2006.10.19 Thursday
阪神タイガース検定ねぇ。
ネット受験料3千円ねぇ。来年の6月にはさらに難易度の高い会場検定も…ねぇ。これを良しとすることを否定はしないけれど、いやったらしい商売考えるなぁ…と思う。
こう言っちゃなんだが、私は調べればわかるような「テキスト情報」は記憶しない主義。それはどこに記録されているかを知っていて、いかに素速くアクセスできるかだけが重要。もともとテキスト情報を記憶するメモリー容量が極端に少ないってのもあるけど(笑)。その代わり、音や映像だけじゃなく、皮膚の感覚や匂い、鼓動や発汗まで記録できる超高性能超大容量アナログテープが内臓されているのが自慢だ。でもこのテープ、取り出して管理できないし、内容が都合良く書き換わっちゃうのが欠点なんだけど(笑)。
岡田監督が宮崎オーナーにシーズン報告。やっぱりこのオーナー、良さそうだ。
これまで球団は、電鉄トップのおもちゃみたいな位置づけだったが、今では経営母体も変わり、グループの主要事業として独立した存在になった。そんな中で球団オーナーも電鉄経営とは無関係の、球団経営専任者が当たるようになった。で、その第一号、宮崎恒彰オーナーはなかなかやる。報告会後の会見記事のポイントをまとめる。
(1)ドラゴンズにナゴヤで勝て
「中日さんとどう戦っていくか。特にナゴヤドームでの戦い方ですね」長時間の懇談の中で、この点について具体的な対策が話し合われた様子が想像できる。岡田監督の口から、「甲子園にナゴヤドームと同じ赤土のブルペンをつくろうかと思う。傾斜も同じな。一番はピッチャーが投げづらかったことやったから」なんてセリフも出てるしね。
また、ヘッドコーチを廃し、監督の下に投手チーフコーチ(久保)、野手チーフコーチ(吉竹)を置くように改組したことも、おそらく球団主導の人事だろう。これにより、打撃より野手としての総合力を重視していくという姿勢が明確になった。これまではどちらかというと正田打撃コーチがその任にあったような印象だからね。打って勝つより、守って走って勝てということだろう。ナゴヤ対策から導かれたものだと思う。
(2)一二軍総合力を活用せよ
平田ヘッドコーチが二軍監督に回る。3年間監督の傍らにいた腹心を異動させるということになれば、これも球団主導の人事と見て間違いない。これまで以上に一二軍を近くして、入れ替えを多くせいという意思表示だろう。「でも二軍にいい選手がいます。チャンスを与えるのに絶好の機会。そこから1人、2人でも出てきてくれれば。二軍で旬を逃すこともある。いっぺん彼らにチャンスを与えたい。その義務が我々にある」良いセリフだ。
(3)精神的弱さを克服せよ
会見の中でオーナーは、シーズン中、岡田監督が受けたストレスの大変さや、体調を気遣う発言をした。なかなか巧みなもので、監督としては隠し通したい体調不良を、ボスが心配するフリをしながら暴露してしまったわけだ。もちろんファンにしてみれば、岡田監督もああ見えて、けっこう堪えてたんだなぁという印象を持つし、言われた岡田監督にしてみれば、弱みを晒されてナニクソと思う部分もあっただろう。
また優勝、2位という好成績にも関わらず、コーチングスタッフ中枢に手を入れること自体、現状に満足するなという喝になっているはずだ。
そして何より「やるなあ」と思うのは、、シーズン直後にこれだけ改革の方向性を明確に提示していながら、形としてはあくまでも岡田監督を立てているところ。やっていることはなかなか厳しい手綱さばきなのに、言葉や態度では岡田監督への信頼感以外見せない。良いオーナーなんじゃないかと思うよ。
※トラックバックスパムが多いので、しばらくトラックバックを受け付けないことにしました。関連記事のお知らせはコメント等にてお願いいたします。あしからずご了承下さい。
こう言っちゃなんだが、私は調べればわかるような「テキスト情報」は記憶しない主義。それはどこに記録されているかを知っていて、いかに素速くアクセスできるかだけが重要。もともとテキスト情報を記憶するメモリー容量が極端に少ないってのもあるけど(笑)。その代わり、音や映像だけじゃなく、皮膚の感覚や匂い、鼓動や発汗まで記録できる超高性能超大容量アナログテープが内臓されているのが自慢だ。でもこのテープ、取り出して管理できないし、内容が都合良く書き換わっちゃうのが欠点なんだけど(笑)。
岡田監督が宮崎オーナーにシーズン報告。やっぱりこのオーナー、良さそうだ。
これまで球団は、電鉄トップのおもちゃみたいな位置づけだったが、今では経営母体も変わり、グループの主要事業として独立した存在になった。そんな中で球団オーナーも電鉄経営とは無関係の、球団経営専任者が当たるようになった。で、その第一号、宮崎恒彰オーナーはなかなかやる。報告会後の会見記事のポイントをまとめる。
(1)ドラゴンズにナゴヤで勝て
「中日さんとどう戦っていくか。特にナゴヤドームでの戦い方ですね」長時間の懇談の中で、この点について具体的な対策が話し合われた様子が想像できる。岡田監督の口から、「甲子園にナゴヤドームと同じ赤土のブルペンをつくろうかと思う。傾斜も同じな。一番はピッチャーが投げづらかったことやったから」なんてセリフも出てるしね。
また、ヘッドコーチを廃し、監督の下に投手チーフコーチ(久保)、野手チーフコーチ(吉竹)を置くように改組したことも、おそらく球団主導の人事だろう。これにより、打撃より野手としての総合力を重視していくという姿勢が明確になった。これまではどちらかというと正田打撃コーチがその任にあったような印象だからね。打って勝つより、守って走って勝てということだろう。ナゴヤ対策から導かれたものだと思う。
(2)一二軍総合力を活用せよ
平田ヘッドコーチが二軍監督に回る。3年間監督の傍らにいた腹心を異動させるということになれば、これも球団主導の人事と見て間違いない。これまで以上に一二軍を近くして、入れ替えを多くせいという意思表示だろう。「でも二軍にいい選手がいます。チャンスを与えるのに絶好の機会。そこから1人、2人でも出てきてくれれば。二軍で旬を逃すこともある。いっぺん彼らにチャンスを与えたい。その義務が我々にある」良いセリフだ。
(3)精神的弱さを克服せよ
会見の中でオーナーは、シーズン中、岡田監督が受けたストレスの大変さや、体調を気遣う発言をした。なかなか巧みなもので、監督としては隠し通したい体調不良を、ボスが心配するフリをしながら暴露してしまったわけだ。もちろんファンにしてみれば、岡田監督もああ見えて、けっこう堪えてたんだなぁという印象を持つし、言われた岡田監督にしてみれば、弱みを晒されてナニクソと思う部分もあっただろう。
また優勝、2位という好成績にも関わらず、コーチングスタッフ中枢に手を入れること自体、現状に満足するなという喝になっているはずだ。
そして何より「やるなあ」と思うのは、、シーズン直後にこれだけ改革の方向性を明確に提示していながら、形としてはあくまでも岡田監督を立てているところ。やっていることはなかなか厳しい手綱さばきなのに、言葉や態度では岡田監督への信頼感以外見せない。良いオーナーなんじゃないかと思うよ。
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