2007.11.13 Tuesday
稲尾和久さん亡くなっちゃった(ニッカン)。
自称阪神タイガース評論家(跡地)かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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2007.11.13 Tuesday
稲尾和久さん亡くなっちゃった(ニッカン)。
2007.07.20 Friday
フレッシュオールスターはずいぶん地味ぃな試合だったみたいで、イ2安打とウ4安打だって。
2007.04.11 Wednesday
負けてなお強し。ドラゴンズに対する正直な感想だ。
2006.06.09 Friday
6回表を迎えて2−1でタイガースがリード。濱中、鳥谷、矢野の綺麗なヒットで二死満塁。
2006.05.17 Wednesday
試合前の練習にカープの選手たちがお揃いの赤いTシャツで現れた。
2006.04.16 Sunday
直球投げる時にシャーって言っちゃってたファイターズ新人の八木投手、延長10回までノーヒットピッチ。
2006.01.04 Wednesday
NHK−BSでやっていた、日本人メジャーリーガーの群像「井口資仁・勝利を呼ぶ2番打者」という番組を見るともなく見た。
2005.08.26 Friday
祝金本1000得点。祝下柳1000奪三振。先日の井川の1000投球回もあって、この3連戦は「1000ラッシュ」。カープさん、花束をたくさんありがとう(笑)。お礼にホームランをたくさんあげましょう…あかんがな(泣)。ちなみに関空は「1001ラッシュ」だって。
風邪による胃腸炎と伝えられていた江草が登板。そう言われればなんとなくゲッソリした表情だが、いつもどおりの投球だった。 そりゃ、先発の下柳だって、4本もHR打たれちゃいけない。流れが来た直後に、打たれた桟原も悪い。だが、前田をはじめ、カープの攻撃陣の凄かったこと。今にして思えば、初戦井川が97球で完投したが、結局この2,3戦の結果とは裏表の関係だったのだろう。吉と出れば勇猛無敵の「超攻撃的打線」、凶と出れば拙攻続きの「超淡泊打線」。ただし、それをわかった上で、「勝負球から入る」という気持ちがタイガースバッテリーにどれだけあったか。配球の組み立て面では工夫の余地が大いにあったように思う。 今岡今季3本目の満塁HR。球団ではブリーデンや田淵までさかのぼる記録だという。ただ、右手首の状態は依然悪いようで、試合前の練習では、打撃も、送球もほとんど力を入れていないらしい。今後も痛みと折り合いをつけながらの試合出場となる。 赤星がヒットと盗塁、片岡が四球、金本が一塁強襲ヒットとつないだ6回表一死満塁。疲れが見え始めた先発ロマノの110球目。低めやや真ん中に入ったスライダーを完璧にとらえた。今岡の完璧は、本当の完璧。1本のバットの中に、ここに当たればボールが一番飛ぶという「芯」があるとして、その芯の中の中心を、1mmの狂いもなく射抜くようだ。小さな力、小さなスイングでも打球は遠くに飛んでいく。久々に見た今岡の美しいアーチだった。 ここ2試合打撃不調のシーツに代えて3番一塁で片岡を先発させた。まあちょっと休んで頭を冷やせ、代打の連続安打記録が切れた片岡にも良い機会になる…悪くない起用だと思った。だが、追撃ムードの7回表二死3塁、相手投手は佐竹、「格」と言っては何だが、左をさほど苦にしない片岡なら、なんとかなりそうな気がしていた。しかしここで代打シーツ、山本監督待ってましたとスライダーの良い右の森にスイッチ、注文通りの投球で三振に切る。四球を奪うのも上手い片岡で、金本・今岡にチャンスをつなげれば…結果として片岡、シーツをともに殺してしまう、惜しまれる采配だった。もっとも、ロマノ→田中→佐竹→森→広池→佐々岡→ベイルと必死に繋いだ、山本監督の意地に屈したという言い方もできる。 カープの意地、それはそうだ。市民球場で金本、シーツにやられっぱなしでいられるものか。