自称阪神タイガース評論家（跡地）

自分を失ってしまったＦ先発武田勝に対して、落ち着いて自分のスイングが出来たＤ各打者。難しいことをしたわけではないが、あっという間に勝負が決してしまった。中盤以降反撃の糸口が掴めれば「価値ある大敗」になる可能性もあったが、双方淡々と無得点で進んで、流れはＤに傾いたまま。
押し寄せる大きな波に対して、Ｆが勝って首位打者稲葉が目覚めてタイに戻せるか。Ｄが勝ってナゴヤ決着を想像させる３勝１敗とできるか。セ代表ドラゴンズ応援スタンスの私だが、あんまりあっけないのも味気ないように思う（応援スタンスと言っても所詮その程度だったりするw）。


安芸での秋季キャンプが始まった。去年はメンバーももっとたくさん連れて、紅白戦など実戦練習を多めにして、「秋の発表会」の様相だったが、１年経ってまるっきり様変わりした。去年までの「戦力豊富につき競い合いなさい」というスタンスから、「オラオラしっかり鍛えて出てこんかい！」への変化。それが良いと思うよ。久保田は春のキャンプでどえらい投げ込みをして成功したけれど、皆が皆そのやり方で良いとは限らない。昔から王道と言われるのは「秋の地獄特訓」で何か光を見つけて、冬の間自己鍛錬して、春にぐんと伸びるパターンだからね。だからこの時期は、いろんなことを数多く試しながら、疲れた筋肉組織に情報を染みこませて欲しいと思う。そして春キャンプでは、チームプレーの練習を例年よりたっぷりやって、勝つチームを作っていって欲しいと思う。


そんな中…、故障明けで急成長期待の鶴が肋骨の疲労骨折でリタイア。なんてツイてないんだ。肋骨ってのは、周りを鍛えることもままならないし、クシャミで骨折することもあるところなので、もう本当ツイてないとしか言いようがない。そう長くかかるわけでもないから、この秋季キャンプの後ならなんでもないことなのに。
もともと故障を持っていて、それを承知しながら治った後を見込んでドラフト指名した投手。しかしこれで「故障の多い投手」のレッテルがべったり貼られることになる。
年も変わればツキも変わるさ。腐るなよ、鶴！