鉄壁!堅守王国(8%)
疾風!機動王国(16%)

Total: 101 votes

※攻撃系=約46%、守備系=約54%。若手投手陣への期待の大きさを感じます。

Posted by torao at 18:41 | comments(5)
[管理人より]投票結果
阪神・井川「直球勝負」メジャー行きたい!!ポスティング直訴
http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200412/28/base174579.html

スマトラ沖地震による津波の死者が2万人以上に上るという。混乱が続き、安否確認のままならぬ人も多いという。楽しいバカンスを一瞬にして惨劇に変える…。ただただ恐ろしく、何も考えられない…。

来季から背番号が3になる関本選手が自身のWEBサイトを開設。うまいこと背番号の隠れた写真ばかり使うなぁと妙なところに感心する(笑)。メッセージコーナーでは、今季を振り返っていて、アベレージヒッターを目指した経緯などに触れている。まずは「率」、その上で「ロング」ということだろう。関本の持ち味、長打力が影を潜める様子を憂う方も多いが、私はこの本人が考えた末に導いた方針を尊重したいし、成功への近道だと思う。

いよいよ井川問題が動き始めた。これまで伝えられてきたとおり、今オフを含めて1年でも早くポスティングによるメジャー移籍を要求する井川投手サイドに対し、ポスティングは一切認めないとする球団サイド。契約更改交渉は、来季契約の金額提示もなく、双方の主張が平行線を辿っただけだという。井川の要求は筋違いも甚だしく、プロ選手としての人気・評判さえ落としかねないものだ。その手法は賢明とは言えない。逆に言えば、覚悟を決めて、開き直って交渉しているとも言える。なかなかハードな交渉だ。
井川としては、今後どうしたら許可が得られるのか、その条件を引き出したいところなのだろう。ではこの際、球団にかわって私が条件を提示しよう(笑)。「今後2回以上16勝以上、かつ、チームは1回以上日本シリーズ制覇、さらに井川個人が日本シリーズで2勝以上」これなら再来年オフにでも行かしたる(笑)。

Posted by torao at 07:33 | comments(4)
[退団者]井川慶
打点王獲れ!V奪回キーマンは5番今岡
http://osaka.nikkansports.com/otr/p-ot-tp1-041225-0005.html

12/26鳴尾浜の虎風荘が仕事納め。来年は1月7日から開寮。若手選手も全員帰省、もう正月かぁ、早いなぁ。ちなみに球団の御用納めは12/28。

ここ数日、岡田監督の談話から、来季の構想がおぼろげに見えてきた。星野SDから「もっと動け」と突っ込まれたようだが、相変わらずの「どっしり感」だ(笑)。
来季のポイント初夏の交流戦月間。パの各チームは人気カードの阪神戦に特別ローテを持ってくるかも知れないが、阪神はどっしり構えて受けて立つという。基本的にはそれで良いだろう。因縁の福岡戦などでは、ちょっぴりサービス精神も発揮して欲しいが。
濱中については来季の戦力として考えていないという。これも結構。焦らせても仕方がない。もちろん思いの外、治りが早まって、医者のお墨付きが出るのなら嬉しい誤算と考えたら良い。
オーダーについてもおぼろげに。
「ホンマは金本3番、今岡4番でもエエぐらいやけどそれだと(4番以降)右が続くしね」という発言で、ライト・スペンサーにかなり期待しちゃっている様子がうかがえる(笑)。おそらくキャンプが始まってしまえばガラッとかわることだろう(笑)。

(岡田監督構想・予想オーダー)
1・赤星、2・関本(藤本)、3・シーツ、4・金本、5・今岡、6・スペンサー、7・鳥谷、8・矢野。

(私の希望オーダー《12/27現在・前回と同じ》)
1・赤星、2・関本、3・金本、4・今岡、5・桧山、6・シーツ、7・鳥谷、8・矢野。

※岡田構想スペンサー3番説もあるが、せめてこっちじゃないだろうか。

Posted by torao at 08:02 | comments(4)
[阪神]メンバー構成
赤星が虎党と05年の誓い 感謝&お願い「球界盛り上げよう」
http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200412/26/base174516.html

スポーツキャスターの青島健太氏が社会人野球チーム、魚沼ウェルネスの監督を務め、オーストラリア代表を20人規模で招へいするという。上手くいくかどうかは今後の努力次第として、その方向性には面白いものが多くある。
プロ野球のゴタゴタは、アマ球界をも巻き込んで、「球界再構築」の流れを生んだようだ。これだけ競技人口、観戦者人口があるのだからもっともっと面白い形体になって良い。トップのNPBの球団数増、支配下選手枠縮小、下部リーグのビラミッド型再整備・(準)プロ化など、大きなうねりが地方から生まれて来そうだ。やはり、どうしてもこういう大変革期をさばけるリーダーが必要だと思う。「球界の川淵氏」を待望する。

赤星と鳥谷が大阪市内のホテルでクリスマストークショーに参加。鳥谷選手の大ファンである、HAPPY☆TO-LUCKYの敬華さんも行かれたとか。無事に参加できただろうか、興奮のあまり途中で倒れてないか心配だ。後日リリースされるであろう、メロメロ・リポートが楽しみなところ(笑)。
さてその席で赤星選手が「日米野球や東西対抗戦などで他球団の選手から阪神ファンのマナーの悪さを指摘されると、やっぱり寂しい」と発言したという。これ、昔っから伝統的なことで、私もずっと気になっていたことだ。最近はさすがにやらなくなったようだが、日米野球でアメリカが攻撃の時にも、ずっと阪神の選手のヒッティングマーチが鳴っているような時代もあり、情けなかった。今回赤星は、試合前のセレモニーで騒いでいたのを指しているようだが、おそらく公式戦の試合前と同じように気勢を上げていたのだろう。当事者以外から見れば、「空気が読めていない」こと甚だしいということになる。
千葉ロッテも浦和レッズもかなりのものだが、やっぱり阪神ファンは日本一熱い。いわゆる「黄色ジャージ」の指揮による統制のとれた応援は質量ともに日本一と言って良い。「阪神ファンのファン」と公言する人も多いと聞く。素晴らしいことだ。
だからこそ「阪神ファンである自分のファン」となって酔いしれて欲しくない。相手チームや、野球選手全体、野球そのものへの敬意を忘れた、グラウンドそっちのけの、単なる「騒ぎ」は阪神ファンにとっても迷惑千万。それでも「自分で金払ってストレス発散して何が悪い」と言う方は、カラオケボックスにでも行ったら良い。

Posted by torao at 09:04 | comments(10)
[阪神]ファン
ブラウン正式契約、“ゲイル2世”の期待がかかる
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200412/tig2004122504.html

福岡ソフトバンクホークス誕生。あ〜あ、一番歓迎されないネーミングやっちゃった(笑)。長すぎるので個人的には「福岡」「ホークス」「福岡ホークス」のいずれかで呼ぶことにする。そう決心した人、多いのではなかろうか。ロゴやペットマークも発表される。まぁいいんじゃない?ユニフォームにも黄色使うのかな?せっかく強そうなイメージが定着したのに、もったいないような気もする。黄色は弱そうだぞ、歴史的にも(笑)。
孫オーナー「清く、正しく、みんなに愛される球界になってほしい」その気持ちは良し。いや、貴方が率先してそうさせるのだ。期待する。

3年契約の3年目、桧山が1.2億円で更改。その席で「桧山が○○したら負けない」という「桧山○○不敗神話」を作りたいと抱負を語る。いいじゃないの、この時期それくらい吹いておこう(笑)。くれぐれも「桧山ベンチで腐敗神話」は作らぬこと(笑)。

新外国人ジェイミー・ブラウン投手(27)と1年4200万円で正式契約。予定通りなら先発ローテ入りとなる。岡田監督のコメント「過去の外国人でいえば、ゲイルに似たタイプ」を受けて、新聞は「ゲイル2世」「ゲイルの再来」と書く…。こういう場合「2世」が来た試しなく、たいがい「ニセ」と呼ばれることを前もって言っておこう(笑)。よっさん談「ラインバックみたい」はシークリストだったっけ?(笑)
それでもインディアンズからレッドソックスと移り、今季初めてメジャー昇格を果たした成長株。「ものすごく嬉しい。絶対に日本で成功したいと思っている。今の目標はワンシーズン、ローテーションを任される投手になることだよ」「キャンプに最初から合流して、監督やコーチからアドバイスをもらいたい」良いコメントじゃないですか。
ブラウンにしてもスペンサーにしても、過度な期待は禁物。だが歴代日本でブレークした外国人選手も、たいがいそんな風に思われながらやって来た。誰にも気づかれないように、心密かに期待して吉(笑)。

