自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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開幕直前戦力評価その3
開幕メンバーが公示される。開幕戦の登板予定がなく、「一軍スタート」という名誉にこだわらない下柳の登録を外し、野手を1人多く入れた。二軍戦でも精彩を欠いていた葛城を上げてきたのは、期待の大きさと叱咤激励の表現だろう。
開幕戦、ヤクルトは石川投手の先発が予想されている。当面6番ライトはスペンサーを中心に起用していくだろうが、開幕戦だけは石川との相性の良い桧山を使って、花を持たせても良いと思ったのだが…。
いよいよ出陣前夜、緊張感が高まる。

前日より続き。
チーム力の強化策として、コンバートと配置転換を行った。
今岡を打撃に専念させ、藤本二塁でセンターラインの守備力を強化する目的で行われたコンバートは、ある意味予定通り。優勝直後で、新人・鳥谷が不安定だった去年は無理だったが、当然打つべき手だと思う。オープン戦を見ている限り、二遊間の守備範囲は期待通り広くなっているが、プレーの正確性、力強さの面では、まだまだ成長の余地がある。実戦で上手くなる部分も大きいポジションだけに辛抱強く見守りたい。
投手の配置転換も今季の目玉。大胆にも、中継ぎで実績のある安藤を先発に、そして肩・ヒジに故障経験のある久保田を抑えに回す。この施策が失敗すれば、チームは大いに動揺し、岡田監督の求心力も失われるという、非常にリスキーな策だ。当人たちは意気に感じているようで、モチベーションは高まっている。なんとしてでも結果が欲しい。

近鉄から正田打撃、久保投手両コーチを主任級コーチとして招聘した。また二軍総合コーチだった和田コーチを一軍打撃コーチに起用し、相手投手の分析力を活用する。ここまで岡田監督の談話から、選手起用について正田、久保両コーチに信頼して任せるという姿勢が見られる。昨季、監督の意志をチーム全体に行き渡らせ、かつスタッフの意見・アイディアを吸い上げるという、理想の組織像が崩れたことに対する反省からだろう。岡田監督自身の変化もあるだろうし、復帰した島野総合コーチのアドバイスもあるだろう。首脳陣の組織再編が、チームの勝利にどう影響していくかも見物だ。

決して派手な戦力を持っているわけでも、傑出した指導体制により率いられているわけでもない。戦前の予想では、ドラゴンズの戦力が突出している、あるいは、今年もジャイアンツの打線は驚異だと伝えられている。確かにそれらは事実かもしれない。
だが、タイガースの今季からは、強い決意、闘志、そして明るさを感じる。戦力が戦力になるためには、選手個々の気持ち、そしてチーム全体としての気持ちが強く働かなければならない。最後の結果は、二年目岡田監督の闘志が、戦う集団を形成できるかどうかにかかっている。

Posted by torao at 07:05 | comments(7)
[退団者]岡田彰布
開幕直前戦力評価その2
3/30、開幕ベンチメンバーが公示される。全体練習に召集されたメンバーから、あらかた推理されている。先発ローテ入りメンバーの安藤をひとまず登録せず、それまでの間野手を一人多く入れるようだ。久慈、秀太、中村豊、葛城が登録される見込みとか。

赤星選手が理事長となり、小六〜中学生を対象とした少年公式野球野球チームを設立する。設立趣意は大いに賛同できる。広報・HPをTigers-net.comが担当していたり、指導者として球団OBが参加していたりと、ひょっとしたら球団や阪神グループがバックアップしている部分も感じられ(不確か)、Jリーグのジュニアチームのようなイメージなのかも知れない。

昨日の続き「戦力評価」。
先発ローテーションは、井川、福原、能見、下柳、太陽、安藤の6人でスタートする。キャンプ後半調子を落とした能見、太陽だが、とりあえずはゲームを壊さない投球さえできれば言うことはない。ともにその技術はある。ロングリリーフ担当の江草も先発のチャンスを狙い、ブラウン、杉山はいつでも出撃OK。故障明けの三東もそう遅くならないし、テストで良かった中村泰も先発型として仕込み直す計画があるらしい。他にもファームには期待の若手が目白押し、待機組は虎視眈々だ。
今季、優勝争いに残り続ける最大のポイントは、リリーフ投手陣だ。まず藤川・ウィリアムス・久保田には良いスタートを切ってもらい、「盤石3点セット」を固めて欲しい。相手チームが、藤川を見た瞬間に負けを覚悟するような、そんな形になってくれれば最高だ。本番が始まり、三人のうちいずれかが不調でも「魔球」チェンジアップの橋本、復活してきた吉野も自信満々でその地位を狙っている。リリーフ陣の充実により、序盤にリードを奪われても、中盤に態勢を組み直すような試合が増えるかも知れない。
継投が上手く繋がるということは、打線が繋がることと同じように、チームに連帯感を生む。好調なリリーフ陣が中心になって「繋ぎ」のチームワークが構築されていく、さらに甲子園球場を埋め尽くした阪神ファンが、終盤の緊迫した場面で、次々と出てくる頼もしい投手たちを大声援で後押しする…そんな相乗効果が出てくれば、いける!
さらに続く。

Posted by torao at 07:18 | comments(6)
[阪神]メンバー構成
Q.順位予想!阪神の一つ上の順位になるチームはどこ?(「評論家たちの声」投票結果)
一つ上などない!(57%)
中日ドラゴンズ(22%)
ヤクルトスワローズ(6%)
読売ジャイアンツ(9%)
広島東洋カープ(1%)
横浜ベイスターズ(2%)

Total: 303 votes

※V予想(希望?)は約6割ですね。戦前の下馬評は、中日圧倒的優位となっているようですが、こういう時こそ、フタを開けてビックリということになるんです。

Posted by torao at 01:05 | comments(0)
[管理人より]投票結果
開幕直前戦力評価その1
オープン戦も終わり、ここであらためて2005タイガースの特徴など。
(攻撃力)
赤星の出塁から盗塁を絡めて得点するパターンは今年も健在。赤星の打撃(スイングのスピード、腕力、対応力)は去年より格段に良くなっている。加えて藤本が盗塁への意欲を示しており、相手にとってイヤな上位打線を確立したい。
3〜6番に得点圏打率の高い打者が並ぶ。オープン戦では去年同様のタイムリー不足だったが、本番の緊張感がなければ物足りない連中なので判断は早計。「勝負強さ」が売り物のシーツ、金本、今岡、スペンサー(桧山)が、ランナーを帰すことに集中した時が楽しみだ。特に昨季は、金本へのマークがきつく、勝負を避けられるケースが目立ったが、5番に今岡が入るとなればそうはいかないだろう。
守備重視の鳥谷、矢野だが、調子が良ければ打つ方も手が付けられなくなる。特に鳥谷は、オープン戦中盤以降不調だったが、どんどん経験を積んで成長中だ。良いスタート切るのではないかと(ひそかに)予想している。下位からのチャンスメークや、エンドレスの集中打も(時には)見られそうだ。
関本、片岡(開幕時は二軍か)、桧山(スペンサー)がベンチで控えるなど、選手層は確実に厚くなっている。特に藤本・矢野は疲れが蓄積すると攻守にキレがなくなるタイプだけに、関本・野口とうまく併用したい。チームの苦手投手をことごとく得意にしているという町田を上手く活用して欲しい。もちろん打撃の伸長著しい浅井ともども代打での活躍には期待をする。
今年も引き続き、長打力についてはかなり見劣りするだろう。しかし本拠地球場の特性を考えれば、本塁打数よりも機動力と勝負強さに重点を置くのは決して間違いではない。投手力・守備力とのバランスから言っても文句ない布陣だと思う。
続きはまた明日。

Posted by torao at 08:24 | comments(8)
[阪神]メンバー構成
ライト争いは公式戦に延長か
オープン戦日程終了。最後の広島戦(大阪ドーム)もさっぱりとした勝ち。相変わらず打線は低調、投手陣は好調。別のリーグでも、公式戦が始まってしまえば、「ノーカウントの試合」を見ていても面白く感じられないから不思議。そういえば去年はこの後デビルレイズやらヤンキースやらと熱戦を繰り広げて、そのまま東京ドームの巨人戦で開幕3連勝という華々しいスタートだったなぁ。今年は地味なスタートで良いや(笑)。

もうひとつの開幕シリーズ、二軍交流戦は3/27もジャイアンツ球場で巨人−阪神戦。この試合で先発した前川が負傷退場。詳報はないが軽傷とは言えないようだ。戦力であるところを見せつけるはずの試合で、文句なしの戦力外になってしまった。
個人的に注目する赤松選手は先発センターで2安打を記録。どんな当たりだったのだろう…また想像がふくらむ(笑)。

開幕オーダー予想も今回で最終回。あとは微調整があるかも知れないし、先発投手枠を利用して、一時的な「一軍体験ツアー」が組み込まれるかも知れないが、大枠こういう感じに収斂された。
 →デプス・チャート 開幕直前最終版
桧山とスペンサーのライト争いは決着つかず、しばらく併用となりそうだ。ただし当面はややスペンサーのスタメンが多くなるだろう。早く慣れさせるということと、片岡の開幕二軍が決定的になったことで、左の代打が薄くなることがその理由。また、途中から桧山に代えることで守備固めにもなる。
桧山はオープン戦でコンスタントに結果を残しており、計算のできる選手。一方のスペンサーは走攻守ともに急上昇カーブで評価を上げていて、本番でどう化けるのか楽しみな選手。
正田コーチは前に左右での使い分けはしたくないと発言していたので、徐々にスタメンをどちらかに固定していくことになる。二人にとっては、まだまだ勝負が続く。

Posted by torao at 08:23 | comments(5)
[阪神]メンバー構成
【観戦レポート】イースタンリーグ交流戦・巨人−阪神を観に行く
天気も良かったので用事を早々に切り上げ、家人たちを連れて野球を観に行くことにした。最近、息子(新小学一年生)がコロコロコミックに載っている野球マンガに興味があるようなので、のんびりと実物見せながら教えてあげましょう(笑)。でも本当は、この日先発予定の杉山投手と、実際の活躍はほとんど見たことがないのに、私の妄想の中では、すごいプレーヤーになっちゃっている、いわゆる「想像上の生き物」赤松選手のチェックが目的なのだ。

