2007.06.29 Friday
いくつかのチームで新外国人の補強やら、トレードやら、育成選手の格上げやらの動きがあったが、ウチはここではなさそうかな。正田投手、山田外野手、きっちり出てきてくれよ。
阪急阪神ホールディングスとして初の株主総会がすっと終わったそうだ。意外や意外、阪急と阪神の統合は、なんとも穏やかな形で進んだ。双方の足りなかった部分を補うような、「統合の成功例」という印象をもって迎えられているように思う。
もっともそこに生まれ育った人にとっては、なんとも言えない違和感や不満のようなものあると思う。特に経緯として村上ファンドなんてのが出てきて、それでこうなったというのがあったから。でもきっと経済に詳しい人なら、村上ファンドが出てこなければ、別の投資機関が狙ってきただろうし、時期や結末を見れば上出来だったと言うのかも知れない。それほど阪神電鉄はこっそり優良堅実な経営をしていたということなのかな。
大した根拠もなくカンで書いてしまって悪いんだけど、と始めにあやまっておいて…(笑)。阪神という会社はその起こりから、大株主のない会社だったとか。そもそも線路があったら便利だろうなあという沿線の名士たちが持ち寄って作った電車だという。最終的にはその基盤の弱さが買収という形になってしまったのだが、それまでの堅実な経営も、その基盤の弱さゆえのものだったのだと思う。利害関係者が多岐にわたるため、どこに出しても説明のできる金の使い方しかできないだろうし、使えないとなると安全な持ち方で蓄財するだろうし、基盤が弱いからこそ、株主も無理な配当を要求しないだろうし。バブル期でもムチャをしなかった背景はそのへんにあるのかも知れない。球団経営についてもレジャー産業についても、ムチャしてないもんなぁ、まったく(笑)。たぶん払えんもんは払えん!と表ウラなくやっていたんじゃなかろうか。星野さんがやってきて、その金庫をこじ開けて球団は急激に強くなったと言われているけれどね。星野さんのやりかたこそ日本球界の普通のやり方で、それをしてこなかったから阪神はまるでダメだった。
だけどこれからはそうはいかなくなる。大企業、特に上場企業は不透明な金を使えないのはもちろんのこと、株主に対する責任という考え方がどんどん増してくる。そうすると球団は大いなるジレンマに悩まされることになるだろう。「半端にやってないでちゃんと強くしろ」と言われるか、「弱い球団なんて売ってしまえ」と言われるか。株主の強い時代というのは、昔の阪神みたいな時代なのかもね。
今までの日本野球界は、マスコミを持つ者による原始的興業。それは一時代において素晴らしい力を発揮した。でももう世の中は変わっちゃった。マスコミによる情報統制力は今後も低下し続け、経済は世界の常識の下でしか成り立たない。
だからどんなに抵抗しても、昔のように「野球=利用できるもの」ではありえない。考え方を変えなければ、存続すらも許されない。プロ野球というものが、いかに公共に奉仕し得るかを見せ続けていかない限りね。
ああヤキュが切れて4日間。もうたまらん、ヤキュをくれー。ヤキュ切れのせいで、こんな愚にもつかぬ話をしてしまうのだ(笑)。
さあさハードワーク下柳で、絶好調横浜に乗り込むぜ!
阪急阪神ホールディングスとして初の株主総会がすっと終わったそうだ。意外や意外、阪急と阪神の統合は、なんとも穏やかな形で進んだ。双方の足りなかった部分を補うような、「統合の成功例」という印象をもって迎えられているように思う。
もっともそこに生まれ育った人にとっては、なんとも言えない違和感や不満のようなものあると思う。特に経緯として村上ファンドなんてのが出てきて、それでこうなったというのがあったから。でもきっと経済に詳しい人なら、村上ファンドが出てこなければ、別の投資機関が狙ってきただろうし、時期や結末を見れば上出来だったと言うのかも知れない。それほど阪神電鉄はこっそり優良堅実な経営をしていたということなのかな。
大した根拠もなくカンで書いてしまって悪いんだけど、と始めにあやまっておいて…(笑)。阪神という会社はその起こりから、大株主のない会社だったとか。そもそも線路があったら便利だろうなあという沿線の名士たちが持ち寄って作った電車だという。最終的にはその基盤の弱さが買収という形になってしまったのだが、それまでの堅実な経営も、その基盤の弱さゆえのものだったのだと思う。利害関係者が多岐にわたるため、どこに出しても説明のできる金の使い方しかできないだろうし、使えないとなると安全な持ち方で蓄財するだろうし、基盤が弱いからこそ、株主も無理な配当を要求しないだろうし。バブル期でもムチャをしなかった背景はそのへんにあるのかも知れない。球団経営についてもレジャー産業についても、ムチャしてないもんなぁ、まったく(笑)。たぶん払えんもんは払えん!と表ウラなくやっていたんじゃなかろうか。星野さんがやってきて、その金庫をこじ開けて球団は急激に強くなったと言われているけれどね。星野さんのやりかたこそ日本球界の普通のやり方で、それをしてこなかったから阪神はまるでダメだった。
だけどこれからはそうはいかなくなる。大企業、特に上場企業は不透明な金を使えないのはもちろんのこと、株主に対する責任という考え方がどんどん増してくる。そうすると球団は大いなるジレンマに悩まされることになるだろう。「半端にやってないでちゃんと強くしろ」と言われるか、「弱い球団なんて売ってしまえ」と言われるか。株主の強い時代というのは、昔の阪神みたいな時代なのかもね。
今までの日本野球界は、マスコミを持つ者による原始的興業。それは一時代において素晴らしい力を発揮した。でももう世の中は変わっちゃった。マスコミによる情報統制力は今後も低下し続け、経済は世界の常識の下でしか成り立たない。
だからどんなに抵抗しても、昔のように「野球=利用できるもの」ではありえない。考え方を変えなければ、存続すらも許されない。プロ野球というものが、いかに公共に奉仕し得るかを見せ続けていかない限りね。
ああヤキュが切れて4日間。もうたまらん、ヤキュをくれー。ヤキュ切れのせいで、こんな愚にもつかぬ話をしてしまうのだ(笑)。
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