Posted by torao at 07:34 | comments(8)
[退団者]ブラウン/ジェイミー
吉野が復活に手応えみせる
http://www.daily.co.jp/baseball/2004/12/23/155311.shtml

スペンサー外野手と正式契約。1年6千万円。素行の悪さが評判だが、野崎社長曰く「大丈夫」。信用しましょう(笑)。問題は謙虚に日本野球に取り組めるか否か。いずれ現状桧山しか頼りにならない右翼手の補強としては意味があるだろう。ファンの期待を集める桜井や、夏場の復活を目指す濱中らにとっても勝負できない相手ではあるまい。1ヶ月と少しに迫った春期キャンプではもっとも注目の激戦区となる。

来季からの先発転向が決定している安藤投手と、今季の雪辱を期す吉野投手が、自主トレ先の米アリゾナ州スコッツデールから帰国、「充実していた」と語った。トレーニングもさることながら、コンディショニング方法を勉強したことに満足感があるようだ。
最先端の科学的な調整法において、米国に学ぶことはまだまだ多い。この差は、プロスポーツ産業のスケールの差だ。モトが違うので単純比較は出来ない部分も多いが、アメリカには30歳代後半から40歳代の好投手がゴロゴロいる。ベテラン投手の「持ち」に大きな差があるという事実と、コンディショニング方法の違いの相関性はもっと突っ込んで考えても良さそうに思う。そういえば去年の11月に同地で自主トレを行った藪投手も、今季(不慮のケガはあったものの)、安定した成績を残した。長く現役を続けるためには、自分の身体を守る徹底したこだわりが必須で、安藤、吉野の今後の変化に注目したい。
いや、とにかく吉野だ。03型吉野さえいてくれれば、阪神の闘いぶりはまったく変わる。7、8回の1イニング、いや打者ひとりの勝負所で、絶対的に信頼できるセットアッパーが一人でもいてくれれば…。今季何度そう思ったか知れない。あの日本シリーズでの快投を、フルシーズンで見たい。できるんだから!

Posted by torao at 07:34 | comments(3)
[退団者]吉野誠
2・1「シニアカープ」誕生
http://www.daily.co.jp/baseball/2004/12/22/155132.shtml

岩隈問題決着、オリックスが折れた。これで「オリ近合併」に端を発したゴタゴタは一応の収束を見たということか。オリックスが得たものはなんだったのだろう。そして失ったものは?遠からずわかるだろう。
さあこれでパの順位争いは面白くなりそうだ。「大人げない意地の張り合い ペナントレース編」に期待したい。

真面目なシーツ先生に対して、不良ガイジン・スペンサーなワケね。こりゃ面白い(笑)。って、またスピード違反くん?「真・F1セブン」でも作る気か?(笑)

サンスポに引退した八木氏の回想手記が連載されているが、妙に印象的な一文があったので抜き出しておく。
(優勝した夜の祝勝会について)伊良部が「天才バカボン」を茶目っ気たっぷりに歌い上げ、…(以下略)。

広島カープが新ファンクラブ「シニアカープ」を発足させるという話題。球場の再建費用を求める復刻版「たる募金」など、慢性的な資金不足の苦悩をアイデアで補う姿勢には頭が下がる。私が阪神ファンであることに理屈など存在しないが、もしも理屈でファンになるチームを選ぶとするなら広島になるだろうと思う。
原爆からの復興を願う市民の出資で「広島野球倶楽部」として発足した。金はないが、ない中で運営するという形はこの1949年の発足時より続く。1955年、ゴタゴタ続きの球団運営を地元財界主導に整理し新法人「広島カープ」とし、さらに1967年その中でももっとも有力な東洋工業(現マツダ)が主体となることで「広島東洋カープ」となる。これは税法上の親会社となることで資金援助を可能にするための臨時措置。好景気の中、他球団との実力格差を無くすために、どうしても必要だったのだろう。前オーナー松田恒次氏は、「一時的に面倒を見るが、私物化する意志はない。いずれ東洋は外す」と言った。つまり市民球団として経営が安定すれば、「形式的な親会社」であるつもりもないということだ。その実現とは、主に野球界の動向によるものが大きいということだろう。
企業に頼らず市民による独自採算。それを支えるのは地域密着、人件費の抑制、「原石」を見抜き、厳しい訓練で「品質向上」をはかるという姿勢。一貫して継続している経営方針が、未来の日本プロ野球界の手本になる部分は多いと思う。
「カネがないなら野球界を去れ」などと言っていたモノどもが、平伏して「人気の秘密」「黒字経営のノウハウ」について教えを請うような時代が早く来て欲しいと思う。

Posted by torao at 08:55 | comments(4)
[野球全般]他球団
藤川と久保田が『新・勝利の方程式』結成を高らかに宣言
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200412/tig2004122204.html

今岡が2.5億円で一発更改。「岡田監督に優勝監督になってもらいたい」終始一貫、今岡選手は言い続ける。「優勝したい」ではなく、あくまでも「岡田監督を」「岡田監督に」なのだ。野村監督時代、二軍落ちした時に「腐るな」と励まし、アドバイスを与えてくれたのが岡田監督だったという。うちの選手会長は義理堅い。

手前味噌で恐縮だが、このブログでは毎日極力一人の選手に「カテゴリー」を振り当てて、バランス良く配分するよう務めているつもり。しかし時々、存在感に比べてエントリー数が少ない選手がいるのに気づいたりする。藤川投手については、記事中何度も登場している(15回)が、カテゴリーとしては今回が初めてだった。いやぁ、びっくり(笑)。それだけ脇役に徹しているとも言える(言い訳w)。
この日、GAORA「亀ちゃんのタイガースに檄」の収録に望んだが、久保田の脇に回っていないかなぁ…心配。もし二人を知らない世界各国の1万人に、二人の顔写真を見せて、「どっちが親分で、どっちが子分か?」と質問したら、9900人以上は久保田を親分と答えるだろうなぁ…。
ケガで出遅れた今季、一軍登録されたのは7月の終わり。それ以降の投球は素晴らしかった。23試合、31回、2勝0敗(セーブポイント2)、防御率2.61、奪三振35、与四死球13。暴投0というのもフォークを投げる投手には珍しい、良い記録だ。チーム状態が落ちてきた夏場に、連投につぐ連投。勝ち試合のリリーフというより、競った展開での一枚という起用法だったが、その役割を十分果たした。来季は安藤に代わるセットアッパーへの期待がかかる。
ケガの多い選手だが、着実に成長している。特に低めへの直球のコントロールに磨きがかかり、見逃し三振が取れるようになった。奪三振率では久保田(9.00)を上回る(10.16)、チームでもトップクラスだ。他の投手にあるような先発への執着もなく、クローザー就任が目標。特に同い年の久保田にはライバル心がある。「クローザーを、顔で決めてくれるな!」こう言いたいに違いない(笑)。

Posted by torao at 08:19 | comments(6)
[投手]藤川
Q.久保田クローザーは?(「評論家たちの声」投票結果)
賛成!(59%)
反対!(40%)

Total: 141 votes

※はじめから終わりまで6:4でした。順調にすんなり行くのか?不安と期待入り交じります。

Posted by torao at 22:34 | comments(5)
[管理人より]投票結果
三東、キャッチボール再開…感触を確かめながら30球
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200412/tig2004122104.html

井川投手サイドが、メジャー移籍を要求していると伝えられる。真偽の程は知らないが、星野SD矢野捕手からもダメと言われてしまった。ファンの意見もどうやら圧倒的多数が「まだまだ。何を寝ぼけたことを」のようだ。
夢を叶えるためには、思い続け、言い続けなければならない。これは正しい。そして、夢が叶う時には必ずそれを支えてくれる人たちが現れる。これも正しい。自分の力だけで叶うようなものは、夢でもなんでもないのだから。どうしたら多くの人に支援してもらえるのか、よく考えて欲しい。少なくとも夢の押し売りや、代理人を使った理詰めの交渉では道は拓けまい。