実をいうと私の実家は「京王よみうりランド」近くにある。自称阪神タイガース評論家は、「敵の城下町」の産なのだ(笑)。幼少年期がV9時代の末期だったことを考えあわせれば、いかにひねくれた性質の持ち主かが知れる(笑)。

今の住まいからは車で30分ほど。野球を観に行くということだけでもうワクワクだ(笑)。
ジャイアンツ球場について、いやぁ、こんなに入ってるとは思わなかったなぁ。黄色ジャージさんまでタイコもってやってきて、みなさんメガホンたたいて、「かっとばせ〜き〜だ、アイヤ」とか歌ってるよ。はあ…。黄色ジャージさん、お疲れ様。だけど、せっかくこんなところまで、しかも二軍戦に来たんだから、選手たちを見てやって下さいよ、お願いしますから…。

先発の杉山投手はけっこう良かった。岩隈のまねっこはもう止めていた。去年のリズム感、躍動感が戻ってきた感じ。カーブもコントロールよくカウントを取れていた。味方のまずい守備もあって2点を失ったが、上から呼ばれても大丈夫な出来だった。

相手先発の野間口もさすがに良い投手だ。変化球が多彩。インコースの制球力が良い。沖原、桜井あたりも球速の変化にタイミングを外されていた。巨人は他の先発投手も調子悪そうなのですぐ上がってくるだろう。

その野間口から先制HRを放った喜田の打撃は立派。目の覚めるような弾丸ライナーだった。

試合開始から1時間半。やっぱり小さい子には無理かなぁ、「おとーさん、もう出ようよ〜」「ちょっとまって、もうすぐ赤松が出てくるから」(笑)。予想通り、その直後からセンターの守備位置についた。キャッチボールの感じ「良し」、ポジション取り「浅め」、さすがに脚力には自信ありそうだ。さっそく右中間に上がった打球(というより楽勝なライトフライなんだけど)を追う、反応良し、脚…速い!すらーっとした体格と走り方は、赤星というより新庄だ。あっという間によろよろと追いつく葛城の背後に入っていた。期待通り。あとは打撃…、息子の辛抱との勝負だ(笑)。「もうすこしで赤松選手だから我慢しな」と意味不明の説得をすると、「うん、わかった」と(笑)。だが、この回は赤松までまわりそうもない…と思ったら、藤原の逆転2ランなどあって、回ってきました赤松選手!右バッターボックスで自然な構え、ファール、けっこう力感のある振り。思っていたよりずっと良い。インコース直球を引っ張った、痛烈とまでは行かないが鋭い打球が三塁手の左を抜く。記録はH!タイムリー二塁打。一塁ベースを回る時の加速も申し分ない。あー、良いもの見せてもらった。もうおなかいっぱい(笑)。
「さあ、じゃあ帰ろうか」「うん」と赤松の活躍に子供も満足した様子。長い時間つきあわされて一番不満だったのは、もう一人の家人の方だったようだ(苦笑)。

(追記)shuさんも観に行っていたそうで、気づかずにごめんなさい!家人ら及び試合に夢中で(笑)。あの「ヤジ」笑えましたか?私はぜんぜんダメです。やっぱり愛情がちょっと入っていないと…。それに栄養費ってウチの選手だって同じ穴の狢に違いないじゃないの。もっと下品で子供には聞かせたくないようなヤジもあり、その点はちょっと残念な観戦でした。

Posted by torao at 08:30 | comments(10)
[退団者]赤松真人
勝利の基盤は後方にあり
開幕メンバーに動きがありそう。ふくらはぎ軽傷の片岡は、無理して入れない模様。また、先発投手枠を争っていたブラウンが熱発、強制再起動を余儀なくされそう。間に合わなくても他に上がり目の投手もいるので大騒ぎするほどではない。

3/26対中日オープン戦(大阪ドーム)で、スペンサーが一発。ようやくオープン戦第1号だ。この男が当たりなのかハズレなのかで今年の浮沈は大違い。ハズレならそれなりの戦いをすれば良いだけのこと、もし当たりなら…グフフ。練習の仕方、ストライクゾーンの確認、選球眼の良さ、精神状態の持って行き方など、今日のサンスポ記事にはスペンサーの実戦向きなクレバーさを想像させる言葉が並ぶ。バース、フィルダー級とまで欲張らないが、彼らも戦前は「ダメ」と「けっこうやるかも」が半々の評価だった。私の予想は、どっちかというと「やりそう」。

ここのところ先発陣が低調だ。この日は井川がイマイチ、いやイマサンぐらいか。ただねぇ…、原因不明の不調とかではなく、変化球の投げ方が緩いとか、速い球を投げようとして力むとか、この人わざとやってるんじゃないの?というところも感じる。昔からエース級の投手にとってはオープン戦なんてそんなもんだったし、井川だってそれぐらいのことはできるレベルの投手だ。そうであってほしいという願いも込めて(笑)。

うまくすると、今年のタイガースは、6回までリードを奪っていれば勝ちというチームになれるかも知れない。それだけ橋本、藤川、ウィリアムス、久保田の「後方四銃士」の存在感が大きい。4人で3勤1休の「勝利のローテーション」を組めば、大型連勝もおまかせだ。橋本の位置には吉野を使っても良いし、リードされている局面で使う投手にまでもったいないほどの投手をぶつけられそうだ。さらに、去年フル回転の桟原は二軍に控えているという、本当にぜいたくな布陣だ。
先発投手陣、打撃陣ともこのリリーフ陣への信頼をベースに、のびのびと力を発揮できれば、さらなる相乗効果も生むだろう。

Posted by torao at 07:54 | comments(6)
[阪神]メンバー構成
「元年」のプロ野球が始まる!
3/26パ・リーグ開幕。何を隠そう私もそうだが、これまでパ・リーグの動きに不熱心だったタイガースファンも多いと思う。しかし今年はそうも言ってられない。5〜6月の重要な36試合をパ6球団と行う交流試合があるからだ。
以下交流試合のポイントを羅列。
(1)対戦し慣れてない相手
初めての今年は、情報戦の巧拙で差が出そう。スコアラーの能力、実戦で修正するベンチワーク、情報を実戦に生かす能力(捕手のインサイドワーク)。
(2)梅雨時の強行試合消化
期間内に消化しなければならないので、少々の悪コンディションでも決行される。屋根なし球場のチームには不利な面が多々あり。故障、体調管理の重要性が増す。月曜に予備日あり、選手層の厚さが重要。その点、タイガースは上位ランク。
(3)営業的に狙われる?
集客力、マスコミ露出度ともトップクラスのタイガース戦は、パ各チームにとって大事な大事なアピールの場。ここで主力選手を売り出したい考えを強く持っている。エース級が出てくる率は高まり、いつもより客の多いスタンドに、選手のモチベーションも上がってくる。
(4)旅行続き
行き慣れない場所への旅行が続く。上手く気分転換したり、遊んじゃったり、疲れちゃったり、選手のキャラによって結果に良し悪しが出そう。昔の近鉄・南海・阪急の時代だったらウチは有利だったなぁ。

で、パ・リーグは依然として二強時代が続いているようだ。簡単にプレビュー。
昨年日本一のライオンズは、超高校級・涌井投手もローテ入りするということで上積みがありそう。とにかく伊東監督が西武にいる限り、崩れそうにないという安定感がある。最大の不安定は経営母体。
実力ナンバーワンの呼び声高い新生ホークスも文句なく強い。これまで心配視されてきた選手層の薄さも育成能力の高さで解消されている。王監督の指導者としての、いや人間としての強さがチームの隅々まで行き渡っているという印象がある。しかし、開幕を直前にして投打の核、斉藤・松中の故障が伝えられ(松中は軽傷か)、暗雲の下での船出だ。
昨年、盛り上げるだけ盛り上げてくれたファイターズも楽しみ。売れ行き不振の甲子園チケットだが、ファイターズ戦は早々に完売。やっぱ新庄が好きなんだね、みんな(笑)。金村・小笠原も不思議と北海道がよく似合うような気がしてきた。不安のタネは新庄の飽きっぽさと選手層の薄さ。しかしヒルマン監督のチーム運営、選手操縦方法は、辛抱強く誠実。今年も新庄とヒルマン監督のキャラが微妙な化学反応を見せそう。
久保・手嶌と初めて自由枠を(それも二枚とも)使って勝負を賭けてきたマリーンズも上昇気配。経営側の決意を感じる。ベテランと若手が噛み合えば一躍話題の中心に来る。もし黒木・小宮山が奇跡のカムバックを果たせば、熱いマリサポが燃え上がり、さらにチームを向上させる。奇人バレンタイン監督が浮いちゃうことが心配。
新生バファローズは「不人気」というマイナスイメージからのスタート。仰木監督にしたら逆にやりやすいかも知れない。勝つことに専念するのみ。実際二つの良いところを一つにまとめたわけだから、相当な戦力を有している。オープン戦の流れで勝ち続ければ、監督の求心力もあり、一気に優勝争いまで躍り出る「伝統の」爆発力がある。ただ、大阪なのか神戸なのかこの先どうなるのかを「遠慮して」打ち出せない状況ではなかなか新しいファンがつきにくい。せっかくの「元年」に中途半端な状況なのがいかにも残念。
仙台のイーグルスには楽しい野球を期待したい。酸いも甘いも知り尽くしたベテランが多い。野球ができる喜びを表現したくてたまらないメンバーたちだ。純粋にその想いを全力プレーにぶつけたら良いと思う。田尾監督もそういう人間臭い性格の持ち主だ。注目選手をあげたらキリがないが、私としては川尻投手が「一球団プチ・マスターズリーグ」の主役だ。慣れない東北のファンをどうやって定着させるかは、経営側の腕の見せ所。祈成功。

さあ、みなさ〜ん!プロ野球の時間ですよ!

