2007.01.16 Tuesday
タイガースからアルバイト募集のお知らせが出ている。
ホームランを打った選手にトラッキー人形を渡す係も募集しているって。良いねえ、やってみない?
さて、他にファンサービススタッフ(プレゼントの手渡し)や片付け係なども募集しているのだが、基本的に全試合に通勤できる若者限定のアルバイト募集だ。このあたりに、固定のアルバイトを雇用するのではなく、幅広い年齢層から、たくさんの(通年固定ではなく、試合ごとの採用で)ボランティアスタッフを活用するというのが現在のアメリカのやり方らしい。それは人件費をケチることが目的ではなく、マーケティングの一環であるという。チームとの一体感を得たいがために、その仕事を体験してみたいという地元ファンは少なからずいるはずで、幸運にもその体験をした人は家族や友人にその興奮を伝えるだろう。おそらくそこから波及するであろう効果は、アルバイト費用として支払う以上のものを地域にもたらすことになるのだそうだ。
地域貢献と言えば、ファイターズが夕張市の苦境に役立とうとしているとか。こういう気持ちが大事、実効性はともかく。
スポーツや芸術は、この世からなくなったって誰も死なない。でも死にそうなくらいしんどい思いをしている人を一番励ますことができるのがスポーツや芸術だ。
できればそんな事態は避けられれば良いなぁとは思うが、万一ノリの獲得に乗り出すチームがなくて、開幕からプロでプレーできないというような事態になるようなら、四国アイランドリーグでプレーして、今年で言えば戦力補強期限の6月末までならプロと契約することもできるのだそうだ。去年6月から元プロ選手の加入も認められているのだとか。アメリカの独立リーグと似た扱いだ。北陸にも同様な独立リーグがスタートするようだが、プロへの挑戦、プロへの再挑戦という門戸が広がったという意味でも素晴らしいことだと思う。採算面や待遇面で厳しいだろうけど、「地域独立プロリーグ」には本当に頑張って欲しいと思う。
その一方で、現在のプロ野球の二軍が実戦不足で、「プロ野球」として機能していないことが気にかかる。タイガースの二軍を見ても、もともと試合数が少ないところにもってきて、ウェスタンのチームが1つ減ってしまって、ほとんど試合に出られない若手がいたりして、本当に高卒の選手を育成目的でプロに入れることが良いことなのか考えさせられてしまう。
実力レベルで言えば、プロの二軍(の一部)と、大学、社会人、クラブチーム、独立リーグのトップ集団などは、対等に近いものがあるのだろう。メジャーのように各チームがマイナー球団(これとて独立採算だという)を傘下に持つのが難しいとしても、実戦を増やすという目的のために、地域リーグを組んだりする手もあるんじゃないかな。なんかやろうと思えば、いろいろ面白そうなことがあるように思う。
昨年秋、アジア大会において、ベストに近いプロ中心のチームを出した世界的強豪の台湾、韓国に対し、日本はアマチュアだけで望み、ほぼ互角の戦いをした。まあ、そう乱暴に言っちゃいけないのは承知だが、300人以上いるプロの一軍選手を一人も出すことなく、800人以上いるプロ選手を一人も出すことなく、その結果を出したのだ。
この国のプロ野球はファームの仕組みを見なおすことも含め、もうちょっと拡大して良い。
さて、他にファンサービススタッフ(プレゼントの手渡し)や片付け係なども募集しているのだが、基本的に全試合に通勤できる若者限定のアルバイト募集だ。このあたりに、固定のアルバイトを雇用するのではなく、幅広い年齢層から、たくさんの(通年固定ではなく、試合ごとの採用で)ボランティアスタッフを活用するというのが現在のアメリカのやり方らしい。それは人件費をケチることが目的ではなく、マーケティングの一環であるという。チームとの一体感を得たいがために、その仕事を体験してみたいという地元ファンは少なからずいるはずで、幸運にもその体験をした人は家族や友人にその興奮を伝えるだろう。おそらくそこから波及するであろう効果は、アルバイト費用として支払う以上のものを地域にもたらすことになるのだそうだ。
地域貢献と言えば、ファイターズが夕張市の苦境に役立とうとしているとか。こういう気持ちが大事、実効性はともかく。
スポーツや芸術は、この世からなくなったって誰も死なない。でも死にそうなくらいしんどい思いをしている人を一番励ますことができるのがスポーツや芸術だ。
できればそんな事態は避けられれば良いなぁとは思うが、万一ノリの獲得に乗り出すチームがなくて、開幕からプロでプレーできないというような事態になるようなら、四国アイランドリーグでプレーして、今年で言えば戦力補強期限の6月末までならプロと契約することもできるのだそうだ。去年6月から元プロ選手の加入も認められているのだとか。アメリカの独立リーグと似た扱いだ。北陸にも同様な独立リーグがスタートするようだが、プロへの挑戦、プロへの再挑戦という門戸が広がったという意味でも素晴らしいことだと思う。採算面や待遇面で厳しいだろうけど、「地域独立プロリーグ」には本当に頑張って欲しいと思う。
その一方で、現在のプロ野球の二軍が実戦不足で、「プロ野球」として機能していないことが気にかかる。タイガースの二軍を見ても、もともと試合数が少ないところにもってきて、ウェスタンのチームが1つ減ってしまって、ほとんど試合に出られない若手がいたりして、本当に高卒の選手を育成目的でプロに入れることが良いことなのか考えさせられてしまう。
実力レベルで言えば、プロの二軍(の一部)と、大学、社会人、クラブチーム、独立リーグのトップ集団などは、対等に近いものがあるのだろう。メジャーのように各チームがマイナー球団(これとて独立採算だという)を傘下に持つのが難しいとしても、実戦を増やすという目的のために、地域リーグを組んだりする手もあるんじゃないかな。なんかやろうと思えば、いろいろ面白そうなことがあるように思う。
昨年秋、アジア大会において、ベストに近いプロ中心のチームを出した世界的強豪の台湾、韓国に対し、日本はアマチュアだけで望み、ほぼ互角の戦いをした。まあ、そう乱暴に言っちゃいけないのは承知だが、300人以上いるプロの一軍選手を一人も出すことなく、800人以上いるプロ選手を一人も出すことなく、その結果を出したのだ。
この国のプロ野球はファームの仕組みを見なおすことも含め、もうちょっと拡大して良い。