2007.01.23 Tuesday
NPB事業委員会の代表者がソウルに行って、アジア枠の説明をしたが、調整は不調だったようだ。
韓国プロ野球も人気衰退が言われている反面、G李の活躍で日本プロ野球への関心が高まっているという。会議で出された提案、NPB公式戦の韓国や、日韓オールスター戦の開催というアイディア(交換条件?)は面白いと思う。特にオールスターというのは、ガチンコばかりでとかくギスギスすることが両国にとって良い企画のような気がする。
北京五輪について松井秀が発言。どうやらMLB所属選手は一人も星野ジャパンには入らなそうだね。予想通りだけど残念だな。松井の言う「プロアマ関係なく」という思想は、五輪がなくなってしまう今後も大切にすべき点。WBCはプロのお祭りとして発展させていくとして、IBAFワールドカップにその精神を継承させて行くべきなのかな。
ベイスターズが大社ドラフト3巡目で指名した東京ガスの木村投手の獲得を断念。今回の大社ドラフトではプロ志望していた2人の選手が入団しなかったことになる。私などはプロ入り適齢期で、回り道してまで、またあれこれ敵を作ってまで希望球団にこだわるというのが理解できない。しかし、そのリスクを背負ってまで本人が下した判断なのだから、それは尊重されるべきだと思う。またそこまで思わせたということは、その希望球団のスカウト活動もさぞかし素晴らしいものだったのだろう。ところがもちろん世間はそう見てくれない。やれ密約があるだの、裏金が飛んでいるだの、周囲にも利益供与があるはずだのと、囁かれるわけだ。真実がどこにあるのか知るよしもないが、少なくともまだプロ入りしてもいない将来有望な選手が、不本意な回り道をした上で、さらにそういう目で見られてしまうような事態を招くシステムがあり続けて良いハズがない。
話変わってNFL(アメフト)。あ、もうすぐスーパーボウルだね。もし見たことない人いたら一度見てみて。アメフトに興味なくても、録画してハーフタイムショーだけでも見る価値あると思うよ。
で、本来あるべきドラフトの姿から変質してしまって、実質的に自由競争原理が組み込まれているNPBのドラフトに対して、NFLのドラフトは、やり過ぎなくらい「あるべき姿」を追求しちゃっているらしい。ドラフトの目的は、過当競争による無駄遣いをなくし、特定チームだけが強くならないようにすること。
まずアメリカはどのスポーツでもそうだけどウェーバー制、無条件に弱いチームから順に指名していく。ただしトレードなどの交換条件に使われるから、その指名順は非常に複雑にはなる。そして何より特筆すべきは、NFLではスカウト活動を各チームで協力&分業しているのだという。各チームのスカウトが映像などを含むすべての情報を共有するシステムがあるそうだ。だから、「私だけが知っている逸材」を抜け駆け指名することは許されないんだって。なるほど、そうすることによって調査費用まで含めて無駄遣いを最少にできる。
そんな「談合ドラフト」つまらないよ!という声も聞こえてきそうだが、元々ドラフトというのは談合システムなわけで、各球団の独自性を優先したいなら自由競争にすりゃいいだけのこと。それにドラフトがいくら面白くたって、試合やシーズンが面白くなくちゃ意味ないし、強弱の格差を拡げるような制度なら必要ない。
なるほど、目的を明確にして手段はシンプルで徹底している。後発の強みとは言え、当たり前のことを当たり前に考えるためには、「常識」にとらわれてちゃいけないんだなと思う。
北京五輪について松井秀が発言。どうやらMLB所属選手は一人も星野ジャパンには入らなそうだね。予想通りだけど残念だな。松井の言う「プロアマ関係なく」という思想は、五輪がなくなってしまう今後も大切にすべき点。WBCはプロのお祭りとして発展させていくとして、IBAFワールドカップにその精神を継承させて行くべきなのかな。
ベイスターズが大社ドラフト3巡目で指名した東京ガスの木村投手の獲得を断念。今回の大社ドラフトではプロ志望していた2人の選手が入団しなかったことになる。私などはプロ入り適齢期で、回り道してまで、またあれこれ敵を作ってまで希望球団にこだわるというのが理解できない。しかし、そのリスクを背負ってまで本人が下した判断なのだから、それは尊重されるべきだと思う。またそこまで思わせたということは、その希望球団のスカウト活動もさぞかし素晴らしいものだったのだろう。ところがもちろん世間はそう見てくれない。やれ密約があるだの、裏金が飛んでいるだの、周囲にも利益供与があるはずだのと、囁かれるわけだ。真実がどこにあるのか知るよしもないが、少なくともまだプロ入りしてもいない将来有望な選手が、不本意な回り道をした上で、さらにそういう目で見られてしまうような事態を招くシステムがあり続けて良いハズがない。
話変わってNFL(アメフト)。あ、もうすぐスーパーボウルだね。もし見たことない人いたら一度見てみて。アメフトに興味なくても、録画してハーフタイムショーだけでも見る価値あると思うよ。
で、本来あるべきドラフトの姿から変質してしまって、実質的に自由競争原理が組み込まれているNPBのドラフトに対して、NFLのドラフトは、やり過ぎなくらい「あるべき姿」を追求しちゃっているらしい。ドラフトの目的は、過当競争による無駄遣いをなくし、特定チームだけが強くならないようにすること。
まずアメリカはどのスポーツでもそうだけどウェーバー制、無条件に弱いチームから順に指名していく。ただしトレードなどの交換条件に使われるから、その指名順は非常に複雑にはなる。そして何より特筆すべきは、NFLではスカウト活動を各チームで協力&分業しているのだという。各チームのスカウトが映像などを含むすべての情報を共有するシステムがあるそうだ。だから、「私だけが知っている逸材」を抜け駆け指名することは許されないんだって。なるほど、そうすることによって調査費用まで含めて無駄遣いを最少にできる。
そんな「談合ドラフト」つまらないよ!という声も聞こえてきそうだが、元々ドラフトというのは談合システムなわけで、各球団の独自性を優先したいなら自由競争にすりゃいいだけのこと。それにドラフトがいくら面白くたって、試合やシーズンが面白くなくちゃ意味ないし、強弱の格差を拡げるような制度なら必要ない。
なるほど、目的を明確にして手段はシンプルで徹底している。後発の強みとは言え、当たり前のことを当たり前に考えるためには、「常識」にとらわれてちゃいけないんだなと思う。