Posted by torao at 08:04 | comments(8)
[野球全般]球界
「苦手」はオープン戦まで!打撃頭脳刷新
オープン戦も残りわずか。3/24対横浜(横浜)は、牛島監督の実戦さながらのリレーに抑えられた。ああ、そういえばシーズンに入るとこういう気分になるんだったなぁという練習になった、私も(笑)。ブラウンと能見も4回を2失点、良くもなく、悪くもなく。打線も全般に低調だが、今岡、金本にもあたりが出て、感じは出てきた。時期を考えればちょっとショボいが、「本番はまた別」と開き直っておこう。

この日の横浜・三浦投手もそうだが、中日・山本昌投手、ヤクルト・石川投手など去年は各チームに苦手投手を作ってしまった。打者個人的なことならともかく、チームとしての苦手はいけない。今年も引き続き苦手継続となれば、混戦から脱落して行く直接的な原因になりかねない。
スタメンを見ても、アリアスに代わりシーツが入るぐらいで(場合によって左投手得意の町田を起用することなどはありそうだが)大きな変化はない。となれば、後は首脳陣、とりわけ正田・和田両打撃コーチ、そして島野総合コーチの観察眼と頭脳がポイントとなる。その投手の持ち球、局面による捕手のリードの傾向、その日の調子の判断とそれに対応する配球…。的確な情報分析と、チームとしての対策、打者個人の特性を掴んだ上でのピンポイント・アドバイスなど、苦手投手対策とは、ベンチワークに他ならない。
三人の曲者コーチがベンチに揃う今季、やられっぱなしはないと信じる。

Posted by torao at 07:57 | comments(6)
[コーチ]和田
代走は必須 上坂の使い勝手は魅力
左肩痛で出遅れていた三東投手は、打撃投手を務めるところまで戻ってきたそうだ。間もなく二軍本体に合流し、スタンバイOKも間近。コンディションを上げておけば、先発でも中継ぎでも声がかかるだろう。ハマちゃんも順調のようで良かった。

またしてもオープン戦が中止になり、先発ローテーション投手の見極めがずれこんだ。井川、福原、下柳は予選免除として、いわば「球団辞令」を受けて配置転換する安藤はよほどのことがなければ外せない。能見と太陽はやらせてみたいし、せっかく獲ってきたブラウンを使わないのはもったいない。予選通過組に激戦組、さらに三東、杉山、江草あたりを含めて、開幕後も調子が悪い者は落とされ、調子の良い者が使われるサバイバルが続いていきそうだ。

控え野手の方もファイナルアンサーを求められる時期。桜井と赤松を二軍で育成するという方針は大筋で賛成。どちらも得意な部分を磨いて、苦手な部分をよりマシにしておいて欲しい。そしてゲームにたくさん出場して、カンをやしなって欲しい。
関本、片岡、桧山orスペンサーが控えにまわるような層の厚さは、限られたベンチ要員の選択に短期・中長期の戦略が求められる。試合中盤から後半にかけて、走・攻・守をどう補強していくのか。終盤、代打を使ってチャンスが生まれ、そこで代走が必要になる。秀太、沖原、上坂、中村豊、葛城の内最低一人は選ばれるだろう。その時、当然守備固めとしての能力もあった方が良いし、内野より外野の方がやや手薄。上坂の使い勝手の良さに手が伸びそうな気がする。というわけで当落線上表示付き予想表を更新。
 → デプス・チャート 3/24版

Posted by torao at 07:31 | comments(8)
[退団者]上坂太一郎
想定外のメンバーを考えてみる
日本、韓国、台湾、中国プロリーグの頂点を決めるアジアシリーズ2005の開催が発表された。日本人の目はとかく欧米にいきがちだが、自分の所属する地域を盛り上げるという姿勢は大切だと思う。ぜひ成功させたい。

桜井、赤松、藤原が二軍落ち。今それぞれに必要なことが二軍にある、ただそれだけだ。求められていることを磨いておけば、またすぐに声がかかる。

3/22対オリックス・オープン戦は、4−0の完封負け。相手はこれが最後のオープン戦なので、ムードが違った。
本人も怖がるほど好調なのが赤星選手。この日も4安打だが、オープン戦で初めて二盗に失敗。的山捕手やるなぁ。
内容としては納得がいっていないようだが藤本は2安打。ピリっとしてきた。
だがそれ以降の打者が沈黙。シーツ、鳥谷からしばらく快音が聞かれていないのが心配。
先発太陽は5回を投げ、2ランHR2発で4失点。制球が甘くなったところをを衝かれた。それでもローテ剥奪とまではいかないのでは?
ルーキー橋本投手はまたも2回を3三振含むパーフェクト。相手に傾いた流れを裁ち切り、ムードを変える投手になりそうだ。
この時期になると、「本番もこのまま」なのか「本番になるとうってかわって」なのか、吉凶占いのような目で結果を見てしまう。だって今までもさんざん見てきたから。オープン戦ではあんなに好調だったのにとか、オープン戦では全然ダメだったのに…とか。もちろん、オープン戦で勢いに乗ったというのもある。それぞれの状態は、どっちなんだろう。

さて開幕間近。もはや開幕メンバーについても、どっちに転んだって「想定の範囲内」におさまるだろう。そこで、一切のしがらみを排し、自分の好みだけでオーダー表を作ってみた。こんなチーム、どう?(怒っちゃやーよw)
 → torao監督のオーダー表(笑) 2005開幕版

Posted by torao at 07:36 | comments(11)
[阪神]メンバー構成
まだ見えぬ 先発安藤の理想型
日本列島ほぼ快晴。花粉の飛散量は多かったが、各地でオープン戦まっさかり。
Bs−T(大阪D) 15,313人
S−D(神宮) 7,681人
YB−C(横浜) 10,328人
F−E(札幌D) 13,045人
L−H(インボイス西武D) 9,932人
M−G(千葉マリン) 16,725人
今季から観客動員が実数(に近い数)発表となって、ごまかしはきかない。各地とも空席が目立つ。開幕後のチケットの売れ行きも鈍いという。がんばれ!プロ野球、今までのやり方を打ち破って、地力で再生するのだ!

3/22対オリックス・オープン戦は、わずか5安打の阪神と13安打のオリックスが4−4の引き分け。効率が良いと笑っていられぬ貧打線だった。桧山の打撃、スペンサーの選球眼には見るべきものあり。

代走で入った赤松は、次打者上坂の送りバントで俊足を生かし相手守備のFCを誘った。その後ライト守備でもフェンス際のファールフライに激走&ジャンピング・キャッチを試みた。期待に違わぬアスリートだ。ベンチ入り有力候補に再浮上しているのではないか。

先発・安藤投手は5回を2失点。打たれながらも粘ったということになるのだろうか。どうも安藤なりの先発としての理想像が見えて来ないのが気になる。リリーバー安藤の理想型は見逃し三振を取る姿だ。この日ピンチの時に見せた投球はまさに救援投手安藤の姿だった。ピンチの時に限らず、その特長は先発投手としても生かせばよい。あとはどうやってカウントを整える配球をするか。まだ力を入れない球のコントロールが定まらないのが辛いところ。
「また中継ぎをやれ」などということになるとグチャグチャになってしまう。なんとか先発で結果を出して欲しい。祈るような気持ちだ。

Posted by torao at 07:38 | comments(7)
[投手]安藤
Q.ザ・ボーダーライン!この選手だけはベンチから外せない!(「評論家たちの声」投票結果)
町田(10%)
葛城(3%)
久慈(16%)
赤松(8%)
桜井(26%)
沖原(11%)
上坂(1%)
秀太(14%)
中村豊(6%)

Total: 348 votes

※今回もえらいたくさんの投票ありがとうございました。代打、代走、守備固め、ムードメーカー…貢献の仕方も色々ですからね。実際のところどうなるのか、まだわかりませんよ。

Posted by torao at 20:59 | comments(2)
[管理人より]投票結果
甲子園駅には車椅子用エレベーターがない?
片岡選手のふくらはぎも軽傷だったようで一安心。矢野捕手も今日から実戦部隊に合流し、「大看板」は全員揃ってスタートを切れそうだ。

現在のところ情報が乏しいのだが、3/20対巨人教育リーグ(西京極)で、ルーキーの赤松選手が2盗塁の活躍を見せたらしい。代走枠でぜひとも欲しい一枚なのだが、枠の関係で非常に悩む。岡田監督は二軍での修行を尊重し、「迷ったら下」という傾向がある。確かに守備・走塁・小技を下でみっちり仕込んでからでも遅くはない。上で見たいけどね。
そんな感じの予想表更新。
→ デプスチャート 3/21版

3/20対広島オープン戦(倉敷)は放送なし。見ていないので短信を羅列しよう。
先発福原が毎回のように四球を出し、毎回のように併殺を取るという評価不能の投球。
救援ダーウィンが大乱調。下で良くても上でダメ。どっちも見てないけど。このまま見ることなく…は、よしてくれ。
スペンサー打撃上向きも外野守備でタイムリー「トンネル」。ますます香ばしい(笑)。
中村泰投手ピリっとせず、久保コーチ「江草との比較」発言。
藤・関最後の大決戦。スタメン2番二塁に関本起用、無安打も全2打点で存在感。9番DHの藤本も危機意識の2安打。

そして赤星選手が4安打2盗塁の大活躍。いろいろな球種に対応できていると本人も満足そうだ。目についたのがこの記事。
赤星がファンへ切なるお願い(ページ中程)
もらったサインを売りに出すことは違法じゃない。私だってもし高価で売れるサインを持っていて、いざ金に困れば売るだろう。だが、それは相当迷って悩んで悲しんだ後の話だ。もらってすぐに売り出す、「転売目的」の入手には本当に腹が立つ。芋焼酎の話にしても、最近は人の好意を踏みにじるような輩が多すぎる。違法行為だけが悪事じゃない。優しい心を傷つける行為の方が罪が重い時もある。お天道様はお見通しだぞ!それに、カネ、カネ、カネ…と、金のことばっかり考えてるとカネゴンになっちゃうぞ!ふー。
そう、赤星選手。この人は、本当にファンに対してきっちりとモノを言う。良いことは良い、悪いことは悪い。もちろんそれが言えるだけの立場にいるということなのだが、その姿勢は一貫している。これまでもグラウンドに関係なく騒ぐだけのファンに対して自省を促すなど、メディアを通してファンに訴えかけている。

