2007.11.28 Wednesday
今年はキャンプから良かったんだ。開幕一軍に入って、開幕戦1点ビハインドの8回表に登板し2失点、黒星スタートを決めてしまった。出だしから信用を勝ち得ず、一度として信用を受けぬまま、ぽつりぽつりと7試合。チーム不調の6月に二軍に落ちたまま、再浮上はなかった。
03年優勝時の投手成績は、エース井川が20勝。伊良部13勝、下柳とムーアが10勝。夏に故障するまで頑張った藪が8勝、そこで先発に入った久保田が5勝。懐かしいねえ、先発陣頑張ったねえ。そしてブルペンは、クローザーがジェフ。右バッターが体に当たる球を空振りしてたよなぁ。セットアッパーにリガン、安藤、そして吉野。特に吉野はチーム最多の56試合に登板。41.1回を投げて防御率3.27。左のワンポイントとしてフル回転した。そして日本シリーズでは、ワンポイントの殻をぶち破って、松中、城島、ズレータのクリーンナップに強気強気の大勝負。三振連発、キリキリ舞い。この度胸満点の投球で、投手として一回りも二回りも成長したと大喜びしたことを昨日の事のように思い出す。
だけどそうではなかった。無理がたたったのだろう。大ブレークで何かが変わったのだろう。達成感が「燃え尽き」になってしまったのかも知れない。あの日本シリーズをピークに、吉野の自信と栄光が緩やかな曲線を描きながら減衰していく。優勝するには吉野の復活が必要と、オフのたびに言われながら、いよいよ吉野復活!と言われながら、登板機会は減り、やがて吉野のいないタイガースのブルペンは、JFKを得て「最強」の称号を欲しいままにする。
岡田監督と矢野捕手の「安全第一」な起用法、配球術に、吉野は適合しなかったのかも知れないね。日本シリーズ、イチかバチかの勝負は、言い換えれば「ここで打たれても一つの悔いもない勝負」。そんな心境で使われて、そんな心境でインコースを求められて、そこではじめて輝きを放つ投手なのかも知れない。
まずは体を鍛え直して、再び心の炎を燃やせ。優しすぎるハートには、「ボロボロにして、使いもせずに、そして捨てた」タイガースへの怒りの炎でかまわない。「いてまえ路線」を鮮明にしているBsで、吉野の持ち味が生かされることを願う。
最高の日本シリーズを見せてくれてありがとう!
03年優勝時の投手成績は、エース井川が20勝。伊良部13勝、下柳とムーアが10勝。夏に故障するまで頑張った藪が8勝、そこで先発に入った久保田が5勝。懐かしいねえ、先発陣頑張ったねえ。そしてブルペンは、クローザーがジェフ。右バッターが体に当たる球を空振りしてたよなぁ。セットアッパーにリガン、安藤、そして吉野。特に吉野はチーム最多の56試合に登板。41.1回を投げて防御率3.27。左のワンポイントとしてフル回転した。そして日本シリーズでは、ワンポイントの殻をぶち破って、松中、城島、ズレータのクリーンナップに強気強気の大勝負。三振連発、キリキリ舞い。この度胸満点の投球で、投手として一回りも二回りも成長したと大喜びしたことを昨日の事のように思い出す。
だけどそうではなかった。無理がたたったのだろう。大ブレークで何かが変わったのだろう。達成感が「燃え尽き」になってしまったのかも知れない。あの日本シリーズをピークに、吉野の自信と栄光が緩やかな曲線を描きながら減衰していく。優勝するには吉野の復活が必要と、オフのたびに言われながら、いよいよ吉野復活!と言われながら、登板機会は減り、やがて吉野のいないタイガースのブルペンは、JFKを得て「最強」の称号を欲しいままにする。
岡田監督と矢野捕手の「安全第一」な起用法、配球術に、吉野は適合しなかったのかも知れないね。日本シリーズ、イチかバチかの勝負は、言い換えれば「ここで打たれても一つの悔いもない勝負」。そんな心境で使われて、そんな心境でインコースを求められて、そこではじめて輝きを放つ投手なのかも知れない。
まずは体を鍛え直して、再び心の炎を燃やせ。優しすぎるハートには、「ボロボロにして、使いもせずに、そして捨てた」タイガースへの怒りの炎でかまわない。「いてまえ路線」を鮮明にしているBsで、吉野の持ち味が生かされることを願う。
最高の日本シリーズを見せてくれてありがとう!