どちらかというと闘志を押し殺す山本監督も、彼らにやられることほど面白くないことはなかったと思う。その意地から出た「シーツ殺し」だったのだろう。この3連戦では、1戦目からインハイの直球と、外へ大きく逃げるスライダーのコンビネーションで、シーツをまんまと「意識過剰状態」に追い込んだ。 タイガースにとって、ここまで3番シーツの果たしてきた役割はことのほか大きい。1,2番の出塁能力、進塁させる能力が低下している時はそれを補う働きをし、4,5番のポイントゲット能力が低下している時はそれを補ってきた。中途半端と言えばそのとおり、だが、試合の流れを意識できる、野球センスのあるプレーヤーだ。 当然、今後は他のチームも同じ攻めを徹底してくるわけで、しっかりと対策する必要がある。対処法は簡単だ。内、外、どちらもボール球のケースが多いのだから、打たなければ良いだけの話。シーツはど真ん中だけを打つ。際どいコースの見逃し三振はOKという気持ちで打席に向かえば相手の攻めを逆手に取れる。 チームがぐらっと揺れる時、「あわてるな、落ち着いて行動しろ」とリードできるのがベテランの力。JQKの三本の矢だけでなく、タイガースには下柳・金本・矢野という投・攻・守の「三大老」がチームの柱として機能してきた。下柳が苦しい時、井川がチームを支えなければいけない。先発陣が苦しい時、攻・守で盛り立てなければいけない。 残り29試合。頂上への長い長い道のりは、ついに八分目を越えた。1試合に例えれば7回あたり、球児を投入しもう1点もやらない、絶対にまけないと打線が集中する…そんな場面を迎えつつある。実際チェンジするにはまだ早いが、トーナメントモードへのシフトチェンジを想定した戦いが求められる。 さあ、久々の甲子園、迎えるはジャイアンツ、投げるは最年長10勝を狙う工藤。切り替えるにはちょうど良いかも知れない。ダーウィンかな?頼むよ!それとカープ、頼むよ(笑)。 2005.08.18 Thursday
登録状況のおさらい。8/14野口抹消(腰痛)、太陽登録(先発?)。8/15能見抹消。8/16狩野登録。
先発福原、この日は初回から振りかぶっての投球。このところずっとノーワインドアップ投法にしていたのは、投球間隔を短くしてリズム良く投球することで守備&攻撃にリズムを作りたいという思い、コントロールを重視し、失投をなくしたいという理由からだろう。だが、そんな願いも虚しく敗戦が重なってしまう。前回登板から見せたこのワインドアップは、「うぎゃああ」という叫びにも似た、開き直りの一策なのだろう。狙い通り、直球の力が増した。反面、心配したとおり制球が悪く、先制点以後、味方の援護もイマイチ(笑)。ただ全体ではプラスマイナス、ちょっと良い方に向いたと思う。この日は、従来の「まとまり」ではなく「荒々しさ」で抑えることができた。ただしベイスターズ打線の淡泊さに助けられた感も否めない。直球で決めようとした時、力みからか体の開きが早くなり、シュート気味に高く抜ける球が多かった。この一点だけでも修正できれば、完投&完封できると思う。もっと開き直っていい。 ちょっと遅すぎだが、浅井先発マスク。福原が意図したコースに投げられない中、良く粘り強さを引き出した。 福原をリードする時、面白いのはカーブを要求するタイミングだろう。投げても絶対に手を出してこないという間を、いかに見逃さないか。それが捕手の腕の見せ所。狙われれば長打にもなる「諸刃の剣」、打者心理を読む観察眼が試される。浅井は2,3回でその間を見逃さずカーブを投げさせ、各打者の脳裏に、印象と残像を残すことに成功した。イイじゃない。浅井もカーブもどんどん使わなきゃ。 さあ、今度は赤星のフルスロットルが近そうだ。8回ウラ無死から貴重な追加点を呼ぶ右中間突破三塁打。いよいよ次は、リーグ開幕直後何度も見た、一二塁間を破るゴロヒット、一塁線を破る三塁打も出始めるだろう。超ワイドな打撃が帰ってくれば、首位打者争いトップを行く青木をかわせる! その赤星を返したのが鳥谷。