2007.11.23 Friday
TVとかではしきりに情報が出てきても、結局「自作自演」であることがわかっているから、その「熱」がホンモノかどうかがわからないというか…。もっともこの国のメディアというのは、大なり小なり「純粋広告」と「タイアップ」で多くが占められているから、その見極めは本当に難しいのだけれど。
そのジャパンで4番を務めるという新井がタイガースにやってくることになって、直接的に影響を受けるのが、生え抜きスターとして2.6億という高禄を食みながら、今年もそれに見合う成績を残せなかった今岡誠である。もちろん来るとなったからには新井を歓迎し、大いに期待するが、同時に今岡の奮起を願うばかりだ。
03年に首位打者をとった時の今岡と、05年に打点王をとった時の今岡、いったいどっちが本当の今岡なのか。天才的なバットコントロールが今岡なのか、狙いを外さない読みとカンが今岡なのか。当時を見てきたものとして今岡誠の本質とは何かと考えたくなる。しかし現在の彼の本質は、思うままにならない打撃の前で、もがき苦しむかつての強打者に過ぎない。
野球ファンにもいろいろと好みがあって、好きな野球も違う。現在のトレンドでは、走力、守備力に何点がある今岡的選手は、よっぽど打たない限り高い評価は得られないのだろう。
だけど、私は選手の個性が際立っているような野球が好きだ。たとえ内野ゴロで一塁送球時にカメラが切り替わった時に、アウトになった瞬間やっと左端にフレームインして来る鈍足でも、少々守備範囲が狭くても良い。今岡ならここでなんとかしてくれるはずだと思った好機に、悠然と初球のまっすぐど真ん中を見逃して、まずこっちの度肝を抜き、例えばインハイのとんでもないボール球をこの世の者のワザとは思えないようなスイングでレフトスタンドに運んでしまうような、そんな今岡を愛さずにはいられない。ここで打てなきゃこの試合負けという崖っぷちで、打席に向かう歩みのうちに見る見る気迫がみなぎって、下唇が突き出てきて、投手を「さあ来い」と睨み付ける今岡を、そのあり得ない緊張感の中で、あり得ないホームランを放り込む今岡を愛さずにはいられない。
こんなマンガみたいな、昔のヒーローマンガみたいな選手、今、他にいるか?もういっぺん、いや何度でも「ぼくらの夢を乗せたホームラン」打ってくれよ!信じて待ってるぞ。
そのジャパンで4番を務めるという新井がタイガースにやってくることになって、直接的に影響を受けるのが、生え抜きスターとして2.6億という高禄を食みながら、今年もそれに見合う成績を残せなかった今岡誠である。もちろん来るとなったからには新井を歓迎し、大いに期待するが、同時に今岡の奮起を願うばかりだ。
03年に首位打者をとった時の今岡と、05年に打点王をとった時の今岡、いったいどっちが本当の今岡なのか。天才的なバットコントロールが今岡なのか、狙いを外さない読みとカンが今岡なのか。当時を見てきたものとして今岡誠の本質とは何かと考えたくなる。しかし現在の彼の本質は、思うままにならない打撃の前で、もがき苦しむかつての強打者に過ぎない。
野球ファンにもいろいろと好みがあって、好きな野球も違う。現在のトレンドでは、走力、守備力に何点がある今岡的選手は、よっぽど打たない限り高い評価は得られないのだろう。
だけど、私は選手の個性が際立っているような野球が好きだ。たとえ内野ゴロで一塁送球時にカメラが切り替わった時に、アウトになった瞬間やっと左端にフレームインして来る鈍足でも、少々守備範囲が狭くても良い。今岡ならここでなんとかしてくれるはずだと思った好機に、悠然と初球のまっすぐど真ん中を見逃して、まずこっちの度肝を抜き、例えばインハイのとんでもないボール球をこの世の者のワザとは思えないようなスイングでレフトスタンドに運んでしまうような、そんな今岡を愛さずにはいられない。ここで打てなきゃこの試合負けという崖っぷちで、打席に向かう歩みのうちに見る見る気迫がみなぎって、下唇が突き出てきて、投手を「さあ来い」と睨み付ける今岡を、そのあり得ない緊張感の中で、あり得ないホームランを放り込む今岡を愛さずにはいられない。
こんなマンガみたいな、昔のヒーローマンガみたいな選手、今、他にいるか?もういっぺん、いや何度でも「ぼくらの夢を乗せたホームラン」打ってくれよ!信じて待ってるぞ。