シーズン終盤から肩に異常を発生させていた三東投手は順調に回復。来季の開幕には戦力として戻って来そうだ。ただし、肩痛の原因が、投げ方によるものなのか、鍛え方が足りないことによるものなのか、球数によるものなのか…出来る限りつきとめておいて欲しい。
神宮のヤクルト戦、三東が初先発初勝利を飾ったのは、8月も下旬になったころだった。その時点でまさかシーズン5勝0敗の成績を残すとは想像もしなかった。
決してピシャリと抑えているわけではない。22試合、44回、防御率4.91、与四死球25。特にコントロールのバラつきが最大の欠点で、目の覚めるような連続三振を奪った次の回に連続四球で大量失点する。でもなぜか負けない。いや勝ち星がつく。しかもあの苦しいチーム状態だった8月後半以後に。ノムさんじゃないが「不思議の勝ち」だ。いろいろと因果関係を憶測できなくもないが、これは「ツキ」だと言ってしまって良いだろう。
だがツキも実力の内、登板機会に恵まれず6月に二軍に落とされたが、そこでめげずに奮起したことが後に生きた。先発投手として三振の山を築く完璧な投球を繰り返し、先発候補として再度一軍に召集された。このがんばりなくして「ツキの5勝」はなかったろう。
奪三振が多い(43)のが特長。これといって球速があるわけでもなく、変化球が素晴らしいわけでもないが、プロとしてもっとも大切な「結果」を出した男。牽制の巧さにも見られるが、「ずる賢い」かけひき上手な部分もあるように思う。本当に「プロ向き」の選手なのかどうか、来季に評価が固まるだろう。

Posted by torao at 08:15 | comments(7)
[退団者]三東洋
江草が来春キャンプ“ブルペン王”…2000球を目標に
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200412/tig2004121906.html

今岡選手会長が、連日の被災地入り。12/18は震災の新潟、12/19は台風被害の兵庫県但馬地方を訪ね、野球教室などで激励した。皆が口を揃えて言うのだが、元気を与えようと思って行くと元気をもらって帰ってくるらしい。同行した浅井選手も「来て良かった」と言っている。あまり積極的でない選手もいるが、いっぺんやってみぃ。

ちょっとした手応えを掴んだ、今年はそんな若手投手が多かったのではないか。来季が三年目となる左腕・江草投手もその内の一人だ。そのきっかけを確実なものにすべく、キャンプでは数を投げ込む決意だという。
9試合、16 1/3回、防御率2.76、奪三振13、与四死球6が今季の成績。177cm、80kgは最近では小さい方だが、度胸満点の投球スタイルは威圧感を感じさせる。被安打率(.323)は高めだが、投球リズムの良さと、速球&フォークの鋭さが持ち味だ。
春先は一軍で中継ぎ、ワンポイントリリーフとして起用されることが多かった。5月後半からは二軍で主に先発を務め、4勝0敗、防御率2.84と結果を出した。秋に再昇格し、初先発で好投(10/2・広島戦、7回1失点)したが、プロ初勝利には恵まれなかった。当然、もう一度チャンスが与えられるはずの投球内容だったが、時すでに遅し、残り試合も少なく、教育リーグも始まる日程から、一軍登板機会はこれで終わってしまった。もうあと1試合先発させて欲しかったというのが本音だと思う。
同期では、ドラフト5巡目・久保田がはるか先を行き、クローザーの座を掴もうとしている。同じ自由枠の杉山が初勝利を含む2勝、6巡目・三東が同じく5勝。後輩の桟原、筒井も初勝利を挙げた。先発ローテーション入りに向けた競争は熾烈を極めるが、モチベーションの高さは一番かも知れない。パフォーマンスは負けていなくても、数字が残っていない悔しさを晴らすべく来季に望む。

Posted by torao at 07:30 | comments(2)
[投手]江草
岡田語録(鉄血くだらな帝國/トラハタより)
http://www.asahi-net.or.jp/~BH3H-SMJY/tigers/okadagoroku.htm

ええっ?巨人(楽天も)がFAの藪にオファーを出していたって、ニッカンさん、それ本当?いやぁルール違反でも何でもないから良いのだが見境のない話だこと。カッコ悪っ!

将来のクリーンアップか、不動の二番打者か…、関本自身はいったいどちらを目指しているのだろうと気になっていたが、イベントに同行したサンスポの記者に「攻撃的2番が目標です。アウトになって走者を進めるのではなく、ボクもヒットで続いてチャンスを拡大する。そういう選手になりたい」と語ったという。
「関本2番はもったいない」という声を多く耳にする。議論の分かれるところだが、赤星とのコンビネーションには見るべきものがあったし、目指すべき「つながる打線」への寄与は大きいかも知れない。これを新たな「関本の持ち味」とすることに私は賛成だ。

補強の最終形がようやく定まったか。スペンサー外野手、ブラウン投手でほぼ決まりだそうだ。それぞれライトと先発投手としての活躍が期待されている。私としては、同じポジションを争う故障明けの若手、桜井と太陽にも負けて欲しくない。同じようなレベルなのでは…?

12/18の夜は、昨年に続き友人を介して知り合った、とある雑誌編集部の虎党たちと忘年会(反省会?w)。場を盛り上げてくれたのが、「そらそうよ」「グフフ」「そんなもん、オマエ…」「夏頃からわかとった」「攻撃中やからわからん」「あっホンマ?…(絶句)」など数々の「岡田監督フレーズ」だった。読んでいるだけだと、切なく、悲しく、イライラするこれらの言葉も、酒を飲みながら自分で発してみると、なんと面白いことだろう(笑)。ひたすら笑い続けてしまった。虎系のお集まりの際はおすすめ(笑)。
12/18岡田監督を激励する「メンバーズ・80岡田会」でのスピーチより。
「(監督)1年目で日本一になって尻すぼみよりも、最初は4位ぐらいで上がっていく方が勢いがつく。ホップの4位で来年以降はステップ、ジャンプと飛躍。優勝に向かって頑張っていきたい」

来季はステップかいな(涙目)

※リンクしたサイトには、他にも面白い読み物がたくさんありました。勝手に紹介させていただいております。

Posted by torao at 07:54 | comments(9)
[退団者]岡田彰布
阪神桧山、入団濃厚スペンサーに挑戦状…自分のレベル上げる
http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200412/18/base174210.html

サンスポに手塚新オーナーのインタビュー記事。この方、なかなかの野球好きで「勝て勝て爺さん」(笑)。「ウチは勝たなくても儲かれば良い」というかつての姿勢よりはずっと良い。健闘を祈る。

矢野と関本が更改。矢野はプラス3000万円、関本全部で3000万円。「サンゼンマンエンって何だろう?」と、フツーの人である私の金銭感覚がゆがむ(笑)。

チャリティーゴルフに参加した桧山選手。この時期社会奉仕活動に力を入れるのも毎年のこと、来季のライバルとの競争を煽られるのも毎年のこと。まだ決まってもいないスペンサー外野手(身分照会までは進んでいるらしいが)によってはじき出されてしまうのでは?という話だ。
03年は右翼スタメンの座を濱中に奪われ、一塁にまわった。今季を迎えるにあたり、濱中や、場合によってはキンケードと激しくスタメンを争うはずだった。しかしいずれの年もなぜか「最後には」桧山しかいなくなる。もはや虎の七不思議の域に達する(笑)。ましてや来季に向けては、一人のライバルも見あたらないかという状況である。
いやしかし待てよ。どうして人はそれ程までに桧山からポジションを奪いたがるのか?確かにかつては「当たればデカいが空振りばかりの桧山」「シーズン途中で離脱するひ弱な桧山」「スランプになると長い桧山」というイメージがあった。そして今季前半は「得点圏打率が異常に低い桧山」で話題になった。しかし、今季の成績を見たら、出場130試合、打率.306(セ12位)、打点84(アリアスと並びチーム2位)、本塁打18(チーム4位)、得点圏打率も.289まで持ち直した。どうだろう、クリーンアップとして決して悪い数字でもない。「メジャーくずれ」を連れてきて、一年目の成績としてこれを上回る確率は、きわめて低いと言えるだろう。「一発のある右の外野手」…要らん要らん。考え直してくれないだろうか。
むしろ、葛城、立川がその座を脅かさなければいけないし、故障の癒える林、桜井、的場にも期待がかかる。夏には濱中も戻って来るだろう。そして「まだまだ」とタカをくくっていると赤松、高橋のルーキーにかっさらわれるかも知れない。それらの息吹を感じている私は、単なる妄想野郎だろうか…。
近年になく安泰に見える桧山の牙城だが、意外と意外な結末が待っているかも知れない。いややっぱり「最後は桧山」か?(笑)

Posted by torao at 07:59 | comments(6)
[野手]桧山
野崎球団社長“ファンの声”切り札に井川を説得へ
http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200412/17/base174148.html

来季、球団創立70周年を迎えるタイガースだが、イベントの一つとして、オールドユニフォーム着用ゲームが企画されているとか。良いねぇ。個人的には黄色を使って、袖口のところにギザギザのキバ模様が入ったタイプ希望!