内角にやや詰まりながら、前進守備のショートの頭の上をライナーで越えるタイムリーヒット。その球をライト線に引っ張れるようになったら褒めたげる(笑)。 無安打にして千金の価値。金本は、初回、内角球に詰まりながらも狙い通り犠牲フライで2点目。6回は無死二塁から、絶対にボテボテ気味の二塁ゴロにしかならないような打ち方で二ゴロ。得点にはならなかったが、やるべきことをやるという姿勢を率先して見せた。 やるたびに延長戦のイメージがある、対ベイ戦。前日の両チームとも点が入らない展開を受けて、初回の守りから相手を同じムードに引きずり込み、初回の攻めで、ワンチャンスを2点にした。その差は実に微妙なものでしかなかったが結果的に山のように大きい2点となった。 1回表先頭石井のポテン・コースを関本が好捕。続く小池のライト線への大フライをスペンサーがフェンス寸前まで追って好捕。無死二三塁あるいはそれより悪い状況になっていてもおかしくない二つの打球を、ギリギリのところでアウトにした。 一方、赤星のヒット、鳥谷のバント安打(おそらくサインによる犠打ではない。良く守備位置を見ていた)の無死一二塁からシーツが放ったゴロは、ショート名手石井の右へ。飛び付いたグラブのわずか下を抜け、先制タイムリーヒットになる。石井&種田の守備力をもってすれば、ダブルプレーになってもおかしくない打球だったが、それ故に打球への集中力を欠いたか。ただ、本来イージーな併殺打になりそうな、難しいチェンジアップに対して、完全に泳ぎながらも、センター返しの意識でミートしたシーツの粘りのあるスイングが、石井の一歩を遅らせたとも言える。 対戦成績やゲーム差ほど、両チームの力に差はない。ただこの日、厳然と存在したのは、1点を生み、1点を防ぐ、ほんのわずかな集中力の差だ。 2005.05.30 Monday
野球がある月曜日。昼は、神宮の杜で早慶全勝点対決最終戦。夜は杜の都で鷲虎最終戦。
全146試合中50試合が終わり、貯金6、2位ヤクルトと1.0ゲーム差で首位。上々のシーズン序盤だった。いよいよ胸突き八丁の中盤戦、戦力層の厚さを見せつけてやる時期だ。 8回表を終わって9−2と7点リード。ハードなスケジュールを強いられる中、「労働を分散させる」布陣を敷くのに絶好の展開だった。しかし交代で出てきたメンバーが思うように働かず、バタバタの終盤となってしまった。 退路を断って、少ないリードを守ろうとするいわゆる「守備固め」は、ある意味で物凄くアグレッシブな戦術、リスキーなようで成功率は意外と高い。しかし、大量リードのゆとりを利用して主力を休めるという策は、チームとして絶対必要であるにもかかわらず、しばしば「失敗」を目にする。 この日も、攻めの姿勢が見られなかった能見投手、野口捕手のバッテリー、本来の球際の強さを発揮できず二つの「隠れエラー」を犯した秀太選手が、鎮火気味だった楽天を再燃させてしまった。自分を「埋め草」だと感じながらプレーをしていたら、その心のスキは必ず敵につけ込まれる…それが勝負というもの。出るからには、たとえ慣れない役回りでも、その道のスペシャリストとしての強い気持ちでいなければならない。そしてその気持ちを作り上げるのがベンチワークに他ならない。「第二列」に気持ちの弱さが出ないよう工夫と配慮を求めたい。 そういうワケで、終盤に楽天の勢いを見せつけられたのだが、この日は相手エース岩隈投手の立ち上がりを攻略したことで、楽勝の試合。反省はきっちりするとして、打撃陣の好調は素直に喜んで、こっちも勢いに乗っていきたい。金本が絶好調、球の見極めが完璧だ。続く今岡への信頼感で繋ぐ意識が功を奏している。今岡がチャンスを逃さないのは相変わらず、ここへ来てシーツも上昇中だ。外へ逃げるボール球に手を出さなくなれば、なかなか簡単な打者ではない。そして打撃の状態が上がってくれば、シーツの良い影響力は他にも出てくる。 この日は、3点先制した後の1回ウラ、簡単に二死を取った後のブラウンが、相手に気圧されているかのような2連続四球を与え、さらに続く鷹野のカウントが0−3。ここでシーツがマウンドに駆け寄り、ブラウンに声を掛けた。絶妙の「間」と「勇気」を与えたようで、ブラウンは鷹野をショートゴロに打ち取り、序盤を静かに立ち上がることが出来た。開幕当初のように、シーツのリーダーシップが戻ってくれば、チームの状態はさらに上がってくるだろう。 2005.04.21 Thursday