赤星選手といえば、車椅子の寄贈など社会福祉活動に熱心なのも有名だが、カネシゲタカシさんのブログで、阪神電鉄甲子園駅に車椅子のまま昇降できるようなエレベーターがないことを知った。甲子園球場まわりは歴史と伝統があだとなって、バリアフリー化が進んでいないようだ。
カネシゲさんのブログでは、実体験をお持ちの方のコメントから波及して、球場周辺のバリアフリー化について、話題が展開している。このブログはいつもそうなのだが、一気に爆発するパワーと行動力がある。情報、意見を募集されているので、知識・関心をお持ちの方はぜひご協力を。

Posted by torao at 08:26 | comments(10)
[阪神]ファン
ねじれ井川は悪井川
金本選手のふくらはぎは本当の軽傷だったらしくすでに練習を再開し、3/21は出場予定。入れ替わりに片岡選手が左ふくらはぎに張りを訴えた。矢野も含め、今春はベテランのふくらはぎに不安が集中した。この日オープン戦の解説をしていた吉田氏、真弓氏によれば、打撃練習偏重がもたらしたものでは?ということだった。球団は研究の余地有り。

杉山投手が一軍復帰登板。右手ブラリの「岩隈のマネ」になって、相変わらずコントロールが悪いもののイキのいい真っ直ぐが来ていた。オープン戦の初っ端に期待を込めて投げさせるもボロボロに打ち込まれ、自信をなくしてしまいそうなところだったが、首脳陣は上手く手を打った。結果的に良いタイミングで上昇気流に乗ってきたと言えるだろう。ただあのモーションは好きじゃないけどね。

自然と3人目の捕手枠を固めていた浅井が2安打2打点1HRの活躍。現在の主戦・野口捕手も安定感があり、オープン戦終盤の矢野捕手の状態によっては、開幕直後から不安一杯の矢野捕手を無理矢理スタメンで起用することもないように思う。

エース井川投手が乱調。立ち上がり2イニングスで3失点、結局5回を投げて10安打を喫した。3回以降は打たれながらも追加点を与えず、また無四球だったことは良かったが、出来としてはかなり悪かった。本人の弁「デーゲームがきらい」では済まない。
前回は投球後の形が良かった。地面を蹴った左足は、打者と正対するように下ろされていた。土台が強ければ、前方への重心移動を素早く、しかも急停止できる。前方への運動が急停止すれば、ボールを持った腕が前方に放り出される。この慣性エネルギーを利用することが井川の良い時の秘密。
対照的にこの日、投球後の左足は三塁側までねじれていった。悪い時の形である。こういう時は、土台の支えが弱く、上体の力でなんとかしようと無理がかかり、リリースのタイミングは早くなり、球は高めに浮く。井川が悪い時はいつもこの形だ。
それでも少しずつ修正し、下の弱さに合わせて、上も弱く振ることでバランスを取り直したのは経験のなせる技だろう(まったく力感のない弱々しい投球になってしまったが)。
この際、コンディションを見極め、バランスを調整する練習はできたと前向きに見てあげることにする。

Posted by torao at 08:03 | comments(4)
[退団者]井川慶
二塁藤本 深さは良し、あとは…
金本選手、左ふくらはぎに強い張りのため2,3日静養。短時間でも実戦の筋肉疲労と練習のものとは違うというが、オープン戦参加直後の出来事で、ドタバタのシーズン・インになりそうだ。なんてったってフルイニング出場がかかっているのだから本番前に無理などできない。「怪我とは骨折ぐらいから」という金本なので大丈夫だとは思うが…。ゆるゆるとスタートしたら良い。

金澤投手、右ひじの手術が終了。復帰まで4〜5ヶ月というが、実際は来季の復活を期すことになるだろう。

筒井和投手、球団が対外試合出場禁止処分を解除。今オフ、社会奉仕で最後のミソギをするが、まずはグラウンドで全力だ。

巨人とのオープン戦(東京ドーム)で、仁志・二岡の二遊間に比べ、藤本・鳥谷は1m後方に守っていたという記事。二人とも意識してやっているとのこと。良いじゃないの。
球場に行くと、内野手が草野球の感覚からすれば考えられないような深い位置に守っていることにビックリする。後方に守ればヒットゾーンをせまくできるが、肩の強さ、フットワークの良さがあって初めて出来ること。二人の守備位置の深さは自信の表れだろう。荒木・井端にも負けない二遊間になって欲しい。
ちなみに外野手の場合は、守備に自信がある選手ほど浅く守る。新庄選手もそうだったが、赤星選手もかなり浅く守れる選手だ。反対に守備に自信のない外野手は、頭を越されたり、間を抜かれないためにフェンス近くに守るため、単打のエリアが広くなる。スペンサーの守備位置はかなり深くなりそうな予感…。
さて、オープン戦を見る限り、藤本の二塁守備にはまだまだ物足りないものがある。フットワーク、守備範囲の広さは良いとしても、二塁手特有の反転する動きや、スタンディングからの送球など、パワー系の動作に弱さを感じる。二遊間のゴロに追いついて、踏ん張ってからの一塁送球や、6−4−3の併殺などに力強さが足りない。今岡の場合は、俊敏さに欠けても、踏ん張りの強さと地肩の強さに二塁手向きなところがあった。
藤本の身体能力からすれば、まだまだ二塁手としての勘が身に付いていないということだろうと思う。ぐんぐん上達していく可能性はあると思うが、時は待ってくれない。
上位を打つ重責と、新守備位置に着く重圧。藤本がこれらをどう克服するのかも今季の大きなポイントだ。

Posted by torao at 08:03 | comments(5)
[退団者]藤本敦士
ボーダーラインを引くのは至難の業
横浜スタジアムでのオープン戦、鳴尾浜での教育リーグとも雨天中止。投手の調整も大変だが、最後のアピールの場が減ってしまうボーダーライン上の選手たちにとっては気が気じゃない。特に野手の控えは、近年希に見る激戦になっている。正田コーチの発言にもあるように、アピールポイントが複数ある者、ポイント絶対値が大きい者、そして何より、レギュラー、準レギュラー、また他の控え選手にはないユニークなポイントを持っている者が強いだろう。現時点で準レギュラークラスと目されるのは、野口、浅井、片岡、関本、桧山またはスペンサーあたりだ。
現在実施中の投票コーナー「評論家たちの声」にあげた9人の選手のうち、開幕ベンチ入りできるのは、3人前後だろう。それぞれのアピールポイントをピックアップしてみる。
投手の左右に関係なく代打のスペシャリストとして実績が最大の売りである町田は、外野と一塁の守備もこなす。準レギュラー級との違いという面では弱い。
葛城も外野と一塁を守り、左の代打として我慢して使ってきた経験値もあるが、成績が伴っていない。オールラウンダーとしての期待が先にある。
久慈は二遊間守備、小技のスペシャリストとして異彩。玄人受けするキャラクターも貴重。ベテランが多いチーム構成をどう捉えるか。久慈の起用方法は首脳陣の考え方一つ。
強肩・俊足の赤松は、期待通りの力があれば貴重な戦力。終盤に威力を発揮する。経験不足、体力不足から、まだプロで活躍するレベルにないようなら下で鍛えるべき。
アピールポイントはただひとつバッティングというのが桜井。それだけならレギュラー級。準レギュラー級が充実している今ならベンチに置くことはできる。ただしまだ若いので二軍で守備を含めてしっかり育てるという考え方も捨てがたい。
どこでも守れる内野手・沖原は、小技、走塁、打撃とどれをとっても準レギュラーと遜色ない。遅いデビューが災いしてか、「名前」というか「格」というかがないだけ。完成した万能選手は捨てがたい。
外野守備が上手く、二三塁もそつなくこなす上坂も特徴がある。守備固め、代走としても使える。打撃にもよいものがあるが、能力を出し切れていない印象がある。
藤本・鳥谷の二遊間に負けない実力を持つ秀太だが、今季ここまで打撃でアピールできていない。決してチャンスを与えられなかったということはなかったが…。守備範囲の広さはトップクラスだが、安定感では久慈が上位。本来、準レギュラーとして扱われていなければいけない選手だ。
外野守備、走塁、実践的な打撃、小技に特長がある中村豊。ベンチのムードメーカーとしての評価も高い。ただしここまで存在感は薄い。

今季の戦い方、試合展開を想定し、実際に使われる選手が選ばれるだろう。そうでなくてはいけない。

Posted by torao at 07:24 | comments(4)
[阪神]メンバー構成
エキサイティングなフィールドシート、甲子園では?
オーナー会議開催。(1)失格処分解除のための野球協約改正を承認、(2)コミッショナー提案による、オーナー会議の諮問機関「プロ野球有識者会議」のメンバーが決定、(3)ソフトバンク孫オーナーが「世界一決定戦構想」を提案し、実行委員会にて継続審議、という内容が伝えられている。「プロ野球有識者会議」には、各球団の利害を超えた提言が期待される。もっと端的に言えば、プロ野球の「脱読売支配」をどこまで提言できるかにその存在意義がある。張本氏以外、プロ野球についてどんな考えを持っているか知るよしもないが、せっかくだから斬新な提言を行って欲しい。

能見(大阪ガス)と内海(東京ガス)の「ガス対決」は、ともに炎上。火付きの良かった能見の方がガスとしては高性能?(笑)。
能見の生命線であるインコースを攻めきれなければ、巨人打線の餌食になって、あっという間に失点するということを身をもって体験でき、しかも公式記録に何も残らず、調整のための時間もたっぷりある。良いことずくめの炎上だ。もちろん抑えていた場合は、違うことを書いていたけど(笑)。