例年、厳しい稽古で有名な日ハム・坪井と行動をともにしてきた関本だが、今年は坪井が新庄とともにハワイで自主トレを観光する、ちゃう、敢行するため別行動をとる。恒例・社会人東芝での練習には単独で参加するという。かつて秀太が、新庄とともに行ったハワイの自主トレについて「遊びですからね。僕自身、あれからおかしくなったんで、もうやめようと」と語ったこともあり、賢明な選択か(笑)。練習の虫・坪井よ、良いのか?坪井にはちょうど良いか(笑)。

濱中が、甲子園と鳴尾浜の施設で、約3時間トレーニング、久々にみっちり汗を流したという。ゆっくりと着実に戻って来ているようで安心した。良い笑顔だ。焦るなよ。

腰痛治療のため職を解かれていた加藤安雄前二軍バッテリーコーチが、職場復帰の方向だとか、20日にも発表されるという。淋しく鳴尾浜を去る様子が伝えられていただけに、良かった良かった。かつて矢野をしごいた鬼コーチ、育成には定評があり、小宮山、大橋らの若手捕手や、辻本の指導に手腕を発揮するだろう。

野崎(まだ)球団社長が、1年でも早いポスティングでのメジャー移籍を希望する井川投手との交渉で、「ファンの声」も武器に使うと言ったとか。なんでも公式サイトの掲示板に寄せられている意見などをつきつけるようだ。面白い。
暮れもだいぶ押し詰まって来て、「今年話題になった人物」なんて企画もあちこちで出てくるだろう。地味で忘れがちだが、野崎勝義阪神タイガース球団社長も100人の内の一人くらいには挙げてもいいんじゃない?(笑)。その切には奮闘したもの。
ただいま、google検索「野崎勝義」約7,690件中で一番上に来る程、野崎社長びいきの当サイトとしては、当然、井川投手はFAまでタイガースでベストを尽くすべきだと声を大にして言うことにする(笑)。

→遅きに失していますが、Kenさんの【TB企画】自分のブログを検索してみよう!に参加。

Posted by torao at 07:27 | comments(4)
[球団スタッフ]野崎勝義
島野総合コーチが二軍選手“部分昇格制度”復活プラン
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200412/tig2004121606.html

金本が契約更改。といっても来季が4年契約の3年目、既定の2.6億円プラス打点王タイトル料500万円にてサイン。「やっぱり勝たないと面白くない」本当にそうだ。

サービス精神旺盛の赤星選手は人気者だ。この日は福井県武生市のゼット社のバット工場を見学。昔からスター選手が用具工場を見学して、細かな注文を出したり、それに職人さんが応えたりしている様子が伝えられる。アドバイザリー契約を結ぶメーカーにとっては大きな宣伝だ。私こういう報道、結構好きだ(笑)。赤星も自身のブログで「行って良かった」と言っているが、自分の顔を思い浮かべながら道具を作ってくれている職人さんに会えば、活躍したくなるってもんだろう。

来年のキャンプの予定が明らかになった。一軍は、2/1〜2/16が沖縄・宜野座、2/18〜3/2が安芸。二軍は2/1〜2/24まで安芸でぶっ通し。最後の1週間が、5年ぶりの一二軍合同キャンプとなるのが目玉。若手好きな私にとって、これはかなり面白そう(笑)。
岡田新監督就任にあたって、私が持っていた漠然としたイメージとして、やり過ぎな程、若手を起用するのでは?というのがあった。二軍監督としての育成力に定評があり、若手選手からの信頼も厚いと伝えられていたのがその理由。ところがフタを開けてみれば、「硬直化」と表現してよい程、一二軍の入れ替えは少なくまた若手の起用のチャレンジも少なかった。星野前監督もそうだったが、ベテラン監督になる程「え?こんな場面で使うの?荷が重いだろ」という起用を好む。その選手の野球人生をトータルで観る余裕があるのだろう。残念だが岡田監督にはその余裕は望むべくもなかった。ディフェンディングチャンピオンとして、またペナントレース展開から、これは仕方ない部分も多かった。来季は、この一二軍合同キャンプで、若手起用への思いを新たにして欲しい。
さて、阪神ファンの熱い期待を一身に背負う島野コーチだが、現役時代は守備固め、代走のオーソリティ。「ここイチ」に備え、技を磨いていたスペシャリストである。出場機会を狙う若手については、スペシャルな部分を期待しているのは間違いない。キャンプ後半、楽しみな若手を確認できるというのは、開幕一軍メンバーの選定、その後の選手起用にも大きく影響するだろう。

Posted by torao at 07:43 | comments(6)
[退団者]島野育夫
甦ってきた胸元えぐる快速球 伊代野貴照投手
http://www.sponichi.co.jp/osaka/tigers/rensai/yosakoi/5iyono.html

「岩隈問題」はこじれっぱなし。また例によってコミッショナーだの連盟会長だの(残念ながら、現実として)なんの権威もなけりゃ、何の役にも立たない人たちに「強い希望」やらなんやら、訳のわからない、強制力もないことを言わせて解決をはかろうとしている。何十年同じことをやっているのだろう。そしてこの後、「私も問題が解決し次第辞任する」とか言って、終わっても辞任しないに決まっている(嘲笑)。

リンクは10月、秋季キャンプ前のもの。古い記事で恐縮だが、それほどまでに今季、伊代野投手が話題に上ることはなかった。
星野前監督が出席した唯一のドラフトで10巡目指名。廃部するローソンから救済された。しかしそんな境遇をバネにするかのように、度胸満点に腕を振るきっぷの良さが首脳陣の目に留まる。優勝した昨季序盤は、一軍で中継ぎ登板すること6試合、ラッキーなプロ初勝利も挙げた。貴重な経験をもらい、二軍で鍛錬し、昨季、今季とまた一軍でバリバリ働くはずだったのだが、意に反して伸び悩んだ。
同タイプのルーキー桟原をはじめ、ライバルたちに先を行かれ、焦る気持ちも強いだろうが、この「ムダな一年」が、思い返せば「宝の一年」だったとなるようにしなければならない。
よさこいリーグでは待望の結果も出た。いいイメージで来季に望めるだろう。間違いなく、プロ向きの投手。だからこそ何もわからない段階で、一軍を経験させてもらったのだ。体力と技術が噛み合ってくればブルペンに伊代野の枠はある。

Posted by torao at 07:31 | comments(3)
[退団者]伊代野貴照
Q.2005年型オーダーの鍵を握る!貴方が監督なら2番打者は?(「評論家たちの声」投票結果)
赤星(13%)
シーツ(8%)
関本(23%)
鳥谷(26%)
藤本(24%)
その他(3%)

Total: 272 votes

※たくさんの投票ありがとうございました。個人的には「その他」の内訳も知りたい(笑)

Posted by torao at 08:07 | comments(7)
[管理人より]投票結果
久保コーチが若手投手陣にゲキ!先発ローテ入りチャンス
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200412/tig2004121407.html
連日「イベント」続きの新人君たちだったが、この日の入団発表で一段落。謙虚に初々しく初のタテジマ姿を披露した。この中から次期主力がたくさん生まれそうな予感(笑)。

今岡の頭の中は、もう5番打者モードでいっぱい。この日、葛城とともに滋賀県大津市のホテルでトークイベントに参加。「もし今言われているように5番を打つんだったら、打点にこだわりたい」と語る。結構!それが来季の仕事だ。こうと決めたらテコでも動かぬ、そんな今岡選手の頑固職人なところが好きだ(笑)。

