2006.12.04 Monday
綱島ボブルヘッズは、MLSオールスターズ(盛岡スローピッチソフトボールリーグ選抜チーム)に敗れてしまったが、とても楽しいイベントだったよ。
試合前には宮城県出身の島田源太郎投手(元大洋ホエールズ・史上最年少完全試合達成者)とやはり宮城県出身捕手役の小野木孝投手(元国鉄スワローズ)による始球式があったりしてね。
個人的にも対仙台選抜イーグルス戦に6番セカンドで出場、3回打席がまわってタイムリー1本打てたから上出来。
スローピッチソフトボールは、レクリエーションの方向性で進めていけるのと同時に、競技やエンターテインメントとしても進めていけることを実感した大会でもあったなぁ。硬式野球経験者が大喜びでバットをぶんまわして楽しんでいるのを見るとつくづくそう思った。スローピッチは、ボールゲームの一つの流れとして必ず来るよ!
雪も降ってきて寒かったけど、深夜の打ち上げ&翌日朝食で牛タンも堪能できたし、最高だった。
話変わって、選手会のファンフェスタの話題。いつかはスタジアムの中や運動公園で、もっとたくさんのファンのと一緒にキャッチボールを楽しめるイベントにできると良いね。その中で今日の関西スポ紙でちょっと話題になっている藤川発言について、ちょっと思いついたので覚え書き。藤川球児の闘志は、いつでも私を刺激してくれる。
(藤川球児の発言)
「来年はポスティングという選手にとって素晴らしいシステムもありますし…これは言っちゃいけなかったかな? とにかく井川さんがいなくなって、阪神にとっては厳しいシーズンになると思います。優勝できなくても仕方ないかなと。優勝チームは1つしかないんで、僕はその他で感動を与えたいと思います」
(発言について、本人の補足説明)
「自分のことは別として、(一般論として)どんどんメジャーに行くこと自体はいいことだ、と言いたかったんです」「(ポスティングは)悪いシステムではないと思うし。メジャーで活躍している選手を見ると、励みになるんで」
(私の考えたこと)
「優勝できなくても」云々は、球児独特の言い回しなのでスルー。むしろメジャーとの関係について考えたこと。
日本→メジャーという選択肢がなかった頃は、野球選手としての頂点は、日本プロ野球で最高の成績や記録を残すこと、あるいは年俸を稼ぎ出すこと以外になかった。現在では、万人が認める(認めざるを得ないわなぁ)ところとして、その上の位置づけであるMLB行きという選択肢ができ、ゴール、頂点が変わった。
選手が技を極める職人だとするなら、「さらに上の場」ができたということは純粋に良いことだと思う。上があれば、上を目指す者が生まれ、全体に活力が上がり選手全体のレベルが上がる。そうなればファンにとっても決して悪い話じゃない。あくまでも、「そうなれば」。
そうならない、そうしたくないと考える「妨害要因」として一番大きいのが、スターが抜けることで意気消沈する「気分」だと思う。「あいつもこいつもいなくなって、この先もみんな出ていってしまうだろう…もうダメだ」と考える球団経営者やファンも多いだろうと思う。
ここで選手と同じように日本プロ野球について、「MLBなにするものぞ」「いつかは追いつき追い越してやる」という気概が欲しい。それを現実のものにするためには、その高いレベルを知り尽くす必要性があり、そのためには最上級の選手たちがMLBで経験を積むこと自体に価値が生まれる。
だが、その前提条件として、日本プロ野球がMLBに挑戦するのだという強い意志表明と、その機会を作り、あるいは洗練させていく具体的な実行力が必要となる。球団の寄り合い(しかもあまり民主的でも建設的でもない)レベルの運営では、ただただ脅威に感じておののくだけかも知れないが、腹をくくればやりようがあるだろう。そして曲がりなりにもスタートできたWBCを、より良いものに変えていくこと、国別代表戦にふさわしいものにすること、そしてもう一つ、クラブ世界一決定戦の実現に動くことを目指す。これによって、「メジャーに行くことは良いこと」の大義名分が格段に向上する。
結局、ファンの意気消沈は、「スター流出」によるものというより、何もできない現在のNPBから来る意気消沈だということだ。
またNPB2への勧誘かって?そらそうよグフフ。
試合前には宮城県出身の島田源太郎投手(元大洋ホエールズ・史上最年少完全試合達成者)とやはり宮城県出身捕手役の小野木孝投手(元国鉄スワローズ)による始球式があったりしてね。
個人的にも対仙台選抜イーグルス戦に6番セカンドで出場、3回打席がまわってタイムリー1本打てたから上出来。
スローピッチソフトボールは、レクリエーションの方向性で進めていけるのと同時に、競技やエンターテインメントとしても進めていけることを実感した大会でもあったなぁ。硬式野球経験者が大喜びでバットをぶんまわして楽しんでいるのを見るとつくづくそう思った。スローピッチは、ボールゲームの一つの流れとして必ず来るよ!