楽天の本拠地、宮城県営球場の改修がほぼ終わったようで空撮写真が掲載されていた。いわゆるメジャースタイルのフィールドに張り出した客席が印象的だ。神戸では前からあったが、こうしたタイプのシートや、防御ネットを低くして(または撤去して)グラウンドとの一体感を高める工夫が、今季から東京ドーム、千葉マリン、横浜スタジアムなどでも取り入れられているという。これは絶対に良い。野球観戦にはグラブ持参!一時もボールから目を切るべからず!気分は10人目のフィールドプレーヤー!
こうなると、対極に位置するのが、「ジャパニーズ・オールドスタイル」甲子園球場だ。ファールグラウンドはあくまでも広く、ファンは遙かアルプスの頂上から米粒大の選手に惜しげもなく声援を送る…。なんてけなげなんだろう。ここ甲子園だけは、いまでも売り手市場が続いている。
それでも他球場で大好評となれば、時代の趨勢には逆らえず、甲子園でも広いファールグラウンドを利用した「新客席」増設のニーズが高まる可能性もある。ただし「今のタイガースは、投手力と脚力が売り物のチーム、ファールグラウンドは広いままの方が有利」と、自分たちの利益を置いてまでチームの勝利を優先するファンも多かろう。けなげだ(笑)。

Posted by torao at 07:55 | comments(5)
[阪神]ファン
先輩の意地を見せる時
あーびっくりした。鳥谷丸刈り。素晴らしい。
それにひきかえG清原さんはどこへ行くつもりなんでしょうか(笑)。最終的にガングロメイクしそうで怖い…。

ダーウィンは二軍戦で先発し、5回を無安打無失点。調子が上がってきた。ブラウンにもスペンサーにもプレッシャーを与えるこの存在は大きい。

的場が練習を再開。焦りすぎではないかと心配になる。抑え役、なだめ役の伊藤3軍担当コーチがいるから大丈夫かな。そりゃ焦る気持ちはよく分かるけど。

インフルエンザを大急ぎで治した江草だったが、そう焦らずしっかり調整してこいと二軍行き。代わりは杉山。打者から見やすいと言われたフォームはどうなったのだろう。岡田監督曰く「マシになっとった」(笑)。
大混戦の一軍投手枠だが、能見、橋本のルーキー2枚が予想外の活躍でほぼ座席を確保、一方期待された二年目、三年目の投手たちがのきなみつまずいた。若手は早めにピークを作ってアピールをしなければならないのに、スペンサーなみの調子では話にならない。
三東は故障出遅れ、杉山は不調、江草と桟原はインフルエンザ、筒井和はスピード違反…。現時点でこのメンバーから一人も一軍確定者が出ないとは、期待を裏切られた気分だ。
そうはいっても、これからが巻き返しの時期だ。ここまでは二人の新人が異様な安定感を見せているが、本番が始まっていつまで続くか不安はある。
先輩たちも開幕までにコンディションを上げて、虎視眈々と狙うべし。

Posted by torao at 08:15 | comments(11)
[阪神]メンバー構成
Q.井川、福原、下柳、能見は決定!先発ローテーションには、結果を出しているこの投手を絶対入れて欲しい!(「評論家たちの声」投票結果)
安藤(19%)
太陽(55%)
ブラウン(12%)
江草(1%)
中村泰(5%)
橋本(6%)

Total: 280 votes

※差し替え企画なのにたくさん投票いただき感謝いたします。去年と比べ相当ハイレベルな争いですよね。

Posted by torao at 22:06 | comments(0)
[管理人より]投票結果
歩みは遅くとも勝ち得たテーブルは大きい
ホワイトデーにバレンタイン監督発案のチャリティマッチ。ヒルマン監督にしても、バレンタイン監督にしても、いつもどこかに余裕があって、ファンや社会への感謝の気持ちを表そうとする。日本人の監督も大いに見習いたいところだ。勝負の世界だから、目はつり上がって、苦虫かみつぶした顔になっちゃうのはわかるけど…ね。そこへ行くと今年の岡田監督、いつも笑顔で良いと思う。無理してるんだろうけど(笑)。

桧山も戻って、今岡・狩野も合流予定。いよいよオープン戦も残り10試合。最後の5,6試合が予行演習とすれば、セレクションはここ数試合で終わる。先発ローテ、ベンチ入り投手、3人目の捕手、先発ライト、控え野手…勝負はクライマックスだ。予想表更新。
デプス・チャート 3/15版

プロ野球改革元年の統一スローガンは「フルスイング!」だそうだ。良いと思う。まずは目一杯振ってみて、空振りしたって恥じることなく、全力を出し尽くすことから始めようということだろう。

3/14構造改革協議会が開催され、方向性を出せない経営側に対し、選手会側から改革の優先順位付けとスピードアップが要求される。ドラフト改革については8月末を期限として改革案をまとめることが確認されたということだ。
残念ながらまだ改革の足取りは重い。しかし経営側と選手側が同じテーブルでプロ野球界の発展について話し合う場が作られたことは本当に意義深い。1年前にプロ野球界がこのような方向に変化するなどとは予想もしなかった。ストライキで構造改革協議会を得たことと、巨人・渡辺前オーナーが球団経営の第一戦から退いたことで、大きな山が動きつつある。野崎さん、期待してますよ!

Posted by torao at 07:39 | comments(4)
[野球全般]球界
ヤス 雪と風とタメ息の中で
右肩関節唇損傷の的場選手は、手術なしで治療するそうだ。比較的軽傷だったということだろう。今季絶望とまではいかない様子なので、一安心。
一方、金澤投手が右ひじを手術するという。詳細は入院後とのことだ。
ここ数年、リードされた展開でのロングリリーフや、谷間を埋める先発起用で活躍してきた金澤だが、今季は先発ローテ入りを狙っていた。大変残念な事態だが、手術したタイガースの投手は、みんな大きくなって帰ってきている。がんばれ!

桟原、江草両投手がインフルエンザで離脱…。たった一度の風邪ひきも、時と場合によっては痛恨の出来事となる。さぁ、なんだかまた急に台所がせわしなくなってきた…。

3/13対巨人オープン戦(甲子園)は途中中断するほどの吹雪の中行われた。このような悪天候の中では、ピッチングもバッティングも守備も走塁も、まずは「ケガをしないように」ということが第一になる。また白い雪が舞っていては白球は見づらく、集中も落ちる。この日、各選手が残した成績そのものは「参考記録」程度にとどめるべき。それでも、「悪天候の練習」という高い意識で取り組んだ者や、残り少ないアピールの場に、そんなことは言ってられない者は、やはりそれなりの結果を残すものだ。いつでも積極的な走塁の赤星、一軍入りのチャンスを必死で獲りに行っている橋本がそんな感じ。まずは両軍ケガもなく9回までこなせて観衆も満足、良かった良かった。

3番手で7回から登板した中村泰投手。味方のまずい守備でピンチがやってくる。
抑えなければ…ああ、またこんなこと考えちゃダメだ、ああストライクが入らない…ああ、ダメだ…。
結局この回、被安打1ながら、1つの押し出しを含む3与四球で2失点。悪い時の泰投手がついに出てしまった。スタンドからもれるタメ息の中、パニックに陥っていく泰投手の心情が手に取るようにわかった。
巨人打線も主力は早々に下がっている。必死な若手たちとは言え、この悪天候の中、結果なんてどっちでも良い。ただ淡々とストライクを投げれば良かったのに…。やっぱりなんにも変わっちゃいないのか…。
それでも予定の2イニングス目、泰投手は気を取り直して投げた。三者凡退だった。
「ヤス(中村泰)もこの前は先発で、きょうはリリーフで登板して、最初にエラー絡みで失点したけど、次の回は3人で抑えた。またいいイメージで投げられる。修正ができている。去年までならズルズルといってたが、次の回を3人で抑えたのが一番大きい。成長しとるよ、ヤスにしてもな」
岡田監督の試合後インタビューだ。みんなで、この好素材をモノにしようと本当に一所懸命だ。そして岡田監督のこの談話に、監督としての成長も感じる。

Posted by torao at 08:08 | comments(5)
[退団者]岡田彰布
先発三人衆どっしりスムーズ
3/12対ヤクルト・オープン戦(甲子園)は、小雨交じりの寒い中。久々甲子園のマウンドに太陽が立ったその時だけ、背後から陽光が差したのが印象的だった。苦労続きだったが、これからはきっと良いことがあるぞ。
投球の方もいくぶん変化球が高めに抜けていたが、下半身はどっしり、上半身の回転はスムーズ。力みもよどみもない動きから繰り出されるストレートはいかにも力がありそう。
さあ、どうしよう…。故障明けを考慮して、下柳と二人で1枠、中4日くらいを交代でというのはどう?いや、中継ぎ枠1つをムダにするのは痛いか…。ああ、難しいねぇ。

桜井選手、良いねぇ。インローのまっすぐを差し込まれながら無理矢理すくい上げて、左中間最深部に放り込む。魅力的だねぇ…。しかし、枠が足りないかなぁ…。交流戦のDHは別にして、実績のある町田選手あたりをけ落とさないと難しいか。ただ故障で1年回り道をしたが、そこで下半身と精神力を向上できたと前向きに考えて、今年1年二軍で守備も含めてみっちり鍛えたって遅すぎはしない。でも、今年は編成的にチャンスなんだよなぁ…。

安藤投手、かなり良くなって来た。先発投手のリズムで軽やかに放っている。その中で最大の武器である低めへのまっすぐが、惚れ惚れするようなコースに決まっていた。ただし相変わらず右打者のインハイへの制球が良くない。甘いか、ぶつけるかでは使いづらい。低めの直球でカウントを取り、低めのスライダーでゴロを打たせるという組み立てが先発・安藤の生きる道か。この日のように真っ直ぐが良ければそれで十分だろう。

井川投手はかなり良い。去年の悪い時、井川のフォームは、「メジャーかぶれ」した、上体重視のブレまくり、流れまくりの投法だった。それが強靱な下半身を最大限に生かした投球フォームになった。投球後の形を見ればその差は歴然だろう。制球力は遙かにアップするだろうし、投球後の守備力を考えても数字として違いが出てくると思う。物凄い期待を抱かせる3イニングスだった。