阪神が米アトランタ・ブレーブスと業務提携締結間近だとか。これはぜひ実現してほしい。これまでデトロイト・タイガースと業務提携関係にあるが、これはトラつながりの「姉妹都市」みたいなもん(笑)。まったく役に立っていないと言って良い。強豪チームとの提携は上手く使えば価値がある。

来季のキーマンの一人として久保康生投手コーチをあげたい。佐藤義則氏に代わり投手部門のトップを務める。近鉄で投手コーチを8年間努めてきただけに、来季から導入される交流戦への対応でも、正田打撃コーチともども力を求められることになる。
1958年生まれは岡田監督より一学年下。福岡・柳川商高出身77年ドラフト1位で近鉄入り。プロ野球歴は岡田監督より長い。88年途中に阪神に移籍。96年途中に再度近鉄に移籍するまで、先発、中継ぎ、抑えと働いた。97年39歳で現役を引退、近鉄の投手コーチに就任。二軍投手コーチ時代に指導した大塚や岩隈が師と仰いでいると伝えられている。
これまで報道されている指導方法を見ていると、まずは理論派。重心バランスや動作解析などを丁寧に教えるタイプのようだ。太陽には故障をしないためのムダのない重心移動を説き、井川には筋力アップではなく、可動領域拡大のためのトレーニング導入を薦めた。長く現役を務めた人の言うことだけに説得力がある。
調整について、自分で考えさせ、自己責任を明確にするという姿勢も目立つ。今のタイガースの若手にとっては大切な考え方かも知れない。
さて、優秀なコーチ、生かすも殺すも監督次第。双方とことん議論を尽くして、強固な信頼関係を築いて欲しい。

Posted by torao at 07:30 | comments(5)
[コーチ]久保
片岡“健康マニア”に 週1キロペースで減量「とにかく節制」
http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200412/13/base173966.html
12/12に恒例の新人体力測定が行われた。同期ナンバー1アスリートの座は7巡目・高橋勇丞が獲得したらしい。すべての項目でバランス良く好数値を記録し、チーム平均値以上であることが発表された(岡崎も)。スポニチ、サンスポとも、示し合わせたかのように「野生児」「ワイルドボーイ」というキャッチフレーズだ。そういう印象を与えるのだろう。打撃センスがあり、強肩、俊足、しかも身体ができているとするなら、早く上がって来ても不思議ではない。

平塚コーチ、赤星、福原、太陽ら8選手は淡路島で野球教室。台風23号の被害が出た地域で元気の復興活動。今年ほどプロ野球が危機感を持った年はない。各チーム、各選手とも野球教室に熱心なようだ。

京都出身の片岡と杉山も市内の京都成章高グラウンドで野球教室を開催、4チーム約60人を熱心に指導したという。
思えば片岡の虎人生は屈辱にまみれてきた。日ハム時代、勝負強い打撃でチームを牽引し、安定した守備でも不動のレギュラーを確保してきた。しかし星野内閣元年、退任前の野村前監督に請われてFA移籍して以来、優勝した2003年季を含めても本人が納得のいくシーズンは未だにないと言って良い。好機では代打を送られ、守備固めと交代させられる。そして何より故障続き。名誉挽回のチャンスを自ら棒に振って来た。
もう後がないのは本人が一番知っている。今オフは節制に努めているという。節酒、ダイエット、健康食品で体重減し、血色も良好だとか。ここまで追いつめられる前にやらんかい!という声をぐっと飲み込んで(笑)、秘めたる決意を買うことにする。
来季は今岡、シーツの控えからスタート。レギュラーを追われたとはいえ、幸い現在は控え一番手、また左の代打としても上位で待機できる。その現実を前向きに捉え、確実にチャンスを拡げていけば、世代交代の流れに竿はさせるかも知れない。

Posted by torao at 07:59 | comments(12)
[コーチ]片岡
赤星の熱意届いた!安芸バリアフリー計画
http://osaka.nikkansports.com/otr/p-ot-tp1-041211-0004.html
岡田監督が采配の差を見せつけ見事V2達成。さすがは岡田監督、分析力、指導力、判断力どれをとっても素晴らしい。来年も岡田監督から目が離せない。がんばれ 岡田監督!負けるな 岡田監督!(虚)

虎の新人たちが健康診断のために集合。ついでに甲子園球場見物。ネタに困る関西記者たちに思い思いの抱負を語る。夢を描き、負けん気を見せ、ここで暴れるぞと決意を固める。
いいじゃないですか、その初々しさ。いまはズブトいあの先輩たちも、昔はこうだった(笑)。待ってるゾ。

松坂よ、よー言うた。「55年会」野球教室に参加した西武・松坂投手が不機嫌。「まつざかぁー、サインしてぇー!!」「まつざかぁー、帽子ちょうだーい」態度の悪い小学生にキレた。
「ボクが子どものころはおっかないコーチがいて、あいさつしないと怒られた」「監督さんや親はしっかりと(子どもに)言うべきです」そのとおりだ。おっちゃんが少年野球をやっていた頃も、野球以前に挨拶の大切さ、先生・監督・コーチ・先輩を敬うことの大切さ、チームプレーの大切さを教わったもんや。それも「野球選手」としてのプライドをくすぐりながら、上手に指導してくれた。「君たちも今日からは、ただの子供じゃない。野球選手なんだ。○○(チーム名)の一員なんだ。だから普段からしっかりとした態度をするように」なーんてね。ああ、あの時の監督さん、立派な人だったなぁ…。こういう素晴らしい歴史と伝統を断絶することは犯罪ですよ、ほんっとに…。
前に練習中、子供の声で「ひやまー」と声がかかった。桧山はスタンドに振り向いて笑顔で「『ひやまー』ちゃう『桧山選手ー』や!」と叫んだ。そう、面倒がらずに言い続けることが大切なのだ。自分に子があろうともなかろうとも、子供を育てるのは社会、大人全員の責務。悪いのは子供じゃない。大人よ、しっかりしよう。

そうすると、赤星みたいなよい子が育つのよ(笑)。今度の春期キャンプに間に合うよう、安芸市営球場・三塁側内野席に車椅子用シート10席ができる予定だという。赤星選手が直接働きかけた訳ではないようだが、赤星の普段の行動、言動、活動が影響を与えていることは想像に難くない。ちょっと前までは「社会奉仕」と言えば、「偽善者」だの、「カッコ悪い」だの言われたもんだが、自分の信じる道を進み続けることほど難しいことはない。赤星選手は、ホント、カッコイイよ!
ニュースを見れば、人情のかけらもないような事件ばかりの昨今、スポーツ振興と、青少年の健全育成に思いを馳せる…、ああ、私もすっかりオヤジくさくなったもんだ(笑)。

Posted by torao at 07:10 | comments(4)
[退団者]赤星憲広
虎・井川に牧田球団専務がクギ…メジャー移籍はFAで
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200412/tig2004121101.html
以前にも触れたが、サンスポの未来図IIという連載特集は面白い。今回は社会人野球について。確かにアメリカ球界にはない、「マイナーリーグ」の一形態と言うことができるのかも知れない。高校卒の好素材をドラフトで指名しても、モノにできるのはほんの一部というのが現在のプロ各球団。一方で「遅咲きの花」を毎年確実にプロに供給しているのが社会人。高卒時点の評価を考えれば、育成面では社会人チームの方が上と言って良いのではないか。あわせて、企業人として給料を得るという実社会の経験の場でもあり、その他諸々文字通り「社会人」としての基本教育の場にもなっている。阪神編成部でも近畿圏の強豪社会人チームとのパイプ強化を戦略的に行っているようだ。阪神の主力選手をぐるっと見渡しても、藪、下柳、安藤、桟原、藤本、赤星…社会人出身者は多い。
ノンプロ球団としての存在価値が低下していること、企業の業績が悪化していることで、休・廃部する社会人チームが多い。プロ球界は、社会人チームから受けている恩恵に感謝し、双方が支え合う仕組みを考えたい。いや本当にいい記事書くなぁ、サンスポ楠山正人さん。

