2006.11.20 Monday
読者のみなさん、タイガースファンに限らず、広く野球ファンのみなさんに集まってもらって、楽しみながらご協力いただけたら幸いです。宣伝広告のご協力も大歓迎!
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【告知2】
12/2(土)「第1回スローピッチソフトボール東日本大会 in 仙台」が行われます。私も、綱島ボブルヘッズの一員として仙台に遠征予定。お近くの方は、大変寒そうですが、ぜひお越し下さい。もちろん入場、観戦無料です。
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秋季キャンプも終わって、完全にオフモード。今週は、大・社ドラフト(火曜)、井川ポスティング、契約更改が主な話題だ。特にドラフトはスカウト陣にとって、今年の集大成、どんな選手が入ってくるのか楽しみだ。
先行して行われた高校生ドラフト4巡目指名横山龍之介投手(日本文理)との仮契約が完了、これで1巡目野原将志内野手(長崎日大)、3巡目橋本良平捕手(智弁和歌山)と合わせて指名3選手との仮契約が無事に済んだ。みんな活躍できると良いね。
矢野が「福原、安藤、杉山…誰がエースになるか分からないけど、エースをつくりたい」というコメントを出したとか。つまり「てっぺん」を奪い合って見ろよ!ってことだね。黒く厚い雲に覆われて、何も見えない、誰もいない中(本当にしばらく誰もいなかったんだからw)、一条の光が差し込むように若い井川が現れて、まだ何の実績がないうちから「エース」に奉り挙げられた。本人の性格からすれば、言葉や態度でチームを引っ張るようなタイプではないだけに、苦しく感じることも多かったと思うが、それでもエースと呼ばれるのに十分な成績を残してきた。その井川が抜けることになって、「ああ、これでエースが不在になる」と嘆くのは、ちょっと違うような気がする。あの時のことを思えば、「誰かいないのか」ではなくて、「誰になるのか?」が関心事なんだからね。
エースに求められるのは一に安定感、安心感だ。打たれることはあっても、打ち崩されてはいけない。できることなら失点しないことはもちろん、出塁すら少ない、これが安心感を生む。例に出して悪いが、今季、中にまわった江草や久保田は、よう走者を出したねぇ(笑)。その回をゼロで切り抜けて、口では「よう踏ん張った」と言ってやっても、心の中では「しっかりせいよ」と思っているもの。信頼感を得るのは大変なことだ。
出だしこそ腰痛で出遅れたが、チームに安心感を与えた福原、特に後半から終盤、素晴らしい安定感を見せた安藤、杉山。矢野が挙げた3人の名前が、その順番通りに今季矢野が感じた「安定度」を表していたのだろう。
エースとしての安定感を表す指標に「WHIP」というのがあるのだそうだ。計算式は、(被安打数+与四死球数)÷投球回数。つまり、「1イニング当たりの出塁者数」だね。MLBでは公式記録として扱われているそうだ。一般的に、1.20以下なら「エース級」、1.00以下なら「スーパーエース級」だということだ。試しにタイガースの投手を計算してみた。
藤川=1.11 0.86(11/21訂正・とらぽっぽさまご指摘感謝)、井川=1.12、ジェフ=1.18、福原=1.23、ダー=1.24、杉山=1.30、オクス=1.34、安藤=1.35、下柳=1.45、江草=1.46、久保田=1.56…。
なんか物凄く納得できるなぁ(笑)。もちろん防御率だって当てになる数字だけど、無死満塁までいってからの0点と、三者凡退は、同じ0点でも全然ベツモノなんだから、そういうところが数字になるってわけなんだね。ただし、HRでもシングルでも同じ1出塁としてカウントするから、長打を多く打たれている投手はちょっと得する勘定だと思う。これを見ると、なるほどまだ福原も杉山も安藤もエース級になる可能性は大いに見えているものの、エース級とは呼べないんだね。
ちなみに、思いついた「エース」たちも計算してみた。松坂=0.94、川上=0.98、斉藤和巳=1.00、黒田=1.04…。やっぱりスーパーな感じ。しっかり上を目指さないとね!
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12/2(土)「第1回スローピッチソフトボール東日本大会 in 仙台」が行われます。私も、綱島ボブルヘッズの一員として仙台に遠征予定。お近くの方は、大変寒そうですが、ぜひお越し下さい。もちろん入場、観戦無料です。
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秋季キャンプも終わって、完全にオフモード。今週は、大・社ドラフト(火曜)、井川ポスティング、契約更改が主な話題だ。特にドラフトはスカウト陣にとって、今年の集大成、どんな選手が入ってくるのか楽しみだ。
先行して行われた高校生ドラフト4巡目指名横山龍之介投手(日本文理)との仮契約が完了、これで1巡目野原将志内野手(長崎日大)、3巡目橋本良平捕手(智弁和歌山)と合わせて指名3選手との仮契約が無事に済んだ。みんな活躍できると良いね。
矢野が「福原、安藤、杉山…誰がエースになるか分からないけど、エースをつくりたい」というコメントを出したとか。つまり「てっぺん」を奪い合って見ろよ!ってことだね。黒く厚い雲に覆われて、何も見えない、誰もいない中(本当にしばらく誰もいなかったんだからw)、一条の光が差し込むように若い井川が現れて、まだ何の実績がないうちから「エース」に奉り挙げられた。本人の性格からすれば、言葉や態度でチームを引っ張るようなタイプではないだけに、苦しく感じることも多かったと思うが、それでもエースと呼ばれるのに十分な成績を残してきた。その井川が抜けることになって、「ああ、これでエースが不在になる」と嘆くのは、ちょっと違うような気がする。あの時のことを思えば、「誰かいないのか」ではなくて、「誰になるのか?」が関心事なんだからね。
エースに求められるのは一に安定感、安心感だ。打たれることはあっても、打ち崩されてはいけない。できることなら失点しないことはもちろん、出塁すら少ない、これが安心感を生む。例に出して悪いが、今季、中にまわった江草や久保田は、よう走者を出したねぇ(笑)。その回をゼロで切り抜けて、口では「よう踏ん張った」と言ってやっても、心の中では「しっかりせいよ」と思っているもの。信頼感を得るのは大変なことだ。
出だしこそ腰痛で出遅れたが、チームに安心感を与えた福原、特に後半から終盤、素晴らしい安定感を見せた安藤、杉山。矢野が挙げた3人の名前が、その順番通りに今季矢野が感じた「安定度」を表していたのだろう。
エースとしての安定感を表す指標に「WHIP」というのがあるのだそうだ。計算式は、(被安打数+与四死球数)÷投球回数。つまり、「1イニング当たりの出塁者数」だね。MLBでは公式記録として扱われているそうだ。一般的に、1.20以下なら「エース級」、1.00以下なら「スーパーエース級」だということだ。試しにタイガースの投手を計算してみた。
藤川=
なんか物凄く納得できるなぁ(笑)。もちろん防御率だって当てになる数字だけど、無死満塁までいってからの0点と、三者凡退は、同じ0点でも全然ベツモノなんだから、そういうところが数字になるってわけなんだね。ただし、HRでもシングルでも同じ1出塁としてカウントするから、長打を多く打たれている投手はちょっと得する勘定だと思う。これを見ると、なるほどまだ福原も杉山も安藤もエース級になる可能性は大いに見えているものの、エース級とは呼べないんだね。
ちなみに、思いついた「エース」たちも計算してみた。松坂=0.94、川上=0.98、斉藤和巳=1.00、黒田=1.04…。やっぱりスーパーな感じ。しっかり上を目指さないとね!