この日の先発三人衆の投球を見て思ったが、ここまで久保投手コーチの指導が良い方向に出ているようだ。三人とも共通して、下がどっしりして、上は無駄なくスムーズな回転。「岩隈を育てた」のキャッチフレーズ通り、ケレンのない本格派の養成に優れた理論と指導法を持っているのだろう。良い感じ。

Posted by torao at 08:07 | comments(4)
[コーチ]久保
シーツはただの助っ人ではない
恒例、広田神社で必勝祈願。手塚新オーナー「個人的な名前を挙げないようにといわれてますが、太陽と吉野がいいですね」。この人、けっこうな虎好きだな(笑)。なかなか良い人選だ。中村泰も入れてくれたら満点だった(笑)。

高校球児に明け渡す前に、最後の甲子園でヤクルト・巨人と2連戦。天気はまずまずだがずいぶん気温が低そうな予想だ。試合に出る人も、試合を観る人も十分対策するように。
いよいよ試運転も最終段階で、お試し項目盛りだくさん。金本・桧山がオープン戦初登場、スペンサーは守備に着き、3/12は井川がカーブを投げ、3/13は福原が得意の巨人戦で様子を見る。寒い日続きでピンと来ないが、もう春は目前。

本当にこう言ったの?シーツが素敵な発言を連発
「自分も金本サンや今岡につなげられたら…。そういうバッティングをしていきたい」
「自分のカウントを気にせず、盗塁を仕掛けてほしい」
「チームのための打撃をすることに、何の問題もないだろ?」
いいじゃないですか、その気持ち。
新しい場所に移ったからといって、どんなに遠慮して隠そうとしたって、傑出したリーダーシップ、キャプテンシー、指導力は隠しきれるものではない。巨人に行った小久保もそうであったし、阪神に来たシーツもそうなのかも知れない。こういった特質は本当に貴重なものだ。自己犠牲をいとわずチームへの貢献を第一とし、真摯に野球に取り組む。言うは易し、だがこうした姿勢は一朝一夕に身に付くものではなく、周囲に認められるレベルというのは半端なものではないだろう。
03年、星野監督のエネルギーに吸い寄せられ一つになった集団は、04年、チームは優勝したが自分個人はどうだったか?という疑問の中で分解して行った…。
個人のことを考えるのは、まずチームへの貢献に全力を傾けた後のこと、05年は反省を生かさなければいけない年だ。
シーツがチームの中で果たしていく役割は、そのシュアなバッティングや華麗なフィールディング以上のものがある知れない。

Posted by torao at 07:53 | comments(10)
[退団者]シーツ/アンディー
赤星も通った道を走れ!赤松
的場選手は、濱中選手と同じ「右肩関節唇損傷」と診断された。手術を受ける可能性もある。収穫目前の台風で実が落ちたよう。本当にショックだ。

3/10対日ハム・オープン戦(甲子園)は、思わせぶりなスタメン。1番センター赤星、2番ショート藤本、3番ファースト シーツ、4番ライト町田、5番サード関本、6番DHスペンサー、7番ショート鳥谷、8番キャッチャー浅井、9番ライト桜井。今出ていない人たちをぽこぽこ当てはめれば開幕スタメンオーダーが出来上がりそうだ。
この並び、赤星・藤本の1,2番がどう機能するかがポイントになりそう。分類上は同タイプの二人だけに、そろってイヤらしい感じになれば最強だが、逆にでると困る。
そんなこんなで予想表を更新。
デプス・チャート 3/11版

桜井選手がどでかい一発で一軍枠死守を猛烈アピールした。守備さえ良ければ今年レギュラーを掴めた…と、全阪神ファンに言わせる男(笑)。交流試合のDH有力候補であることは間違いない。

ブラウンとスペンサーが、前評価を覆す活躍。とくにブラウンのピッチングが素晴らしかった。制球が良く、球速も出た。いや、こんな投球するなら間違いなくローテ入りさせにゃならん。こうなると「確定組」の特権剥奪まであるかも知れないぞ。良い時期に良い競争が生まれている。
スペンサーはよくわからん(笑)。ただ経験則から言えることは、「逆にヘンな期待をさせる」ということ(笑)。

期待の特殊兵器・赤松が一軍復帰。代走で起用されたが二盗に失敗した。入団時、盗塁で刺された記憶がないと言っていた男が、さっそくプロの洗礼を受けた。
思い出すのが赤星のルーキー年。同じように盗塁死の記憶がないと言っていた「現・無敵の盗塁王」は、二塁憤死を繰り返した。赤星のあくなき向上心はこの時の悔しい経験が源になっているのかも知れない。赤松の盗塁死のあと、赤星がすかさずアドバイスしたというのも、そんな自分の記憶を呼び覚まされたからだろう。
昨年までのタイガースは、盗塁が多いといってもほとんど赤星一人に頼ったもの。今年は藤本が盗塁に意欲を示しているし、鳥谷、金本も走塁への意識を高めたいと発言している。機動力重視が当たり前のチームになるのが理想だ。
おそらく今季、赤松には終盤の勝負所で、「この1点」の代走として起用される場面がたびたび訪れるだろう。その時に備え、今はどんどん失敗したら良い。
将来のスペシャリスト候補・赤松には、ますます期待したい。

Posted by torao at 08:05 | comments(7)
[退団者]赤松真人
Q.開幕スタメン、ライトは誰と予想する?(「評論家たちの声」投票結果)
スペンサー(16%)
桧山(55%)
的場(23%)
その他(4%)

Total: 118 votes

※的場選手が右肩を故障したとか。詳報はありませんが、ちょっとこのままにしておけなかったので打ち切らせて頂きました。沢山の投票ありがとうございました。
的場選手のケガがたいしたことなく、また定位置獲りに名乗りを上げてくれることを願います。

Posted by torao at 23:42 | comments(0)
[管理人より]投票結果
風雲急。浅井も負けじ、正妻争い
的場、右肩負傷か?の報。…キャンプ・オープン戦と走攻守に光りを放ち、スタメンを奪うかという勢いでここまで来ている。何事もなければ良いのだが…。

オープン戦6連勝と、巨人が調子良いらしい。センターに入れている俊足・強肩の新外国人キャプラーが目玉のようだ。堀内監督の目指すスピード野球が浸透してくると自慢の攻撃力がさらに機能的になるかも知れない。ウチほどではないが、投手陣の若返りも進みつつあるようだ。ただしオープン戦6連勝は、2003年以来ということで、ウチにとっては縁起が良い(笑)。

楽天が本拠地での応援ルールを決定した。ラッパ、笛、かねを禁止し、旗は大きさを制限、応援団は審査有りの登録制で太鼓一つが持ち込めるというもの。さらに対戦チームにも同じルールを適用するという。
さあいったい杜の都の野球はどんな雰囲気になるのだろう。かなり楽しみだ。

3/9対楽天オープン戦(甲子園)は、この日も投手陣が好調で、ロペスのソロHRによる1失点(能見)に抑えた。
能見投手は、ちょうど良い感じに調子悪く、ちょうど良い感じに打たれた。しかし連打を食っても、冷静にボールを低めに集めてイニングを重ねる技術と精神力を見せた。もう残った課題は長いイニングを投げるということだけなので、二軍戦ででも7回くらい投げさせたら良いと思う。
2回を無安打、1与四球、無失点でまとめた江草投手が実に微妙な位置。あと一度は先発テストがあるだろう。ここで持ち味を発揮して好投すれば実に先発ローテ争い・一軍投手争いは混沌としてくる。ここまで投手力の底上げはかなり順調に来ていると言えそうだ。

腰に張りを訴えている野口に代わり、この日は浅井捕手が1試合任された。前日の岡崎に負けじと、攻守にそれを上回る活躍を見せた。守っては4投手、1失点の好リード、盗塁も阻止した。打っては二塁打2本に打点1。明らかに打撃は良くなっている。
なぜだ!と言われ続けた「矢野一辺倒」政策の昨季の反動のように、今季は将来を見据えた正捕手争いが勃発しそうな予感が急激に漂い始めた。

Posted by torao at 07:11 | comments(6)
[野手]浅井
平田案成功 先発・中村泰
ダーウィンが二軍の教育リーグ、ソフトバンク戦に先発し、制球力抜群で、4回を1安打無失点に抑えたとか。これまで制球に苦しんでいたので、想像しがたい記事なのだが、今さらでも調子を上げてくれば面白い存在であることは変わりない。見出しで必ず「進化」をつけられる助っ人、早よう進化せい(笑)。

3/8対ベイスターズ(西京極)は投手戦。染田、斉藤隆、クルーン、ホルツ、岸本のリレーでほぼ完璧に抑えられた。シーツと鳥谷が2本ずつ、的場が1本の計5安打。またしても野手陣のアピールに物足りなさを感じる試合だった。

ルーキー岡崎が先発マスクをかぶり、そのまま「完投」。見事に投手戦を演出した。教育リーグで2試合出場させてもらって、持ち味の落ち着きが出てきたか。特に制球に不安のある中村泰投手に、コーナーを求めず、球速の変化で組み立てたのは高評価だ。当初予定通り、一軍3人目返り咲きの目が浮上。

片岡選手が打席で存在感を出せていないのが気がかり。内容も結果も良くない日々が続く。シーズン中は代打起用が中心になるだろうが、どちらかというと代打適正があるとは言えないタイプ。もうこの時期から役割を言い渡して、一打席に集中するための準備をさせるのも一つの方法かと。

「でも、そんなにぎょうさん投手は入れられへんけど」岡田監督の一言も頷ける。
二番手で登板した橋本投手が2回を無安打無失点、奪三振4の好投。長い手足を大きく動かすフォームは迫力がある。やや打者に対して早めに正対してしまうが、長い腕を意外と器用にしならせてキレの良い球を投げる。チェンジアップの落差も大きく有効。ロングリリーフ、先発もできそう。一軍枠有力候補の位置を完全に確保。

そしてなんといっても我らが中村泰広投手。この日の先発は平田ヘッドコーチの発案だという。「ブルペンエース」「メンタル面が課題」と言われ続ける男を浮上させる妙手になれば面白い。はたしてこの日、期待に応え、余裕のある精神状態から繰り出すスライダー、速球は、中村泰投手本来のものだった。終わってみれば4回無安打無失点、奪三振4,与四球1というナイスピッチングだった。
先発ローテ入りうんぬんは、首脳陣も今のところ考えてはいまい。なんとか自信をつけてもらって、例えワンポイントでも頼れる左腕になってほしいというところだろう。この日の投球が良いきっかけになってほしい。
ここに来てダークホースの急浮上は嬉しいニュースだ。

Posted by torao at 08:07 | comments(5)
[退団者]中村泰広
Q.ばさばさ羽ばたけ!鳥谷の打順は?(「評論家たちの声」投票結果)
1番(27%)
2番(6%)
3番(4%)
6番(8%)
7番(36%)
8番(17%)

Total: 300 votes

※たくさんの投票ありがとうございました。7番というのは、期待をぐっとこらえて「楽なところで飛躍しろ」という親心ですね。楽しみ楽しみ!