更改を前に近未来のポスティング・メジャー移籍を議題にしたいと伝えられる井川投手サイドを、牧田ネクスト球団社長が「FAでということです」と牽制。
他球団の有能な選手には「行かしたれや」と無責任にものを言い、自分んちのこととなると「ワガママ言うな」となる人、はーい、私です(笑)。たぶん「岩隈問題」で「去る者追わずで行け」と言う星野氏もそうじゃない?(笑)
しかしFAでしかメジャー行きを認めないということになれば、その時はタダでくれてやるということ。井川のように何をどうしても行ってしまいそうな選手については、FA1年前にポスティングというのも現実的な選択の一つではあるだろう。
いずれにせよ今後もまだまだ「夢」を語る選手が後を絶たないだろう。「日本を去るわけにはいかない」そう思わせるだけの球界にならなければ。

Posted by torao at 08:42 | comments(4)
[野球全般]球界
浜中の「星野SD流再生プラン」…交流試合でDH出場を
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200412/tig2004121002.html
星野SDが、濱中について、5〜6月の交流戦でDH出場できたら、と語る。打つだけなら大丈夫なのではないかと。しかし星野SDは主治医などから情報をとって言っているわけではなかろう。本当に打つだけなら大丈夫なのか?あまり無責任に発言して欲しくない。影響力が大きいんだから。
優勝した昨季序盤、快進撃を続ける阪神打線の四番に「据えられた」。当時の田淵チーフ打撃コーチは、「四番の地位」が濱中を育てると、時期尚早を言う星野監督に主張した。金本はその趣旨を理解し、濱中を育てることに専念した。ことあるたびに「濱中に打点を」という思いを口にした。今岡が、赤星がそれに加わる。自分たちが塁に出て、走って、繋いで、濱中が返す。自信をつけさせて、「阪神の四番」に、「新ミスター・タイガース」に育てていこう。濱中もその期待に必死で応えた。03年に濱中が記録した48打点のほとんどが、開幕から二月足らずのこの時期に記録された。驚異的なペースだった。
5/20、一塁上で牽制球に逆を取られ、あわてて手から帰った際に、右肩を痛め一時離脱。その後復帰するも直後の6/13返球の際に脱臼。長期離脱を余儀なくされた。
しかしその後も猛虎打線の勢いは衰えなかった。「濱中を育てる」という共通の目的が、チームに有機的結合、化学反応をもたらし、繋がる打線が機能したと言えるだろう。戦力的には他に劣ると言われていた阪神がぶっちぎりの優勝を遂げた一つの大きな要因である。
昨年7月に手術。日本シリーズで代打出場。今季は開幕一軍スタート、主に代打として17試合に出場、本塁打1。4/25再び肩に違和感を感じ離脱。結局7/17に再手術となってしまった。本人は6月くらいに二軍戦に出場し、7,8月に復帰できればと言っていた。しっかりとした医学的な指針のみに沿って、じっくりと我慢して治してほしい。
「考えても仕方ないこと」を考えたって、何も生まれない。それはわかっている。しかし、もし濱中選手が故障していなかったら、今のタイガースは別のものだっただろう…考えずにはいられない。

Posted by torao at 08:03 | comments(6)
[退団者]濱中治
阪神が前広島のシーツを獲得
http://www.daily.co.jp/newsflash/2004/12/08/153479.shtml
秀太がスッキリした顔で更改。金本とも電話で直接アドバイスをもらって、気持ちは切り替わったようだ。いつでもベストを尽くしていれば良いことあるさ、きっと。

その金本は鹿児島・最福寺にて恒例の護摩行。三日間苛烈な炎に耐える。金本の強靱な肉体を支配する、不動の精神が形成される場所だ。温度計が溶けちゃう?恐ろしい…。骨折していてもヒットが打てる、HRが打てるワケだ。

シーツが正式に契約。2年400万ドル(ただし2年目は球団に選択権がある)は、2年間広島で残した実績からすれば妥当なところか。ただし広島のショートで見せた華麗なフィールディング無しでのお値段とすればどう?
広島では若手野手に熱心にメジャーの守備技術を伝え、ファンからも「シーツ先生」と呼ばれる(笑)。カタブツのイメージだが、こんな茶目っ気(?)も(一番下の【名言迷言】参照)。
さてアリアスに替えて、ウッズではなくシーツ。これで良かったのか?私は良かったと思っている。穴の少ない打者が好きだから。
アリアスは人気者だった。どでかい一発は魅力的だったし、悩みこんだり、ふさいだり、とびきりの笑顔を見せたり、ジュニアと戯れたり…。なかなかいいキャラだった。しかしいかんせん簡単な「アリアス攻略法」(インロー、インハイをファールさせてカウントを稼ぎ、アウトローに逃げる球で空振りさせる)を克服できなかったのが辛かった。シーズン途中までは一皮むけたと思わせたのだが。
守備については、アリアス、シーツどちらも上手い。一塁守備に限ればアリアスが上の可能性もある。ウッズだけは相当落ちる。走塁も互角か。機敏な印象のシーツだが、盗塁は年2,3個でアリアスとかわらない(蛇足だがラロッカは11盗塁とアグレッシブ)。ここでもウッズだけは相当落ちる。
打撃では、打率、本塁打ともウッズが上。あとの二人は長打でアリアス、確実性でシーツ。特長的なのは得点圏打率で、アリアス(.272→.261)、ウッズ(.298→.223)ともに通常の打率より下げているのに対し、シーツはかなり上げている(.284→.317)。
岡田監督はホームランバッターが欲しいと言ってウッズを欲しがった。かつて野村元監督はホームランバッターは要らないと言って大豊とモメた。良く言えばバランスのとれた、悪く言えば中途半端なシーツがタイガースにハマるのか。楽しみだ。

Posted by torao at 07:53 | comments(5)
[退団者]シーツ/アンディー
阪神岡田監督が明言、来季開幕投手は井川
http://osaka.nikkansports.com/f-ot-tp0-041207-0035.html
楽天が新人入団発表。その席で一場投手が将来のメジャー行きの夢を語ったとか。よほどウソをつくのに懲りたらしく正直に言ったのだろう。ただウソと正直の他に「しばらく黙っておく」や「関係者だけにそっと相談する」というのもあるということは覚えておいても良いぞ。
同じ場で新球団のロゴなども発表され、田尾監督はユニフォームのデザインでは企業名を目立たなくして欲しいという希望を言ったとか。あまりおもねらない人なのかな?どんどん「普通の感覚」で言ったら良いと思う。

能見投手が仮契約。背番号は14。そうか、アリアスもういないんだなぁ。アリアス、ペタジーニはどこも獲らないのだろうか…。

セ・リーグ日程発表。開幕シリーズは、大阪ドームでヤクルト戦。岡田監督は開幕投手に井川を指名。異議はないが、早いとこスッキリ更改しておくれ。
また近日正式契約予定のシーツについては、「予定のポジションは一塁。打順はランナーをかえしてほしいところに置くと思う」と発言。
これまでの断片的な発言から、岡田監督が考えている来季のオーダーはどうなりそうかを推理してみる。あわせて現時点での「私の希望オーダー」も列記してみよう。

(岡田監督構想・予想オーダー)
1・赤星、2・関本、3・金本、4・シーツ、5・今岡、6・桧山(新外国人)、7・鳥谷、8・矢野。

(私の希望オーダー《12/8現在》)
1・赤星、2・関本、3・金本、4・今岡、5・桧山、6・シーツ、7・鳥谷、8・矢野。

※あまりかわらないようだ(笑)。

Posted by torao at 07:57 | comments(6)
[阪神]メンバー構成
金沢が力強く公約「来年は先発しかやりません!」
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200412/tig2004120605.html
サンスポに掲載の【未来図II】という特集は、プロ野球の構造改革について、様々な角度から分析、提言を行っている。かなり詳細にわたり検討がなされており、そのまま実現してもらいたいと思うほどだ。この日の記事はFAとドラフトの連動についてで、なかなか面白い。

来季から導入されることになった、セ・パ交流戦の日程が発表された。ゴールデンウィーク後半から梅雨時にかかる1ヶ月余りの集中開催だ。パの各チームも対阪神戦ということで観客動員も増え、目の色が変わって来るだろう。白熱した試合を期待する。