中村泰と桟原は「懲罰」降格、代わりは杉山とダーウィン。またしても「二軍で絶好調」の二人が現れたが、すでに一人、杉山が大炎上(泣)、延焼がなかったのが救いか。速い球を見せ球に、ブレーキのあるスライダーでストライクというシンプルな組み立てすらかなわぬコントロールの悪さは苦しい。杉山を横浜戦で先発させるという報が大勢だったが、この日の投球でそれはない。予定しているのは江草かダーウィンか…。江草が爽快な投球をしてくれるといいな。
福原が立ち上がりに奪われた3点が痛かった。その後、悪いなりに踏ん張りが効いていただけに悔やまれる。去年、なぜか巨人戦でだけは出なかった、制球の不安定さを見逃してもらえなかった。去年は見下して投げることができた相手だが、自信が揺らいでいるのか。 対照的に相手エース上原は立ち上がりから快調。阪神サイドからすれば、やられている相手に対して、チームとしての攻略法をもう少し徹底して良かったと思う。最近の上原はスタミナに難があり、巨人全体としてはリリーフに難がある。待球作戦や、セイフティバントの構えを頻発するなど、「嫌がらせ」が欲しかった。 ただしリードされた試合展開の中でも、終盤のワンチャンスで一気に勝負という空気を保ち続けていた点は評価して良い。7回ウラにはまずい守備もあったが、良く気持ちを切らさず辛抱していた(橋本は魔球チェンジアップの変化が小さくなっているので、ちょっと休ませた方が良さそう)。 さあ、いよいよ8回表チャンスがやってくる。鳥谷の(今日もまた)どん詰まりのヒットから、代打スペンサー、赤星と連打、一気に逆転もという雰囲気だ。 しかしここで不運というにはあまりにも悔しいジャッジ。一死満塁、代打・町田の初球、ほんの小さなチェック動作をスイングと取られ、二死後シーツへの外角低めへの直球は、完全に外れていたが、「雰囲気」で三振のコール。シーツは激高、監督・コーチもすっ飛んで抗議したが、どうなるものでもない。良い場面に水を差す、実につまらない判定だった。ただし、二者とも見逃し三振の前に、仕留めるべき球があった。じっと待っていたチャンスだけに、甘い球は一発で仕留める集中力が欲しかった。 シーツ先生もマジメだからか、不調が長いなぁ。スペンサーのテキトーな感じを見習って欲しい(笑)。 試合後の談話。 赤星「3連戦なので、明日勝てばいいんで。あまり深く考えても仕方ない」 金本「オレ自身は上原にやられた印象はないよ。打ち損じや。1勝1敗やし、明日や明日」 まだまだ序盤なので、良い形をキープさえしていれば、目先の1勝にとらわれなくても良い時期だが、選手たちはそう考えていない。巨人、中日と2カード続けて負け越し、さらに再び去年までのお得意さんに負け越しとなれば、チームに影がさすことがわかっている。 4/21先発は井川、巨人先発予定は内海か。シーズン始まったばかりと言えども、「勝ちたい」という気持ちは最高潮、今季前半のキーになる一戦かも知れない。 2005.03.12 Saturday
恒例、広田神社で必勝祈願。手塚新オーナー「個人的な名前を挙げないようにといわれてますが、太陽と吉野がいいですね」。この人、けっこうな虎好きだな(笑)。なかなか良い人選だ。中村泰も入れてくれたら満点だった(笑)。