Posted by torao at 22:00 | comments(0)
[管理人より]投票結果
三東も戦列復帰近し
新ヒッティングマーチが発表された。一所懸命覚えること。私?まぁそのうち自然と覚えるでしょう(笑)。
しかえし返す返すも、ヒッティングマーチってのも大変なものになってしまった。それこそ昔は(今でも他球団ではよくあるが)「替え歌」レベルのものや、オリジナルといったって掛布やバースのものなど、数小節程度のものだったから、著作権なんて思いもしなかった。中虎連合会が「私達もタイガースを愛する気持ちはみなさんと一緒です。著作権を放棄しますのでこれまでどおり使って下さい」とすれば良かったのかな?それは無理なんだろうなぁ。

藤本選手の「猛虎のお約束」は20盗塁!本当か?走るのか?走れよな!(笑)

3/8から地元で5試合。先発投手は、中村泰、能見、ブラウン、井川、福原の順で務めるそうだ。特に中村泰のテストはなるほどその手を忘れていたと思わせるアイデア。ブルペンエースを生かすためにみんな必死だ。ブラウンはここで不甲斐ない投球をすれば、開幕ローテ枠が遠ざかるかも知れない。

サンスポによれば、桟原投手藤原選手が一軍に合流したとのこと。二軍降格は、喜田と塩谷…塩谷?誰や(笑)。桟原は腰の違和感が完治。実績があるだけに中継ぎ投手の取捨も難しくなってきた。

予想表を更新。
デプス・チャート 3/8版
ここまで、能見・太陽両投手が、ローテ入りを確実にするような投球を見せたのが大きい。しかし開幕すれば、期待通りに行かないことも必ず出てくる。今現在、枠に入れていない投手は、その時に調子を上げてさえいればチャンスはやって来る。
公式ページ、オフシーズントラ番News3/7版に三東投手の様子が書かれていた。左肩痛に悩まされていたが、回復は順調で、変化球を含めて8〜9割の力で投球練習を重ねているという。開幕にも間に合いそうだが、焦らずに来て欲しい。
先発のできる投手が数多く控える層の厚さを感じる。去年に比べ、かなり戦力はアップしているように思うが、いかが?

Posted by torao at 07:48 | comments(4)
[退団者]三東洋
最終兵器 久保田
今岡選手のケガがことのほか軽傷だったようで良かった。むしろ左臀部の張りを訴えている桧山選手の方が時間がかかっている。矢野捕手を含め、主戦級がオープン戦の最後の方まで揃わないのはやや不安材料。でもそれによってもたらされる結果がどうなるかは別問題。不安があった方が良かったりすることも多い。

3/6対西武オープン戦(倉敷)、2番手福原投手が試合を壊した。2回を投げて6失点、たまらず「泣きの1回」を急遽追加し、なんとかゼロに抑えた。変化球ではまったくカウントが取れず速球は高いという内容では、アピールの機会に飢えた西武打線の餌食となった。ここまで何の不安も見せていなかった福原だけに、この時期に冷や水を掛けられたのはかえって良かっただろう。

鳥谷選手がプロ入り初の左越HR。去年はやりたくてもできなかたったことがまた一つできるようになっている。一気に上向きに持って行きたい。調子の波を小さくできるかもプロとしての大切な技術だ。ここががんばりどころだ。

先発の太陽投手も今までで一番悪かった。立ち上がり、いきなり無死満塁としてしまったが、犠牲飛球の1失点に抑えたのは立派。なにより今までで最長の4イニングスを投げ、まだまだ行けそうな雰囲気を漂わせていた。先発ローテーション入りをほぼ決めつつある。

リリーフ陣からは藤川投手、久保田投手が1回ずつ。同い年のこの二人が、今季の勝ち試合をリレーするのだろう。ともに上ずる球があるものの速球の威力は素晴らしい。藤川149km/h、久保田153km/h、やるねぇ。
本当のことを言えば、久保田の抑え起用には不安要素がいっぱい。肩・ヒジを痛めた投手に連日のブルペン調整は厳しいのではとか、微妙なコントロールがないので怖いとか…。最大の心配は、走者を出して素早いフォームで投げようとすると球威が落ちるということ。この日も四球で出した走者を置いて、センター越え二塁打を喫してしまった。
それでもクローザー久保田にはワクワクするような期待の方が大きい。なんといっても球速。勝ち試合の最終回、こっちもシビレているが、相手だってシビレている。一番イヤなのがとてつもなく速い球だ。そして精神面。いや本当はよくわからない。久保田って根性が座っているのか、気が弱いのか、どっちなんだろう。ただ新人時代から物怖じしない投げっぷりは度胸の良さを示しているのだと思う。ランナーを出しても、塁を詰められても、ホームに帰さなけりゃいいんだろうと開き直った投球ができる男なのではないか。そんな部分にもっとも期待する。

Posted by torao at 08:20 | comments(2)
[投手]久保田
能見の23球
今岡リタイア。「右ひざ膝蓋靭帯炎」で復帰まで1〜2週間。例え開幕までに治まっても、爆弾を抱えながらだましだましのプレーになってしまうのか。幸い一線級の控えがきっちりいるので休ませながらの出場は可能だ。が…、痛いことは痛い。

3/5対オリックス(スカイマーク)は小雪混じりの寒い中行われたらしい。関西テレビ制作の時は、関東では見せてもらえないのだ!今後もこのままならホリエモン応援するぞ、いいのか?(笑)。
というわけで、残っている数字と報道から感想を短く。

安藤投手は少し良くなったんじゃない?先発投手らしい軽やかさが出てくれば良いかと。そもそも先発の安藤に過度な期待はしちゃいけない。丈夫に1年間ローテを守ってくれて、ほんの少しの貯金でも作ってくれたら言うことはない。

葛城選手、3度連続の得点機に、3度連続の凡退、一塁守備ではエラー。ここまでの実戦で目覚ましい活躍もなく、普通ならかなり厳しい立場。対右投手の代打としても、的場、町田との勝負付けは済んでいると思うが。

ブラウン投手を見たかった。ノラリクラリでもテンポ良く打たせる投球ができるのかどうか。評価が落ちているという報道だが…。でもここで逆転サヨナラHRを打たれて闘志に火が点いたかも知れない。そうだといいね。

能見投手。おお、早くも「能見の23球」!(笑)。見てないから余計に胸躍る23球だ。これまでほとんど投げていなかった、シンカーとの中間だというチェンジアップを試投。使えるどころか、勝負球にもなるレベルだとか。ついに我がタイガースにもMAX130km/h台の「不思議系」エース誕生の予感。この投手、見ていて楽しい投手になると思う。次からは先発して長い回に慣れさせていくことになる。

それにしても9回に逆転サヨナラ負けというのは、いかにこの時期でも気分が悪いなぁ(苦笑)。

Posted by torao at 09:03 | comments(6)
[投手]能見
野球の音、観客の声
二軍のオープン戦、教育リーグも始まるらしい。一軍帯同組から沖原、秀太、庄田、岡崎が実戦の場に送り出されるという。また、ともに腰回りに不安があった桟原、赤松も由宇での広島戦遠征に加わるという。いやいや、今年の一軍枠争いはハイレベルで熾烈だ。予想表を更新。
デプス・チャート3/5版

巨人・堀内監督が「応援を何とかしなきゃいけない。鳴り物をなくして、本当のボールの音とか、本質的な醍醐味を感じてほしいね」と発言したという。この際、他にもやらなきゃいけないことはたくさんあるだろうという議論は放っておいて、この発言には拍手をおくりたい。この人、若い頃から生意気と言われ、誤解を招きやすいキャラクターだが、自分の思っていることを率直に発言する態度は素晴らしいと常々思っている。将来の「頑固ジジイ」候補だ(笑)。

鳴り物応援の歴史について詳しいわけではないが、もともと、高校野球にならって、盛り上がりに欠けるスタンドをなんとか景気づけようとして発生したものではなかったか。都市対抗野球の応援席で、マイクを持った応援団が「動員された」会社関係者をあおるのと意味は同じだったと思う。起源はどうあれ、その後「鳴り物」「応援歌」は日本プロ野球の応援スタイルとして定着していく。プロ野球約70年の歴史の内、20年ほどをかけて出来上がった形だ。
はじめのうち、プロ野球ファンは口々に、この「邪道な」応援に反発していた。だが、次第にその声は大音量にかき消され、スタンドから追い出されていった。楽しそうだからいいんじゃないのと。でも私はどうしても、何十年たっても受け入れられない。

大げさだが、野球を観に行くということは、私にとってはとても神聖なことだ。野球選手に憧れていた子供の頃、父親に連れられて初めて球場に行った時のことは忘れない。試合前の打撃練習で、ポンポンとスタンドに放り込むスター選手。攻守交代の時に、軽やかにボールをまわす野手たち、ものすごく速い球を投げて、それを打ち返すバッター。そして速球がミットに収まるときのパンという音、バットが球をとらえた時の高い音、観客による大歓声…。ああ、野球選手ってなんて凄いんだろう…。今でも野球を観に行けば、あの時の気持ちが蘇ってくる。野球選手は凄いんだ。