金本が自身のHPにて、先日の「秀太らへの激辛エール」報道に対して怒りのコメントを発している。マスコミへの不信感は相当なものがあるようで、「これからは記者の取材には答えるつもりはないので僕の記事やコメントが新聞に載ることは少なくなります」とまで言っている。金本選手よ、気持ちはわかるが許してあげて欲しい。阪神ファンというものは、新聞に例え十分な記述がなくても、「きっと金本はこういう気持ちで、こう言ったのだろうなぁ」と行間を読んでいるし、マスコミに対しても「まったくこの時期の新聞はしょーがねぇなぁ、でも売らなきゃいけないからなぁ」と話半分いや「話1/4」で読んでいるから。ねっ?(笑)

23試合、43 1/3回、1勝1敗、敗防御率3.53、奪った三振42、与えた四死球17。今季の金澤投手の成績である。前半戦一軍定着、敗戦処理、中継ぎ中心になかなか良い投球を続け、夏場の台所が苦しい時期には「谷間」で3試合に先発。特に初先発となった6/18巨人戦では6回被安打4無失点の好投。また8/1巨人戦でも先発し5回途中まで10奪三振、2失点と気迫のこもった好投を見せた。その後も、中継ぎで大車輪の登板だったが、8/29付けでオリンピック帰りの安藤に代わって抹消。以後は「優勝争い」の二軍にとどまった。
いわば「投の秀太」という存在。本人は、「オレをどうするつもりなのか?」という不信、不安で一杯だと思う。しかし金本の言(正確にはわからないが…)のとおり、100人が100人とも金澤の二軍行きをおかしいと思うか?と言われれば…。それが現実だろう。
直球は140km/h台後半、左右に曲がる球、空振りの取れるフォークと持ち球は豊富。課題はスタミナと制球。気持ちで投げる投手だけに、集中力の持続にブレークのカギがある。「目立ちぃ」のおもろいヤツ。なんとなく好きな投手だ。気合入れて精進すれば、自らぶち上げた「先発一本」も夢ではない。

Posted by torao at 08:07 | comments(11)
[退団者]金澤健人
Q.清武代表による巨人改革は?(「評論家たちの声」投票結果)
球界改革が期待できそう(12%)
巨人改革の域を出まい(38%)
まったく期待できない(29%)
それより強くなりそうでイヤだw(18%)

Total: 54 vote

※巨人が「共存共栄」を目指せば、それだけでプロ野球には大きな変化があると思います。少しだけ期待してみようかな。

Posted by torao at 21:05 | comments(0)
[管理人より]投票結果
前川 フリー打撃に初登板
http://daily.jp/baseball/2004/11/10/149865.shtml
帰日のイチローが、昨年から交流のある赤星選手との接触要望に対し「いつでも」とコメント。「ただあいつは、メディアのみなさんの前では、大きくなるからねぇ。もうちょっと抑えろって、そう言っといてください」というコメント、わかるような気がするなぁ、グフフ…

冒頭のリンクは、秋季キャンプ中の前川投手について。藪投手ともども「暗黒時代」の阪神を支えてきた川尻投手が近鉄に移籍したのは昨年のこと。今度は仙台に行くことになっている。その川尻投手と1対1の交換トレードでやって来たのが前川投手だ。近鉄の優勝に貢献したPL出身の左腕は、大きな期待をもって阪神に迎えられたが、その後の低迷でまったくといって良いほど報道がなくなった。
今季はムーアに変わって、先発ローテーションとしてスタート、いや正確に言えば、競争を期待された若手投手たちがことごとく不甲斐なく、過去の実績とキャンプでの(そこそこの)結果をもとに前川が繰り上がった形だった。三度の先発で三度KOされ、前川の今季は終わった。0勝2敗、投球回14 1/3、防御率10.05。与えた四死球13、奪った三振14。「制球力不足」の烙印を押される内容だった。
移籍当初は、マスコミに注目されることに感激していたが、成績が思わしくなければそれも余計に煩わしく感じていたようだ。結局「転地」による効果は現れなかった。
当然思うところはあるのだろう、「太りやすい」と言われる体質改善に取り組んでいるという。秋季キャンプでは、その過程が順調であるところをかいま見せていたようだ。
良いところも悪いところも知り尽くした久保コーチの存在は、前川にとってプラス材料とばかりも言えないだろう。評価を覆すのは、並大抵の努力では追いつかないし、また努力だけでは足りないかも知れない。それでも背水の状況でこそ切り開かれる道もある。「忘れ去られた存在」からの帰還に期待したい。

Posted by torao at 08:09 | comments(7)
[退団者]前川勝彦
プレーでもの言え!金本が“窓際戦士”へ激辛メッセージ
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200412/tig2004120502.html
12/4は友引の土曜日、プロ野球選手の結婚披露宴やらなんやらが各地で行われたらしい。阪神では久保田投手が披露宴。うんうん、君は早婚して吉だ。根拠はないけど(笑)。来季からはクローザーとなる予定。万事引き締めるべし。

前の「子分」広島・新井選手の結婚披露宴に出席した金本選手が、「トレード志願」の秀太ら、契約更改の場で文句をタレる中堅・若手に向けて、ピシャリと発言したという。曰く「それ以前にプレーでものを言いなさい」。まったく昔気質の兄貴だ。私は、こういう人のことが本当に好きだ。人を責めたり、人のせいにする前に、まず自分のことを冷静に見つめなおせと。悪いのは自分ではなかったのか?と。往々にして「結果を残す人」は、こういう考え方のできる人だ。そんな人を周囲は放っておかないからだ。
一方でこの昔気質の素晴らしい考え方に、経営側が「つけ込んで」交渉を優位にしようとすることもよくあることなので、自分の主張をはっきりと言うということは大切なことだ。その際、阪神のようなマスコミへの露出が大きい球団の場合は、「不平・不満」として面白おかしく取り上げられてしまうということを自覚し、外に漏らさない「ワキの固さ」が重要。マスコミを利用して、自分の主張を通そうなどと、思い上がったことは考えるべきでない。
論点は変わるが、私はトレード自体はもっともっと積極的に行うべきだと思う。まだまだトレードというと「ショックと悲しみと寂しさ」をもって捉えられがちだが、双方の球団・選手にとって、チャンスを拡大するために行うことなのだから「期待と祝福」で歓迎すべきことだと思う。このおかしな風潮の背景にあるのは、過去の歴史の中に「不満分子への懲罰トレード」的なものが実際にあったからだろう。確かにそこにはチーム作りの哲学などなく、感情的なものでしかなかった。時代はもう少し洗練されているのだから、選手もファンも球団も、もう少しトレードを「良いもの」として受け入れた方が良いと思う(ただし新たな問題として「球団間の貧富の差」に根ざす、ゆがんだトレードが散見される。これはまた別の問題である)。
ということで、「トレード志願(志望)」そのものは悪くないと思う。よりチャンスの大きい職場を得たいという欲求は自然なものだ。ただし問題は方法論で、「ここではチャンスが回ってこないので、よそへ出してくれ」と上層部に訴えることは、逆効果でしかない。そんな「ぶーたれ」の「ヘタレ」を欲しがるチームなどないからだ。金本の言うとおり、「今」「ここ」で目一杯やっていない者には、よそからも声などかからない。

Posted by torao at 08:21 | comments(10)
[野手]金本
福原、倍増や!3500万円増の7000万円でサイン
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200412/tig2004120402.html
中日を解雇された筒井壮内野手(30)を獲得したという。星野SDの実姉の子、つまり甥っ子。もちろんプロ野球選手としての実力、実績もあるが、控えの内野手は必要ない状況で、正直あまり良い印象の人事ではない。ただし非常に遅い時期に戦力外通告した中日がもっとも悪い。筒井壮選手は実力で勝負するしかない。

赤星更改。30%増の1.3億円。評定ポイントとして挙げられたように、社会貢献活動の好イメージがあるので、いくらお金をもらっても社会のために有効に活用してくれそうで安心(笑)。例えば伊良部だったら、いくらもらってもみーんな歓楽街で有効活用しそう(注・筆者イメージ)で心配(笑)。この差はデカい。