高校球児に明け渡す前に、最後の甲子園でヤクルト・巨人と2連戦。天気はまずまずだがずいぶん気温が低そうな予想だ。試合に出る人も、試合を観る人も十分対策するように。 いよいよ試運転も最終段階で、お試し項目盛りだくさん。金本・桧山がオープン戦初登場、スペンサーは守備に着き、3/12は井川がカーブを投げ、3/13は福原が得意の巨人戦で様子を見る。寒い日続きでピンと来ないが、もう春は目前。 本当にこう言ったの?シーツが素敵な発言を連発。 「自分も金本サンや今岡につなげられたら…。そういうバッティングをしていきたい」 「自分のカウントを気にせず、盗塁を仕掛けてほしい」 「チームのための打撃をすることに、何の問題もないだろ?」 いいじゃないですか、その気持ち。 新しい場所に移ったからといって、どんなに遠慮して隠そうとしたって、傑出したリーダーシップ、キャプテンシー、指導力は隠しきれるものではない。巨人に行った小久保もそうであったし、阪神に来たシーツもそうなのかも知れない。こういった特質は本当に貴重なものだ。自己犠牲をいとわずチームへの貢献を第一とし、真摯に野球に取り組む。言うは易し、だがこうした姿勢は一朝一夕に身に付くものではなく、周囲に認められるレベルというのは半端なものではないだろう。 03年、星野監督のエネルギーに吸い寄せられ一つになった集団は、04年、チームは優勝したが自分個人はどうだったか?という疑問の中で分解して行った…。 個人のことを考えるのは、まずチームへの貢献に全力を傾けた後のこと、05年は反省を生かさなければいけない年だ。 シーツがチームの中で果たしていく役割は、そのシュアなバッティングや華麗なフィールディング以上のものがある知れない。 2004.12.09 Thursday
http://www.daily.co.jp/newsflash/2004/12/08/153479.shtml
秀太がスッキリした顔で更改。金本とも電話で直接アドバイスをもらって、気持ちは切り替わったようだ。いつでもベストを尽くしていれば良いことあるさ、きっと。 その金本は鹿児島・最福寺にて恒例の護摩行。三日間苛烈な炎に耐える。金本の強靱な肉体を支配する、不動の精神が形成される場所だ。温度計が溶けちゃう?恐ろしい…。骨折していてもヒットが打てる、HRが打てるワケだ。 シーツが正式に契約。2年400万ドル(ただし2年目は球団に選択権がある)は、2年間広島で残した実績からすれば妥当なところか。ただし広島のショートで見せた華麗なフィールディング無しでのお値段とすればどう? 広島では若手野手に熱心にメジャーの守備技術を伝え、ファンからも「シーツ先生」と呼ばれる(笑)。カタブツのイメージだが、こんな茶目っ気(?)も(一番下の【名言迷言】参照)。 さてアリアスに替えて、ウッズではなくシーツ。これで良かったのか?私は良かったと思っている。穴の少ない打者が好きだから。 アリアスは人気者だった。どでかい一発は魅力的だったし、悩みこんだり、ふさいだり、とびきりの笑顔を見せたり、ジュニアと戯れたり…。なかなかいいキャラだった。しかしいかんせん簡単な「アリアス攻略法」(インロー、インハイをファールさせてカウントを稼ぎ、アウトローに逃げる球で空振りさせる)を克服できなかったのが辛かった。シーズン途中までは一皮むけたと思わせたのだが。 守備については、アリアス、シーツどちらも上手い。一塁守備に限ればアリアスが上の可能性もある。ウッズだけは相当落ちる。走塁も互角か。機敏な印象のシーツだが、盗塁は年2,3個でアリアスとかわらない(蛇足だがラロッカは11盗塁とアグレッシブ)。ここでもウッズだけは相当落ちる。 打撃では、打率、本塁打ともウッズが上。あとの二人は長打でアリアス、確実性でシーツ。特長的なのは得点圏打率で、アリアス(.272→.261)、ウッズ(.298→.223)ともに通常の打率より下げているのに対し、シーツはかなり上げている(.284→.317)。 岡田監督はホームランバッターが欲しいと言ってウッズを欲しがった。かつて野村元監督はホームランバッターは要らないと言って大豊とモメた。良く言えばバランスのとれた、悪く言えば中途半端なシーツがタイガースにハマるのか。楽しみだ。 |
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