だから私はいつでも野球を観ていたいし、選手を観ていたい。本当は野球を聞きたい。選手たちが造り出すすべての音を聞いていたい。少なくとも応援団の指示や、サインなど見たくもないし、笛の音もラッパの音も太鼓の音も聞きたくない。

現在の甲子園の応援はある意味で素晴らしい。そのスタイルもそれなりに伝統と呼べるだけの時間も経てきた。現在足繁く球場に通うファンの大半が、それを楽しみに来ているという事実を軽んじるつもりはない。それらはすべて認める。黄色ジャージのみなさんも、球場に来た多くの人が楽しんで帰れるようにと最善を尽くしているということなのだろう。その努力そのものに対しては頭が下がる。
だがその上で、あえて言わせてもらいたい。大観衆による統制の取れた一糸乱れぬ応援など、行き着くところは北朝鮮のマスゲームではないか。鳴り物や応援歌でより多くのファンを楽しませようなどという考え方そのものが、野球や野球選手を無視した、思い上がった態度ではないか。鳴り物や応援歌を使わなくても、ファンがみんなで楽しめるような応援方法は他にもあるだろう。応援団の人も、現状是認だけでなく、向上心をもって欲しい。もっと野球への愛情があるようなものを模索して欲しい。

選手たちの高度なプレーをよく見て、ダメなプレーに罵声を浴びせ、素晴らしいプレーに心からの拍手と歓声を捧げる。自分には到底できないことを見せてくれる選手たちに、尊敬と感謝の気持ちを表現する。それ以上の応援などあり得ない。良いプレーを喜び、悪いプレーを嘆く。ただこれだけの演者と観客の交流が、エンターテインメントを育てていく。のべつまくなしに鳴り続ける大音量からだけでは、選手へのフィードバックにならないだろう。
「一番エライのはファン」という風潮は正直コワい。

Posted by torao at 08:25 | comments(10)
[阪神]ファン
関本がいるから
鳴門でおこなわれた西武とのオープン戦は、会心の勝利。相手が送り出した4人の投手すべてから得点を奪ったのが素晴らしい。もっとも全員四球が多く(計10四球)アップアップだったので、この13得点は「参考記録」扱いが妥当だ。
投げる方では、橋本投手が一人目の打者・後藤武に一発を浴びたが、落ち着いて後続を3人で打ち取った。パニックになっても不思議ではない場面だっただけに好感度&獲得経験値は高い。橋本のライバルと目されるダーウィンはこの日もピリッとせず。「外国人枠問題」を発生させるだけの力はなかったか。
吉野・佐久本・中村泰の左腕トリオは、そろって1回ずつをゼロ。ただし佐久本は結果オーライ、中村泰は今回も二死を取った後に連打を食いギリギリでしのぐ。
吉野は安定感がある。なんとかこのまま来てくれれば、本当にものすごくデカい。この人がいなかったから去年は4位だったのだと、すべてを吉野のせいにしたくなる程、良い(笑)。
先発の江草は3回を無失点で「残った」。毎回の3四球は褒められないが、球を散らしてのものなので、それほど悪い印象は残らなかった。投げるリズムも良く、先発投手らしい投球ができた。

打撃陣は「参考記録」なので、まとめて「たいへんよくできました」(笑)。
ただし特筆すべきは関本。初回、先制3ランHRは素晴らしい打撃だった。内角高めに素早く反応し、ヒジをたたんで小さく振り抜くと、打球は左中間に驚くほど伸びていった。コースに逆らわず弾き返す技術と、ツボに来た球を放り込む魅力を持つ打者。本当にベンチに置くのはもったいない。しかし関本の存在があるからこそ、「レギュラークラス」の危機意識が高まるということは多いにあるだろう。ケガはもちろん、ちょっとした打撃不振でも、すぐさま関本に取って代わられるという恐怖感は、チームにとってかなり良い方向に働いている。そして関本に続く存在も各ポジションに育ってくれば、その時は最強チームの称号を手にしているだろう。

Posted by torao at 07:34 | comments(7)
[野手]関本
ヒッティングマーチ狂奏曲
堤氏が逮捕される?自分の「お家」だけ繁栄すれば良いという考え方では、2代すら持たないということだ。「家訓の巻物」を残したという先代の器の小ささが招いたことだ。もっと社会性豊かな家訓であれば、こんな衰退は見なかっただろう。サヨナラ「元・世界一の資産家」。

それぞれの想いを胸に、キャンプ打ち上げ。チームの中軸を中堅が固め、要所を大ベテランが支え、期待の若手が推進力を与える。理想に近いチーム構成になってきたと言える。
今日から始まる本格的なオープン戦期間で、最後の大競争が始まる。開幕までに、先発ローテ、捕手、ライト、ベンチ入りメンバーがどう決まっていくのか興味深い。
レギュラーを固めている選手たちは、くれぐれも計画的な調整を頼む!

サンスポ名物「猛虎のお約束」に井川が登場。意表をつく「日本一」を掲げた。こりゃ、「メジャー行き裏約束」も「日本一+α」だな?と勘ぐる(笑)。それでやる気になるのなら、それでも良いと思う。

ヒッティングマーチについての詐欺事件
が大きな話題になっていた。
応援団の組織についてはよく知らない。ただ、笛と太鼓の大昔からいる「黄色ジャージのおっちゃん」と、最近(といっても十数年か?)のしている「黒ハッピのあんちゃん」がいるのは知っている。そして黒ハッピには良い印象がない。私は「大旗」が大嫌い。あんなもので鼓舞される選手なんていやしないし(むしろ視界に入ったら邪魔でしょ?)、近くに座った観客にとっては最悪以外の何者でもない。でっかい旗を振っているのはだいたい黒ハッピの人だ。
恐喝事件などを受けて、今季からいわゆる黒ハッピ「中虎連合会」が球場から排除されるのだそうだ。けっこう。やっかいなのが、大半の選手個人応援歌が、「中虎連合会」の作によるものだという事実。そのため急遽ほとんどの選手の応援歌が一新されるのだそうだ。罪を憎んで「曲」を憎まずというわけにはいかないのかねぇ…。
といっても本当のことを言えば、私は統一的な応援、応援歌については、かなり冷淡。いろいろ理由はあるけれど、一番は観客の注意をプレー以外に集中させてしまうことかな。でも、「ウ〜〜〜三振!」てやつ、あれは好きだなぁ。全員が一球に集中するようなものなら良いと思う。のべつ応援歌を歌い続けるのはどうも…。
ところで応援歌の著作権とか言ったら、かつての「まゆみぃまゆみぃホームラン」は、相当まずくない?相手が相手だし(笑)。

Posted by torao at 07:54 | comments(6)
[阪神]ファン
進まぬ…ドラフト改革・杉山・スペンサー
NPB実行委員会(12球団の社長・代表級会議)が開かれた。永久失格処分の救済措置がようやく、ダルビッシュ投手の件を受けた未成年者の喫煙に対する取り組みは迅速に、それぞれ議決された。しかし相変わらずドラフト等の改革については、骨子すら定まらない。そろそろ「決め方」を決めないと間に合わないぞ。選手会との構造改革協議会は3/14に開かれる。

杉山投手が二軍落ち。球が見やすいという欠点を修正するためにフォームを直すという。これまでキャンプで固めたフォームにダメ出しされても…杉山が気の毒だ。遅すぎるということはないが、投手コーチは責任を感じろ。

キャンプも大詰め。3/1の練習ではゲーム形式のシートノックにたっぷり時間が費やされ、守備の連携を再確認した。だがスペンサーが左太もも裏の張りで練習を切り上げ。どうやらまだ遅れるらしい。結局スペンサーの外野守備練習は一度しか見ていないのだが、「まあ、やれる」程度で、どちらかと言えば不安のあるものだった。調整の中でもっと良くなるものと思っていたが、いっこうに守備位置に着かないのでは不安が増すばかりだ。
走者一塁からのライト前ヒット、動きが悪い、肩が弱いとなれば、走者は三塁まで進む。各球団とも数年前に比べ、明らかに機動力がアップしている現状を考えれば、ライトに凡庸な守備力の選手を置くのはかなり危険だ。
前評判通りの守備力がないのであれば、桧山・的場とは勝負にならないかも知れない。もちろん守備力を補って余りある打力があれば話は別であるが…。

Posted by torao at 08:01 | comments(7)
[退団者]スペンサー/シェーン
Q. Do you know me? 能見投手は何勝する?(「評論家たちの声」投票結果)
2勝以下(2%)
3勝〜5勝(26%)
6勝〜8勝(30%)
9勝〜11勝(23%)
12勝以上(16%)

Total: 253 votes

※適当に平均すると、7.77勝というところでしょうか。うん、堅い!(笑)

Posted by torao at 22:33 | comments(2)
[管理人より]投票結果
野手にも欲しい 下克上
ちゃーんと、新聞のネタがない日に合わせて、復刻ユニフォーム発表。年代的にどんぴしゃストライクの私は大絶賛。現役選手が、あの頃の戦闘服を身にまとって走りまくるなんて、楽しみじゃないの。写真を見た感想は、「あの頃、阪神弱かったなぁ」(笑)。

デプス・チャート3/1版
に更新。投手以外の代替順位も加えてみた。おそらくこんな感じではないだろうか。関本の存在が効いているという印象だ。
こうして見ると、投手陣に比べ、野手の若手が今ひとつ力強く伸びてきていないのが物足りない。例えば今チャンスをもらっている喜田と桜井。和田コーチによれば、二人はなにをするにも一緒らしいのだが、「バッティングだけ」という位置づけがいかにも苦しい。現代のプロ野球、守備が水準以下でポジションを取れるほど甘くない。
タイガースのベテラン・中堅はかなり充実している。金本効果で、ベテランの「寿命」も伸びていきそうだ。こういう時だからこそ、守備、脚力、バント、強肩。これらを突破口にして上がってくる若手が欲しい。いや、それ以前にケガで素材を生かせなくなる選手が多すぎる。指導、育成に問題点がないか洗って欲しい。

Posted by torao at 07:32 | comments(8)
[阪神]メンバー構成
評論家たちの声
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