福原投手は倍増7千万円で更改、妥当だと思う。故障から復帰後、よく1年間ローテーションを守った。
29試合、10勝15敗。試合数と責任投手25回は井川と同じ。勝敗のバランスではかなり後れをとった。しかし防御率3.87は、井川の3.73と大差ない。特筆すべきは対巨人6勝0敗、防御率1.73という成績、素晴らしい(笑)。特にシーズン後半、白星に恵まれなかったのは、チームの打撃状態が著しく下降した影響もある。さりとて15敗は負け過ぎで、1年間働くスタミナが切れてしまった印象だ。来季はそこらへんも改善し、安定した投球を期待したい。
良い時の福原の投球はまさに「鑑賞」の対象だ。うっとりするような低めへのストレートは150km/h前後、わかっていても振ってしまうフォーク、そして何より私が大好きなのは、あの人を食ったような緩いカーブである。
ムーヴィング系が流行する中で、「忘れられた球種」とまで言われるカーブだが、また見直される風潮が見られる。阪神では安藤がモノにしようと取り組んでいるという。福原のカーブは紛れもなく一級品で、その軌道はいったん打者の目線より上方に浮いてから低めに沈み込んでくる。打者がそれを目で追うためにはどうしてもアゴが動いてしまう。不思議なもので、アゴが動くと構えが崩れバットが出てこない。とても打ち難い球なのである。また若いカウントからあのカーブを狙うというのも打者にとっては勇気が必要なのだろう。無条件で1ストライクはくれてやるしかない。
今年一年の経験で、1試合・1シーズンのペース配分もわかっただろう。自らの評価を「主戦級」にランクアップさせてくれた武器・カーブを駆使し、来季の福原は勝ち負けを逆にできるのではないか。

Posted by torao at 08:30 | comments(5)
[投手]福原
太陽 オフは“無休”投げ込み
http://www.daily.co.jp/tigers/2004/12/02/152096.shtml
ウッズが中日と正式契約。良いでしょう。その破格の待遇に応えられるのか見物だ。しかし底を見せていない落合監督のこと、働く必要のない者を働かせる手腕まであるようならひれ伏すしかない。

契約更改の時期ともなれば、あらかた来季の戦力、構想についてのイメージが湧いてくる。先発投手陣では、藪投手が抜けるのが確定的。井川・福原・下柳・安藤までが「内定」。残り2枠を巡り、三東・杉山・太陽・金澤・江草・筒井あたりが「候補」、巻き返し期待の前川、飛躍期待の中林・田村、新人から能見・橋本あたりまでが「競争圏内」というところか。私は中でも太陽投手に大きく期待をしている。
今年の実績では三東、杉山らに先を行かれた。優勝の昨季、開幕から先発ローテーションを任されたが、右ひじ内側そく副じん帯損傷。6月に手術を受ける。その後は、慎重に養生、リハビリを施し、ようやく今秋のよさこいリーグで実戦復帰、最速147km/hもマークし、その後の秋季キャンプでも投げ込んだ。久保投手コーチもかなり注目し、ケガをしない投法を伝授したという。
線の細い若手投手が多い中で、ひときわ堂々とした体躯。投球の軸となるのは重い直球だが、カーブ、フォークもかなりの武器。外連味のないピッチングは、「エース」という言葉を想起させる。
今季大活躍の中日・川上も肩の治療を行ったという三重県のみどりクリニックで「医学的トレーニング」を実施し、来季の復活に賭ける。「肩・ヒジにメスを入れた投手はダメ」などと言う時代は終わっている。阪神でも、福原や久保田がそうであったように、故障による長期離脱が良い方向に作用することもたびたびある。辛い期間に下半身と精神面が強化され、故障の不安もなくなった太陽はひと味もふた味も違うはずだ。一度は掴んだローテーションの一角を奪い返す可能性は高い。

Posted by torao at 08:16 | comments(6)
[退団者]藤田太陽
秀太が600万円ダウンに怒りの“トレード志願”
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200412/tig2004120207.html
契約更改まっさかり。ウィリアムス投手と契約。外国人選手との契約延長としては初の複数年(二年)契約となった。「複数年」という言葉ほどイヤな予感に満ちた言葉はない(苦笑)が、闘争心溢れるジェフには変わらぬ活躍を期待する。

で、片岡は5年契約の4年目を迎える。来るシーズンもレギュラーとして考えられていない。後輩の大スター今岡か、新(または「お古の」)外国人と勝負をする気迫があるのか、ないのか。この阪神との巨額な複数年契約で心のどこかに「上がり」という気持ちになってしまっているのか、いないのか。そこらあたりの気概を、キャンプインでしかと見せてもらいたい。

「チャンスが与えられなかった」と不満をぶちまけたのが秀太。確かにオープン戦から鳥谷vs藤本バトルのあおりを食っていた。試合に出られるチームに出して欲しいというのはもっともな主張だと思う。ガッツあふれる守備と走塁はなかなか魅力的で、試合出場を重ねれば、バッティングにも勝負強さがある。10年選手として、くすぶっていられないという焦りもあるだろう。
今季、秀太にはダイエーへのトレードという報道が真実味をもって伝えられたことがあった。九州(熊本)出身、内野が手薄なダイエーということで願ってもない話だと思った。しかし直後にオリ近合併騒動が勃発、1リーグ化に揺れるパ・リーグへの移籍話は立ち消えになってしまった。阪神内野陣に余剰があるのは間違いないので、今後もトレード話はあるだろうし、積極的に実行すべきだと思う。
控え選手を試合に出場させるのも監督の重要な仕事、チャンスのない選手に他球団での出場機会を模索するのも編成の重要な仕事だ。本当に「レンタル移籍」という制度があればねぇ…。

Posted by torao at 08:01 | comments(10)
[退団者]秀太/田中
楽天応援団は“大リーグ方式”で
http://www.daily.co.jp/baseball/2004/11/30/152254.shtml
月がかわって、いろいろなことが決まったようだ。清原残留、ペタ退団、ダイエー売却、オリ近合併完了…。阪神ではテスト生、ダーウィン・クビアン投手と正式契約。登録名ダーウィン、1年契約で契約金、年俸ともに30万ドル(約3090万円)。普通こういう選手に期待してはいけないのだが、実はすごく期待している(笑)。だって「ここ2、3年、日本でのチャンスを待っていた」なんていう心意気がいいじゃないの。

ピンクレディのヒット曲「サウスポー」の歌詞を覚えている人は、けっこうなトシだ(笑)。いやそういう話ではなく(笑)、その中に「しんと静まったスタジアム 世紀の一瞬よ」というのがある。時代背景としては、王貞治選手が世界記録を塗り替えているような時期、プロ野球の歴史的な一瞬に日本中が注目していたということがある。しかしそれから30年足らず、日本のスタジアムから「しんと静まった」状況、その後におとずれるどよめき、大歓声という「メリハリ」のある応援風景はすっかり無くなってしまった。
この一球、この一打、試合を決めるクライマックスシーンでは、おそらく選手たちの感覚は研ぎ澄まされ、極限の集中力で望んでいるはずだ。暴言しよう。そんな時、私にとってスタンドから、のべつ鳴らされているトランペットや応援歌、メガホン(といっても拡声を目的としたものではなく、打撃音を発生させるための道具)を叩く音、さらに打ち振られる応援旗など、まったくジャマでしかない。お願いだからこのプレーに集中させてくれ。選手たちも同じ気持ちではないだろうか。
何年か前に、選手たちからの要望で「球音を楽しむ日」という企画が実施された。その日だけは東京ドームの巨人戦で鳴り物が禁止された。期待通り、打球音、投球がミットに吸い込まれた時の気持ちよい音が楽しめた。選手たちからも好評だったが、その後まったく継続しないところを見ると、大方のファンには物足りないものでしかなかったようだ。外野を守った松井秀は、「声の連携が取れてやりやすかった」とコメントした。音が変われば、野球の質も変わると思うのだが…。
新球団・楽天の応援団が、応援方法を検討する中で、鳴り物禁止も考えているという。当たり前になっていることの陰で失われているものに目を向けるというのは大切なこと。今後の成り行きに注目したいと思う。
イチローや松井秀らの「こっちのファンは野球の楽しみ方をよく知っている」「目が肥えている」という言葉には、「真剣勝負を楽しむ空間」を求めて海を渡ったスター選手からの、静かなメッセージが込められているように思う。

Posted by torao at 08:04 | comments(8)
[阪神]ファン
評論家たちの声
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