雪も降ってきて寒かったけど、深夜の打ち上げ&翌日朝食で牛タンも堪能できたし、最高だった。
話変わって、選手会のファンフェスタの話題。いつかはスタジアムの中や運動公園で、もっとたくさんのファンのと一緒にキャッチボールを楽しめるイベントにできると良いね。その中で今日の関西スポ紙でちょっと話題になっている藤川発言について、ちょっと思いついたので覚え書き。藤川球児の闘志は、いつでも私を刺激してくれる。
(藤川球児の発言)
「来年はポスティングという選手にとって素晴らしいシステムもありますし…これは言っちゃいけなかったかな? とにかく井川さんがいなくなって、阪神にとっては厳しいシーズンになると思います。優勝できなくても仕方ないかなと。優勝チームは1つしかないんで、僕はその他で感動を与えたいと思います」
(発言について、本人の補足説明)
「自分のことは別として、(一般論として)どんどんメジャーに行くこと自体はいいことだ、と言いたかったんです」「(ポスティングは)悪いシステムではないと思うし。メジャーで活躍している選手を見ると、励みになるんで」
(私の考えたこと)
「優勝できなくても」云々は、球児独特の言い回しなのでスルー。むしろメジャーとの関係について考えたこと。
日本→メジャーという選択肢がなかった頃は、野球選手としての頂点は、日本プロ野球で最高の成績や記録を残すこと、あるいは年俸を稼ぎ出すこと以外になかった。現在では、万人が認める(認めざるを得ないわなぁ)ところとして、その上の位置づけであるMLB行きという選択肢ができ、ゴール、頂点が変わった。
選手が技を極める職人だとするなら、「さらに上の場」ができたということは純粋に良いことだと思う。上があれば、上を目指す者が生まれ、全体に活力が上がり選手全体のレベルが上がる。そうなればファンにとっても決して悪い話じゃない。あくまでも、「そうなれば」。
そうならない、そうしたくないと考える「妨害要因」として一番大きいのが、スターが抜けることで意気消沈する「気分」だと思う。「あいつもこいつもいなくなって、この先もみんな出ていってしまうだろう…もうダメだ」と考える球団経営者やファンも多いだろうと思う。
ここで選手と同じように日本プロ野球について、「MLBなにするものぞ」「いつかは追いつき追い越してやる」という気概が欲しい。それを現実のものにするためには、その高いレベルを知り尽くす必要性があり、そのためには最上級の選手たちがMLBで経験を積むこと自体に価値が生まれる。
だが、その前提条件として、日本プロ野球がMLBに挑戦するのだという強い意志表明と、その機会を作り、あるいは洗練させていく具体的な実行力が必要となる。球団の寄り合い(しかもあまり民主的でも建設的でもない)レベルの運営では、ただただ脅威に感じておののくだけかも知れないが、腹をくくればやりようがあるだろう。そして曲がりなりにもスタートできたWBCを、より良いものに変えていくこと、国別代表戦にふさわしいものにすること、そしてもう一つ、クラブ世界一決定戦の実現に動くことを目指す。これによって、「メジャーに行くことは良いこと」の大義名分が格段に向上する。
結局、ファンの意気消沈は、「スター流出」によるものというより、何もできない現在のNPBから来る意気消沈だということだ。
またNPB2への勧誘かって?そらそうよグフフ。